JP2006090738A - エンコーダの出力信号補正装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高調波成分を除去し、内挿回路における内挿精度の向上を図る。
【解決手段】 楕円当てはめ部30は、2相正弦波状信号A1、B1のリサージュ波形に最も近似する楕円を最小二乗法により求める。3次高調波当てはめ部50は、この楕円をリサージュ波形から減算してなる差分信号A3、B3に最も近似する3次高調波曲線を最小二乗法により求める。
【選択図】 図1

Description

本発明は、位置、角度、速度、角速度等の検出を行うエンコーダの2相正弦波状信号を補正するエンコーダの出力信号補正装置及び方法に関する。
エンコーダのスケールに形成される格子の間隔には加工限界があるため、スケール格子より細かい間隔を測定するには、エンコーダが出力する正弦波状信号の位相変化の空間周期を更に細分して内挿する必要がある。このため従来より種々の内挿回路が用いられている。ディジタル処理による内挿回路は例えば、エンコーダから出力される90°位相が異なるA、B相正弦波状信号を所定の周波数でサンプリングしてディジタルデータに変換するA/Dコンバータと、このA/Dコンバータにより得られたディジタルデータDA、DBに基づいて各サンプリング点の位相角データPHを求めるルックアップテーブルを記憶したメモリとから構成される。ルックアップテーブルは、逆正接関数(ATAN)を用いた、PH=ATAN(DB/DA)に基づいて作成される。
エンコーダが出力するA、B相正弦波状信号は、通常完全な正弦波ではなく、これを直交座標で表すと、一般に楕円状のリサージュ波形を描く。A、B相正弦波状信号電圧の振幅が異なると、リサージュ波形は楕円となり、また各信号電圧のオフセット値により、リサージュ波形は原点からずれた円又は楕円の波形となる。また、位相誤差が存在すると、楕円の長軸及び短軸が座標軸と平行でなく、45°になる。内挿回路はA、B相正弦波状信号を正弦波と仮定して作られているため、理想的な正弦波からのズレは内挿精度に悪影響を与える。このため、A、B相正弦波状信号における振幅誤差、位相誤差及びオフセットを補正するための装置が、例えば特許文献1、2により提案されている。
しかし、このような振幅誤差等が補正された2相正弦波状信号においても、理想的な正弦波信号波形からのズレ、すなわち波形歪が大きく、しかもその歪率は特にメインスケールとインデックススケールの間隔の変動により大きく変動する。この波形歪の多くは、奇数次(3次、5次・・・)の高調波成分によるものであり、このような歪率変動のある2相正弦波状信号を用いて測定を行うと、大きな測定誤差が発生する。
このような高調波成分を除いた正弦波状信号を出力するための技術は、幾つか提案されている。例えば、特許文献3では、スケール上に僅かに位相をずらした2つの矩形波格子パターンを設け、それらの出力を加算してちょうど高調波成分を相殺するようにしたものが提案されている。また、均一格子のスケールと不均一格子のスケールとの組合せにより高調波成分を除いた正弦波状信号を出力するようにしたものも、特許文献4により提案されている。
特開平10−311741号公報 特開2003−222534号公報 特開平3−48122号公報 特許第2695623号公報
しかし、この特許文献3の技術では、ある程度波形歪を低減することはできるが、精密機械工作等における位置測定に適用するには精度が十分でない。また、特許文献4の方式では、高精度に明部暗部のデューティ比を作成する必要があるため、微細スケールにおいては高精度にこれを作成することが困難である。
本発明は、正弦波状信号に含まれる高調波成分を比較的簡単なディジタル演算処理を用いて除去し、これにより内挿回路における内挿精度の向上を図り、またエンコーダのスケール不均一やアライメントの不均一に起因する高調波成分誤差に対するロバスト性を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るエンコーダ出力信号補正装置は、エンコーダから出力される位相のずれた2相正弦波状信号を補正するエンコーダ出力信号補正装置において、前記2相正弦波状信号のリサージュ波形に最も近似する近似楕円を最小二乗法により求める楕円当てはめ部と、前記近似楕円を前記リサージュ波形から減算してなる差分信号に最も近似する近似3次高調波曲線を最小二乗法により求める3次高調波当てはめ部と、前記求められた近似楕円及び近似3次高調波曲線に基づいて前記2相正弦波状信号を補正する補正部とを備えたことを特徴とする。
このエンコーダ出力信号補正装置において、前記補正部の出力信号が、前記楕円当てはめ部にフィードバックされるようにすることができる。また、この装置において、前記楕円当てはめ部の前段に配置され、前記2相正弦波状信号に含まれる所定の周波数以上の成分を除去するローパスフィルタを更に備えるのが好適である。また、前記楕円当てはめ部は、前記近似楕円を定義するパラメータの算出式に含まれる累積加算項の最も古いデータを新しく入力されたデータとを入れ替えることによりパラメータを逐次更新するように構成することができる。
本発明に係るエンコーダ出力信号補正方法は、エンコーダから出力される位相のずれた2相正弦波状信号を補正するためのエンコーダ出力信号補正方法において、前記2相正弦波状信号のリサージュ波形に最も近似する近似楕円を最小二乗法により求める楕円当てはめステップと、前記近似楕円を前記リサージュ波形から減算してなる差分信号に最も近似する近似3次高調波曲線を最小二乗法により求める3次高調波当てはめステップと、前記求められた近似楕円及び近似3次高調波曲線に基づいて前記2相正弦波状信号を補正する補正ステップとを備えたことを特徴とする。
このエンコーダ出力信号補正方法において、前記補正ステップによる減算後の信号に対し、前記楕円当てはめステップ、前記3次高調波部当てはめステップ、前記補正ステップを更に実行するのが好適である。また、前記2相正弦波状信号を所定の周波数以上の成分を除去するローパスフィルタを通過させた後、前記楕円当てはめステップを実行することができる。また、前記楕円当てはめステップでは、前記近似楕円を定義するパラメータの算出式に含まれる累積加算項の最も古いデータを新しく入力されたデータとを入れ替えることによりパラメータを逐次更新することができる。
この発明によれば、正弦波状信号に含まれる高調波成分を比較的簡単なディジタル演算処理を用いて除去し、これにより内挿回路における内挿精度を向上させ、またエンコーダのスケール不均一やアライメントの不均一に起因する高調波成分誤差に対するロバスト性を向上させることができる。
次に、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の実施の形態に係るエンコーダ出力信号補正装置1の基本構成を示すブロック図である。
このエンコーダ出力信号補正装置1は、A/Dコンバータ20、21、楕円当てはめ部30、楕円補正部40、及び3次高調波当てはめ部50、及び3次高調波補正部60を備え、これによりエンコーダ10の出力信号A、Bからオフセット誤差、振幅誤差、位相誤差及び3次高調波を除去した信号A4、B4を生成するものである。
エンコーダ10はその検出原理は問わないが、例えば光電式或いは磁気式である。ここでは、エンコーダ1から出力されるA相正弦波状信号、B相正弦波状信号A、Bは、いずれも直流成分、3次高調波成分等を含む次の[数1]で近似的に表現され得る信号とする。
信号A、Bは、それぞれA/Dコンバータ20、21により、所定の周波数でサンプリングされてディジタル信号A1、B1に変換され、楕円当てはめ部30に入力される。楕円当てはめ部30は、次の[数2]のようにパラメータa、a、b、b、εで定義される楕円(曲線A’、B’)を、ディジタル信号A1、B1のリサージュ波形に当てはめる機能を有する。
すなわち、信号A1、B1のリサージュ波形に最も近似する楕円(信号A’をX軸、信号B’をY軸にとったリサージュ曲線)を定義するパラメータa (0)、a (0)、b (0)、b (0)、ε(0)を最小二乗法を用いて検出する。なお、この明細書において、パラメータや曲線等に付される、例えばa (i)における添字(i)(i=0、1、・・・)は、後述するフィードバック(繰り返し処理)が何回行われたかを示している。
また楕円当てはめ部30は、このパラメータa (0)、a (0)、b (0)、b (0)、ε(0)で定義される楕円と、ディジタル信号A1、B1のリサージュ波形との差分信号である、次の[数3]で表わされる信号A3、B3を出力する。
この場合、出力信号A3、B3の成分の多くは、3次高調波成分に対応するものと推定される。この信号A3、B3は、3次高調波当てはめ部50に入力される。3次高調波当てはめ部50は、次の[数4]のようにパラメータa、φa、b、φにより定義される3次高調波曲線A3’、B3’を、出力信号A3、B3に最小二乗法を用いて当てはめる。
そして、実際の出力信号A3、B3に最も近似する3次高調波曲線(近似3次高調波曲線)を定義するパラメータa (0)、φa (0)、b (0)、φ (0)を算出する。楕円補正部40は、補正前のディジタル信号A1,B1から、楕円当てはめ部30で求められたパラメータに基づいて、オフセット誤差(a,b)、振幅誤差(a,b)、位相誤差(ε)を補正し、出力信号A2,B2を出力する。3次元高調波補正部60は、出力信号A2,B2から、3次元高調波当てはめ部50で求められた3次元高調波の振幅(a,b)及び位相(φ,φ)に基づいて出力信号A2,B2から3次元高調波成分を補正して出力信号A4,B4を出力する。
次に、このように構成されたエンコーダ出力信号補正装置1による補正方法について説明する。図2は、リサージュ波形の一周分(信号A1、B1の1周期分)のデータから楕円及び3次高調波成分のパラメータを算出して、この算出されたパラメータに基づいてリサージュ波形の補正を行う初期当てはめ処理を示し、図3は、リサージュ波形の一周分のデータから算出されたパラメータを、1サンプルデータごとに逐次更新する処理を示している。
(1)初期当てはめ処理
いま、補正前のディジタル信号A1の各サンプル値をx座標、ディジタル信号B2の各サンプル値をy座標にとり、リサージュ波形の一周分の観測データを(x,y)(k=1,2,…,n)、リサージュ図形の中心から観測データに延びる線の基準軸に対する角度をθとする。楕円当てはめ部30は、まず、リサージュ波形の一周分の観測データ(x,y)を入力し(S10)、観測データに楕円を当てはめる。
楕円の決定は、二次形式とその制約条件を、次に示す数5のように与え、評価量φを次の数6のように定義することにより行う。




すると、評価量φを最小にする二次形式の係数は、次の数7で示される連立方程式の解となる。
二次形式の係数から、数8で表現されるエンコーダ出力A、Bのパラメータは、次の数9のように求めることができる。







楕円当てはめ部30は、求めたパラメータにより特定される近似楕円を、入力信号A1,B2から減算する(S12)。
得られた信号A3,B3は、3次高調波当てはめ部50において、数4で示した3次高調波が当てはめられる(S13)。即ち、各観測データから近似楕円を減算して得られたデータを(x′,y′)(k=1,2,…,n)とすると、上記と同様、観測データ(x′,y′)と3次高調波曲線との距離の二乗和は、下記数10のように表すことが出来る。
これを展開し、二乗和Sをa,b,φ,φでそれぞれ偏微分すると4つの連立方程式が得られるので、各パラメータa,b,φ,φを次の数11の連立方程式の解として求めることができる。
そして、得られた各パラメータを用いて楕円補正部40及び3次元高調波補正部60でオフセット誤差、振幅誤差、位相誤差、3次高調波誤差を補正することにより(S14)、3次高調波まで含めた補正処理が可能になる。
このように補正された信号A4,B4を楕円当てはめ部30の入力としてフィードバックさせ、同様の手順を数回繰り返すことで、誤差を順次低減させていくことができる。例えば、図2に示すように、この繰り返し処理を5回繰り返すことにより(S15、S16)、誤差を順次低減させることができる。
(2)逐次補正処理
以上は、リサージュ波形一周分の観測データからパラメータを推定する方法について述べた。このように、リサージュ波形一周分の観測データが求まる度に上記の処理を行っても良いが、ここでは、観測データが1つ求まるごとにパラメータを再演算する逐次補正処理を図3のフローチャートに基づいて説明する。
すなわち、数7及び数11からも明らかなように、楕円及び3次高調波曲線の最小二乗法によるパラメータ算出式には、k=1〜nの累積加算項(Σで囲まれた項)が含まれている。従って、観測データ(x,y)を入力したら(S20)、近似楕円のパラメータを算出する累積加算項のk=1のデータを削除し、k=n+1に相当する新たなデータを加算することにより、近似楕円のパラメータを更新する(S21)。
このように、累積加算項の最も古いデータを新しいデータと置き換える処理を行うことで、必要な演算量を大幅に削減することができる。また、リサージュ波形の一周分のデータは常に保持した状態で最小二乗法の結果を元に補正を行うので、多少のノイズは、平均化効果により影響を受けないという利点もある。
以下、得られた近似楕円を元の入力信号A1,B1から減算し(S22)、3次元高調波曲線A3’,B3’を当てはめ(S23)、算出されたパラメータにより補正処理を行う(S24)点は、上記の初期当てはめ処理と同様である。
図4に、初期当てはめ処理における繰り返し回数の違いによる測定誤差の相違を示す。同図(a)〜(d)は、それぞれ、補正前の信号A1、B1による測定誤差、繰り返し回数1回の出力信号による測定誤差、繰り返し回数3回の出力信号による測定誤差、繰り返し回数5回の出力信号による測定誤差を示している。繰り返し回数が増えるごとに、誤差が小さくなっていることが分かる。
上記実施の形態において、図5(a)に示すように、楕円当てはめ部30の前段に、ディジタル信号A1、B1に含まれる所定の周波数以上の成分を除去するローパスフィルタ22、23を配置し、信号A1、B1にこのローパスフィルタを通過させた後、楕円当てはめ部30に入力させるようにすることもできる。図5(c)は、カットオフ周波数fc=500KHzのローパスフィルタを用い、楕円当てはめ等を3回繰り返した後における出力信号による測定誤差を示している。同図(d)は、カットオフ周波数fc=50KHzのローパスフィルタを用い、楕円当てはめ等を3回繰り返した後における出力信号信号による測定誤差を示している。比較のために、補正前の信号による測定誤差を同図(b)に示す。
図6は、補正前の信号A1、B1(同図(a))と、逐次補正後の出力信号による測定誤差(同図(b))を示したものである。信号A1,B1に局所的にノイズが発生することがあり得るが、多少のノイズであれば平均化され、エンコーダ10の測定結果に大きな影響を及ぼす危険性はないと考えられる。
以上、発明の実施の形態を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、追加等が可能である。
この発明の実施の形態に係るエンコーダ出力信号補正装置1の基本構成を示すブロック図である。 図1の装置の動作(初期当てはめ処理)を示すフローチャートである。 図1の装置の動作(逐次更新処理)を示すフローチャートである。 図1の装置による動作を繰り返した場合における出力信号による測定誤差を示す。 入力信号A、Bにローパスフィルタを通過させた場合における出力信号による測定誤差を示す。 1周期分のリサージュ波形について、当てはめるべき楕円及び3次高調波曲線を定義するパラメータが決定された後における逐次補正後の信号による測定誤差を示したものである。
符号の説明
10・・・エンコーダ、 20、21・・・A/Dコンバータ、 30・・・楕円当てはめ部、 40・・・楕円補正部、 50・・・3次高調波当てはめ部、 60・・・3次高調波補正部。

Claims (8)

  1. エンコーダから出力される位相のずれた2相正弦波状信号を補正するエンコーダ出力信号補正装置において、
    前記2相正弦波状信号のリサージュ波形に最も近似する近似楕円を最小二乗法により求める楕円当てはめ部と、
    前記近似楕円を前記リサージュ波形から減算してなる差分信号に最も近似する近似3次高調波曲線を最小二乗法により求める3次高調波当てはめ部と、
    前記求められた近似楕円及び近似3次高調波曲線に基づいて前記2相正弦波状信号を補正する補正部と
    を備えたことを特徴とするエンコーダ出力信号補正装置。
  2. 前記補正部の出力信号が、前記楕円当てはめ部にフィードバックされる請求項1記載のエンコーダ出力信号補正装置。
  3. 前記楕円当てはめ部の前段に配置され、前記2相正弦波状信号に含まれる所定の周波数以上の成分を除去するローパスフィルタを更に備えた請求項1記載のエンコーダ出力信号補正装置。
  4. 前記楕円当てはめ部は、前記近似楕円を定義するパラメータの算出式に含まれる累積加算項の最も古いデータを新しく入力されたデータとを入れ替えることによりパラメータを逐次更新する請求項1記載のエンコーダ出力信号補正装置。
  5. エンコーダから出力される位相のずれた2相正弦波状信号を補正するためのエンコーダ出力信号補正方法において、
    前記2相正弦波状信号のリサージュ波形に最も近似する近似楕円を最小二乗法により求める楕円当てはめステップと、
    前記近似楕円を前記リサージュ波形から減算してなる差分信号に最も近似する近似3次高調波曲線を最小二乗法により求める3次高調波当てはめステップと、
    前記求められた近似楕円及び近似3次高調波曲線に基づいて前記2相正弦波状信号を補正する補正ステップと
    を備えたことを特徴とするエンコーダ出力信号補正方法。
  6. 前記補正ステップによる減算後の信号に対し、前記楕円当てはめステップ、前記3次高調波部当てはめステップ、前記補正ステップを更に実行する請求項5記載のエンコーダ出力信号補正方法。
  7. 前記2相正弦波状信号を所定の周波数以上の成分を除去するローパスフィルタを通過させた後、前記楕円当てはめステップを実行する請求項5記載のエンコーダ出力信号補正方法。
  8. 前記楕円当てはめステップは、前記近似楕円を定義するパラメータの算出式に含まれる累積加算項の最も古いデータを新しく入力されたデータとを入れ替えることによりパラメータを逐次更新する請求項5記載のエンコーダ出力信号補正方法。
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