JP2006092746A - カーボンナノチューブを用いた記憶素子 - Google Patents

カーボンナノチューブを用いた記憶素子 Download PDF

Info

Publication number
JP2006092746A
JP2006092746A JP2005371606A JP2005371606A JP2006092746A JP 2006092746 A JP2006092746 A JP 2006092746A JP 2005371606 A JP2005371606 A JP 2005371606A JP 2005371606 A JP2005371606 A JP 2005371606A JP 2006092746 A JP2006092746 A JP 2006092746A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric field
electrode
response element
field response
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005371606A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4843760B2 (ja
Inventor
Kenji Sato
謙治 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2005371606A priority Critical patent/JP4843760B2/ja
Publication of JP2006092746A publication Critical patent/JP2006092746A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4843760B2 publication Critical patent/JP4843760B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y10/00Nanotechnology for information processing, storage or transmission, e.g. quantum computing or single electron logic
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C13/00Digital stores characterised by the use of storage elements not covered by groups G11C11/00, G11C23/00, or G11C25/00
    • G11C13/02Digital stores characterised by the use of storage elements not covered by groups G11C11/00, G11C23/00, or G11C25/00 using elements whose operation depends upon chemical change
    • G11C13/025Digital stores characterised by the use of storage elements not covered by groups G11C11/00, G11C23/00, or G11C25/00 using elements whose operation depends upon chemical change using fullerenes, e.g. C60, or nanotubes, e.g. carbon or silicon nanotubes
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C23/00Digital stores characterised by movement of mechanical parts to effect storage, e.g. using balls; Storage elements therefor
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H1/00Contacts
    • H01H1/0094Switches making use of nanoelectromechanical systems [NEMS]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Nanotechnology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

【課題】カーボンナノチューブを用いて構造が簡単で且つ寸法の小さい不揮発性の記憶素子を実現する。
【解決手段】第1の電極13と第2の電極14との間に電場を発生させると、その電場に応答してカーボンナノチューブからなる電場応答素子11が直線的に伸長し、第2の電極14と接触する。その結果、両電極13、14が互いに導通する。この状態は、デジタル信号の「1」を表す状態に対応する。電場応答素子11は、一旦変形すると、電力供給を停止してもその状態を保つ。この状態は電場応答素子11と第2の電極14および絶縁層12との間のファンデルワールス力によって保たれる。第1の電極13と第2の電極14との間に逆向きの電場を発生させると、その電場に応答して電場応答素子11が縮長し、第2の電極14から離れる。この状態は、デジタル信号の「0」を表す状態に対応する。
【選択図】図2

Description

本発明は、カーボンナノチューブ(以下、CNTと記す。)の電場応答性を利用して記憶動作等を行う素子に関する。
図9は、CNTを用いた従来の記憶素子の構造を例示する断面図である。図9に示すように、従来の記憶素子50は、基板51上に形成した二つの絶縁突起52、53にCNTからなる薄いリボン状の電場応答素子(不織布のような物)54を掛け渡して設けるとともに、電場応答素子54の一方の端部に第1の電極55を設け、絶縁突起52、53間に第2の電極56を設けてなる(特許文献1参照)。
図10は、図9に示す従来の記憶素子の動作説明図である。第1の電極55と第2の電極56との間の電位差が0の時(あるいは所定の電位差に達していない時)は、図10(a)に示すように、電場応答素子54が撓み無く張った状態(あるいは撓みが小さい状態)になっている。この状態では、電場応答素子54が第2の電極56に接触していないため、両電極55、56は導通しない。この状態は、デジタル信号の「0」を表す状態に対応する。一方、第1の電極55と第2の電極56との間の電位差が所定の電位差に達した時は、図10(b)に示すように、電場応答素子54が両電極55、56間の電場に応答して伸長し、第2の電極56側に大きく撓むため、電場応答素子54が第2の電極56に接触した状態になる。その結果、両電極55、56が互いに導通する。この状態は、デジタル信号の「1」を表す状態に対応する。電場応答素子54は、一旦変形すると、電力供給を停止してもその状態を保つ。この状態は電場応答素子54と第2の電極56との間のファンデルワールス力によって保たれる。そして、両電極55、56の極性を反転させて、逆向きの電場を加えると、電場応答素子54は以前の状態すなわち図10(a)の状態に戻る。
このように、図9に示す従来の記憶素子50は、第1の電極54と第2の電極54との間に発生させる電場によって状態(0,1)を切り替えることができ、しかもその状態を電力供給を停止後も保持できる。したがって、この記憶素子は、不揮発性のメモリーとなる。
米国特許出願公開第2005/041466号明細書(US2005041466)
しかし、図9に示した従来の記憶素子50は、基板51上に形成した二つの絶縁突起52、53に電場応答素子54を掛け渡して設け、電場応答素子54の基板51側への撓み変形を利用して状態(0,1)の切り替えを行うため、基板51に対して垂直な方向における素子の寸法(厚さ、高さ)を小さくすることが困難である。すなわち、従来の記憶素子50では、基板51に対して垂直な方向における電場応答素子54の撓みを許容し得る空間を素子内に確保する必要がある。
本発明が解決しようとする課題は、構造が簡単で且つ素子の厚さを上述した従来の素子よりも小さくすることが可能な記憶素子を提供することにある。
上記課題を解消するために、本発明の記憶素子は、電場応答素子と、絶縁層と、第1の電極と、第2の電極と、を備え、前記電場応答素子は電場に応答して前記絶縁層の表面に沿って直線的に伸縮するCNTからなる電場応答素子であり、前記電場応答素子の一端(伸縮する方向における一方の端部)は前記絶縁層に対して固定されており、前記電場応答素子の他端(伸縮する方向におけるもう一方の端部)は自由に変位でき、前記絶縁層の表面は平坦であり、前記第1の電極は前記一端に接続されており、前記第2の電極は前記電場応答素子が伸長したときに前記他端と接触する位置に固定して設けられている。
前記第1の電極と前記第2の電極との間に電場を発生させると、その電場に応答して前記電場応答素子が伸長(湾曲せず、直線的に伸長)し、前記他端が前記第2の電極と接触する。その結果、両電極が互いに導通する。この状態は、デジタル信号の「1」(あるいは「0」)を表す状態に対応する。電場応答素子は、一旦変形すると、電力供給を停止してもその状態を保つ。この状態は電場応答素子と第2の電極および絶縁層との間のファンデルワールス力によって保たれる。そして、前記第1の電極と前記第2の電極との間に逆向きの電場を発生させると、その電場に応答して前記電場応答素子が縮長し、前記他端が前記第2の電極から離れる。この状態は、デジタル信号の「0」(あるいは「1」)を表す状態に対応する。
前記電場応答素子は、複数のCNTからなり、当該複数のCNTの大部分が前記電場応答素子の伸縮方向に配向していることが望ましい。電場応答素子を構成するCNTの大部分が電場応答素子の伸縮方向に配向していることにより、電場応答素子の電場応答性が良好(高速、高利得)となるので、記憶素子の状態(0,1)切り替え動作を高速且つ安定に行うことができる。
本発明の記憶素子は、電場による電場応答素子の直線的な伸縮変形を利用して状態(0,1)の切り替えを行うため、電場応答素子の撓み変形を利用する従来の記憶素子と比較して構造が簡単である。また、本発明の記憶素子は、電場応答素子の撓みを許容し得る空間を素子内に確保する必要がないため、従来の記憶素子と比較して素子の厚さを小さくすることが容易である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の記憶素子の形態例を概念的に示す断面図である。
図1に示す記憶素子10は、電場応答素子11と、絶縁層12と、第1の電極13と、第2の電極14と、を備えている。
電場応答素子11は、電場に応答して伸縮する。
電場応答素子11は、絶縁層12の表面に沿って伸縮する。
電場応答素子11は、複数のカーボンナノチューブからなる。
電場応答素子11を構成しているカーボンナノチューブの大部分は電場応答素子11の伸縮方向に配向している。
電場応答素子11の一端(伸縮する方向における一方の端部)11aは絶縁層12に対して固定されている。
電場応答素子11の他端(伸縮する方向におけるもう一方の端部)11bは自由に変位できる。
絶縁層12は、基板(たとえばシリコン基板)15上に形成されている。
絶縁層12の表面は平坦である。
第1の電極13および第2の電極14は、絶縁層12内に埋設して形成されている。
第1の電極13と第2の電極14は、絶縁層12によって互いに絶縁されている。
第1の電極13は、電場応答素子11の一端11aに接続されている。
第2の電極14は、電場応答素子11が伸長したときに電場応答素子11の他端11bと接触する位置に設けられている。
記憶素子10は、第1の電極13と第2の電極14との間に必要な電位差を発生させるための回路(図2中に、その簡単な回路図が示されている。)を備えている。
図2は、図1に示す記憶素子1の動作説明図である。
第1の電極13と第2の電極14との間の電位差が0ボルトの時(あるいは所定の電位差に達していない時)は、図2(a)に示すように、電場応答素子2が縮長した状態(初期状態)になっている。この状態では、電場応答素子11が第2の電極14に接触していないため、両電極13、14は導通しない。この状態は、デジタル信号の「0」を表す状態に対応する。
一方、第1の電極13と第2の電極14との間の電位差が所定の電位差に達した時は、図2(b)に示すように、電場応答素子11が両電極13、14間の電場に応答して伸長し、電場応答素子11が第2の電極14に接触した状態になる。その結果、両電極13、14が互いに導通する。この状態は、デジタル信号の「1」を表す状態に対応する。電場応答素子11は、一旦変形(伸長)すると、電力供給を停止してもその状態を保つ。この状態は電場応答素子11と第2の電極14および絶縁層12との間のファンデルワールス力によって保たれる。そして、両電極13、14の極性を反転させて、逆向きの電場を加えると、電場応答素子11は初期状態すなわち図2(a)の状態に戻る。
このように、この記憶素子10は、第1の電極13と第2の電極14との間に発生させる電場によって状態(0,1)を切り替えることができ、しかもその状態を電力供給を停止後も保持できる。したがって、この記憶素子10は、不揮発性のメモリーとなる。
しかも、この記憶素子10は、電場による電場応答素子11の直線的な伸縮変形を利用して状態(0,1)の切り替えを行うため、電場応答素子11の撓み変形を利用する従来の記憶素子と比較して構造が簡単であり(絶縁突起52、53が不要!)、基板15に対して垂直な方向における素子の寸法(厚さ、高さ)を小さくすることが容易である。つまり、この記憶素子10は、電場応答素子11の撓みを許容し得る空間を素子内に確保する必要がないため、従来の記憶素子と比較して素子の厚さを小さくすることが容易である。
また、この記憶素子10は、電場応答素子11を構成するCNTの大部分が電場応答素子11の伸縮方向に配向していることにより、電場応答素子11の電場応答性が良好(高速、高利得)となるので、記憶素子1の状態(0,1)切り替え動作を高速且つ安定に行うことができる。
図3は、本発明の記憶素子の別の形態例を概念的に示す断面図である。
図3に示す記憶素子20は、電場応答素子21と、絶縁層22と、第1の電極23と、第2の電極24と、を備えている。
電場応答素子21は、電場に応答して伸縮する。
電場応答素子21は、絶縁層22の表面に沿って伸縮する。
電場応答素子21は、複数のカーボンナノチューブからなる。
電場応答素子21を構成しているカーボンナノチューブの大部分は電場応答素子21の伸縮方向に配向している。
電場応答素子21の一端(伸縮する方向における一方の端部)21aは絶縁層22に対して固定されている。
電場応答素子21の他端(伸縮する方向におけるもう一方の端部)21bは自由に変位できる。
絶縁層22は、基板(たとえばシリコン基板)25上に形成されている。
絶縁層22の表面は平坦である。
第1の電極23および第2の電極24は、絶縁層22上に形成されている。
第1の電極23と第2の電極24は、絶縁層22によって互いに絶縁されている。
第1の電極23は、電場応答素子21の一端21aに接続されている。
第2の電極24は、電場応答素子21が伸長したときに電場応答素子21の他端21bと接触する位置に設けられている。
記憶素子20は、第1の電極23と第2の電極24との間に必要な電位差を発生させるための回路(図4中に、その簡単な回路図が示されている。)を備えている。
図4は、図3に示す記憶素子1の動作説明図である。
第1の電極23と第2の電極24との間の電位差が0ボルトの時(あるいは所定の電位差に達していない時)は、図4(a)に示すように、電場応答素子21が縮長した状態(初期状態)になっている。この状態では、電場応答素子21が第2の電極24に接触していないため、両電極23、24は導通しない。この状態は、デジタル信号の「0」を表す状態に対応する。
一方、第1の電極23と第2の電極24との間の電位差が所定の電位差に達した時は、図4(b)に示すように、電場応答素子21が両電極23、24間の電場に応答して伸長し、電場応答素子21が第2の電極24に接触した状態になる。その結果、両電極23、24が互いに導通する。この状態は、デジタル信号の「1」を表す状態に対応する。電場応答素子21は、一旦変形(伸長)すると、電力供給を停止してもその状態を保つ。この状態は電場応答素子21と第2の電極24および絶縁層22との間のファンデルワールス力(主として絶縁層22との間のファンデルワールス力)によって保たれる。そして、両電極23、24の極性を反転させて、逆向きの電場を加えると、電場応答素子21は初期の状態すなわち図4(a)の状態に戻る。
このように、この記憶素子1は、第1の電極23と第2の電極24との間に発生させる電場によって状態(0,1)を切り替えることができ、しかもその状態を電力供給を停止後も保持できる。したがって、この記憶素子20は、不揮発性のメモリーとなる。
しかも、この記憶素子20は、電場による電場応答素子21の直線的な伸縮変形を利用して状態(0,1)の切り替えを行うため、電場応答素子21の撓み変形を利用する従来の記憶素子と比較して構造が簡単であり(絶縁突起52、53が不要!)、基板25に対して垂直な方向における素子の寸法(厚さ、高さ)を小さくすることが容易である。つまり、この記憶素子20は、電場応答素子21の撓みを許容し得る空間を素子内に確保する必要がないため、従来の記憶素子と比較して素子の厚さを小さくすることが容易である。
また、この記憶素子20は、電場応答素子21を構成するCNTの大部分が電場応答素子21の伸縮方向に配向していることにより、電場応答素子21の電場応答性が良好(高速、高利得)となるので、記憶素子20の状態(0,1)切り替え動作を高速且つ安定に行うことができる。
[別の形態例1]
図9に示した従来の記憶素子50は、基板51上に形成した二つの絶縁突起52、53に電場応答素子54を掛け渡して設け、電場による電場応答素子54の基板51と垂直な方向への撓み変形を利用して状態(0,1)の切り替えを行うため、構造が複雑であり、基板51と平行な方向における素子寸法を小さくすることが困難である。
本発明が解決しようとする課題は、構造が簡単で且つ基板(基板面)と平行な方向における素子寸法を上述した従来の素子よりも小さくすることが可能な記憶素子を提供することにある。
図5は、本発明の記憶素子の別の形態例を概念的に示す断面図である。
図5に示す記憶素子30は、電場応答素子31と、絶縁層32と、第1の電極33と、第2の電極34と、を備えている。
電場応答素子31は、電場に応答して伸縮する。
電場応答素子31は、絶縁層32の表面に対して垂直に立てて設けられている。
電場応答素子31は、複数のカーボンナノチューブからなる。
電場応答素子31を構成しているカーボンナノチューブの大部分は電場応答素子31の伸縮方向に配向している。
電場応答素子31の一端(伸縮する方向における一方の端部)31aは絶縁層32に対して固定されている。
電場応答素子31の他端(伸縮する方向におけるもう一方の端部)31bは自由に変位できる。
絶縁層32は、基板(たとえばシリコン基板)35上に形成されている。
第1の電極33は、電場応答素子31の一端31aに接続されている。
第1の電極33は、絶縁層32の表層部に埋設して設けられている。
電場応答素子31は、第1の電極33の表面に立設されている。
第2の電極34は、電場応答素子31の先端部(他端31b)に隣接させて設けられている。
第2の電極34は、絶縁層32と一体的に形成された絶縁突起上に形成されている。
記憶素子30は、第1の電極33と第2の電極34との間に必要な電位差を発生させるための回路(図6中に、その簡単な回路図が示されている。)を備えている。
図6は、図5に示す記憶素子30の動作説明図である。
第1の電極33と第2の電極34との間の電位差が0ボルトの時(あるいは所定の電位差に達していない時)は、図6(a)に示すように、電場応答素子31が直立した状態(初期状態、縮長した状態)になっている。この状態では、電場応答素子31が第2の電極34に接触していないため、両電極33、34は導通しない。この状態は、デジタル信号の「0」を表す状態に対応する。
一方、第1の電極33と第2の電極34との間の電位差が所定の電位差に達した時は、図6(b)に示すように、電場応答素子31が両電極33、34間の電場に応答して伸長するとともに、電場応答素子31の先端側(他端31b側)が第2の電極34側に湾曲するため、電場応答素子31が第2の電極34に接触した状態になる。その結果、両電極33、34が互いに導通する。この状態は、デジタル信号の「1」を表す状態に対応する。電場応答素子31は、一旦変形(伸長)すると、電力供給を停止してもその状態を保つ。この状態は電場応答素子31と第2の電極34との間のファンデルワールス力によって保たれる。そして、両電極33、34の極性を反転させて、逆向きの電場を加えると、電場応答素子31は初期の状態すなわち図6(a)の状態に戻る。
このように、この記憶素子30は、第1の電極33と第2の電極34との間に発生させる電場によって状態(0,1)を切り替えることができ、しかもその状態を電力供給を停止後も保持できる。したがって、この記憶素子30は、不揮発性のメモリーとなる。
しかも、この記憶素子30は、基板26に対して略垂直に立てた状態で設けられた電場応答素子31の基板35と平行な方向への撓み(傾倒)を利用して状態(0,1)の切り替えを行うため、二つの絶縁突起52、53(図9参照)に掛け渡した電場応答素子の基板面と垂直な方向への撓みを利用する従来の記憶素子と比較して、構造を簡単にできるとともに、基板面と平行な方向における素子寸法を小さくできる。この構成により、記憶素子の集積度を格段と向上させることができる。
また、この記憶素子30は、電場応答素子31を構成するCNTの大部分が電場応答素子31の伸縮方向に配向していることにより、電場応答素子31の電場応答性が良好(高速、高利得)となるので、記憶素子30の状態(0,1)切り替え動作を高速且つ安定に行うことができる。
[別の形態例2]
図7は、本発明の記憶素子の更に別の形態例を概念的に示す断面図である。
図7に示す記憶素子40は、電場応答素子41と、絶縁層42と、第1の電極43と、第2の電極44と、第3の電極45と、を備えている。
電場応答素子41は、電場に応答して伸縮する。
電場応答素子41は、第2の電極44側に湾曲変形可能である。
電場応答素子41は、第3の電極45側に湾曲変形可能である。
電場応答素子41は、絶縁層42の表面に対して略垂直に立てて設けられている。
電場応答素子41は、複数のカーボンナノチューブからなる。
電場応答素子41を構成しているカーボンナノチューブの大部分は電場応答素子41の伸縮方向に配向している。
電場応答素子41の一端(伸縮する方向における一方の端部)41aは絶縁層42に対して固定されている。
電場応答素子41の他端(伸縮する方向におけるもう一方の端部)41bは自由に変位できる。
絶縁層42は、基板(たとえばシリコン基板)46上に形成されている。
第1の電極43は、電場応答素子41の一端41aに接続されている。
第1の電極43は、絶縁層32の表層部に埋設して設けられている。
電場応答素子41は、第1の電極43の表面に立設されている。
第2の電極44は、電場応答素子41の先端部(他端41b)に隣接させて設けられている。
第3の電極45は、電場応答素子41の先端部(他端41b)に隣接させて設けられている。
第2の電極44は、電場応答素子41が湾曲変形する一方の側に、電場応答素子41から所定の距離を隔てて設けられている。
第3の電極45は、電場応答素子41が湾曲変形する他方の側に、電場応答素子41から所定の距離を隔てて設けられている。
第2の電極44と第3の電極45は、電場応答素子41に関して対象となる位置にそれぞれ配置されている。
第2の電極44と第3の電極45は、絶縁層42と一体的に形成された絶縁突起上に形成されている。
記憶素子40は、第1の電極43と第2の電極44との間および第1の電極43と第3の電極45との間に必要な電位差を発生させるための回路(図8中に、その簡単な回路図が示されている。)を備えている。
図8は、図7に示す記憶素子40の動作説明図である。
第1の電極43と第2の電極44との間の電位差が0ボルト(あるいは所定の電位差未満)であり且つ第1の電極43と第3の電極45との間の電位差が0ボルト(あるいは所定の電位差未満)である時は、図8(a)に示すように、電場応答素子41が直立した状態(初期状態、縮長した状態)になっている。この状態では、電場応答素子41が第2の電極44に接触していないため、両電極43、44は導通しない。この状態は、デジタル信号の「0」を表す状態に対応する。
第1の電極43と第2の電極44との間の電位差が所定の電位差以上であり且つ第1の電極43と第3の電極45との間の電位差が0ボルト(あるいは所定の電位差未満)である時は、図8(b)に示すように、電場応答素子41が第1の電極43と第2の電極44との間の電場に応答して伸長するとともに、電場応答素子41の先端側(他端32b側)が第2の電極44側に湾曲するため、電場応答素子41が第2の電極44に接触した状態になる。その結果、第1の電極43と第2の電極44が互いに導通する。この状態は、デジタル信号の「1」を表す状態に対応する。電場応答素子41は、一旦変形(伸長)すると、電力供給を停止してもその状態を保つ。この状態は電場応答素子41と第2の電極44との間のファンデルワールス力によって保たれる。そして、両電極43、44の極性を反転させて、逆向きの電場を加えると、電場応答素子41は初期の状態すなわち図8(a)の状態に戻る。
第1の電極43と第2の電極44との間の電位差が0ボルト(あるいは所定の電位差未満)であり且つ第1の電極43と第3の電極45との間の電位差が所定の電位差以上である時は、図8(c)に示すように、電場応答素子41が第1の電極43と第3の電極45との間の電場に応答して伸長するとともに、電場応答素子41の先端側(他端32b側)が第3の電極45側に湾曲するため、電場応答素子41が第3の電極45に接触した状態になる。その結果、第1の電極43と第3の電極45が互いに導通する。この状態は、デジタル信号の第3の値(「1」でも[0]でもない値)を表す状態(「x」)に対応する。電場応答素子41は、一旦変形(伸長)すると、電力供給を停止してもその状態を保つ。この状態は電場応答素子41と第3の電極45との間のファンデルワールス力によって保たれる。そして、両電極44、45の極性を反転させて、逆向きの電場を加えると、電場応答素子41は初期の状態すなわち図8(a)の状態に戻る。
このように、この記憶素子40は、第1の電極43と第2の電極44との間および第1の電極43と第3の電極45に発生させる電場によって3つの状態(0,1,x)を切り替えることができ、しかもその状態を電力供給を停止後も保持できる。したがって、この記憶素子40は、不揮発性の3状態メモリー(three-state memory)となる。すなわち、x=−1とすれは、「−1」、「0」、「1」の3つの値を保持し得る3状態メモリーが実現される。
しかも、この記憶素子40は、基板46に対して略垂直に立てた状態で設けられた電場応答素子41の基板46と平行な方向への撓み(傾倒)を利用して状態(0,1、x)の切り替えを行うため、二つの絶縁突起52、53(図9参照)に掛け渡した電場応答素子の基板面と垂直な方向への撓みを利用する従来の記憶素子と比較して、構造を簡単にできるとともに、基板面と平行な方向における素子寸法を小さくできる。この構成により、記憶素子の集積度を格段と向上させることができる。
また、この記憶素子40は、電場応答素子41を構成するCNTの大部分が電場応答素子41の伸縮方向に配向していることにより、電場応答素子41の電場応答性が良好(高速、高利得)となるので、記憶素子40の三つの状態(0,1、x)の切り替え動作を高速且つ安定に行うことができる。
なお、上記の動作説明では、記憶素子40を3状態メモリーとして動作させる場合について説明したが、記憶素子40を2状態メモリーとして動作させることも勿論可能である。
記憶素子40を2状態メモリーとして動作させる場合、記憶素子40を第1の状態(図8(a)の状態)から第2の状態(図8(b)の状態)に確実に切り替えるための補助電極として第3の電極45を用いることができる。
また、図8(b)の状態を第1の状態(すなわち「0」を表す状態)とし、図8(c)の状態を第2の状態(すなわち「1」を表す状態)とすることも可能である。
本発明の記憶素子の形態例を概念的に示す断面図 図1に示す記憶素子の動作説明図 本発明の記憶素子の形態例を概念的に示す断面図 図3に示す記憶素子の動作説明図 本発明の記憶素子の形態例を概念的に示す断面図 図5に示す記憶素子の動作説明図 本発明の記憶素子の形態例を概念的に示す断面図 図7に示す記憶素子の動作説明図 従来の記憶素子の構造を概念的に示す断面図 図9に示す従来の記憶素子の動作説明図
符号の説明
10 記憶素子
11 電場応答素子
12 絶縁層
13 第1の電極
14 第2の電極
20 記憶素子
21 電場応答素子
22 絶縁層
23 第1の電極
24 第2の電極
30 記憶素子
31 電場応答素子
32 絶縁層
33 第1の電極
34 第2の電極
40 記憶素子
41 電場応答素子
42 絶縁層
43 第1の電極
44 第2の電極
45 第3の電極

Claims (2)

  1. 電場応答素子と、絶縁層と、第1の電極と、第2の電極と、を備えた記憶素子。
    前記電場応答素子は、電場に応答して伸縮する。
    前記電場応答素子は、前記絶縁層の表面に沿って直線的に伸縮する。
    前記電場応答素子は、カーボンナノチューブからなる。
    前記電場応答素子の一端は前記絶縁層に対して固定されている。
    前記電場応答素子の他端は自由に変位できる。
    前記絶縁層の表面は平坦である。
    前記第1の電極は、前記一端に接続されている。
    前記第1の電極は、前記絶縁層によって前記第2の電極と絶縁されている。
    前記第2の電極は、前記電場応答素子が伸長したときに前記他端と接触する位置に設けられている。
    前記第1の電極と前記第2の電極との間に電場を発生させると、その電場に応答して前記電場応答素子が伸長し、前記他端が前記第2の電極と接触する。
    前記第1の電極と前記第2の電極との間に逆向きの電場を発生させると、その電場に応答して前記電場応答素子が縮長し、前記他端が前記第2の電極から離れる。
  2. 前記電場応答素子は、複数のカーボンナノチューブからなり、当該複数のカーボンナノチューブの大部分が前記電場応答素子の伸縮方向に配向している、請求項1の記憶素子。
JP2005371606A 2005-12-26 2005-12-26 カーボンナノチューブを用いた記憶素子 Expired - Fee Related JP4843760B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005371606A JP4843760B2 (ja) 2005-12-26 2005-12-26 カーボンナノチューブを用いた記憶素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005371606A JP4843760B2 (ja) 2005-12-26 2005-12-26 カーボンナノチューブを用いた記憶素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006092746A true JP2006092746A (ja) 2006-04-06
JP4843760B2 JP4843760B2 (ja) 2011-12-21

Family

ID=36233553

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005371606A Expired - Fee Related JP4843760B2 (ja) 2005-12-26 2005-12-26 カーボンナノチューブを用いた記憶素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4843760B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007311797A (ja) * 2006-05-19 2007-11-29 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 密閉ナノチューブ構造を含む半導体デバイスおよびその製造方法
JP2010515240A (ja) * 2006-08-08 2010-05-06 ナンテロ,インク. 不揮発性ナノチューブダイオード及び不揮発性ナノチューブブロック、並びにそれらを用いるシステム及びその製造方法
JP2011508458A (ja) * 2007-12-31 2011-03-10 サンディスク スリーディー,エルエルシー 選択的に製造されたカーボンナノチューブ可逆抵抗切替素子を使用するメモリセルおよびそれを形成する方法
US8878235B2 (en) 2007-12-31 2014-11-04 Sandisk 3D Llc Memory cell that employs a selectively fabricated carbon nano-tube reversible resistance-switching element and methods of forming the same

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003504857A (ja) * 1999-07-02 2003-02-04 プレジデント・アンド・フェローズ・オブ・ハーバード・カレッジ ナノスコピックワイヤを用いる装置、アレイおよびその製造方法
JP2004193202A (ja) * 2002-12-09 2004-07-08 Fuji Xerox Co Ltd 能動的電子素子および電子装置
JP2005502201A (ja) * 2001-07-25 2005-01-20 ナンテロ,インク. ナノチューブリボンを利用した電気機械式メモリアレイ及びその製造方法
JP2005514784A (ja) * 2001-12-28 2005-05-19 ナンテロ,インク. 電気機械式3トレースジャンクション装置
JP2005521196A (ja) * 2002-03-20 2005-07-14 シャルマーズ・インテレクチャル・プロパティ・ライツ・アーベー ナノチューブリレイ装置
WO2005112126A1 (en) * 2004-05-14 2005-11-24 Chalmers Intellectual Property Rights Ab Electromechanical nanotube tunneling device comprising source, drain and gate
JP2006228818A (ja) * 2005-02-15 2006-08-31 Fujitsu Ltd カーボンナノチューブの形成方法および電子デバイスの製造方法
JP2006318670A (ja) * 2005-05-10 2006-11-24 Toshiba Corp スイッチング素子
JP2007103529A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Fujitsu Ltd 垂直配向カーボンナノチューブを用いた電子デバイス

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003504857A (ja) * 1999-07-02 2003-02-04 プレジデント・アンド・フェローズ・オブ・ハーバード・カレッジ ナノスコピックワイヤを用いる装置、アレイおよびその製造方法
JP2005502201A (ja) * 2001-07-25 2005-01-20 ナンテロ,インク. ナノチューブリボンを利用した電気機械式メモリアレイ及びその製造方法
JP2005514784A (ja) * 2001-12-28 2005-05-19 ナンテロ,インク. 電気機械式3トレースジャンクション装置
JP2005521196A (ja) * 2002-03-20 2005-07-14 シャルマーズ・インテレクチャル・プロパティ・ライツ・アーベー ナノチューブリレイ装置
JP2004193202A (ja) * 2002-12-09 2004-07-08 Fuji Xerox Co Ltd 能動的電子素子および電子装置
WO2005112126A1 (en) * 2004-05-14 2005-11-24 Chalmers Intellectual Property Rights Ab Electromechanical nanotube tunneling device comprising source, drain and gate
JP2006228818A (ja) * 2005-02-15 2006-08-31 Fujitsu Ltd カーボンナノチューブの形成方法および電子デバイスの製造方法
JP2006318670A (ja) * 2005-05-10 2006-11-24 Toshiba Corp スイッチング素子
JP2007103529A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Fujitsu Ltd 垂直配向カーボンナノチューブを用いた電子デバイス

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007311797A (ja) * 2006-05-19 2007-11-29 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 密閉ナノチューブ構造を含む半導体デバイスおよびその製造方法
JP2010515240A (ja) * 2006-08-08 2010-05-06 ナンテロ,インク. 不揮発性ナノチューブダイオード及び不揮発性ナノチューブブロック、並びにそれらを用いるシステム及びその製造方法
JP2011508458A (ja) * 2007-12-31 2011-03-10 サンディスク スリーディー,エルエルシー 選択的に製造されたカーボンナノチューブ可逆抵抗切替素子を使用するメモリセルおよびそれを形成する方法
US8878235B2 (en) 2007-12-31 2014-11-04 Sandisk 3D Llc Memory cell that employs a selectively fabricated carbon nano-tube reversible resistance-switching element and methods of forming the same

Also Published As

Publication number Publication date
JP4843760B2 (ja) 2011-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4843760B2 (ja) カーボンナノチューブを用いた記憶素子
JP2009536015A (ja) 静電アクチュエータ
US8866363B2 (en) Electrostatic actuator having urging members with varying rigidities
JP2008091167A (ja) マイクロメカニカルデバイス
JP5276178B2 (ja) スイッチ素子およびスイッチ素子を備えた回路
JP5162664B2 (ja) 高分子アクチュエータ及び高分子アクチュエータ搭載デバイス
US20120001520A1 (en) Actuator device and input apparatus
JP2008500189A (ja) 幾何学的に異方性のナノ粒子に基づくアクチュエータ
KR101620456B1 (ko) 전자적 기계적 트랜지스터
CN102822931B (zh) 集成式机电致动器
JP2007259691A (ja) Memsの静電駆動法、静電アクチュエーター、及びマイクロスイッチ
US20140339060A1 (en) Push-on-push-off bistable switch
JP2006203982A (ja) 高分子アクチュエータおよび多関節ハンドロボット
JP2015126597A (ja) アクチュエータ
JP5780261B2 (ja) アクチュエータ
KR102119470B1 (ko) 전기기계적 스위칭 소자의 구동 방법
KR100848813B1 (ko) 탄소나노튜브의 압전효과에 의한 변형을 이용한 트랜지스터및 비휘발성 메모리
EP2363871B1 (en) Electromechanical switch, storage device comprising such an electromechanical switch and method for operating the same
US20220254982A1 (en) Technologies for microelectromechanical systems with composable piezoelectric actuators
JP4661110B2 (ja) 高分子アクチュエータ
KR101667486B1 (ko) 핀 전극을 가진 그래핀 릴레이 소자 및 그 제작 방법
KR20190048938A (ko) 그래핀 플레이크 왕복 메모리 소자 및 이의 제조 방법
WO2022153696A1 (ja) Memsスイッチ
WO2009116502A1 (ja) メンブレンスイッチ及びその製造方法
JP2015035905A (ja) アクチュエータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081224

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090304

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110705

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20110711

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20110711

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110711

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110914

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141021

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees