JP7110083B2 - 内視鏡、処置具挿通路の破損検出方法、及び処置具挿通路の破損検出プログラム - Google Patents

内視鏡、処置具挿通路の破損検出方法、及び処置具挿通路の破損検出プログラム Download PDF

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Description

本発明は、内視鏡、内視鏡装置、処置具挿通路の破損検知方法、及び処置具挿通路の破損検知プログラムに関する。
内視鏡には一般に、処置具を挿脱するための処置具挿通チャンネルが挿入部内に全長にわたって挿通配置されている。挿入部が曲げられた状態になると、処置具挿通チャンネルもその内部において曲げられることになる。そして、そのような状態で処置具が処置具挿通チャンネル内に挿脱されると、処置具挿通チャンネルが処置具の先端等により内面側から次第に削り取られ、それが繰り返されているうちに処置具挿通チャンネルが穿孔して、内視鏡の挿入部内部の水密性が低下する場合がある。
そこで、特許文献1では、処置具挿通チャンネルを外層チューブと内層チューブの二重チューブ構造にすることで、処置具挿通チャンネルの強度を高めている。
特開2006-087535号公報
しかし、特許文献1に記載されているように、処置具挿通チャンネルが二層構造になっていても、使用が繰り返されるにしたがって、処置具挿通チャンネルが内面部分から次第に削り取られて破損するのを完全に防ぐことはできない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、処置具挿通路の破損を検知することのできる内視鏡処置具挿通路の破損検出方法、及び処置具挿通路の破損検出プログラムを提供することを目的とする。
本発明の内視鏡は、軟性の筒状部材により構成された処置具挿通路を有する内視鏡であって、上記筒状部材と一体的に形成され、上記筒状部材の周方向且つ長手方向に渡って配置された線状の導電部材と、上記導電部材の導電状態を検出して上記筒状部材の破損を検知する破損検知部と、を備えるものである。
本発明の処置具挿通路の破損検出方法は、軟性の筒状部材により構成された処置具挿通路を有する内視鏡に設けられた、上記筒状部材と一体的に形成され、上記筒状部材の周方向且つ長手方向に渡って配置された線状の導電部材、の導電状態を検出して上記筒状部材の破損を検知するものである。
本発明の処置具挿通路の破損検出プログラムは、軟性の筒状部材により構成された処置具挿通路を有する内視鏡に設けられた、上記筒状部材と一体的に形成され、上記筒状部材の周方向且つ長手方向に渡って配置された線状の導電部材、の導電状態を検出して上記筒状部材の破損を検知するステップをコンピュータに実行させるためのものである。
本発明によれば、処置具挿通路の破損を検知することのできる内視鏡処置具挿通路の破損検出方法、及び処置具挿通路の破損検出プログラムを提供することができる。
本発明の内視鏡システムの一実施形態である内視鏡装置100の概略構成を示す図である。 図1に示す内視鏡装置100の内部構成を示す模式図である。 図1に示す内視鏡1の挿入部10及び操作部11の内部に設けられた処置具挿通路14の構成を示す断面模式図である。 図2に示す内視鏡1におけるスコープ制御部26の機能ブロックを示す図である。 図3に示す導電部材17の変形例を示す模式図である。 図3に示す導電部材17の別の変形例を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の内視鏡装置の一実施形態である内視鏡装置100の概略構成を示す図である。図1に示すように、内視鏡装置100は、内視鏡1と、この内視鏡1が接続されるプロセッサ装置4及び光源装置5からなる本体部2と、を備える。
プロセッサ装置4には、撮像画像等を表示する表示部7と、プロセッサ装置4に対して各種情報を入力するためのインタフェースである入力部6と、が接続されている。プロセッサ装置4は、内視鏡1、光源装置5、及び表示部7を制御する。
内視鏡1は、一方向に延びる管状部材であって観察対象物としての体腔内に挿入される挿入部10と、挿入部10の基端部に連設された観察モード切替操作、撮影記録操作、鉗子操作、送気送水操作、吸引操作、及び電気メス操作等を行うための操作部材が設けられた操作部11と、操作部11に隣接して設けられたアングルノブ12と、内視鏡1を光源装置5とプロセッサ装置4にそれぞれ着脱自在に接続するコネクタ部13A,13Bを含むユニバーサルコード13と、を備える。
なお、図1では省略されているが、操作部11及び挿入部10の内部には、細胞又はポリープ等の生体組織を採取するための採取器具である生検鉗子又は電気メス等の処置具を挿通するための処置具挿通路14(図3参照)が設けられる。
挿入部10は、可撓性を有する軟性部10Aと、軟性部10Aの先端に設けられた湾曲部10Bと、湾曲部10Bの先端に設けられた硬質の先端部10Cとから構成される。先端部10Cは、軟性部10A及び湾曲部10Bよりも硬い部分である。
湾曲部10Bは、アングルノブ12の回動操作により湾曲自在に構成されている。この湾曲部10Bは、内視鏡1が使用される被検体の部位等に応じて、任意の方向及び任意の角度に湾曲でき、先端部10Cを所望の方向に向けることができる。
図2は、図1に示す内視鏡装置100の内部構成を示す模式図である。
光源装置5は、光源制御部51と、光源部52と、を備える。
光源部52は、観察部位を照明するための照明光を発生させるものである。光源部52から射出された照明光は、ユニバーサルコード13に内蔵されたライトガイド20に入射し、挿入部10の先端部10Cに設けられた照明用レンズ20aを通って観察部位に照射される。
光源部52としては、白色光を出射する白色光源、又は、白色光源とその他の色の光を出射する光源(例えば青色光を出射する青色光源)を含む複数の光源等が用いられる。本願明細書における光源に用いられる発光素子は、例えば、LD(Laser Diode)又はLED(Light Emitting Diode)等である。
光源制御部51は、プログラムを実行して処理を行う各種のプロセッサにより構成されており、プロセッサ装置4のシステム制御部44と接続されている。光源制御部51は、システム制御部44からの指令に基づいて光源部52を制御する。
内視鏡1の先端部10Cには、対物レンズ21及びレンズ群22を含む撮像光学系と、この撮像光学系を通して被写体を撮像する撮像素子23と、光源部52から射出された照明光を照明用レンズ20aに導くためのライトガイド20と、が設けられている。
ライトガイド20は、先端部10Cからユニバーサルコード13のコネクタ部13Aまで延びている。ユニバーサルコード13のコネクタ部13Aが光源装置5に接続された状態で、光源装置5の光源部52から射出される照明光がライトガイド20に供給可能な状態となる。ライトガイド20は、具体的には、複数本の可撓性を持つ光ファイバ(例えばプラスチック製の光ファイバ)が束ねられた状態で被覆部材によって被覆された光ファイババンドルであり、光源部52から射出される照明光を、先端部10Cまで伝送する。
撮像素子23は、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等が用いられる。
撮像素子23は、複数の画素が二次元状に配置された受光面を有し、上記の撮像光学系によってこの受光面に結像された光学像を各画素において電気信号(撮像信号)に変換して出力する。撮像素子23は、例えば原色又は補色等のカラーフィルタを搭載するものが用いられる。
なお、光源部52として、白色光源から射出される白色光を複数色のカラーフィルタによって時分割で分光して照明光を生成するものを用いる場合には、撮像素子23はカラーフィルタを搭載していないものを用いてもよい。
プロセッサ装置4は、信号処理部42と、表示制御部43と、システム制御部44と、を備える。
信号処理部42は、撮像素子23から伝送されてきた信号を受信して処理することで、撮像画像データを生成する。信号処理部42によって生成された撮像画像データは、図示省略のハードディスク又はフラッシュメモリ等の記録媒体に記録される。
表示制御部43は、信号処理部42によって生成された撮像画像データに基づく撮像画像を表示部7に表示させる。
システム制御部44は、プロセッサ装置4の各部を制御すると共に、内視鏡1のスコープ制御部26と光源装置5の光源制御部51とに指令を送り、内視鏡装置100の全体を統括制御する。システム制御部44は、スコープ制御部26を介して撮像素子23の制御を行い、光源制御部51を介して光源部52の制御を行う。
システム制御部44は、プログラムを実行して処理を行う各種のプロセッサと、RAM(Ramdom Access Memory)と、ROM(Read Only Memory)を含む。
本明細書における各種のプロセッサとしては、プログラムを実行して各種処理を行う汎用的なプロセッサであるCPU(Central Prosessing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device:PLD)、又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が含まれる。これら各種のプロセッサの構造は、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路である。
システム制御部44は、各種のプロセッサのうちの1つで構成されてもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGAの組み合わせ又はCPUとFPGAの組み合わせ)で構成されてもよい。
ユニバーサルコード13のコネクタ部13Bの内部には、スコープ制御部26が設けられている。スコープ制御部26は、プログラムを実行して処理を行う上述した各種のプロセッサにより構成される。
スコープ制御部26は、コネクタ部13B内部の配線によってプロセッサ装置4のシステム制御部44と接続されている。スコープ制御部26は、システム制御部44からの指令に基づいて、撮像素子23を制御する。
図3は、図1に示す内視鏡1の挿入部10及び操作部11の内部に設けられた処置具挿通路14の構成を示す断面模式図である。処置具挿通路14は、鉗子又は電気メス等の処置具を操作部11に設けられた処置具挿入口11aから、先端部10Cの先端面に設けられた処置具突出口10Dまで挿通させるための通路である。
処置具挿通路14は、筒状の内周部材15と、内周部材15の外周に配置された筒状の外周部材16とにより構成されている。より具体的には、内周部材15の外径と外周部材16の内径は略同じであり、内周部材15は、外周部材16の内周部に挿嵌された構成となっている。内周部材15と外周部材16は、樹脂又はゴム等の軟性の部材によって構成されている。このように、処置具挿通路14は、内周部材15と外周部材16からなる軟性の筒状部材によって構成されている。
処置具挿通路14は、先端部10Cに設けられた処置具突出口10Dから、操作部11に設けられた処置具挿入口11aまで延設されている。操作部11の処置具挿入口11aは、操作部11における挿入部10の長手方向に対して交差する方向に突出した部分に設けられている。処置具挿通路14は、挿入部10の長手方向に延びる直線部P1と、直線部P1の内視鏡1の基端側端部から処置具挿入口11aの方向に屈曲して延びる屈曲部P2とにより構成されている。
処置具挿通路14の直線部P1には、処置具挿通路14の周方向且つ長手方向に渡って配置された線状の導電部材17が、この直線部P1と一体的に形成されている。導電部材17は、導電性を有する1本の導線、換言すると1つの線状の導体である。導電部材17は、例えば、ニクロム線又はタングステン線等の固有抵抗の大きい1本の導線が用いられる。
導電部材17は、具体的には、直線部P1における内周部材15の外周面に巻回されている。導電部材17は、内周部材15の外表面に接着等によって固着されている。なお、導電部材17は、内周部材15の外周面ではなく、内周部材15に埋め込まれていてもよい。或いは、導電部材17は、外周部材16の内周面に固着されていてもよいし、外周部材16に埋め込まれていてもよい。導電部材17は、直線部P1の全体に満遍なく配置されるよう巻回されている。
導電部材17を構成する導線の一端17aと他端17bは、それぞれ、内視鏡1の基端側に引き出されており、ユニバーサルコード13内を通って、スコープ制御部26に接続されている。なお、導電部材17を構成する導線は、絶縁部材によって被覆されていることが好ましい。スコープ制御部26には、導電部材17の一端17aと他端17b間に電圧を印加する通電部と、この一端17aと他端17b間の電圧を測定する電圧測定部と、が設けられる。
導電部材17は、処置具挿通路14の直線部P1において、周方向及び長手方向に渡って形成されている。このため、この直線部P1における内周部材15が処置具によって破れた場合には、この直線部P1に一体的に形成されている導電部材17も、この破れた箇所において断線することになる。つまり、導電部材17に断線が生じているか否かを調べることで、処置具挿通路14に破損が生じているか否かを判断することができる。
図4は、図2に示す内視鏡1におけるスコープ制御部26の機能ブロックを示す図である。
スコープ制御部26のプロセッサは、スコープ制御部26に内蔵されるROMに格納されたプログラム(破損検知プログラムを含むプログラム)を実行することにより、破損検知部26A及び報知制御部26Bとして機能する。
破損検知部26Aは、上記の通電部から導電部材17に通電を行った状態にて、上記の電圧測定部により測定された電圧の情報を取得する。破損検知部26Aは、この電圧が予め決められた閾値以上の場合には、導電部材17には断線が生じていない、すなわち、処置具挿通路14は破損していないと判断する。破損検知部26Aは、この電圧が上記閾値未満の場合には、導電部材17には断線が生じている、すなわち、処置具挿通路14は破損していると判断する。この電圧の情報は、導電部材17の導電状態を示す情報となる。
報知制御部26Bは、破損検知部26Aによって処置具挿通路14が破損していると判定された場合には報知処理を行う。報知制御部26Bは、例えば、システム制御部44を介して、例えば予め決められたメッセージ(処置具挿通路14の破損が生じていること、又は、内視鏡1の検査の必要性があること等を示す警告メッセージ等)を表示部7に表示させる報知処理を行う。報知制御部26Bは、表示部7にメッセージを表示させる代わりに、内視鏡装置100に設けられる図示しないスピーカから上記メッセージを出力させてもよい。或いは、報知制御部26Bは、プロセッサ装置4と接続された外部の電子機器に上記メッセージを送信させることで、修理の必要性を内視鏡装置100の管理者に報知させてもよい。
以上のように構成された内視鏡装置100における処置具挿通路14の破損検知動作を説明する。
内視鏡1のコネクタ部13A,13Bが本体部2に接続され、内視鏡1に通電がなされると、破損検知部26Aが上記の通電部から導電部材17に電圧を印加させる。この状態にて、破損検知部26Aは、上記の電圧測定部から電圧の情報を取得し、その情報に基づいて、処置具挿通路14の破損の有無を判定する。処置具挿通路14の破損があったと判定された場合には、報知制御部26Bによって報知処理が行われる。一方、処置具挿通路14の破損がないと判定された場合には、報知処理は行われない。
また、報知処理が行われず、その後に、内視鏡1を用いた検査が開始された場合には、破損検知部26Aは、導電部材17への通電、電圧の情報の取得、及び取得した情報に基づく破損の検知の処理を定期的に行い、処置具挿通路14に破損があったと判定された場合には、報知処理を行う。
以上のように、内視鏡装置100によれば、処置具挿通路14に破損が生じている場合には、内視鏡1を本体部2に接続し、内視鏡1を体腔内に挿入する前の段階にて、その旨が使用者等に報知される。このため、内視鏡1を体腔内に挿入してから、検査を中断して内視鏡1を別のものに交換する等の事態が生じるのを防ぐことができる。したがって、被検査者と検査者の双方にとっての負担を減らすことができ、効率的な検査が可能になる。また、破損が生じている状態にて内視鏡1が体腔内で使用されるのを防ぐことができ、安全性を高めることができる。
検査開始前に処置具挿通路14の破損が検知されなかった場合でも、検査中に、処置具挿通路14が破損する可能性はある。内視鏡装置100によれば、検査開始後も破損検知が定期的に行われることで、検査中であっても、処置具挿通路14の破損の可能性を使用者に知らせることができ、検査精度が低下する事態を防ぐことができる。また、安全性を高めることができる。
また、内視鏡1では、処置具挿通路14が内周部材15と外周部材16により構成されている。このため、内周部材15が破れた段階でも、外周部材16によって、処置具挿通路14の内周部と外部との連通を防ぐことが可能である。内視鏡1では、内周部材15と外周部材16の間に導電部材17が設けられているため、内周部材15のみが破損した段階でこれを検知することができる。検査中に処置具挿通路14が完全に破損したり、処置具挿通路14が完全に破損した状態で内視鏡1の洗浄が行われたりすると、内視鏡1内部の電気部品が損傷する可能性がある。内視鏡装置100によれば、処置具挿通路14が完全に破損する前の時点で修理対応が可能となる。このため、処置具挿通路14以外の部品の損傷を防いで、修理期間の短縮、修理コストの低減を図ることができる。
また、内視鏡1では、処置具挿通路14の内周面と外周面との間に導電部材17が配置されており、導電部材17が処置具挿通路14の外部に露出しない構成となっている。このため、処置具挿通路14の周囲にある部材に導電部材17が接触するのを防ぐことができる。したがって、処置具挿通路14の破損以外の要因で導電部材17が断線する可能性を減らすことができ、処置具挿通路14の破損の検知精度を高めることができる。
また、内視鏡装置100によれば、内視鏡1だけで、処置具挿通路14の破損を検知することができる。このため、プロセッサ装置4及び光源装置5の改良が不要となり、内視鏡装置100の製造コストを下げることができる。また、既存の内視鏡装置に対しても内視鏡1を交換するのみで機能の追加が可能となり、汎用性を高めることができる。
なお、処置具挿通路14は、内周部材15と外周部材16の2層構造とされているが、これに限らず、1つの筒状部材によって構成されてもよい。この場合には、例えば、この筒状部材の内周面と外周面との間(換言すると筒状部材の内部)に、導電部材17を埋め込んで配置した構成とすればよい。
また、導電部材17は、処置具挿通路14の内周面と外周面との間に配置される構成に限らず、処置具挿通路14の外周面(図3の例であれば外周部材16の外周面)に固着される構成としてもよい。この構成によれば、内視鏡1の製造コストを下げることができる。
また、導電部材17は、処置具挿通路14の直線部P1の全体に渡って設けられているが、これに限らない。処置具挿通路14において、処置具が内壁を破損させる可能性が特に高い部分は、処置具挿通路14が様々な方向に湾曲し得る湾曲部10B及び軟性部10Aの内部の部分である。したがって、導電部材17は、湾曲部10Bと軟性部10Aの内部に少なくとも設けられていればよい。
また、処置具挿通路14の直線部P1における屈曲部P2に隣接する部分は、処置具挿入口11aから処置具を挿入したときに、内壁に処置具が強く当たる可能性が高い部分である。このため、湾曲部10Bと軟性部10Aの内部に加えて、この部分にも導電部材17を設けておくことが好ましい。
図5は、図3に示す導電部材17の変形例を示す模式図である。図5に示す導電部材17は、直線部P1において長手方向に一定の密度にて配置されるのではなく、長手方向において非一定の密度にて配置されている点が図3とは異なる。
処置具挿通路14の直線部P1のうち先端部10Cよりも内視鏡1の基端側にある部分は、屈曲部P2に隣接する第一部分14Aと、操作部11と先端部10Cの間の湾曲部10B及び軟性部10A内に配置された第二部分14Bと、第一部分14Aと第二部分14Bの間の第三部分14Cとに分けられる。
図5に示す導電部材17は、第一部分14Aと第二部分14Bの各々における長手方向への配置密度が、第三部分14Cにおける長手方向への配置密度よりも大きくなっている。なお、図5の例では、先端部10Cにおける導電部材17の長手方向への配置密度は、第三部分14Cにおける長手方向への配置密度より大きくなっているが、第三部分14Cと同等の配置密度とされてもよい。
図5に示す導電部材17の構成によれば、処置具挿通路14が破損する可能性の高い第一部分14A及び第二部分14Bにおいて導電部材17が密に配置される。このため、これらの部分における破損の検知感度を高めることができる。
図6は、図3に示す導電部材17の別の変形例を示す模式図である。図6に示す導電部材17は、単一の導線ではなく、互いに電気的に非接続の複数(図6の例では3つ)の導線31、32、33によって構成されている点が、図3に示す導電部材17と異なる。
導線31は、1つの線状の導体であり、直線部P1のうちの操作部11内の領域における内周部材15の外周面に、処置具挿通路14の周方向及び長手方向に渡って巻回されている。導線31の一端31a及び他端31bは、内視鏡1の基端側に引き出されて、上述した通電部と電圧測定部に接続される。
導線32は、1つの線状の導体であり、直線部P1のうちの湾曲部10B及び軟性部10A内の領域における内周部材15の外周面に、処置具挿通路14の周方向及び長手方向に渡って巻回されている。導線32の一端32a及び他端32bは、内視鏡1の基端側に引き出されて、上述した通電部と電圧測定部に接続される。
導線33は、1つの線状の導体であり、直線部P1のうちの先端部10C内の領域における内周部材15の外周面に、処置具挿通路14の周方向及び長手方向に渡って巻回されている。導線33の一端33a及び他端33bは、内視鏡1の基端側に引き出されて、上述した通電部と電圧測定部に接続される。
図6に示す導電部材17を持つ内視鏡1においては、スコープ制御部26の通電部が、導線31、導線32、及び導線33にそれぞれ電圧を印加する。また、スコープ制御部26の電圧測定部が、導線31の端子間の電圧V1と、導線32の端子間の電圧V2と、導線33の端子間の電圧V3と、を個別に測定する。そして、スコープ制御部26の破損検知部26Aは、電圧V1、電圧V2、及び電圧V3のいずれか1つが上記の閾値未満となる場合には、処置具挿通路14が破損していると判断し、電圧V1、電圧V2、及び電圧V3の各々が上記の閾値以上となる場合には、処置具挿通路14が破損していないと判断する。
また、報知制御部26Bは、電圧V1が閾値未満となった場合には、先端部10Cにおいて処置具挿通路14の破損が生じたことを報知させ、電圧V2が閾値未満となった場合には、湾曲部10B及び軟性部10Aにおいて処置具挿通路14の破損が生じたことを報知させ、電圧V3が閾値未満となった場合には、操作部11において処置具挿通路14の破損が生じたことを報知させる。
図6に示す導電部材17の構成によれば、処置具挿通路14を詳細に調べることなく、処置具挿通路14において破損が生じた箇所の特定が可能となる。このため、内視鏡1のメンテナンスを効率的に行うことができる。
ここまで説明した導電部材17は、単数又は複数の導線によって構成されるものとしたが、これに限らない。例えば、導電性材料を印刷して形成される薄膜の導電パターンによって導電部材17を構成してもよい。
このように、薄膜の導電パターンによって導電部材17を構成することで、導電部材17の両端を内視鏡1の基端側に引き出す構成を容易に実現することができる。また、図5に示すように配置密度を非一定にする構成、図6に示すように複数種の導体を長手方向の異なる箇所に配置する構成を容易に実現することができる。このため、内視鏡1の製造コストを低減することができる。
なお、内視鏡装置100のスコープ制御部26の破損検知部26Aと報知制御部26Bは、システム制御部44のプロセッサがプログラムを実行することにより、システム制御部44によって実現されるものとしてもよい。この構成によれば、内視鏡1の製造コストを下げることができる。
以上説明してきたように、本明細書には以下の事項が開示されている。
(1)
軟性の筒状部材により構成された処置具挿通路を有する内視鏡であって、
上記筒状部材と一体的に形成され、上記筒状部材の周方向且つ長手方向に渡って配置された線状の導電部材を備える内視鏡。
(2)
(1)記載の内視鏡であって、
上記導電部材の上記長手方向における配置密度は非一定となっている内視鏡。
(3)
(2)記載の内視鏡であって、
上記処置具挿通路は、挿入部基端に連設された操作部内において屈曲して上記操作部に設けられた処置具挿入口まで延びる屈曲部を有し、
上記筒状部材の上記屈曲部に隣接する第一部分における上記配置密度と、上記筒状部材の上記操作部と上記挿入部の先端部との間の第二部分における上記配置密度は、上記筒状部材の上記第一部分と上記第二部分との間の第三部分における上記配置密度よりも大きくなっている内視鏡。
(4)
(1)から(3)のいずれか1つに記載の内視鏡であって、
上記導電部材は、上記内視鏡の基端側に両端を有する少なくとも1つの導体によって構成されている内視鏡。
(5)
(4)記載の内視鏡であって、
上記導電部材は、互いに電気的に非接続の複数の上記導体によって構成されており、
上記複数の上記導体は、上記長手方向の異なる箇所に配置されている内視鏡。
(6)
(1)から(5)のいずれか1つに記載の内視鏡であって、
上記筒状部材は、筒状の内周部材と、上記内周部材の外周に配置された筒状の外周部材とにより構成され、
上記導電部材は、上記内周部材の外周面と上記外周部材の内周面との間に形成されている内視鏡。
(7)
(1)から(6)のいずれか1つに記載の内視鏡であって、
上記導電部材は、薄膜の導電パターンである内視鏡。
(8)
(1)から(7)のいずれか1つに記載の内視鏡であって、
上記導電部材の導電状態を検出して上記筒状部材の破損を検知する破損検知部を備える内視鏡。
(9)
(8)記載の内視鏡であって、
上記破損検知部によって上記筒状部材の破損が検知された場合に報知処理を行う報知制御部を更に備える内視鏡。
(10)
(1)から(7)のいずれか1つに記載の内視鏡と、
上記導電部材の導電状態を検出して上記筒状部材の破損を検知する破損検知部と、を備える内視鏡装置。
(11)
(10)記載の内視鏡装置であって、
上記破損検知部によって上記筒状部材の破損が検知された場合に報知処理を行う報知制御部を更に備える内視鏡装置。
(12)
軟性の筒状部材により構成された処置具挿通路を有する内視鏡に設けられた、上記筒状部材と一体的に形成され、上記筒状部材の周方向且つ長手方向に渡って配置された線状の導電部材、の導電状態を検出して上記筒状部材の破損を検知する処置具挿通路の破損検知方法。
(13)
軟性の筒状部材により構成された処置具挿通路を有する内視鏡に設けられた、上記筒状部材と一体的に形成され、上記筒状部材の周方向且つ長手方向に渡って配置された線状の導電部材、の導電状態を検出して上記筒状部材の破損を検知するステップをコンピュータに実行させるための処置具挿通路の破損検知プログラム。
100 内視鏡装置
1 内視鏡
2 本体部
20 ライトガイド
20a 照明用レンズ
21 対物レンズ
22 レンズ群
23 撮像素子
26 スコープ制御部
26A 破損検知部
26B 報知制御部
4 プロセッサ装置
42 信号処理部
43 表示制御部
44 システム制御部
5 光源装置
51 光源制御部
52 光源部
6 入力部
7 表示部
10 挿入部
10A 軟性部
10B 湾曲部
10C 先端部
10D 処置具突出口
11 操作部
11a 処置具挿入口
12 アングルノブ
13 ユニバーサルコード
13A,13B コネクタ部
14 処置具挿通路
14A 第一部分
14B 第二部分
14C 第三部分
15 内周部材
16 外周部材
17 導電部材
17a、31a、32a、33a 一端
17b、31b、32b、33b 他端
P1 直線部
P2 屈曲部
31、32、33 導線

Claims (10)

  1. 軟性の筒状部材により構成された処置具挿通路を有する内視鏡であって、
    前記筒状部材と一体的に形成され、前記筒状部材の周方向且つ長手方向に渡って配置された線状の導電部材と、
    前記導電部材の導電状態を検出して前記筒状部材の破損を検知する破損検知部と、
    を備える内視鏡。
  2. 請求項1記載の内視鏡であって、
    前記導電部材の前記長手方向における配置密度は非一定となっている内視鏡。
  3. 請求項2記載の内視鏡であって、
    前記処置具挿通路は、体腔内に挿入される挿入部の先端部に設けられた処置具突出口から、前記挿入部の基端部に連設された操作部の処置具挿入口まで延設され、前記操作部内の前記処置具挿通路は、屈曲して前記処置具挿入口にまで延びる屈曲部を有し、
    前記操作部内で前記屈曲部に隣接する前記筒状部材の第一部分、及び、前記挿入部の先端から前記操作部までの前記筒状部材の第二部分での前記導電部材の前記配置密度は、前記第一部分と第二部分との間の前記操作部内に含まれる前記筒状部材の第三部分前記配置密度よりも大きくなっている内視鏡。
  4. 請求項1から3のいずれか1項記載の内視鏡であって、
    前記導電部材は、前記内視鏡の基端側に両端を有する少なくとも1つの導体によって構成されている内視鏡。
  5. 請求項4記載の内視鏡であって、
    前記導電部材は、互いに電気的に非接続の複数の前記導体によって構成されており、
    前記複数の前記導体は、前記長手方向の異なる箇所に配置されている内視鏡。
  6. 請求項1から5のいずれか1項記載の内視鏡であって、
    前記筒状部材は、筒状の内周部材と、前記内周部材の外周に配置された筒状の外周部材とにより構成され、
    前記導電部材は、前記内周部材の外周面と前記外周部材の内周面との間に形成されている内視鏡。
  7. 請求項1から6のいずれか1項記載の内視鏡であって、
    前記導電部材は、薄膜の導電パターンである内視鏡。
  8. 請求項記載の内視鏡であって、
    前記破損検知部によって前記筒状部材の破損が検知された場合に報知処理を行う報知制御部を更に備える内視鏡。
  9. 軟性の筒状部材により構成された処置具挿通路を有する内視鏡に設けられた、前記筒状部材と一体的に形成され、前記筒状部材の周方向且つ長手方向に渡って配置された線状の導電部材、の導電状態を検出して前記筒状部材の破損を検知する処置具挿通路の破損検知方法。
  10. 軟性の筒状部材により構成された処置具挿通路を有する内視鏡に設けられた、前記筒状部材と一体的に形成され、前記筒状部材の周方向且つ長手方向に渡って配置された線状の導電部材、の導電状態を検出して前記筒状部材の破損を検知するステップをコンピュータに実行させるための処置具挿通路の破損検知プログラム。
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