JP2006088222A - チップ成形機 - Google Patents

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Abstract

【課題】溶接ガンから取り外すことなく、縁の角部を含めた先端面の精度を確保して、一対の電極チップを使用可能に成形できるチップ成形機を提供すること。
【解決手段】チップ成形機は、一対の成形ローラ36が、一対の電極チップ6相互の接近方向に沿って並設され、それぞれ、接近方向と直交方向の支持軸40により回動可能として、ホルダ34に支持される。ホルダ34は、接近した一対のチップ6の軸回り方向で回転駆動される。一対のローラ36は、ホルダとともに回転駆動されつつ、一対の電極チップ6を押し付けられた際に、各チップ6を使用可能に成形できるように、支持軸40と直交方向での投影形状を、チップの成形後の先端側の外形形状に対応する凹溝36cを備えた形状とする。また、各ローラ36は、軸方向に沿って二分割された分割体38から構成される。分割体の分割面37は、チップの軸直交方向での先端面6aの中央位置に、配置される。
【選択図】図6

Description

本発明は、溶接ガンに保持されたスポット溶接用の一対の電極チップを、切削屑を生じさせることが不可避な研磨作業を極力行わずに、使用可能に成形するチップ成形機に関する。
従来、切削屑を生じさせるような研磨作業を極力行わずに、スポット溶接用の電極チップを、使用可能に成形するチップ成形機では、押し込んで加圧することにより、変形した先端を再生できるようなダイス、を備えて構成されていた(例えば、特許文献1・2参照)。
このようなチップ成形機は、切削研磨して電極チップを再生する場合に比べて、切削しない分、チップの材料が消費されないことから、電極チップの消費量を抑えて、長時間のスポット溶接を行う場合に、好適に使用されていた。
特開2004−167535号公報 特開2001−138065号公報
しかし、電極チップは、通常、溶接時のワークに接触させる先端部位が、先端側に、円形の先端面と、この先端面の縁から円柱状の元部側にかけて拡径する拡径部と、を備えて構成されており、成形時、円形の先端面の形状・面積を確保できるように、拡径部との境界部である先端面の縁の角部の形状確保が、重要となっていた。
そのため、従来のチップ成形機では、所定回数の溶接後の電極チップを、変形した先端を塑性変形させるように、ダイスに押し込んで、大きな力で加圧して、成形(再生)していた。
したがって、従来のチップ成形機では、溶接ガンから取り外す作業が必要となって、溶接作業中の溶接ガンに保持させたまま、電極チップを再生できるものではなかった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、溶接ガンから取り外すことなく、縁の角部を含めた先端面の精度を確保して、一対の電極チップを使用可能に成形できるチップ成形機を提供することを目的とする。
本発明の第1番目に係るチップ成形機は、溶接ガンに保持されたスポット溶接用の一対の電極チップを、使用可能に成形するチップ成形機であって、
各電極チップが、それぞれ、先端側に、円形の先端面と、先端面の縁から円柱状の元部側にかけて拡径する拡径部と、を備えて構成されるとともに、先端相互を接近可能に、溶接ガンに保持され、
電極チップ相互の接近方向に沿って並設されるとともに、それぞれ、接近方向と直交方向の支持軸に回動可能に支持されて、一対の成形ローラが、配設され、
一対の成形ローラを支持する支持軸が、それぞれ、接近した一対の電極チップの軸回り方向で回転駆動するホルダに、保持され、
一対の成形ローラが、ホルダを回転駆動させつつ、一対の電極チップを相互に接近させるように押し付けた際に、一対の電極チップを使用可能に成形できるように、それぞれ、それぞれの支持軸と直交方向での投影形状を、電極チップの成形後の先端側の外形形状に対応する凹溝を備えた形状とするとともに、軸方向に沿って二分割された分割体から、構成され、
二分割された二つの分割体の分割面が、成形後における電極チップの軸直交方向での先端面の縁から先端面の中央位置までの領域に、配置されて、構成されていることを特徴とする。
本発明の第1番目に係るチップ成形機では、ホルダを回転駆動させつつ、溶接ガンに保持させた一対の電極チップを、ホルダ内に挿入させるように、相互に接近させて、一対の成形ローラに押し付ける。すると、一対の成形ローラは、ホルダとともに電極チップの軸回り方向に回転しつつ、それぞれ、支持軸の回りで回転して、凹溝の形状どおりに、電極チップを成形する。
その際、それぞれの成形ローラが、成形後における電極チップの軸直交方向での先端面の縁から先端面の中央位置までの領域に、分割面を配置させた二つの分割体から、形成されており、一つの成形ローラを形成する二つの分割体は、相互に逆方向に回転しつつ、電極チップの先端面と拡径部とを成形することとなる。そして、少なくとも一方の分割体が、電極チップの先端面から、その先端面の縁を経て、拡径部に到る角部付近を、連続して一体的に、成形できることから、電極チップの先端側、すなわち、先端面とその縁の角部と、を、精度良く、所定形状に成形できる。
さらに、成形ローラの電極チップへの当接が、成形ローラの外周面における軸方向に沿った状態での略線当たり、となって、溶接ガンによる電極チップを相互に接近させる小さな押圧力でも、部分的に、徐々に、電極チップを、塑性変形させて、所定形状に成形できることとなる。
なお、成形時の電極チップを変形させる部位が、部分的であっても、ホルダの回転数を増加させれば、迅速に、電極チップの先端側の全体を、成形させることが可能となる。
したがって、本発明の第1番目に係るチップ成形機では、溶接ガンから取り外すことなく、かつ、切削屑を生じさせることなく、縁の角部を含めた先端面の精度を確保して、迅速に、一対の電極チップを使用可能に成形(再生)することができる。
そして、一対の成形ローラの支持軸は、相互に直交方向で交差するように、配設させることが望ましい。すなわち、成形ローラは、支持軸の直交方向での投影形状が、電極チップの先端形状に対応する凹溝を備える形状であり、軸方向の両端側が拡径する略鼓形状としており、一対の成形ローラを、相互の支持軸を直交方向で交差するように、配設させる場合には、拡径側相互の干渉を抑えて、支持軸相互を接近させることができ、相互の支持軸を平行に配設させる場合に比べて、並設するスペースを小さくすることができ、ホルダの容積を小さくすることができる。そのため、チップ成形機を、溶接作業の場所に配置させる場合に、省スペースで配置させることができる。
また、ホルダの近傍には、一対の成形ローラに押し付ける際の一対の電極チップを案内して、成形時の電極チップの元部側の軸直交方向のぶれを規制可能な案内孔を備えた案内部材を、配設することが望ましい。
このような構成では、成形ローラの外径寸法が小さければ、電極チップを押し付けた際、電極チップが、成形ローラの外周面から、ずれて外れる虞れが生ずるが、その外れを、案内部材が防止することができる。すなわち、成形ローラの外径寸法を小さくして、チップ成形機を省スペースで設定するように構成しても、円滑に、電極チップを成形することが可能となる。
本発明の第2番目に係るチップ成形機は、溶接ガンに保持されたスポット溶接用の一対の電極チップを、使用可能に成形するチップ成形機であって、
各電極チップが、それぞれ、先端側に、円形の先端面と、先端面の縁から円柱状の元部側にかけて拡径する拡径部と、を備えて構成されるとともに、先端相互を接近可能に、溶接ガンに保持され、
電極チップ相互の接近方向に沿って並設されるとともに、それぞれ、接近方向と直交方向の支持軸に回動可能に支持されて、一対の成形ローラが、配設され、
一対の成形ローラを支持する支持軸が、それぞれ、接近した一対の電極チップの軸回り方向で回転駆動するホルダに、保持され、
一対の成形ローラが、ホルダを回転駆動させつつ、一対の電極チップを相互に接近させるように押し付けた際に、一対の電極チップを使用可能に成形できるように、それぞれ、支持軸の両端側に配置される略円錐台形状の一対の分割ローラと、一対の分割ローラの間に配置されるカッタと、を備え、
カッタが、ホルダの回転時に電極チップの成形後の先端面を形成可能に、支持軸の軸直交方向に沿って配置されて、電極チップの先端面を切削する切刃、を備え、
一対の分割ローラが、支持軸の軸直交方向での投影形状を、電極チップの成形後の拡径部の外形形状に対応する本体部分と、本体部分に連なってカッタ側に配置され、漸次、支持軸側に接近する延長部分と、を有する凹溝を備えた形状として、構成されていることを特徴とする。
本発明の第2番目に係るチップ成形機では、ホルダを回転駆動させつつ、溶接ガンに保持させた一対の電極チップを、ホルダ内に挿入させるように、相互に接近させて、一対の成形ローラに押し付ける。すると、一対の成形ローラは、ホルダとともに電極チップの軸回り方向に回転しつつ、それぞれ、一対の分割ローラが、支持軸の回りで回転して、凹溝の形状どおりに、電極チップの拡径部を成形し、また、カッタが、切刃によって、電極チップの先端面を切削して、形成する。
その際、それぞれの成形ローラの一対の分割ローラが、支持軸の軸直交方向での投影形状の凹溝を、電極チップの成形後の拡径部の外形形状に対応する本体部分だけでなく、本体部分に連なってカッタ側に配置され、漸次、支持軸側に接近する延長部分を、備えている。そのため、成形時に、一対の分割ローラが、電極チップの拡径部を塑性変形させつつ成形する際、塑性変形時に発生するチップ材料の余肉が、凹溝の本体部分から延長部分にかけて押し出され、そして、カッタの切刃で切削されることから、電極チップの先端側、すなわち、先端面とその縁の角部と、を、精度良く、所定形状に成形できる。
なお、成形時、電極チップの先端における先端面側を切削しているものの、拡径部は、切削していないことから、切削屑の発生を極力抑えることができ、すなわち、電極チップの消費量を抑えて、電極チップの成形を行うことができる。
したがって、本発明の第2番目に係るチップ成形機では、溶接ガンから取り外すことなく、かつ、切削屑の発生を極力抑えて、縁の角部を含めた先端面の精度を確保して、迅速に、一対の電極チップを使用可能に成形(再生)することができる。
そして、カッタが、切刃における支持軸の軸直交方向に沿った両側に、成形時の電極チップの軸直交方向のぶれを規制可能に、拡径部を規制する規制面を、配設させて、構成されていれば、成形ローラにおける分割ローラの外径寸法が小さくとも、電極チップを押し付けた際、電極チップが、カッタの規制面によって規制されて、成形ローラにおける分割ローラの外周面から、ずれて外れることが防止される。そのため、成形ローラの外径寸法を小さくして、チップ成形機を省スペースで設定するように構成しても、円滑に、電極チップを成形することが可能となる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明すると、第1実施形態のチップ成形機M1は、図1・3に示すように、溶接ガン1のシャンク3・4に嵌め込まれた一対の電極チップ6(6A・6B)を成形するものである。溶接ガン1は、図示しない多関節の溶接ロボットのア−ムの先端に保持されるサーボガンとしており、このサ−ボガン1は、汎用のものであり、一対の電極チップ6A・6Bを、エンコーダを内蔵させたサ−ボモータ2により移動させるように保持するとともに、相互に接近させる位置制御機能を備えて構成されている。また、サ−ボガン1は、演算機能を備えて、サ−ボモ−タ2の回転数制御・トルク制御を行なって、電極チップ6A・6Bの位置制御や加圧力制御等を行なえるものである。
電極チップ6A・6Bは、溶接時のワークに接触させる先端部位が、先端側に、円形の先端面6aと、この先端面6aの縁(角部)6bから円柱状の元部6d側にかけて拡径する拡径部6cと、を備えて構成されている。第1実施形態の場合、拡径部6cは、球面状として、先端面6aの直径dを6mm、元部6d側の直径Dを16mmとしている(図3参照)。
チップ成形機M1は、溶接ロボットの作動によるサーボガン1の稼動範囲内に配設されて、図1〜3に示すように、支持フレーム10、ガイドブロック14、ギヤケース16、駆動モータ22、及び、成形本体部26、を備えて構成されている。
サーボガン1の稼動範囲内に配設された支持フレ−ム10には、上下にブラケット11・12が配設されている。上下のブラケット11・12の間には、左右両側で、上下方向に沿って配置されたガイドロッド13・13が配設されている。各ガイドロッド13の上下の略中間位置には、水平方向に配設されるガイドブロック14が、元部側で、ガイドロッド13の軸方向に沿う上下方向に摺動可能に配設されている。また、ガイドブロック14の元部側における上下面には、各ガイドロッド13の周囲に外装された計4個の圧縮コイルばね15が当接している。これらのばね15の伸縮によって、ガイドブロック14が、成形時の電極チップ6A・6Bの軸方向への移動に追従して、移動可能に、支持フレ−ム10に保持されることとなる。
ガイドブロック14の先端側には、上下のアッパプレート18とロアプレート19とからなるギヤケース16が配設され、先端側のプレート18・19間には、ベアリング20・20を介在させて、成形本体部26の回転基盤27が、配設されている。アッパプレート18の上面側や側面側は、カバー17によって覆われている。
ギヤケース16の元部側の下面には、回転基盤27を回転駆動可能な駆動モータ22が配設されている。駆動モータ22には、駆動軸22aに、ギヤ24に噛合するギヤ23が配設され、ギヤ24には、回転基盤27の歯車部29が噛合されている。
成形本体部26は、一対の成形ローラ36(36A・36B)、各ローラ36を回動可能に支持する二本の支持軸40、各支持軸40を回動可能に保持するホルダ34、二つの案内部材31・31、及び、ホルダ34を保持する回転基盤27、を備えて構成されている。
回転基盤27は、図2〜4に示すように、一対の電極チップ6A・6Bの成形時に、相互に接近させる方向に沿って軸方向を配置させた筒部28と、筒部28の外周面に円板状に突設されてギヤ24に噛合する歯車部29と、を備えて構成されている。第1実施形態の場合、筒部28は、その軸方向を上下方向に沿わせて、配置されている。そして、回転基盤27は、歯車部29の上下の筒部28の外周面に、ベアリング20・20を配設させて、ギヤケース16に回動可能に支持されている。回転基盤27の回転方向は、成形時のチップ6A・6Bの軸の周方向(軸回り方向)であり、第1実施形態の場合、成形時のチップ6A・6Bを回転中心として、水平方向に沿って回転することとなる。
筒部28は、内周側に正方形の開口を有した貫通孔28aを備えて構成され、上下の端面における貫通孔28aの周縁には、円板状の案内部材31を嵌合可能な凹溝28bが、形成されている。
案内部材31は、図2〜4に示すように、中央に円形の開口の案内孔31aを備えた円環状として、四箇所に、ホルダ34にねじ32止め可能な取付孔31dを備えて構成されている。案内孔31aの内径寸法X(図4参照)は、所定回数の溶接作業を行って変形したチップ6A・6Bを挿通可能な寸法を確保し、かつ、成形時のチップ6A・6Bの元部6dを内周面31bによって支持可能に、元部6dの外径寸法Dに近似した寸法(X=D+0.5〜1.5mm)としている。第1実施形態の場合、内径寸法Xは、16mm+1mmとして、17mmとしている。また、案内孔31aの周縁は、案内孔31a側にチップ6A・6Bを案内可能に案内孔31a側に落ち込むように傾斜するテーパ面31c、としている。
ホルダ34は、図2〜6に示すように、成形時のチップ6A・6B相互を接近させる方向に沿う(第1実施形態では上下方向に沿う)軸方向の貫通孔34aを備える四角筒形状として、回転基盤27の筒部28の貫通孔28aに嵌合される。貫通孔34aは、正方形の開口として、その周囲のホルダ34の上下の端面に、案内部材31を固定するためのねじ32を螺合させるねじ孔34bが、設けられている。そして、ホルダ34は、貫通孔28aに嵌合させ、案内部材31・31を上下端面にねじ32止めさせて、貫通孔28aからの抜けを防止させれば、回転基盤27の筒部28に、取り付けられることとなる。このホルダ34は、チップ成形機M1の作動時には、回転基盤27とともに、成形時のチップ6A・6Bを回転中心として、その軸回り方向、すなわち、水平方向に沿って回転することとなる。
また、ホルダ34の周壁には、貫通孔34aの軸方向と直交するように、二つで一対となって、一対ずつが、成形時のチップ6A・6B相互の接近方向に沿って並設されるように、すなわち、上下方向に沿って並設されるように、二対の支持孔34c・34dが、貫通されている。さらに、一対ずつの支持孔34cと支持孔34dとは、軸方向を、相互に直交させて、配設されている。なお、支持孔34c・34cは、貫通孔34aを間にして対向するように直列的に配設され、成形ローラ36Aの支持軸40を回動可能に支持し、また、支持孔34d・34dは、貫通孔34aを間にして対向するように直列的に配設されて、成形ローラ36Bの支持軸40を回動可能に支持することとなる。
二本の支持軸40は、図3〜6に示すように、円柱状として、支持孔34c・34dに嵌挿されている部位の間、すなわち、ホルダ34の貫通孔34aの位置で、一対の成形ローラ36(36A・36B)を、それぞれ、回動可能に支持している。
一対の成形ローラ36A・36Bは、図2〜6に示すように、それぞれ、略鼓形状として、支持軸40を嵌挿させる嵌挿孔36aを、軸方向に貫通させている。各ローラ36A・36Bの両端面には、嵌挿孔36aの周縁に、ホルダ34の貫通孔34aの内周面側との接触を少なくするように、小径の円筒部36bが、突設されている。
そして、これらの成形ローラ36A・36Bの略鼓形状は、ローラ36A・36Bを支持する支持軸40の直交方向での投影形状で形成される凹溝36cを、成形後のチップ6A・6Bの先端側の外形形状に一致するように、対応させている。すなわち、凹溝36cは、適正にスポット溶接が行える状態での使用開始時のチップ6A・6Bの先端側の先端面6a、角部6b、及び、角部6b側の拡径部6c、の外形形状と、一致する形状に、形成されている。そのため、支持軸40を利用して各ローラ36A・36Bを保持させたホルダ40を回転駆動させつつ、一対の電極チップ6A・6Bを相互に接近させるように、各ローラ36A・36Bに押し付けた際には、一対の電極チップ6A・6Bを使用可能に成形できることとなる。
さらに、各成形ローラ36A・36Bは、それぞれ、軸方向に沿って二分割された分割体38・38から、構成されている。二分割された二つの分割体38・38の分割面37は、第1実施形態の場合、ローラ36A・36Bの軸直交方向から見た凹溝36cの中央、すなわち、成形後における電極チップ6A・6Bの軸直交方向での先端面6aの中央位置、に配置させている。
なお、第1実施形態の場合、成形するチップ6A・6Bが、同一形状としており、成形ローラ36A・36Bも同形状として、分割体38・38の分割面37を、略鼓形状としたローラ36A・36Bの軸方向の中央位置に、配置させていることから、一種類の形状の分割体38を、四個使用するだけで、一対の成形ローラ36A・36Bを形成することができる。
第1実施形態のチップ成形機M1の使用状態について説明すると、所定回数のスポット溶接を行った後、溶接ロボットが、サーボガン1をチップ成形機M1の近傍に配置させるとともに、電極チップ6A・6Bを、ホルダ34の貫通孔34aの上下で、上下方向に沿って対向させるように配置させる。すると、それに対応させて、チップ成形機M1は、駆動モータ22を回転駆動させる。
そして、サーボガン1が作動されて、チップ6A・6Bを、ホルダ34内に挿入させるように、相互に接近させて、一対の成形ローラ36A・36Bに押し付ける。すると、一対の成形ローラ36A・36Bは、ホルダ34とともに電極チップ6A・6Bの軸回り方向で回転しつつ、それぞれ、支持軸40の回りで回転して、凹溝36cの形状どおりに、電極チップ6A・6Bを成形する。
その際、それぞれの成形ローラ36A・36Bが、成形後における電極チップ6A・6Bの軸直交方向での先端面6aの中央位置に、分割面37を配置させた二つの分割体38・38から、形成されており、一つの成形ローラ36A・36Bを形成する二つの分割体38・38は、相互に逆方向に回転しつつ、電極チップ6A・6Bの先端面6aと拡径部6cとを成形することとなる。そして、分割体38が、電極チップ6A・6Bの先端面6aから、その先端面6aの縁6bを経て、拡径部6cに到る角部6b付近を、連続して一体的に、成形できることから、電極チップ6A・6Bの先端側、すなわち、先端面6aとその縁の角部6b、とを、精度良く、所定形状に成形できる。
なお、ホルダ34が、図4・5に示すように、平面視の状態で、時計方向に沿って、電極チップ6A・6Bの軸回り方向に回転駆動される際には、成形ローラ36Aの分割体38・38は、チップ6Aとの摩擦抵抗により、支持軸40回りで、相互に逆転しつつ、図5の矢印の方向に回転し、また、成形ローラ36Bの分割体38・38も、チップ6Bとの摩擦抵抗により、支持軸40回りで、相互に逆転しつつ、図5の矢印の方向に回転することとなる。勿論、これらの回転方向は、ホルダ34の回転駆動方向が変わって、反時計方向に回転すれば、各分割体38は、図5の矢印と逆方向に回転することとなる。
そしてさらに、第1実施形態では、成形ローラ36A・36Bの電極チップ6A・6Bへの当接が、成形ローラ36A・36Bの外周面における軸方向に沿った状態での略線当たり、となって、サーボガン1による電極チップ6A・6Bを相互に接近させる小さな押圧力でも、部分的に、徐々に、電極チップ6A・6Bを、塑性変形させて、所定形状に成形できることとなる。勿論、成形時の電極チップ6A・6Bを変形させる部位が、部分的であっても、ホルダ34の回転数を増加させれば、迅速に、電極チップ6A・6Bの先端側の全体を、成形させることが可能となる。
したがって、第1実施形態のチップ成形機M1では、サーボガン1から取り外すことなく、かつ、切削屑を生じさせることなく、縁の角部6bを含めた先端面6aの精度を確保して、迅速に、一対の電極チップ6A・6Bを使用可能に成形することができる。
なお、第1実施形態の場合、チップ6A・6Bの成形ローラ36A・36Bへの押圧力は、2942N(300 kgf)とし、ホルダ34の回転数を900 rpmとしており、1〜3秒程度で、使用後のチップ6A・6Bを使用可能に成形(再生)できた。ちなみに、ホルダ34の回転数を500 rpmとした場合には、約10秒程度で、使用可能に成形できたものの、時間がかかることから、500 rpm以上の回転数とすることが望ましい。また、第1実施形態の場合、チップ6A・6Bは、クローム銅、ローラ36A・36B・支持軸40・ホルダ34は、合金工具鋼から形成されている。
そしてまた、第1実施形態のチップ成形機M1では、一対の成形ローラ36A・36Bの支持軸40・40が、相互に直交方向で交差するように、配設されていることから、つぎのような作用・効果を得ることができる。
すなわち、成形ローラ36A・36Bは、支持軸40の直交方向での投影形状が、電極チップ6A・6Bの先端形状に対応する凹溝36cを備えた略鼓形状であり、軸方向の両端側が拡径する形状としている。そのため、一対の成形ローラ36A・36Bを、相互の支持軸40・40を直交方向で交差するように、配設させる場合には、拡径側相互の干渉を抑えて、支持軸40・40相互を接近させることができ、相互の支持軸40・40を平行に配設させる場合に比べて、並設するスペースを小さくすることができ、ホルダ34の容積、特に、厚さ寸法を小さくすることができる。そのため、チップ成形機M1を、溶接作業の場所に配置させる場合に、省スペースで配置させることが可能となる。
また、第1実施形態の場合、ホルダ34の近傍に、一対の成形ローラ36A・36Bに押し付ける際の一対の電極チップ6A・6Bを案内して、成形時の電極チップ6A・6Bの元部6d側の軸直交方向のぶれを、内周面31bによって規制可能な案内孔31aを備えた案内部材31・31が、配設されている。
そのため、成形ローラ36A・36Bの外径寸法が小さければ、電極チップ6A・6Bを押し付けた際、電極チップ6A・6Bが、成形ローラ36A・36Bの外周面から、ずれて外れる虞れが生ずるが、その外れを、案内部材31の案内孔31aの内周面31bがチップ元部6dの外周面を位置規制して、防止することができる。すなわち、成形ローラ36A・36Bの外径寸法を小さくして、チップ成形機M1を省スペースで設定するように構成しても、円滑に、電極チップ6A・6Bを成形することが可能となる。
なお、第1実施形態では、各成形ローラ36A・36Bを構成する分割体38・38の分割面37を、成形後における電極チップ6A・6Bの軸直交方向での先端面6aの中央位置に、配置させた場合を示したが、チップ6A・6Bの先端面6aの縁の角部6bを、先端面6aと拡径部6cとの近傍部位を含め、連続して一体的に成形して、精度良く、成形できればよいことから、分割体の分割面は、成形後における電極チップ6A・6Bの軸直交方向での先端面6aの縁から先端面6aの中央位置までの領域Y(図6参照)に、配置させればよい。そのため、図7に示す分割体39A・39Bのように、分割面37Aを、成形後における電極チップ6A・6Bの軸直交方向での先端面6aの縁6bに、配置させるように構成しても良い。この場合でも、分割体39Aが、先端面6aから角部6bを経た拡径部6c側までの範囲を、連続的に成形できることから、成形するチップ6A・6Bの先端面6aから角部6bを経て拡径部6cに到る部位を、精度良く、成形することができる。そして勿論、分割体の分割面は、成形後における電極チップ6A・6Bの軸直交方向での先端面6aの縁から先端面6aの中央位置までの領域Y(図6参照)に、配置させればよいことから、図7の二点鎖線に示す分割面37Bのように、先端面6aの中央付近と縁6bとの間に、配置させても良い。
但し、第1実施形態のように、分割面37を、先端面6aの中央位置に配置させれば、同一形状の分割体38を使用することが可能となり、チップ成形機M1の構成部品の種類を、低減させることができる。
第2実施形態のチップ成形機M2は、図8・12・13に示すように、成形本体部26Aの一対の成形ローラ46(46A・46B)が、それぞれ、カッタ50を備えて構成されている。
なお、第2実施形態では、成形本体部26Aの成形ローラ46以外の部材・部位、すなわち、各ローラ46を支持する支持軸40、各支持軸40を回動可能に保持するホルダ34、案内部材31、及び、回転基盤27は、第1実施形態と同様であり、同一の部位・部材には、第1実施形態と同一の符号を付して、説明を省略する。さらに、第2実施形態では、成形本体部26Aを駆動させる成形本体部27以外の部位であるギヤケース16、図示しない駆動モータ22やガイドブロック14等も、第1実施形態と同様であり、説明を省略する。
そして、第2実施形態の一対の成形ローラ46は、ホルダ34を回転駆動させつつ、一対の電極チップ6(6A・6B)を相互に接近させるように押し付けた際に、一対の電極チップ6A・6Bを使用可能に成形できるように、それぞれ、支持軸40の両端側に配置される略円錐台形状の一対の分割ローラ48・48と、一対の分割ローラ48・48の間に配置されるカッタ50と、を備えて構成されている。
カッタ50は、図9〜13に示すように、ホルダ34の回転時に電極チップ6の成形後の先端面6aを形成可能に切削する切刃52を備えた略板状に形成され、切刃52は、支持軸40の軸直交方向に沿って配置されている。カッタ50は、電極チップ6の先端側の外形形状より若干大きな凹部51aを備えた板状の本体部51を備え、凹部51aの底面で落ち込むように形成されている平坦部51bの縁に、直線状の切刃52を設けて構成されている。本体部51の切刃52側の正面には、五角柱状の突出部54が形成されている。突出部54は、切刃52側の頂部に、山形状の案内面54a・54aを備え、切刃52で切削された切粉を、頂部から両側に分けて排出させるように、構成されている。さらに、突出部54を含んだエリアの本体部51には、本体部51の厚さ方向に沿って、支持軸40を嵌挿させる嵌挿孔55が、形成されている。
なお、カッタ50は、嵌挿孔55に支持軸40を嵌挿させて、ホルダ34内に配設された際、嵌挿孔55から離れた両側面51c・51cを、ホルダ34の貫通孔34aの内周面に支持される形状としており、ホルダ34が回転駆動すれば、凹部51aの中央の切刃52を、電極チップ6の先端面6aと平行として、電極チップ6の軸回り方向に沿って回転させることとなる。
そして、第2実施形態の場合、図10・14に示すように、切刃52の長さ寸法Lは、電極チップ6の先端面6aの直径dより、大きく設定されている(実施形態の場合、8mmとしている)。また、カッタ50の突出部54を含めた厚さ寸法Tは、電極チップ6の先端面6aの直径dより、小さく設定されている(実施形態の場合、5.5mmとしている)。なお、切刃52は、カッタ50の厚さ方向の中央位置に、配置されている。
さらに、カッタ50の凹部51aの内周面は、成形時の電極チップ6の軸直交方向のぶれを防止できるように、拡径部6cを規制する規制面53としている。そして、規制面53の厚さ方向の両縁は、拡径部6cとの接触時に、拡径部6cを傷付けないように、弧面53aとしている(図11参照)。なお、規制面53は、電極チップ6の適正な成形完了時、電極チップ6の拡径部6cとの間の電極チップ6の軸方向に沿う隙間h(図14参照)を、実施形態の場合、0.3mm程度確保できるように、設定されている。
一対の分割ローラ48・48は、それぞれ、支持軸40を嵌挿させる嵌挿孔48aを中央に貫通させた略円錐台形状として、形成されている。そして、支持軸40の両端側に配置される大径側の端面の嵌挿孔48a周縁には、ホルダ34の貫通孔34aの内周面との摩擦抵抗を低減できるように、小径とした円筒部48bが、突設されている。
また、これらの分割ローラ48は、支持軸40の軸直交方向での投影形状を、電極チップ6の成形後の拡径部6cの外形形状と、拡径部6cの外形形状におけるチップ先端面6c側への延長線上の外形形状と、に対応する凹溝48cを備えた形状として、構成されている。すなわち、この凹溝48cは、図8・14に示すように、電極チップ6の成形後の拡径部6cの外形形状に対応する本体部分48dと、本体部分48dに連なってカッタ50側に配置され、漸次、支持軸40側に接近する延長部分48eと、を備えて構成されている。
そして、第2実施形態の場合、カッタ50を間にして、小径側を対向させるように、分割ローラ48・48を配置させて、ホルダ34の貫通孔34a内に配置させ、そして、支持軸40を、支持孔34c・34dを経て、嵌挿孔48a・55に嵌挿させれば、各分割ローラ48とカッタ50とを支持軸40に沿って移動させることなく、各分割ローラ48の円筒部48bの端面を貫通孔34aの内周面に接触させ、かつ、各支持軸40の周りで各分割ローラ48を回転可能とした状態として、成形ローラ46A・46Bを、形成して、ホルダ34の貫通孔34a内に、配設することができる。
なお、ホルダ34の回転駆動時、カッタ50の切刃52に対する一対の分割ローラ48の凹溝48cの回転軌跡は、電極チップ6の軸直交方向から見れば、図14に示す通りであり、分割ローラ48の凹溝48cに関し、本体部分48dのエリアが、電極チップ6の成形後の拡径部6cの外形形状と一致し、延長部分48eのエリアが、切刃52を越えたカッタ本体部51の領域に配置されることとなる。
そして、この第2実施形態のチップ成形機M2でも、使用時には、溶接ロボットが、所定回数のスポット溶接を行った後、サーボガン1をチップ成形機M2の近傍に配置させるとともに、電極チップ6A・6Bを、ホルダ34の貫通孔34aの上下で、上下方向に沿って対向させるように配置させる。すると、それに対応させて、チップ成形機M2は、駆動モータ22を回転駆動させる。
そして、サーボガン1が作動されて、チップ6A・6Bを、ホルダ34内に挿入させるように、相互に接近させて、一対の成形ローラ46A・46Bに押し付ける。すると、一対の成形ローラ46A・46Bは、ホルダ34とともに電極チップ6A・6Bの軸回り方向で回転しつつ、それぞれ、一対の分割ローラ48・48が、支持軸40の回りで回転して、凹溝48cの形状どおりに、電極チップ6A・6Bの拡径部6cを成形し、また、カッタ50が、切刃52によって、電極チップ6A・6Bの先端面6cを切削して、形成する。
その際、それぞれの成形ローラ46A・46Bの一対の分割ローラ48・48が、支持軸40の軸直交方向での投影形状の凹溝48cを、電極チップ6の成形後の拡径部6cの外形形状に対応する本体部分48dだけでなく、本体部分48dに連なってカッタ50側に配置され、漸次、支持軸40側に接近する延長部分48eを、備えている。そのため、成形時に、一対の分割ローラ48・48が、電極チップ6(6A・6B)の拡径部6cを塑性変形させつつ成形する際、塑性変形時に発生するチップ材料の余肉S(図14参照)が、凹溝48cの本体部分48dから延長部分48eにかけて押し出され、そして、カッタ50の切刃52で切削されることから、電極チップ6の先端側、すなわち、先端面6aとその縁の角部6bと、を、精度良く、所定形状に成形できる。
なお、成形時、電極チップ6の先端における先端面6a側を切削しているものの、拡径部6cは、切削していないことから、切削屑の発生を極力抑えることができ、すなわち、電極チップ6の消費量を抑えて、電極チップ6の成形を行うことができる。
したがって、第2実施形態のチップ成形機M2では、溶接ガン1から取り外すことなく、かつ、切削屑の発生を極力抑えて、縁の角部6bを含めた先端面6aの精度を確保して、迅速に、一対の電極チップ6を使用可能に成形(再生)することができる。
そして、第2実施形態では、カッタ50が、切刃52における支持軸40の軸直交方向に沿った両側に、成形時の電極チップ6の軸直交方向のぶれを規制可能に、拡径部6cを規制する規制面53・53を、配設させて、構成されている。そのため、成形ローラ46A・46Bにおける分割ローラ48の外径寸法が小さくとも、電極チップ6を押し付けた際、電極チップ6が、カッタ50の規制面53によって規制されて、成形ローラ46A・46Bにおける分割ローラ48の外周面から、ずれて外れることが防止される。そのため、成形ローラ46A・46Bの外径寸法を小さくして、チップ成形機M2を省スペースで設定するように構成しても、円滑に、電極チップ6を成形することが可能となる。
本発明に係る第1実施形態のチップ成形機の部分側面図である。 第1実施形態のチップ成形機の概略平面図である。 第1実施形態のチップ成形機の主要部の縦断面図である。 第1実施形態のチップ成形機における成形本体部の概略平面図である。 第1実施形態のチップ成形機における成形ローラ、支持軸、及び、ホルダの分解斜視図である。 第1実施形態のチップ成形機における成形時を示す部分断面図である。 第1実施形態の変形例の成形ローラを示す図である。 第2実施形態のチップ成形機における成形ローラ、支持軸、及び、ホルダの分解斜視図である。 第2実施形態に使用するカッタの正面図である。 第2実施形態に使用するカッタの縦断面図であり、図9のX−X部位に対応する。 第2実施形態に使用するカッタの部分端面図であり、図9のXI−XI部位に対応する。 第2実施形態のチップ成形機における成形時を示す部分断面図である。 第2実施形態のチップ成形機における成形時を示す部分断面図であり、図12のXIII−XIII部位に対応する。 第2実施形態のチップ成形機におけるホルダ回転時においてのカッタの切刃に対する一対の分割ローラの凹溝の回転軌跡を、説明する図である。
符号の説明
1…(溶接ガン)サーボガン、
6(6A・6B)…電極チップ、
6a…先端面、
6b…縁・角部、
6c…拡径部、
6d…元部、
31…案内部材、
31a…案内孔、
34…ホルダ、
36(36A・36B)・46(46A・46B)…成形ローラ、
36c・48c…凹溝、
37・37A・37B…分割面、
38・39A・39B…分割体、
40…支持軸、
48…分割ローラ、
48d…本体部分、
48e…延長部分、
50…カッタ、
52…切刃、
53…規制面、
M1・M2…チップ成形機。

Claims (5)

  1. 溶接ガンに保持されたスポット溶接用の一対の電極チップを、使用可能に成形するチップ成形機であって、
    前記各電極チップが、それぞれ、先端側に、円形の先端面と、該先端面の縁から円柱状の元部側にかけて拡径する拡径部と、を備えて構成されるとともに、先端相互を接近可能に、前記溶接ガンに保持され、
    前記電極チップ相互の接近方向に沿って並設されるとともに、それぞれ、前記接近方向と直交方向の支持軸に回動可能に支持されて、一対の成形ローラが、配設され、
    該一対の成形ローラを支持する支持軸が、それぞれ、接近した前記一対の電極チップの軸回り方向で回転駆動するホルダに、保持され、
    前記一対の成形ローラが、前記ホルダを回転駆動させつつ、前記一対の電極チップを相互に接近させるように押し付けた際に、前記一対の電極チップを使用可能に成形できるように、それぞれ、それぞれの支持軸と直交方向での投影形状を、前記電極チップの成形後の先端側の外形形状に対応する凹溝を備えた形状とするとともに、軸方向に沿って二分割された分割体から、構成され、
    二分割された二つの分割体の分割面が、成形後における前記電極チップの軸直交方向での前記先端面の縁から先端面の中央位置までの領域に、配置されて、構成されていることを特徴とするチップ成形機。
  2. 前記一対の成形ローラの支持軸が、相互に直交方向で交差するように、配設されていることを特徴とする請求項1に記載のチップ成形機。
  3. 前記ホルダの近傍に、前記一対の成形ローラに押し付ける際の前記一対の電極チップを案内して、成形時の前記電極チップの元部側の軸直交方向のぶれを規制可能な案内孔を備えた案内部材が、配設されていることを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載のチップ成形機。
  4. 溶接ガンに保持されたスポット溶接用の一対の電極チップを、使用可能に成形するチップ成形機であって、
    前記各電極チップが、それぞれ、先端側に、円形の先端面と、該先端面の縁から円柱状の元部側にかけて拡径する拡径部と、を備えて構成されるとともに、先端相互を接近可能に、前記溶接ガンに保持され、
    前記電極チップ相互の接近方向に沿って並設されるとともに、それぞれ、前記接近方向と直交方向の支持軸に回動可能に支持されて、一対の成形ローラが、配設され、
    該一対の成形ローラを支持する支持軸が、それぞれ、接近した前記一対の電極チップの軸回り方向で回転駆動するホルダに、保持され、
    前記一対の成形ローラが、前記ホルダを回転駆動させつつ、前記一対の電極チップを相互に接近させるように押し付けた際に、前記一対の電極チップを使用可能に成形できるように、それぞれ、前記支持軸の両端側に配置される略円錐台形状の一対の分割ローラと、該一対の分割ローラの間に配置されるカッタと、を備え、
    前記カッタが、前記ホルダの回転時に前記電極チップの成形後の前記先端面を形成可能に、前記支持軸の軸直交方向に沿って配置されて、前記電極チップの先端面を切削する切刃、を備え、
    前記一対の分割ローラが、前記支持軸の軸直交方向での投影形状を、前記電極チップの成形後の前記拡径部の外形形状に対応する本体部分と、該本体部分に連なって前記カッタ側に配置され、漸次、前記支持軸側に接近する延長部分と、を有する凹溝を備えた形状として、構成されていることを特徴とするチップ成形機。
  5. 前記カッタが、前記切刃における前記支持軸の軸直交方向に沿った両側に、成形時の前記電極チップの軸直交方向のぶれを規制可能に、前記拡径部を規制する規制面を、配設させて、構成されていることを特徴とする請求項4に記載のチップ成形機。
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