JP2006091546A - 粒子移動型表示装置 - Google Patents

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陽次郎 松田
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Abstract

【課題】 高品位の表示画質が得られる粒子移動型表示装置を提供する。
【解決手段】 第1基板101及び第2基板102と支持体103とによって画素を形成し、その画素に近接して第1電極106及び第2電極107を設け、帯電泳動粒子105を分散した絶縁性液体107を画素内に充填する。そして、画素の観察者側からの可視面積が、第2基板102側から第1基板101側に向かって規則的に小さくなるように第1基板上に支持体103を形成し、特に、画素の境界部の近傍で散乱層を厚くするので、入射した光の反射率を向上し、反射光の指向性を弱めて視野角を大きくする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、粒子を移動させることにより表示をおこなう粒子移動型表示装置に関し、特に入射光を反射することで表示をおこなう反射型のものに関する。
従来、対向する一対の基板間に移動可能な帯電性の粒子を配置し、これらの粒子を電圧の印加によって移動させることに基づいて表示をおこなう電気泳動表示装置やトナーディスプレイ等の表示装置がある。
これらの表示装置は、例えば液晶ディスプレイのバックライトやプラズマディスプレイの蛍光物質等、といった発光することによる表示をせず、表示面から入射する光を反射させることによって表示をおこなう反射型表示装置であり、低消費電力や視覚への負担軽減等の観点から電子ペーパーや電子ブック等といった技術に適用されつつある。
この電気泳動表示装置として、一対の基板の間に着色帯電粒子と着色剤を混入した分散媒を挟み、着色帯電泳動粒子と着色された分散媒との対比色により画像を形成するものがHarold D.Lees等により提案されている(特許文献1参照)。
米国特許第3612758号明細書
しかしながら、上述したような従来の電気泳動表示装置では、着色剤を分散媒中に混入させるため、反射型表示装置に必要とされる反射率や反射光の散乱性の低下をまねくという問題があった。
また、さらに、従来の着色剤を分散媒中に混入するものも含めた全ての反射型表示装置においては、印刷物と同等の表示品位を得ることが嘱望されている。
そこで、本発明は上記従来技術に鑑みてなされたものであり、高品位の表示画質を得ることが可能な粒子移動型表示装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、所定の間隙を空けて対向した位置に配置される第1及び第2基板と、前記第1及び第2基板を支持する支持体と、前記第1及び第2基板と前記支持体とで形成される画素に配置される絶縁性液体及び複数の帯電泳動粒子と、前記画素に近接して配置される複数の電極と、を備え、複数の前記電極間に電圧を印加して前記帯電泳動粒子を移動させることに基づき種々の表示をおこなう粒子移動型表示装置において、前記支持体は、前記第2基板から前記第1基板側に向かって広がるように傾斜した傾斜面を有し、複数の前記電極間に生じる電界により複数の前記帯電泳動粒子を前記傾斜面に沿って分布することを特徴とするものである。
本発明にかかる粒子移動型表示装置によれば、第1基板及び第2基板を支持する支持体が、第2基板側から観測基板である第1基板側に向かって広がるように傾斜した傾斜面を有し、複数の電極間に生じる電界により複数の帯電泳動粒子を傾斜面に沿って分布させるので、高品位の表示画質を有する粒子移動型表示装置を得ることができるという効果を奏する。
<第1の実施の形態>
以下、本発明の第1の実施の形態にかかる粒子移動型表示装置である電気泳動表示装置を図1乃至図4に沿って説明する。図1は第1の実施の形態にかかる電気泳動表示装置の画素の構成及び表示状態の第1の例を表す側面図、図2は第1の実施の形態にかかる電気泳動表示装置の画素の構成及び表示状態の第2の例を表す側面図、図3は第1の実施の形態にかかる電気泳動表示装置の画素の構成及び表示状態の第3の例を表す側面図、図4は第1の実施の形態にかかる電気泳動表示装置の画素の構成及び表示状態の第4の例を表す側面図である。
図1に示す電気泳動表示装置100は、例えば電子書籍や個人用の携帯情報端末(PDA)等の情報端末装置等に接続して用いられるものであり、接続先の機器から送出される画像データや文字データ等の表示をおこなう表示装置である。また、表示する際の駆動方式については、液晶表示素子等と同様、例えば単純マトリクス駆動やアクティブマトリクス駆動等、をおこなう駆動回路を用い、各画素のON,OFFの切り替えを電圧信号によっておこなう。
電気泳動表示装置100の基板となる第1基板101及び第2基板102は、互いに所定間隙を開けた対向する位置に配置されている。これらの間隙には、傾斜面SL1を有する支持体103が配置され、第1基板101及び第2基板102を支持する。すなわち、この支持体103が、画素の第2電極107から第1電極106側に向かって広がるような傾斜面SL1を有しながら形成されることで、図1に示すような画素100A,100Bが形成される。そして、支持体103の内部或いは表面には散乱層108が形成される。
この第1基板101及び第2基板102には、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート(PC)、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポリプロピレン等の樹脂フィルム或いは複数の樹脂の積層膜の他、ガラスや石英等の無機材料、さらには、ガスバリア層、光拡散層、導電層が積層された樹脂フィルムを用いることができる。なお、第2基板102には光透過性のある透明な材料を使用するとよい。
そして、上述した第1基板101と第2基板102と支持体103とによって仕切られる空間には、帯電泳動粒子105が分散された絶縁性液体104が充填される。この絶縁性液体104には、イソパラフィン、シリコーンオイル及びキシレン、トルエン等の非極性溶媒であって透明なものが用いられる。また、帯電泳動粒子105には、絶縁性液体104内で正極性又は負極性の帯電特性を示す着色された材料を用い、無機顔料、有機顔料、カーボンブラック、或いは、それらを含有させた樹脂等が用いられる。なお、帯電泳動粒子105の粒径は、通常0.01μm〜50μm程度のものを使用できるが、好ましくは、0.1μm〜10μm程度のものを用いるとよい。なお、上述した分散媒や帯電泳動粒子105中には、帯電泳動粒子105の帯電を制御して安定化させるための荷電制御剤を添加しておくとよい。
第1電極106は、第1基板101の上面、画素100Aの中央部であって、絶縁性液体104に近接する位置に配置される。また、第2電極107は、支持体103の内部であって、画素を区切る境界の位置に基板に対して垂直方向に立ち上がるように配置される。
第1電極106は、例えば銀(Ag)やアルミニウム(Al)等、の光反射性の高い材料にて形成し、第2基板102から入射する光を拡散反射及び/又は鏡面反射する反射層の機能を有する。また、第2電極107は、パターニング可能な導電性材料にて形成し、チタン(Ti)、Al、銅(Cu)、ITO等の金属、或いは、カーボンや銀ペースト、或いは有機導電膜にて形成する。
散乱層108は、入射光を散乱しうる材料であればよく、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化アルミニウム等の金属化合物や、ガラス、シリカ等の微粉末を含有したアクリルやエポキシ、スチレン等の有機材料を用いることができる。なお、必要に応じて散乱層表面は透明な皮膜で覆ってもよい。
次に、図1に示す電気泳動表示装置100の表示動作について説明する。例えば、第1電極106は黒色に、その周りの支持体103の表面の散乱層108は白色に着色する。そして、画素100A,100Bに分散される帯電泳動粒子105は黒色に着色し、正(プラス)に帯電させる。
このとき、図1の画素100Aには、第1電極106に+10V、第2電極107に0Vの電圧が印加される。これらの電極間には電界が生じ、この電界を横切るように形成される支持体103の傾斜面SL1に、プラスに帯電した帯電泳動粒子105が移動する。支持体103の傾斜面に黒色の帯電泳動粒子105が移動して白色の散乱層108が覆われることにより画素100Aは黒色表示の状態となる。
また、図1の画素100Bには、第1電極106に−10V、第2電極107に0Vの電圧が印加されており、プラスに帯電した帯電泳動粒子105は第1電極106上に集まる。帯電泳動粒子105が画素100Bの中央にある第1電極106上に集まり、散乱層108が露出することによって画素100Bは白色表示の状態となる。
なお、不図示ではあるが、上述した以外にも第1電極106及び第2電極107に印加する電圧の大きさや、印加時間を変えることにより、帯電泳動粒子105が移動する量を変えることで、グレー等の中間色の色表示をおこなうことができる。
次いで、図2及び図3を用いて、本第1の実施の形態による電気泳動表示装置の第2及び第3の例を示す。但し、図1と共通する構成については、図1と同じ符号を付し、図1の説明を援用する。
図2に示す電気泳動表示装置200は、支持体103の傾斜面SL2が凸形状に設けられた点が図1の電気泳動表示装置100と異なり、また、図3に示す電気泳動表示装置300は、支持体103の傾斜面SL3が凹形状に設けられた点が図1の電気泳動表示装置100と異なっている。
すなわち、このような図2及び図3に示すような凹凸形状の支持体103を設けることも可能であり、図3のような支持体103では、画素の境界部の散乱層が特に厚く形成できるため、反射光の指向性を弱めることができ、視野角を広げることができるようになる。
また、第1電極106と第2電極107との間の電界によってできる電位勾配の状態や、帯電泳動粒子105のメモリー性等から要求される傾斜面の吸着特性等を場所によって微調整する必要が生じた場合等にも傾斜面の形状を変えることは有効である。なお、支持体103の傾斜面の形状は図1乃至図3に限るものではなく、第1電極106から第2電極107へと漸次変化をするものであれば特に限定されるものではない。
次いで、本第1の実施の形態による電気泳動表示装置の第4の例を示す。図4の電気泳動表示装置400は、支持体103が透明で、散乱層108が第1基板101上に形成されている点が、図1の電気泳動表示装置100と異なっている。他の図1と共通する構成については、図1と同じ符号を付し、図1の説明を援用する。
図4に示す電気泳動表示装置400の構成では、第1電極106及び第2電極107の下層に配置される散乱層108によって入射光が乱反射されるため、図1乃至図3に示したものと同様、広い視野角特性を保持することができる。また、散乱層108が第1電極106及び第2電極107の下層に形成されているため、帯電泳動粒子105の泳動特性に影響を与えることなく膜厚を厚くすることができることにより、反射率を高くすることができる。
(実施例1)
次に、第1の実施の形態にかかる電気泳動表示装置100の具体例を説明する。まず、第1電極106として1.1mm厚のガラス基板を使用し、この第1電極106上には薄型トランジスタ(不図示)や、その他駆動に必要な配線やIC(不図示)を形成する。
その後、Alを成膜してパターニングをおこなうことで第1電極106と第2電極107とを形成する。このときAl成膜前に、予めフォトレジストによって形成しておいた突起状の土台によって、第2電極107の電極面が実質的に基板に対して垂直方向に伸びるように配置されることとなる。また、第1電極106はコンタクトホールを通じて薄型トランジスタと導通される。
次に、アクリル樹脂に酸化チタンを分散させた散乱層からなる支持体103を形成する。第1基板101及び第2基板102と支持体103とによって形成される空間部の厚み寸法は、画素中央部で大きく、画素周辺部になるほど小さくなり、支持体103によって各画素に傾斜面SL1が形成される。また、第1電極106表面には黒色の着色層を形成する。
次に、各画素に黒色の帯電泳動粒子105と分散媒を充填する。帯電泳動粒子105には粒径1〜2μm程度のカーボンブラックを含有したポリスチレン−ポリメチルメタクリレート共重合体樹脂を使用する。分散媒にはイソパラフィン(商品名:アイソパー、エクソン社製)を用いる。イソパラフィンには荷電制御剤を含有させ、帯電泳動粒子105はプラス帯電を示した。最後に、第2基板102を配置して密封し、電気泳動表示装置100を完成させる。
作製した電気泳動表示装置100を、不図示の駆動ドライバーに接続して表示動作を検証した。第2電極107を全画素の共通電極として0Vとし、薄膜トランジスタを介して第1電極106に±10Vを印加することで白黒書き換えをおこなった。また、階調表示の場合は、+2V、+4V、+6V、+8Vというように電圧変調をおこない、支持体103の斜面上に広がる粒子量を変えることでおこなった。
上述の駆動方法によって表示の書き換えを繰り返した。散乱層により入射光が乱反射されるため、反射率が高く視野角が大きな表示特性が得られた。また、第2電極107がシールド電極として機能するため、隣接する画素で白、中間階調、黒の異なる表示をおこなった場合でもコントラストの変動は見られず、安定した表示コントラストが得られた。
以上説明したように、第1の実施の形態にかかる電気泳動表示装置100乃至400によれば、第1基板と第2基板との間隙に形成される支持体103が、第2基板102側から第1基板101側に向かって広がるように傾斜した傾斜面SL1〜SL3を有するので、画素に入射した光が浅い位置で反射されることとなり反射率の向上を図ることができる。
また、第1の実施の形態にかかる電気泳動表示装置100乃至400によれば、第1基板と第2基板との間隙に形成される支持体103が、第2基板102側から第1基板101側に向かって広がるように傾斜した傾斜面SL1〜SL3等を有し、特に、画素の境界部の近傍で散乱層を厚くすることができるので、反射光の指向性を弱めることができ、視野角を大きくすることができる。
また、第1の実施の形態にかかる電気泳動表示装置100乃至400によれば、第1電極106と第2電極107との間に、支持体103による傾斜面SL1〜SL3等が形成され、これら電極間に生じる電界が傾斜面SL1〜SL3等を横切るので、これらの傾斜面上に帯電泳動粒子105を分布させ、安定した表示をおこなうことができるようになる。
また、第1の実施の形態にかかる電気泳動表示装置100乃至400によれば、第1電極106と第2電極107との間に、厚さが規則的に変化する支持体103を備えることにより、支持体103が存在しないときと比して電界の集中が起こらないので、黒色表示の際の帯電泳動粒子105が偏りなく分散されるようになる。
また、第1の実施の形態にかかる電気泳動表示装置100乃至400によれば、第1電極106と第2電極107との間に電界を印加する際、第2電極107を全ての画素に共通する電位(例えば、0Vとする)とすることにより、各画素に印加される電界が隣接する画素に漏れ出ることを防止できるので、第2電極107にシールド電極の役割を持たせることができるようになる。
<第2の実施の形態>
つぎに、本発明の第2の実施の形態にかかる電気泳動表示装置を図5及び図6に沿って説明する。図5は第2の実施の形態にかかる画素中央に凹部を設けた電気泳動表示装置の画素の構成及び表示状態の第1の例を表す側面図、図6は第2の実施の形態にかかる画素中央に凹部を設けた電気泳動表示装置の画素の構成及び表示状態の第2の例を表す側面図である。但し、第1の実施の形態と共通する構成については、同じ符号を付し、第1の実施の形態の説明を援用する。
図5に示す電気泳動表示装置500は、図1にて示した電気泳動表示装置100の画素の中央部に凹形状の空間である凹部を形成し、この凹部の底に第1電極106を設けた構成となっている。
この電気泳動表示装置500の表示動作においては、図1の表示動作のときと同様、第1電極106は黒色に、その周りの支持体103である散乱層108は白色に着色する。そして、画素500A,500Bに分散される帯電泳動粒子105は黒色に着色し、正(プラス)に帯電させる。
このとき、図5の画素500Aには、第1電極106に+10V、第2電極107に0Vの電圧が印加されており、プラスに帯電した帯電泳動粒子105は支持体103の傾斜面SL1に移動する。支持体103の傾斜面SL1に黒色の帯電泳動粒子105が移動して白色の散乱層108が覆われることにより画素100Aは黒色表示の状態となる。
また、図5の画素500Bには、第1電極106に−10V、第2電極107に0Vの電圧が印加されており、プラスに帯電した帯電泳動粒子105は、凹部の底に設けられた第1電極106上に集まる。このように、帯電泳動粒子105が第1電極106上に集まり、散乱層108が露出することによって画素100Bは白色表示の状態となる。
一方、図6に示す電気泳動表示装置600は、図1にて示した電気泳動表示装置100の画素中央部に凹形状の空間である凹部を形成し、第1電極106が、光反射率の高い金属によって形成され、且つ、凹部の表面を覆うような構成となっている。
この電気泳動表示装置600の表示動作においては、図5の電気泳動表示装置500と同様であるが、第1電極106が光反射率の高い金属によって形成されているため、散乱層108で反射した光が帯電泳動粒子105に照射されて吸収されることを防ぐことができる。
(実施例2)
次に、第2の実施の形態にかかる電気泳動表示装置500の具体例を説明する。第1基板101として1.1mm厚のガラス基板を使用し、この第1基板101上には薄型トランジスタ(不図示)や、その他駆動に必要な配線やIC(不図示)を形成する。
その後、フォトレジストによって画素中央部に凹形状となる空間の凹部を形成する。そして、Alを成膜してパターニングをおこなうことで第1電極106と第2電極107とを形成する。このとき、Al成膜前に、予めフォトレジストによって形成しておいた突起状の土台によって、第2電極107の電極面が実質的に基板に対して垂直方向に伸びるように配置されることとなる。また、第1電極106はコンタクトホールを通じて薄型トランジスタと導通される。
次に、アクリル樹脂にアルミナを分散させた散乱層からなる支持体103を形成した。第1基板101と第2基板102と支持体103とによって形成される空間部の厚み寸法は、画素中央部で大きく、画素周辺部になるほど小さくなり、支持体103によって各画素に傾斜面SL1が形成される。また、第1電極106表面には黒色の着色層を形成する。
次に、各画素に黒色の帯電泳動粒子105と分散媒を充填する。帯電泳動粒子105には粒径1〜2μm程度のカーボンブラックを含有したポリスチレン−ポリメチルメタクリレート共重合体樹脂を使用する。分散媒にはイソパラフィン(商品名:アイソパー、エクソン社製)を用いる。イソパラフィンには荷電制御剤を含有させ、帯電泳動粒子105はプラス帯電を示した。最後に、第2基板102を配置して密封し、電気泳動表示装置を完成させる。
作製した電気泳動表示装置500を不図示の駆動ドライバーに接続して表示動作を検証した。第2電極107を全画素の共通電極として0Vとし、薄膜トランジスタを介して第1電極106に±10Vを印加することで白黒書き換えをおこなった。また、階調表示の場合は、+2V、+4V、+6V、+8Vというように電圧変調をおこない、支持体103の斜面上に広がる粒子量を変えることでおこなった。
上述の駆動方法によって表示の書き換えを繰り返した。散乱層により入射光が乱反射されるため、反射率が高く視野角が大きな表示特性が得られた。また、第2電極107がシールド電極として機能するため、隣接する画素で白、中間階調、黒の異なる表示をおこなった場合でもコントラストの変動は見られず、安定した表示コントラストが得られた。
(実施例3)
次に、第2の実施の形態にかかる電気泳動表示装置600の具体例を説明する。第1基板101として1.1mm厚のガラス基板を使用し、この第1基板101上には薄型トランジスタ(不図示)や、その他駆動に必要な配線やIC(不図示)を形成する。
その後、散乱層によって画素中央部に凹形状となる空間の凹部を形成する。散乱層には、酸化チタンを分散したアクリル樹脂を用いた。次に、Alを成膜してパターニングをおこなうことで第1電極106と第2電極107とを形成する。このときAl成膜前に、予めフォトレジストによって形成しておいた突起状の土台によって、第2電極107の電極面が実質的に基板に対して垂直方向に伸びるように配置されることとなる。また、第1電極106は凹形状の表面を覆うように配置されると共に、コンタクトホールを通じて薄型トランジスタと導通される。
次に、透明なアクリル樹脂によって支持体103を形成した。第1基板101と第2基板102と支持体103とによって形成される空間部の厚み寸法は、画素中央部で大きく、画素周辺部になるほど小さくなり、支持体103によって各画素に傾斜面SL1が形成される。また、第1電極106表面には黒色の着色層を形成する。
次に、各画素に黒色の帯電泳動粒子105と分散媒を充填する。帯電泳動粒子105には粒径1〜2μm程度のカーボンブラックを含有したポリスチレン−ポリメチルメタクリレート共重合体樹脂を使用する。分散媒にはイソパラフィン(商品名:アイソパー、エクソン社製)を用いた。イソパラフィンには荷電制御剤を含有させ、帯電泳動粒子105はプラス帯電を示した。最後に、第二基板を配置して密封し、電気泳動表示装置600を完成させた。
作製した電気泳動表示装置600を不図示の駆動ドライバーに接続して表示動作を検証した。第2電極107を全画素の共通電極として0Vとし、薄膜トランジスタを介して第1電極106に±10Vを印加することで白黒書き換えをおこなった。また階調表示の場合は、+2V、+4V、+6V、+8Vというように電圧変調をおこない、支持体103の斜面上に広がる粒子量を変えることでおこなった。
上述の駆動方法によって表示の書き換えを繰り返した。散乱層により入射光が乱反射されるため、反射率が高く視野角が大きな表示特性が得られた。また、第2電極107がシールド電極として機能するため、隣接する画素で白、中間階調、黒の異なる表示をおこなった場合でもコントラストの変動は見られず、安定した表示コントラストが得られた。
以上説明したように、第2の実施の形態にかかる電気泳動表示装置500,600によれば、帯電泳動粒子105を凹部による空間内に収納することができるので、帯電泳動粒子105が集積した際の表出面積を小さくすることができ、表示コントラストを向上することができるようになる。
また、第2の実施の形態にかかる電気泳動表示装置500,600によれば、凹部に収納された帯電泳動粒子105よりも第2基板107側に散乱層108が形成される構成となるので、第1の実施の形態で示した電気泳動表示装置100乃至400の白色表示の状態のときのように散乱層108で反射した光が帯電泳動粒子105に照射されて吸収されることがなくなり、反射の際に損失する光量が減少するので、反射率の向上を図ることができるようになる。
また、第2の実施の形態にかかる電気泳動表示装置600によれば、光反射率の高い金属によって覆われた凹部に帯電泳動粒子105が収納されるため、散乱層108で散乱された光は凹部の外側面を覆う金属によって反射されることで帯電泳動粒子105に到達せず、帯電泳動粒子105に吸収されて損失する光量が減少するので、反射率の向上を図ることができるようになる。
なお、第2の実施の形態においては、第1基板101側の第1電極106の表面は、黒表示時の画素の反射率を低く抑えるため、黒色に着色されていることが好ましい。
<第3の実施の形態>
つぎに、本発明の第3の実施の形態にかかる電気泳動表示装置を図7乃至図9に沿って説明する。図7は第3の実施の形態にかかる多数の電極を備えた電気泳動表示装置の画素の構成及び表示状態の第1の例を表す側面図、図8は第3の実施の形態にかかる多数の電極を備えた電気泳動表示装置の画素の構成及び表示状態の第2の例を表す側面図、図9は第3の実施の形態にかかる多数の電極を備えた電気泳動表示装置の画素の構成及び表示状態の第3の例を表す側面図である。但し、第1の実施の形態と共通する構成については、同じ符号を付し、第1の実施の形態の説明を援用する。
電気泳動表示装置700は、図1に示した電気泳動表示装置100の第1電極106と第2電極107との間に第3電極109を設けたものであって、第1電極106と第3電極109とは第1基板101の内部に埋め込まれた構成となっている。
この電気泳動表示装置700の表示動作においては、まず、第1電極106は黒色に、その周りの支持体103である散乱層108は白色に着色する。そして、画素700A,700Bに分散される帯電泳動粒子105は黒色に着色し、正(プラス)に帯電させる。
そして、例えば、第2電極107及び第3電極109が接地され、第1電極106に負の電圧が印加されることにより、帯電泳動粒子105は第1電極106上に集まる。このように、プラスに帯電された帯電泳動粒子105が画素700Aの中央にある第1電極106上に集まり、散乱層108が露出することによって、画素700Aは白色表示の状態となる。
また、第2電極107を接地し、第1電極106に正電圧、第3電極109に接地或いは第1電極106よりも小さい正電圧を印加することにより、プラスに帯電された帯電泳動粒子105は支持体103の傾斜面SL1に移動する。このように、支持体103の傾斜面SL1に黒色の帯電泳動粒子105が移動して白色の散乱層108が覆われることにより、画素700Bは黒色表示の状態となる。
なお、不図示ではあるが、上述した以外にも第1電極106、第2電極107、第3電極109に印加する電圧の大きさや印加時間を変えることで、帯電泳動粒子105の移動量を変えることで、グレー等の中間色の色表示をおこなうことができる。
次いで、図8及び図9を用いて、本第3の実施の形態による電気泳動表示装置の第2及び第3の例を示す。但し、図7と共通する構成については、図7と同じ符号を付し、図7の説明を援用する。
図8に示す電気泳動表示装置800は、支持体103の傾斜面SL2が凸形状に設けられた点が図7の電気泳動表示装置700と異なり、また、図9に示す電気泳動表示装置900は、支持体103の有する傾斜面が凹形状に設けられた点が図7の電気泳動表示装置700と異なっている。
すなわち、このような図8及び図9に示すような凹凸形状の支持体103を設けることも可能であり、このような支持体103では、画素の境界部の散乱層が特に厚く形成できるため、反射光の指向性を弱めることができ、視野角を広げることができるようになる。
また、第1電極106、第2電極107、第3電極109間に生じる電界によってできる電位勾配の状態や、帯電泳動粒子105のメモリー性等から要求される傾斜面の吸着特性等を場所によって微調整する必要が生じた場合等にも傾斜面の形状を変えることは有効である。なお、支持体103の傾斜面の形状は図8及び図9に限るものではなく、第1電極106から第2電極107へと規則的な変化をするものであれば特に限定されるものではない。
(実施例4)
次に、第3の実施の形態にかかる電気泳動表示装置700の具体例を説明する。薄膜トランジスタ(TFT:不図示)が形成されたガラス基板(第1基板101)上に、Alからなる第3電極109及び第1電極106が形成されている。第1電極106は、TFTに接続されている。
第3電極109は第1電極106を取り囲むように配置され、その第3電極109側には、散乱層108が形成されている。散乱層108は、画素内の可視断面積が、第2基板102側から第1基板101側に向かって徐々に小さくなるように表示面に対して傾斜させている。
この散乱層108は、酸化チタン粉末が分散されたアクリル樹脂からなる。第1基板101と第2基板102とは、隔壁によって間隔が保持される。隔壁表面には、第2電極107の層が形成されている。第1基板101と第2基板102との間に形成される空間には、透明な絶縁性液体104と黒色の帯電泳動粒子105とが充填される。絶縁性液体104にはイソパラフィン(商品名:アイソパー,エクソン社製)を用い、帯電泳動粒子105には粒径1〜2μm程度のカーボンブラックを含有したポリスチレン−ポリメチルメタクリレート共重合体樹脂を使用する。イソパラフィンには、荷電制御剤としてコハク酸イミド(商品名:OLOA1200、シェブロン社製)を含有させる。
上記の画素形状を有する表示装置は散乱層108を厚く形成できるため、入射光の正反射成分を効率的に抑制できる。これによって、視野角依存性の小さい、いわゆる紙に近い表示を得ることができる。
(実施例5)
次に、第3の実施の形態にかかる電気泳動表示装置800の具体例を説明する。薄膜トランジスタ(TFT:不図示)が形成されたガラス基板1(第1基板101)上に、レジスト層からなる凹部、及び、Alからなる第1電極106及び第3電極109が形成されている。
第1電極106は、凹部内壁を通ってTFTに接続されている。第3電極109は第1電極106を取り囲むように配置され、その第3電極109側には、散乱層108が形成されている。散乱層108が形成される支持体103は、第2基板102側から第1基板101側に向かって広がるように傾斜した傾斜面SL2を有する。
この散乱層108は、酸化チタン粉末が分散されたアクリル樹脂からなる。第1基板101と第2基板102とは、隔壁によって間隔が保持される。隔壁表面には、第2電極107の層が形成されている。第1基板101と第2基板102との間に形成される空間には、透明な絶縁性液体104と黒色の帯電泳動粒子105とが配置される。絶縁性液体104にはイソパラフィン(商品名:アイソパー,エクソン社製)を用い、帯電泳動粒子には粒径1〜2μm程度のカーボンブラックを含有したポリスチレン−ポリメチルメタクリレート共重合体樹脂を使用する。イソパラフィンには、荷電制御剤としてコハク酸イミド(商品名:OLOA1200、シェブロン社製)を含有させる。
上記の画素形状を有する表示装置は散乱層108を厚く形成できるため、入射光の正反射成分を効率的に抑制できる。これによって、視野角依存性の小さい、いわゆる紙に近い表示を得ることができる。さらに、白表示時の粒子を凹部に収納できるため、凹部を形成しない場合に比べて反射率をさらに向上させることができる。
以上説明したように、第3の実施の形態にかかる電気泳動表示装置700〜900によれば、第1基板101上であって、第1電極106と第2電極107との間に第3電極109を配置し、印加する電圧値を制御することによって、中間色等の画素の階調表示を精度よくおこなうことができるようになる。
<第4の実施の形態>
つぎに、本発明の第4の実施の形態にかかる電気泳動表示装置を図10及び図11に沿って説明する。図10は第4の実施の形態にかかる画素中央に凹部を設けた電気泳動表示装置の画素の構成及び表示状態の第1の例を表す側面図、図11は第4の実施の形態にかかる画素中央に凹部を設けた電気泳動表示装置の画素の構成及び表示状態の第2の例を表す側面図である。但し、第3の実施の形態と共通する構成については、第3の実施の形態と同じ符号を付し、第3の実施の形態の説明を援用する。
図10に示す電気泳動表示装置1000及び図11に示す電気泳動表示装置1100は、図7乃至図9にて示した電気泳動表示装置700〜900の画素の中央部に凹形状の空間である凹部を形成し、この凹部の近接する位置に第1電極106を設けた構成となっている。
この電気泳動表示装置1000の表示動作においては、例えば、第1電極106は黒色に、その周りの支持体103である散乱層108は白色に着色する。また、画素内に分散される帯電泳動粒子105は黒色に着色し、正(プラス)に帯電させる。
このとき、電気泳動表示装置1000は、第2電極107及び第3電極109が接地され、第1電極106に負の電圧が印加されることにより、帯電泳動粒子105は凹部の第1電極106上に集まる。これにより、支持体103に形成された散乱層108が露出することによって白色表示の状態を示す。
また、図11の電気泳動表示装置1100においては、第2電極107を接地し、第1電極106に正電圧、第3電極109に接地或いは第1電極106よりも小さい正電圧を印加することにより、プラスに帯電した帯電泳動粒子105は支持体103の傾斜面SL1に移動する。これにより、白色の散乱層108が帯電泳動粒子105に覆われることにより黒色表示の状態を示す。
以上説明したように、第4の実施の形態にかかる電気泳動表示装置1000,1100によれば、帯電泳動粒子105を凹部による空間内に収納することができるので、帯電泳動粒子105が集積した際の表出面積を小さくすることができ、表示コントラストを向上することができるようになる。
また、第4の実施の形態にかかる電気泳動表示装置1000,1100によれば、凹部に収納された帯電泳動粒子105よりも第2基板107側に散乱層108が形成される構成となるので、第1の実施の形態で示した電気泳動表示装置100乃至400の白色表示の状態のときのように散乱層108で反射した光が帯電泳動粒子105に照射されて吸収されることがなくなり、反射の際に損失する光量が減少するので、反射率の向上を図ることができるようになる。
<第5の実施の形態>
つぎに、本発明の第5の実施の形態にかかる電気泳動表示装置を図12を用いて説明する。図12は第5の実施の形態にかかるマイクロカプセルを用いた電気泳動表示装置の画素の構成及び表示状態の例を表す側面図である。但し、図1と共通する構成については、図1と同じ符号を付し、図1の説明を援用する。
図12に示す電気泳動表示装置1200は、図3或いは図9にて示した凹形状の支持体103を有し、絶縁性液体104及び帯電泳動粒子105が封入されたマイクロカプセル1201を画素の内部に配置した構成となっている。
この電気泳動表示装置1200の構成によって封入されている帯電泳動粒子105は、図9の凹形状の支持体103を有する電気泳動表示装置900のときと同様の動作をする。但し、その移動範囲はマイクロカプセル1201内に限られる。図12では、第2電極107及び第3電極109が接地され、第1電極106に負の電圧が印加されることにより、プラスに帯電された帯電泳動粒子105はマイクロカプセル1201底部の第1電極106の近傍に集まった白色の表示状態が示される。
また、不図示であるが、例えば、第2電極107を接地し、第1電極106に正電圧、第3電極109に接地或いは第1電極106よりも小さい正電圧を印加することにより、プラスに帯電された帯電泳動粒子105は支持体103の傾斜面SL3に接するマイクロカプセル1201の側面部に移動し黒色の表示状態が示される。
以上説明したように、第5の実施の形態にかかる電気泳動表示装置1200によれば、絶縁性液体104及び帯電泳動粒子105がマイクロカプセルに封入されて各画素に配置された場合であっても、第1乃至第4の実施の形態にて説明したような高品位の表示画質を得る電気泳動表示装置を得ることができるようになる。
なお、以上で説明した、第5の実施の形態においては、支持体103の傾斜面SL3は、凹形状であるとして説明したが、凹形状に限るものではなく、第1電極106から第2電極107へと規則的な変化をするものであれば特に限定されるものではない。
なお、以上で説明した、第3乃至第5の実施の形態においては、電極を3つ備える電気泳動表示装置の場合には、そのうちの1つ又は2つの電極を、全画素の共通電極として同電位の電圧を印加するための電極とし、他の1つ又は2つを薄膜トランジスタ等のスイッチング素子に接続して表示をおこなうものとしてもよい。
また、以上で説明した、第1乃至第5の実施の形態においては、絶縁性液体と複数の帯電泳動粒子とは画素に直接封入するだけでなく、2つをマイクロカプセル化して各画素に配置するようにしてもよい。
また、以上で説明した、第1乃至第5の実施の形態においては、絶縁性液体や帯電泳動粒子や散乱層に着色する色については、白色や黒色に加えて、赤色、緑色、青色、シアン、マゼンタ、イエロー等を用いてもよく、当該分野にて従来公知の様々な組み合わせを用いてもよい。
また、以上で説明した、第1乃至第5の実施の形態においては、カラー表示をおこなう方法として、第2基板側にカラーフィルターを形成する、散乱層表面にカラーレジストパターンを形成する、着色された絶縁性液体や帯電泳動粒子を使用する等、してもよく、その方法は特に限定されるものではない。
また、以上で説明した、第1乃至第5の実施の形態においては、第1電極106の上面(観察者側の面)は、帯電泳動粒子105と同色の材料で被覆するのが好ましい。
以上のように、本発明にかかる粒子移動型表示装置は、反射型の表示をおこなう表示装置に有用であり、特に、印刷物のような視認性が要求される粒子移動型表示装置に適している。
第1の実施の形態にかかる電気泳動表示装置の画素の構成及び表示状態の第1の例を表す側面図。 第1の実施の形態にかかる電気泳動表示装置の画素の構成及び表示状態の第2の例を表す側面図。 第1の実施の形態にかかる電気泳動表示装置の画素の構成及び表示状態の第3の例を表す側面図。 第1の実施の形態にかかる電気泳動表示装置の画素の構成及び表示状態の第4の例を表す側面図。 第2の実施の形態にかかる画素中央に凹部を設けた電気泳動表示装置の画素の構成及び表示状態の第1の例を表す側面図。 第2の実施の形態にかかる画素中央に凹部を設けた電気泳動表示装置の画素の構成及び表示状態の第2の例を表す側面図。 第3の実施の形態にかかる多数の電極を備えた電気泳動表示装置の画素の構成及び表示状態の第1の例を表す側面図。 第3の実施の形態にかかる多数の電極を備えた電気泳動表示装置の画素の構成及び表示状態の第2の例を表す側面図。 第3の実施の形態にかかる多数の電極を備えた電気泳動表示装置の画素の構成及び表示状態の第3の例を表す側面図。 第4の実施の形態にかかる画素中央に凹部を設けた電気泳動表示装置の画素の構成及び表示状態の第1の例を表す側面図。 第4の実施の形態にかかる画素中央に凹部を設けた電気泳動表示装置の画素の構成及び表示状態の第2の例を表す側面図。 第5の実施の形態にかかるマイクロカプセルを用いた電気泳動表示装置の画素の構成及び表示状態の例を表す側面図。
符号の説明
100,200,300,400,500,600,700,800,900,1000,1100,1200 電気泳動表示装置(粒子移動型表示装置)
100A,100B,500A,500B,700A,700B 画素
101 第1基板(第1の基板)
102 第2基板(第2の基板)
103 支持体
104 絶縁性液体
105 帯電泳動粒子
106 第1電極
107 第2電極
108 散乱層
109 第3電極
1201 マイクロカプセル

Claims (12)

  1. 所定の間隙を空けて対向した位置に配置される第1及び第2基板と、前記第1及び第2基板を支持する支持体と、前記第1及び第2基板と前記支持体とで形成される画素に配置される絶縁性液体及び複数の帯電泳動粒子と、前記画素に近接して配置される複数の電極と、を備え、複数の前記電極間に電圧を印加して前記帯電泳動粒子を移動させることに基づき種々の表示をおこなう粒子移動型表示装置において、
    前記支持体は、前記第2基板から前記第1基板側に向かって広がるように傾斜した傾斜面を有し、複数の前記電極間に生じる電界により複数の前記帯電泳動粒子を前記傾斜面に沿って分布することを特徴とする粒子移動型表示装置。
  2. 前記支持体には散乱層が形成されることを特徴とする請求項1に記載の粒子移動型表示装置。
  3. 複数の前記電極は、前記第1基板上であって画素の中央部に配置される第1電極と、前記第1基板上であって画素の境界部に配置される第2電極とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の粒子移動型表示装置。
  4. 前記第2電極は、前記第1基板から前記第2基板へ向かう垂直方向の長さを有する形状であることを特徴とする請求項3に記載の粒子移動型表示装置。
  5. 前記第2電極は、隣り合う画素の共通電極として全て同電位に設定されることを特徴とする請求項3又は4に記載の粒子移動型表示装置。
  6. 前記第1電極は、画素の中央部であって第1基板に凹形状に形成された空間の表面に近接して配置されることを特徴とする請求項3乃至5に記載の粒子移動型表示装置。
  7. 前記第1電極は、光反射率の高い金属によって形成されることを特徴とする請求項6に記載の粒子移動型表示装置。
  8. 複数の前記電極は、前記第1基板と前記支持体との間であって、且つ、前記第1電極と前記第2電極との間に配置される第3電極を有することを特徴とする請求項3に記載の粒子移動型表示装置。
  9. 前記第3電極は、第2基板を介して入射する入射光を反射させる反射層を兼ねることを特徴とする請求項8に記載の粒子移動型表示装置。
  10. 前記絶縁性液体及び前記複数の帯電泳動粒子は、マイクロカプセル化されて前記画素に配置されることを特徴とする請求項1乃至9に記載の粒子移動型表示装置。
  11. 前記帯電泳動粒子は、電気泳動及び/又は誘電泳動により移動することを特徴とする請求項1乃至10に記載の粒子移動型表示装置。
  12. 前記第1基板上に散乱層が形成されることを特徴とする請求項1に記載の粒子移動型表示装置。
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