JP2006090170A - 多気筒型の予混合圧縮自着火式エンジン - Google Patents

多気筒型の予混合圧縮自着火式エンジン Download PDF

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Abstract

【課題】多気筒型の予混合圧縮自着火式エンジン1において、燃焼室9A〜9Dごとの圧縮自着火時期のばらつきを低減し、サイクル効率ならびに熱効率を向上する。
【解決手段】多気筒型の予混合圧縮自着火式エンジン1において、少なくとも比較的放熱しやすい気筒2a,2dに対応する燃焼室9A,9D内に閉じ込める混合気を燃焼ガスを利用して加熱することにより、燃焼室9A,9D内に閉じ込める混合気の温度を、比較的放熱しにくい気筒2b,2cに対応する燃焼室9B,9C内に閉じ込める混合気の温度に比べて高くするよう構成している。これにより、燃焼室9A,9D内の混合気の温度と、燃焼室9B,9C内の混合気の温度とに差でもって、比較的放熱しやすい気筒2a,2dと比較的放熱しにくい気筒2b,2cとの温度差を相殺するようにすれば、燃焼室9A〜9Dごとの圧縮端温度を揃えることが可能になる。
【選択図】図1

Description

本発明は、多気筒型の予混合圧縮自着火式(HCCI:Homogeneous Charge Compressed Ignition)エンジンに関する。
予混合圧縮自着火式エンジンは、空気と燃料とを予め混合した混合気を燃焼室内で圧縮することにより自着火させて燃焼させるものであり、従来から、1つの気筒を有する単気筒型と、複数個の気筒を有する多気筒型とがある。多気筒型の一例としては、複数個の気筒を一列に並べて配置した直列多気筒型がある。
この直列多気筒型の予混合圧縮自着火式エンジンには、空気と燃料とを混合してから、この混合気を気筒数に応じて分配して各燃焼室へ個別に供給させる、いわゆる同時噴射方式を採用したものがある(特許文献1参照。)。
また、Nox発生量を低減するために、燃焼ガスを混合気に混合させるEGR(Exhaust Gas Recirculation)手段を備えたものがあるが、このEGR手段は、各燃焼室へ供給する混合気に対して混合する燃焼ガスの量を、燃焼室ごとに混合気が自着火する時期を揃えるように調節するようにはできていない。
特開2001−271670号公報
上記直列多気筒型の予混合圧縮自着火式エンジンでは、シリンダブロックの各気筒の配置に起因して各気筒の放熱特性が相違することが原因で、燃焼室ごとの圧縮端温度に差が生じて、燃焼室ごとに混合気が自着火する時期がばらつきやすくなっていた。
ちなみに、直列多気筒型の場合、例えばシリンダブロックの長手方向両端に配置される気筒のほうが、長手方向中間に配置される気筒に比べて放熱しやすいので、前記両端の気筒における燃焼室内の温度が前記中間の気筒における燃焼室内の温度よりも低くなる傾向となる。そのため、前記両端の燃焼室における圧縮端温度が、前記中間の燃焼室における圧縮端温度に比べて低くなるので、前記両端の燃焼室における圧縮自着火時期が、前記中間の燃焼室における圧縮自着火時期に比べて遅くなって、サイクル効率ならびに熱効率が低下する。
本発明は、多気筒型の予混合圧縮自着火式エンジンにおいて、燃焼室ごとの圧縮自着火時期のばらつきを低減し、サイクル効率ならびに熱効率を向上することを目的としている。
本発明は、複数の気筒を有し、燃料と空気とを予め混合した混合気を前記複数の気筒の燃焼室ごとに供給して、各燃焼室内で混合気を圧縮自着火させて燃焼する方式のエンジンにおいて、少なくとも比較的放熱しやすい気筒の燃焼室内に閉じ込める混合気を燃焼ガスを利用して加熱することにより、前記比較的放熱しやすい気筒の燃焼室内に閉じ込める混合気の温度を、比較的放熱しにくい気筒の燃焼室内に閉じ込める混合気の温度に比べて高くするよう構成している。
この場合、各燃焼室内に閉じ込める混合気の温度に差をつけているので、この混合気の温度差でもって気筒ごとの温度差を相殺することが可能になり、燃焼室ごとの圧縮端温度を揃えることが可能になる。これにより、燃焼室ごとにおける圧縮自着火時期のばらつきが低減されるので、サイクル効率ならびに熱効率が向上するようになる。
好ましくは、少なくとも比較的放熱しやすい気筒の燃焼室内に燃焼ガスの一部を、次の吸気工程まで残留させる内部EGR手段を有するものとすることができる。
この内部EGR手段としては、エキゾーストバルブの開閉時期を個別に調整するバルブタイミング調整機構と、このバルブタイミング調整機構を制御する制御手段とから構成されたものとし、前記制御手段は、排気工程において比較的放熱しやすい気筒のエキゾーストバルブを予め決定している基本閉時期より早く閉じる早閉じ動作を行うものとすることができる。
この場合、要するに、比較的放熱しやすい気筒の燃焼室に圧縮自着火してなる燃焼ガスの一部を残留させることによって、比較的放熱しやすい気筒の燃焼室内の混合気の温度を高くするようにしているから、比較的放熱しやすい気筒の燃焼室内の混合気の温度と、比較的放熱しにくい気筒の燃焼室内の混合気の温度とに差がつく。この混合気の温度差でもって、比較的放熱しやすい気筒と比較的放熱しにくい気筒との温度差を相殺することが可能になる。これにより、燃焼室ごとの圧縮端温度を揃えることが可能になる。
好ましくは、少なくとも比較的放熱しやすい気筒の燃焼室内の燃焼ガスの一部を、排気工程の終了前に該燃焼室と連通する吸気管へ一旦押し出す内部EGR手段を有するものとすることができる。
この内部EGR手段としては、インテークバルブの開閉時期を個別に調整するバルブタイミング調整機構と、このバルブタイミング調整機構を制御する制御手段とから構成されたものとし、前記制御手段は、排気工程の終了前に少なくとも放熱しやすい気筒のインテークバルブを開くプレリフト動作を行うとともに、当該プレリフト動作によるプレリフト量あるいはプレリフト期間を管理するものとすることができる。
この場合、要するに、比較的放熱しやすい気筒の燃焼室に存在する燃焼ガスの一部を吸気工程で当該燃焼室と連通する吸気管へ押し出すことによって、この押し出された燃焼ガスを比較的放熱しやすい気筒の吸気管に供給される混合気と混合させて加熱するようにしているから、比較的放熱しやすい気筒の燃焼室へ供給する混合気の温度と、比較的放熱しにくい気筒の燃焼室へ供給する混合気の温度とに差がつく。この混合気の温度差でもって、比較的放熱しやすい気筒と比較的放熱しにくい気筒との温度差を相殺することが可能になる。これにより、燃焼室ごとの圧縮端温度を揃えることが可能になる。
好ましくは、吸気工程において少なくとも放熱しやすい気筒の燃焼室に、排気管内に存在する排気燃焼ガスを吸入させる内部EGR手段を有するものとすることができる。
この内部EGR手段としては、エキゾーストバルブの開閉時期を個別に調整するバルブタイミング調整機構と、このバルブタイミング調整機構を制御する制御手段とから構成されたものとし、前記制御手段は、吸気工程において少なくとも放熱しやすい気筒のエキゾーストバルブを一時的に開く再啓開動作を行うとともに、当該再啓開動作によるエキゾーストバルブのリフト量あるいはリフト期間を管理するものとすることができる。
この場合、要するに、比較的放熱しやすい気筒の排気管に存在する燃焼ガスの一部を吸気工程で比較的放熱しやすい燃焼室へ吸入させることによって、この吸入された燃焼ガスを比較的放熱しやすい気筒の燃焼室に供給される混合気と混合させて加熱するようにしているから、比較的放熱しやすい気筒の燃焼室内の混合気の温度と、比較的放熱しにくい気筒の燃焼室内の混合気の温度とに差がつく。この混合気の温度差でもって、比較的放熱しやすい気筒と比較的放熱しにくい気筒との温度差を相殺することが可能になる。これにより、燃焼室ごとの圧縮端温度を揃えることが可能になる。
好ましくは、吸気工程において少なくとも比較的放熱しやすい気筒の吸気管に、排気管内に存在する排気燃焼ガスを送る外部EGR手段を有するものとすることができる。
この外部EGR手段としては、少なくとも比較的放熱しやすい気筒の排気管と吸気管とを連通連結するEGR管と、このEGR管に配置されるEGRバルブと、このEGRバルブの開閉動作を制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、吸気工程において前記少なくとも比較的放熱しやすい気筒のEGRバルブを開く外部EGR動作を行うものとすることができる。
この場合、要するに、比較的放熱しやすい気筒の吸気管へ、排気管に存在する排気燃焼ガスの一部を送ることによって、この吸気管内で混合気と排気燃焼ガスとを混合させて加熱するようにしているから、比較的放熱しやすい気筒の燃焼室に供給する混合気の温度と、比較的放熱しにくい気筒の燃焼室に供給する混合気の温度とに差がつく。この混合気の温度差でもって、比較的放熱しやすい気筒と比較的放熱しにくい気筒との温度差を相殺することが可能になる。これにより、燃焼室ごとの圧縮端温度を揃えることが可能になる。
また、前記外部EGR手段としては、少なくとも比較的放熱しやすい気筒の排気管と吸気管とを連通連結するEGR管と、このEGR管に配置されるEGRバルブと、EGR管においてEGRバルブより吸気管側に配置されるEGR温度検出手段と、EGR管においてEGRバルブより排気管側に配置されて外部EGRの温度を調整する温度調整手段と、前記EGRバルブの開閉動作および前記温度調節手段による温度調整動作を制御する制御手段とを有するものとし、前記制御手段は、吸気工程においてEGR温度検出手段の検出出力に基づき前記EGRバルブを開くとともに、EGR温度検出手段の検出出力に基づき前記温度調整手段により外部EGRの温度を調整する外部EGR動作を行うものとすることができる。
この場合も、上記同様に排気燃焼ガスを吸気管内へ送る構成であるが、そのことに加えて、吸気管へ送る排気燃焼ガスの温度を調整している。これにより、燃焼室ごとに供給する混合気の温度差の調整が容易かつ高精度に行えるようになる。
好ましくは、排気工程において少なくとも比較的放熱しやすい気筒の燃焼室に、燃焼ガスの一部を残留させるよう、比較的放熱しやすい気筒の排気管の排気抵抗を、比較的放熱しにくい気筒の排気管の排気抵抗に比べて大きく設定するものとすることができる。
なお、前記排気管の排気抵抗は、排気管の口径または管長によって調整することができる。
この場合、要するに、比較的放熱しやすい気筒の燃焼室内に圧縮自着火した燃焼ガスの一部を残留させるようにして、次の吸気工程で比較的放熱しやすい気筒の燃焼室に供給される混合気に前記残留させた燃焼ガスを混合させて加熱するようにしているから、比較的放熱しやすい気筒の燃焼室内の混合気の温度と、比較的放熱しにくい気筒の燃焼室内の混合気の温度とに差がつく。この混合気の温度差でもって、比較的放熱しやすい気筒と比較的放熱しにくい気筒との温度差を相殺することが可能になる。これにより、燃焼室ごとの圧縮端温度を揃えることが可能になる。
本発明によれば、予混合圧縮自着火運転中における燃焼室ごとの圧縮端温度を揃えることができるから、燃焼室ごとの圧縮自着火時期のばらつきを低減できて、サイクル効率ならびに熱効率の向上に貢献できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
<実施形態1>
図1から図4を参照して、本発明に係る多気筒型の予混合圧縮自着火式エンジン1の実施形態1を説明する。ここでは、直列4気筒型の予混合圧縮自着火式エンジンを例に挙げている。但し、気筒数は、2気筒以上であれば特に限定されるものではない。
本発明の特徴構成の説明に先立ち、直列4気筒型の予混合圧縮自着火式エンジン1の概略構成を説明する。図に示す予混合圧縮自着火式エンジン1は、例えば車載用エンジンと同様に、シリンダブロック2の上部にシリンダヘッド3を、また、シリンダブロック2の下部にクランクケース4をそれぞれ取り付けた構成である。
シリンダブロック2は、直列に並ぶ4つの気筒2a,2b,2c,2dを備えているとともに、各気筒2a〜2dのシリンダライナを囲むようにウォータージャケット5が設けられている。
このシリンダブロック2の各気筒2a〜2dには、それぞれピストン6A,6B,6C,6Dが挿入されており、このピストン6A〜6Dは、それぞれクランクケース4に配置されるクランクシャフト7にコネクティングロッド8A,8B,8C,8Dを介して連結されている。シリンダブロック2の4つの気筒2a〜2dと4つのピストン6A〜6Dとシリンダヘッド3とで、独立した4つの燃焼室9A,9B,9C,9Dを形成している。
シリンダヘッド3のインテークポート3a,3b,3c,3dには、個別の吸気管15a,15b,15c,15dを介して吸気サージタンク15が、また、シリンダヘッド3のエキゾーストポート3e,3f,3g,3hには、エキゾーストマニホールド16がそれぞれ取り付けられている。インテークポート3a〜3dにはインテークバルブ17A,17B,17C,17Dが、また、エキゾーストポート3e〜3hにはエキゾーストバルブ18A,18B,18C,18Dがそれぞれ配設されている。なお、シリンダブロック2において各インテークポート3a〜3d近傍には、各インテークポート3a〜3dに流入する混合気の温度を検出する吸気温度センサ19A,19B,19c,19Dが設けられている。また、エキゾーストマニホールド16には、図示していないが、排気管が取り付けられる。
吸気サージタンク15の上流の吸気経路には、上流側から下流側へ向けて、エアフィルタ21、スロットル22、ミキサー23ならびにヒータ24がこの記載順で設けられている。ヒータ24は、エンジン冷却水等を利用した温水式熱交換器や、排気熱を利用した排気熱式熱交換器あるいは電気式発熱体等とすることができる。ミキサー23には、燃料供給路25が連通連結されており、この燃料供給路25にはガスインジェクタ26が設けられている。要するに、スロットル22の開度に応じて空気を吸入し、この空気をエアフィルタ21で濾過し、この濾過した空気とガスインジェクタ26で流量制御された燃料とをミキサー23で予め混合して所定比率の混合気を作り、この混合気をヒータ24で所定温度に加熱してから、吸気サージタンク15で分配し4つの燃焼室9A〜9Dに供給するようにしている。このような混合気の供給形態を同時噴射方式と言う。
なお、各気筒2a〜2dについては、吸気経路の最下流側(図1および図2の右側)から上流側(図1および図2の左側)へ向けて、順番に、1番気筒2a、2番気筒2b、3番気筒2c、4番気筒2dと言うことにする。これと同様に、各ピストン6A〜6Dも、吸気経路の最下流側(図1および図2の右側)から上流側(図1および図2の左側)へ向けて、順番に、1番ピストン6A、2番ピストン6B、3番ピストン6C、4番ピストン6Dと言い、また、各燃焼室9A〜9Dも、吸気経路の最下流側(図1および図2の右側)から上流側(図1および図2の左側)へ向けて、順番に、1番燃焼室9A、2番燃焼室9B、3番燃焼室9C、4番燃焼室9Dと言い、さらに、吸気サージタンク15に備える4つの吸気管15a〜15dも、吸気経路の最下流側(図1および図2の右側)から上流側(図1および図2の左側)へ向けて、順番に、1番吸気管15a、2番吸気管15b、3番吸気管15c、4番吸気管15dと言う。
ところで、上記予混合圧縮自着火式エンジン1は、公知のように、吸気、圧縮、膨張、排気の4行程を繰り返す4サイクルエンジンであって、予め混合した混合気を圧縮による熱で自然に着火させるようにしていること以外、一般的な4サイクルエンジンと基本的に同じである。
簡単に説明すると、吸気行程において、所定のピストン6A〜6Dを下降させつつ所定タイミングで所定のインテークバルブ17A〜17Dを開放して予め混合した混合気を所定の燃焼室9A〜9Dに供給させる。圧縮行程において、所定のピストン6A〜6Dを上昇させて所定の燃焼室9A〜9Dの容積を減少させることにより混合気を圧縮するが、所定のピストン6A〜6Dが上死点(TDC)にまで上昇したときに混合気が自然着火して燃焼される。膨張行程において、前記燃焼によって所定のピストン6A〜6Dが下降されて下死点(BDC)にまで移動され、排気行程において、所定のピストン6A〜6Dの上昇に伴い所定のエキゾーストバルブ18A〜18Dが開放されて所定の燃焼室9A〜9D内の燃焼ガスが排出される。
なお、予混合圧縮自着火式エンジン1は、理論上、点火プラグは不要であるが、この実施形態1では、シリンダヘッド3においてシリンダブロック2の各気筒2a〜2dに対応する位置に点火プラグ27A,27B,27C,27Dを設けている。この点火プラグ27A〜27Dは、燃焼室9A〜9D周辺が十分に温まっていないときの着火を容易にするために用いる。
具体的に、この実施形態1で示した予混合圧縮自着火式エンジン1は、[始動運転(暖機運転)]→[予混合圧縮自着火による運転]→[停止時の運転]を行うようになっている。つまり、始動運転時及び停止時の運転時に点火プラグ27A〜27Dを使用して着火を行い、始動運転によって燃焼室9A〜9D周辺が所定温度以上になると、予混合圧縮自着火による運転を行うようにしている。
これらの動作を簡単に説明する。この動作は、詳細に説明しないが、コントローラ10で制御している。
まず、予混合圧縮自着火式エンジン1をセルモータ(図示せず)にて始動するとともに、所定の点火プラグ27A〜27Dに通電を行って火花点火で予混合圧縮自着火式エンジン1を始動運転させて暖機運転を行う。この暖機運転においてエンジン冷却水の温度が上昇し、これに伴って各燃焼室9A〜9Dへの混合気の温度が上昇する。
これにより、混合気の吸気温度が予混合圧縮自着火の成立温度に達していることが所定の吸気温度センサ19A〜19Dにて検出されると、所定のインテークバルブ17A〜17Dの閉時期を例えば前進(進角)させて圧縮比を高くするとともに、ガスインジェクタ26を調整して空気過剰率を高くする。この圧縮比及び空気過剰率の切換により自然着火(圧縮自着火)が発生し、その予混合圧縮自着火による燃焼状態が正常であることがノッキングセンサ(図示省略)などで検出された時点で所定の点火プラグ27A〜27Dへの通電を停止し、火花点火による着火をOFFにし、予混合圧縮自着火の運転に移行する。
予混合圧縮自着火の運転を停止するときには、所定の点火プラグ27A〜27Dに通電を行って火花点火をONにするとともに、ヒータ24による混合気の加熱を停止する。これにより混合気の吸気温度が下がり始める。次に、例えば進角状態にある所定のインテークバルブ17A〜17Dの閉時期を後退させて遅角状態にするとともに、ガスインジェクタ26を調整して空気過剰率を低くする。このようにすると、燃焼室9A〜9Dに供給された混合気は、所定の点火プラグ27A〜27Dによる火花点火で着火されるようになり、その火花点火による着火が正常な状態となった後に、エンジン回転数を下げて運転を停止する。
次に、実施形態1の特徴構成を詳細に説明する。
そもそも、燃焼室9A〜9Dにおける圧縮自着火時期は、燃焼室9A〜9D内の温度変化に起因して所定の適正時期からずれる。多気筒の場合には、気筒2a〜2dごとの放熱特性が各気筒2a〜2dの配置や構造等に起因して相違する関係より、燃焼室9A〜9Dごとにおける圧縮端温度が不揃いになりやすく、燃焼室9A〜9Dごとにおける圧縮自着火時期がばらつきやすい。
ちなみに、通常、シリンダブロック2の長手方向両端に配置される1番気筒2aおよび4番気筒2dが、長手方向中間に配置される2番気筒2bおよび3番気筒2cに比べて放熱性に優れている。そのため、1番燃焼室9Aおよび4番燃焼室9Dにおける圧縮端温度が2番燃焼室9Bおよび3番燃焼室9Cにおける圧縮端温度よりも低くなりやすく、1番燃焼室9Aおよび4番燃焼室9Dにおける圧縮自着火時期が、2番燃焼室9Bおよび3番燃焼室9Cにおける圧縮自着火時期よりも遅くなる傾向となる。このことを圧縮自着火時期のばらつきと言っている。
このような知見に基づき、この実施形態1では、燃焼室9A〜9D内に所定量の燃焼ガスを残留させて吸気した混合気と混合させて当該混合気を加熱する内部EGR(Exhaust Gas Recirculation)手段を備えて、この内部EGR手段でもって燃焼室9A〜9Dごとの燃焼ガス残留量に差をつけることによって、燃焼室9A〜9D内における混合気の温度を個別に調整し、燃焼室9A〜9Dごとの圧縮端温度を揃えるようにしている。
内部EGR手段は、インテークバルブ17A〜17Dおよびエキゾーストバルブ18A〜18Dの開閉時期を個別に調整するバルブタイミング調整機構30A〜30Dと、バルブタイミング調整機構30A〜30Dの動作を制御するコントローラ10とから構成されている。
コントローラ10は、図4に示すように、排気工程において、1番エキゾーストバルブ18Aおよび4番エキゾーストバルブ18Dを予め決定している基本閉時期(ピストン6A〜6Dが排気上死点に到達する時期)よりも早く閉じる早閉じ動作を行うことによって、1番燃焼室9Aおよび4番燃焼室9D内に所定量の燃焼ガスを残留させるようにする。
なお、図4においては、エキゾーストバルブ18A〜18Dの基本開閉タイミングを実線で、また、インテークバルブ17A〜17Dの基本開閉タイミングを一点鎖線で、さらに、1番、4番エキゾーストバルブ18A,18Dの早閉じタイミングを二点鎖線で、それぞれ示している。
この場合、1番燃焼室9Aおよび4番燃焼室9D内に残留させた高温の燃焼ガスが、1番燃焼室9Aおよび4番燃焼室9D内に供給される混合気と混合されることになるので、当該混合気の温度が高くなる。つまり、1番燃焼室9Aおよび4番燃焼室9D内の混合気の温度が、2番燃焼室9Bおよび3番燃焼室9C内の混合気の温度に比べて高くなる。
したがって、1番燃焼室9Aおよび4番燃焼室9D内の混合気と、2番燃焼室9Bおよび3番燃焼室9C内の混合気との温度差でもって、比較的放熱しやすい1番気筒2aおよび4番気筒2dと、比較的放熱しにくい2番気筒2bおよび3番気筒2cとの間の温度差を相殺することが可能になる。つまり、前記混合気の温度差を調整することにより、2番燃焼室9Bおよび3番燃焼室9Cの圧縮端温度を基準として、1番燃焼室9Aおよび4番燃焼室9Dの圧縮端温度を合わせることが可能になる。
このようにすれば、燃焼室9A〜9Dごとの圧縮端温度を揃えることができるので、燃焼室9A〜9Dごとにおける圧縮自着火時期のばらつきを低減できるようになる。そのため、サイクル効率ならびに熱効率を向上できて、ノッキングおよび失火の回避ならびにNOx発生量の低減に貢献できる。
ところで、混合気の温度は、燃焼ガスの残留量で調整することができる。この燃焼ガスの残留量は、早閉じ対象となるエキゾーストバルブ18A〜18Dの開度、あるいは早閉じ時期で任意に調整することができる。
以下、上記実施形態1の応用例を説明する。
(1)上記構成において、バルブタイミング調整機構30A〜30Dはインテークバルブ17A〜17Dを動作させない構成であってもよい。また、上記構成において、2番エキゾーストバルブ18Bおよび3番エキゾーストバルブ18Cに関係するバルブタイミング調整機構30B,30Cはなくてもよい。
(2)例えば排気工程において、すべてのエキゾーストバルブ18A〜18Dを基本閉時期よりも早く閉じるようにしたうえで、図5に示すように、1番エキゾーストバルブ18Aおよび4番エキゾーストバルブ18Dの早閉じ量を、2番エキゾーストバルブ18Bおよび3番エキゾーストバルブ18Cの早閉じ量に比べて多めに設定することにより、1番燃焼室9Aおよび4番燃焼室9D内における燃焼ガスの残留量を、2番燃焼室9Bおよび3番燃焼室9C内における燃焼ガスの残留量に比べて多くさせるようにしてもよい。
この場合、すべての燃焼室9A〜9D内の混合気を燃焼ガスで加熱しているものの、1番燃焼室9Aおよび4番燃焼室9D内の混合気の温度が2番燃焼室9Bおよび3番燃焼室9C内の混合気の温度に比べて高くなる。したがって、上記同様の作用、効果を得ることができる。
図5において、エキゾーストバルブ18A〜18Dの基本開閉タイミングを実線で、また、インテークバルブ17A〜17Dの基本開閉タイミングを一点鎖線で、さらに、1番エキゾーストバルブ18Aおよび4番エキゾーストバルブ18Dの早閉じタイミングを二点鎖線で、2番エキゾーストバルブ18Bおよび3番エキゾーストバルブ18Cの早閉じタイミングを破線で示している。
<実施形態2>
図6を参照して、本発明に係る多気筒型の予混合圧縮自着火式エンジン1の実施形態2を説明する。なお、予混合圧縮自着火式エンジン1の基本構成については、実施形態1と同様であるので、ここでの説明は割愛する。
この実施形態2では、上記実施形態1で説明した内部EGR手段を用いるとともに、コントローラ10でもって、排気工程の終了前(ピストン6A〜6Dが排気上死点に到達する前)に適宜のインテークバルブ17A〜17Dを開くことにより、燃焼ガスを適宜の吸気管15a〜15dへ一旦押し出し、燃焼ガスを次の吸気工程において対応する吸気管15a〜15dに供給される混合気に混合させて、混合気の温度を高めるように制御していることに特徴がある。
このように、排気工程でインテークバルブ17A〜17Dを開くことをプレリフトと言う。燃焼ガスの押し出し量は、インテークバルブ17A〜17Dのプレリフト量、あるいはプレリフト期間つまりプレリフト状態の継続時間で任意に調整することができる。
具体的に、図6に示すように、排気工程の終了前において、1番インテークバルブ17Aおよび4番インテークバルブ17Dのみを開くようにすることにより、1番燃焼室9Aおよび4番燃焼室9D内の高温の燃焼ガスを1番吸気管15aおよび4番吸気管15dへ一旦押し出すようにする。
図6においては、エキゾーストバルブ18A〜18Dの基本開閉タイミングを実線で、インテークバルブ17A〜17Dの基本開閉タイミングを一点鎖線で、1番インテークバルブ17Aおよび4番インテークバルブ17Dのプレリフトタイミングを二点鎖線でそれぞれ示している。
この場合、次の吸気工程において1番吸気管15aおよび4番吸気管15dに供給される混合気が、前記押し出された高温の燃焼ガスと混合することになるので、混合気の温度が高められる。つまり、1番吸気管15aおよび4番吸気管15dに供給される混合気の温度が2番吸気管15bおよび3番吸気管15cに供給される混合気の温度に比べて高くなる。
したがって、1番燃焼室9Aおよび4番燃焼室9Dへ供給する混合気と、2番燃焼室9Bおよび3番燃焼室9Cへ供給する混合気との温度差でもって、比較的放熱しやすい1番気筒2aおよび4番気筒2dと、比較的放熱しにくい2番気筒2bおよび3番気筒2cとの温度差を相殺することが可能になる。つまり、前記混合気の温度差を調整することにより、2番燃焼室9Bおよび3番燃焼室9Cの圧縮端温度を基準として、1番燃焼室9Aおよび4番燃焼室9Dの圧縮端温度を合わせることが可能になる。
このようにすれば、燃焼室9A〜9Dごとの圧縮端温度を揃えることができるので、燃焼室9A〜9Dごとにおける圧縮自着火時期のばらつきを低減できるようになる。そのため、サイクル効率ならびに熱効率を向上できて、ノッキングおよび失火の回避ならびにNOx発生量の低減に貢献できる。
以下、上記実施形態2の応用例を説明する。
(1)上記構成において、バルブタイミング調整機構30A〜30Dはエキゾーストバルブ18A〜18Dを動作させない構成であってもよい。また、上記構成において、2番インテークバルブ17Bおよび3番インテークバルブ17Cに関係するバルブタイミング調整機構30B,30Cをなくしてもよい。
(2)例えば、排気工程の終了前において、すべてのインテークバルブ17A〜17Dを開けるようにしたうえで、図7に示すように、1番インテークバルブ17Aおよび4番インテークバルブ17Dのプレリフト量を、2番インテークバルブ17Bおよび3番インテークバルブ17Cのプレリフト量よりも多めにしてもよい。
図7において、エキゾーストバルブ18A〜18Dの基本開閉タイミングを実線で、インテークバルブ17A〜17Dの基本開閉タイミングを一点鎖線で、1番インテークバルブ17Aおよび4番インテークバルブ17Dのプレリフトタイミングを二点鎖線で、2番インテークバルブ17Bおよび3番インテークバルブ17Cのプレリフトタイミングを破線でそれぞれ示している。
この場合、すべての吸気管15a〜15dへ燃焼ガスを押し出しているものの、1番吸気管15aおよび4番吸気管15dへの燃焼ガスの押し出し量が2番吸気管15bおよび3番吸気管15cへの燃焼ガスの押し出し量よりも多くなる。これにより、1番吸気管15aおよび4番吸気管15d内の混合気の温度が2番吸気管15bおよび3番吸気管15c内の混合気の温度に比べて高くなる。したがって、上記同様の作用、効果を得ることができる。
なお、ここでは、インテークバルブ17A〜17Dのプレリフト量に差をつけた例を挙げているが、図8に示すように、プレリフト期間に差をつけるようにしてもよい。
<実施形態3>
図9を参照して、本発明に係る多気筒型の予混合圧縮自着火式エンジン1の実施形態3を説明する。なお、予混合圧縮自着火式エンジン1の基本構成については、実施形態1と同様であるので、ここでの説明は割愛する。
この実施形態3では、上記実施形態1で説明した内部EGR手段を用いるとともに、コントローラ10でもって、吸気工程(ピストン6A〜6Dが下降している過程)において適宜のエキゾーストバルブ18A〜18Dを開くことにより、エキゾーストマニホールド16内に存在する排気燃焼ガスを燃焼室9A〜9D内に吸入させ、当該吸気工程において各燃焼室9A〜9Dに供給される混合気に排気燃焼ガスを混合させて、混合気の温度を高めるように制御していることに特徴がある。
なお、エキゾーストバルブ18A〜18Dを排気工程以外に一時的に開けることを再啓開と言う。燃焼ガスの吸入量は、エキゾーストバルブの再啓開リフト量、あるいは再啓開リフト期間つまり再啓開状態の継続時間で調整することができる。
具体的に、図9に示すように、吸気工程中に1番エキゾーストバルブ18Aおよび4番エキゾーストバルブ18Dのみを一時的に開くようにすることにより、エキゾーストマニホールド16内に存在する排気燃焼ガスを1番燃焼室9Aおよび4番燃焼室9D内に吸入させる。
なお、図9においては、エキゾーストバルブ18A〜18Dの基本開閉タイミングを実線で、また、インテークバルブ17A〜17Dの基本開閉タイミングを一点鎖線で、さらに、1番エキゾーストバルブ18Aおよび4番エキゾーストバルブ18Dの再啓開リフトタイミングを二点鎖線で、それぞれ示している。
この場合、高温の排気燃焼ガスを、1番燃焼室9Aおよび4番燃焼室9D内に供給される混合気と混合させるので、当該混合気の温度が高くなる。つまり、1番燃焼室9Aおよび4番燃焼室9D内の混合気の温度が2番燃焼室9Bおよび3番燃焼室9C内の混合気の温度に比べて高くなる。
したがって、1番燃焼室9Aおよび4番燃焼室9D内の混合気と、2番燃焼室9Bおよび3番燃焼室9C内の混合気との温度差でもって、比較的放熱しやすい1番気筒2aおよび4番気筒2dと、比較的放熱しにくい2番気筒2bおよび3番気筒2cとの間の温度差を相殺することが可能になる。つまり、前記混合気の温度差を調整することにより、2番燃焼室9Bおよび3番燃焼室9Cの圧縮端温度を基準として、1番燃焼室9Aおよび4番燃焼室9Dの圧縮端温度を合わせることが可能になる。
このようにすれば、燃焼室9A〜9Dごとの圧縮端温度を揃えることができるので、燃焼室9A〜9Dごとにおける圧縮自着火時期のばらつきを低減できるようになる。そのため、サイクル効率ならびに熱効率を向上できて、ノッキングおよび失火の回避ならびにNOx発生量の低減に貢献できる。
以下、上記実施形態3の応用例を説明する。
(1)上記構成において、バルブタイミング調整機構30A〜30Dはインテークバルブ17A〜17Dを動作させない構成であってもよい。また、上記構成において、2番エキゾーストバルブ18Bおよび3番エキゾーストバルブ18Cに関係するバルブタイミング調整機構30B,30Cをなくしてもよい。
(2)例えば、吸気工程において、すべてのエキゾーストバルブ18A〜18Dを開くようにしたうえで、図10に示すように、1番エキゾーストバルブ18Aおよび4番エキゾーストバルブ18Dの再啓開リフト量を、2番エキゾーストバルブ18Bおよび3番エキゾーストバルブ18Cの再啓開リフト量に比べて多めにしてもよい。
図10において、エキゾーストバルブ18A〜18Dの基本開閉タイミングを実線で、インテークバルブ17A〜17Dの基本開閉タイミングを一点鎖線で、1番エキゾーストバルブ18Aおよび4番エキゾーストバルブ18Dの再啓開リフトタイミングを二点鎖線で、2番エキゾーストバルブ18Bおよび3番エキゾーストバルブ18Cの再啓開リフトタイミングを破線でそれぞれ示している。
この場合、すべての燃焼室9A〜9Dに排気燃焼ガスを吸入させているものの、1番燃焼室9Aおよび4番燃焼室9Dへの排気燃焼ガスの吸入量が2番燃焼室9Bおよび3番燃焼室9Cへの排気燃焼ガスの吸入量よりも多くなる。これにより、1番燃焼室9Aおよび4番燃焼室9内の混合気の温度が2番燃焼室9Bおよび3番燃焼室9C内の混合気の温度に比べて高くなる。したがって、上記同様の作用、効果を得ることができる。
なお、ここでは、エキゾーストバルブ18A〜18Dの再啓開リフト量に差をつけた例を挙げているが、図11に示すように、あるいは再啓開リフト期間に差をつけるようにしてもよい。
<実施形態4>
図12および図13を参照して、本発明に係る多気筒型の予混合圧縮自着火式エンジン1の実施形態4を説明する。なお、予混合圧縮自着火式エンジン1の基本構成については、実施形態1と同様であるので、ここでの説明は割愛する。
この実施形態4では、上記実施形態1の内部EGR手段の替わりに、外部EGR手段を備えている。
外部EGR手段は、各吸気管15a〜15dとエキゾーストマニホールド16に連結される排気管に個別に連通連結されるEGR管41A〜41Dと、EGR管41A〜41Dそれぞれに設置されるEGRバルブ42A〜42D、クーラ43A〜43DならびにEGR温度センサ44A〜44Dとを有する構成になっている。
そして、コントローラ10でもって、吸気工程において、エキゾーストマニホールド16へ排出された排気燃焼ガス(外部EGR)を適宜の吸気管15a〜15dに送ることにより、吸気管15a〜15d内に供給される混合気に排気燃焼ガスを混合させて、適宜の燃焼室9A〜9Dへ供給する混合気の温度を高めるようにする。
具体的に、吸気工程において、比較的放熱しやすい1番気筒2aおよび4番気筒2dに対応するEGRバルブ42A,42Dのみを開くことにより、エキゾーストマニホールド16の1番排気管16aおよび4番排気管16d内の排気燃焼ガスを、1番EGR管41Aおよび4番EGR管41Dを介して1番吸気管15aおよび4番吸気管15dへ送るようにする。
この場合、吸気工程において1番吸気管15aおよび4番吸気管15dに供給される混合気が、前記高温の排気燃焼ガスと混合することになるので、混合気の温度が高められる。これにより、1番燃焼室9Aおよび4番燃焼室9Dへ供給する混合気の温度が、2番燃焼室9Bおよび3番燃焼室9Cへ供給する混合気の温度よりも高くなる。
なお、2番気筒2bおよび3番気筒2cのEGRバルブ42B,42Cは閉じて、排気燃焼ガスを2番吸気管15bおよび3番吸気管15cへ送らないようにしている。
したがって、1番燃焼室9Aおよび4番燃焼室9Dへ供給する混合気と、2番燃焼室9Bおよび3番燃焼室9Cへ供給する混合気との温度差でもって、比較的放熱しやすい1番気筒2aおよび4番気筒2dと、比較的放熱しにくい2番気筒2bおよび3番気筒2cとの間の温度差を相殺することが可能になる。つまり、前記混合気の温度差を調整することにより、2番燃焼室9Bおよび3番燃焼室9Cの圧縮端温度を基準として、1番燃焼室9Aおよび4番燃焼室9Dの圧縮端温度を合わせることが可能になる。
このようにすれば、燃焼室9A〜9Dごとの圧縮端温度を揃えることができるので、燃焼室9A〜9Dごとにおける圧縮自着火時期のばらつきを低減できるようになる。そのため、サイクル効率ならびに熱効率を向上できて、ノッキングおよび失火の回避ならびにNOx発生量の低減に貢献できる。
以下、上記実施形態4の応用例を説明する。
(1)上記構成において、2番気筒2bおよび3番気筒2cに関係するEGR管41B,41Cと、EGRバルブ42B,42Cと、クーラ43B,43Cと、EGR温度センサ44B,44Cをなくしてもよい。
(2)例えば、吸気工程において、すべての吸気管15a〜15dへ排気燃焼ガスを送るようにしたうえで、1番吸気管15aおよび4番吸気管15dへの排気燃焼ガスの送り量を、2番吸気管15bおよび3番吸気管15cへの排気燃焼ガスの送り量に比べて多めにしてもよい。
具体的に、コントローラ10で、すべてのEGRバルブ42A〜42Dを開くようにしたうえで、1番EGRバルブ42Aおよび4番EGRバルブ42Dの開度を、2番EGRバルブ42Bおよび3番EGRバルブ42Cの開度に比べて大きくするように制御する。ただし、吸気管15A〜15Dに送る外部EGRの温度は一定とする。
この場合、すべての吸気管15a〜15dへ排気燃焼ガスを送るようにしているものの、1番吸気管15aおよび4番吸気管15dへの排気燃焼ガスの送り量が2番吸気管15bおよび3番吸気管15cへの燃焼ガスの送り量よりも多くなる。これにより、1番吸気管15aおよび4番吸気管15d内の混合気の温度が2番吸気管15bおよび3番吸気管15c内の混合気の温度に比べて高くなる。したがって、上記同様の作用、効果を得ることができる。
(3)上記(2)では、排気燃焼ガスの送り量に差をつけたが、吸気管15a〜15dへ送る排気燃焼ガスの温度に差をつけるようにしてもよい。この場合、各クーラ43A〜43Dをコントローラ10で制御する。コントローラ10は、EGR温度センサ44A〜44Dからの検出出力に基づき、このEGR温度センサ44A〜44Dからの検出出力を目標値に一致あるいは略一致させるように各クーラ43A〜43Dを個別にフィードバック制御するものとすることができる。もちろん、コントローラ10は、諸々の条件を加味して各クーラ43A〜43Dを個別にフィードフォワード制御するものとしてもよいし、両制御を組み合わせた制御を行うものとしてもよい。
<実施形態5>
図14を参照して、本発明に係る多気筒型の予混合圧縮自着火式エンジン1の実施形態5を説明する。なお、予混合圧縮自着火式エンジン1の基本構成については、実施形態1と同様であるので、ここでの説明は割愛する。
この実施形態5では、上記実施形態1での内部EGR手段をなくし、燃焼室9A〜9Dからの燃焼ガスの排出量を個別に調整することによって、1番燃焼室9Aおよび4番燃焼室9D内における燃焼ガスの残留量と、2番燃焼室9Bおよび3番燃焼室9C内における燃焼ガスの残留量とに差をつけるようにしていることに特徴がある。
具体的に、エキゾーストマニホールド16の1番排気管16aおよび4番排気管16dの排気抵抗を、2番排気管16bおよび3番排気管16cの排気抵抗に比べて大きくする。
なお、エキゾーストマニホールド16の各排気管16a〜16dの排気抵抗は、その口径R1〜R4を個別に特定することによって個別に調整する。なお、図示していないが、各排気管16a〜16dの管長を個別に特定することによっても、排気抵抗を個別に調整することができる。
この場合、1番燃焼室9Aおよび4番燃焼室9Dからの燃焼ガスの排出量が、2番燃焼室9Bおよび3番燃焼室9Cからの燃焼ガスの排出量よりも少なくなるので、1番燃焼室9Aおよび4番燃焼室9D内における燃焼ガスの残留量が、2番燃焼室9Bおよび3番燃焼室9C内における燃焼ガスの残留量よりも多くなる。
これにより、1番燃焼室9Aおよび4番燃焼室9D内に残留させた高温の燃焼ガスが、次の吸気工程で1番燃焼室9Aおよび4番燃焼室9D内に供給される混合気と混合されることになるので、当該混合気の温度が高くなる。つまり、1番燃焼室9Aおよび4番燃焼室9D内の混合気の温度が、2番燃焼室9Bおよび3番燃焼室9C内の混合気の温度に比べて高くなる。
したがって、1番燃焼室9Aおよび4番燃焼室9D内の混合気と、2番燃焼室9Bおよび3番燃焼室9C内の混合気との温度差でもって、比較的放熱しやすい1番気筒2aおよび4番気筒2dと、比較的放熱しにくい2番気筒2bおよび3番気筒2cとの間の温度差を相殺することが可能になる。つまり、前記混合気の温度差を調整することにより、2番燃焼室9Bおよび3番燃焼室9Cの圧縮端温度を基準として、1番燃焼室9Aおよび4番燃焼室9Dの圧縮端温度を合わせることが可能になる。
このようにすれば、燃焼室9A〜9Dごとの圧縮端温度を揃えることができるので、燃焼室9A〜9Dごとにおける圧縮自着火時期のばらつきを低減できるようになる。そのため、サイクル効率ならびに熱効率を向上できて、ノッキングおよび失火の回避ならびにNOx発生量の低減に貢献できる。
ところで、上述した1番排気管16aおよび4番排気管16dの排気抵抗と2番排気管16bおよび3番排気管16cの排気抵抗との大小関係は、相対的なものであるから、従来一般的な排気管による排気抵抗を基準として考えた場合、この基準に対し、1番排気管16aおよび4番排気管16dの排気抵抗を小さくするか、あるいは2番排気管16bおよび3番排気管16cの排気抵抗を大きくするかは任意である。
本発明に係る実施形態1を示す概略構成図である。 図1のエンジンを模式的に示す平面図である。 図2の(3)−(3)線断面の矢視図である。 実施形態1において、インテークバルブおよびエキゾーストバルブの開閉タイミングの関係を示すグラフである。 実施形態1の応用例で、図4に対応するグラフである。 本発明に係る実施形態2で、図4に対応するグラフである。 実施形態2の応用例1で、図6に対応するグラフである。 実施形態2の応用例2で、図6に対応するグラフである。 本発明に係る実施形態3で、図4に対応するグラフである。 実施形態3の応用例1で、図9に対応するグラフである。 実施形態3の応用例2で、図9に対応するグラフである。 本発明に係る実施形態4で、図1に対応する図である。 実施形態4で、図3に対応する図である。 本発明に係る実施形態5で、図2に対応する図である。
符号の説明
1 エンジン
2 シリンダブロック
2a 1番気筒
2b 2番気筒
2c 3番気筒
2d 4番気筒
6A 1番ピストン
6B 2番ピストン
6C 3番ピストン
6D 4番ピストン
9A 1番燃焼室
9B 2番燃焼室
9C 3番燃焼室
9D 4番燃焼室
10 コントローラ
15 吸気サージタンク
15a 1番吸気管
15b 2番吸気管
15c 3番吸気管
15d 4番吸気管
19A〜19D 吸気温度センサ
21 エアフィルタ
22 スロットル
23 ミキサー
24 ヒータ
25 燃料供給路
26 ガスインジェクタ

Claims (12)

  1. 複数の気筒を有し、燃料と空気とを予め混合した混合気を前記複数の気筒の燃焼室ごとに供給して、各燃焼室内で混合気を圧縮自着火させて燃焼する方式のエンジンにおいて、
    少なくとも比較的放熱しやすい気筒の燃焼室内に閉じ込める混合気を燃焼ガスを利用して加熱することにより、前記比較的放熱しやすい気筒の燃焼室内に閉じ込める混合気の温度を、比較的放熱しにくい気筒の燃焼室内に閉じ込める混合気の温度に比べて高くするよう構成していることを特徴とする多気筒型の予混合圧縮自着火式エンジン。
  2. 請求項1に記載の多気筒型の予混合圧縮自着火式エンジンにおいて、
    少なくとも比較的放熱しやすい気筒の燃焼室内に燃焼ガスの一部を、次の吸気工程まで残留させる内部EGR手段を有していることを特徴とする多気筒型の予混合圧縮自着火式エンジン。
  3. 請求項2に記載の多気筒型の予混合圧縮自着火式エンジンにおいて、
    前記内部EGR手段は、エキゾーストバルブの開閉時期を個別に調整するバルブタイミング調整機構と、このバルブタイミング調整機構を制御する制御手段とから構成され、
    前記制御手段は、排気工程において比較的放熱しやすい気筒のエキゾーストバルブを予め決定している基本閉時期より早く閉じる早閉じ動作を行うことを特徴とする多気筒型の予混合圧縮自着火式エンジン。
  4. 請求項1に記載の多気筒型の予混合圧縮自着火式エンジンにおいて、
    少なくとも比較的放熱しやすい気筒の燃焼室内の燃焼ガスの一部を、排気工程の終了前に該燃焼室と連通する吸気管へ一旦押し出す内部EGR手段を有していることを特徴とする多気筒型の予混合圧縮自着火式エンジン。
  5. 請求項4に記載の多気筒型の予混合圧縮自着火式エンジンにおいて、
    前記内部EGR手段は、インテークバルブの開閉時期を個別に調整するバルブタイミング調整機構と、このバルブタイミング調整機構を制御する制御手段とから構成され、
    前記制御手段は、排気工程の終了前に少なくとも放熱しやすい気筒のインテークバルブを開くプレリフト動作を行うとともに、当該プレリフト動作によるプレリフト量あるいはプレリフト期間を管理するものであることを特徴とする多気筒型の予混合圧縮自着火式エンジン。
  6. 請求項1に記載の多気筒型の予混合圧縮自着火式エンジンにおいて、
    吸気工程において少なくとも放熱しやすい気筒の燃焼室に、排気管内に存在する排気燃焼ガスを吸入させる内部EGR手段を有していることを特徴とする多気筒型の予混合圧縮自着火式エンジン。
  7. 請求項6に記載の多気筒型の予混合圧縮自着火式エンジンにおいて、
    前記内部EGR手段は、エキゾーストバルブの開閉時期を個別に調整するバルブタイミング調整機構と、このバルブタイミング調整機構を制御する制御手段とから構成され、
    前記制御手段は、吸気工程において少なくとも放熱しやすい気筒のエキゾーストバルブを一時的に開く再啓開動作を行うとともに、当該再啓開動作によるエキゾーストバルブのリフト量あるいはリフト期間を管理するものであることを特徴とする多気筒型の予混合圧縮自着火式エンジン。
  8. 請求項1に記載の多気筒型の予混合圧縮自着火式エンジンにおいて、
    吸気工程において少なくとも比較的放熱しやすい気筒の吸気管に、排気管内に存在する排気燃焼ガスを送る外部EGR手段を有していることを特徴とする多気筒型の予混合圧縮自着火式エンジン。
  9. 請求項8に記載の多気筒型の予混合圧縮自着火式エンジンにおいて、
    前記外部EGR手段は、少なくとも比較的放熱しやすい気筒の排気管と吸気管とを連通連結するEGR管と、このEGR管に配置されるEGRバルブと、このEGRバルブの開閉動作を制御する制御手段とを有し、
    前記制御手段は、吸気工程において前記少なくとも比較的放熱しやすい気筒のEGRバルブを開く外部EGR動作を行うものであることを特徴とする多気筒型の予混合圧縮自着火式エンジン。
  10. 請求項8に記載の多気筒型の予混合圧縮自着火式エンジンにおいて、
    前記外部EGR手段は、少なくとも比較的放熱しやすい気筒の排気管と吸気管とを連通連結するEGR管と、このEGR管に配置されるEGRバルブと、EGR管においてEGRバルブより吸気管側に配置されるEGR温度検出手段と、EGR管においてEGRバルブより排気管側に配置されて外部EGRの温度を調整する温度調整手段と、前記EGRバルブの開閉動作および前記温度調節手段による温度調整動作を制御する制御手段とを有し、
    前記制御手段は、吸気工程においてEGR温度検出手段の検出出力に基づき前記EGRバルブを開くとともに、EGR温度検出手段の検出出力に基づき前記温度調整手段により外部EGRの温度を調整する外部EGR動作を行うものであることを特徴とする多気筒型の予混合圧縮自着火式エンジン。
  11. 請求項1に記載の多気筒型の予混合圧縮自着火式エンジンにおいて、
    排気工程において少なくとも比較的放熱しやすい気筒の燃焼室に、燃焼ガスの一部を残留させるよう、比較的放熱しやすい気筒の排気管の排気抵抗を、比較的放熱しにくい気筒の排気管の排気抵抗に比べて大きく設定していることを特徴とする多気筒型の予混合圧縮自着火式エンジン。
  12. 請求項11に記載の多気筒型の予混合圧縮自着火式エンジンにおいて、
    前記排気管の排気抵抗は、排気管の口径または管長によって調整されていることを特徴とする多気筒型の予混合圧縮自着火式エンジン。
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