JP4825454B2 - 非接触型リーダライタシステム - Google Patents

非接触型リーダライタシステム Download PDF

Info

Publication number
JP4825454B2
JP4825454B2 JP2005159259A JP2005159259A JP4825454B2 JP 4825454 B2 JP4825454 B2 JP 4825454B2 JP 2005159259 A JP2005159259 A JP 2005159259A JP 2005159259 A JP2005159259 A JP 2005159259A JP 4825454 B2 JP4825454 B2 JP 4825454B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tag
identification
reader
antenna
writer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005159259A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006338120A (ja
JP2006338120A5 (ja
Inventor
田中  義則
修 古屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Kokusai Electric Inc filed Critical Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority to JP2005159259A priority Critical patent/JP4825454B2/ja
Publication of JP2006338120A publication Critical patent/JP2006338120A/ja
Publication of JP2006338120A5 publication Critical patent/JP2006338120A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4825454B2 publication Critical patent/JP4825454B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、ICタグを用いた非接触型リーダライタシステムに関する。
ICカードやICタグを用いた非接触型リーダライタシステムは、一般にRF−IDシステムと呼ばれており、物品管理システム、物流管理システム、交通カードシステム等に実用化されている。
上記RF−IDシステムは、ICチップにループアンテナを備えたICタグと、このICタグとの通無線信を行うリーダライタ装置により構成されている。上記リーダライタ装置にはループアンテナが備えられ、このループアンテナによりICタグ内のICチップを駆動する電力と質問データを常時または間欠的に送信し、この電力と質問データを受信できる範囲内、すなわち通信可能領域内にあるICタグよりの応答データを得ている。また、上記RF−IDシステムにおいて、リーダライタ装置に複数のアンテナを接続し、複数のICタグとの交信を可能にし、あるいはICタグとの交信の可能領域を拡張するようにしたものが従来から一般に知られている(例えば、特許文献1−3参照。)。
特開2003−256779号公報 特開2001−118037号公報 特開2002−352198号公報
上記のようにリーダライタ装置に複数のアンテナを設けた場合、設置時に各アンテナの読取動作を確認する必要があるので、従来では各アンテナの通信可能領域に動作確認用のICタグを配置して読取動作の確認を行い、動作不良の場合にアンテナの共振点等を調整している。上記各アンテナは、それぞれ設置場所の条件に応じて共振点が変化するので、設置時に読取動作を確認して共振点を最適の状態に調整している。しかし、上記従来の動作確認方法では、各アンテナの通信可能領域に動作確認用のICタグを配置しなければならないので、アンテナの動作確認及び調整に時間が掛かり、その自動化も困難であった。
また、従来では、各アンテナに付された文字、記号もしくは色などにより、外観上で識別可能とする処理を施し、作業者の目視によって各アンテナやそれに接続するケーブルが正しい位置に設置されているかを確認している。しかし、作業者が目視によって個々のアンテナを確認するのでは、確認処理が面倒であり、かつ信頼性が低いという問題があった。
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、リーダライタ装置に複数のアンテナを接続し、各アンテナの通信可能領域毎にICタグを検出するようにした場合において、各アンテナによる読取動作の確認を確実且つ容易に行うことができ、しかも個々のアンテナを自動的に高精度で識別することができる非接触型リーダライタシステムを提供することを目的とする。
第1の発明に係る非接触型リーダライタシステムは、リーダライタ装置と、前記リーダライタ装置にアンテナ切替器を介して順次接続される複数のループアンテナと、前記複数のループアンテナにそれぞれ前記リーダライタ装置から対応するループアンテナを介して送信される信号に応答する識別用ICタグが装着され、前記複数のループアンテナの各通信可能領域内において前記リーダライタ装置から前記ループアンテナを介して送信される信号に応答する各物品に装着された物品管理用ICタグと、前記リーダライタ装置が受信した前記物品管理用ICタグ及び識別用ICタグの応答信号を処理する制御装置とを具備し、前記制御装置は、前記リーダライタ装置が前記識別用ICタグの応答データを正常に読み取ったかを判断し、前記識別用ICタグの応答データを正常に読み取ったと判断した場合にはディスプレイにタグ番号と共に判断結果を表示し、前記識別用ICタグの応答データを正常に読み取らないと判断した場合にはディスプレイにタグ番号と共に状態異常を表示することを特徴とする。
第2の発明は、前記第1の発明に係る非接触型リーダライタシステムであって、前記識別用ICタグの識別用データと共にループアンテナの設置場所を示す位置情報を対応付けて記憶することを特徴とする。
第3の発明は、前記第1の発明又は第2の発明に係る非接触型リーダライタシステムであって、前記識別用ICタグのアンテナインダクタンスをループアンテナのアンテナインダクタンスよりも小さい値に設定することを特徴とする。
第4の発明は、前記第1の発明乃至第3の発明の何れかに記載の非接触型リーダライタシステムであって、前記識別用ICタグのループアンテナの開口面積の設定データは、対応するループアンテナからは読み取ることができるが、他のループアンテナからは読み取ることができないことを特徴とする。
第5の発明は、前記第1の発明乃至第4の発明の何れかに記載の非接触型リーダライタシステムであって、前記ループアンテナは金属板の上に装着され、前記識別用ICタグは、金属板とループアンテナとの間に設けられることを特徴とする。
本発明によれば、リーダライタ装置に接続される各アンテナにそれぞれ識別用ICタグを設けることにより、アンテナの設置時など、動作確認用ICタグを配することなく、アンテナの動作確認及び調整を容易に行うことができる。また、アンテナの通信可能領域に物品管理用ICタグが存在しない状態においても、各識別用ICタグの応答を確認することで各アンテナの運用状態を確認することができる。また、アンテナの通信可能領域に物品管理用ICタグが存在している場合、物品管理用ICタグと識別用ICタグの応答データが共に読取られることで、上位制御装置側から物品管理用ICタグが何れのアンテナの通信可能領域内に存在しているのかを確認することもできる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る非接触型リーダライタシステムの基本的な構成を示すブロック図である。
図1において、11は非接触型リーダライタシステムの上位の制御装置で、例えば管理者用PC(パーソナルコンピュータ)やサーバ等が使用される。上記制御装置11には、リーダライタ装置12が接続される。このリーダライタ装置12は、例えば13.56MHz周波数帯を用いた電磁誘導型のものであり、ICタグに対して保存情報の読出し処理、書込み処理を行うことができる。上記リーダライタ装置12には、アンテナ切替器13を介して複数のアンテナ例えばループアンテナ14a〜14nが接続される。上記複数のループアンテナ14a〜14nは、互いに影響することのない位置関係に設けられる。
上記アンテナ切替器13は、1台のリーダライタ装置12に対して複数台接続することが可能である。上記リーダライタ装置12は、制御装置11の制御指令に従ってアンテナ切替器13を所定の間隔で順次切替え制御し、ループアンテナ14a〜14nを時分割制御する。このループアンテナ14a〜14nは、例えば物品等に装着される物品管理用ICタグ16と通信するためのアンテナである。この物品管理用ICタグ16には、装着される物品に関する情報が書込まれる。上記ループアンテナ14a〜14nとして、開口面積が例えば300×300mmのものを使用した場合、ループアンテナ14a〜14nと物品管理用ICタグ16との通信可能距離は約35cmである。
そして、上記各ループアンテナ14a〜14nには、詳細を後述するように識別用ICタグ15a〜15nが装着される。この識別用ICタグ15a〜15nは、上記物品管理用ICタグ16と同等の機能を有するもので、それぞれループアンテナ14a〜14nに対応した独自の識別用データが予め書込まれる。この識別用ICタグ15a〜15nの持つ識別用データは、制御装置11のデータベースに登録する。また、このデータベースには、識別用ICタグ15a〜15nの識別用データと共にループアンテナ14a〜14nの設置場所を示す位置情報を対応付けて記憶させる。また、上記識別用ICタグ15a〜15nには、外側表面にタグ番号を例えば印刷等により表示して作業者が識別できるようにする。
上記識別用ICタグ15a〜15nは、アンテナ例えば小型のループアンテナを備えているが、このループアンテナはリーダライタ装置12のループアンテナ14a〜14nより低い感度に設定される。例えば識別用ICタグ15a〜15nのループアンテナの開口面積をリーダライタ装置12のループアンテナ14a〜14nより十分に小さい値に設定するか、あるいはアンテナインダクタンスをループアンテナ14a〜14nより十分に小さい値に設定する。通常、ICタグはリーダライタ装置のループアンテナが発生する磁束を一定量以上取り込んでそれを電力に換えて動作するが、識別用ICタグが取り込む磁束は発生する磁束のうちの極一部であるので、ループアンテナ14a〜14nの読取性能が著しく低下することはない。
また、上記識別用ICタグ15a〜15nの設定データは、対応するループアンテナ14a〜14nからは読取ることができるが、他のループアンテナからは読取ることができないようになっている。例えば図2に示すようにループアンテナ14a、14bに設けられた識別用ICタグ15a、15bは、対応するループアンテナ14a、14bから設定データを読取ることができるが、ループアンテナ14bに設けられた識別用ICタグ15bの設定データは、ループアンテナ14a及びその他のループアンテナから読取ることができない。なお、上記識別用ICタグ15a〜15nは、ループアンテナ14a〜14nが含まれるシステムとは別のリーダライタ、ループアンテナ(ハンディタイプなど)では読取りが可能である。
上記識別用ICタグ15a〜15nは、例えば図3に示すようにループアンテナ14a〜14nに装着される。図3は、ループアンテナ14aに対して識別用ICタグ15aを装着した場合の例を示したもので、(a)は全体の構成を示す斜視図、(b)は要部断面図である。また、その他のループアンテナ14b〜14nに対しても同様にして識別用ICタグ15b〜15nが装着される。
ループアンテナ14aは、図3(a)、(b)に示すように金属板21上に所定の間隔dを保って装着されるもので、1ないし数回巻回して設けられる。上記金属板21とループアンテナ14aとの間隔dは、例えば数mm〜数十mmの範囲で設定される。また、識別用ICタグ15aは、金属板21とループアンテナ14aとの間に設けられる。なお、上記金属板21としては、例えば導電性フィルムを用いて構成しても良い。金属板の付近では磁束が弱められる(つまりインダクタンスが小さくなる)ので、ループアンテナ14aの磁束を必要以上に取り込むことは無く、他のループアンテナ14b〜14nの磁束はなおさら弱められて、これらのアンテナから読み取られる心配が無くなる。
そして、上記ループアンテナ14aは、整合・バラン回路22及び同軸ケーブル23を介してアンテナ切替器13に接続される。上記同軸ケーブル23としては、インピーダンスが例えば50Ωのものが使用される。
次に上記実施形態の全体の動作を説明する。
リーダライタ装置12のループアンテナ14a〜14nを設置した際、最初に各ループアンテナ14a〜14nの動作状態をチェックする。先ず制御装置11からリーダライタ装置12に対し、ICタグのデータ読取指令及びアンテナ切替の制御指令を出力する。リーダライタ装置12は、制御装置11からICタグのデータ読取指令が与えられると、上記アンテナ切替の制御指令に従ってアンテナ切替器13を切替え制御し、ループアンテナ14a〜14nを順次選択してICチップ駆動電力及び質問データを出力する。上記アンテナ切替器13により最初にループアンテナ14aが選択されてリーダライタ装置12に接続される。従って、リーダライタ装置12から出力されるICチップ駆動電力及び質問データがループアンテナ14aから誘導電波として出力され、識別用ICタグ15aへ送られる。
識別用ICタグ15aは、リーダライタ装置12からループアンテナ14aを介して送られてくるICチップ駆動電力により内部のICチップが動作し、予め内部メモリに記憶設定されている識別データを質問データに応じて読出し、応答データとして出力する。
上記識別用ICタグ15aからの応答データは、ループアンテナ14a及びアンテナ切替器13を介してリーダライタ装置12へ送られる。リーダライタ装置12は、識別用ICタグ15aからの応答データを受信すると復調して制御装置11へ出力する。
次に、リーダライタ装置12は、アンテナ切替器13を切替えてループアンテナ14bを選択し、ICチップ駆動電力及び質問データを識別用ICタグ15bに出力する。そして、リーダライタ装置12は、識別用ICタグ15bからの応答データを受信すると、復調して制御装置11へ出力する。
以下、同様にしてリーダライタ装置12は、アンテナ切替器13を切替えてループアンテナ14a、14b、…を順次選択し、ICチップ駆動電力及び質問データを識別用ICタグ15a、15b、…に出力し、その応答データを受信すると復調して制御装置11へ出力する。
制御装置11は、リーダライタ装置12が読取った識別用ICタグ15a〜15nからの応答データをチェックし、識別用ICタグ15a〜15nに対する識別データの読取りが正常に行われたか否かを判断し、その判断結果を図4に示すようにタグ番号と共にディスプレイ18上に表示する。この場合、識別データの読取りが正常に行われなかった識別用ICタグに対しては、タグ番号と共に状態異常を表示する。なお、制御装置11は、予め識別用ICタグ15a〜15nの情報がデータベースに登録されているので、リーダライタ装置12からICタグの応答データが送られてくると、その応答データとデータベースの情報とを照合することにより、受信した応答データが識別用ICタグ15a〜15nからのものか、あるいは他のICタグからのものかを容易に識別することができる。
作業者は、制御装置11のディスプレイ18に表示されたチェック結果から状態異常のタグ番号を確認し、その識別用ICタグが装着されているループアンテナ14a〜14nの共振周波数を調整する。すなわち、ループアンテナ14a〜14nは、設置場所の条件に応じて共振周波数が変化するので、ループアンテナの位置や形状等を微調整し、その共振周波数を最適値に調整して識別用ICタグ15a〜15nに対する読取りが正常にできるようにする。
作業者は、上記読取りが正常にできなかった識別用ICタグ15a〜15nに対するループアンテナ14a〜14nの調整を行った後、上記制御装置11からリーダライタ装置12にICタグのデータ読取指令及びアンテナ切替指令を出力させ、識別用ICタグ15a〜15nに対するデータ読取りを再度実行する。制御装置11は、リーダライタ装置12が読取った識別用ICタグ15a〜15nからの応答データをチェックし、識別用ICタグ15a〜15nに対する識別データの読取りが正常に行われたか否かを判断し、その判断結果を上記したようにタグ番号と共にディスプレイ18上に表示する。
作業者は、制御装置11のディスプレイ18に表示されたチェック結果から識別用ICタグ15a〜15nに対する識別データの読取りが正常に行われたかどうかを再度チェックし、全ての識別用ICタグ15a〜15nに対する識別データの読取りが正常に行われるようになると、ループアンテナ14a〜14nの調整を終了する。
上記ループアンテナ14a〜14nの調整を終了すると、物品管理用ICタグ16を検出する通常の動作モードに移行することができる。リーダライタ装置12は、制御装置11からの制御指令に従ってアンテナ切替器13を切替制御し、ループアンテナ14a〜14nを順次選択してICチップ駆動電力及び質問データを出力する。この通常の動作モードにおいても、各識別用ICタグ15a〜15nに対する識別処理が行われる。
この状態で、図1に示したように物品管理用ICタグ16がループアンテナ14a〜14nの通信可能領域、例えばループアンテナ14iの通信可能領域に入ると、ループアンテナ14iと物品管理用ICタグ16との間で通信が行われる。物品管理用ICタグ16は、リーダライタ装置12からループアンテナ14iを介して送られてくるICチップ駆動電力により内部のICチップが動作し、予め内部メモリに記憶設定されている識別データを質問データに応じて読出し、応答データとして出力する。
上記物品管理用ICタグ16からの応答データは、ループアンテナ14iで受信され、アンテナ切替器13を介してリーダライタ装置12へ送られる。このとき識別用ICタグ15iの応答データもループアンテナ14i及びアンテナ切替器13を介してリーダライタ装置12へ送られる。リーダライタ装置12は、物品管理用ICタグ16及び識別用ICタグ15iからの応答データを復調して制御装置11へ出力する。制御装置11は、識別用ICタグ15iからの応答データによって、ループアンテナ14iにより受信されたデータであることが確認できるので、その位置情報と共に物品管理用ICタグ16の応答データをディスプレイ上に表示する。従って、作業者は、制御装置11のディプレイに表示された内容から物品管理用ICタグ16の現在位置及びデータ内容を確認することができる。
上記のようにループアンテナ14a〜14nの通信可能領域内に物品管理用ICタグ16が入ると、この物品管理用ICタグ16と対応するループアンテナ14a〜14nとの間で通信が行われ、物品管理用ICタグ16の応答データ及び上記対応するループアンテナ14iに設けられている識別用ICタグ15iの応答データがリーダライタ装置12へ送られ、物品管理用ICタグ16の応答データの内容及び位置情報が制御装置11のディスプレイに表示される。
上記第1実施形態によれば、各ループアンテナ14a〜14nにそれぞれ識別用ICタグ15a〜15nを一体的に設けているので、ループアンテナ14a〜14nの設置時など、動作確認用ICタグを配することなく、ループアンテナ14a〜14nの動作確認及び調整を容易に行うことができる。また、ループアンテナ14a〜14nの通信可能領域に物品管理用ICタグ16が存在しない状態においても、各識別用ICタグ15a〜15nの応答を確認することで、ループアンテナ14a〜14nの運用状態を確認することができる。更に、ループアンテナ14a〜14nの通信可能領域に物品管理用ICタグ16が存在している場合、物品管理用ICタグ16と識別用ICタグ15a〜15nの応答データを同時に読取ることで、制御装置11側から物品管理用ICタグ16が何れのループアンテナ14a〜14nの通信可能領域内に存在しているのかを確認することができる。
(第2実施形態)
次に本発明の第2実施形態について説明する。
図5は、本発明に係る非接触型リーダライタシステムを用いて物品管理システムを構成した場合の例を示したものである。リーダライタ装置12には、上記第1実施形態の場合と同様にアンテナ切替器13を介して複数のループアンテナ14a〜14nが接続される。上記ループアンテナ14a〜14nには、識別用ICタグ15a〜15nが一体的に装着される。上記リーダライタ装置12は、制御装置11からの制御指令に従ってアンテナ切替器13を切替制御し、ループアンテナ14a〜14nを順次選択する。
そして、この物品管理システムにおいては、上記図3に示したように金属板21上に識別用ICタグ15a〜15nと共に設けたループアンテナ14a〜14nを例えば物品収納棚31に設置する。上記物品収納棚31に設置されたループアンテナ14a〜14nの位置情報は、各ループアンテナ14a〜14nに設けられた識別用ICタグ15a〜15nの識別データと対応させて制御装置11のデータベースに登録する。
また、管理する各物品32には、その箱や品物等にそれぞれ物品管理用ICタグ16を貼付する。上記物品管理用ICタグ16を貼付した物品32は、物品収納棚31に収納する。物品収納棚31に物品32を収納すると、この物品32に貼付されている物品管理用ICタグ16と予め物品収納棚31に設置されているループアンテナ14a〜14nとの間で通信が可能になる。例えばループアンテナ14a〜14nの開口面積が300×300mmであった場合、各ループアンテナ14a〜14nの上方約35cmの範囲が通信可能領域となる。従って、物品収納棚31に物品32を収納することにより、各物品32に貼付されている物品管理用ICタグ16と物品収納棚31に設けられているループアンテナ14a〜14nとの間で通信が可能になる。
上記のように構成された物品管理システムにおいては、物品収納棚31に収納した物品32について予め台帳を作成し、制御装置11のデータベースに格納しておく。そして、上記リーダライタ装置12は、制御装置11からの制御指令に従ってアンテナ切替器13を切替制御し、ループアンテナ14a〜14nを順次選択して物品収納棚31に収納されている物品32の物品管理用ICタグ16と通信を行い、その応答データを読取る。また、このときリーダライタ装置12は、選択したループアンテナ14a〜14nに設けられている識別用ICタグ15a〜15nの識別データも読取り、復調して制御装置11へ出力する。
制御装置11は、リーダライタ装置12が読取った物品管理用ICタグ16及び識別用ICタグ15a〜15nの応答データに基づいてデータベースを検索し、物品管理用ICタグ16の応答データを位置情報と共にディスプレイ18に表示する。また、制御装置11は、ループアンテナ14a〜14nにより読込んだ各物品管理用ICタグ16の応答データをデータベースに格納されている台帳によりチェックし、数量や在庫等を管理する。
上記のように物品収納棚31に収納されている物品32を制御装置11によりチェックし、台帳と照合することにより数量や在庫等を管理することができる。
上記第2実施形態では、非接触型リーダライタシステムを物品管理システムに利用した場合について示したが、その他、例えば書籍管理システム、物流管理システム等に利用することができる。
上記書籍管理システムの場合には、例えば本の背表紙部分に物品管理用ICタグ16を貼付して書籍棚に収納する。上記各物品管理用ICタグ16には、予め書籍情報を記憶させる。また、書籍棚には、上記図5に示した第2実施形態と同様にループアンテナ14a〜14nを設置し、書籍棚に収納された書籍の物品管理用ICタグ16と通信できるようにする。
そして、各書籍棚に設けられたループアンテナ14a〜14nとリーダライタ装置12でリアルタイムに書籍の情報、及び各ループアンテナ14a〜14nに装着されている識別用ICタグ15a〜15nの識別情報を読取ることにより、どの本がどの棚にあるのか、利用者が探している本の位置(書架及び棚)等を制御装置11で把握することができる。
また、上記物流管理システムの場合には、物流用パレットに商品情報を書込んだICタグを埋め込み、配送先等を制御装置11により管理する。この場合、リーダライタ装置12は、例えばフォークリフト等に組み込み、上記物流用パレットに埋め込まれたICタグと通信を行って配送先等を読込むようにする。
上記のように本発明に係る非接触型リーダライタシステムは、各種の管理システムに応用することが可能である。
なお、上記実施形態では、識別用ICタグ15a〜15nの識別情報を予め制御装置11のデータベースに登録することにより、識別用ICタグ15a〜15nと物品管理用ICタグ16とを識別できるようにしたが、その他の方法で両者を識別できるようにしても良い。例えばICタグを構成するICには、ユーザが自由に使用できるメモリが設けられているので、このメモリの特定エリアに識別用フラグを書込むことにより、識別用ICタグ15a〜15nと物品管理用ICタグ16とを識別することが可能である。
本発明の第1実施形態に係る非接触型リーダライタシステムの基本的な構成図である。 同実施形態における識別用ICタグとループアンテナとの読取り関係を示す図である。 同実施形態において、ループアンテナに対して識別用ICタグを装着する場合の具体的な構成例を示す図である。 同実施形態におけるループアンテナの動作確認を説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係る物品管理システムの構成例を示す図である。
符号の説明
11…上位の制御装置、12…リーダライタ装置、13…アンテナ切替器、14a〜14n…ループアンテナ、15a〜15n…識別用ICタグ、16…物品管理用ICタグ、18…ディスプレイ、21…金属板、22…整合・バラン回路、23…同軸ケーブル、31…物品収納棚、32…物品。

Claims (5)

  1. リーダライタ装置と、前記リーダライタ装置にアンテナ切替器を介して順次接続される複数のループアンテナと、前記複数のループアンテナにそれぞれ前記リーダライタ装置から対応するループアンテナを介して送信される信号に応答する識別用ICタグが装着され、前記複数のループアンテナの各通信可能領域内において前記リーダライタ装置から前記ループアンテナを介して送信される信号に応答する各物品に装着された物品管理用ICタグと、前記リーダライタ装置が受信した前記物品管理用ICタグ及び識別用ICタグの応答信号を処理する制御装置とを具備し、
    前記制御装置は、前記リーダライタ装置が前記識別用ICタグの応答データを正常に読み取ったかを判断し、前記識別用ICタグの応答データを正常に読み取ったと判断した場合にはディスプレイにタグ番号と共に判断結果を表示し、前記識別用ICタグの応答データを正常に読み取らないと判断した場合にはディスプレイにタグ番号と共に状態異常を表示することを特徴とする非接触型リーダライタシステム。
  2. 請求項1に記載の非接触型リーダライタシステムであって、
    前記識別用ICタグの識別用データと共にループアンテナの設置場所を示す位置情報を対応付けて記憶することを特徴とする非接触型リーダライタシステム。
  3. 請求項1乃至請求項2の何れかに記載の非接触型リーダライタシステムであって、
    前記識別用ICタグのアンテナインダクタンスをループアンテナのアンテナインダクタンスよりも小さい値に設定することを特徴とする非接触型リーダライタシステム。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れかに記載の非接触型リーダライタシステムであって、
    前記識別用ICタグのループアンテナの開口面積の設定データは、対応するループアンテナからは読み取ることができるが、他のループアンテナからは読み取ることができないことを特徴とする非接触型リーダライタシステム。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れかに記載の非接触型リーダライタシステムであって、
    前記ループアンテナは金属板の上に装着され、前記識別用ICタグは、金属板とループアンテナとの間に設けられることを特徴とする非接触型リーダライタシステム。
JP2005159259A 2005-05-31 2005-05-31 非接触型リーダライタシステム Active JP4825454B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005159259A JP4825454B2 (ja) 2005-05-31 2005-05-31 非接触型リーダライタシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005159259A JP4825454B2 (ja) 2005-05-31 2005-05-31 非接触型リーダライタシステム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2006338120A JP2006338120A (ja) 2006-12-14
JP2006338120A5 JP2006338120A5 (ja) 2008-05-01
JP4825454B2 true JP4825454B2 (ja) 2011-11-30

Family

ID=37558651

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005159259A Active JP4825454B2 (ja) 2005-05-31 2005-05-31 非接触型リーダライタシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4825454B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4630941B2 (ja) * 2007-06-25 2011-02-09 株式会社ビー・ユー・ジー リーダライタシステム及びその制御方法
JP5068122B2 (ja) 2007-09-13 2012-11-07 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション Rfidシステム
JP5109902B2 (ja) * 2008-09-26 2012-12-26 株式会社デンソーウェーブ Rfidタグリーダライタ装置
JP2011065284A (ja) * 2009-09-15 2011-03-31 Toshiba Tec Corp 通信システム、通信システムの動作確認処理方法及び動作確認処理プログラム
JP5664267B2 (ja) * 2011-01-20 2015-02-04 凸版印刷株式会社 アンテナ作動状態判定システム、アンテナ作動状態判定システムを備えた物流管理システム、アンテナ作動状態判定方法
JP2013163579A (ja) * 2012-02-13 2013-08-22 Hitachi Kokusai Denki Engineering:Kk 物品管理システム
JP2018025990A (ja) * 2016-08-10 2018-02-15 富士通フロンテック株式会社 Rfidタグシステムの故障検出装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101957904B (zh) * 2002-01-09 2012-12-05 传感电子有限责任公司 检测射频识别标签的系统
JP4673014B2 (ja) * 2004-07-28 2011-04-20 日本信号株式会社 電波確認装置及び物品管理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006338120A (ja) 2006-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4825454B2 (ja) 非接触型リーダライタシステム
TW565802B (en) Object tracking and management system and method using radio-frequency identification tags
US7387241B2 (en) Self-service checkout
CN100373406C (zh) 发送存储在射频识别标签中的数据的方法
US7777629B2 (en) Apparatus and method for preventing loss of baggage using RFID
US9575156B2 (en) Spatial recognition of RFID tag placement using antenna multiplexing
US20070187496A1 (en) Inventory tracking system and method
GB2419722A (en) Filing security system and article security system
WO2004027689A2 (en) A data input device
JP2007221584A (ja) 商品管理用アンテナ及びその制御方法
JPH1179328A (ja) 貸出用収納物管理方式
JP4920218B2 (ja) 切り取ることによりデータ又は動作を変更可能な無線識別装置及び変更方法
EP1933260B1 (en) RFID based monitoring system and method
JP4794155B2 (ja) 物品管理システム
JP4174469B2 (ja) 移動体のrfid読み書き方法および装置
US20070229227A1 (en) Method and apparatus for providing rejuvenated transponders
JP2009098951A (ja) 質問器
JP4167425B2 (ja) Rf−idメディアを用いた物品管理システム
JP4837290B2 (ja) 物品探査器
JP4589673B2 (ja) Rfidプリンタおよび制御方法
JP4873158B2 (ja) Rfidリーダ装置
JP2000348133A (ja) タグ用リーダライタ
JP2005247566A (ja) 無線タグ読取システム
JP2008217304A (ja) 物品管理システムおよび物品管理方法、物品管理棚
JP2005332391A (ja) プログラマブルモジュール管理

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080318

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080318

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110311

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110329

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110823

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110912

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4825454

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140916

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250