JP2006092984A - 押釦装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
横長または縦長の操作部を持つ操作釦を押圧操作する際に、操作部の長手方向の端部を押込んだ場合でも、摺動抵抗の少ない良好な操作感触を得ることができる「押釦装置」を提供する。
【解決手段】
操作釦2の被ガイド部8の側面9に、一対のガイドリブ14、15をX1−X2方向に互いに離間させて設けるとともに、釦穴21側にはガイドリブ14、15が摺動可能に嵌合する一定の幅の案内溝26、27を設ける。また、各ガイドリブ14、15のX1−X2方向外側に向くリブ端面16、17のスイッチ35側端部に、互いに接近する方向に傾斜する傾斜部40、41が形成されている。
【選択図】
図4

Description

本発明は、車載用や家庭用などの各種電子機器に使用される押釦装置に係り、特に横長や縦長の操作釦を有する押釦装置に関する。
各種電子機器に使用される従来の押釦装置には、図5ないし図7に示すように、ユーザーが指などで押込むときに触れる操作部63の形状が長方形とされた操作釦62が、操作パネル61に開口された釦穴77に対し前後方向(Y1−Y2方向)に移動可能に挿通されたものがある(例えば特許文献1参照)。
図6に示すように、操作釦62には、操作部63の裏側(Y2側)に柱状の被ガイド部68が形成されている。この被ガイド部68は操作部63と同様に正面から見て長方形状に形成されており、且つ被ガイド部68の投影面積は、操作部63に比べ若干小さくなっている。なお、図中の符号64、65は操作部63の長手方向(X方向)に延びる側面を、符号66、67は操作部63の短手方向(Z方向)に延びる側面を示している。同じように、符号69、70は被ガイド部68の長手方向に延びる側面を、符号71、72は被ガイド部68の短手方向に延びる側面を示している。また、中心線H−Hは操作部63および被ガイド部68の長手方向の中心を、中心線J−Jはその短手方向の中心を表わしている。
被ガイド部68の側面69には、中心線H−Hを中心とした所定幅にてZ1方向に突出するガイドリブ76が形成されている。このガイドリブ76の側面69からの突出量は操作部63の側面64よりもわずかに低くなるように設定されている。ガイドリブ76のX方向の両端面であるリブ端面78と79との間隔K1は、Y1−Y2方向において一定である。なお、側面69の対向面である側面70にも、ガイドリブ76と同様のガイドリブ(図示せず)が形成されている。
操作パネル61には、釦穴77の周縁部からこの操作パネル61の内方(Y2方向)に突出する筒状のガイド部90が形成されている。釦穴77の内周面は、短手方向(Z方向)に対向する一対のガイド面82、83と、長手方向(X方向)に対向する一対のガイド面84、85とから形成されており、これら各ガイド面82、83、84、85により、被ガイド部68をY1−Y2方向に摺動可能に支持している。ガイド面82、83には、ガイドリブ76およびこのガイドリブ76と対向するもう一方のガイドリブ(図示せず)が前後方向に摺動可能に嵌合する案内溝86、87が形成されている。各案内溝86、87の溝幅K2は、Y1−Y2方向に一定で、前記間隔K1よりもわずかに幅広に設定されている。この案内溝86、87により、操作釦62が中心線H−Hに対して傾くことなくY1−Y2方向に直線的に移動するようにガイドされている。
図7に示すように、操作パネル61の内面には基板取付けボス88、89が突設されており、この基板取付けボス88、89にスイッチ基板34がネジ37、37によりネジ止めされている。スイッチ基板34のY1側の表面にはスイッチ35が操作釦62に対向して装着されている。スイッチ35はタクトスイッチであり、アクチュエータ36がY2方向に押圧されることによりオン/オフが切換えられる。そして、操作部63をY2方向に押込むことにより、被ガイド部68のY2側端面がアクチュエータ36を押圧し、スイッチ35のオン操作が行われ、操作部63への押圧力を解除すると、操作釦62がアクチュエータ36からの反力(押戻し力)を受けてY1方向へ復帰し、スイッチ35がオフの状態となる。
実用新案登録第2590410号公報
上記従来の押釦装置では、アクチュエータ36の移動量(ストローク)が比較的大きいスイッチ35が使用されており、よって、図7に示すようにガイドリブ76および側面70に設けられた図示しないガイドリブを案内溝86、87にてガイドすることにより、前記操作釦62が前後方向(Y1−Y2方向)に移動するときの直進性を高めている。
しかしながら、操作釦62をY2方向へ押込む際に、前記操作部63の押圧個所によってはガイドリブ76および前記図示しないガイドリブと案内溝86、87との摺動抵抗が増加し押込み途中で操作釦62が引っ掛かるなどして良好な操作感触が得られないことがある。
すなわち、前記操作部63の中心線H−Hと中心線J−Jとの交点45付近を押込んだときには、操作釦62に中心線H−Hを軸とする回転モーメントが作用しないことから、前記ガイドリブ76および前記図示しないガイドリブ案内溝86、87との摺動抵抗が少なく良好な直進性が得られる。
一方、操作部63の長手方向の両端にあたる周縁部74、75のように交点45から長手方向に離れた部位を押込むと、操作釦62に上記回転モーメントが作用するため、前記リブ端面78、79と案内溝86、87のX1、X2側の両端面との間に大きな摩擦力が発生し、これが操作釦62の摺動抵抗となってしまう。
例えば、図7に示すようにX1側の周縁部74を押込んだ場合は、操作釦62にM1方向の回転モーメントが発生し、案内溝86の周縁部74に近い側(X1側)の端面における前側(Y1側)端部86aとリブ端面78との接触点を支点として操作釦62がM1方向に傾く。このとき、周縁部74から遠い側(X2側)のリブ端面79の後側(Y2側)端部79aが案内溝86のX2側端面に食い込む方向へ強く押付けられる。特に、操作釦62の傾きの支点となる案内溝86の端部86aとリブ端面79の端部79aとの距離が大きくなる程、案内溝86のX1、X2側の両端面に対するリブ端面78、79の押付け力が大きくなり、操作釦62の摺動抵抗が増大し操作感触が悪くなる。
本発明は、横長または縦長の操作部を持つ操作釦を押圧操作する際に、操作部の長手方向の端部を押込んだ場合でも摺動抵抗の少ない良好な操作感触が得られる押釦装置を提供することを目的とする。
本発明は、操作パネルに開口された釦穴に挿入され、前記操作パネルの内方へ押込み可能に配設された操作釦と、前記操作パネルの内側に配置され前記操作釦の押込み操作により押圧されるスイッチと、前記操作パネルと前記スイッチとの間に設けられ前記操作釦の移動をガイドするガイド部とを有する押釦装置において、
前記操作釦は、前記釦穴から操作可能に露出すると共にその縦横の長さが異なる操作部と、この操作部の裏側に設けられ前記ガイド部に摺動可能に案内される被ガイド部とを有し、この被ガイド部における前記操作部の長手方向に延びる第1の側面と、この第1の側面に対向する前記ガイド部の第2の側面との何れか一方の側面には、他方の側面に向かって突出し前記操作釦の押込み方向に沿って延びる一対のガイドリブが前記長手方向に離れて設けられていると共に、前記他方の側面には前記ガイドリブが摺動自在に挿入される一対の案内溝がそれぞれ所定幅で形成されており、前記一対のガイドリブは、前記長手方向の外側に向く各々のガイドリブ端面が、前記スイッチ側端部において互いに接近する方向に傾斜していることを特徴とするものである。
上記構成では、操作部の中心から離れた長手方向の一端部側を押込んだときに、この一端部側のガイドリブと案内溝との接触点を支点として操作釦が傾くが、長手方向の他端部側のガイドリブは、その他端部側に向くガイドリブ端面のスイッチ側端部が一端部側に接近する方向に傾斜しているため、このスイッチ側端部が案内溝の内面に食い込んで引っ掛かりが発生したり摺動抵抗が大幅に増大することがなく、良好な操作感触が得られる。同様に、操作部に対する押込み力を解除したときの操作釦の復帰動作もスムーズなものとなる。
また、上記ガイドリブと案内溝はそれぞれ操作部の長手方向に離れて一対設けられているので、操作部の長手方向端部が押込まれたときでもこの押圧個所に近い位置に一方のガイドリブと案内溝とが配置されることになる。このように、操作部の押圧個所からガイドリブまでの距離が短くなることから、操作釦の傾きによりガイドリブの長手方向両端面と案内溝の内面との間に作用する押付け力(摩擦力)も低減できる。
上記構成において、前記被ガイド部の第1の側面と前記ガイド部の第2の側面は、それぞれ前記操作部の短手方向に対向して一対づつ形成されており、前記ガイドリブは、前記第1の側面と前記第2の側面との何れか一方の両側面にそれぞれ設けられ、何れか他方の両側面に前記案内溝がそれぞれ設けられているものでも良い。
このように構成すれば、操作部の短手方向両側に設けられたガイドリブと案内溝とで操作釦の移動を確実に案内することができる。
また、上記構成において、前記一対のガイドリブおよび前記一対の案内溝が、前記操作部の前記長手方向両端部からそれぞれ同一距離の部位に形成されていることが好ましい。
このように構成すれば、操作部の長手方向における両端部のどちら側を押込んだときでも同等の操作感触を得ることができる。
本発明の押釦装置によれば、横長または縦長の操作部を有する操作釦を押圧操作する際に、操作部の長手方向の端部を押込んだ場合でも、摺動抵抗が少ない良好な操作感触を得ることができる。
図1は本発明の実施の形態である押釦装置を示す分解斜視図、図2は操作パネルに開口された釦穴を示す斜視図、図3は図2の釦穴に挿通される操作釦を示す斜視図、図4は操作釦と釦穴との嵌合状態を示す断面図である。なお、図1では操作釦の全体形状が見えるように、複数の操作釦のうち1つを操作パネルから離脱した状態で示す。また、上記背景技術の構成と同一の構成については、同一符号を付して詳細な説明は省くこととする。
図1ないし図4において、矢印Y1−Y2は操作パネル1の前後方向(内外方向)であり操作釦2の移動方向を示す。
図1に示す操作パネル1は、合成樹脂などから略箱形に形成され、電子機器の筐体の一部を構成するものである。この操作パネル1の前面1aは前方から見て長方形状であり、操作釦2が押込み可能に挿入される複数の釦穴21(図1では1つの釦穴21のみが表れている)と、液晶パネルなどの表示素子44を露出させるための表示窓32と、CDやDVDなどのディスクメディアを挿入排出するための挿排口33が開口されている。
釦穴21はX1−X2方向に長い略長方形の角穴であり、操作パネル1の裏面にはこの釦穴21の周縁部から内方(Y2方向)に突出する角筒状のガイド部1b(図4参照)が形成されている。釦穴21、すなわちガイド部1bの内周面は、短手方向(Z1−Z2方向)に対向する一対のガイド面(第1の側面)22、23と、長手方向(X1−X2方向)に対向する一対のガイド面24、25とを有している。このうち、ガイド面22、23には、それぞれ前後方向(Y1−Y2方向)に所定幅で延びる一対の案内溝26、27および案内溝28、29が形成されている。
各案内溝26、27、28、29は、釦穴21の長手方向の中心を示す中心線III−IIIから等距離で且つガイド面24、25からも等距離の位置に形成されており、また、Z1−Z2方向の深さと溝幅(図中符号B1、B2、B3、B4)がともに同一である。なお、上記溝幅B1ないしB4は、Y1−Y2方向において一定である。
図3に示す操作釦2は、前面に長方形状の操作部3が形成され、この操作部3の裏側(Y2側)には柱状の被ガイド部8が一体に形成されている。操作部3と被ガイド部8は、前方から見た形状が何れもX1−X2方向を長辺とする長方形であり、被ガイド部8の投影形状は、全周に亘って操作部3よりも若干小さくなっている。操作部3は、長手方向(X1−X2方向)に延びる一対の側面4、5と、短手方向(Z1−Z2方向)に延びる一対の側面6、7を有しており、同様に被ガイド部8は長手方向に延びる一対の側面(第2の側面)9、10と短手方向に延びる一対の側面11、12を有している。
なお、図中の中心線I−Iは操作部3の長手方向の中心を示し、この中心線I−Iは前方から見て上記釦穴21の中心線III−IIIと重なる位置にある。また、中心線II―IIは操作部3の短手方向の中心を示している。
被ガイド部8のZ1側の側面9には、操作部3の長手方向に互いに離れて配置された一対のガイドリブ14、15が一体に突設されている。このガイドリブ14、15は、X方向において中心線I−Iから互いに等距離で且つ操作部3の側面6、7からそれぞれ等距離の個所に位置しており、また、中心線I−Iを通ってY1−Y2方向に延びる仮想平面に対して対象形状となっている。ガイドリブ14のX1−X2方向に対向するリブ端面16、18間の間隔A1は、上記案内溝26の溝幅B1よりもわずかに小さく、同様にガイドリブ15のX1−X2方向に対向するリブ端面17、19間の間隔A2は、上記案内溝27の溝幅B2よりもわずかに小さくなっている。また、被ガイド部8の側面9からのガイドリブ14、15の突出量も、案内溝26、27の深さよりわずかに小さくなるように設定されている。
ガイドリブ14のリブ端面16、18間の間隔A1とガイドリブ15のリブ端面17、19間の間隔A2は、Y1−Y2方向において一定であるが、操作部3の長手方向(X1−X2方向)外側に向くリブ端面16とリブ端面17のY2側端部(後述するスイッチ35側の端部)には、Y2方向に向かうにしたがって互いに接近する方向に傾斜する傾斜部40、41が形成されている。
なお、特に図示しないが、被ガイド部8のZ2側の側面10にも一対のガイドリブが突設されており、このガイドリブは中心線II−IIを通りY1−Y2方向に延びる仮想平面に対してガイドリブ14、15と対象位置、対象形状となるように形成されている。そして、ガイドリブ14、15および図示しない一対のガイドリブが、それぞれ案内溝26、27、28、29に摺動自在に嵌挿された状態で、各操作釦2の被ガイド部8が、操作パネル1の各釦穴21に前後方向へ移動可能に挿入されている。
この状態で、操作釦2の操作部3は、釦穴21から押圧操作可能に露出している。また、操作パネル1に設けられた図示しないストッパにより、操作釦2は釦穴21からY1方向へ脱落しないように保持されている。
図1および図4に示すように、操作パネル1の内方に配設されたスイッチ基板34にはタクトスイッチであるスイッチ35が複数装着してあり、各スイッチ35は、操作部3の中心線I−Iと中心線II−IIとの交点80とY方向において対向している。このスイッチ35はアクチュエータ36がY2方向に押込まれることによりオン/オフが切換えられる。アクチュエータ36はスイッチ35の内部に設けられたバネにより常にY1方向へ付勢されており、アクチュエータ36に対するY2方向への押込み力が解かれたときには、上記バネの付勢力によりアクチュエータ36がY1方向の元の位置に復帰する。
操作パネル1に対するスイッチ基板34のY1−Y2方向の取付け位置は、非押込み状態の操作釦2(被ガイド部8)のY2側端面がアクチュエータ36に軽く接触(圧接)する位置である。よって、非押込み状態の操作釦2は、スイッチ35内の上記バネの付勢力によりY1方向へ常に付勢されている。このように、操作釦2がスイッチ35のアクチュエータ36に圧接された状態で、スイッチ基板34のネジ穴41にネジ37が挿通され、このネジ37が操作パネル1の裏面に突設された基板取付けボス88、89に締め付けられることにより、スイッチ基板34が固定される。
上記のように構成された本実施の形態の押釦装置によれば、図4に示す非押込み状態からユーザーにより操作部3がY2方向へ押込まれると、ガイドリブ14、15およびZ2側に設けられた図示しない一対のガイドリブが釦穴21の各案内溝26、27、28、29に案内されて、操作釦2がY2方向に移動する。これにより、被ガイド部8のY2側端部がスイッチ35のアクチュエータ36をY2方向へ押込み、スイッチ35のオン/オフの状態が切換えられる。そして、操作部3への押圧力を解除すると、スイッチ35内の上記バネの付勢力によりアクチュエータ36および操作釦2がY1方向へ押し戻され、図4の非押込み状態に復帰する。
ここで、ユーザーが操作部3の中央部(交点80)付近を押込んだときには、操作釦2に中心線I−Iを軸とする回転モーメントがほとんど作用しないことから、各ガイドリブ14、15および図示しない一対のガイドリブと各案内溝26、27、28、29との摺動抵抗が少なく、操作釦2はY2方向へ直線的に移動し、良好な操作感触が得られる。
一方、ユーザーが操作部3の長手方向(X1−X2方向)の両端にあたる周縁部3a、3b付近を押込むと、操作釦2に上記回転モーメントが作用する。例えば、X1側の周縁部3a付近が押込まれると、図4に示すような回転モーメントM1が発生し、案内溝26の上記周縁部3aに近い側(X1側)の端面における前側(Y1側)端部26aと、ガイドリブ14のX1側のリブ端面16との接触点を支点として操作釦2が矢印M1方向に傾く。このとき、ガイドリブ14のX2側のリブ端面18の後側(Y2側)端部18aが案内溝26のX2側端面に押付けられる。
しかしながら、一対のガイドリブ14、15が操作部3の長手方向に離れて設けられ、一方のガイドリブ14は周縁部3aに近接した位置に配置されていることから、この長手方向における案内溝26の端部26aとガイドリブ14の上記端部18aとの距離は短く、よって、ガイドリブ14のX1側およびX2側のリブ端面16、18と案内溝26の端面との間に大きな押付け力が作用しない。また、操作釦2の傾きにより、周縁部3aから遠い側(X2側)のガイドリブ15のリブ端面17の後側(Y2側)端部も案内溝27のX2側端面に接近するが、このリブ端面17の後側端部には傾斜部41が形成されているので、この傾斜部41が案内溝27のX2側端面に食い込むことはない。したがって、各ガイドリブ14、15と案内溝26、27との摺動抵抗が操作部3の中央部(交点80)付近を押込んだときと比較して大幅に増大することはなく、操作釦2の引っ掛かりなどが発生することがない。
また、操作部3のX2側の周縁部3b付近を押込んだ場合も、同様にガイドリブ15のX1側およびX2側のリブ端面19、17と案内溝27の端面との間に大きな押付け力が作用せず、また、周縁部3bから遠い側(X1側)に位置するガイドリブ14のリブ端面16の後側端部に設けられた傾斜部40が、案内溝26のX1側端面に食い込むことがなく、良好な操作感触を維持することができる。さらに、ガイドリブ14と案内溝26、およびガイドリブ15と案内溝27が、操作部3の長手方向の各周縁部3a、3bからそれぞれ等距離の部位に位置しているので、いずれの周縁部3a、3bを押込んだ場合でも同等の操作感触が得られる。
なお、上記実施の形態では、操作釦2の被ガイド部8の短手方向(Z1−Z2方向)に対向する両側面9、10それぞれに、ガイドリブ14、15、およびこれと対称な一対のガイドリブ(図示せず)を設け、これらの各ガイドリブを案内溝26、27、28、29に摺動可能に支持させるようにしたので、上記交点80を通りY方向に延びる軸を中心として操作釦2が回動しないように支持できる上、操作部3のZ1−Z2側の側面4、5のどちら側を押込んだときでも、良好な操作感触を得ることが可能である。
本発明の実施の形態である押釦装置を示す分解斜視図。 操作パネルに開口された釦穴を示す斜視図。 釦穴に挿通される操作釦を示す斜視図。 操作釦と釦穴との嵌合状態を示す断面図。 従来の押釦装置における釦穴を示す斜視図。 従来の押釦装置における操作釦を示す斜視図。 従来の押釦装置における操作釦と釦穴との嵌合状態を示す断面図。
符号の説明
1 操作パネル
1b ガイド部
2 操作釦
3 操作部
8 被ガイド部
9、10 側面
14、15 ガイドリブ
16、17、18、19 リブ端面
21 釦穴
22、23、24、25 ガイド面
26、27、28、29 案内溝
34 スイッチ基板
35 スイッチ
36 アクチュエータ
40、41 傾斜部



Claims (3)

  1. 操作パネルに開口された釦穴に挿入され、前記操作パネルの内方へ押込み可能に配設された操作釦と、前記操作パネルの内側に配置され前記操作釦の押込み操作により押圧されるスイッチと、前記操作パネルと前記スイッチとの間に設けられ前記操作釦の移動をガイドするガイド部とを有する押釦装置において、
    前記操作釦は、前記釦穴から操作可能に露出すると共にその縦横の長さが異なる操作部と、この操作部の裏側に設けられ前記ガイド部に摺動可能に案内される被ガイド部とを有し、この被ガイド部における前記操作部の長手方向に延びる第1の側面と、この第1の側面に対向する前記ガイド部の第2の側面との何れか一方の側面には、他方の側面に向かって突出し前記操作釦の押込み方向に沿って延びる一対のガイドリブが前記長手方向に離れて設けられていると共に、前記他方の側面には前記ガイドリブが摺動自在に挿入される一対の案内溝がそれぞれ所定幅で形成されており、前記一対のガイドリブは、前記長手方向の外側に向く各々のガイドリブ端面が、前記スイッチ側端部において互いに接近する方向に傾斜していることを特徴とする押釦装置。
  2. 前記被ガイド部の第1の側面と前記ガイド部の第2の側面は、それぞれ前記操作部の短手方向に対向して一対づつ形成されており、前記ガイドリブは、前記第1の側面と前記第2の側面との何れか一方の両側面にそれぞれ設けられ、何れか他方の両側面に前記案内溝がそれぞれ設けられている請求項1に記載の押釦装置。
  3. 前記一対のガイドリブおよび前記一対の案内溝が、前記操作部の前記長手方向両端部からそれぞれ同一距離の部位に形成されている請求項1または2に記載の押釦装置。


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