JP2009247413A - 内視鏡の先端部 - Google Patents
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Abstract
【課題】湾曲部が繰り返し屈曲されても、処置具挿通チャンネルの先端部分が接続パイプの突端に隣接する脆弱部で座屈しない、耐久性の優れた内視鏡の先端部を提供すること。
【解決手段】螺旋溝7を、その最先端位置が接続パイプ10の突端より後方になるように処置具挿通チャンネル6の外周に形成して、ばね性を有する密着巻きコイル11を、少なくとも螺旋溝7の最先端位置と接続パイプ10の突端位置との間の略全領域Eにおいて処置具挿通チャンネル6の外周面に巻き付けた。
【選択図】 図1
【解決手段】螺旋溝7を、その最先端位置が接続パイプ10の突端より後方になるように処置具挿通チャンネル6の外周に形成して、ばね性を有する密着巻きコイル11を、少なくとも螺旋溝7の最先端位置と接続パイプ10の突端位置との間の略全領域Eにおいて処置具挿通チャンネル6の外周面に巻き付けた。
【選択図】 図1
Description
この発明は内視鏡の先端部に関する。
挿入部内の空間に挿通配置されている処置具挿通チャンネルは、可撓性チューブで形成されていて、外周に形成された螺旋溝内に沿って金属製の補強コイルが巻き付けられ、挿入部の最先端に連結された先端部本体に処置具挿通チャンネルの先端が接続されている。
その接続構造として、先端部本体に貫通形成された孔に処置具挿通チャンネルの先端部分を直接差し込んで、処置具挿通チャンネルの外周面をそこに接着固定するようにしたものがあるが、オートクレーブ滅菌処理等のような高温高圧の環境に接着部が耐えられない。
そこで、多くの場合は、図6に例示されるように、先端部本体91の後端から後方に突出する接続パイプ92の突出部分を処置具挿通チャンネル93の先端部分内に差し込んだ状態に接続し、接着剤でそこに固定した構成が採られている(例えば、特許文献1)。94は、処置具挿通チャンネル93の外周に形成された螺旋溝95内に沿って巻き付けられた補強コイルである。
実開平6−44503
内視鏡の挿入部の先端付近には、遠隔操作によって任意の方向に任意の角度だけ小さな曲率半径で屈曲させることができる湾曲部が設けられており、湾曲部内に通されている処置具挿通チャンネルも湾曲部の屈曲に伴って屈曲する。
そのため、処置具挿通チャンネルと接続パイプとの接続部もその影響を受け、図7に示されるように、処置具挿通チャンネル93が接続パイプ92の突端に隣接する脆弱部96で座屈して、処置具の通過に支障をきたすようになる場合がある。
本発明は、湾曲部が繰り返し屈曲されても、処置具挿通チャンネルの先端部分が接続パイプの突端に隣接する脆弱部で座屈しない、耐久性の優れた内視鏡の先端部を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡の先端部は、挿入部内の空間に可撓性チューブからなる処置具挿通チャンネルが挿通配置されて、処置具挿通チャンネルの外周に形成された螺旋溝内に沿って金属製の補強コイルが巻き付けられ、挿入部の最先端に連結された先端部本体の後端から後方に向かって挿入部内の空間に突出する接続パイプの突出部分が処置具挿通チャンネルの先端部分に差し込まれた状態に接続固定された構成を有する内視鏡の先端部において、螺旋溝を、その最先端位置が接続パイプの突端より後方になるように処置具挿通チャンネルの外周に形成して、ばね性を有する密着巻きコイルを、少なくとも螺旋溝の最先端位置と接続パイプの突端位置との間の略全領域において処置具挿通チャンネルの外周面に巻き付けたものである。
なお、螺旋溝の最先端位置と接続パイプの突端位置との間の領域から連続して、処置具挿通チャンネルに接続パイプが差し込まれた領域においても、密着巻きコイルが処置具挿通チャンネルの外周面に巻き付けられていてもよい。
また処置具挿通チャンネルの外周面に巻き付けられている密着巻きコイルが、補強コイルの延長部分により形成されていてもよく、或いは、補強コイルとは別に独立して形成されていてもよい。また、接続パイプの突端部分がテーパ筒状に広がった形状に形成されていてもよい。
本発明によれば、ばね性を有する密着巻きコイルを、少なくとも、処置具挿通チャンネルの外面に形成された螺旋溝の最先端位置と接続パイプの突端位置との間の略全領域において処置具挿通チャンネルの外周面に巻き付けたことにより、湾曲部が繰り返して屈曲されても、処置具挿通チャンネルの先端部分が接続パイプに隣接する脆弱部で座屈せず、優れた耐久性を得ることができる。
挿入部内の空間に可撓性チューブからなる処置具挿通チャンネルが挿通配置されて、処置具挿通チャンネルの外周に形成された螺旋溝内に沿って金属製の補強コイルが巻き付けられ、挿入部の最先端に連結された先端部本体の後端から後方に向かって挿入部内の空間に突出する接続パイプの突出部分が処置具挿通チャンネルの先端部分に差し込まれた状態に接続固定された構成を有する内視鏡の先端部において、螺旋溝を、その最先端位置が接続パイプの突端より後方になるように処置具挿通チャンネルの外周に形成して、ばね性を有する密着巻きコイルを、少なくとも螺旋溝の最先端位置と接続パイプの突端位置との間の略全領域において処置具挿通チャンネルの外周面に巻き付ける。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図2は内視鏡の全体構成を示しており、挿入部可撓管1の先端付近には湾曲部2が設けられて、図示されていない観察窓等が配置された先端部本体3が、湾曲部2の先端(即ち、挿入部の最先端)に連結されている。
図2は内視鏡の全体構成を示しており、挿入部可撓管1の先端付近には湾曲部2が設けられて、図示されていない観察窓等が配置された先端部本体3が、湾曲部2の先端(即ち、挿入部の最先端)に連結されている。
挿入部可撓管1の基端に連結された操作部4には、湾曲部2を遠隔操作するための湾曲操作ノブ5が配置されていて、二点鎖線で示されるように湾曲部2を任意の方向に任意の角度だけ屈曲させることができる。
挿入部を構成する挿入部可撓管1内及び湾曲部2内の空間には、例えば四フッ化エチレン樹脂チューブ等のような可撓性チューブからなる処置具挿通チャンネル6が挿通配置されている。処置具挿通チャンネル6への入口である処置具挿入口6aは操作部4の下端部に配置され、出口である処置具突出口6bは先端部本体3に配置されている。
図1は、挿入部の先端部分を示しており、処置具挿通チャンネル6の外周には、少なくとも湾曲部2内に位置する領域において螺旋溝7が形成されていて、例えばばね用ステンレス鋼線等からなる金属製の補強コイル8が螺旋溝7の底面に沿って巻き付けられ、処置具挿通チャンネル6の潰れを防止している。螺旋溝7には、接着性をよくするための表面処理が施されていて、螺旋溝7内には補強コイル8と共に接着剤(図示せず)が充填されている。
処置具挿通チャンネル6の先端には、先端部本体3の後端からその後方に向かって湾曲部2内の空間内に突出する接続パイプ10の突出部分が差し込まれた状態に接続固定され、処置具挿通チャンネル6の先端と処置具突出口6bとが接続パイプ10を介して連通している。
接続パイプ10の突端部分10aは、処置具挿通チャンネル6の抜け防止効果と、そこを通過する処置具の引っ掛かり防止効果等を得るために、突端方向に向かってテーパ筒状に広がったいわゆるラッパ状の形状に形成されている。
処置具挿通チャンネル6の外周の螺旋溝7は、その最先端位置が接続パイプ10の突端より後方になる位置に形成されて、処置具挿通チャンネル6が接続パイプ10との接続部で薄肉にならないようになっている。Eは、螺旋溝7の最先端位置と接続パイプ10の突端位置との間の領域を示している。
そして、例えばばね用ステンレス鋼線等のようなばね性を有する材料からなる密着巻きコイル11が、螺旋溝7の最先端位置と接続パイプ10の突端位置との間の領域Eの略全領域において、処置具挿通チャンネル6の外周面に巻き付けられている。
またこの実施例では、処置具挿通チャンネル6の最先端位置と接続パイプ10の突端位置との間の領域Eから連続して、処置具挿通チャンネル6に接続パイプ10が差し込まれた領域においても、密着巻きコイル11が処置具挿通チャンネル6の外周面に巻き付けられている。
なお、そのような密着巻きコイル11は、図3に示されるように螺旋溝7内に巻き付けられている補強コイル8の延長部分で連続して形成してもよく、補強コイル8とは別の部材で独立して形成してもよい。また、密着巻きコイル11の端部は、処置具挿通チャンネル6に対して固定されるように接着又は半田付け等で隣り合うコイル線材と固着するとよいが、それ以外の手段で固定してもよい。
このように構成された内視鏡の先端部において、図4に示されるように湾曲部2が遠隔操作により屈曲されると、その内部に挿通配置されている処置具挿通チャンネル6も屈曲して、接続パイプ10への接続部(脆弱部19)に応力が集中する。
しかし、その部分では処置具挿通チャンネル6の外周面に密着巻きコイル11が巻き付けられているので、処置具挿通チャンネル6は容易に座屈しない。これは、密着巻きコイル11が巻き付けられていることにより処置具挿通チャンネル6が脆弱部19で急激に曲がらない折れ止め作用と、V−V断面を図示する図5に示されるように、偏平に潰れようとする処置具挿通チャンネル6を密着巻きコイル11が抑え付けて処置具挿通チャンネル6の変形を防止する潰れ防止作用とが相乗して働くからである。
そのような効果は、螺旋溝7の最先端位置と接続パイプ10の突端位置との間の略全領域Eにおいて処置具挿通チャンネル6の外周面に密着巻きコイル11が巻き付けられていれば得られるが、そこから連続して、さらに接続パイプ10に被嵌された領域においても密着巻きコイル11が処置具挿通チャンネル6の外周面に巻き付けられていれば、処置具挿通チャンネル6の座屈がより高いレベルで防止される。
1 挿入部可撓管
2 湾曲部
3 先端部本体
6 処置具挿通チャンネル
7 螺旋溝
8 補強コイル
10 接続パイプ
10a 突端部分
11 密着巻きコイル
E 螺旋溝の最先端位置と接続パイプの突端位置との間の領域(脆弱部)
2 湾曲部
3 先端部本体
6 処置具挿通チャンネル
7 螺旋溝
8 補強コイル
10 接続パイプ
10a 突端部分
11 密着巻きコイル
E 螺旋溝の最先端位置と接続パイプの突端位置との間の領域(脆弱部)
Claims (5)
- 挿入部内の空間に可撓性チューブからなる処置具挿通チャンネルが挿通配置されて、上記処置具挿通チャンネルの外周に形成された螺旋溝内に沿って金属製の補強コイルが巻き付けられ、上記挿入部の最先端に連結された先端部本体の後端から後方に向かって上記挿入部内の空間に突出する接続パイプの突出部分が上記処置具挿通チャンネルの先端部分に差し込まれた状態に接続固定された構成を有する内視鏡の先端部において、
上記螺旋溝を、その最先端位置が上記接続パイプの突端より後方になるように上記処置具挿通チャンネルの外周に形成して、ばね性を有する密着巻きコイルを、少なくとも上記螺旋溝の最先端位置と上記接続パイプの突端位置との間の略全領域において上記処置具挿通チャンネルの外周面に巻き付けたことを特徴とする内視鏡の先端部。 - 上記螺旋溝の最先端位置と上記接続パイプの突端位置との間の領域から連続して、上記処置具挿通チャンネルに上記接続パイプが差し込まれた領域においても、上記密着巻きコイルが上記処置具挿通チャンネルの外周面に巻き付けられている請求項1記載の内視鏡の先端部。
- 上記処置具挿通チャンネルの外周面に巻き付けられている密着巻きコイルが、上記補強コイルの延長部分により形成されている請求項1又は2記載の内視鏡の先端部。
- 上記処置具挿通チャンネルの外周面に巻き付けられている密着巻きコイルが、上記補強コイルとは別に独立して形成されている請求項1又は2記載の内視鏡の先端部。
- 上記接続パイプの突端部分がテーパ筒状に広がった形状に形成されている請求項1ないし4のいずれかの項に記載の内視鏡の先端部。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008095690A JP2009247413A (ja) | 2008-04-02 | 2008-04-02 | 内視鏡の先端部 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008095690A JP2009247413A (ja) | 2008-04-02 | 2008-04-02 | 内視鏡の先端部 |
Publications (1)
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JP2009247413A true JP2009247413A (ja) | 2009-10-29 |
Family
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JP2008095690A Pending JP2009247413A (ja) | 2008-04-02 | 2008-04-02 | 内視鏡の先端部 |
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JP (1) | JP2009247413A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017086399A (ja) * | 2015-11-09 | 2017-05-25 | 富士フイルム株式会社 | 内視鏡 |
-
2008
- 2008-04-02 JP JP2008095690A patent/JP2009247413A/ja active Pending
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