JP2006088164A - パンチツールのストリッパ着脱機構 - Google Patents

パンチツールのストリッパ着脱機構 Download PDF

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Abstract

【課題】 ストリッパの着脱操作が簡単で、構成部品の組付も簡単なパンチツールのストリッパ着脱機構を提供する。
【解決手段】 パンチツール4は、パンチ17を摺動自在な内孔19を有し、ストリッパ37を下端に着脱可能としたパンチガイド18を備える。パンチガイド18の下端部の内周には、ストリッパ37を保持するための内周孔38を有するストリッパキャップリング36が回動自在に嵌められる。このストリッパキャップリング36の周壁には径方向孔39が設けられ、この径方向孔39に前記周壁の厚み寸法よりも直径の大きな剛球40が挿入される。前記ストリッパ37と前記パンチガイド18には、前記剛球40の一部が進入自在で径方向に凹む凹部42,41が設けられる。パンチガイド18の凹部41は、周方向に部分的に形成される。
【選択図】 図5

Description

この発明は、パンチプレスで使用され、ダイツールと共働で板材に対して加工を行うパンチツールのストリッパ着脱機構に関する。
パンチプレスに使用されるパンチツールの一般的な構成例として、筒状のパンチガイドの内孔にパンチを摺動自在に設けると共に、パンチガイドの下端にパンチが貫通可能なストリッパを設けたものが知られている。ストリッパは、パンチがラムにより押し下げられて板材を打ち抜くとき板材に押し当てられ、パンチが打ち抜き完了後に上昇に転ずるときに、パンチが板材から完全に離脱するまでの所定上昇区間の間、例えば、ばねの付勢力により板材に押し当てられた状態を保つ。これにより、パンチは板材から確実に離脱することができる。
このように、上記ストリッパは打ち抜き加工毎に板材に押し当てられる部品であり、他の部品に比して寿命が短く交換頻度が高い。そこで、ストリッパはハンチガイドに対して着脱自在に取り付けられる。
このような目的のストリッパ着脱機構の一例として、図6に分解斜視図で示すものが提案されている(特許文献1)。同図は、ストリッパの交換作業を行うときの状態を示し、使用されるときの状態とは上下逆に図示されている。パンチガイド60の下端(同図では上端)にストリッパ61を配置すると共に、このストリッパ61を取り囲む環状のストリッパキャップ62をパンチガイド60の下端外周に回転自在に嵌合する。C字状のワイヤリング63をストリッパ61の周縁に沿わせて配置し、そのワイヤリング63の一端63aをパンチガイド60の穴60aに、他端63bをストリッパキャップ62の穴62aにそれぞれ係止させる。
このストリッパ着脱機構では、パンチガイド60に対してストリッパキャップ62が所定の回動位置にあるときは、ワイヤリング63が絞られることでリング径が小さくなり、パンチガイド60からのストリッパ61の脱落を阻止する。ストリッパキャップ62が上記回動位置から所定量だけ回動すると、ワイヤリング63のリング径が大きくなってストリッパ脱落阻止が解除される。
特許2732547号公報
しかし、上記したストリッパ着脱機構は、ワイヤリング63の寿命による交換時や、その他の分解保守時に、ワイヤリング63の両端63a,63bを、パンチガイド60の穴60aおよびストリッパキャップ62の穴62aに係止させる作業が必要となる。この係止の作業が難しく、組付けに手間がかかる。また、ワイヤリング63は、細い部品であって、パンチ時の荷重が作用するため、パンチツールの寿命までに交換が必要になることがある。しかし、専用部品であるため、直ぐに入手することができず、パンチツールの製造元等から取り寄せることが必要となる。
この発明の目的は、ストリッパの着脱操作が簡単で、構成部品の組付も簡単であり、また係止のための交換部品に一般的な部品を用いることができるパンチツールのストリッパ着脱機構を提供することである。
この発明の他の目的は、ストリッパを確実に支持できるものとすることである。
この発明のさらに他の目的は、一度ストリッパキャップリングを組み付けてしまうと、係止用の剛球が落下することがなく、組付作業がより一層簡単なものとすることである。
この発明のパンチツールのストリッパ着脱機構は、パンチを摺動自在な内孔を有し、ストリッパを下端に着脱可能としたパンチガイドを備えたパンチツールにおいて、パンチガイドの下端部の内周に回動自在に嵌められ、ストリッパを保持するための内周孔を有するストリッパキャップリングを設ける。このストリッパキャップリングの周壁に径方向孔を設け、この径方向孔に前記周壁の厚み寸法よりも直径の大きな剛球を挿入する。前記ストリッパと前記パンチガイドには前記剛球の一部が進入自在で径方向に凹む凹部を設け、前記パンチガイドの凹部は周方向に部分的に形成されたものとする。
この構成によると、ストリッパキャップリングの周壁の径方向孔に、この周壁の厚み寸法よりも直径の大きな剛球が挿入されており、この剛球がパンチガイドに部分的に設けられた凹部と対応しない内周面部分に位置するときは、この内周面で径方向外側への移動が阻止され、剛球の一部がストリッパの凹部に進入した状態が保持される。そのため、剛球を介して、ストリッパがストリッパキャップリングに対して抜け止めされる。ストリッパキャップリングを回転させてその径方向孔をパンチガイドの径方向孔と対応させると、剛球は一部がパンチガイドの径方向孔内に逃げることができて、鋼球によるストリッパの抜け止めが解除状態となる。
このように、パンチガイドに対するストリッパキャップリングの回転操作で、剛球をパンチガイド側の凹部とストリッパ側の凹部との間で係脱させることにより、ストリッパキャップリングに対してストリッパを着脱させるので、ストリッパの着脱操作を簡単に行うことができる。また、初期組立時や、分解後の組立時において、係止部品となる剛球を前記径方向孔に入れるだけで良いため、ストリッパ着脱機構の構成部品の組付けも簡単に行うことができる。係止部品である剛球は、構成部品の中で比較的交換の必要が生じ易い部品であるが、転がり軸受などの鋼球が使用でき、そのため一般的な機械部品の販売店で容易に入手することができる。
この発明において、前記ストリッパキャップリングの前記径方向孔が円周方向に離れて複数設けられ、前記パンチガイドの凹部が前記各径方向孔に対応して周方向に複数設けられていても良い。
径方向孔が円周方向に複数設けられていると、ストリッパを円周方向の複数箇所で剛球により支持でき、ストリッパの確実な支持が行える。
この発明において、ストリッパキャップリングの径方向孔のストリッパ側の開口は、前記剛球が抜けないように、この剛球の直径よりも小さくしても良い。
このように開口を小さくすると、ストリッパキャップリングからストリッパを取り外しても、径方向孔から剛球が不測に脱落することがなく、次にストリッパを取付ける作業を容易に行うことができる。
この発明のパンチツールのストリッパ着脱機構は、パンチを摺動自在な内孔を有し、ストリッパを下端に着脱可能としたパンチガイドを備えたパンチツールにおいて、パンチガイドの下端部の内周に回動自在に嵌められ、ストリッパを保持するための内周孔を有するストリッパキャップリングを設け、このストリッパキャップリングの周壁に径方向孔を設け、この径方向孔に前記周壁の厚み寸法よりも直径の大きな剛球を挿入し、前記ストリッパと前記パンチガイドには前記剛球の一部が進入自在で径方向に凹む凹部を設け、前記パンチガイドの凹部は周方向に部分的に形成されたものとしたので、ストリッパの着脱操作が簡単で、構成部品の組付も簡単であり、また係止のための交換部品に一般的な部品を用いることができて、入手が容易である。
前記ストリッパキャップリングの前記径方向孔が円周方向に離れて複数設けられ、前記パンチガイドの凹部を前記各径方向孔に対応して周方向に複数設けた場合は、ストリッパを円周方向の複数点で確実に支持することができる。
前記ストリッパキャップリングの径方向孔のストリッパ側の開口を、前記剛球が抜けないように、この剛球の直径よりも小さくした場合は、一度ストリッパキャップリングを組み付けてしまうと、係止用の剛球が落下することがなく、組付作業がより一層簡単なものとなる。
この発明の第1の実施形態を図1ないし図5と共に説明する。図1はこの実施形態のパンチツールのストリッパ着脱機構を備えたパンチプレスの概略構成を示す平面図、図2はその側面図である。このパンチプレスは、フレーム1における上フレーム部1aおよび下フレーム部1bに、上下のタレット2,3が互いに同心の垂直軸心回りに回転自在に支持されている。これら上下のタレット2,3には、金型である複数のパンチツール4およびダイツール5が円周方向に並べて設置されている。パンチツール4は、パンチ位置Pに割り出された状態で、ラム6により昇降駆動される。ラム6は、ガイド部材を介して上フレーム部1aに昇降自在に支持され、パンチ加工手段7で昇降駆動される。パンチ加工手段7は板材Wのパンチ加工を行う加工手段となるものである。上下のタレット2,3は、モータ(図示せず)により互いに同期回転させられる。パンチ加工手段7は、例えばサーボモータ8とその回転を直線運動に変換する運動変換機構9とからなる。
板材送り機構11は、テーブル12上に載せられた板材Wの任意箇所をパンチ位置Pへ送る手段である。この板材送り機構11は、前後(Y方向)移動するキャリッジ13に、左右(X方向)移動するクロススライド14を設置し、板材Wの端部を把持するワークホルダ15をクロススライド14に取付けたものとしてある。
図3は、上下のタレット2,3に取付けられたパンチツール4およびダイツール5の断面図を示す。ダイツール5は、ダイホルダ16を介して下タレット3に取付けられる。パンチツール4は、パンチ17と、このパンチ17を摺動自在な内孔19を有する筒形のパンチガイド18とを備える。パンチガイド18は、上タレット2のパンチツール収容孔10に収容され、上昇復帰用のコイルばね20を介して上タレット2に昇降自在に支持されている。パンチガイド18は、その上端に上記コイルばね20や後述する皿ばね31を受け止めるフランジ状のばね受け座21を有している。パンチガイド18の外周には、上タレット2の下面に固定されたキー23に係合する縦長のキー溝22が形成され、これにより、パンチツール収容孔10に対してパンチガイド18の回転角度位置が規制される。
パンチ17は、上半部の支持体24と、この支持体24の下端にボルト26で連結されたパンチチップ25とでなる。支持体24は、パンチガイド18のばね受け座21の内向きフランジ部21aに係合するフランジ部27aを下端に有する下部材27と、この下部材27の上端にボルト30Aで連結される中間部材であるばね受け座28と、このばね受け座28の上端にボルト30Bで連結される上部材であるT形連結部材29とでなる。T形連結部材29は、パンチ17の強制引き上げ用の部材であり、パンチ加工を行うパンチ位置P(図1)にパンチツール4が割り出されたときに、ラム6に連結される。なお、T形連結部材29は必ずしも設けられていなくてもよく、その場合、コイルばね20による自然復帰とされる。
支持体24のばね受け座28とパンチガイド18のばね受け座21との間に、皿ばね31が介装される。皿ばね31のばね定数は上記コイルばね20に比べて大きく設定されている。下部材27の外周には、パンチガイド18のばね受け座21の内周に突設されたガイドピン32が係合する縦長のガイド溝33が形成されている。また、下部材27のフランジ部27aの外周には、パンチガイド18の前記キー溝22の上半部22aと、パンチチップ25の基部外周に形成された溝34とに係合するキー35が固定されている。これにより、パンチガイド18の内孔19に対して支持体24およびパンチチップ25の回転角度位置が規制される。
パンチガイド18の下端には、ストリッパキャップリング36を介してストリッパ37が着脱可能に保持されている。図4および図5に拡大して縦断面図および横断面図で示すように、ストリッパキャップリング36は、パンチガイド18の下端部の内周に回動自在に嵌められ、下端にストリッパ37を保持するための内周孔38を有する。このストリッパキャップリング36における前記内周孔38の部分の周壁には複数(ここでは4個)の径方向孔39が貫通して設けられている。これら径方向孔39に、前記周壁の厚み寸法よりも直径の大きな剛球40がそれぞれ挿入されている。ここでは、これら各径方向孔39は、図5のように周方向に90°の角度だけ離れて分散配置されている。
各径方向孔39のストリッパ37側の開口は、図4(B)に示すように、前記剛球40が抜けないように、開口縁に周縁突部39aを設けることで、剛球40の直径よりも小さくされている。
ストリッパ37の外周、およびパンチガイド18の内周には、前記各剛球40の一部が進入自在で径方向に凹む凹部41,42が設けられている。パンチガイド18の凹部41は、ストリッパキャップリング36の径方向孔39に対応して、周方向に90°の角度だけ離れて複数(ここでは4個)が部分的に形成されている。これら各凹部41は、水平断面が緩やかな円弧状の曲面に形成されている。ストリッパ37の凹部42は、全周に続く円周溝とされている。なお、ストリッパ37の凹部42は、ストリッパキャップリング36の径方向孔39に対応して、周方向に90°の角度だけ離れて複数(ここでは4個)が分散配置されたものとしても良い。
パンチガイド18の周壁とストリッパキャップリング36の周壁との間には、ストリッパキャップリング36の回転角度を規制するストッパ手段43と、回り止め用のストッパ手段44とが設けられている。
回転角度規制用のストッパ手段43は、ストリッパキャップリング36の周壁に設けられたピン収容孔45内に出没自在に収容された係合ピン46と、この係合ピン46を前記周壁外に突出するように付勢するばね47と、パンチガイド18の周壁に設けられて前記係合ピン46が係合する係合孔48とで構成される。係合孔48は、周方向に伸びる長孔とされ、この長孔内で係合ピン46が移動できる角度が、ストリッパキャップリング36の回転が許容される所定角度となる。この所定角度は、ストリッパキャップリング36の剛球40を収容する径方向孔39がパンチガイド18の周壁の凹部41(例えば凹部41の円周方向の中心)から離れることのできる角度であり、ここでは例えば15°とされている。
回り止め用のストッパ手段44は、ストリッパキャップリング36の径方向孔39がパンチガイド18の周壁の凹部41から所定角度だけ離れた位置となる状態で、ストリッパキャップリング36をパンチガイド18に対して回り止めする手段である。このストッパ手段44は、ストリッパキャップリング36の周壁の前記回転角度規制用のストッパ手段43とは異なる位置に設けられた係合体収容孔55と、この係合体収容孔55内に出没自在に収容された係合体56と、この係合体56を前記周壁外に突出するように付勢するばね57と、パンチガイド18の周壁に貫通して設けられて前記係合体56が係合する係合孔58とで構成される。係合体56を手指等でばね57に抗して係合体収容孔55に押し込むと、ストリッパキャップリング36をパンチガイド18に対して回転させることが可能となる。
上記構成の動作を説明する。パンチ位置Pに割り出された上記パンチツール4は、そのT形連結部材29でパンチ加工手段7(図1)のラム6に連結され、ラム6の下動によりダイツール5との共働で、板材Wに対して以下のように打ち抜き加工が行われる。先ずラム6の下動により、コイルばね20を圧縮させながらパンチツール4の全体が上タレット2から押し下げられる。パンチツール4のストリッパ37がダイツール5上の板材Wに押し当てられると、パンチガイド18が停止し、パンチ17だけが皿ばね31を圧縮させながら下降する。これにより、パンチ17で板材Wが打ち抜き加工される。次に、ラム6が上動に転じて、パンチ17が上昇する。このとき、皿ばね31の付勢力によりストリッパ37は板材Wに押し当てられた状態に維持される。これにより、パンチ17が板材Wから円滑に離脱できる。パンチ17が所定高さまで上昇すると皿ばね31が圧縮解除されるので、以後はパンチツール4の全体が上昇する。
パンチガイド18からのストリッパ37の取り外しは以下のように行われる。図4の回転止め用のストッパ44の係合体56を、パンチガイド18の外側から係合体収容孔55内に押し込む。この状態で、ストリッパキャップリング36が回転自在となるので、図5のように矢印Rの方向に所定角度(ここでは15°)だけ回動させる。これにより、鎖線で示すようにストリッパキャップリング36の各径方向孔39がパンチガイド18の各凹部41に対向する。そのため、径方向孔39に挿入された剛球40の一部が凹部41に進入可能となって、剛球40とストリッパ37の凹部42との係合が解除され、ストリッパキャップリング36からストリッパ37を取り外すことができる。
ストリッパ37の取付けは、上記の取り外し手順を逆に辿ることにより行うことができる。なお、取付け時には、ストリッパキャップリング36を取付け時と逆方向に回動させて、パンチガイド18の凹部41から剛球40を脱出させるが、凹部41は水平断面が緩やかな円弧状とされているので、剛球40の脱出を円滑に行うことができる。また、ストリッパキャップリング36の最大回転角度は、上記回転角度規制用のストッパ手段43で規制される。
なお、分解保守や剛球40の交換等に際して、ストリッパキャップリング36をパンチガイド18から抜き出すには、回転角度規制用のストッパ手段43の係合ピン46をピン収容孔45内に押し込み、かつ回転止め用のストッパ手段44の係合体56を押し込む。係合ピン46と係合する長孔からなる係合孔48は、パンチガイド18の軸方向には小さくて指が入らないので、工具で係合ピン46を押し込む。この状態で抜け止め用の係合体56を指で押し込むことで、ストリッパキャップリング36の抜き出しが可能になる。
このように、このパンチツール4のストリッパ着脱機構は、ストリッパキャップリング36の周壁に設けた径方向孔39に剛球40を挿入し、パンチガイド18とストリッパ37に前記剛球40の一部が進入自在で径方向に凹む凹部41,42を設けたので、ストリッパ37の着脱操作を回転操作により簡単に行うことができ、ストリッパ着脱機構の構成部品の組付けも容易に行うことができる。また、剛球40は一般市販品であり、入手も簡単で、コストも下げることができる。
また、ストリッパキャップリング36の径方向孔39は周方向に離れて複数設けられ、パンチガイド18の凹部41が径方向孔39に対応して周方向に複数設けられているので、ストリッパ37を円周方向の複数箇所で確実に支持できる。
ストリッパキャップリング36の径方向孔39のストリッパ37側の開口は、剛球40が抜けないように、この剛球40の直径よりも小さくされているので、ストリッパキャップリング36からストリッパ37を取り外しても、径方向孔39から剛球40が脱落することがなく、次にストリッパ37を取付ける作業を容易に行うことができる。
また、剛球40を使用しており、方向性のある剛体ではないので、次の各利点が得られる。
・組立時に剛球40の向きを気にすることなく、径方向孔39に入れることができる。
・ストリッパ37を取り外し、または取付けるために、ストリッパキャップリング36を回転させる際に剛球40が自転可能であるため、ストリッパキャップリング36の回転が円滑に行える。
・ストリッパキャップリング36を回転させて、剛球40をパンチガイド18の凹部41に対向させ、ストリッパ37をパンチガイド18から抜いて取り出す際に、ストリッパ37の凹部42が剛球40の球面の係合箇所を押して、剛球40を径方向に逃がすことができる。
この発明の一実施形態にかかるパンチツールのストリッパ着脱機構を備えたパンチプレスの概略構成を示す平面図である。 同パンチプレスの概略構成を示す側面図である。 同パンチプレスにおけるパンチツールおよびダイツールの断面図である。 (A)は同パンチツールにおけるパンチガイドの下部を拡大して示す縦断面図であり、(B)は同図(A)の部分拡大図である。 図4のV−V矢視断面図である。 従来例の分解斜視図である。
符号の説明
4…パンチツール
17…パンチ
18…パンチガイド
19…内孔
36…ストリッパキャップリング
37…ストリッパ
38…内周孔
39…径方向孔
40…剛球
41…パンチガイドの凹部
42…ストリッパの凹部

Claims (3)

  1. パンチを摺動自在な内孔を有し、ストリッパを下端に着脱可能としたパンチガイドを備えたパンチツールであって、パンチガイドの下端部の内周に回動自在に嵌められ、ストリッパを保持するための内周孔を有するストリッパキャップリングを設け、このストリッパキャップリングの周壁に径方向孔を設け、この径方向孔に前記周壁の厚み寸法よりも直径の大きな剛球を挿入し、前記ストリッパと前記パンチガイドには前記剛球の一部が進入自在で径方向に凹む凹部を設け、前記パンチガイドの凹部は周方向に部分的に形成されたものとしたパンチツールのストリッパ着脱機構。
  2. 前記ストリッパキャップリングの前記径方向孔は円周方向に離れて複数設けられ、前記パンチガイドの凹部を前記各径方向孔に対応して周方向に複数設けた請求項1記載のパンチツールのストリッパ着脱機構。
  3. 前記ストリッパキャップリングの径方向孔のストリッパ側の開口は、前記剛球が抜けないように、この剛球の直径よりも小さくした請求項1または請求項2記載のパンチツールのストリッパ着脱機構。
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