JP2006088193A - 管状体の曲がり矯正装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 帯状フープ材の長手方向への送りに従って、管状体を順次挿通させる対のローラ10、20と、該対のローラを前記帯状フープ材の送り方向に回転させる回転手段5、15、25を備える。対のローラは、管状体33をその長さ方向の2点110、120で支持する支点ローラ10と、支点ローラ10で支持された管状体33に対し、2点110、120の間で外側から内側に向けて押圧力を加える押し込みローラ20とからなる。帯状フープ材の管状体を連続してローラ間で押圧して矯正を行うことができ、矯正作業を効率よく、しかも帯状フープ材の長手方向において均等に行うことができる。
【選択図】 図1
Description
従来、加工材(ワーク)の曲がりの矯正方法としては、加工材を間欠的に送って加圧装置等によって矯正する方法が知られている(例えば特許文献1)。
複数のローラ対を有する場合には、各押し込みローラにおいて押圧位置や押圧力が異なるものであってもよい。また、押し込みローラに押圧のための湾曲面が形成されている場合に、各押し込みローラで、幅方向における湾曲面の曲率が異なるものとしても良い。曲率の異なる湾曲面で押圧することで、曲がり具合の異なる部位の押圧や、段階的な矯正押圧が可能になる。
図1は、支点ローラ10と押し込みローラ20とが対になって回転可能に設置されたローラスタンド1を示すものである。この実施形態の矯正装置では、図3に示すように支点ローラ10と押し込みローラ20との間に挿通される帯状フープ材30の進行方向に沿って、複数のローラスタンド1〜3が併設されているものである。
なお、図3では、3台のローラスタンド(3対のローラ)が併設されているものが示されているが、本発明の矯正装置としては、対のローラ単独のものでもよく、また、対となるローラを2対または4対以上有するものであってもよい。
ローラスタンド1では、支点ローラ10を下方、押し込みローラ20を上方にして、互いのローラ面が対向するように併設されており、それぞれの回転軸15、25が帯状フープ材30の進行方向に交差(この実施形態では直交)するように水平に配置されている。支点ローラ10および押し込みローラ20の回転軸15、25は、ローラスタンド1に回転可能に取り付けられており、これら回転軸15、25は、ローラスタンド1に設けられている駆動モータ5によって同期して互いに逆方向に回転駆動されるように構成されている。すなわち、上記駆動モータ5と回転軸15、25とは、本発明の回転手段を構成するものである。また、本発明としては、支点ローラと押し込みローラの一方または両方が遊動ローラからなるものであっても良く、引張ローラを付設するものであってもよい。
また、上記回転軸15には、支点ローラ10の軸方向内側と軸方向外側とにそれぞれ位置合わせロール16、17が取り付けられている。該位置合わせロール16、17の外周面は、前記支点部110、120の管状体収納溝111、121の底部と略同径の位置にあり、該外周面には、後述する帯状フープ材30を位置合わせするための突起16a、17aが、支点部110、120と同じ角度間隔で複数形成されている。
なお、上記実施形態では、押圧部および支点部を周方向に間隔をおいて複数設けたが、周方向に連続したものによって構成してもよい。
帯状フープ材30は、両側の長手方向に伸張する帯部31、31間に小径の管状体33が前記長手方向と交差する方向に所定の間隔で並列されている。なお、帯部31、31には、前記管状体33と同期するように長手方向に間隔をおいて複数の位置合わせ孔34…34が形成されている。該位置合わせ孔34は、前記した位置合わせローラ16、17の位置合わせ突起16a、17aが嵌合して帯状フープ材30と支点ローラ10との位置合わせが行われる。この帯状フープ材30は、図4(c)に示すように加工過程における熱履歴または加工履歴によって、幅方向に曲がり(反り)が生じているものとする。
各ローラスタンド1〜3において支点ローラ10を図2示で時計方向、押し込みローラを図2示で反時計方向に回転させ、図示左方より支点ローラ10と押し込みローラ20との間に、帯状フープ材30を挿通させる。ローラ10、20間に挿通される帯状フープ材30は、帯部31が水平で位置合わせローラ16、17の接線方向に沿って移動する(図5(a)の状態)。
さらに管状体33は、各ローラスタンド1〜3に設けられている支点ローラ10と押し込みローラ20間を順次挿通することで、曲がりが効果的に矯正され、真直な管状体を得ることができる。
この対のローラ10、20は、図8(a)に示すように、下方に曲がりが生じている管状体33を有する帯状フープ材30を対象にする場合に有効である。帯状フープ材30は、図に示す状態で上記ローラ10、20間に挿通することで、下方側への曲がりが生じている管状体の矯正を効果的に行うことができる。また、押圧力が加わる部位を軸方向において変えることで、複数箇所で曲がりが生じていたり、複雑な曲がりが生じている管状体でも容易に矯正を行うことが可能になる。
図9(a)に示すものは、上流側に配置される対のローラであって、支点ローラ10を上方に配置し、押し込みローラ20を下方に配置したものであり、さらに、押し込みローラ20は、押圧部210の湾曲面の曲率が比較的大きくなっている。また、矯正前の管状体33(図9(A))の曲がり位置に合わせて、押し込みローラ20は、支点ローラ10に対して比較的左側に片寄って位置している。
すなわち、図9(a)(b)のものは、支点ローラと押し込みローラの相対位置が異なっており、図9(a)のものでは、管状体33の比較的左側を下側から上側に向けて押圧し、図9(b)のものでは、管状体33の比較的右側を上側から下側に向けて押圧するように設定されている。
また、図10(b)に示すように、押し込みローラ20の押圧部230は、湾曲形状ではなく平面形状を有するものであってもよい。
図11(a)は、支点ローラ10に対し、押し込みローラを軸方向に移動可能としたものである。これにより、管状体を押圧する部位を任意に調整変更することができる。
図11(b)は、支点ローラ10と押し込みローラとを径方向において相対的に移動可能としたものである。いずれか一方または両方を移動可能にする。これにより、押し込みローラの先端側が支点ローラ10の支点内側に入り込む量が変わり管状体に加わる押圧力を任意に調整変更することができる。
図11(d)は、支点ローラ10を軸方向において分割ローラ10aと分割ローラ10bに分割したものであり、それぞれ個別に軸方向に移動可能としたものである。これにより、管状体を押圧する部位を任意に調整変更することができるとともに、支点間の距離を変更して矯正効果を変更することができる。上記した移動調整機構は、当然に複数のものを組み合わせたものであっても良い。
以上、本発明を上記実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記実施形態での説明に限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲において変更可能であることは当然である。
5 駆動モータ
10 支点ローラ
11 支点用フランジ
12 支点用フランジ
15 回転軸
20 押し込みローラ
25 回転軸
30 帯状フープ材
33 管状体
110 支点部
111 管状体収納溝
120 支点部
121 管状体収納溝
210 押圧部
220 押圧部
230 押圧部
Claims (9)
- 帯状フープ材に幅方向に沿って形成され、かつ該帯状フープ材の長手方向に間隔をおいて複数並列されている管状体の曲がりを矯正する装置であって、前記帯状フープ材の長手方向への送りに従って、前記管状体を順次挿通させる対のローラと、該対のローラを前記帯状フープ材の送り方向に回転させる回転手段とを備えており、前記対のローラとして、前記管状体をその長さ方向の2点で支持する支点ローラと、該支点ローラで支持された管状体に対し、前記2点の間で前記支点ローラを基準にして外周側から内周側に向けた押圧力を加える押し込みローラとを有していることを特徴とする管状体の曲がり矯正装置。
- 前記対となるローラが、帯状フープ材の送り方向に沿って複数対併設されていることを特徴とする請求項1記載の管状体の曲がり矯正装置。
- 複数ある前記押し込みローラの一部または全部は、幅方向において押圧のための湾曲面あるいは平面を有していることを特徴とする請求項1または2に記載の管状体の曲がり矯正装置。
- 複数ある前記押し込みローラの一部または全部は、幅方向において押圧のための湾曲面を有しており、該湾曲面を有する押し込みローラの一部または全部は、前記湾曲面の曲率が異なっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の管状体の曲がり矯正装置。
- 複数対のローラの一部または全部は、支点ローラと押し込みローラの相対位置が異なるように設定されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の管状体の曲がり矯正装置。
- 複数対のローラーの一部または全部は、押圧力が管状体の異なる部位に加えられるように設定されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の管状体の曲がり矯正装置。
- 複数対のローラーの一部または全部は、管状体に加える押圧力の方向が異なるように、支点ローラと押し込みローラの相対位置が設定されていることを特徴とする請求項1〜6のいすれかに記載の管状体の曲がり矯正装置。
- 前記対となるローラの一方または両方に、ローラの幅方向に沿って管状体を収納する収納溝が形成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の管状体の曲がり矯正装置。
- 前記収納溝は、対となるローラ間に管状体を挿通する際に管状体の位置決め機能を持つ形状を有していることを特徴とする請求項8記載の曲がり矯正装置。
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