JP7238459B2 - エンジン制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、予混合圧縮着火(HCCI)を適用したガソリンエンジンのエンジン制御装置に関する。
現在、予混合圧縮着火を適用したガソリンエンジンの研究・開発が進められている。予混合圧縮着火によれば、希薄予混合気を自着火燃焼させるため、火花点火(SI)と比較して燃焼温度が低く、NOxを大幅に低減することができる。また、高い圧縮比を実現することができ、熱効率を高めることができる。
下記の特許文献1には、多気筒の4サイクルガソリンエンジンにおいて、排気行程と吸気行程とが重なる一対の気筒間において、排気行程にある先行気筒でリーン燃焼させた既燃ガスを吸気行程にある後続気筒に導入し、後続気筒で圧縮自己着火を行われる技術が記載されている。
特開2006-70859号公報
しかしながら、予混合圧縮着火においては、気筒内に導入した混合気をピストンで圧縮することによって昇温させて自着火させる。そのため、エンジンの負荷が低い状況においては、気筒内の混合気の温度の上昇が不十分となり、失火し易くなるという問題がある。
本発明は例えば上述したような問題に鑑みなされたものであり、本発明の課題は、予混合圧縮着火を適用したガソリンエンジンにおける低負荷状況下での失火を抑制することができるエンジン制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、4サイクルエンジンを制御するエンジン制御装置であって、前記エンジンの気筒における燃焼室に接続された吸気通路を流れる空気に燃料を噴射する吸気通路インジェクタと、前記エンジンに設けられ、前記燃焼室と連通する副室と、前記副室内に燃料を噴射する副室インジェクタと、前記副室内の混合気に点火する点火プラグと、演算処理装置とを備え、前記演算処理装置は、前記エンジンの運転状況に応じて、前記副室内の混合気に前記点火プラグにより点火することによって燃料を燃焼させる火花点火燃焼制御と、前記気筒内の混合気を圧縮して自着火させることによって燃料を燃焼させる予混合圧縮着火燃焼制御とを切り替える燃焼制御切替部と、前記予混合圧縮着火燃焼制御の実行時において、前記気筒の燃焼室側の壁面の温度の推定値を算出する壁面温度推定部と、前記予混合圧縮着火燃焼制御の実行時において、前記エンジンの吸気、圧縮、膨張および排気の行程からなる1サイクルにおける所定の噴射時期に燃料噴射を行いかつ所定の点火時期に点火を行うように前記副室インジェクタおよび前記点火プラグを制御することにより前記壁面を加熱する壁面加熱処理を行う壁面加熱制御部と、記憶部とを備え、前記記憶部には、前記予混合圧縮着火燃焼制御の実行時において維持すべき前記壁面の温度範囲を示す目標壁面温度範囲が記憶され、前記壁面加熱制御部は、前記予混合圧縮着火燃焼制御の実行時において、前記推定値が前記目標壁面温度範囲の下限閾値未満であるときに前記壁面加熱処理を行い、前記壁面加熱処理において、前記壁面加熱制御部は、前記壁面の温度を前記推定値から前記目標壁面温度範囲の上限閾値に達するまで上昇させるのに要する熱量と燃料の発熱量とに基づいて前記副室インジェクタによる燃料の総噴射量を算出することを特徴とする。
本発明によれば、予混合圧縮着火を適用したガソリンエンジンにおける低負荷状況下での失火を抑制することができる。
本発明の実施例におけるエンジンを示す説明図である。 本発明の実施例のエンジン制御装置を示すブロック図である。 本発明の実施例のエンジン制御装置におけるエンジンの燃焼制御を示す説明図である。 本発明の実施例において、エンジンの1サイクルにおける吸気バルブおよび排気バルブのそれぞれのバルブタイミング、吸気通路インジェクタの燃焼噴射時期、副室インジェクタの燃焼噴射時期、並びに点火プラグの点火時期を示す説明図である。 本発明の実施例のエンジン制御装置における燃焼制御を示すフローチャートである。 本発明の実施例のエンジン制御装置における壁面温度推定処理および壁面加熱処理等を示すフローチャートである。
本発明の実施形態のエンジン制御装置は、4サイクルエンジンを制御するエンジン制御装置であって、エンジンの気筒における燃焼室に接続された吸気通路を流れる空気に燃料を噴射する吸気通路インジェクタと、エンジンに設けられ、燃焼室と連通する副室と、副室内に燃料を噴射する副室インジェクタと、副室内の混合気に点火する点火プラグと、演算処理装置とを備えている。
また、演算処理装置は、燃料制御切替部、壁面温度推定部および壁面加熱制御部を有している。燃料制御切替部は、副室内の混合気に点火プラグにより点火することによって燃料を燃焼させる火花点火燃焼制御と、気筒内の混合気を圧縮して自着火させることによって燃料を燃焼させる予混合圧縮着火燃焼制御とを、エンジンの運転状況に応じて切り替える。壁面温度推定部は、予混合圧縮着火燃焼制御の実行時において、気筒の燃焼室側の壁面の温度の推定値を算出する。壁面加熱制御部は、予混合圧縮着火燃焼制御の実行時において、気筒の燃焼室側の壁面の温度の推定値が所定の閾値未満であるときに、エンジンの吸気、圧縮、膨張および排気の行程からなる1サイクルにおける所定の噴射時期に燃料噴射を行い、かつ所定の点火時期に点火を行うように、副室インジェクタおよび点火プラグを制御することにより、気筒の燃焼室側の壁面を加熱する壁面加熱処理を行う。
本実施形態のエンジン制御装置によれば、予混合圧縮着火燃焼制御の実行時において、気筒の燃焼室側の壁面の温度の推定値が所定の閾値未満であるときに、副室インジェクタにより副室内へ燃料を噴射し、かつ点火プラグにより副室内の混合気に点火する。これにより、副室内における混合気の燃焼により生じる熱を利用して、気筒の燃焼室側の壁面を加熱し、当該壁面の温度を上昇させることができる。気筒の燃焼室側の壁面の温度の上昇により、燃焼室内の混合気の温度が上昇するので、気筒内における混合気の圧縮による燃料の自着火が促進され、失火が生じ難くなる。したがって、失火を抑制することができ、安定した予混合圧縮着火燃焼を実現することができる。
(エンジン制御装置)
図1は本発明の実施例におけるエンジン1を示している。図2は本発明の実施例のエンジン制御装置5を示している。エンジン1は4サイクルガソリンエンジンであり、例えば自動車等の車両に搭載されている。エンジン1のシリンダブロック11の下部にはクランクシャフトが支持されている。また、図1に示すように、シリンダブロック11の上部に配置された気筒12内にはピストン13が設けられ、ピストン13はコネクティングロッド14を介してクランクシャフトに接続されている。
また、シリンダブロック11の上方に設けられたシリンダヘッド15には、吸気ポート16を開閉する吸気バルブ18、および排気ポート17を開閉する排気バルブ19が設けられている。また、シリンダヘッド15内に設けられた動弁機構には、吸気バルブ18および排気バルブ19のバルブタイミングを変化させることができる可変バルブ機構20が組み付けられている。また、吸気ポート16には吸気管21(インテークマニホールド)が接続され、排気ポート17には排気管22(エキゾーストマニホールド)が接続されている。
また、エンジン1には吸気通路インジェクタ25が設けられている。吸気通路インジェクタ25は、吸気ポート16の近傍、または吸気管21の近傍に取り付けられ、吸気ポート16または吸気管21を燃焼室23へ向かって流れる吸入空気に燃料を噴射する。なお、吸気ポート16および吸気管21は「吸気通路」の具体例である。
また、エンジン1の例えばシリンダヘッド15には副室24が形成されている。副室24は、気筒12内においてピストン13の上方に形成された燃焼室23の上部に連通している。また、副室24の近傍には、副室インジェクタ26および点火プラグ27が設けられている。
副室インジェクタ26は、その燃料噴射口が副室24内、または副室24内に臨む位置に配置されるように、例えばシリンダヘッド15に取り付けられている。副室インジェクタ26は、後述する低負荷HCCI制御時において所定の条件が成立したときに、副室24内の混合気に燃料を噴射する。
点火プラグ27は、その点火用電極が副室24内、または副室24内に臨む位置に配置されるように、例えばシリンダヘッド15に取り付けられている。点火プラグ27は、後述する低負荷HCCI燃焼時において所定の条件が成立したとき、またはSI制御時に、副室24内の混合気に火花を飛ばして点火する。
また、図2に示すように、エンジン1には、クランク角を検出するクランク角センサ31、エンジン回転数を検出する回転数センサ32、吸気圧を検出する吸気圧センサ33、およびエンジン1の冷却水温度(具体的には気筒12の周壁内に設けられた図示しない冷却水通路を流れる冷却水の温度)を検出する冷却水温度センサ34等が設けられている。また、エンジン1が搭載された車両には、排気温度を検出する排気温度センサ35、およびアクセル開度を検出するアクセル開度センサ36等が設けられている。
さらに、エンジン1が搭載された車両には、ECU(エンジンコントロールユニット)37、および記憶回路38が設けられている。ECU37は例えばCPU(中央演算処理装置)を備えている。記憶回路38は例えば半導体記憶素子を備えている。クランク角センサ31、回転数センサ32、吸気圧センサ33、冷却水温度センサ34、排気温度センサ35およびアクセル開度センサ36はそれぞれECU37に接続され、ECU37に対して検出信号を出力する。また、ECU37には、可変バルブ機構20、吸気通路インジェクタ25、副室インジェクタ26、および点火プラグ27に電圧を印加する点火回路39が接続され、ECU37はこれらを制御する。また、ECU37には記憶回路38が接続され、ECU37は、記憶回路38に記憶された情報を読み取り、または情報を記憶回路38に書き込むことができる。なお、ECU37は「演算処理装置」の具体例であり、記憶回路38は「記憶部」の具体例である。
本発明の実施例のエンジン制御装置5は、少なくとも、吸気通路インジェクタ25、副室24、副室インジェクタ26、点火プラグ27、点火回路39、各センサ31~36、ECU37および記憶回路38から構成されている。
エンジン制御装置5はエンジン1の燃焼制御を行う。図3はエンジン制御装置5におけるエンジン1の燃焼制御を示している。図3に示すように、エンジン制御装置5は、火花点火燃焼制御および予混合圧縮着火燃焼制御をエンジン1の運転状況に応じて選択的に行う。火花点火燃焼制御とは、燃焼室23内に連通した副室24内の混合気に点火プラグ27により点火することによって燃料を燃焼させる制御である。予混合圧縮着火燃焼制御とは、気筒12内の混合気を圧縮して自着火させることによって燃料を燃焼させる制御である。以下、火花点火燃焼制御を「SI制御」といい、予混合圧縮着火燃焼制御を「HCCI制御」という。具体的には、エンジン制御装置5は、エンジン回転数が所定の回転数閾値N未満のときにはHCCI制御を行い、エンジン回転数が回転数閾値N以上のときにはSI制御を行う。
また、エンジン制御装置5は2通りのHCCI制御をエンジンの運転状況に応じて選択的に行う。具体的には、エンジン制御装置5は、エンジン1の負荷の大きさが所定の負荷閾値L未満のときには低負荷HCCI制御(低負荷予混合圧縮着火燃焼制御)を行い、エンジン1の負荷の大きさが負荷閾値L以上のときには高負荷HCCI制御(高負荷予混合圧縮着火燃焼制御)を行う。
エンジン制御装置5は、低負荷HCCI制御においては、気筒12の燃焼室23側の壁面の温度(以下、これを「燃焼室壁面温度」という。)を推定し、燃焼室壁面温度の推定値が所定の閾値未満であるときに、エンジンの1サイクルにおける所定の噴射時期に燃料噴射を行い、かつ所定の点火時期に点火を行うように副室インジェクタ26および点火プラグ27を制御することによって気筒12の燃焼室23側の壁面を加熱する処理を行う。以下、このようにして気筒12の燃焼室23側の壁面を加熱する処理を「壁面加熱処理」という。一方、エンジン制御装置5は、高負荷HCCI制御においては、燃焼室壁面温度を推定する処理、燃焼室壁面温度の推定値が所定の閾値未満であるか否かを判断する処理、および壁面加熱処理をいずれも行わない。したがって、高負荷HCCI制御においては、副室インジェクタ26による燃料噴射も、点火プラグ27による点火も行われない。
このようなエンジン1の燃焼制御を行うために、ECU37は、記憶回路38に記憶されたコンピュータプログラムを読み取って実行することにより、燃焼制御切替部41、壁面温度推定部42および壁面加熱制御部43として機能する。燃焼制御切替部41は、エンジン回転数に基づいてSI制御とHCCI制御とを切り替え、かつエンジン1の負荷の大きさに基づいて低負荷HCCI制御と高負荷HCCI制御とを切り替える。壁面温度推定部42は、低負荷HCCI制御において気筒12の燃焼室23側の壁面の温度を推定する。壁面加熱制御部43は、低負荷HCCI制御において、燃焼室壁面温度の推定値が所定の閾値未満であるか否かを判断し、燃焼室壁面温度の推定値が所定の閾値未満であるときに壁面加熱処理を行う。
図4は、エンジン1の吸気、圧縮、膨張および排気の行程からなる1サイクルにおける吸気バルブ18および排気バルブ19のそれぞれのバルブタイミング、吸気通路インジェクタ25の燃焼噴射時期、副室インジェクタ26の燃焼噴射時期、並びに点火プラグ27の点火時期を示している。
エンジン制御装置5によるSI制御においては、吸気バルブ18のバルブタイミングは、図4において破線で示すバルブタイミングVi1に設定され、排気バルブ19のバルブタイミングは、図4において破線で示すバルブタイミングVe1に設定される。また、エンジン制御装置5による高負荷HCCI制御および低負荷HCCI制御のそれぞれにおいては、吸気バルブ18のバルブタイミングは、図4において実線で示すバルブタイミングVi2に設定され、排気バルブ19のバルブタイミングは、図4において実線で示すバルブタイミングVe2に設定される。
高負荷HCCI制御および低負荷HCCI制御のそれぞれにおいては、SI制御と比較して、排気バルブ19のバルブタイミングを進め、吸気バルブ18のバルブタイミングを遅らせる。これにより、負のオーバーラップを形成し、前サイクルの高温の既燃ガスを利用した燃焼制御、すなわち、内部EGR(内部排気再循環)を適用した燃焼制御を行う。なお、吸気バルブ18および排気バルブ19のそれぞれのバルブタイミングの変更は、ECU37が可変バルブ機構20を制御することにより行われる。
また、図4に示すように、SI制御、高負荷HCCI制御および低負荷HCCI制御のそれぞれにおいて、吸気通路インジェクタ25の燃料の噴射時期Pは、クランク角がおよそ90度から360度である間に設定されている。また、SI制御とHCCI制御とにおいて、混合気における燃料の濃度が異なる。すなわち、HCCI制御における予混合圧縮着火燃焼に用いられる混合気における燃料の濃度は、SI制御における火花点火燃焼に用いられる混合気における燃料の濃度と比較して低い。SI制御およびHCCI制御のそれぞれにおいて、混合気における燃料の濃度が適切となるように、吸気通路インジェクタ25の燃料噴射量が制御される。また、SI制御における点火プラグ27の点火時期Pはクランク角がおよそ675度から720度である間に設定されている。なお、低負荷HCCI制御で実行される壁面加熱処理における副室インジェクタ26の燃料の噴射時期Pについては後述する。また、後述するように、低負荷HCCI制御で実行される壁面加熱処理における点火プラグ27の点火時期は、SI制御における点火プラグ27の点火時期Pと同じである。
(燃焼室壁面温度の推定)
ここで、低負荷HCCI制御において行われる燃焼室壁面温度の推定の方法について、その一例を説明する。燃焼室壁面温度は燃焼ガスからの受熱と冷却水への放熱により決まる。まず、燃焼ガス温度T(θ)を次の式(1)により算出する。
Figure 0007238459000001
ただし、式(1)において、Texは排気温度であり、θはクランク角であり、Vexは排気バルブ19の開時における気筒12内の体積であり、V(θ)は気筒12内の体積であり、γは比熱比である。
また、燃焼ガスから気筒12の燃焼室側の壁面への伝熱量dQ/dθ[W]は一般に次の式(2)で表される。
Figure 0007238459000002
ただし、hは熱伝導率であり、Aは燃焼室23の表面積であり、Twgは燃焼室壁面温度である。
ここで、熱伝導率hは次の式(3)で見積もる。
Figure 0007238459000003
ただし、Cはモデル定数であり、Cは平均ピストン速度であり、pは吸気圧であり、max(T(θ))は最高燃焼ガス温度である。
一方、一次元定常熱伝導を仮定すると、燃焼室壁面温度Twgと冷却水温度Tとの間には次の式(4)に示す関係がある。
Figure 0007238459000004
ただし、Dは燃焼室23の壁面の厚さであり、kは熱伝導率である。
上記式(1)~(4)より、燃焼室壁面温度Twgは次の式(5)で推定することができる。
Figure 0007238459000005
ただし、上線付きの変数はサイクル平均をとったものである。低負荷HCCI制御においては、上記式(1)~(5)で推定した燃焼室壁面温度Twgが用いられる。以下、この燃焼室壁面温度Twgを、燃焼室壁面温度の推定値Twgと表現する。
(エンジン制御装置における燃焼制御)
図5はエンジン制御装置5における燃焼制御の流れを示している。この制御は、エンジン1の運転中に実行される。図5に示す燃焼制御において、まず、ECU37の燃焼制御切替部41は、回転数センサ32からの検出信号に基づき、エンジン回転数が回転数閾値N未満であるか否かを判断する(ステップS1)。エンジン回転数が回転数閾値N未満であるときには(ステップS1:YES)、次に、燃焼制御切替部41は、アクセル開度センサ36からの検出信号等に基づき、エンジン1の負荷の大きさが負荷閾値L未満であるか否かを判断する(ステップS2)。エンジン1の負荷の大きさが負荷閾値L未満であるときには(ステップS2:YES)、エンジン制御装置5は低負荷HCCI制御を実行する(ステップS3)。一方、ステップS2において、エンジン1の負荷の大きさが負荷閾値L未満でないときには(ステップS2:NO)、エンジン制御装置5は高負荷HCCI制御を実行する(ステップS4)。他方、ステップS1において、エンジン回転数が回転数閾値N未満でないときには(ステップS1:NO)、エンジン制御装置5はSI制御を実行する(ステップS5)。なお、回転数閾値Nおよび負荷閾値Lは記憶回路38に予め記憶されている。燃焼制御切替部41は回転数閾値Nおよび負荷閾値Lを記憶回路38から読み取って図5中のステップS1およびステップS2の処理を行う。
図6は壁面温度推定処理および壁面加熱処理等の流れを示している。これらの処理は、図5中のステップS3の低負荷HCCI制御において実行される。図6において、まず、ECU37の壁面温度推定部42が、クランク角センサ31、排気温度センサ35、吸気圧センサ33および冷却水温度センサ34からクランク角θ、排気温度Tex、吸気圧p、冷却水温度Tをそれぞれ取得する(ステップS11)。また、壁面温度推定部42は、気筒内体積V(θ)、燃焼室表面積A、燃焼室壁面厚さD等、燃焼室壁面温度の推定に必要なパラメータを記憶回路38から読み取る。また、壁面温度推定部42は、クランク角θおよび気筒内体積V(θ)等に基づき、排気バルブ19の開時の気筒内体積Vexを算出する。
次に、壁面温度推定部42は、ステップS11で取得または算出した情報を用いて、燃焼室壁面温度の推定値Twgを算出する(ステップS12)。この燃焼室壁面温度の推定値Twgの算出には、上述した燃焼室壁面温度の推定方法を用いることができる。
次に、ECU37の壁面加熱制御部43は、燃焼室壁面温度の推定値Twgが目標壁面温度範囲の下限閾値Ttc未満であるか否かを判断する(ステップS13)。ここで、目標壁面温度範囲とは、HCCI制御の実行時において維持すべき燃焼室壁面温度の範囲である。目標壁面温度範囲は、例えば試験等により取得され、記憶回路38に予め記憶されている。
燃焼室壁面温度の推定値Twgが目標壁面温度範囲の下限閾値Ttc未満であるときには(ステップS13:YES)、壁面加熱制御部43は壁面加熱処理を行う。図6中のステップS14からステップS16までが壁面加熱処理である。
壁面加熱処理において、まず、壁面加熱制御部43は、低負荷HCCI制御において副室インジェクタ26により副室24内に噴射する燃料の総噴射量Mを算出する(ステップS14)。ステップS14において、壁面加熱制御部43は、燃焼室壁面温度を、燃焼室壁面温度の推定値Twgから目標壁面温度範囲の上限閾値Tthに達するまで上昇させるのに要する熱量と燃料の低位発熱量とに基づいて副室インジェクタ26の総噴射量Mを算出する。具体的には、壁面加熱制御部43は次の式(6)により、副室インジェクタ26の総噴射量Mを算出する。
Figure 0007238459000006
ただし、Cは気筒12の壁面材質の比熱であり、Cは気筒12の壁面厚さ係数であり、Hは燃料の低位発熱量である。
次に、壁面加熱制御部43は、副室インジェクタ26および点火プラグ27を制御し、副室インジェクタ26による副室24内への燃焼噴射、および点火プラグ27による副室24内の混合気への点火を実行する(ステップS15、S16)。具体的に説明すると、図4に示すように、副室インジェクタ26の燃料の噴射時期Pは、エンジン1の1サイクルにおいて、クランク角がおよそ630度から675度である間に設定されている。また、低負荷HCCI制御の壁面加熱処理における点火プラグ27の点火時期は、SI制御における点火プラグ27の点火時期Pと同様に、クランク角がおよそ675度から720度である間に設定されている。壁面加熱制御部43は、副室インジェクタ26および点火プラグ27を制御し、壁面加熱処理における副室インジェクタ26による実際の燃料噴射量の合計が、ステップS14で算出した副室インジェクタ26の総噴射量Mに達するまで、噴射時期Pにおける燃料噴射と、点火時期Pにおける点火とをエンジン1の1サイクルごとに繰り返し行う。これにより、副室インジェクタ26による実際の燃料噴射量の合計が、ステップS14で算出した副室インジェクタ26の総噴射量Mに達するまで、エンジン1の各サイクルにおいて、副室24内への燃料噴射と副室24内の混合気への点火とが行われる。
副室24内への燃料噴射と、副室24内の混合気への点火により、副室24内の混合気が燃焼し、副室24から燃焼室23内へ高温の火炎ジェットが放出される。その結果、気筒12の燃焼室側の壁面が加熱され、燃焼室壁面温度が目標壁面温度範囲の上限閾値Tthまで上昇する。
なお、低負荷HCCI制御において、壁面加熱処理における副室インジェクタ26による実際の燃料噴射量の合計が、ステップS14で算出した副室インジェクタ26の総噴射量Mに達した後は、副室インジェクタ26による燃焼噴射および点火プラグ27による点火はそれぞれ停止される。
一方、ステップ13において、燃焼室壁面温度の推定値Twgが目標壁面温度範囲の下限閾値Ttc未満でないときには(ステップS13:NO)、壁面加熱制御部43は壁面加熱処理を行わない。
以上説明した通り、本発明の実施例のエンジン制御装置5においては、低負荷HCCI制御において、気筒12の燃焼室壁面温度を推定し、燃焼室壁面温度の推定値Twgが目標壁面温度範囲の下限閾値Ttc未満であるときに、副室インジェクタ26により副室24内へ燃料を噴射し、その直後、点火プラグ27により副室24内の混合気に点火することにより、燃焼室壁面温度を上昇させることができる。燃焼室壁面温度の上昇により、燃焼室23内の混合気の温度が上昇するので、気筒12内における混合気の圧縮による燃料の自着火が促進され、失火が生じ難くなる。したがって、失火を抑制することができ、予混合圧縮着火燃焼を安定化させることができる。
また、本実施例のエンジン制御装置5は、低負荷HCCI制御において壁面加熱処理を行い、高負荷HCCI制御においては壁面加熱処理を行わない。すなわち、HCCI制御において、エンジン1の負荷の大きさが負荷閾値L未満であり、かつ燃焼室壁面温度の推定値Twgが目標壁面温度範囲の下限閾値Ttc未満であるときに壁面加熱処理を行う。エンジン1が低負荷であるときは、高負荷であるときと比較して混合気における燃料の濃度が低くなる。それゆえ、失火が生じ易くなる。エンジン1の運転状況において失火が生じ易くなる状況のときに限り壁面加熱制御を行うことで、燃焼制御における処理効率を高めることができる。
また、壁面加熱処理においては、上記式(6)を見るとわかる通り、実際の燃焼室壁面温度を、燃焼室壁面温度の推定値Twgから目標壁面温度範囲の上限閾値Tthに達するまで上昇させるのに要する熱量と燃料の低位発熱量とに基づいて副室インジェクタ26による燃料の総噴射量Mを算出する。そして、副室インジェクタ26による実際の燃料噴射量の合計が、算出した総噴射量Mに達するまで、副室インジェクタ26による燃料の噴射をエンジン1の1サイクルごとに繰り返し行い、副室インジェクタ26による実際の燃料噴射量の合計が総噴射量Mに達した後は、副室インジェクタ26による燃料の噴射を停止する。これにより、必要最小限の燃料噴射量により低負荷状況下におけるHCCI制御の安定化を図ることができる。
なお、上記実施例では、エンジン1の負荷に基づいて高負荷HCCI制御と低負荷HCCI制御とを切り替える場合を例にあげた。しかしながら、本発明はこれに限らず、エンジン1の負荷に基づいて高負荷HCCI制御と低負荷HCCI制御とを切り替える制御を行わないようにしてもよい。すなわち、HCCI制御において、エンジン1の負荷の大きさに拘わらず、燃焼室壁面温度の推定を行い、燃焼室壁面温度の推定値Twgが目標壁面温度範囲の下限閾値Ttc未満であるときに壁面加熱処理を行うようにしてもよい。
また、上記実施例では、副室24をシリンダヘッド15に形成したが、エンジン1の他の場所に副室24を設けてもよい。例えば、シリンダブロック11において燃焼室23に近い位置に副室24を設けてもよい。
また、上記実施例では、副室24に設けられた点火プラグ27によりSI制御における点火と、低負荷HCCI制御の壁面加熱処理における点火とを行う場合を例にあげたが、SI制御用の点火プラグと、壁面加熱処理用の点火プラグとの2つの点火プラグを設けもよい。この場合、SI制御用の点火プラグを、その点火用電極が燃焼室23内に直接臨むように配置してもよい。
また、上記実施例では、HCCI制御において、吸気バルブ18および排気バルブ19のそれぞれのバルブタイミングを変更して負のオーバーラップを形成することにより前サイクルの高温の既燃ガスを利用して燃料の自着火を促進する方式(内部EGRの一形態)を採用したが、本発明はこれに限らない。HCCI制御において、外部EGRを採用することもできる。外部EGRを採用する場合には、例えば、排気ポート17または排気管22から吸気ポート16または吸気管21へ既燃ガスを戻す排気循環配管、および排気循環配管における既燃ガスの流量を制御するバルブ等をエンジン1に追加する。
また、上記実施例では、エンジン制御装置5により自動車等の車両に搭載されたエンジン1を制御する場合を例にあげたが、本発明のエンジン制御装置5は、例えば船舶等に搭載されたエンジン1の制御にも適用することができる。
また、本発明は、請求の範囲および明細書全体から読み取ることのできる発明の要旨または思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴うエンジン制御装置もまた本発明の技術思想に含まれる。
1 エンジン
5 エンジン制御装置
12 気筒
16 吸気ポート(吸気通路)
21 吸気管(吸気通路)
23 燃焼室
24 副室
25 吸気通路インジェクタ
26 副室インジェクタ
27 点火プラグ
37 ECU(演算処理装置)
38 記憶回路(記憶部)
41 燃焼制御切替部
42 壁面温度推定部
43 壁面加熱制御部

Claims (2)

  1. 4サイクルエンジンを制御するエンジン制御装置であって、
    前記エンジンの気筒における燃焼室に接続された吸気通路を流れる空気に燃料を噴射する吸気通路インジェクタと、
    前記エンジンに設けられ、前記燃焼室と連通する副室と、
    前記副室内に燃料を噴射する副室インジェクタと、
    前記副室内の混合気に点火する点火プラグと、
    演算処理装置とを備え、
    前記演算処理装置は、
    前記エンジンの運転状況に応じて、前記副室内の混合気に前記点火プラグにより点火することによって燃料を燃焼させる火花点火燃焼制御と、前記気筒内の混合気を圧縮して自着火させることによって燃料を燃焼させる予混合圧縮着火燃焼制御とを切り替える燃焼制御切替部と、
    前記予混合圧縮着火燃焼制御の実行時において、前記気筒の燃焼室側の壁面の温度の推定値を算出する壁面温度推定部と、
    前記予混合圧縮着火燃焼制御の実行時において、前記エンジンの吸気、圧縮、膨張および排気の行程からなる1サイクルにおける所定の噴射時期に燃料噴射を行いかつ所定の点火時期に点火を行うように前記副室インジェクタおよび前記点火プラグを制御することにより前記壁面を加熱する壁面加熱処理を行う壁面加熱制御部と
    記憶部とを備え
    前記記憶部には、前記予混合圧縮着火燃焼制御の実行時において維持すべき前記壁面の温度範囲を示す目標壁面温度範囲が記憶され、
    前記壁面加熱制御部は、前記予混合圧縮着火燃焼制御の実行時において、前記推定値が前記目標壁面温度範囲の下限閾値未満であるときに前記壁面加熱処理を行い、
    前記壁面加熱処理において、前記壁面加熱制御部は、前記壁面の温度を前記推定値から前記目標壁面温度範囲の上限閾値に達するまで上昇させるのに要する熱量と燃料の発熱量とに基づいて前記副室インジェクタによる燃料の総噴射量を算出することを特徴とするエンジン制御装置。
  2. 前記壁面加熱制御部は、前記壁面加熱処理における前記副室インジェクタによる実際の燃料噴射量の合計が前記算出した総噴射量に達するまで、前記所定の噴射時期に燃料の噴射を前記1サイクルごとに繰り返し行うように前記副室インジェクタを制御することを特徴とする請求項に記載のエンジン制御装置。
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