JP2006090586A - 液体燃料燃焼装置 - Google Patents

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弥八 大隅
Takashi Kuwako
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Abstract

【課題】 燃焼盤の炎孔から燃焼室内に形成される火炎による高温度領域の熱を放熱し易くしてNOxの低減化を達成する液体燃料燃焼装置を提供すること。
【解決手段】 気化筒39と飛散リング32との間の隙間Sから燃焼室11内に飛散された液体燃料を着火して噴霧燃焼を行い、この噴霧燃焼の燃焼熱で気化筒31を加熱して液体燃料を気化し、当該気化した燃料を前記燃焼盤16に形成された炎孔29から噴出させて気化燃焼を行うバーナー10であって、燃焼盤の単位面積当たりの炎孔の数若しくは開口面積が燃焼室の底部側よりも開放部側に大きく設定され、火炎の高温度領域が燃焼室11の開放部側にシフトして放熱し易く設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は灯油等の液体燃料を気化して燃焼を行う液体燃料燃焼装置に係り、更に詳しくは、燃焼によって生成されるNOx(窒素酸化物)の低減化を図ることのできる液体燃料燃焼装置に関する。
従来より、給湯機等に用いられる液体燃料燃焼装置としては、例えば、特許文献1に記載された液体燃料燃焼装置が知られている。同装置は、灯油等の燃料を燃焼させる燃焼室と、この燃焼室の略中央に配置された気化筒と、当該気化筒の下端部回りに配置された飛散リングと、この飛散リングの周囲に配置されて前記燃焼室内への送気間隙を形成する送気案内リングとを備えて構成されている。この液体燃料燃焼装置は、飛散リングから燃焼室内に飛散された液体燃料を着火して噴霧燃焼を行い、この噴霧燃焼による燃焼熱で気化筒を加熱して気化筒内に供給される液体燃料を気化して混合気とし、当該混合気を前記燃焼室を形成する燃焼盤の側壁に形成された多数の炎孔から噴出させて気化燃焼を行う構成となっている。
ところで、灯油等の液体燃料を燃焼させる場合、その燃焼反応において、空気中の窒素成分が高温において酸素と結合してNOxが生成されるが、一般的には、高温度領域での燃焼ガスの滞留時間が長いほどNOxの生成量が多くなるものと理解されている。従って、NOxの生成量を低下させるためには、燃焼室内における高温度領域を冷却することが一つの対策として考えられる。
特開2003−90515号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載された液体燃料燃焼装置にあっては、炎孔の数や、炎孔相互間のピッチ等に何らの工夫も施されておらず、高温度領域が燃焼室の底部側にも存在する傾向が強くなり、これに起因して、NOxの積極的な低減化を図ることができない、という不都合がある。
[発明の目的]
本発明は、このような不都合に着目して案出されたものであり、その目的は、燃焼盤の炎孔から燃焼室内に形成される火炎によって生ずる高温度領域の熱を放熱し易くすることにより、NOxの低減化を達成することのできる液体燃料燃焼装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明は、燃焼室を形成する有底容器状の燃焼盤と、前記燃焼室内に配置された気化筒回りに設けられて液体燃料を燃焼室内に飛散させる飛散リングと、前記燃焼盤の底壁上に設けられて前記飛散リングとの間に送気間隙を形成する送気案内リングと、前記送気間隙に空気を供給する送風通路とを備え、前記気化筒と飛散リングとの間の隙間から燃焼室内に飛散された液体燃料を着火して噴霧燃焼を行い、この噴霧燃焼の燃焼熱で気化筒を加熱することで当該気化筒内に供給される液体燃料を気化し、当該気化した燃料を前記燃焼盤に形成された炎孔から噴出させて気化燃焼を行う液体燃料燃焼装置において、
前記燃焼盤の単位面積当たりの炎孔の数若しくは開口面積を、前記燃焼室の底部側よりも開放部側に大きく設定する、という構成を採っている。
なお、本明細書において、「噴霧燃焼」とは液体燃料を着火することによって行われる燃焼について用いられ、また、「気化燃焼」とは、噴霧燃焼の燃焼熱で気化した液体燃料を空気と混合することにより得られる混合気を着火することによって行われる燃焼について用いられる。
本発明によれば、前記燃焼盤に形成された炎孔の数等を燃焼室開放部側と底部側とで相対的なものとした構成により、高温度領域が燃焼室の開放部側となって放熱効率を高めることができ、NOxの生成量を低減することができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照しながら説明する。
[第1実施形態]
図1には、第1実施形態に係る液体燃料燃焼装置としてのバーナーの概略平面図が示されている。この図において、バーナー10は、図中左側を前方として位置する平面視略円筒状をなす燃焼室11を含む前部構成体12と、この前部構成体12の後方(図1中右方)に位置するとともに内部に外気を取り込んで前記燃焼室11に空気を供給する送風ファン13を含む後部構成体14とを備えて構成されている。
前部構成体12は、前方に開放する燃焼室外筒15と、この燃焼室外筒15の内側に設けられた有底略円筒状の燃焼盤16と、当該燃焼盤16の内側略中央に位置するとともに、灯油等の液体燃料を気化して空気との混合気を形成する混合気形成手段18と、当該混合気形成手段18の後部側に設けられるとともに、燃焼室11内に空気を導入する空気導入部19とを備えて構成されている。なお、燃焼盤16と混合気形成手段18との間に形成される空間が燃焼室11となっている。
前記燃焼室外筒15は、略鉛直面内に位置する底壁15Aと、この底壁15Aの外周から前方に向けられた略円筒状の側壁15Bとからなる。底壁15Aには、略中央領域に第1中央貫通穴21が形成されているとともに、この第1中央貫通穴21の周方向に沿う複数箇所、本実施形態では周方向略60度間隔位置に第1中央貫通穴21よりも小径の第1外側貫通穴22が形成されている。
前記燃焼盤16は、燃焼室外筒15の内方に空間を形成するように配置されており、当該空間によって前記混合気形成手段18で形成された混合気を通過させるガス室24が形成されている。また、燃焼盤16は、略鉛直面内に位置して前記燃焼盤15の底壁15Aと略平行に位置する底壁16Aと、この底壁16Aの外周から前方に向けられるとともに、前端に向かうに従って次第に大径化された側壁16Bとにより構成されている。底壁16Aの中央部には、前記第1中央貫通穴21と第1外側貫通穴22の各前方に第2中央貫通穴26と第2外側貫通穴27がそれぞれ形成されている。また、側壁16Bには、前記ガス室24からの混合気を燃焼室11内に噴出可能とする多数の炎孔29が形成されている。ここで、燃焼盤16は、図2及び図3に示されるように、炎孔29の単位面積当たりの数が、底部側(図2中右側)よりも開放側(同左側)が多くなるように形成され、これにより、燃焼室11内における高温度領域が開放側近傍となるようにして放熱効果を高めることができるようになっている。第1実施形態では、各炎孔29の開口面積を相互に略同一としたものであるが、良好な火炎を形成できる限りにおいて、開放側の炎孔面積を底部側の炎孔面積よりも大きく形成することもでき、この場合には、燃焼盤側壁16Bの略全域において、炎孔29相互間の間隔を略等しくしてもよい。勿論、これらの組み合わせの採用も妨げない。なお、ここでは図示省略しているが、側壁16Bの前方には熱交換機が配置される。
前記混合気形成手段18は、後部が開放する略釣鐘型の気化筒31と、この気化筒31の後端部との間に微細な隙間Sを形成するように取り付けられるとともに、外周縁側に切り起こし片32Aが形成された飛散リング32と、前記第1中央貫通穴21の形成縁領域に支持されるとともに、前端側が気化筒31の頂部31A側に開放する一方、後端側が後部構成体14側に開放する略円筒状の送風筒33と、この送風筒33の前方に位置する燃料拡散体35と、当該燃焼拡散体35に向かって液体燃料を供給する燃料供給管36とにより構成されている。
前記燃料拡散体35は、後端側が前端側に対して次第に細くなるように緩やかに湾曲した略コーン形状のブロックにより構成されている。この燃料拡散体35は、その前端に気化筒31の頂壁31Aを載せた状態に組み合わされる。頂壁31Aの前面には座金37が配置され、燃料拡散体35の中心に形成された貫通穴35A内を延びる回転軸40が前記座金37を貫通し、回転軸40の前端側に形成された図示しない雄ねじ部にナット部材41が締着されている。ここで、回転軸40は、図示しない保持部材を介して後部構成体14内に保持されたモータMと、前記送風ファン13に連結されており、これにより、モータMの回転によって燃料拡散体35は気化筒31及び送風ファン13と一体に回転し、燃料拡散体35の外周面に供給された液体燃料が、噴霧燃焼時において、前記隙間Sから燃焼室11内に飛散される。この一方、気化燃焼時には、気化筒31の熱によって気化して送風筒33からの空気と混合された後に前記ガス室24内に供給されることとなる。なお、送風ファン13は、前記回転軸40と同軸上にある構成に限らず、別途の送風ファンを用いて下部構成体14内に空気供給を行うように構成してもよい。
前記燃焼室11内に空気を送り込むための空気導入部19は、前記第1及び第2外側貫通穴22,27間を連結する送風通路としての送気筒49と、この送気筒49の前端開放側及び飛散リング32間に設けられて当該飛散リング32との間に送気間隙Pを形成する送気案内リング50とにより構成されている。この空気導入部19は、前記送風ファン13の回転によって後部構成体14内に取り込まれた空気が送気筒49を通って送気間隙Pから燃焼室11内に供給可能となっている。
前記送気案内リング50は、図2及び図4に示されるように、燃焼盤16の底壁16Aに固定される平坦リング状のベース部52と、このベース部52の内周縁から起立する中間部53を介して連設されて次第に縮径する形状を備えた傾斜部54と、当該傾斜部54の内周縁から前記ベース部52と略平行となる平坦面部55と、この平坦面部55の前面に固定された送気間隙形成片56とを備えて構成されている。送気間隙形成片56は、断面形状が略L字状に設けられており、その長片側56Aが前記平坦面部55に固定されている一方、短辺側56Bが飛散リング32の回りに位置して送気間隙Pを形成するように設けられている。なお、送気間隙形成片56は、その短辺側56Bが飛散リング32の外周縁位置よりも若干後方に位置する程度、すなわち、飛散リング32の外周縁位置よりも低くなる高さ若しくは長さに設定されている。
次に、前記バーナー10の燃焼動作について図5をも参照しながら説明する。
先ず、図示しないスイッチを投入すると、モータMが回転するとともに、燃料供給管36を通じて液体燃料が気化筒31内の燃料拡散体35の外周面に吐出される。同時に、モータMの回転で送風ファン13と気化筒31が回転することとなる。燃料拡散体35の外周面に供給された液体燃料は気化筒31の周壁31B内周面を伝って後方に流れ、当該気化筒31と飛散リング32との間の微細な隙間Sから燃焼室11内に飛散される。この飛散された液体燃料は、燃焼室11内に延びるイグナイター等の点火装置(図示省略)の火花によって着火され、噴霧燃焼が開始する。
噴霧燃焼が開始されると、その燃焼熱によって気化筒31が加熱され、気化筒31内に供給された液体燃料が気化する。そして、当該気化した燃料は、気化筒31の内部に供給された空気と混合して混合気となり、当該混合気がガス室24を通って燃焼盤16の各炎孔29から燃焼室11内に噴出され、既に発生している噴霧燃焼の火炎によって気化燃焼が行われ、図5に示されるように、炎孔29から燃焼室11内に火炎が形成される。この際、燃焼室11内の気化燃焼は、当該燃焼室11の開放側が底部側に比べて炎孔29の数が多いため、燃焼時における高温度領域は開放側となって放熱し易い燃焼となる。
送風ファン13の回転によって取り込まれた空気は、送気筒49を通って送気案内リング50内にも流れ、送気間隙形成片56と飛散リング32との間の送気間隙Pを通じて燃焼室11内に供給される。この際、燃焼室11の底部側における各火炎は、前記炎孔29の開放側と底部側の相対的な数の相違により、底部側が開放側に比べて火炎相互の間が相対的に大きくなり、底部側の火炎間を通って空気が前方(開放部側)に向けて流れ易くなり、前記放熱し易い燃焼と相俟って高温度領域の効率的な冷却が促進されることとなる
従って、このような第1の実施形態によれば、燃焼盤16の側壁16Bに形成された炎孔29が底部側よりも開放部側に多く設けられる構成としたから、燃焼室11内の高温度領域が開放側にシフトして熱を逃がしやすくなり、当該燃焼室11内の温度上昇を抑制してNOxの生成量を低減することができる、という効果を得る。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について、図6ないし図9を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、第1の実施形態と同一若しくは同等の構成部分については同一符号を用いるものとし、説明を省略若しくは簡略にする。
第2の実施形態では、図6に示されるように、送気案内リング50において、前記傾斜部54に多数の送気孔54Aを設けるとともに、当該送気孔54A回りにガイド部材として作用する起立片58を設けた構成、及び、気化筒31の頂壁31A側から燃焼室11内に空気、燃料を供給できるようにした構成を採用した点に特徴を有する。
すなわち、図7に示されるように、送気孔54Aは、それぞれ略同一の開口面積を有しているとともに、略等間隔毎に送気案内リング50の全周に複数設けられている。また、前記起立片58は、断面形状が略L字状に設けられており、その短辺側58Aが前記ベース部52に固定され、空気のガイドとして機能する長片側58Bは、送気間隙形成片56の短辺側56Bを囲むように燃焼室11内に位置されている。この起立片58の高さ若しくは長さは、飛散リング32の外周縁(前端縁)位置と略同一若しくはこれよりも燃焼室11の開放部側に位置するように設定され、これにより、前記送気筒49から燃焼室11内に供給される空気量を多く確保するとともに、送気間隙P及び送気孔54Aから燃焼室11内に供給される空気が、火炎の先端側領域に吹き付けられるようになっている。
前記気化筒31は、図8に示されるように、頂壁31Aと周壁31Bの上部に、気化筒31の内外に連通する孔31C及び31Dを備えた形状に設けられている。これらの穴31C、31Dは、所定間隔毎にそれぞれ周方向に沿って形成され、これにより、各穴31C、31Dから燃料が噴出し、気化筒31の前部外周領域で拡散燃焼状態が形成されることとなる。ここで、「拡散燃焼」とは、燃料と空気を別々にある流速で噴出させ、拡散混合させながら燃料と空気の境界で燃焼させるものをいう。
穴31C、31Dからは、気化する前の燃料が気化筒31から燃焼室11内に噴出することにより、気化筒31付近は拡散燃焼となり、これにより、気化筒31から燃料が噴出する分、前記ガス室24に向かう燃料は相対的に少なくなり、ガス室24内の混合気は、空気リッチとなって燃焼室11での燃焼が希薄燃焼となる。
前記燃料拡散体35は、支持軸40回りにおいて、当該支持軸40と略平行に延びる貫通孔35Aが形成されている。これら貫通孔35Aは、周方向略90度間隔毎に形成されており、各貫通孔35Aの前端側には、座金37との間にクリアランスCが形成され、前記貫通孔35AとクリアランスCを通って空気が燃焼室11内に供給できるようになっている。
以上の第2実施形態では、起立片58が送気間隙形成片56の前端位置よりも前方に位置し、しかも、飛散リング32の外周縁位置と略同一若しくはこれよりも前方に位置する高さ若しくは長さに設けられているため、送気間隙P及び送気孔54Aから流れる空気の向きを第1実施形態よりもやや前方内側に変更させて、高温度領域となっている火炎の先端側領域(図9中点線領域)に向けられることとなる。この際、起立片58は環状であるため、燃焼盤16の側壁16Bにおける炎孔29から燃焼室11内に形成されている全ての火炎の先端側領域に略均一に吹き付けられることとなり、部分的に高温度領域が残るような不都合は生じない。
また、前記気化筒31に形成された穴31C、31Dから液体燃料が噴出して気化筒回りで拡散燃焼が行われる一方、ガス室24に送られる混合気を空気リッチとして炎孔29から噴出する混合気が燃料希薄状態となる状態で燃焼が行われることとなる。この点、一般に、理論空気量付近で比較した場合、拡散燃焼は混合気を燃焼させる予混合燃焼に比べてNOxの生成量は少ないものとされ、予混合燃焼では、空気過剰率を高く設定して燃料希薄側で燃焼させることでNOxの生成量を低減できると理解されている。従って、気化筒31の前部回りで拡散燃焼を行うことによりNOxの生成量が抑制される一方、ガス室24内に送られる混合気を燃料希薄状態として燃焼させることになるので、この点からも、NOxの生成量を抑制でき、前記炎孔29を前述のように設定した構成と、送気孔54Aを送気間隙Pの回りに形成した構成と相俟って、総合的にNOxの生成量を抑制することが可能となる。
本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。
すなわち、本発明は、特定の実施の形態に関して特に図示し、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上に述べた実施例に対し、形状、位置若しくは方向、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状などの限定の一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態におけるバーナー10は、略円筒状の燃焼盤16を用いて燃焼室11が略円筒状としたが、平面視で楕円、多角形となる燃焼室11としてもよい。
また、本発明は、第1実施形態と、第2実施形態における一部の構成を選択的に組み合わせることができる。
更に、バーナー10は、開放部が横向きとなる横置き型とすることに限定されず、開放部を上方とする縦置き型にすることでもよい。
第1の実施形態に係るバーナーの概略端面図。 前記バーナーの要部拡大端面図。 燃焼盤側壁の一部概略斜視図。 送気案内リングの概略斜視図。 第1実施形態の作用を説明するための概略端面図。 第2の実施形態に係るバーナーの概略端面図。 第2実施形態に係る送気案内リングの分解斜視図。 第2の実施形態に係る気化筒の前部拡大端面図。 第2の実施形態に係るバーナーの作用を説明するための概略端面図。
符号の説明
10…バーナー(液体燃料燃焼装置)、11…燃焼室、16…燃焼盤、16A…底壁、16B…側壁、29 炎孔、31…気化筒、32…飛散リング、35…燃料拡散体、49…送気筒、49…送気筒(送風通路)、50…送気案内リング、54A…送気孔、58…起立片(ガイド部材)、P…送気間隙、S…隙間

Claims (1)

  1. 燃焼室を形成する有底容器状の燃焼盤と、前記燃焼室内に配置された気化筒回りに設けられて液体燃料を燃焼室内に飛散させる飛散リングと、前記燃焼盤の底壁上に設けられて前記飛散リングとの間に送気間隙を形成する送気案内リングと、前記送気間隙に空気を供給する送風通路とを備え、前記気化筒と飛散リングとの間の隙間から燃焼室内に飛散された液体燃料を着火して噴霧燃焼を行い、この噴霧燃焼の燃焼熱で気化筒を加熱することで当該気化筒内に供給される液体燃料を気化し、当該気化した燃料を前記燃焼盤に形成された炎孔から噴出させて気化燃焼を行う液体燃料燃焼装置において、
    前記燃焼盤の単位面積当たりの炎孔の数若しくは開口面積を、前記燃焼室の底部側よりも開放部側に大きく設定したことを特徴とする液体燃料燃焼装置。
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