JP2006093557A - 気相成長装置 - Google Patents

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    • C23C16/54Apparatus specially adapted for continuous coating

Abstract

【課題】発光効率が高く、長寿命の窒化物半導体の発光素子を歩留まりよく製造できる気相成長装置を提供する。
【解決手段】原料ガス供給口17から原料ガス排気口18に向かって原料ガスを基板13と平行に流すフローチャネル12と、このフローチャネルの開口部16に面するように基板13を戴置する基板ホルダー14と、基板ホルダー14の下部に設けられ基板を加熱するヒータ15とを有する気相成長装置であって、フローチャネルの開口部と基板ホルダーとの間からの原料ガスの漏れを少なくする手段が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、気相成長装置に関し、特に窒化物半導体素子を歩留まりよく製造する気相製造装置に関する。
GaN、AlN、InNおよびこれらの混晶に代表される窒化物系III−V族化合物半導体結晶は、バンドギャップが直接遷移型であり、半導体素子レーザへの利用が期待されている。特に、InGaNの混晶は、赤色から紫外光で発光させることが可能なため、短波長の材料として注目されている。すでに、同結晶を用いた紫外から緑色にいたる波長の発光ダイオード素子ならびに青紫レーザダイオード素子が実用化されている。これらの素子は、一般的には、有機金属気相成長(MOCVD)法のより、CVD装置を用いて作製する。具体的には、基板上にGaN系、InGaN系、AlGaN系、InGaNP系、InGaNAs系、InGaAlN系等の窒化物半導体膜を成長させる。有機金属(MO)を原料として使用して、これらの半導体膜を成長させるCVD装置をMOCVD装置という。
図8は、従来のMOCVD装置を模式的に説明する断面図である(例えば、特許文献1参照)。従来のMOCVD装置は、反応室31内に、原料ガスを基板上に効率よく導くためのフローチャネル32と、基板33を保持する基板ホルダー34と、基板ホルダーを加熱する加熱ヒータ35とが設けられている。フローチャネル32には開口部36が設けられ、基板33と基板ホルダー34とがフローチャネル32内部を流れるガスと接触する。原料ガスは、ガス供給口37から供給され、フローチャネル32内を流れて、基板33上に供給され、基板上33で窒化物半導体膜の成長に寄与する。また、基板33は、基板ホルダー34とともに、回転軸39の回転により回転する。半導体膜の成長に寄与しない原料ガスは、ガス排気口38ガス排気口から排出される。また、反応室31には、基板33と基板ホルダー34を自動搬出入するための図示しない自動搬出入装置が設けられている(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−19590号公報(特許請求の範囲) 特開2003−17544号公報(特許請求の範囲)
しかし、従来のMOCVD装置を用いてGaN、AlN、InNおよびこれらの混晶からなる窒化物系半導体レーザを作製する場合には、成長させた薄膜の結晶性および層厚が基板面内で、均一でないという問題がある。また、基板ごとのばらつきも生じている。このため、基板上作製される窒化物系半導体層には、結晶歪みが発生し、クラックが無数に入ることが確認された。
これらのクラックを含めた結晶欠陥は非発光結合中心として働き、欠陥部分が電流のパスとして働き、洩れ電流の原因となる。このため、歩留まりが悪いという問題がある。特に、LD素子では、この欠陥により、閾値電流密度が増加し、素子寿命が短くなるという問題がある。このため、クラックを含めた結晶欠陥を低減することが重要である。
本発明者らは、クラックを含めた結晶欠陥を発生する原因を検討した。すなわち、フローチャネルの開口部と基板ホルダーとの隙間からの流出ガスの量が一定でないため、基板上に供給される原料ガスの濃度分布及び供給量がばらつくことを見出した。窒化物系半導体を製造するMOCVD装置においては、原料ガスの濃度分布及び供給量がばらつきの影響が重大で、薄膜の結晶性および層厚における基板面内での均一性を確保できないことがわかった。本発明者らは、このような原料ガスの濃度分布及び供給量のばらつきは、以下の原因で生ずることを見出した。
図9は、フローチャネルの開口部と基板ホルダーとの隙間からの流出ガス量のばらつきの原因を説明する図である。MOCVD装置では、フローチャネルの開口部36と基板ホルダー34との間に隙間21がある。これは、基板33上において結晶成長を面内で均一に行わせることを目的に、基板ホルダー34を矢印の方向に回転させるからである。または、反応室31外部から、基板ホルダー34ごと基板33を搬入させるために、基板ホルダー34を可動にしておく必要があることによる。
基板の搬入は以下のように行う。まず、加熱ヒータ35は、フローチャネル32から離れた位置にある。この状態で、基板33を載せた基板ホルダー34は、加熱ヒータ35に搭載される(キャッチング)。加熱ヒータ35と基板ホルダー34とには、位置決めのために、両者の接する部分には噛み合いが設けられている。加熱ヒータ35と基板ホルダー34とを移動させて、基板33がフローチャネル32に対して所定の位置になるようにセットされる。
基板ホルダー34は加熱時に膨張する、あるいは基板ホルダー34と加熱ヒータ35とのキャッチング精度の問題から、上記噛み合いにはある程度の余裕が必要である。また、フローチャネルの開口部36と基板ホルダー34との間に隙間21にも、ある程度の余裕が必要である。自動搬送の際に、基板ホルダー34が回転軸の中心に位置しないことを、キャッチングミスという。この場合に、基板ホルダーは、フローチャネルの開口部に対して間隔を変動させながら回転する。また、回転軸は、軸の加工精度の問題から、ある程度偏芯しているのが一般である。この軸の偏芯に起因して、フローチャネルの開口部と基板ホルダーとの間に隙間の程度が変化する(軸の偏芯によるブレ22)。これらの原因により、流出ガス23の量が変化するために、原料ガスの偏流、すなわち基板33上でのガス分布の偏りを生じる、または基板上でのガス分布が安定しない。
フローチャネルの開口部36と基板ホルダー34との間の隙間の程度が変化するという問題は、自動搬送を行う場合、フローチャネルや基板ホルダーを洗浄のために取り外した後の再セット時にも生ずる。また、フローチャンネルや基板ホルダーの加工精度の問題から、位置の再現が難しく、フローチャンネルや基板ホルダーの交換時にも、フローチャネルの開口部と基板ホルダーとの間に隙間の程度が変化するという問題を生ずる。
上記問題は、装置ごとにその程度が異なり、装置ごとに成長条件の最適化を行う必要がある。特に窒化物系半導体では、高い窒素分圧により、結晶の再蒸発が起こる。このため、原料ガス濃度分布及び供給量がばらつきに伴い、V族原料ガス/III族原料ガス比が変化し、結晶の面内、層厚方向において品質にばらつきを生ずる。したがって、流出ガス量のばらつきは、結晶成長に与える影響は大きい。
本発明は上記に鑑みなされたものであり、その目的は、発光効率が高く、長寿命の窒化物半導体の発光素子を歩留まりよく製造できる気相成長装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の気相成長装置は、原料ガス供給口から原料ガス排気口に向かって原料ガスを基板と平行に流すフローチャネルと、このフローチャネルの開口部に面するように基板を戴置する基板ホルダーと、基板ホルダーの下部に設けられ基板を加熱するヒータとを有する気相成長装置であって、前記フローチャネルおよび基板ホルダーまたは基板ホルダーには、フローチャネルの開口部と基板ホルダーとの間からの原料ガスの漏れを少なくする手段が設けられているものである。この構成によると、前記フローチャネルおよび基板ホルダーまたは基板ホルダーには、フローチャネルの開口部と基板ホルダーとの間からの原料ガスの漏れを少なくする手段が設けられているので、流出ガス量のばらつきを低減することができる。
前記原料ガスの漏れを少なくする手段は、フローチャネルの開口部と基板ホルダーとが、基板ホルダーの中心から周方向にフローチャネルの内壁とほぼ平行になる流路が形成されるように嵌合する形状をしているものであればよい。
前記原料ガスの漏れを少なくする手段は、前記基板ホルダーの側面下側が周方向に張り出した形状をしているものであればよい。
前記気相成長装置は、基板ホルダーを回転させる回転機構を有するものであってもよい。本発明の構成によると、基板ホルダーを回転させても、流出ガス量のばらつきを低減できる。
前記基板ホルダーは、前記ヒータから着脱可能であり、前記ヒータは、可動であり、前記気相成長装置は、基板を戴置した基板ホルダーを前記ヒータに装着する装着機構と、前記基板ホルダーが装着された前記ヒータを、基板がフローチャネルの開口部に面するように移動する移動機構とを有することとしてもよい。本発明の構成によると、基板を自動搬送する場合においても、流出ガス量のばらつきを低減できる。
本発明の気相成長装置は、フローチャネルの開口部と基板ホルダーとの間からの原料ガスの漏れを少なくする手段が設けられているので、フローチャネル上流から流れてきた原料は、フローチャネルの開口部と基板ホルダーとの間の隙間からの流出量が激減する、あるいは洩れ出なくなる。この結果、流出ガス量のばらつきを軽減できるので、薄膜の結晶性および層厚における基板面内での均一性を確保することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、本発明は、これらによって限定されるものではない。
本発明の特徴は、流出ガス量のばらつきを軽減するために、フローチャネルの開口部と基板ホルダーと間がオリフィス構造になるように、(1)フローチャネルと基板ホルダーとの形状、(2)基板ホルダーの形状を形成することにある。以下に、実施の形態1、2に分けて説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1における気相成長装置は、従来の気相成長装置と同様に、反応室11内に、原料ガスを基板上に効率よく導くためのフローチャネル12と、基板13を保持する基板ホルダー14と、基板ホルダー14を加熱する加熱ヒータ15とが設けられている。フローチャネル12には開口部16が設けられ、基板13と基板ホルダー14とがフローチャネル12内部を流れるガスと接触する。原料ガスは、ガス供給口17から供給され、フローチャネル12内を流れて、基板13上に供給され、基板13上で窒化物半導体膜の成長に寄与する。半導体膜の成長に寄与しない原料ガスは、ガス排気口18から排出される。また、反応室11には、基板13と基板ホルダー14を自動搬出入するための自動搬出入装置が設けられている。
本発明の気相成長装置は、基板ホルダー14を回転させる回転機構を有するものであってもよい。図2は、本発明の気相成長装置における回転機構例を示す図である。図2に示すように、基板ホルダー81は、加熱ヒータに87に取り付けられた回転軸82に接続する回転機構により回転する。この図の例では、基板ホルダー81は、回転軸82に取り付けられたギア83をモータ84等などの回転手段が回転することによって回転する。ギア83の代わりに、ベルト等で回転を伝えても良い。加熱ヒータに87に取り付けられた回転軸82は、反応室85外にまで突出しており、反応室85外でギアに接続されている。
基板の搬入は以下のように行う。図2に示すように、回転軸82は、図示しない駆動装置により上下に動かせることができる。基板の搬入前には、加熱ヒータ87は、フローチャネル88から離れた位置(例えば、下方向)に置かれている。この状態で、基板89を載せた基板ホルダー81は、反応室85外から、フォーク86に載せられて搬入される。フォーク86は、基板ホルダー81が加熱ヒータ87上になる位置で停止する。次に、回転軸82を上に動かして、基板ホルダー81を加熱ヒータ87に搭載し(キャッチング)た状態で、回転軸を一旦停止する。加熱ヒータ87と基板ホルダー81とには、位置決めのために、両者の接する部分には噛み合いが設けられている。回転軸82を回転させて、加熱ヒータ87と基板ホルダー81とを噛み合わせる。次に、フォーク86を反応室85外に引き抜く。その後、回転軸82を上下に移動させて、基板ホルダー81がフローチャネル88に対して所定の位置になるようにセットされる。基板の搬出は、上記動作を逆に行えばよい。
通常、原料ガスは、フローチャネルの開口部16の断面積と、基板ホルダー14の水平面の面積との差に比例した量だけ、隙間から流出する。また、特に基板13の上流側の隙間からの流出が多いことが経験上知られている。さらに、上記したように、隙間の程度が変化することにより基板への原料ガスの供給量が変化する。
本実施の形態において、フローチャネルの開口部と基板ホルダーとの隙間からの流出ガスを低減させる方法を以下に説明する。図3は、図1のフローチャネルと基板ホルダーとを拡大した模式図である。図3に示すように、本実施の形態においては、原料ガスの漏れを少なくする手段は、フローチャネルの開口部と基板ホルダーとがオリフィス構造25をとる形状となる。
すなわち、フローチャネルの開口部16と基板ホルダー14とが、基板ホルダー14の中心から周方向にフローチャネルの内壁とほぼ平行になる流路が形成されるように嵌合する形状をしている。具体的には、基板ホルダー14の側面下側が基板ホルダー14の中心から周方向に向かって張り出し、基板ホルダーの側面上側が、フローチャネルの開口部の内周より小さくなるように、基板ホルダー14が形成されている。フローチャネルの開口部16の側面下側は、基板ホルダー14の側面下側と嵌合するように切欠が設けられている。フローチャネルの開口部16と基板ホルダー14との間の隙間が、フローチャネルの開口部16からフローチャネル12の水平面に平行な方向に向かって屈曲する構造となる。
このような構造にすることで、フローチャネルの開口部16と基板ホルダー14との間の隙間21の面積が同じであっても、原料ガスの流出に対するコンダクタンスが増大する。この結果、フローチャネルの開口部と基板ホルダーとの間の隙間21からの原料ガスの流出が、激減する、あるいは流出しなくなる。したがって、流出ガス量のばらつきを軽減できるので、原料ガスの流れは安定し、薄膜の結晶性および層厚における基板面内での均一性を確保することができる。
図4は、実施の形態1にかかるフローチャネルを説明する図であり、各々フローチャネルの上面、断面、側面、および底面から見た状態を表している。図4に示すように、実施の形態1にかかるフローチャネルの底面は、開口部を有する。また、サセプタとオリフィス構造を形成するように、フローチャネルの開口部16の側面下側は、切欠が設けられている。フローチャネルの上側は、断面コ状に形成される。
図5は、従来のMOCVD装置と、本実施の形態のMOCVD装置とを用いて成長させたGaN層の層厚分布を比較する図である。この図の例では、2インチの基板上にGaN層を成長させた。この図から明らかなように、本実施の形態のMOCVD装置では、基板内の層厚が分布が改善されていることがわかる。
また、本実施の形態のMOCVD装置を用いて、基板上にAlGaN層を形成すると、Al組成及び層厚が基板面内で均一であった。このように、面内での薄膜の組成および層厚の揺らぎに起因した結晶歪みを抑制できたので、クラックの発生は認められなかった。
本実施の形態においては、図3に示すように、基板ホルダー14の下面は、加熱ヒータ15の上面全体と側面の上部の一部を覆ういわゆる蓋状に形成されている。これは基板ホルダーを加熱ヒータ上にセットする場合に位地合わせを容易にするためである。位地合わせの機構としては、このような蓋状の構造に限られず、互いに接する面に、溝/突起の組み合わせを設けるような構造であってもよい。
(実施の形態2)
本実施の形態においては、基板ホルダーの形状を、基板ホルダーの側面下側が周方向に張り出した形状とする。図6は、実施の形態2のフローチャネルと基板ホルダーとを拡大した模式図である。図6に示すように、本実施の形態においては、原料ガスの漏れを少なくする手段は、基板ホルダー14の形状により、フローチャネルの開口部16と基板ホルダー14とがオリフィス構造25をとる形状となる。前記基板ホルダー14の側面下側が周方向に張り出した形状をしており、張り出した水平面とフローチャネル12の下面との間でオリフィス構造25をとっている。具体的には、フローチャネル12の下面開口部16と基板ホルダー14との間の隙間が、フローチャネルの開口部16の下端からフローチャネル12の水平面に平行な方向に向かって屈曲する構造となる。なお、図示はしないが、本実施の形態においても、実施の形態1と同様に、回転機構および基板自動搬出入装置を有していてもよい。また、フローチャネルの形状は、基本的には実施の形態1と同様であるが、本実施の形態では、開口部の形状は、通常の気相成長装置におけるフローチャネルの開口部の形状と同様であればよい。
このような構造にすることで、実施の形態1と同様に、フローチャネルの開口部と基板ホルダーとの間の隙間部21の面積が同じであっても、原料ガスの流出に対するコンダクタンスが増大する。
図5は、従来のMOCVD装置と、本実施の形態のMOCVD装置とを用いて成長させたGaN層の層厚分布を比較する図である。この図の例では、2インチの基板上にGaN層を成長させた。この図から明らかなように、本実施の形態のMOCVD装置では、基板内の層厚の分布が改善されていることがわかる。
このような構造にすることで、実施の形態1と同様に、流出ガス量のばらつきを軽減できるので、原料ガスの流れは安定し、薄膜の結晶性および層厚における基板面内での均一性を確保することができた。
図1は、実施の形態1における気相成長装置を模式的に説明する断面図である。 図2は、本発明の気相成長装置における回転機構例を示す図である。 図3は、図1のフローチャネルと基板ホルダーとを拡大した模式図である。 図4は、実施の形態1にかかるフローチャネルを説明する図である。 図5は、従来のMOCVD装置と、本実施の形態のMOCVD装置とを用いて成長させたGaN層の層厚分布を比較する図である。 図6は、実施の形態2のフローチャネルと基板ホルダーとを拡大した模式図である。 図7は、従来のMOCVD装置と、本実施の形態のMOCVD装置とを用いて成長させたGaN層の層厚分布を比較する図である。 図8は、従来のMOCVD装置を模式的に説明する断面図である。 図9は、フローチャネルの開口部と基板ホルダーとの隙間からの流出ガス量のばらつきの原因を説明する図である。
符号の説明
11、31、85 反応室
12、32、88 フローチャネル
13、33、89 基板
14、34、81 基板ホルダー
15、35、87 加熱ヒータ
16、36 開口部
17、37 ガス供給口
18、38 ガス排気口
19、39、82 回転軸
21 隙間
22 軸の偏芯によるブレ
23 流出ガス
25 オリフィス
83 ギア
84 モータ
86 フォーク

Claims (5)

  1. 原料ガス供給口から原料ガス排気口に向かって原料ガスを基板と平行に流すフローチャネルと、
    このフローチャネルの開口部に面するように基板を戴置する基板ホルダーと、
    基板ホルダーの下部に設けられ基板を加熱するヒータとを
    有する気相成長装置であって、
    前記フローチャネルおよび基板ホルダーまたは基板ホルダーには、フローチャネルの開口部と基板ホルダーとの間からの原料ガスの漏れを少なくする手段が設けられていることを特徴とする気相成長装置。
  2. 前記原料ガスの漏れを少なくする手段は、フローチャネルの開口部と基板ホルダーとが、基板ホルダーの中心から周方向にフローチャネルの内壁とほぼ平行になる流路が形成されるように嵌合する形状をしていることを特徴とする請求項1に記載の気相成長装置。
  3. 前記原料ガスの漏れを少なくする手段は、前記基板ホルダーの側面下側が周方向に張り出した形状をしていることを特徴とする請求項1または2に記載の気相成長装置。
  4. 前記気相成長装置は、
    基板ホルダーを回転させる回転機構を有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の気相成長装置。
  5. 前記基板ホルダーは、前記ヒータから着脱可能であり、
    前記ヒータは、可動であり、
    前記気相成長装置は、
    基板を戴置した基板ホルダーを前記ヒータに装着する装着機構と、
    前記基板ホルダーが装着された前記ヒータを、基板がフローチャネルの開口部に面するように移動する移動機構とを
    有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の気相成長装置。


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