JP2006094325A - Cdma受信装置及びブランチ合成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数のアンテナからベースバンド処理系に至る各ブランチ間の受信信号の遅延時間差を自動的に検出して同相化する補正を行って合成すること。
【解決手段】 遅延プロファイル作成部103は、第1ブランチ受信信号による遅延プロファイルと、第2ブランチ受信信号による遅延プロファイルとをそれぞれ作成する。最大相関値算出部105は、無遅延の第1ブランチ遅延プロファイル信号と遅延部104にて遅延させた第2ブランチ遅延プロファイル信号との相互相関と、無遅延の第2ブランチ遅延プロファイル信号と遅延部104にて遅延させた第1ブランチ遅延プロファイル信号との相互相関とをそれぞれ取り、相関が最大となる遅延量を検出する。遅延プロファイル合成部107では、第1ブランチ遅延プロファイル信号と第2ブランチ遅延プロファイル信号とを同相で合成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、直接拡散符号分割多元接続(DS−CDMA)方式による移動通信システムにおいて複数のアンテナを用いて受信処理を行うCDMA受信装置及びブランチ合成方法に関する。
複数のアンテナを用いるCDMA受信装置においては、ブランチ間で遅延プロファイルを合成する方式がパスサーチにおいて有効であることが知られている(非特許文献1)。
しかし、アンテナからベースバンド処理系に到達するまでの遅延時間が、ブランチ毎に異なる場合がある。これは、主に受信フィルタの遅延特性のばらつき等に起因する。このような場合、遅延プロファイル合成による効果が薄れ、劣化する場合もある。また、アレイアンテナを用い、各ブランチでの受信信号を合成した信号を用いて遅延プロファイルを作成する構成を採るCDMA受信装置においては、同様の課題が存在する。
そこで、従来では、ブランチ間の遅延差を検出する方法として次の2つの方法が採られている。即ち、第1の方法は、アンテナ直後に配置されたフィルタの処理時間、及び、アンテナからベースバンド処理系に至る信号線インピーダンスに起因する遅延時間を経路毎に測定し、その遅延差を求める方法である。
また、第2の方法は、アンテナから基準信号を入力し、その基準信号がベースバンド処理系に到達する時間を経路毎に測定し、その遅延差を求める方法である。
RCS99−67、1999−07
しかしながら、第1の方法では、アンテナからベースバンド処理系に至る各経路におけるフィルタの処理時間及び信号線の遅延時間を測定し、調整しなければならないので、調整作業に時間がかかるという問題がある。
また、第2の方法では、通常の送受信を行う信号以外の基準信号を入力してからベースバンド処理系に至る各経路における遅延時間を測定し、調整しなければならないので、同様に工数がかかるのに加えて、干渉源となる可能性があり、またその間受信できないという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、複数のアンテナからベースバンド処理系に至る各ブランチ間の受信信号の遅延時間差を自動的に検出して同相化する補正を行って合成することのできるCDMA受信装置及びブランチ合成方法を提供することを目的とする。
かかる課題を解決するため、本発明に係るCDMA受信装置は、複数のアンテナで受信された各々のブランチ受信信号の遅延プロファイルを作成する手段と、ブランチ受信信号毎に作成された前記遅延プロファイルの相互相関を求め相関値が最大となる時間ずれ量を算出する手段と、前記時間ずれ量を持つ各ブランチの遅延プロファイルを同相化する補正を行って合成する手段とを具備する構成を採る。
この構成によれば、複数のアンテナからベースバンド処理系に至る各ブランチ間の受信信号の遅延時間差を自動的に検出して同相化する補正を行って合成することができる。
本発明に係るCDMA受信装置は、上記の発明において、ブランチ受信信号毎に作成された前記遅延プロファイルをn乗(nは2以上の整数)して前記時間ずれ量を算出する手段に与える手段を具備する構成を採る。
この構成によれば、遅延プロファイルのピークが強調されるので、より正確に遅延差を検出することができる。
本発明に係るCDMA受信装置は、上記の発明において、前記同相化する補正を行って合成した遅延プロファイルに基づきパスサーチされたパス位置を保存する手段と、ブランチ受信信号毎に作成された前記遅延プロファイルの中から前記保存されたパス位置付近の遅延プロファイルを選択して前記時間ずれ量を算出する手段に与える手段とを具備する構成を採る。
この構成によれば、パス位置近辺の遅延プロファイルのみで相関を取るので、処理量が削減できる。
本発明に係るCDMA受信装置は、上記の発明において、前記選択された遅延プロファイルの最大値がしきい値以下のとき、前記時間ずれ量を算出する手段に時間ずれ量算出の停止指示を与える手段とを具備する構成を採る。
この構成によれば、遅延プロファイルの信頼性が低い場合は更新しないので、精度劣化を防ぐことができる。
本発明に係るCDMA受信装置は、上記の発明において、ブランチ受信信号毎に作成された前記遅延プロファイルの最大値を検出する手段と、ブランチ受信信号毎に作成された前記遅延プロファイルの中から前記検出された最大値付近の遅延プロファイルを選択して前記時間ずれ量を算出する手段に与える手段とを具備する構成を採る。
この構成によれば、最大値近辺の遅延プロファイルのみで相関を取るので、処理量が削減できる。
本発明に係るCDMA受信装置は、上記の発明において、前記検出された遅延プロファイル最大値がしきい値以下のとき、前記時間ずれ量を算出する手段に時間ずれ量算出の停止指示を与える手段とを具備する構成を採る。
この構成によれば、遅延プロファイルの信頼性が低い場合は更新しないので、精度劣化を防ぐことができる。
本発明に係る基地局装置は、上記のいずれかの発明に係るCDMA受信装置を具備する構成を採る。
この構成によれば、基地局装置において上記の発明と同様の作用・効果を得ることができる。
本発明に係る移動局装置は、上記のいずれかの発明に係るCDMA受信装置を具備する構成を採る。
この構成によれば、移動局装置において上記の発明と同様の作用・効果を得ることができる。
本発明に係るブランチ合成方法は、複数のアンテナで受信された各々のブランチ受信信号の遅延プロファイルを作成する工程と、ブランチ受信信号毎に作成された前記遅延プロファイルの相互相関を求め相関値が最大となる時間ずれ量を算出する工程と、前記時間ずれ量を持つ各ブランチの遅延プロファイルを同相化する補正を行って合成する工程とを具備するようにした。
この方法によれば、複数のアンテナからベースバンド処理系に至る各ブランチ間の受信信号の遅延時間差を自動的に検出して同相化する補正を行って合成することができる。
本発明によれば、複数のアンテナからベースバンド処理系に至る各ブランチ間の受信信号の遅延時間差を自動的に検出して同相化する補正を行って合成することができる。
本発明の骨子は、複数のアンテナからベースバンド処理系に至る各ブランチ間の受信信号の遅延差を自動的に検出して同相化する補正処理を行うことで、適切な位相でブランチ合成できるようにすることである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1に係るCDMA受信装置の構成を示すブロック図である。図1に示す実施の形態1に係るCDMA受信装置100は、第1ブランチ受信アンテナ101での受信信号(以降「第1ブランチ受信信号」と記す)及び第2ブランチ受信アンテナ102での受信信号(以降「第2ブランチ受信信号」と記す)が周波数変換処理、フィルタリング処理及びA/D変換処理されて入力するベースバンド処理系として、両受信信号(ディジタル信号)101、102が入力する遅延プロファイル作成部103と、遅延プロファイル作成部103の出力を受ける遅延部104と、遅延部104の出力を受ける最大相関値算出部105及び遅延プロファイル合成部107と、最大相関値算出部105の出力を受ける遅延差平均部106と、遅延プロファイル合成部107の出力を受けるパスサーチ部108と、パスサーチ部108の出力及び遅延差平均部106の一方の出力を受けるフィンガアサイン部109と、両受信信号(ディジタル信号)101、102及びフィンガアサイン部109の出力が入力する逆拡散部110と、逆拡散部110の出力を受ける復調部111とを備えている。なお、遅延差平均部106の他方の出力は、遅延部104に与えられる。
以上のように構成される実施の形態1に係るCDMA受信装置100の動作について、図2も参照しつつ説明する。なお、図2は、遅延プロファイル作成部103にて作成された2つのブランチでの遅延プロファイルを説明する信号波形図である。
遅延プロファイル作成部103は、第1ブランチ受信信号及び第2ブランチ受信信号と既知信号との相関を取り、図2に示すように、第1ブランチ受信信号による遅延プロファイル201(以降「第1ブランチ遅延プロファイル信号201」と記す)と、第2ブランチ受信信号による遅延プロファイル202(以降「第2ブランチ遅延プロファイル信号202」と記す)とをそれぞれ作成する。図2では、第1ブランチ遅延プロファイル信号201に対し第2ブランチ遅延プロファイル信号202が時間τだけの遅延していることが示されている。
遅延部104は、2つの動作を行うようになっている。まず、第1の動作として、第1ブランチ遅延プロファイル信号201と第2ブランチ遅延プロファイル信号202とをそのまま最大相関値算出部105に与えるとともに、第1ブランチ遅延プロファイル信号201と第ブランチ2遅延プロファイル信号202とをそれぞれ1からnサンプル遅延させて最大相関値算出部105に与える。
最大相関値算出部105は、無遅延の第1ブランチ遅延プロファイル信号201と遅延部104にて遅延させた第2ブランチ遅延プロファイル信号202との相互相関と、無遅延の第2ブランチ遅延プロファイル信号202と遅延部104にて遅延させた第1ブランチ遅延プロファイル信号201との相互相関とをそれぞれ取り、相関が最大となる遅延量を検出して遅延差平均部106に出力する。図2に示す例では、第1ブランチ遅延プロファイル信号201をτサンプル遅延させた相関値が最大となることが検出される。
遅延差平均部106は、最大相関値算出部105にて算出された最大相関値を与える遅延量τを測定周期毎に任意数求めて平均化し、求めた平均遅延差及び進遅関係を遅延部104とフィンガアサイン部109とに出力する。このように、平均処理を行うことによって、雑音やフェージングなどによる誤差の発生が抑制され、より正確な遅延時間差が求められる。
このようにして、複数のアンテナ(図1に示す例では2つのアンテナ)からベースバンド処理系に至る各ブランチ間での遅延時間差が自動的に検出される。この検出された遅延時間差は、ブランチ間の合成に次のようにして反映される。
即ち、遅延部104は、第2の動作として、遅延差平均部106が求めた平均遅延差に該当する遅延時間τを第1ブランチ遅延プロファイル信号201に与えて遅延プロファイル合成部107に出力する一方、第2ブランチ遅延プロファイル信号202には遅延を与えず遅延プロファイル合成部107に出力する。つまり、遅延部104では、遅延差平均部106が求めた平均遅延差に基づき第1ブランチ遅延プロファイル信号201を遅延させて第2ブランチ遅延プロファイル信号202と同相化する補正処理を行うようになっている。
斯くして、遅延プロファイル合成部107では、第1ブランチ遅延プロファイル信号201と第2ブランチ遅延プロファイル信号202とを同相で合成することができるので、パスサーチ部108では、合成された遅延プロファイルのピーク位相検出が正しく行えるようになる。
そして、フィンガアサイン部109は、遅延差平均部106から入力された遅延差によって、逆拡散部110に入力される第1ブランチ受信信号と第2ブランチ受信信号との遅延差及び進遅関係を認識し、パスサーチ部108からのピーク位相をこの遅延差分だけずらしたタイミングを第1ブランチ受信信号及び第2ブランチ受信信号の逆拡散タイミングとして逆拡散部110に与える。このように、フィンガアサイン部109では、逆拡散タイミングにおけるブランチ間の遅延差を容易に補正することができる。また、逆拡散タイミングの発生時に遅延差補正が行えるので、遅延差補正に関する回路を追加する必要が無く、回路規模の増大を抑制することができる。
逆拡散部110は、フィンガアサイン部109が指定したパス位置に該当する位相で第1ブランチ受信信号及び第2ブランチ受信信号の逆拡散を行う。
復調部111は、逆拡散部110にて逆拡散された受信信号をレイク合成によって復調する。
このように、実施の形態1によれば、各アンテナで受信された各ブランチ受信信号の遅延プロファイルから各ブランチ受信信号の遅延差を自動的に検出し、それに基づき各ブランチ遅延プロファイルを同相化する補正を行うようにしたので、適切な位相でブランチ合成が行えるようになる。
なお、最大相関値算出部105及び遅延差平均部106では、遅延部104で求めた遅延量毎の相関値を測定周期毎に任意数求め、この求めた相関値を平均しその最大値を平均遅延差としてもよい。この場合は、雑音やフェージングなどにより最大相関値算出部105による最大相関値のばらつきが大きい場合でも各相関値を平均することにより、より正確に平均遅延差を求めることができる。
(実施の形態2)
図3は本発明の実施の形態2に係るCDMA受信装置の構成を示すブロック図である。なお、図3では、図1(実施の形態1)に示した構成要素と同一ないしは同等である構成には、同一符号が付されている。ここでは、この実施の形態2に関わる部分を中心に説明する。
即ち、図3に示すように、実施の形態2に係るCDMA受信装置300は、図1(実施の形態1)に示した構成において、遅延部104と最大相関値算出部105との間に、2乗部301が設けられている。
以上の構成において、2乗部301は、遅延部104から入力する無遅延及び遅延を加えた第1ブランチ遅延プロファイル信号201及び第2ブランチ遅延プロファイル信号202を2乗し、最大相関値算出部105に与える。
これによって、最大相関値算出部105では、最大値が強調された各ブランチ遅延プロファイル信号について最大相関検出処理を行うので、より正確に遅延時間差が検出できるようになる。
このように、実施の形態2によれば、より正確に遅延差を検出することができるので、一層適切な位相でブランチ合成を行うことができる。
(実施の形態3)
図4は本発明の実施の形態3に係るCDMA受信装置の構成を示すブロック図である。なお、図4では、図1(実施の形態1)に示した構成要素と同一ないしは同等である構成には、同一符号が付されている。ここでは、この実施の形態3に関わる部分を中心に説明する。
図4に示すように、実施の形態3に係るCDMA受信装置400では、図1(実施の形態1)に示した構成において、パス位置保存部401と、選択部402と、最大相関値算出部105に代えた最大相関値算出部403とが設けられている。
以上の構成において、パス位置保存部401は、フィンガアサイン部109が前回アサインしたピーク位相を保存し、それを選択部402に与える。
選択部402は、遅延部104が出力するブランチ遅延プロファイル201、202の中からパス位置保存部401が保存するピーク位相付近のブランチ遅延プロファイルを選択して最大相関値算出部403に出力する。
最大相関値算出部403は、選択部402が選択したパス位置保存部401にて指定されるピーク位相付近のブランチ遅延プロファイルに対してのみ相関を取り、相関が最大となる遅延量を遅延差平均部106に出力する。
その結果、この実施の形態3によれば、必要となる処理量を削減することができる。なお、パス位置保存部401が指定するパス位置を各フィンガの相関値に応じて間引きしても良い。これによれば、さらに処理量を削減することができる。
なお、この実施の形態3では、実施の形態1への適用例を示したが、実施の形態2にも同様に適用することができることは言うまでもない。
(実施の形態4)
図5は本発明の実施の形態4に係るCDMA受信装置の構成を示すブロック図である。なお、図5では、図4(実施の形態3)に示した構成要素と同一ないしは同等である構成には、同一符号が付されている。ここでは、この実施の形態4に関わる部分を中心に説明する。
図5に示すように、実施の形態3に係るCDMA受信装置500では、図4(実施の形態3)に示した構成において、ピーク判定部501と、最大相関値算出部403に代えた最大相関値算出部502とが設けられている。
以上の構成において、ピーク判定部501は、選択部402が選択したピーク位相付近のブランチ遅延プロファイルの最大値を検出し、それとしきい値との大小関係を比較し、その比較結果を最大相関値算出部502に出力する。
最大相関値算出部502は、選択部402が選択したピーク位相付近のブランチ遅延プロファイルの中で、ピーク判定部501での比較結果、最大値がしきい値以上の場合のみ最大相関検出を行い、相関が最大となる遅延量を遅延差平均部106に出力する。
その結果、この実施の形態4によれば、受信状態が悪い時の遅延差を用いた処理を停止することができるので、遅延差算出精度の劣化を防ぐことができる。
(実施の形態5)
図6は本発明の実施の形態5に係るCDMA受信装置の構成を示すブロック図である。なお、図6では、図1(実施の形態1)に示した構成要素と同一ないしは同等である構成には、同一符号が付されている。ここでは、この実施の形態5に関わる部分を中心に説明する。
図6に示すように、実施の形態5に係るCDMA受信装置600では、図1(実施の形態1)に示した構成において、ピーク検出部601と、選択部602と、最大相関値算出部105に代えた最大相関値算出部603とが設けられている。
以上の構成において、ピーク検出部601は、遅延プロファイル作成部103にて作成された各ブランチ遅延プロファイルの最大値を検出し、選択部602に出力する。
選択部602は、遅延部104が出力する各ブランチ遅延プロファイルの中からピーク検出部601にて検出されたピーク位相付近のブランチ遅延プロファイルを選択し、最大相関値算出部603に出力する。
最大相関値算出部603は、選択部602が選択したピーク検出部601にて指定されるピーク位相付近のブランチ遅延プロファイルに対してのみ相関を取り、相関が最大となる遅延量を遅延差平均部106に出力する。
その結果、実施の形態5によれば、必要となる処理量を削減することができる。なお、ピーク検出部601にて検出されたピーク位相付近のブランチ遅延プロファイルに対して第2ピーク、第3ピーク等複数の値を選択しても良い。この場合には、処理量は若干増加するが、より正確な遅延差を検出することができる。
なお、この実施の形態5では、実施の形態1への適用例を示したが、実施の形態2にも同様に適用することができることは言うまでもない。
(実施の形態6)
図7は本発明の実施の形態6に係るCDMA受信装置の構成を示すブロック図である。なお、図7では、図6(実施の形態5)に示した構成要素と同一ないしは同等である構成には、同一符号が付されている。ここでは、この実施の形態6に関わる部分を中心に説明する。
図7に示すように、実施の形態6に係るCDMA受信装置700では、図6(実施の形態5)に示した構成において、ピーク検出部601と選択部602との間にピーク判定部701が設けられ、最大相関値算出部603に代えた最大相関値算出部702が設けられている。
以上の構成において、ピーク判定部701は、ピーク検出部601が検出した最大値としきい値と比較し、比較結果を選択部602と最大相関値算出部702とに出力する。
選択部602は、遅延部104が出力する各ブランチ遅延プロファイルの中からピーク判定部701にてしきい値を超えると判定された最大値を持つブランチ遅延プロファイルを選択して最大相関値算出部702に与える。
最大相関値算出部702は、選択部602が選択したブランチ遅延プロファイルにおいてピーク定部701にて最大値がしきい値以上の場合のみ最大相関検出を行い、相関が最大となる遅延量を遅延差平均部106に出力する。
その結果、実施の形態6によれば、受信状態が悪い時の遅延差を用いた処理を停止することができるので、遅延差算出精度の劣化を防ぐことができる。
本発明は、複数のアンテナからベースバンド処理系に至る各ブランチ間の受信信号に遅延時間差がある場合に、それを自動的に検出して適切なパス位相で合成するCDMA受信装置及びブランチ合成方法として好適である。
本発明の実施の形態1に係るCDMA受信装置の構成を示すブロック図 図1に示すCDMA受信装置が備える遅延プロファイル作成部にて作成された2つのブランチでの遅延プロファイル信号を説明する波形図 本発明の実施の形態2に係るCDMA受信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3に係るCDMA受信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態4に係るCDMA受信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態5に係るCDMA受信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態6に係るCDMA受信装置の構成を示すブロック図
符号の説明
100、300、400、500、600、700 CDMA受信装置
101 第1ブランチ受信アンテナ
102 第2ブランチ受信アンテナ
103 遅延プロファイル作成部
104 遅延部
105、403、502、603、702 最大相関値算出部
106 遅延差平均部
107 遅延プロファイル合成部
108 パスサーチ部
109 フィンガアサイン部
110 逆拡散部
111 復調部
301 2乗部
401 パス位置保存部
402、602 選択部
501、701 ピーク判定部
601 ピーク検出部

Claims (9)

  1. 複数のアンテナで受信された各々のブランチ受信信号の遅延プロファイルを作成する手段と、ブランチ受信信号毎に作成された前記遅延プロファイルの相互相関を求め相関値が最大となる時間ずれ量を算出する手段と、前記時間ずれ量を持つ各ブランチの遅延プロファイルを同相化する補正を行って合成する手段と、を具備することを特徴とするCDMA受信装置。
  2. ブランチ受信信号毎に作成された前記遅延プロファイルをn乗(nは2以上の整数)して前記時間ずれ量を算出する手段に与える手段、を具備することを特徴とする請求項1記載のCDMA受信装置。
  3. 前記同相化する補正を行って合成した遅延プロファイルに基づきパスサーチされたパス位置を保存する手段と、ブランチ受信信号毎に作成された前記遅延プロファイルの中から前記保存されたパス位置付近の遅延プロファイルを選択して前記時間ずれ量を算出する手段に与える手段と、を具備することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のCDMA受信装置。
  4. 前記選択された遅延プロファイルの最大値がしきい値以下のとき、前記時間ずれ量を算出する手段に時間ずれ量算出の停止指示を与える手段と、を具備することを特徴とする請求項3記載のCDMA受信装置。
  5. ブランチ受信信号毎に作成された前記遅延プロファイルの最大値を検出する手段と、ブランチ受信信号毎に作成された前記遅延プロファイルの中から前記検出された最大値付近の遅延プロファイルを選択して前記時間ずれ量を算出する手段に与える手段と、を具備することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のCDMA受信装置。
  6. 前記検出された遅延プロファイル最大値がしきい値以下のとき、前記時間ずれ量を算出する手段に時間ずれ量算出の停止指示を与える手段と、を具備することを特徴とする請求項5記載のCDMA受信装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載のCDMA受信装置を具備することを特徴とする基地局装置。
  8. 請求項1から請求項6のいずれかに記載のCDMA受信装置を具備することを特徴とする移動局装置。
  9. 複数のアンテナで受信された各々のブランチ受信信号の遅延プロファイルを作成する工程と、ブランチ受信信号毎に作成された前記遅延プロファイルの相互相関を求め相関値が最大となる時間ずれ量を算出する工程と、前記時間ずれ量を持つ各ブランチの遅延プロファイルを同相化する補正を行って合成する工程と、を具備することを特徴とするブランチ合成方法。
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