JP2006087535A - 内視鏡 - Google Patents
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Abstract
【課題】処置具挿通チャンネルが処置具の先端等により内面側から次第に削り取られても、穿孔による水漏れ故障の発生を事前に容易に防止することができる内視鏡を提供すること。
【解決手段】処置具を挿脱するための処置具挿通チャンネル10が挿入部1,2,3内に全長にわたって挿通配置された内視鏡において、処置具挿通チャンネル10を外層チューブ11と内層チューブ12の二重チューブ構造に形成して、内層チューブ12のみを外層チューブ11から引き抜いて交換することができるようにした。
【選択図】 図1
【解決手段】処置具を挿脱するための処置具挿通チャンネル10が挿入部1,2,3内に全長にわたって挿通配置された内視鏡において、処置具挿通チャンネル10を外層チューブ11と内層チューブ12の二重チューブ構造に形成して、内層チューブ12のみを外層チューブ11から引き抜いて交換することができるようにした。
【選択図】 図1
Description
この発明は内視鏡に関する。
内視鏡には一般に、処置具を挿脱するための処置具挿通チャンネルが挿入部内に全長にわたって挿通配置されており、挿入部の先端付近に形成されている湾曲部が遠隔操作によって屈曲すると、処置具挿通チャンネルもその内部において小さな曲率半径で曲げられることになる。
そして、そのような状態で処置具が処置具挿通チャンネル内に挿脱されると、処置具挿通チャンネルが処置具の先端等により内面側から次第に削り取られ、それが繰り返されているうちに処置具挿通チャンネルが穿孔して水漏れ故障が発生する場合がある。
そこでその対策として従来は、処置具挿通チャンネルを、滑りのよい材料からなる内層チューブと、機械的強度のすぐれた材料からなる外層チューブの二層構造に形成していた(例えば、特許文献1)。
特開平5−91973
しかし、処置具挿通チャンネルが単に二層構造になっていても、使用が繰り返されるにしたがって内面部分から次第に削り取られて穿孔することは、程度の差があっても完全に防止することはできず、処置具挿通チャンネルが穿孔すれば必ず水漏れ故障が発生して、全分解を伴う重修理が必要になってしまうことになる。
そこで本発明は、処置具挿通チャンネルが処置具の先端等により内面側から次第に削り取られても、穿孔による水漏れ故障の発生を事前に容易に防止することができる内視鏡を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡は、処置具を挿脱するための処置具挿通チャンネルが挿入部内に全長にわたって挿通配置された内視鏡において、処置具挿通チャンネルを外層チューブと内層チューブの二重チューブ構造に形成して、内層チューブのみを外層チューブから引き抜いて交換することができるようにしたものである。
なお、外層チューブは両端において内視鏡の構造部材に固定されているとよい。
また、内層チューブが外層チューブの先端側から引き抜いて交換することができるように配置され、内層チューブの先端部分を挿入部の先端部分に係止するための係止部材が内層チューブの先端部分に設けられているとよく、その場合、係止部材が弾力性のある材料により形成されていて、挿入部の先端部分に対して潰された状態に弾性変形して係止されるようにしてもよい。
また、内層チューブが外層チューブの先端側から引き抜いて交換することができるように配置され、内層チューブの先端部分を挿入部の先端部分に係止するための係止部材が内層チューブの先端部分に設けられているとよく、その場合、係止部材が弾力性のある材料により形成されていて、挿入部の先端部分に対して潰された状態に弾性変形して係止されるようにしてもよい。
また、挿入部の先端付近には挿入部の基端側からの遠隔操作によって屈曲する湾曲部が形成されていて、内層チューブが少なくとも湾曲部内を全長にわたって通過する状態に配置されていてもよい。
本発明によれば、処置具挿通チャンネルを外層チューブと内層チューブの二重チューブ構造に形成して、内層チューブのみを外層チューブから引き抜いて交換することができるようにしたので、処置具挿通チャンネルが処置具の先端等により内面側から次第に削り取られても、内層チューブのみを予め交換することによって、穿孔による水漏れ故障の発生を事前に容易に防止することができる。
処置具を挿脱するための処置具挿通チャンネルが挿入部内に全長にわたって挿通配置された内視鏡において、処置具挿通チャンネルを外層チューブと内層チューブの二重チューブ構造に形成して、内層チューブのみを外層チューブから引き抜いて交換することができるようにする。
図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図3は内視鏡の全体構成を示しており、生体内に挿入される挿入部は、外力によって自由に屈曲する可撓管部1と、その可撓管部1の先端に連結された湾曲部2と、さらにその先端に連結された先端部本体3によって構成されている。
図3は内視鏡の全体構成を示しており、生体内に挿入される挿入部は、外力によって自由に屈曲する可撓管部1と、その可撓管部1の先端に連結された湾曲部2と、さらにその先端に連結された先端部本体3によって構成されている。
可撓管部1の基端に下端が連結された操作部4には、湾曲部2を遠隔操作によって二点鎖線で例示されるように所望の方向に所望の角度だけ屈曲させる操作を行うための湾曲操作ノブ5や、その他の各種の操作部材が配置されている。
挿入部1,2,3内には、図示されていない処置具を挿脱するための処置具挿通チャンネル10が全長にわたって挿通配置されていて、その処置具挿入口10aが操作部4の下端部付近に配置され、処置具突出口10bは先端部本体3の先端面に配置されている。
処置具挿通チャンネル10は、後述するように、一部又は全部が外層チューブ11と内層チューブ12との二重チューブ構造に構成されている。この実施例においては、図3に『二重領域』と示されている範囲(挿入部1,2,3の最先端部分から基端付近までの範囲)が二重チューブ構造の部分である。
外層チューブ11は、先端が先端部本体3に固定されていて、基端は、操作部4に固定的に配置された処置具ガイドパイプ6に締め環7等で固定されている。そのような外層チューブ11の両端の固定部は、いずれもシールが完全に行われた状態になっていて、外層チューブ11内の水分等が挿入部1,2,3内や操作部4内に漏れ出さないようになっている。
図2は、挿入部1,2,3の先端部分を示しており、先端部本体3の先端面には、処置具突出口10bと並んで観察窓20等や図示されていない照明窓等が配置され、観察窓20の奥には対物光学系21による被写体の投影位置に固体撮像素子22の撮像面が配置されている。23は、挿入部1,2,3内に挿通配置されている信号ケーブルである。
外層チューブ11は、例えばポリエチレン樹脂チューブやフッ素樹脂チューブ或いはシリコンゴムチューブ等のような可撓性チューブにより形成されていて、先端部本体3に後端側から形成されたチャンネル固定孔3aに嵌め込まれてそこに接着固定されている。
外層チューブ11の、少なくとも湾曲部2内に位置する部分の外周面には螺旋溝が形成されていて、例えばステンレス鋼線等からなる座屈防止用のコイルスプリング11aがその螺旋溝に沿って嵌め込まれている。
内層チューブ12は、例えばフッ素樹脂チューブ等のように滑りのよい材料によって形成されていて、外面が、外層チューブ11に対して軸線方向にスライド自在な状態で外層チューブ11の内面に接する太さに形成されている。
図2に図示されていない内層チューブ12の後端部分は自由端であり、この実施例では前述のように可撓管部1の基部付近に位置している。ただし、内層チューブ12の後端部分は少なくとも湾曲部2より後方(即ち、操作部4寄りの位置)にあればよく、処置具挿通チャンネル10の後端部分まで達していてもよい。
内層チューブ12の先端には、内層チューブ12と同程度の内径寸法でゴム材等のように弾力性のある材料により形成された環状の係止部材13が固着され、その係止部材13は、先端部本体3の先端面に凹んで形成されている突出口開口部3b内に、弾性変形して押し潰された状態できつく嵌め込まれている。
したがって、通常の状態では先端部本体3の突出口開口部3b内に係止部材13が係止され、その結果、内層チューブ12が外層チューブ11内で移動しない状態になっていて、図示されていない処置具を挿脱することができる。
そして、内視鏡の使用が一定回数に達したり、或いは処置具挿通チャンネル10の内面を傷め易い処置具を使用した場合等には、係止部材13に前方から強い引き出し力を加えて先端部本体3の突出口開口部3bから係止部材13を取り外すことにより、図1に示されるように、内層チューブ12を外層チューブ11内から引き出して、外層チューブ11まで損傷が及ばないうちに内層チューブ12を容易に新品に交換し、処置具挿通チャンネル10の穿孔を未然に防止することができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、例えば係止部材13は、先端部本体3に対して螺合するもの等のように、弾性変形して先端部本体3に係止されるもの以外のものであってもよい。
1 可撓管部(挿入部)
2 湾曲部(挿入部)
3 先端部本体(挿入部)
3b 突出口開口部
4 操作部
10 処置具挿通チャンネル
11 外層チューブ
12 内層チューブ
13 係止部材
2 湾曲部(挿入部)
3 先端部本体(挿入部)
3b 突出口開口部
4 操作部
10 処置具挿通チャンネル
11 外層チューブ
12 内層チューブ
13 係止部材
Claims (5)
- 処置具を挿脱するための処置具挿通チャンネルが挿入部内に全長にわたって挿通配置された内視鏡において、
上記処置具挿通チャンネルを外層チューブと内層チューブの二重チューブ構造に形成して、上記内層チューブのみを上記外層チューブから引き抜いて交換することができるようにしたことを特徴とする内視鏡。 - 上記外層チューブが両端において上記内視鏡の構造部材に固定されている請求項1記載の内視鏡。
- 上記内層チューブが上記外層チューブの先端側から引き抜いて交換することができるように配置され、上記内層チューブの先端部分を上記挿入部の先端部分に係止するための係止部材が上記内層チューブの先端部分に設けられている請求項1記載の内視鏡。
- 上記係止部材が弾力性のある材料により形成されていて、上記挿入部の先端部分に対して潰された状態に弾性変形して係止される請求項3記載の内視鏡。
- 上記挿入部の先端付近には上記挿入部の基端側からの遠隔操作によって屈曲する湾曲部が形成されていて、上記内層チューブが少なくとも上記湾曲部内を全長にわたって通過する状態に配置されている請求項1ないし4のいずれかの項に記載の内視鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004274359A JP2006087535A (ja) | 2004-09-22 | 2004-09-22 | 内視鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006087535A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20140206938A1 (en) * | 2013-01-22 | 2014-07-24 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Endoscope device |
CN111265179A (zh) * | 2020-02-26 | 2020-06-12 | 上海澳华光电内窥镜有限公司 | 一种处置器具行进辅助工具及内窥镜系统 |
JP2020096727A (ja) * | 2018-12-18 | 2020-06-25 | 富士フイルム株式会社 | 内視鏡、内視鏡装置、処置具挿通路の破損検知方法、及び処置具挿通路の破損検知プログラム |
-
2004
- 2004-09-22 JP JP2004274359A patent/JP2006087535A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7110083B2 (ja) | 2018-12-18 | 2022-08-01 | 富士フイルム株式会社 | 内視鏡、処置具挿通路の破損検出方法、及び処置具挿通路の破損検出プログラム |
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