JP2006095095A - 血管内異物除去用ワイヤおよび医療器具 - Google Patents

血管内異物除去用ワイヤおよび医療器具 Download PDF

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Abstract

【課題】血管内の異物を確実に捕捉、除去することのできる血管内異物除去用ワイヤおよび医療器具を提供すること。
【解決手段】血管内異物除去用ワイヤ1は、可撓性を有するワイヤ本体2と、ワイヤ本体2の先端側に設けられ、血管内の異物を捕捉する異物捕捉部3とを備えている。異物捕捉部3は、少なくとも1つのループ部311を有するループワイヤ31が、ワイヤ本体2の長手方向に沿って間隔を置いて複数配置されているとともに、隣接するループワイヤ31同士が連結ワイヤにより連結されているよう構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、血管内の塞栓物を除去する血管内異物除去用ワイヤおよび医療器具に関するものである。
厚生労働省の人口動態統計によれば、日本人の死因の一位は癌、二位は心臓病、三位は脳卒中であり、特に脳卒中による死亡や後遺症が増加し、治療方法の確立が急務となっている。
近年、脳卒中の治療において急性期の脳梗塞治療に血栓溶解剤を用いた血栓溶解療法が開発され治療効果をあげているがその限界も指摘されている。すなわち、血栓溶解剤では血栓溶解に長時間を要したり、小さくなった血栓がさらに飛んで新たな塞栓部位を形成したり、また、血栓溶解剤で溶解しない血栓があることが医師の経験から認められている。
脳梗塞の場合、梗塞発症後3時間以内に血流が再開できれば救命の確率が高くなるばかりか、後遺症を少なくすることが米国や欧州で証明され、脳血管内に挿入可能で血栓を直接取ることができる医療器具の開発が強く求められている。
このような医療器具としては、コイルの中心軸を中心として放射線状に配置された複数のループを備えたフィルタバスケットを有する医療用回収フィルタが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、異物(血栓)が比較的柔らかい場合などに、フィルタの隙間から異物(血栓)が漏れ出してしまい、完全に捕捉することが困難であるという問題があった。
米国特許第4425908号明細書
本発明の目的は、血管内の異物を確実に捕捉、除去することのできる血管内異物除去用ワイヤおよび医療器具を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(12)の本発明により達成される。
(1) 可撓性を有するワイヤ本体と、該ワイヤ本体の先端側に設けられ、血管内の異物を捕捉する異物捕捉部とを備えた血管内異物除去用ワイヤであって、
前記異物捕捉部は、少なくとも1つのループ部を有するループワイヤが、前記ワイヤ本体の長手方向に沿って間隔を置いて複数配置されているとともに、隣接する前記ループワイヤ同士が連結ワイヤにより連結されているよう構成されていることを特徴とする血管内異物除去用ワイヤ。
(2) 前記全てのループワイヤと前記連結ワイヤとは、1本のワイヤを変形することにより形成されている上記(1)に記載の血管内異物除去用ワイヤ。
(3) 前記各ループワイヤは、前記異物捕捉部を正面から見たとき、それぞれの形成方向がほぼ同一となるように形成されている上記(1)または(2)に記載の血管内異物除去用ワイヤ。
(4) 少なくとも隣接する前記ループワイヤは、前記異物捕捉部を正面から見たとき、それぞれの前記ループ部の突出方向が異なるように形成されている上記(1)または(2)に記載の血管内異物除去用ワイヤ。
(5) 前記ループワイヤには、複数の前記ループ部が設けられており、
前記ループワイヤは、それに属する全ての前記ループ部が1本のワイヤを変形することにより形成されている上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の血管内異物除去用ワイヤ。
(6) 前記各ループ部の形成方向が異なる上記(5)に記載の血管内異物除去用ワイヤ。
(7) 前記各ループ部のループ径が異なる上記(5)または(6)に記載の血管内異物除去用ワイヤ。
(8) 前記複数のループ部は、各ループ径が先端方向に向って漸減している部分を有する上記(5)ないし(7)のいずれかに記載の血管内異物除去用ワイヤ。
(9) 前記隣接するループワイヤ同士の間隔は、可変である上記(1)ないし(8)のいずれかに記載の血管内異物除去用ワイヤ。
(10) 前記連結ワイヤは、その形状が螺旋状をなしている上記(9)に記載の血管内異物除去用ワイヤ。
(11) 可撓性を有するワイヤ本体と、該ワイヤ本体の先端側に設けられ、血管内の異物を捕捉する異物捕捉部とを備えた血管内異物除去用ワイヤであって、
前記異物捕捉部は、自然状態では、複数のループワイヤが前記ワイヤ本体の長手方向に沿って配置され、引張力を作用させたときには、該複数のループワイヤがほぼ直線状に伸びるように変形することを特徴とする血管内異物除去用ワイヤ。
(12) 上記(1)ないし(11)のいずれかに記載の血管内異物除去用ワイヤと、前記血管内異物除去用ワイヤを収納可能なルーメンを備えたカテーテルとを有することを特徴とする医療器具。
本発明によれば、血管内の異物に異物捕捉部が容易かつ確実に絡みつくことができ、よって、前記異物を確実に捕捉、除去することができる。
以下、本発明の血管内異物除去用ワイヤおよび医療器具を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の血管内異物除去用ワイヤの第1実施形態を示す斜視図、図2は、図1に示す血管内異物除去用ワイヤの正面図、図3〜図8は、それぞれ、図1に示す血管内異物除去用ワイヤの使用方法を順を追って説明するための図である。
なお、以下の説明では、図1中の左側を「基端」、右側を「先端」と言い、図3〜図8中の右側を「基端」、左側を「先端」と言う。
図1に示す血管内異物除去用ワイヤ1は、血管100内の血栓(例えば、アテローム血栓)、血餅等の塞栓の原因となる異物(以下、「塞栓物200」と言う)を捕捉して除去するものである。
この血管内異物除去用ワイヤ1は、長尺なワイヤ本体2と、ワイヤ本体2の先端(先端側)に設けられた(固定された)異物捕捉部3とを有している。以下、各部の構成について説明する。
図1に示すワイヤ本体2は、全長に渡って適度な剛性および弾性(可撓性)を有している。
ワイヤ本体2の構造としては、特に限定されず、例えば、単線からなるもの、複数本を束ねたもの、中空状のもの、多層構造のもの、芯材とその外周に巻回されたコイルとを有するもの、これらを組み合わせたものなどであってもよい。
ワイヤ本体2の構成材料としては、特に限定されず、各種金属材料や各種プラスチック等を単独または組み合わせて用いることができる。
また、ワイヤ本体2の長さは、適用する血管100の位置、太さ等の症例によってもその好ましい値は異なるが、通常、500〜4000mm程度が好ましく、1500〜2200mm程度がより好ましい。
また、ワイヤ本体2の外径(太さ)は、適用する血管100の位置、太さ等の症例によってもその好ましい値は異なるが、通常、平均外径が0.1〜2.0mmであるのが好ましく、0.25〜0.9mmであるのがより好ましい。
また、ワイヤ本体2は、基端側に位置し、比較的硬い第1の部位と、先端側に位置し、比較的柔軟な第3の部位と、前記第1の部位と前記第3の部位との間に位置し、可撓性が変化する第2の部位とを有するものであることが好ましい。換言すれば、ワイヤ本体2は、剛性(曲げ剛性、ねじり剛性等)が基端から先端に向かって漸減するようなものであるのが好ましい。これにより、手元での操作が先端部24まで確実に伝達し、血管100内での走行性や屈曲部での操作性に優れるとともに、先端部24の柔軟性を向上し、血管100の損傷を防ぐことができる。すなわち、ワイヤ本体2のトルク伝達性、押し込み性(プッシャビリティ)、耐キンク性(耐折れ曲がり性)を維持しつつ、より高い安全性を確保することができる。
ワイヤ本体2の外面(表面)には、後述するカテーテル8の内面との摩擦抵抗を軽減する被覆層が設けられていてもよい。これにより、カテーテル8に対する挿入・抜去をよりスムーズに行うことができる。この被覆層としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素系樹脂の被覆層(テフロンコート(「テフロン」は登録商標))や、湿潤時に潤滑性を有する親水性ポリマーコート等が挙げられる。
なお、前述したように、ワイヤ本体2には、異物捕捉部3が固定されているが、その固定方法は、特に限定されず、例えば、異物捕捉部3の基端部をワイヤ本体2の先端部24に編み付け(巻き付け)、ロウ付け等の溶接、接着剤による接着等を施すことにより固定することができる。
また、本実施形態では、ワイヤ本体2の先端部24には、異物捕捉部3のワイヤ本体2に対する固定部(ロウ付け部)を覆うコイル21が設けられている。コイル21の外表面は、平滑になっており、これにより、より高い安全性が得られる。コイル21は、例えばプラチナ(白金)線等を巻回して形成されたものであることが好ましい。
図1に示すように、異物捕捉部3は、6つのループワイヤ31と、隣接するループワイヤ31同士を連結する連結ワイヤ39とを有している。
連結ワイヤ39は、自然状態で、ほぼ直線状をなしている。
6つのループワイヤ31は、それぞれ、ワイヤ本体2の長手方向に沿って間隔を置いて配置されている。
各ループワイヤ31は、互いの大きさがほぼ同等の複数(本実施形態では、2つ)のループ部311で構成されている。各ループ部311は、自然状態で、その形状がほぼ円形または楕円形をなしている。
また、各ループワイヤ31は、当該ループワイヤ31を構成する2つのループ部311が1本のワイヤを変形することにより形成されている。これにより、例えば異物捕捉部3(ループワイヤ31)に前記長手方向に沿って引張力を加えたとき、各ループワイヤ31がほぼ直線状に容易に変形し、よって、カテーテル8のルーメン82内を容易に通過(挿通)することができる。
図2に示すように、ループワイヤ31では、自然状態で、2つのループ部311が互いにワイヤ本体2の中心軸を中心として対称となる(異なる)方向に形成されている。すなわち、ループワイヤ31は、その形状がS字状(プロペラ状)をなすように形成されている。
これにより、ループワイヤ31が塞栓物200に容易に絡みつき、よって、塞栓物200をより確実に捕捉することができる。
また、各ループワイヤ31は、異物捕捉部3を正面(図1中、矢印Aで示す方向)から見たとき、それぞれの形成方向(突出方向)がほぼ同一となるように形成されている。
このような構成の異物捕捉部3では、6つのループワイヤ31と連結ワイヤ39とが1本のワイヤを変形させることにより形成されている。これにより、構成部品の数量を少なくすることができ、血管内異物除去用ワイヤ1が柔軟性を有するものとなり、よって、血管内異物除去用ワイヤ1が血管内の細部にまで十分に到達することができる。
また、例えばループワイヤ31と連結ワイヤ39とが別体で構成されている場合、これらのつなぎ目にコブや段差が形成される(生じる)おそれがある。このため、血管内やカテーテル8内におけるスムーズな(円滑な)挿通が妨げられるという問題がある。これに対し、血管内異物除去用ワイヤ1では、ループワイヤ31と連結ワイヤ39とが1本のワイヤにより形成されているため、これらが血管内やカテーテル8内をスムーズに挿通することができる。
また、このような構成の異物捕捉部3により、例えば塞栓物200が比較的柔らかいものであっても、塞栓物200を絡め取ることができる。これにより、塞栓物200が各ループ部311の隙間から漏れ出ることを防止することができ、よって、塞栓物200を確実に捕捉することができる。
なお、異物捕捉部3において、隣接するループワイヤ31同士の距離(間隔)は、特に限定されるものでもなく、目的とする塞栓物200を捕捉するに十分な大きさであればよい。例えば、脳血管内にある塞栓物200(血栓)を捕捉する際には、ループワイヤ31同士の距離(平均)は、0.5〜10mm程度が好ましく、1〜5mm程度がより好ましい。
これにより、例えば塞栓物200が比較的柔らかいものであっても、塞栓物200を絡め取ることができるとともに、隣接するループワイヤ31の隙間から塞栓物200が漏れ出ることを防止することができ、よって、塞栓物200をより確実に捕捉することができる。
また、異物捕捉部3において、ループ部311のループ径(図1中のφDで示す長さ)は、特に限定されず、目的とする異物の捕捉を防止するに十分な形状であればよい。例えば、脳血管内にある塞栓物200(血栓)を捕捉する際には、0.1〜3mm程度であるのが好ましく、1.0〜2.0mm程度であるのがより好ましい。
また、異物捕捉部3(ループワイヤ31および連結ワイヤ39)を構成するワイヤの線径(太さ)は、特に限定されず、目的とする異物の捕捉を防止するに十分な太さであればよい。例えば、脳血管内にある塞栓物200(血栓)を捕捉する際には、通常、0.02〜0.3mm程度が好ましく、0.04〜0.12mm程度がより好ましい。
また、異物捕捉部3の長さ(図1中のLで示す長さ)は、特に限定されず、目的とする塞栓物200を捕捉するに十分な長さであればよく、適用する血管100の位置、太さ等の症例によってもその好ましい値は異なる。例えば、脳血管内にある塞栓物200(血栓)を捕捉する際には、1〜30mm程度が好ましく、5〜15mm程度がより好ましい。
また、異物捕捉部3の構成材料としては、放射線不透過材料であるのが好ましい。この放射線不透過材料としては、特に限定されないが、例えば、金、プラチナ(白金)、プラチナ−イリジウム合金、タングステン、タンタル、パラジウム、鉛、銀、またはこれらのうちの少なくとも1種を含む合金、化合物等が挙げられる。
このような放射線不透過材料を用いることにより、X線などの透視下において、異物捕捉部3における塞栓物200の捕捉状況を容易に確認することができる。
また、異物捕捉部3の構成材料としては、生体内(少なくとも生体温度(37℃付近))で擬弾性を示す合金(超弾性を示す合金(以下、「超弾性合金」と言う)を含む)であるのが好ましい。
擬弾性を示す合金(以下、「擬弾性合金」と言う)には、引張りによる応力−ひずみ曲線のいずれの形状も含み、As、Af、Ms、Mf等の変態点が顕著に測定できるものも、できないものも含み、応力により大きく変形(歪)し、応力の除去により元の形状にほぼ戻るものは全て含まれる。
擬弾性合金には、超弾性合金が含まれる。この超弾性合金の好ましい組成としては、49〜52原子%NiのNi−Ti合金等のNi−Ti系合金、38.5〜41.5重量%ZnのCu−Zn合金、1〜10重量%XのCu−Zn−X合金(Xは、Be、Si、Sn、Al、Gaのうちの少なくとも1種)、36〜38原子%AlのNi−Al合金等が挙げられる。このなかでも特に好ましいものは、上記のNi−Ti系合金である。
このような擬弾性合金を用いることにより、異物捕捉部3は、十分な柔軟性と曲げに対する復元性が得られ、異物捕捉部3が変形を繰り返しても、優れた復元性により曲がり癖が付くのを防止することができる。
異物捕捉部3の外面(表面)には、後述するカテーテル8の内面との摩擦抵抗を軽減する被覆層が設けられていてもよい。これにより、カテーテル8に対する挿入・抜去をよりスムーズに行うことができる。この被覆層としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素系樹脂の被覆層(テフロンコート(「テフロン」は登録商標))や、湿潤時に潤滑性を有する親水性ポリマーコート等が挙げられる。
このような構成の血管内異物除去用ワイヤ1は、異物捕捉部3により、血管100内の塞栓物200(異物)を捕捉する異物捕捉空間35が形成される。
以上のような構成により、異物捕捉時に塞栓物200を絡め取り、また塞栓物200が異物捕捉部3の隙間から漏れ出ることを防止して、この塞栓物200を確実に捕捉、除去することができる。
なお、異物捕捉部3には、捕捉した塞栓物200が異物捕捉部3から滑るのを防止する滑り止め手段を設けてもよい。これにより、捕捉した塞栓物をより確実に保持(捕捉)することができる。
この滑り止め手段としては、異物捕捉部3(ループワイヤ31、連結ワイヤ39)に、比較的摩擦係数の高いゴム等の弾性材料を被覆したり、微小の凹凸(粗面も含む)を例えばサンドブラスト等により形成したりすることができる。
また、他の滑り止め手段としては、異物捕捉部3およびワイヤ本体2には、繊維またはフィラメントを付与させることにより、塞栓物200に対する捕捉性能を向上させる構造を付与させてもよい。これにより、例えば、異物捕捉部3(繊維またはフィラメント)と塞栓物200とに摩擦が生じて、当該塞栓物200が異物捕捉部3から離脱(滑り落ちる)のを防止することができる、すなわち、捕捉した塞栓物をより確実に捕捉することができる。
また、異物捕捉部3には、液体と接触することにより膨潤性を発揮するコーティングがなされていてもよい。これにより、異物捕捉部3の表面積を大きくすることができ、よって、捕捉した塞栓物200をより確実に保持することができる。
この膨潤性を発揮するコーティングとしては、PVA等ごく一般的に用いられるゲルでもよいが、好ましくはヒドロゲルフォーム物質、特には親水性のマクロ多孔質、重合体ヒドロゲルフォーム物質、特にフォーム安定化剤と、最高約10重量%のマルチオレフィン官能性架橋結合剤で架橋結合された遊離基の重合性親水性オレフィンモノマの重合体または共重合体とより成るマクロ多孔質固形物として形成された水膨張性フォームマトリックスから構成される。
なお、本発明の医療器具9は、このような血管内異物除去用ワイヤ1と、血管内異物除去用ワイヤ1を収納可能なルーメン82が形成されたカテーテル8とを有するものである。
次に、血管内異物除去用ワイヤ1を備えた医療器具9の使用方法の一例について詳細に説明する。
[1] 図3は、血管100内に血栓等の塞栓物200が詰まり、血流を阻害している状態を示している。塞栓物200は、血圧により血管100の内壁100aに押し付けられ、容易に移動しない状態になっている。
カテーテル(マイクロカテーテル)8と、そのルーメン82内に挿通されたガイドワイヤ10とを、血管100内に挿入し、カテーテル8の先端開口部81から突出させたガイドワイヤ10の先端部101を塞栓物200より奥(末梢側)まで挿入する。すなわち、ガイドワイヤ10の先端部101が塞栓物200と血管100の内壁100aとの隙間を通り抜けて、塞栓物200を越えた状態とする。この操作は、ガイドワイヤ10として、例えば潤滑性に優れるマイクロガイドワイヤを使用することにより、より容易に行うことができる。
[2] ガイドワイヤ10の先端部101が塞栓物200を越えたら、ガイドワイヤ10に対しカテーテル8を前進させ、図4に示すように、カテーテル8の先端部を塞栓物200と血管100の内壁100aとの隙間に入り込ませる。このとき、カテーテル8の先端部は、ガイドワイヤ10に沿って円滑に隙間に入り込むので、この操作は容易に行うことができる。
なお、従来の治療としては、この状態でカテーテル8を介して逆行性に血栓溶解剤を流し、血栓溶解を速めることが行なわれてきたが、血栓溶解剤で溶けない血栓があることや溶解に長時間かかることがしばしば医師により経験されている。本発明は、そのような場合にも有用である。
[3] 図4に示す状態から、ガイドワイヤ10を抜去し、カテーテル8のルーメン82に本発明の血管内異物除去用ワイヤ1を挿入する。このとき、図5に示すように、異物捕捉部3(ループワイヤ31)は、引き伸ばされる(引張られる)ようにルーメン82を画成する内壁面821に規制されて、ほぼ直線状に伸びた伸長状態となっている。このように異物捕捉部3が伸長状態に変化可能であることにより、ルーメン82内を容易に挿通(通過)することができる。
そして図6に示すように、異物捕捉部3をカテーテル8の先端開口部81から突出させると、伸長状態でカテーテル8内にあった異物捕捉部3の先端部は、自身の弾性により自動的に変形し、自然状態となる。
[4] 前述の自然状態から、血管内異物除去用ワイヤ1を少し手元側に引き寄せながらカテーテル8を基端方向に移動させ、カテーテル8の先端部を塞栓物200の手前に引き戻す。すると、図7に示すように、カテーテル8の先端が塞栓物200の先端よりも基端側に移動するにつれて、自然状態となった異物捕捉部3の先端部におけるループ部311が塞栓物200の内側に入り込む。さらに、カテーテル8を基端側に移動させ、異物捕捉部3の基端側部分も自然状態に変形すると、図8に示すように、異物捕捉部3によって、塞栓物200が絡め取られるようにして確実に捕捉(収納)される。
[5] 前記の保持状態(捕捉状態)を維持しつつ、血管内異物除去用ワイヤ1をカテーテル8とともに抜去する。これにより、親のガイディングカテーテルまたはシースイントロデューサー(図示せず)内に塞栓物200が確実に回収(除去)される。
また、塞栓物200を捕捉する際、操作をより確実なものとするために、カテーテル8の基端側から造影剤を投与し、異物捕捉部3の向きを調整するとともに、この捕捉を確認しつつ、ワイヤ本体2を操作してもよい。
以上のような構成の血管内異物除去用ワイヤ1は、血栓の除去治療・血管内異物除去治療の治療用具として用いることが可能で、特に脳卒中の治療器具として非常に有用である。また、血管内異物除去用ワイヤ1は、脳卒中ばかりでなく血栓溶解剤の利かないまたは利きづらい虚血性の疾患にも有用であり、さまざまな血管内の異物除去にも対処可能である。
また、血管内異物除去ワイヤ1は、特に比較的柔らかいとされる血栓等を絡め取ることができる。また、血管内異物除去ワイヤ1は、血管の末梢へ飛散し易い微小血栓を容易に(確実に)捕捉することができる。また、血管内異物除去ワイヤ1は、ループワイヤ31同士間の距離が離れていることにより、血栓(塞栓物200)の長さを問わず、血栓を確実に捕捉することができる。このように、血管内異物除去ワイヤ1は、血液の再還流の諸治療において治療性能・治療効果を一段と向上する優れた効果がある。
<第2実施形態>
図9は、本発明の血管内異物除去用ワイヤの第2実施形態を示す斜視図であり、図10は、図9に示す血管内異物除去用ワイヤの実施形態を示す正面図である。なお、以下の説明では、図3中の左側を「基端」、右側を「先端」と言う。
以下、これらの図を参照して本発明の血管内異物除去用ワイヤの第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、異物捕捉部の形状が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図9に示すように、血管内異物除去用ワイヤ1Aの異物捕捉部3Aでは、隣接するループワイヤ31同士は、異物捕捉部3を正面(図9中矢印Cで示す方向)から見たとき、それぞれのループ部311の突出方向が異なるように形成されている。すなわち、図10に示すように、異物捕捉部3Aでは、当該異物捕捉部3をワイヤ本体2の中心軸方向正面から見ると、その中心軸を中心に放射状に各ループワイヤ31(ループ部311)が配置されている。
これにより、異物捕捉部3Aの形状が前記第1実施形態の異物捕捉部3の形状より複雑で密なものとなり、よって、塞栓物200をより効果的に(確実に)絡め取ることができる。また、塞栓物200がループワイヤ31の隙間から漏れ出ることをより確実に防止することができ、よって、この塞栓物200をより確実に捕捉、除去することができる。
図9に示すように、連結ワイヤ39Aが螺旋状(コイル状)に形成されている、すなわち、隣接するループワイヤ31同士の間隔は、可変である。これにより、例えば塞栓物200が想定以上の長さ(大きさ)を有していたとしても、螺旋形状の連結ワイヤ39Aが塞栓物200に沿って伸長することができる、すなわち、塞栓物200の大きさにフレキシブル(柔軟に)に対応することが可能となる。従って、塞栓物200をより確実に捕捉、除去することができる。
<第3実施形態>
図11は、本発明の血管内異物除去用ワイヤの第3実施形態を示す斜視図である。なお、以下の説明では、図11中の左側を「基端」、右側を「先端」と言う。
以下、この図を参照して本発明の血管内異物除去用ワイヤの第3実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、異物捕捉部の形状が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図11に示すように、血管内異物除去用ワイヤ1Bの異物捕捉部3B(ループワイヤ31B)では、各ループ部311Bのループ径が先端方向に向って漸減している。すなわち、異物捕捉部3Bは、その外径(ワイヤ本体2の中心軸に対して垂直な方向の長さ)が先端方向に向って漸減している。
これにより、異物捕捉部3Bの先端部付近の形状が複雑で密なものとなり、よって、塞栓物200を確実に絡め取る(捕捉する)ことができる。
以上、本発明の血管内異物除去用ワイヤおよび医療器具を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、血管内異物除去用ワイヤおよび医療器具を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
例えば、前記第1実施形態の連結ワイヤの形状を、前記第2実施形態の連結ワイヤの形状とほぼ同様に、螺旋状としてもよい。
また、前記第2実施形態の連結ワイヤの形状を、前記第1実施形態の連結ワイヤの形状とほぼ同様に、直線状としてもよい。
また、前記第2実施形態の異物捕捉部は、前記第3実施形態の異物捕捉部と同様に、各ループ部のループ径が先端方向に向って漸減していてもよい。
また、1つのループワイヤが有するループ部の形成数は、2つであるのに限定されず、例えば、3つ以上であってもよい。
また、1つのループワイヤを形成する複数のループ部について、正面から見たときにワイヤ本体の中心軸を中心として対称に存在した場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、中心軸を中心にいかなる方向に存在していてもよい。
また、ループワイヤの形成数は、6つであるのに限定されず、例えば、脳血管内にある塞栓物(血栓)を捕捉する際には、1〜30程度であるのが好ましく、2〜15程度であるのがより好ましい。
また、1つのループワイヤ31が有するループ部311の形成数は、2つであるのに限定されず、例えば、脳血管内にある塞栓物を捕捉する際には、1〜10程度であるのが好ましく、2〜6程度であるのがより好ましい。
また、ループワイヤでは、それに属する各ループ部のループ径がほぼ同等であるのに限定されず、各ループ部のループ径がそれぞれ異なるものであってもよい。これにより、様々な大きさの塞栓物に対応することができ、よって、塞栓物をより確実に捕捉することができる。
また、ループ部は、同一平面状に形成されたものであってもよいし、湾曲平面状に形成されたもの、すなわち、弓なり状(アーチ状)のものであってもよい。
また、各ループの形状は、楕円形であるのに限定されず、例えば、多角形状や、これらを組み合わせたような形状であってもよい。
また、カテーテルの内面との摩擦抵抗を軽減する被覆層は、異物捕捉部の外面に設けられているのが好ましいが、ワイヤ本体にも設けられていてもよい。
また、膨潤性を発揮するコーティングは異物捕捉部にのみ施されているのに限定されず、例えば、ワイヤ本体にも施されていてもよい。
本発明の血管内異物除去用ワイヤの第1実施形態を示す斜視図である。 図1に示す血管内異物除去用ワイヤの正面図である。 図1に示す血管内異物除去用ワイヤの使用方法を順を追って説明するための図である。 図1に示す血管内異物除去用ワイヤの使用方法を順を追って説明するための図である。 図1に示す血管内異物除去用ワイヤの使用方法を順を追って説明するための図である。 図1に示す血管内異物除去用ワイヤの使用方法を順を追って説明するための図である。 図1に示す血管内異物除去用ワイヤの使用方法を順を追って説明するための図である。 図1に示す血管内異物除去用ワイヤの使用方法を順を追って説明するための図である。 本発明の血管内異物除去用ワイヤの第2実施形態を示す斜視図である。 図9に示す血管内異物除去用ワイヤの実施形態を示す正面図である。 本発明の血管内異物除去用ワイヤの第3実施形態を示す斜視図である。
符号の説明
1、1A、1B 血管内異物除去用ワイヤ
2 ワイヤ本体
21 コイル
24 先端部
3、3A 異物捕捉部
31、31B ループワイヤ
311、311B ループ部
35 異物捕捉空間
39、39A 連結ワイヤ
8 カテーテル
81 先端開口部
82 ルーメン
821 内壁面
9 医療器具
10 ガイドワイヤ
101 先端部
100 血管
100a 内壁
200 塞栓物

Claims (12)

  1. 可撓性を有するワイヤ本体と、該ワイヤ本体の先端側に設けられ、血管内の異物を捕捉する異物捕捉部とを備えた血管内異物除去用ワイヤであって、
    前記異物捕捉部は、少なくとも1つのループ部を有するループワイヤが、前記ワイヤ本体の長手方向に沿って間隔を置いて複数配置されているとともに、隣接する前記ループワイヤ同士が連結ワイヤにより連結されているよう構成されていることを特徴とする血管内異物除去用ワイヤ。
  2. 前記全てのループワイヤと前記連結ワイヤとは、1本のワイヤを変形することにより形成されている請求項1に記載の血管内異物除去用ワイヤ。
  3. 前記各ループワイヤは、前記異物捕捉部を正面から見たとき、それぞれの形成方向がほぼ同一となるように形成されている請求項1または2に記載の血管内異物除去用ワイヤ。
  4. 少なくとも隣接する前記ループワイヤは、前記異物捕捉部を正面から見たとき、それぞれの前記ループ部の突出方向が異なるように形成されている請求項1または2に記載の血管内異物除去用ワイヤ。
  5. 前記ループワイヤには、複数の前記ループ部が設けられており、
    前記ループワイヤは、それに属する全ての前記ループ部が1本のワイヤを変形することにより形成されている請求項1ないし4のいずれかに記載の血管内異物除去用ワイヤ。
  6. 前記各ループ部の形成方向が異なる請求項5に記載の血管内異物除去用ワイヤ。
  7. 前記各ループ部のループ径が異なる請求項5または6に記載の血管内異物除去用ワイヤ。
  8. 前記複数のループ部は、各ループ径が先端方向に向って漸減している部分を有する請求項5ないし7のいずれかに記載の血管内異物除去用ワイヤ。
  9. 前記隣接するループワイヤ同士の間隔は、可変である請求項1ないし8のいずれかに記載の血管内異物除去用ワイヤ。
  10. 前記連結ワイヤは、その形状が螺旋状をなしている請求項9に記載の血管内異物除去用ワイヤ。
  11. 可撓性を有するワイヤ本体と、該ワイヤ本体の先端側に設けられ、血管内の異物を捕捉する異物捕捉部とを備えた血管内異物除去用ワイヤであって、
    前記異物捕捉部は、自然状態では、複数のループワイヤが前記ワイヤ本体の長手方向に沿って配置され、引張力を作用させたときには、該複数のループワイヤがほぼ直線状に伸びるように変形することを特徴とする血管内異物除去用ワイヤ。
  12. 請求項1ないし11のいずれかに記載の血管内異物除去用ワイヤと、前記血管内異物除去用ワイヤを収納可能なルーメンを備えたカテーテルとを有することを特徴とする医療器具。
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