JP2006089914A - 横架材の接合装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 横架材を構造材に接合するに、確実で、かつ、堅牢に行える接合装置を提供する。
【解決手段】 横架材1の端面に縦設した係合溝7に、該係合溝7の相対する側壁のそれぞれに重ね合わせて止着して収設する一対の補強板8,8と、該補強板8,8の前記端面側の上部を通じて前記横架材1の端部に横設する掛止杆5と、この掛止杆5を嵌合掛止する嵌合切欠20を上端に備え、しかも、柱3の側面に突設した一対の受支板18,18および該受支板18,18を前記一対の補強板8,8間に介在させて前記係合溝7に摺嵌したとき、該受支版18と前記補強板8及び横架材1の前記端部を互いに接合する接合杆6とを備える。また、前記一対の補強板8,8を、該補強板の上端間に架設した仲介片9で互いに一体にする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、木造建物に適用する横架材の接合装置に関するものである。
横架材の端面に設けた縦溝に、該縦溝の相対する側壁のそれぞれに重ね合わせて収設する一対の補強板と、該補強板の前記端面側の上部を通じて前記横架材の端部に横設する掛止杆と、この掛止杆を嵌合掛止する嵌合切欠を上端に備え、柱の側面に突設した一対の受支および該受支板を前記一対の補強板間に介在させて前記係合溝に摺嵌したとき、該受支板と前記補強板及び横架材の前記端部を互いに接合する接合とを備えた、横架材の接合装置は公知である(例えば、特許文献1)。
特開2003−227175号公報
前記従来例は、プレカット工場において受支板を備えた接合金具を柱側に固定して組付け、また、横架材側には一対の補強板と掛止杆を組付けるようにして、現場において、柱側の受支板を、横架材の、補強板を組付けた係合溝内に摺嵌させ(相対的に)、受支板と補強板および係合溝のある横架材の端部を接合杆で互いに接合するようにするものであるが、補強板は互いに別体で構成したものであるため、互いに位置合わせして横架材に組付ける必要がある等の、横架材に対する組付け作業が煩雑である。
本発明は、斯様な従来例の欠点を除去した接合装置を提供すべく創案したものである。
梁、桁などの横架材の端面に縦設した下端開口の係合溝に、該係合溝の相対する側壁のそれぞれに重ね合わせて止着して収設する一対の補強板と、該補強板の前記端面側の上部を通じて前記横架材の端部に横設する掛止杆と、この掛止杆を嵌合掛止する嵌合切欠を上端に備え、柱や胴差などの構造材の側面に突設した一対の受支板および該受支板を前記一対の補強板間に介在させて前記係合溝に摺嵌したとき、該受支板と前記補強板及び横架材の前記端部を互いに接合する接合杆とを備えると共に、前記一対の補強板を、該補強板の上端間に架設した仲介片で互いに一体にした構成とする。
本発明は前記の通りの構成であるから、横架材を構造材に確実に、かつ、堅牢に接合することができ、接合状態を得るに際し、横架材を補強する一対の補強板は仲介片で互いに一体にしたものとしてあるから、補強片同士の位置合わせを必要としないで、横架材に対する組付け作業を、正確に、かつ、円滑に行うことができる。
図面は本発明に係る横架材の接合装置の実施例を示し、図1は縦断面図、図2は図1の拡大平面図、図3は補強金具の正面図、図4は図3の平面図、図5は補強金具の第二実施形の正面図、図6は図5の平面図、図7は補強金具の第三実施例の正面図、図8は図7の平面図である。
実施例は、横架材(梁や桁)1側に補強金具2を、柱(胴差でも良い)3側に接合金具4をそれぞれ止着し、接合金具4に、補強金具2を組付けた横架材1の端部を、掛止杆5と接合杆6とで組付けるようにして前記横架材1を柱3に接合するものである。
横架材1は、断面方形状の大径部7aと該大径部7aの奥壁の両隅部にスリット状にして連通させた細径部7b,7bとで成る係合溝7を端面に備え、該係合溝7に前記補強金具2を組付けたものである。
補強金具2は、一対の縦長長方形状の補強板8,8を先端縁8a(前記横架材1の端面)側の上端の一側において、断面コ字形の仲介片9を架設して互いに一体にした形態の態様で成り、補強板8,8の前記先端縁8a側には補強板8,8間において互いに一致する第一透孔10,10,10を先端縁8aに沿わせて並設し、先端縁8aに相対する後端縁8bには、第一透孔10と同様に補強板8,8間において互いに一致する上下一対の第二透孔11,11を第一透孔10,10,10の並設方向に沿わせて並設したものである。
この補強金具2は、係合溝7の細径部7bに補強板8の後端縁8bを嵌装するようにして係合溝7に係合させ、補強板8よりいわば突出させた仲介片(の上部片)9の上面9aを横架材1の上面と同面上に位置させ、かつ、該仲介片9(の上部片)の後端縁9bが係合溝大径部7aの奥壁に接する位置に配して、補強板8を係合溝7(大径部7a)の側壁面に重ね合わせ、その重ね合わせた状態で前記第二透孔11,11に一致させるようにして横架材1の端部に設けた第二貫通孔12を通じて固定杆13を第二透孔11に打込み、嵌挿し、また、同様に第一透孔10,10,10と一致するようにして横架材1の端部に縦方向に並設した第一貫通孔14,14,14の最上位の第一貫通孔14とこれに一致する、第一透孔10,10,10中の最上位のものに、前記固定杆13を第二透孔11等に打込み、嵌挿するのと同様に、前記掛止杆5を嵌挿、打込むことにより、横架材1側に前記の通り止着したものである。
そして、この止着作業である固定杆13や掛止杆5の打込み操作前に行う、補強金具2の横架材1に対する組合せ作業は、補強金具2の仲介片9部の上面9aを横架材1の上面と同面上に配し、かつ、仲介片9の後端縁9bを該補強金具2を係合収容した係合溝の奥壁に接しさせることにより定位置を確保して行われ、仲介片9はいわば定規の働きをするのである。
補強金具2の仲介片9の上面9aを横架材1の上縁と同面上に位置させ、かつ、仲介片9の(上部片の)後端縁9bを係合溝7(係合溝大径部7a)の奥壁に接しさせたときの第一透孔10は、横架材1側の第一貫通孔14と、また、第二透孔11は横架材1側の対応する第二貫通孔12に一致するように設けてあることは勿論である。
前記柱3は、縦方向に沿う中央に並べて設けた貫通孔15,15,15を備え、該貫通孔15に貫通させた通しボルト16を利用してその側面に前記接合金具4を止着したものである。
接合金具4は、取付板17の両側に一対の受支板18,18を相対設して成り、取付板17に前記柱3の貫通孔15(該貫通孔15に貫通させた通しボルト16)と一致するようにして取付孔を縦方向に並べて設ける一方、受支板18には上端の嵌合切欠20と該切欠20の直下に位置するようにして一対の接合孔21,21を受支板18,18間において互いに一致させて設け、嵌合切欠20を補強板8に設けた上位の前記第一透孔10、接合孔21,21を他の第一透孔10,10と一致するように設けたものである。
なお、受支板18は実施例のように接合金具4の一部で構成する必要はなく、互いに別体の鋼板体で構成するようにして、柱3に適宜手段で柱3より突出させたものであれば良い。
実施例の受支板18を構成する接合金具4は、取付板17に設けた取付孔のそれぞれに前記柱3の側面より前記貫通孔15を利用して予め突出させた前記通しボルト16の先端を挿通させるよう柱3に組合わせ、通しボルト16先端にナット22を螺合締付けて柱3側面に固着して前記受支板17を柱3側面より突出させたものである。
そして、補強板8,8(補強金具2)およびこれらに架設するようにして配した掛止杆5を組付けた横架材1端部を、通しボルト16およびナット22によって柱3の側面に固着した接合金具4上に位置させて下方向に摺嵌(降下)させると、接合金具4で構成する前記受支板17,17を係合溝7すなわち補強板8,8間の空隙19内に相対的に嵌合しつつ該横架材1は降下し、この降下に伴って嵌合切欠20に掛止杆5が嵌合して嵌合切欠20内を降下し、ついには、嵌合切欠20の下縁で掛止杆5は受支され、該掛止杆5を組付けた横架材1は柱3に仮接合されることになる(このとき、掛止杆5は補強板8の第一透孔10にも通してあるので、該掛止杆5に、横架材1の全荷重が第一貫通孔14部において負荷されることはなく、従って、補強板8は、この仮接合状態にあっても横架材1の第一貫通孔14部からの割裂を防ぎ、補強材として機能する)。
この仮接合状態にあって、柱3側である接合金具4の受支板18に設けた上下一対の接合孔21,21と、横架材1側である補強板8に設けた下側の一対の第一透孔10,10およびこれらに一致させた横架材1の第一貫通孔14,14は、互いに一致した位置に配するようにしてあるから、これらに接合杆6を打込み、嵌挿することにより横架材1は柱3に接合され、実施例を適用した横架材の接合状態(もとより、横架材1の接合杆6や掛止杆5に対する荷重の負荷による裂傷のおそれを補強板8の存在によって可及的に防いだ)を得られる。
図5および図6は、補強金具2の他の実施例を示し、この実施例は、仲介片9の(上部片の)後端に垂下部片9cを設け、該垂下部片9cを、横架材1の係合溝7(大径部7a)の奥壁に当てるようにして横架材1(係合溝7)に対する補強金具2位置合わせを尚一層容易に行えるようにしたものである。
図7および図8は、前記第二実施例とは逆方向に起立部片9bを仲介片9(の上部片)に設けて、これを係合溝7の奥壁に接触させるようにして、横架材1に対する補強金具2の位置合わせを容易に行えるようにしたものである。
各実施例の補強金具2の仲介片9の上部片は、係合溝7(大径部7a)の断面方形状とほぼ一致する方形状を呈して、該溝7を縦方向に閉塞し、係合溝7(の大径部7a)が存在することによる上下階間の空気の移動を可及的に遮断し、この空気の移動を原因とする、火災時の下階から上階への延焼を防止する。
縦断面図。 図1の拡大平面図。 補強金具の正面図。 図3の平面図。 補強金具の第二実施形の正面図。 図5の平面図。 補強金具の第三実施例の正面図。 図7の平面図。
符号の説明
1 横架材
3 柱
5 掛止杆
6 接合杆
7 係合溝
8 補強板
9 仲介片
18 受支板
20 嵌合切欠

Claims (1)

  1. 梁、桁などの横架材の端面に縦設した下端開口の係合溝に、該係合溝の相対する側壁のそれぞれに重ね合わせて止着して収設する一対の補強板と、該補強板の前記端面側の上部を通じて前記横架材の端部に横設する掛止杆と、この掛止杆を嵌合掛止する嵌合切欠を上端に備え、柱や胴差などの構造材の側面に突設した一対の受支板および該受支板を前記一対の補強板間に介在させて前記係合溝に摺嵌したとき、該受支板と前記補強板及び横架材の前記端部を互いに接合する接合杆とを備えると共に、前記一対の補強板を、該補強板の上端間に架設した仲介片で互いに一体にした、横架材の接合装置。
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