JP2006087978A - 複層塗膜形成方法及び塗装物品 - Google Patents
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Abstract
自動車車体外板等の各種工業製品に対して、粒子感が少なく金属感に優れる高い光沢の塗膜を形成する複層塗膜形成方法及び塗装物品を提供する。
【解決手段】
本発明は、基材上に鱗片状光輝性顔料を含んでなるベースコート塗料(A)を塗装して得られた塗膜上に、さらに艶調整剤を含んでなる艶消しクリヤー塗料(B)を塗装して得られた塗膜上に、最上層を形成する塗料としてトップクリヤー塗料を塗装する複層塗膜形成方法及び塗装物品に関するものである。
【選択図】なし
Description
1.基材上に鱗片状光輝性顔料を含んでなるベースコート塗料(A)を塗装して得られた塗膜上に、艶調整剤を塗料中のビヒクル固形分100重量部に対して1〜50重量部含む艶消しクリヤー塗料(B)を塗装し、さらに得られた塗膜上にトップクリヤー塗料(C)を1層もしくは2層以上塗装して複層塗膜を得ることを特徴とする複層塗膜形成方法(以下、「本発明方法1」と略称する。)、
2.基材上にカラーベース塗料(D)を塗装して得られた塗膜上に、鱗片状光輝性顔料を含んでなるベースコート塗料(A)を塗装して得られた塗膜上に、艶調整剤を塗料中のビヒクル固形分100重量部に対して1〜20重量部含む艶消しクリヤー塗料(B)を塗装し、さらに得られた塗膜上にトップクリヤー塗料(C)を1層もしくは2層以上塗装して複層塗膜を得ることを特徴とする複層塗膜形成方法(以下、「本発明方法2」と略称する。)、
3.艶消しクリヤー塗料(B)を塗装し、さらに得られた塗膜上に染料及び/又は着色顔料を含んでなるカラークリヤー塗料(E)を塗装して得られた塗膜上にさらにトップクリヤー塗料(C)を塗装して複層塗膜を得ることを特徴とする1項又は2項記載の複層塗膜形成方法(以下、「本発明方法3」と略称する。)、
4.ベースコート塗料(A)を塗装し、さらに得られた塗膜上に染料及び/又は着色顔料を含んでなるカラークリヤー塗料(E)を塗装して得られた塗膜上にさらに艶消しクリヤー塗料(B)を塗装して複層塗膜を得ることを特徴とする1項又は2項記載の複層塗膜形成方法(以下、「本発明方法4」と略称する。)、
5.得られた複層塗膜の粒子感を表わすHG値が70〜30である1項〜4項のいずれか1項記載の複層塗膜形成方法、
6.得られた複層塗膜の60度鏡面光沢値が80以上である1項〜5項のいずれか1項記載の複層塗膜形成方法、
7.得られた複層塗膜の明度を表わすL*値が60以上である1項〜6項のいずれか1項記載の複層塗膜形成方法、
8.1項〜7項のいずれか1項記載の複層塗膜形成方法で得られた塗装物品
に関する。
基材の調整
脱脂及びりん酸亜鉛処理した鋼板(JISG3141、大きさ400×300×0.8mm)にカチオン電着塗料「エレクロン9400HB」(商品名:関西ペイント株式会社製、エポキシ樹脂ポリアミン系カチオン樹脂に硬化剤としてブロックポリイソシアネ−ト化合物を使用したもの)を硬化塗膜に基づいて膜厚20μmになるように電着塗装し、170℃で20分加熱して架橋硬化させて電着塗膜を得た。
(カラーベース塗料1)
水酸基含有アクリル樹脂(水酸基価100、数平均分子量20000)及びメラミン樹脂からなる樹脂成分100重量部(固形分)あたり、ルチル型ニ酸化チタン顔料を130重量部、カーボンブラック顔料を0.01重量部配合して攪拌混合し、塗装に適正な粘度に希釈して、固形分約25%の有機溶剤型塗料を調整し、カラーベース塗料1を作成した。
水酸基含有アクリル樹脂(水酸基価100、数平均分子量20000)及びメラミン樹脂からなる樹脂成分100重量部(固形分)あたり、ルチル型ニ酸化チタン顔料を100重量部、カーボンブラック顔料を1重量部配合して攪拌混合し、塗装に適正な粘度に希釈して、固形分約25%の有機溶剤型塗料を調整し、カラーベース塗料2を作成した。
水酸基含有アクリル樹脂(水酸基価100、数平均分子量20000)及びメラミン樹脂からなる樹脂成分100重量部(固形分)あたり、アルミニウムフレーク顔料(アルペースト7640NS、商品名、東洋アルミ社製、平均粒径15μm、固形分65重量%)を20固形分重量部配合して攪拌混合し、塗装に適正な粘度に希釈して、固形分約25%の有機溶剤型塗料を調整し、ベースコート塗料1を作成した。
水酸基含有アクリル樹脂(水酸基価100、数平均分子量20000)及びメラミン樹脂からなる樹脂成分100重量部(固形分)あたり、アルミニウムフレーク顔料(アルペースト7640NS、商品名、東洋アルミ社製、平均粒径15μm、固形分65重量%)を10固形分重量部及びカーボンブラック顔料を1重量部配合して攪拌混合し、塗装に適正な粘度に希釈して、固形分約25%の有機溶剤型塗料を調整し、ベースコート塗料2を作成した。
水酸基含有アクリル樹脂(水酸基価100、数平均分子量20000)及びメラミン樹脂からなる樹脂成分100重量部(固形分)あたり、アルミニウムフレーク顔料(アルペースト7640NS、商品名、東洋アルミ社製、平均粒径15μm、固形分65重量%)を7固形分重量部及びカーボンブラック顔料を0.5重量部配合して攪拌混合し、塗装に適正な粘度に希釈して、固形分約25%の有機溶剤型塗料を調整し、ベースコート塗料3を作成した。
水酸基含有アクリル樹脂(水酸基価100、数平均分子量20000)及びメラミン樹脂からなる樹脂成分100重量部(固形分)あたり、オキシ塩化ビスマス顔料(Mealite Radiant Pearl SUQ、商品名、エンゲルハード社製、平均粒径9μm、固形分50重量%)を15固形分重量部、配合して攪拌混合し、塗装に適正な粘度に希釈して、固形分約25%の有機溶剤型塗料を調整し、ベースコート塗料4を作成した。
水酸基含有アクリル樹脂(水酸基価100、数平均分子量20000)及びメラミン樹脂からなる樹脂成分100重量部(固形分)あたり、アルミニウムフレーク顔料(アルペースト7640NS、商品名、東洋アルミ社製、平均粒径15μm、固形分65重量%)を15固形分重量部及び艶調整剤(サイリシア435、商品名、富士シリシア化学社製、含水ニ酸化ケイ素)を5重量部配合して攪拌混合し、塗装に適正な粘度に希釈して、固形分約25%の有機溶剤型塗料を調整し、ベースコート塗料5を作成した。
クリヤー塗料「ル−ガベ−ククリヤ−」(商品名、関西ペイント製、アクリル樹脂・アミノ樹脂系、有機溶剤型)の樹脂成分100重量部(固形分)あたり、艶調整剤(サイリシア435、商品名、富士シリシア化学社製、含水ニ酸化ケイ素)を10重量部、配合して攪拌混合し、塗装に適正な粘度に希釈して、固形分約40%の有機溶剤型塗料を調整し、艶消しクリヤー塗料を作成した。
クリヤー塗料「ル−ガベ−ククリヤ−」(商品名、関西ペイント製、アクリル樹脂・アミノ樹脂系、有機溶剤型)の樹脂成分100重量部(固形分)あたり、黒染料(Neozapon X55、商品名、BASF社製、クロム錯塩系)を0.1固形分重量部、配合して攪拌混合し、塗装に適正な粘度に希釈して、固形分約40%の有機溶剤型塗料を調整し、カラークリヤー塗料を作成した。
以下の手順にて、基材にカラーベース塗料、ベースコート塗料、艶消しクリヤー塗料、カラークリヤー塗料、トップクリヤー塗料を順次塗装して試験板とした。
(1)で作成した中塗り塗板に、(2)で作成したベースコート塗料1をREAガンを用いて、ブ−ス温度20℃、湿度75%の条件で、硬化塗膜として、12μmとなるように塗装した。塗装後、(2)で作成した艶消しクリヤー塗料をミニベル型回転式静電塗装機を用いて、ブ−ス温度20℃、湿度75%の条件で硬化塗膜として、30μmとなるように塗装した。塗装後、室温にて15分間放置し、ついで、これらの未硬化塗面にトップクリヤー塗料「ル−ガベ−ククリヤ−」、(商品名、関西ペイント製、アクリル樹脂・アミノ樹脂系、有機溶剤型)をミニベル型回転式静電塗装機を用いて、ブ−ス温度20℃、湿度75%の条件で硬化塗膜として、25〜35μmとなるように塗装した。塗装後、室温にて15分間放置した後に、熱風循環式乾燥炉内にて、140℃で30分間加熱し、複層塗膜を同時に乾燥硬化せしめて試験板とした。
(1)で作成した中塗り塗板に、(2)で作成したベースコート塗料2をREAガンを用いて、ブ−ス温度20℃、湿度75%の条件で、硬化塗膜として、12μmとなるように塗装した。塗装後、(2)で作成した艶消しクリヤー塗料をミニベル型回転式静電塗装機を用いて、ブ−ス温度20℃、湿度75%の条件で硬化塗膜として、30μmとなるように塗装した。塗装後、室温にて15分間放置し、ついで、これらの未硬化塗面にトップクリヤー塗料「ル−ガベ−ククリヤ−」、(商品名、関西ペイント製、アクリル樹脂・アミノ樹脂系、有機溶剤型)をミニベル型回転式静電塗装機を用いて、ブ−ス温度20℃、湿度75%の条件で硬化塗膜として、30μmとなるように塗装した。塗装後、室温にて15分間放置した後に、熱風循環式乾燥炉内にて、140℃で30分間加熱し、複層塗膜を同時に乾燥硬化せしめて試験板とした。
(1)で作成した中塗り塗板に、(2)で作成したベースコート塗料1をREAガンを用いて、ブ−ス温度20℃、湿度75%の条件で、硬化塗膜として、12μmとなるように塗装した。塗装後、塗装後、室温にて15分間放置し、(2)で作成した艶消しクリヤー塗料をミニベル型回転式静電塗装機を用いて、ブ−ス温度20℃、湿度75%の条件で硬化塗膜として、30μmとなるように塗装した。塗装後、室温にて15分間放置した後に、熱風循環式乾燥炉内にて、140℃で30分間加熱し、加熱硬化せしめた塗膜面に(2)で作成したカラークリヤー塗料をミニベル型回転式静電塗装機を用いて、ブ−ス温度20℃、湿度75%の条件で硬化塗膜として、30μmとなるように塗装した。塗装後、室温にて15分間放置し、ついで、未硬化塗面にトップクリヤー塗料「ル−ガベ−ククリヤ−」、(商品名、関西ペイント製、アクリル樹脂・アミノ樹脂系、有機溶剤型)をミニベル型回転式静電塗装機を用いて、ブ−ス温度20℃、湿度75%の条件で硬化塗膜として、30μmとなるように塗装した。塗装後、室温にて15分間放置した後に、熱風循環式乾燥炉内にて、140℃で30分間加熱し、複層塗膜を同時に乾燥硬化せしめて試験板とした。
(1)で作成した中塗り塗板に、(2)で作成したカラーベース塗料2をREAガンを用いて、ブ−ス温度20℃、湿度75%の条件で、硬化塗膜として、12μmとなるように塗装した。塗装後、室温にて15分間放置し、(2)で作成したベースコート塗料3をREAガンを用いて、ブ−ス温度20℃、湿度75%の条件で、硬化塗膜として、12μmとなるように塗装した。塗装後、室温にて15分間放置し、(2)で作成した艶消しクリヤー塗料をミニベル型回転式静電塗装機を用いて、ブ−ス温度20℃、湿度75%の条件で硬化塗膜として、30μmとなるように塗装した。ついで、塗装後、室温にて15分間放置し、これらの未硬化塗面にトップクリヤー塗料「ル−ガベ−ククリヤ−」、(商品名、関西ペイント製、アクリル樹脂・アミノ樹脂系、有機溶剤型)をミニベル型回転式静電塗装機を用いて、ブ−ス温度20℃、湿度75%の条件で硬化塗膜として、30μmとなるように塗装した。塗装後、室温にて15分間放置した後に、熱風循環式乾燥炉内にて、140℃で30分間加熱し、複層塗膜を同時に乾燥硬化せしめて試験板とした。
(1)で作成した中塗り塗板に、(2)で作成したベースコート塗料1をREAガンを用いて、ブ−ス温度20℃、湿度75%の条件で、硬化塗膜として、12μmとなるように塗装した。塗装後、塗装後、室温にて15分間放置し、(2)で作成したカラークリヤー塗料をミニベル型回転式静電塗装機を用いて、ブ−ス温度20℃、湿度75%の条件で硬化塗膜として、30μmとなるように塗装した。塗装後、室温にて15分間放置した後に、熱風循環式乾燥炉内にて、140℃で30分間加熱し、加熱硬化せしめた塗膜面に塗装後、(2)で作成した艶消しクリヤー塗料をミニベル型回転式静電塗装機を用いて、ブ−ス温度20℃、湿度75%の条件で硬化塗膜として、30μmとなるように塗装した。室温にて15分間放置し、ついで、未硬化塗面にトップクリヤー塗料「ル−ガベ−ククリヤ−」、(商品名、関西ペイント製、アクリル樹脂・アミノ樹脂系、有機溶剤型)をミニベル型回転式静電塗装機を用いて、ブ−ス温度20℃、湿度75%の条件で硬化塗膜として、30μmとなるように塗装した。塗装後、室温にて15分間放置した後に、熱風循環式乾燥炉内にて、140℃で30分間加熱し、複層塗膜を同時に乾燥硬化せしめて試験板とした。
(1)で作成した中塗り塗板に、(2)で作成したベースコート塗料1をREAガンを用いて、ブ−ス温度20℃、湿度75%の条件で、硬化塗膜として、12μmとなるように塗装した。塗装後、室温にて15分間放置し、ついで、これらの未硬化塗面にトップクリヤー塗料「ル−ガベ−ククリヤ−」、(商品名、関西ペイント製、アクリル樹脂・アミノ樹脂系、有機溶剤型)をミニベル型回転式静電塗装機を用いて、ブ−ス温度20℃、湿度75%の条件で硬化塗膜として、30μmとなるように塗装した。塗装後、室温にて15分間放置した後に、熱風循環式乾燥炉内にて、140℃で30分間加熱し、複層塗膜を同時に乾燥硬化せしめて試験板とした。
(1)で作成した中塗り塗板に、(2)で作成したカラーベース塗料をREAガンを用いて、ブ−ス温度20℃、湿度75%の条件で、硬化塗膜として、7〜15μmとなるように塗装した。塗装後、室温にて15分間放置し、(2)で作成したベースコート塗料4をREAガンを用いて、ブ−ス温度20℃、湿度75%の条件で、硬化塗膜として、12μmとなるように塗装した。塗装後、室温にて15分間放置し、ついで、これらの未硬化塗面にトップクリヤー塗料「ル−ガベ−ククリヤ−」、(商品名、関西ペイント製、アクリル樹脂・アミノ樹脂系、有機溶剤型)をミニベル型回転式静電塗装機を用いて、ブ−ス温度20℃、湿度75%の条件で硬化塗膜として、30μmとなるように塗装した。塗装後、室温にて15分間放置した後に、熱風循環式乾燥炉内にて、140℃で30分間加熱し、複層塗膜を同時に乾燥硬化せしめて試験板とした。
(1)で作成した中塗り塗板に、(2)で作成したベースコート塗料5をREAガンを用いて、ブ−ス温度20℃、湿度75%の条件で、硬化塗膜として、18μmとなるように塗装した。塗装後、室温にて15分間放置した後に、熱風循環式乾燥炉内にて、140℃で30分間加熱し、乾燥硬化せしめて試験板とした。
(4)評価試験
実施例及び比較例で得られた試験板について、目視による金属感の評価、目視による粒子感の評価、粒子感を表わすHG値の測定、60度鏡面光沢値の測定、L*値の測定を行なった。表1にその結果を示した。
昼間に直射日光が当たらない屋外にて、塗膜を真正面(ハイライト部)及び斜め(フェース〜シェード部)から観察して、金属感を下記の3段階に評価した。
3:優れた金属感を示す
2:やや金属感を示す
1:金属感が感じられない
(目視による粒子感の評価)
昼間に直射日光が当たらない屋外にて、塗膜を真正面(ハイライト部)及び斜め(フェース〜シェード部)から観察して、粒子感を下記の3段階に評価した。
3:粒子感が少ない
2:粒子感がやや多い
1:粒子感が多い
(HG値の測定)
ミクロ光輝感測定装置を使用して、ミクロ光輝感の一つで、ハイライト(塗膜を入射光に対して正反射近傍から観察)側の粒子感を表わすパラメータであるHG値を測定した。測定方法は、“塗料の研究”(関西ペイント技報)、No.138、2002年8月:p.8−p.24記載の方法に準じた。
Micro−Tri−Gloss(商品名、BYKガードナー社製、光沢計)を使用して、60度鏡面光沢値を測定した。
MA−68(商品名、X−Lite社製、多角度分光光度計)を使用して、明度L*値を測定した。測定は、入射光の正反射光に対する25度の角度にて受光して行なった。
Claims (8)
- 基材上に鱗片状光輝性顔料を含んでなるベースコート塗料(A)を塗装して得られた塗膜上に、艶調整剤を塗料中のビヒクル固形分100重量部に対して1〜50重量部含む艶消しクリヤー塗料(B)を塗装し、さらに得られた塗膜上にトップクリヤー塗料(C)を塗装して複層塗膜を得ることを特徴とする複層塗膜形成方法。
- 基材上にカラーベース塗料(D)を塗装して得られた塗膜上に、鱗片状光輝性顔料を含んでなるベースコート塗料(A)を塗装して得られた塗膜上に、艶調整剤を塗料中のビヒクル固形分100重量部に対して1〜20重量部含む艶消しクリヤー塗料(B)を塗装し、さらに得られた塗膜上にトップクリヤー塗料(C)を塗装して複層塗膜を得ることを特徴とする複層塗膜形成方法。
- 艶消しクリヤー塗料(B)を塗装し、さらに得られた塗膜上に染料及び/又は着色顔料を含んでなるカラークリヤー塗料(E)を塗装して得られた塗膜上にさらにトップクリヤー塗料(C)を塗装して複層塗膜を得ることを特徴とする請求項1又は2記載の複層塗膜形成方法。
- ベースコート塗料(A)を塗装し、さらに得られた塗膜上に染料及び/又は着色顔料を含んでなるカラークリヤー塗料(E)を塗装して得られた塗膜上にさらに艶消しクリヤー塗料(B)を塗装して複層塗膜を得ることを特徴とする請求項1又は2記載の複層塗膜形成方法。
- 得られた複層塗膜の粒子感を表わすHG値が70〜30である請求項1〜4のいずれか1項記載の複層塗膜形成方法。
- 得られた複層塗膜の60度鏡面光沢値が80以上である請求項1〜5のいずれか1項記載の複層塗膜形成方法。
- 得られた複層塗膜のハイライトの明度を表わすL*値が60以上である請求項1〜6のいずれか1項記載の複層塗膜形成方法。
- 請求項1〜7のいずれか1項記載の複層塗膜形成方法で得られた塗装物品。
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