JP2006087474A - 処置具システム及び内視鏡処置システム - Google Patents

処置具システム及び内視鏡処置システム Download PDF

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Abstract

【課題】 内視鏡で手技を行うにあたり、複数の処置具を使用する場合に、手技を迅速、かつ容易に行えるようにすることを目的とする。
【解決手段】 内視鏡1の基端部には、処置具システム2が着脱自在に取り付けられている。処置具システム2は、ケース6内に3つの処置具3,4,5が収容されている。各処置具3,4,5は、リール11,12,13にそれぞれが巻き取られており、処置具3,4,5ごとに設けられた第一駆動手段60,61,62を駆動させると、処置具3,4,5がリール11,12,13から繰り出されるようになっている。また、内視鏡1側には、処置具3,4,5が挿入される処置具挿通チャンネル72が設けられており、この処置具挿通チャンネル72には、処置具3,4,5のシースを駆動する第二駆動手段77が配設されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、内視鏡と共に使用される処置具システム及び処置具システムを含む内視鏡処置システムに関する。
体内に挿入した内視鏡に処置具を通通し、この処置具を用いて体内に対して処置を行うことが知られている。処置具は、可撓性を有する長尺の挿入部を有し、この挿入部の先端に刃部などの先端処置部が設けられている。
この場合、処置の内容によっては、複数の処置具を順番に内視鏡に挿通することがある。
ここで、内視鏡には、その内部に電動のローラが設けられ、処置具を電動で挿通させられるものがある(例えば、特許文献1参照)。具体的には、処置具の挿入部に圧接するように、一対のローラを配置し、このローラをモータの回転により駆動させるように構成されている。
特開昭57−117823号公報
しかしながら、切開や止血などの複数の処置を連続して行う必要がある場合、複数の処置具を交換しつつ処置を行うためには、使用中の処置具を取り出して、その後に新しい処置具を一対のローラ間に挿入しなければならず、交換作業が大変で、処置に時間がかかるという問題があった。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複数の処置具を使用する場合に手技を迅速、かつ容易に行えるようにすることである。
上記の課題を解決する本発明の請求項1に係る発明は、内視鏡に着脱自在なケースと、前記ケースに収容される複数の処置具と、前記処置具ごとに前記ケースに設けられた第一駆動手段とを備え、前記処置具は、前記内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿通されるシースと、前記シースに進退自在に挿通させられた操作部材と、前記操作部材を進退させたときに駆動し、生体に対して処置を行う先端処置部とを有し、前記第一駆動手段は、前記処置具を送り出すときには、前記シース又は前記操作部材を駆動させ、前記シースを前記処置具挿通チャンネルに挿通させた状態では前記操作部材を進退駆動させる駆動部材を有することを特徴とする処置具システムとした。
この処置具システムは、複数の処置具が収容されており、処置具ごとに第一駆動手段が配設されている。複数の内から選択した一つの処置具が、第一駆動手段によってケースから送り出され、内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿通される。処置具が挿通された状態で、その処置具についての第一駆動手段のみを駆動させると操作部材が進退駆動させられ、先端処置部が駆動させられる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の処置具システムにおいて、前記処置具ごとに異なる機能の前記先端処置部を有することを特徴とする。
この処置具システムは、複数の機能を有する処置具を順番に使用することで処置を行う場合に、処置具を順番に電動で自動的に挿抜し、かつ先端処置部を駆動させることが可能になる。
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載の処置具システムにおいて、前記シースを前記処置具挿通チャンネルに沿って駆動させ、前記シースを前記処置具挿通チャンネルに挿通させる第二駆動手段を1つ備えることを特徴とする。
この処置具システムでは、複数の内から選択された処置具が、処置具ごとに設けられた第一駆動手段で駆動されてから、第二駆動手段に導かれ、第二駆動手段によっても駆動させられる。また、例えば、第二駆動手段でシースを停止させた状態で、第一駆動手段のみを駆動させると、操作部材をシースに対して進退移動させることが可能になる。
請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の処置具システムにおいて、前記処置具ごとに、前記シース及び前記操作部材を巻き取る巻き取り手段を有することをと特徴とする。
この処置具システムでは、内視鏡に挿通させない状態では、処置具のシース及び操作部材が巻き取り手段に巻き取られる。このため、長尺のシース及び操作部材がコンパクトにまとめられ、処置具システムが小型化する。
請求項5に係る発明は、体内に挿入される挿入部を有する内視鏡と、前記内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿通される長尺のシースに操作部材を進退自在に挿通させ、前記操作部材の進退によって生体に対して処置を行う先端処置部を駆動させる処置具とを備える内視鏡処置システムであって、複数の前記処置具と、前記処置具挿通チャンネルに沿って前記処置具を駆動させる第一駆動手段及び第二駆動手段とを有し、前記第一駆動手段は、前記処置具ごとに設けられ、前記第二駆動手段は、前記第一駆動手段よりも前記内視鏡の先端側に、1つの前記処置具挿通チャンネルに対して1つ設けられていることを特徴とする内視鏡処置システムとした。
この内視鏡処置システムでは、複数の内から選択した処置具を処置具挿通チャンネルに挿通させることができる。この場合に、処置具を挿通又は抜去させるときには、第一駆動手段と、第二駆動手段とを同期して駆動させる。先端処置部を駆動させるときには、第一駆動手段を停止させた状態で、第二駆動手段を駆動させ、操作部材を進退させる。
請求項6に係る発明は、請求項5に記載の内視鏡処置システムにおいて、前記処置具挿通チャンネルは、前記内視鏡の先端側に開口する第一の経路と、第一の経路から分岐する複数の第二の経路とを有し、前記第二の経路は、挿通可能な前記処置具の数に応じて形成されており、前記第一の経路には、前記第二駆動手段が配設されていることを特徴とする。
この内視鏡処置システムでは、複数の処置具を選択して挿通できるように、処置具挿通チャンネルが基端側で分岐している。第二の径路の各々には、第一駆動手段で駆動させられる処置具が進入するようになっている。また、先端側の合流した第一の径路には、第二駆動手段が設けられており、使用する処置具のみを挿通させ、駆動させるようになっている。
請求項7に係る発明は、請求項5又は請求項6に記載の内視鏡処置システムにおいて、前記シース及び前記操作部材を巻き取る巻き取り手段を前記処置具ごとに有し、複数の前記処置具と、複数の前記巻き取り手段と、複数の前記第一駆動手段とを、前記内視鏡に着脱自在なケースに収容したことを特徴とする。
この内視鏡処置システムでは、処置具がケースに収容され、このケースが内視鏡に着脱自在になっている。処置に必要な処置具が収容されたケースを選択するなどして内視鏡に取り付けて使用する。
請求項8に係る発明は、体内に挿入される挿入部を有する内視鏡に対して着脱自在に構成され、処置具を収容する処置具システムを複数有する内視鏡処置システムであって、前記処置具システムは、生体に対して処置を行う先端処置部を駆動させる操作部材を長尺のシースに進退自在に挿通させた処置具と、前記処置具を収容するケースと、ケースに設けられ前記処置具を駆動させる第一駆動手段とを有し、前記内視鏡は、前記処置具システムのそれぞれを着脱自在な取付部と、前記処置具を挿通させる処置具挿通チャンネルの挿入口と、前記挿入口から挿入される前記処置具を前記処置具挿通チャンネルに沿って駆動させる第二駆動手段とを備えることを特徴とする内視鏡処置システムとした。
この内視鏡処置システムでは、処置具ごとに処置具システムが構成されており、必要な処置具を収容する処置具システムが選択され、内視鏡に取り付けられる。処置具は、第一駆動手段によって内視鏡側の第二駆動手段に導かれ、第二駆動手段によって、さらに駆動され、内視鏡に挿通される。先端処置部を駆動させるときには、例えば、第二駆動手段でシースを停止させた状態で、第一駆動手段で操作部材を進退移動させる。
本発明によれば、複数の処置具を収容し、かつ処置具ごとに第一駆動手段を設けたので、複数の内から選択される一の処置具を、電動で、かつ自動的に内視鏡に挿通させることが可能になる。したがって、処置具の交換に手間がかからないので、手技を効率良く行うことが可能になる。また、第一駆動手段が操作部材を駆動させることで、先端処置部を電動で自動的に駆動させることが可能になる。したがって、内視鏡操作者一人であっても処置具の操作を行うことができる。
発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1及び図2に第1の実施の形態における内視鏡処置システムの構成を示す。
内視鏡処置システムは、内視鏡1と、内視鏡1に着脱自在な処置具システム2とから構成されている。なお、図2は、図1のII−II線に沿った断面図であり、処置具を挿通させる前の状態が示されている。
処置具システム2は、複数の処置具3,4,5を収容するケース6を有している。ケース6には、3つの挿通チャンネル7,8,9が設けられており、各挿通チャンネル7,8,9は、ケース6の先端面に開口が形成されている。さらに、ケース6の先端には、内視鏡1に取り付けられる係合突起10が設けられている。各挿通チャンネル7,8,9は、処置具3,4,5が進退自在に挿入される管路からなり、挿通チャンネル7,8,9の終端には巻き取り手段であるリール11,12,13が配設されている。リール11,12,13は、その回転軸がケース6に回転自在に支持されており、その外周面のそれぞれで処置具3,4,5を一つずつ巻き取るようになっている。
ここで、図3に示すように、処置具3は、穿刺針である。この処置具3は、長尺で可撓性を有し、リール11に巻き取り可能な挿入部31を備えている。挿入部31は、シース32と、シース32内に進退自在に挿通された操作部材33とを有している。操作部材33は、送液ルーメンが形成された中空のチューブからなり、その基端部33aを除いてシース32内に挿通されている。操作部材33の基端部33aは、シース32の基端から突出し、シース32の外径と略同じ外径に拡径されている。そして、基端部33aは、その先端に弾性部材34が取り付けられている。弾性部材34によって基端部33aとシース32とが連結されており、弾性部材34の伸縮によって操作部材33がシース32に対して相対的に進退できるようになっている。また、操作部材33の先端には、先端処置部である針本体35が取り付けられている。針本体35は、非使用時にはシース32内に収容されており、操作部材33内の送液ルーメンに連通する貫通孔が形成されている。
なお、操作部材33の基端部は、リール11に巻き取られると共に、不図示の口金に接続されており、ここにシリンジを接続することで針本体35の先端から液体を噴出させることができるようになっている。
また、処置具4は、高周波ナイフである。その挿入部41は、シース42と、操作部材43とを有する。操作部材43は、被覆された導電線で、その基端部43aがシース42の基端から突出している。基端部43aは、シース42と同じ外径をもつように拡径され、弾性部材44によってシース42に対して進退自在に連結されている。操作部材43の内、シース42内に挿通される部分の先端には、先端処置部である針状ナイフ部45が取り付けられている。針状ナイフ部45は、操作部材43内の導電線に電気的に接続されており、その先端には組織を保護するための絶縁チップ46が取り付けられている。この針状ナイフ部45は、非使用時には、シース42内に収容されるようになっている。なお、操作部材43の基端部43aは、リール12に巻き取られると共に、高周波電源に接続可能な端子(不図示)に接続されている。
また、処置具5は、高周波スネアである。その挿入部51は、シース52と、先端側の一部がシース52内に挿入された操作部材53とを有する。操作部材53は、シース52から露出する基端部53aが拡径され、弾性部材54でシース52に進退自在に連結されている。操作部材53の内、シース52内に挿通される部分の先端には、ワイヤをループ状に取り付けた先端処置部55が設けられている。なお、操作部材53の基端部53aは、リール13に巻き取られると共に、高周波電源に接続可能な端子(不図示)に接続されている。
さらに、各挿通チャンネル7,8,9には、第一駆動手段60,61,62が一つずつ設けられている。第一駆動手段60は、ケース6に回転自在に支持された一対のローラ63を有し、各ローラ63の外周面は、処置具3の挿入部31を挟み込むように挿入部31に圧接させられている。一対のローラ63のそれぞれの回転軸のうち、一方の回転軸は、減速機付きのモータ64に接続されている。さらに、第一駆動手段61及び第一駆動手段62も同様に構成になっている。なお、ローラ63は、処置具3,4,5の種類、例えば、挿入部31,41,51の太さや、表面形状に応じて、異なるローラを使用しても良い。
ここで、内視鏡1は、内視鏡操作者が操作をする操作部70を有し、操作部70の先端には長尺の挿入部71が設けられている。挿入部71は、可撓性を有し、その先端には処置具挿通チャンネル72の先端開口が形成されている。処置具挿通チャンネル72は、処置具3,4,5を挿通させるためのもので、挿入部71及び操作部70を貫通している。なお、操作部70には、挿入部71を湾曲させるノブ(不図示)や、処置具3,4,5の駆動制御などを行うスイッチ73が設けられている。また、操作部70の側部からは、不図示のコントロールユニットに接続されるユニバーサルコード74が延設されている。
処置具挿通チャンネル72は、操作部70の基端近傍に分岐部75を有し、この分岐部75によって3つの管路72a,72b,72c(第二の径路)に分岐させられている。その結果、操作部70の基端面には、3つの開口が形成されている。これら開口は、処置具3,4,5を挿入するための挿入口75a,75b,75cとなる。また、処置具挿入チャンネル72の分岐部75よりも先端側は、一本の管路72d(第一の径路)になっている。管路72dは、管路72bと略一直線上に配設されている。管路72aと管路72cは、管路72bを挟むように配置されており、挿入口75a,75cの近傍と、分岐部75の近傍は、湾曲しており、処置具3,5の挿通がスムーズに行われるようになっている。
さらに、分岐部75より先端側の管路75dの径路上には、第二駆動手段77が設けられている。第二駆動手段77は、操作部70に回転自在に支持された一対のローラ78を有している。一方のローラ78のそれぞれの回転軸のうち、一方の回転軸は、減速機及びブレーキを備えるモータ79に接続されており、制御部80(図1参照)からの通電によって回転駆動させられるようになっている。
制御部80は、スイッチ73などの操作に基づいて、第一駆動手段60,61,62及び、第二駆動手段77の制御を行う。具体的には、制御部80は、内視鏡操作者の操作に基づいて3つの第一駆動手段60,61,62のいずれかを選択する処理を行う。さらに、選択された第一駆動手段60,61,62と第二駆動手段77とを同期して駆動させる第一のモードと、第二駆動手段77を停止させる一方で、選択された第一駆動手段60,61,62を駆動させる第二のモードとが選択できるようになっている。
次に、この実施の形態の作用について、粘膜を処置する場合を例にして説明する。
処置を行うにあたっては、最初に内視鏡1の挿入部71を体内に挿入する。挿入部71の先端が患部となる粘膜の近傍に届いたら、操作部70のスイッチ73を操作して、処置具3を選択する。さらに、スイッチ73を操作して第一のモードを選択し、第一駆動手段60のローラ63と、第二駆動手段77のローラ78とを同期して挿通方向に回転させる。これにより、第一駆動手段60によって処置具3の挿入部31がリール11から繰り出され、挿通チャンネル7に沿って、かつ内視鏡1の先端に向かって駆動させられる。挿入部71は、ケース6の開口から、これに連通する処置具チャンネル72の挿入口76aに導かれ、管路72a内に入り、分岐部75を経て管路72dに進入する。この管路72dには、第二駆動手段77が配置されているので、挿入部31は第二駆動手段77によって再び駆動させられる。そして、挿入部31の先端が、挿入部71の先端から所定長だけ突出したら、各駆動手段60,77を停止させる。なお、このとき、第一駆動手段60の各ローラ63は、操作部材33の基端部33aに圧接し、第二駆動手段77の各ローラ78は、シース32に圧接する。
さらに、スイッチ73を操作して第二のモードを選択し、第二駆動手段77を停止させた状態で、第一駆動手段60を挿通方向に駆動させる。すると、シース32は、モータ79のブレーキによって停止した状態を維持するのに対して、操作部材33が前進するので、図1に示すように、操作部材33の先端に取り付けられている針本体35がシース32先端から突出する。そして、このように突出させた針本体35で粘膜を穿刺した状態で、操作部材33の送液ルーメンを通じて生理食塩液を粘膜の下層に注入し、粘膜を膨隆させる。その後、第一駆動手段60のみを挿通方向と反対側(抜去方向)に駆動させると、シース32は停止したままで操作部材33のみが後退し、針本体35が粘膜から引き抜かれ、シース32内に収容される。ここで、再び第二のモードを選択し、両駆動手段60,77を同期して抜去方向に駆動させると、処置具3が内視鏡1から抜去され、挿入部31がリール11に巻き取られる。
次に、スイッチ73で処置具4を選択し、第一のモードで両駆動手段61,77を同期して挿通方向に駆動させる。処置具4は、挿通チャンネル8、管路72b、分岐部75、管路72dを通り、前記と同様にして粘膜に望む位置まで前進させられる。そして、第二のモードで操作部材33のみを前進させると、針状ナイフ部45がシース42先端から突出するので、これに操作部材43を介して高周波を印加すると、膨隆させた粘膜が切り取られる。その後、針状ナイフ部45を後退させてシース42内に収容してから、第一のモードで処置具4を抜去する。
さらに、処置具5を選択し、第一のモードで内視鏡1に挿通させる。このとき、処置具5は、挿通チャンネル9、管路72c、分岐部75、管路72dを通る。さらに、第二のモードで操作部材53を前進させると、先端処置部55がシース52から突出し、ワイヤのループが広がる。この状態でループ内に切除された粘膜が入るように位置決めしてから、第一駆動手段62を抜去方向に駆動させる。すると、シース52は停止したままで操作部材53のみが後退するので、先端処置部55がシース内に引き戻され、その結果粘膜がワイヤで緊縛される。そして、第一のモードで処置具5を抜去すると、切除された粘膜が回収される。
この実施の形態では、予め処置に必要な処置具3,4,5を複数用意しておくので、処置具3,4,5の交換を迅速に行うことができる。ここにおいて、第一駆動手段60,61,62及び第二駆動手段77で処置具3,4,5を電動で自動的に挿抜するようにしたので、処置具3,4,5の交換時間を短縮でき、手技時間を短くすることができる。さらに、先端処置部(例えば、針本体35)の駆動も電動で自動的に行うようにしたので、内視鏡操作者一人でも手技を行えるようになる。
また、各処置具3,4,5をリール11,12,13に巻き取るようにし、このリール11,12,13を支持するケース6が内視鏡1側に固定されるようにしたので、複数の処置具3,4,5を交換しつつ使用する場合でも、使用しない処置具をコンパクトにまとめることができ、作業スペースを大きくとることができる。
さらに、複数の処置具3,4,5に対して、第二駆動手段77を共通にすることで機構の簡略化や、内視鏡1の小型化、コストダウンが図れる。これに対して、処置具3,4,5の挿抜と、操作部材33,43,53の進退とを行う第一駆動手段60,61,62は、処置具3,4,5の数に応じて設けたので、処置具3,5,5の種類の合わせた操作部材33,43,53の駆動が可能になる。また、第二の径路を形成する管路72a,72cを湾曲させて第一の径路を形成する管路72dに連なるようにしたので、処置具3,5の挿抜がスムーズになり、処置具交換の確実性の向上、及び交換時間の短縮化が図れる。
なお、この実施の形態では、内視鏡1に第二駆動手段77を設けたが、処置具システム2に第二駆動手段77を設けても良い。この場合には、ケース6に管路72a,72b,72c、分岐部75、管路72dの一部を備え、管路72dに第二駆動手段77が設けられる。このため、ケース6の先端には、いずれかの処置具3,4,5を挿通させる開口が1つだけ設けられ、内視鏡1には処置具挿通チャンネル72の挿入口が一つ設けられる。このように構成することで、内視鏡1を小型化できるので、処置具3,4,5を使用しないときの取り扱いが容易になる。
次に、本発明の第二の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、前記実施の形態と同じ構成要素には同一の符号を付してある。また、重複する説明は省略する。
図4に示すように、内視鏡処置システムは、内視鏡1と、内視鏡に着脱自在な3つの処置具システム90,91,92とから構成されている。
処置具システム90は、処置具3を収容するケース95を有し、ケース95の先端には、処置具3を挿通させる挿通チャンネル7の開口と、内視鏡1に取り付けるための係合突起96とが設けられている。挿通チャンネル7の終端には、リール11がケース95に回転自在に支持されている。さらに、挿通チャンネル7において、リール11から先端面の開口に至るまでの間には、第一駆動手段60が設けられている。
また、処置具システム92は、処置具4を収容し、挿通チャンネル8に第一駆動手段61を備える他は処置具システム91と略同様の構成になっている。同様に、処置具システム93は、処置具5を収容し、挿通チャンネル9に第一駆動手段62を備える他は処置具システム91と略同様の構成になっている。
内視鏡1の操作部70の基端部には、各処置具システム91,92,93の係合突起96が係止させられる取付部97が3組設けられている。各取付部97には、処置具挿通チャンネル72の挿入口76a,76b,76cが一つずつ対応して配設されている。処置具挿通チャンネル72は、3つの管路72a,72b,72cに分岐しており、分岐部75よりも先端側の管路72dには第二駆動手段77が配設されている。
この内視鏡処置システムでは、処置に必要な処置具3,4,5が収容される処置具システム91,92,93を選択し、内視鏡1の取付部97に装着する。そして、スイッチ73を操作して処置具3,4,5を選択してから、モードを設定し、処置具3,4,5の挿抜と、操作部材33,43,53の進退とを行って、処置を行う。処置の手順の詳細は、第一の実施の形態と同様である。
この実施の形態によれば、1つの処置具3,4,5に対して処置具システム91,92,93が構成され、各処置具システム91,92,93は内視鏡1に着脱自在になっているので、処置の内容に応じた処置具システム91,92,93を組み合わせることで、複数の処置具3,4,5を連続して、電動で自動的に挿抜させることが可能になり、手技時間を短縮することができる。その他の効果は、第一の実施の形態と同様である。
なお、本発明は前記の各実施の形態に限定されずに広く応用することが可能である。
例えば、第一の実施の形態において、処置具システム2は、内視鏡1の操作部70に着脱自在に構成したが、内視鏡1の操作部70に一体的に設けても良い。さらに、処置具挿通チャンネル72及び第二駆動手段77を複数設けても良い。
処置具の組み合わせは、前記の各実施の形態に限定されない。例えば、穿刺針や、先端の処置部を交換可能な処置具であるプッシャ、スネアの組み合わせても良いし、その他、把持鉗子や、生検鉗子を使用しても良い。また、同じ処置を行う処置具を二つ以上使用しても良い。
処置具システム2に収容される処置具3,4,5の数や、内視鏡1に装着される処置具システム91,92,93の数は、2つでも良いし、3つ以上でも良い。また、内視鏡1に設けられた3つの取付部97に対して、処置具システム91,92,93を1つ又は2つだけ取り付けても使用しても良い。
各駆動手段60,61,62,77は、ローラ63,78の回転により処置具3,4,5を駆動させるものに限定されず、往復移動などにより処置具3,4,5を駆動する機構であっても良い。このような機構の一例としては、挿入部31に圧接するパッドをソレノイドのロッドに固定したものがあげられる。
本発明の実施の形態における内視鏡処置システムの構成を示す図である。 図1のII−II線に沿った断面図であり、処置具を挿通させていない状態を示す図である。 処置具の構成を示す図である。 複数の処置具システムを備えた内視鏡処置システムの構成を示す図である。
符号の説明
1 内視鏡
2,91,92,93 処置具システム
3,4,5 処置具
6 ケース
11,12,13 リール(巻き取り手段)
32,42,52 シース
33,43,53 操作部材
35 針本体(先端処置部)
45 針状ナイフ部(先端処置部)
55 先端処置部
60,61,62 第一駆動手段
72 処置具挿通チャンネル
72a,72b,72c 管路(第二の径路)
72d 管路(第一の径路)
76a,76b,76c 挿入口
77 第二駆動手段

Claims (8)

  1. 内視鏡に着脱自在なケースと、前記ケースに収容される複数の処置具と、前記処置具ごとに前記ケースに設けられた第一駆動手段とを備え、
    前記処置具は、前記内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿通されるシースと、前記シースに進退自在に挿通させられた操作部材と、前記操作部材を進退させたときに駆動し、生体に対して処置を行う先端処置部とを有し、
    前記第一駆動手段は、前記処置具を送り出すときには、前記シース又は前記操作部材を駆動させ、前記シースを前記処置具挿通チャンネルに挿通させた状態では前記操作部材を進退駆動させる駆動部材を有することを特徴とする処置具システム。
  2. 前記処置具ごとに異なる機能の前記先端処置部を有することを特徴とする請求項1に記載の処置具システム。
  3. 前記シースを前記処置具挿通チャンネルに沿って駆動させ、前記シースを前記処置具挿通チャンネルに挿通させる第二駆動手段を1つ備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の処置具システム。
  4. 前記処置具ごとに、前記シース及び前記操作部材を巻き取る巻き取り手段を有することをと特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の処置具システム。
  5. 体内に挿入される挿入部を有する内視鏡と、前記内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿通される長尺のシースに操作部材を進退自在に挿通させ、前記操作部材の進退によって生体に対して処置を行う先端処置部を駆動させる処置具とを備える内視鏡処置システムであって、
    複数の前記処置具と、前記処置具挿通チャンネルに沿って前記処置具を駆動させる第一駆動手段及び第二駆動手段とを有し、前記第一駆動手段は、前記処置具ごとに設けられ、前記第二駆動手段は、前記第一駆動手段よりも前記内視鏡の先端側に、1つの前記処置具挿通チャンネルに対して1つ設けられていることを特徴とする内視鏡処置システム。
  6. 前記処置具挿通チャンネルは、前記内視鏡の先端側に開口する第一の経路と、第一の経路から分岐する複数の第二の経路とを有し、前記第二の経路は、挿通可能な前記処置具の数に応じて形成されており、前記第一の経路には、前記第二駆動手段が配設されていることを特徴とする請求項5に記載の内視鏡処置システム。
  7. 前記シース及び前記操作部材を巻き取る巻き取り手段を前記処置具ごとに有し、複数の前記処置具と、複数の前記巻き取り手段と、複数の前記第一駆動手段とを、前記内視鏡に着脱自在なケースに収容したことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の内視鏡処置システム。
  8. 体内に挿入される挿入部を有する内視鏡に対して着脱自在に構成され、処置具を収容する処置具システムを複数有する内視鏡処置システムであって、
    前記処置具システムは、生体に対して処置を行う先端処置部を駆動させる操作部材を長尺のシースに進退自在に挿通させた処置具と、前記処置具を収容するケースと、ケースに設けられ前記処置具を駆動させる第一駆動手段とを有し、
    前記内視鏡は、前記処置具システムのそれぞれを着脱自在な取付部と、前記処置具を挿通させる処置具挿通チャンネルの挿入口と、前記挿入口から挿入される前記処置具を前記処置具挿通チャンネルに沿って駆動させる第二駆動手段とを備えることを特徴とする内視鏡処置システム。
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