JP2006089266A - 無線タグ読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 収納箱に収納された物品に貼り付けられた無線タグからアンテナを切り替えながら識別情報の読取りを高速に行うことができるとともに、必要がある場合には、所定の無線タグが貼り付けられた物品の収納箱内の位置を正確に調べることができる無線タグ読取装置を提供する。
【解決手段】 所定の識別情報を有する無線タグの位置を特定するための指示を受付けると、電波シールドを無線タグ用アンテナから放射される電波の範囲が他の無線タグ用アンテナから放射される電波の範囲と収納箱内の無線タグに対して重複しないように電波を遮蔽する位置へ移動させ、収納箱内の所定の識別情報を読取る。そして、その所定の識別情報を無線タグから読取った無線タグ用アンテナの位置に応じて無線タグが貼り付けられた郵便物の収納箱内の位置を表示部30に報知する。
【選択図】図7

Description

本発明は、収納箱に収納した物品に貼り付けられた無線タグから識別情報を読取る無線タグ読取装置に関する。
電波に反応して自らの識別番号を発せるRFタグが付加された管理対象物品を非接触で管理する際に、RFタグの識別情報を読み取るための電波を放射し、かつ、RFタグからの発せられた識別情報を含む電波を補足するためのアンテナについて、管理対象物品とほぼ同じ面積を有するように構成し、読み取りユニットに複数のアンテナを設けた非接触物品管理システムが知られている。この非接触物品管理システムは、複数のアンテナを切り替える機能を備えることにより、読み取りユニットが複数のアンテナを切り替えつつ、管理対象物品に付加されたRFタグの識別情報を読み取るための電波を発生し、かつ、該電波に反応したRFタグからの識別情報を読み取り、各アンテナの位置において非接触で管理対象物品の在庫を管理する。この結果、出力の強い電波を用いる必要がなく、また、検知管理すべき管理対象物品の在庫位置を狭いスペース範囲で迅速かつ正確に把握でき、さらに、別個にアンテナ切り替え器を備える必要のないものとなっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−356227号公報
特許文献1に記載されたものでは、アンテナと管理対象物とが一対一で対応した在庫管理を行う場合には良いが、読み取りユニット上の全ての管理対象物のRFタグから識別情報を位置と関係せずに読取る場合には適していない。
例えば、無線タグが貼り付けられた郵便物を収納箱に収納し、郵便物を引き受けた引受局から中継局、郵便物を配達する配達局まで配送する際に、郵便物に貼り付けられた無線タグ(RFタグ等)の識別情報を利用して、1つの収納箱に対して、複数のアンテナを切り替えながら収納箱内の無線タグの識別情報を読取って収納箱内の郵便物の管理を行う場合である。このような場合、アンテナ間での無線タグの識別情報の読取り精度を向上させるためにアンテナから放射される電波の強さは、隣接するアンテナから放射される電波の範囲が重複する程度に設定される。これにより、1つのアンテナから放射される電波が収納箱内の多くの無線タグに放射されることになり、読取り速度の向上に資することになる。
しかしながら、収納箱内から本来入っていないはずの無線タグの識別情報が読取られた場合には、その無線タグが貼り付けられた郵便物を収納箱内の大量の郵便物の中から確認する必要がある。このため、その無線タグの位置を正確に検出し、その郵便物の位置を把握する必要があるが、電波が上述したように強めに設定されているため、無線タグから識別情報を読取ったアンテナがその無線タグが貼り付けられた郵便物に最も近いアンテナであるとは限らず、その郵便物の位置がわからないため収納箱内の全ての郵便物を確認する必要が生じ、煩雑な作業となるとともに大変な時間がかかってしまう。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、収納箱に収納された物品に貼り付けられた無線タグからアンテナを切り替えながら識別情報の読取りを高速に行うことができるとともに、必要がある場合には、所定の無線タグが貼り付けられた物品の収納箱内の位置を正確に調べることができる無線タグ読取装置を提供することにある。
本発明は、収納箱に収納した物品に貼り付けられた無線タグから識別情報を読取る複数の無線タグ用アンテナを有し、複数の無線タグ用アンテナを切り替えながら、隣接する無線タグ用アンテナから放射される電波の放射範囲が重複する強さの電波を放射して無線タグから識別情報を読取る無線タグ無線タグ読取装置において、所定の識別情報を有する無線タグの位置を特定するための指示を受付けると、電波シールドを無線タグ用アンテナから放射される電波を遮蔽しない第1の位置から無線タグ用アンテナから放射される電波の範囲が他の無線タグ用アンテナから放射される電波の範囲と収納箱内の無線タグに対して重複しないように電波を遮蔽する第2の位置へ移動させ、無線タグ用アンテナを切り替えながら電波を放射して収納箱内の所定の識別情報を無線タグから読取り、その所定の識別情報を無線タグから読取った無線タグ用アンテナの位置に応じて無線タグが貼り付けられた物品の収納箱内の位置を報知するものである。
本発明によると、収納箱に収納された物品に貼り付けられた無線タグからアンテナを切り替えながら識別情報の読取りを高速に行うことができるとともに、必要がある場合には、所定の無線タグが貼り付けられた物品の収納箱内の位置を正確に調べることができる無線タグ読取装置を提供できる。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。なお、この実施の形態は、郵便を引き受けた引受局において無線タグが貼り付けられた郵便物が収納箱に収納された後、中継局を中継して配達を行う配達局に配送される過程のうち、中継局において配送された収納箱内の郵便物の確認を行う場合に本発明を適用した場合で説明する。
図1は、無線タグ読取装置100を概略的に示す図である。この無線タグ読取装置100は、収納箱載置台1内に配設された無線タグリーダ2とホストコンピュータ3とから構成される。収納箱載置台1には、略直方体形状をした収納箱4をガイドするために上側から見たときにL字形状をしたガイド1aが設けられており、このガイド1aに沿って収納箱4は載置される。この収納箱4の外周側面には収納箱4内に収納された郵便物5に関する情報を記憶した票札タグ6が設けられている。なお収納箱4は、票札タグ6を設けた箇所がガイド1aのL字形状の挟角部分に位置するように収納箱載置台1に載置される。収納箱4内には、収納した郵便物5に関する情報を記憶した郵便タグ7が設けられた物品としての郵便物5が、収納箱4長手方向に2列に配列されており、例えば、1列100通(各列は仕切り板により20通ごとに区分けされている)で合計200通が収納されている。なお、票札タグ6及び郵便タグ7は例えば、RFIDタグ等の無線タグである。
図2は、収納箱4内に配設された無線タグリーダ2の無線タグ用アンテナA1〜A10の配置を示す概略図である。収納箱載置台1内には、無線タグ用アンテナA1〜A5、A6〜A10がそれぞれ列を形成している10枚の無線タグ用アンテナが、収納箱載置台1内の所定位置に固定された支持部材8上に配設されている。この各無線タグ用アンテナA1〜A10から放射される電波の範囲は、隣接する無線タグ用アンテナから放射される電波の放射範囲が重複するようになっている。このように配設された無線タグ用アンテナA1〜A10がこの順で切り替えられて収納箱4内に設けられた票札タグ6及び収納箱4内の郵便タグ7から情報を読取ることができるようになっている。無線タグ用アンテナA1〜A10の大きさは、例えば、10cm×10cmである。
また、支持部材8の各無線タグ用アンテナ間には、所定幅の開口M1〜M9が設けられている。無線タグ用アンテナA1〜A5、無線タグ用アンテナA6〜A10のそれぞれの間に開口M1〜M4、M5〜M8が設けられている。これらの開口M1〜M8は、収納箱4が収納箱載置台1に載置されたときに、収納箱4内の仕切り板と略対応する位置となるように配置されている。また、無線タグ用アンテナA1〜A5、無線タグ用アンテナA6〜A10の各列との間に開口M9が設けられている。これらの開口M1〜M9からは、例えば、鉄材からなり電波を遮蔽するための電波シールド9が図3に示すように、突出可能となっている。この電波シールド9は、隣接する無線タグ用アンテナから放射される電波を遮蔽するのに十分な高さまで突出するようになっている。すなわち、支持部材8の下側には鉛直方向に移動可能な電波シールド9が配設されており、この電波シールド9は、後述する電波シールド移動部17の制御により、図2及び図3に示すように、各無線タグ用アンテナA1〜A10から放射される電波を遮蔽しない第1の位置(図2で示す位置)と、各無線タグ用アンテナA1〜A10から放射される電波が前記収納箱4内の無線タグに対して重複しないように電波を遮蔽する第2の位置(図3で示す位置)とに移動可能に構成されている。なお、電波シールド9は、待機状態では、第1の位置に位置している。
次に、図4を参照して無線タグリーダ2の要部構成について説明する。無線タグリーダ2は上位端末、つまりホストコンピュータ3とのインタフェース(I/F)11、CPU、ROM、RAM等で構成される制御部12、票札タグ6、郵便タグ7への送信データを変調する変調部13、変調電波を増幅して無線タグ用アンテナA1〜A10から放射させる送信アンプ14、無線タグ用アンテナA1〜A10で受信した電波を増幅する受信アンプ15及び増幅された受信電波を復調する復調部16、電波シールド9を移動させる電波シールド移動部17等から構成される。無線タグ用アンテナA1〜A10はそれぞれ切換えスイッチS1〜S10を介して送信アンプ14及び受信アンプ15に接続されている。この切換えスイッチS1〜S10は制御部12からの切換え信号に応じて切り換えられる。
また、電波シールド移動部17は、例えば、電波シールド9とリンクしたソレノイドを駆動させるものである。電波シールド移動部17は、制御部12から指示に基づいてソレノイドを動作させ、電波シールド9を上述した第1の位置と、第2の位置とに移動させることができる(移動手段)。
次に、図5を参照して票札タグ6及び郵便タグ7に共通する内部構成について説明する。票札タグ6及び郵便タグ7は、送受信可能なタグアンテナ18とLSIチップ19とを基板に一体成形した独立の部品である。タグアンテナ18は、矩形状に成形されたループコイル等からなる。LSIチップ19は、タグアンテナ18で受信した変調電波の整流と安定化を行うことによりLSIチップ19の各部に電源を供給する電源生成部20、上記変調電波を復調して制御部21へ送信する復調部22、制御部21から送信されたデータを変調してタグアンテナ18に送信する変調部23、復調部22で復調されたデータのメモリ24への書き込みや、メモリ24から送信データを読み出して変調部23へ送出する制御部21及びメモリ24等で構成されている。メモリ24には、当該票札タグ6及び郵便タグ7の製造段階で製造業者により割当て設定された固有無線ID(RFID)を記憶する固有無線IDエリアと、ユーザが任意の情報を書き込むことができるユーザエリアとが形成されている。
なお、票札タグ6及び郵便タグ7の制御部21は、それぞれメモリ24に記憶された情報をタグアンテナ18から出力するためのコマンドが異なっている。また、郵便タグ7のメモリ24のユーザエリアには、郵便物5を管理するために設けられた識別情報である管理番号を示す情報が記憶される。なお、この管理番号は、郵便物5に貼り付けられた用紙にも表記されている。票札タグ6のメモリ24のユーザエリアには、収納箱4内に収納された郵便物5の通数、収納している全ての郵便物5の管理番号を示す情報が記憶される。
次に、図6を参照してホストコンピュータ3の要部構成について説明する。ホストコンピュータ3はCPU25を中心に構成されている。CPU25のシステムバス26には、ROM27、RAM28、入力部29、表示部30、インタフェース(I/F)31が接続される。このインタフェース31は前述した無線タグリーダ2のインタフェース11に接続される。
次に、上記のように構成された本発明の一実施の形態の動作について説明する。引受け局から郵便物5を収納した収納箱4が配送されると、中継局において、以下で説明する確認作業が行われる。
先ず、中継局の郵便局員は収納箱4を収納箱載置台1に載置する。この際、票札タグ6がガイド1aの所定位置(L字形状の角、すなわち、無線タグ用アンテナA1に対応する位置)に位置するように載置する。
そして、ホストコンピュータ3の入力部29を操作して、収納箱4に貼り付けられた票札タグ6及び収納箱4内の郵便タグ7から情報の読取りを開始するための入力を行う。ホストコンピュータ3は、その指示を無線タグリーダ2に送信する。すると、無線タグリーダ2の制御部12は、無線タグ用アンテナA1から票札タグ6のメモリ24に記憶された情報を読取るためのコマンドを電波にして放射する。票札タグ6は、無線タグ用アンテナA1から放射される電波に反応する位置に位置しているため、直ちに、メモリ24に記憶された収納箱4に収納した郵便物5の通数、収納している全ての郵便物5の管理番号を示す情報を出力する。この情報を無線タグ用アンテナA1から受信すると、無線タグリーダ2の制御部12は、その情報をホストコンピュータ3へ送信する。
続いて、無線タグリーダ2の制御部12は、スイッチ切り替え部S1〜S10を所定時間ごとに順次切り替えていくことにより、無線タグ用アンテナA1〜A10から郵便タグ7のメモリ24に記憶された情報を読取るためのコマンドを電波にして放射する。無線タグ用アンテナA1〜A10のいずれかからそのコマンドを受信した郵便タグ7は、メモリ24に記憶された管理番号を示す情報を出力する。制御部12は、この情報をその無線タグ用アンテナで受信すると、制御部12内のRAMに情報を蓄積していく。そして、制御部12は所定のタイミングで、RAMに蓄積した情報をホストコンピュータ3に送信する。このとき、無線タグ用アンテナA1〜A10から出力される電波の範囲は、隣接する無線タグ用アンテナから放射される電波の放射範囲が重複するようになっているので、無線タグ用アンテナ間における郵便タグ7の情報の読取り漏れを防止でき、高速に読取を行うことができる。そして、無線タグリーダ2の制御部12は、このようにして収納箱4内の票札タグ6及び郵便タグ7の情報の読取が終了すると、その終了を示す情報をホストコンピュータ3へ送信する。
ホストコンピュータ3は、無線タグリーダ2から送信された情報に基づいて、票札タグ6から読取った通数、収納箱4に収納された全ての郵便物5の管理番号を示す情報と、読取った郵便タグ7の数及びその管理番号とが一致しているか否かを判断する。ホストコンピュータ3は、一致していると判断すると例えば、「収納箱4に収納している郵便物5の確認が終了しました。」を示すメッセージ等を表示部に表示し、一致していないと例えば「収納箱4に本来収納されていない郵便物5が混入しています。」を示すメッセージ及びその管理番号等を表示部30に表示する。
郵便局員は、「収納箱4に本来収納されていない郵便物5が混入しています。」というメッセージを表示部30で視認すると、入力部29を操作して、混入している管理番号を示す情報をメモリ24に記憶している郵便タグ7が貼り付けられた郵便物5が収納箱4のどこに収納されているかを特定するための指示をホストコンピュータ3に入力する。ホストコンピュータ3はこの指示を受付けると(指示受付手段)、その指示とともに混入していると判断された管理番号を示す情報を無線タグリーダ2の制御部12へ送信する。
無線タグリーダ2の制御部12は、この指示を受付けると電波シールド移動部17へ指示を出し、電波シールド9を第1の位置から第2の位置へ移動させる。すなわち、電波シールド9により各無線タグ用アンテナA1〜A10から放射される電波の範囲が重複しないように電波が遮蔽される。
そして、無線タグリーダ2の制御部12は、切り替えスイッチS1〜S10を順次切り替えて無線タグ用アンテナA1〜A10により、収納箱4内の郵便タグ7から情報を読取っていく。そして、郵便タグ7から読取った管理番号がホストコンピュータ3から送信された管理番号と一致する場合には、その管理番号を読取った無線タグ用アンテナ及び管理番号とを対応付けて制御部12内のRAMに記憶する。このようにして、再度収納箱4内のすべての郵便タグ7から管理番号を示す情報を読取っていく(読取制御手段)。そして、ホストコンピュータ3から送信された管理番号を示す情報と無線タグ用アンテナとの対応づけが終了すると、RAMに記憶した情報をホストコンピュータ3へ送信し、電波シールド移動部17へ指示を出し、電波シールド9を第2の位置から第1の位置へ移動させ、処理を終了する。
ホストコンピュータ3は、無線タグリーダ2の制御部12から情報を受信すると、図7に示す表示を表示部30に行う。すなわち、図7に示すように、票札タグ6から読取った通数及び読取った郵便タグ7の数、混入していると判断された管理番号及びその管理番号に対応する郵便物5が収納箱4内のどこに混入されているかを収納箱4内の郵便物5の収納形状に合わせて示した位置情報が表示される(報知手段)。同図では、混入していると判断された管理番号が2つの場合に、その管理番号に対応する郵便物5が無線タグ用アンテナA2、A9で検出されたため、それぞれの無線タグ用アンテナA2、A9に対応する位置に「混入」というメッセージが表示されている。この表示により、本来収納箱4に収納されていない郵便物5が収納されている場合に、その郵便物5の収納箱4内の位置を正確に調べることができる。
郵便局員は、ホストコンピュータ3の表示部30で、混入していると判断された管理番号及びその管理番号に対応する郵便物5の位置を確認すると、表示されていた収納箱4の位置に収納されている郵便物5に貼り付けられた用紙に表記された管理番号を確認していく。これにより、本来収納箱4に収納されていない郵便物5が、大量に郵便物5が収納された収納箱4に混入してしまった場合にも、効率よくその混入した郵便物5を探すことができる。
なお、上記実施の形態は、本来収納箱4に収納されていない郵便物5の管理番号が無線タグ読取装置100により読取られた場合で説明したが本発明はこれに限られるものではなく、次のように構成することにより、本来収納箱4に収納されている郵便物5の管理番号が無線タグ読取装置100により読取れない場合にも適用することが可能となる。つまり、票札タグ6のメモリ24に予め収納箱4内のいずれの位置に収納したかを記憶させるように構成し、票札タグ6から読取った管理番号と郵便タグ7から読取った管理番号とを比較して管理番号が読取れなかった場合には、その読取れなかった管理番号とその管理番号に対応付けられた収納箱4内の位置を表示部30に表示するようにする。これにより、管理番号が読取れなかった郵便物の位置を表示することができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できるものである。
本発明の実施の形態における無線タグ読取装置を概略的に示す図。 同実施の形態における収納箱内に配設された無線タグリーダの無線タグ用アンテナの配置を示す概略図。 同実施の形態における電波シールドを説明するための図。 同実施の形態における無線タグリーダの要部構成を示す図。 同実施の形態における票札タグ及び郵便タグに共通する内部構成を示す図。 同実施の形態におけるホストコンピュータの要部構成を示す図。 同実施の形態におけるホストコンピュータの表示部の表示例を示す図。
符号の説明
1…収納箱載置台、1a…ガイド、2…無線タグリーダ、3…ホストコンピュータ、4…収納箱、5…郵便物、6…票札タグ、7…郵便タグ、8…支持部材、9…電波シールド、12…制御部、17…電波シールド移動部、30…表示部、100…無線タグ読取装置、A1〜A10…無線タグ用アンテナ、S1〜S10…スイッチ、M1〜M9…開口

Claims (1)

  1. 収納箱に収納した物品に貼り付けられた無線タグから識別情報を読取る複数の無線タグ用アンテナを有し、前記複数の無線タグ用アンテナを切り替えながら、隣接する無線タグ用アンテナから放射される電波の放射範囲が重複する強さの電波を放射して前記無線タグから識別情報を読取る無線タグ無線タグ読取装置において、
    前記無線タグ用アンテナから放射される電波を遮蔽しない第1の位置と、前記無線タグ用アンテナから放射される電波の範囲が他の無線タグ用アンテナから放射される電波の範囲と前記収納箱内の無線タグに対して重複しないように電波を遮蔽する第2の位置とに移動可能な電波シールドを、前記第1の位置と前記第2の位置とに移動させる移動手段と、
    前記収納箱内の無線タグから所定の識別情報を有する無線タグの位置を特定するための指示を受付ける指示受付手段と、
    前記指示受付手段で前記指示を受付けると前記移動手段により前記電波シールドを前記第1の位置から前記第2の位置へ移動させ、前記無線タグ用アンテナを切り替えながら前記電波を放射して前記収納箱内の前記所定の識別情報を無線タグから読取る読取制御手段と、
    前記所定の識別情報を無線タグから読取った無線タグ用アンテナの位置に応じて前記無線タグが貼り付けられた物品の前記収納箱内の位置を報知する報知手段とを備えることを特徴とする無線タグ読取装置。
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