JP2006086857A - 移相装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 90度移相装置において、正確な直交信号すなわち、90度位相差および等振幅を高精度で実現させる。
【解決手段】 信号源11と、移相制御信号51により移相回転量が可変の可変移相器21と、2逓倍回路31,32と、90度位相比較器41とを備える。信号源11と可変移相器21の入力および2逓倍回路32の入力を互いに結合することによって共通化し、可変移相器21の出力と2逓倍回路31の入力を結合し、2逓倍回路31の出力を第1の出力信号Q1、2逓倍回路の出力を第2の出力信号I2とし、第1の出力信号Q1と第2の出力信号I2とを90度位相比較器41に入力し、位相比較出力である移相制御信号51により可変移相器21の移相回転量を変化させる。これにより正確な90度位相差を実現する。等振幅は補正回路を備えることにより実現する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、移動体端末を含めた無線通信機器で使用される移相装置に関するものである。
直交変調信号の変復調装置で用いる90度移相器には、正確な直交信号として90度位相差および等振幅を高精度で実現させることが要求される。
最も簡単な構成の90度移相器として第1の先行技術を図9に示す。抵抗R11と容量C11からなるハイパスフィルタ構成の回路で入力信号の位相を+45度移相回転させ、抵抗R12と容量C12からなるローパスフィルタ構成の回路で入力信号の位相を−45度移相回転させ、それぞれ出力することで位相が互いに90度異なる直交信号を生成する。
上述した先行技術の90度移相器では、素子の値のバラツキやIC内の寄生成分の影響を受け、90度位相差および振幅に誤差が生じてしまう。
この位相誤差および振幅誤差を打ち消すための補正回路を備えることにより、正確な直交信号を出力する90度移相装置として、例えば特許文献1等に示される位相補正回路がある。
特許文献1に記載されている90度移相装置を図10に示す。この90度移相装置は、図9のCR移相器における抵抗R11,R12を、制御信号により抵抗値を変化させることができる可変抵抗VR1,VR2に変更した構成を有する可変移相器111を使用し、この可変移相器111の2つの出力を位相比較器100に入力し、位相比較器100による位相比較結果信号を移相制御信号121とし、可変移相器111にフィードバックする構成となっている。すると、安定状態では可変移相器111の出力の位相差が90度になるように移相制御信号121により可変抵抗VR1,VR2の抵抗値が調整される。
なお、図10では、抵抗R11,R12を可変抵抗VR1,VR2に変更した可変移相器111を示したが、容量C11,C12を可変容量に変更した可変移相器を用いることも可能である。この場合、移相制御信号121により可変容量の容量値が調整される。
なお、可変抵抗は、例えば図11(a)に示すように、FETで構成される。また、可変容量は、例えば図11(b)に示すように、ダイオードで構成される。
特開平8−18397号公報
しかし、図10の先行技術の構成では可変移相器111の入力と出力の電圧は上下する。このため、入力と出力間に直列に可変抵抗もしくは可変容量を結合すると、電位の変化に応じて、可変抵抗もしくは可変容量の値が変化し、動作が不安定になる。したがって、正確な90度位相差を持った信号を作ることができない。
したがって、本発明の目的は、正確な90度位相差を持った信号を作ることができる移相装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の移相装置は、可変容量を使用せず、可変移相器の入出力間に直列に容量を結合し、出力にFETのドレインを、制御信号にFETのゲートを、接地にFETのソースを結合した可変抵抗を使用したCR可変移相器のみを用いる。すると、ソースとゲート間の電位は固定されるので、可変移相器の出力が変化しても可変抵抗の抵抗値は固定されたままであるから動作は安定する。
このような構成は、以下のような考察に基づくものである。まず出力の振幅が変化しても移相回転量が安定している回路として、固定容量とMOSトランジスタによる可変抵抗による可変移相器を用いることが好ましい。なぜなら、MOSトランジスタのオン抵抗の値は、ソースを接地すれば、ドレイン電圧が変化しても一定と考えられるからである。容量と抵抗を逆にしたり、可変容量ダイオードを用いたりすると、出力の変動で可変抵抗や可変容量が安定しない可能性がある。
また、固定容量とMOSトランジスタによる可変移相器は、1次のCR移相器であるので、それだけで90度移相回転させるのは不可能である。
2逓倍回路を用いることにより、固定容量とMOSトランジスタによる可変移相器の移相回転量を45度にできる。
N逓倍回路や任意の可変移相器などは上記の構成を拡張したものである。N逓倍に拡張したことによる効果は、入力信号に対して、位相比較器で決定される位相差の1/Nの移相回転量を持った出力信号を可変移相器から取り出せることと、出力信号の周波数が入力信号の周波数のN倍にできることである。
本発明の移相装置においては、上記の可変移相器を用いることが好ましいが、他の可変移相器を用いて構成することも可能である。
以下、上記の可変移相器を用いた移相装置について詳しく説明する。
本発明の移相装置は、信号源の出力信号を入力として移相回転量を変化させることができる第1の可変移相器と、第1のN逓倍回路(Nは2以上の整数)を直列に結合し、第1のN逓倍回路の出力である第1の出力信号は、信号源の出力信号に対して、第1の可変移相器のN倍の移相変化があり、周波数はN倍になる。
一方、信号源の出力信号は第2のN逓倍回路と結合し、第2のN逓倍回路の出力である第2の出力信号は、信号源の出力信号に対して位相差はなく、周波数はN倍になる。
第1の出力信号と第2の出力信号とを、第1の位相比較器の入力とすると、第1の位相比較器は、位相比較器で決定される位相からの位相差に比例した信号を出力する。位相比較器で決定される位相は任意でよい。
位相比較器の出力信号を第1の移相制御信号とし、第1の移相制御信号を第1の可変移相器にフィードバックさせ、第1の可変移相器の移相を変化させることによって、第1の出力信号の移相を変化できるようにする。
すると、上述の系が安定するのは、位相比較器の入力信号である、第1の出力信号と第2の出力信号の位相差が位相比較器で決定される位相になったときである。
したがって、90度の位相比較器を用いると、直交変調に必要である正確な90度位相差を持った出力信号を得ることができる。なお、このとき第1の可変移相器の移相回転量は90/N度である。
また、本発明においては、位相比較器で比較する位相によって、出力信号の位相差を調整できる。また、可変移相器の出力からは、出力信号の位相差の1/Nの位相差を出力信号として取り出すことが可能である。
以下説明では例として、位相比較器の位相差を90度、N逓倍回路のN=2とする。
上記本発明の移相装置では、第1の出力信号と第2の出力信号の位相差が90度であっても、振幅は第1の可変移相器の利得により必ずしも等しくならない。
上記構成において振幅を等しくするための第1の手段として、第1の出力信号を第1の利得制限回路の入力に結合し、第2の出力信号を第2の利得制限回路の入力に結合すると、第1の利得制限回路の出力である第3の出力信号と第2の利得制限回路の出力である第4の出力信号とは、正確な直交信号である90度位相差および等振幅を実現することができる。
また、上記構成において振幅を等しくするための第2の手段として、第1の出力信号を第1の可変利得増幅器と結合し、第1の可変利得増幅器の出力である第3の出力信号と第2の出力信号とを第1のレベル比較器の入力と結合し、第1のレベル比較器の出力を、第1の可変利得増幅器に対して、第1の利得制御信号としてフィードバックさせる。第1のレベル比較器の入力が等しいとき、系の状態が安定するので、第3の出力信号と第2の出力信号とは、正確な直交信号である90度位相差および等振幅を実現することができる。
また、上記構成において振幅を等しくするための第3の手段として、第1の可変移相器と第1の2逓倍回路の間に第1の利得制限回路を直列に結合し、第2の2逓倍回路の前段に第2の利得制限回路を直列に接続すると、第1の2逓倍回路の入力レベルと第2の2逓倍回路の入力レベルとが等しくなるので、第1の出力信号と第2の出力信号は、正確な直交信号である90度位相差および等振幅を実現することができる。
また、上記構成において振幅を等しくするための第4の手段として、第1の可変移相器と第1の2逓倍回路の間に第2の可変利得増幅器を直列に結合し、第1の可変利得増幅器出力と第2の2逓倍回路の入力信号とを第1のレベル比較器の入力と結合する。第1のレベル比較器の出力を、第1の可変利得増幅器に対して、第1の利得制御信号としてフィードバックさせる。第1のレベル比較器の入力が等しいとき、系の状態が安定するので、第1の可変利得増幅器の出力と第2の2逓倍回路の入力信号とが等しくなり、第1の出力信号と第2の出力信号とは、正確な直交信号である90度位相差および等振幅を実現することができる。
また、上記構成において振幅を等しくするための第5の手段として、第1の2逓倍回路の利得を可変できる第1の可変利得2逓倍回路に置き換え、第1の可変利得2逓倍回路の出力(第1の出力信号)と第2の2逓倍回路の出力(第2の出力信号)とを第1のレベル比較器に入力し、第1のレベル比較器の出力を第1の2逓倍回路に対して利得を制御する第1の利得制御信号としてフィードバックさせる。第1のレベル比較器の入力が等しい時、系の状態が安定するので、第1の可変利得2逓倍回路と第2の2逓倍回路の出力信号が等しくなり、第1の出力信号と第2の出力信号とは、正確な直交信号である90度位相差および等振幅を実現することができる。
なお、上記構成において振幅を等しくするためには、第1および第2のN逓倍回路にそれぞれ利得制限機能をもたせる構成でもよい。
また、第1の可変移相器に1または複数の可変移相器を並列に設け、第1の移相制御信号をそれぞれ並列接続した可変移相器にフィードバックする。第1の可変移相器に並列に設けた1または複数の可変移相器には、信号源の出力を入力、もしくは信号源の出力の反転信号を入力とし、第2の移相制御信号により移相回転量を変化可能とすることが好ましい。また、第1の位相比較器の出力を第2の移相制御信号として第2の可変移相器に供給するようにことが好ましい。
第1の可変移相器を容量と第1の移相制御信号で可変する可変抵抗で構成した場合、並列に設けられる可変移相器の容量を第1の可変移相器の容量と異なる値にし、可変抵抗は同じ第1の移相制御信号で可変する可変抵抗を使用する。この結果、並列に接続された可変移相器の出力は、容量値の選び方により任意の移相出力を得ることができる。
また、第1の可変移相器を抵抗と第1の位相制御信号で可変する可変容量で構成する場合は、並列に設けられた可変移相器の抵抗値の選び方により、並列接続された可変移相器は任意の移相出力を得ることができる。
また、第1の可変移相器は、容量と第1の移相制御信号により抵抗値を変化することができる可変抵抗とを結合してなるハイパスフィルタもしくはローパスフィルタ構成を有することが好ましい。
また、第1の可変移相器は、抵抗と第1の移相制御信号により容量値を変化することができる可変容量とを結合してなるハイパスフィルタもしくはローパスフィルタ構成を有していてもよい。
また、可変抵抗として、NチャネルもしくはPチャネルの第1のトランジスタのオン抵抗、もしくは第1のトランジスタと抵抗とを直列または並列に結合した合成可変抵抗を用い、第1の移相制御信号をゲートに結合し、抵抗値を可変させることが好ましい。
また、可変容量に、第1の可変容量ダイオード、もしくは第1の可変容量と容量とを直列または並列に結合した合成可変容量を用いることができる。
なお、上述の位相差および振幅差を補正する回路を備えた90度移相装置に関して、入出力を差動信号により構成することもできる。
本発明によれば、直交変調装置および直交変調された信号の復調装置において、直交搬送波信号を正確な直交信号である90度の位相差および等振幅として出力することができ、高精度の直交位相変復調方式を可能にする。
また本発明によれば、入力信号の位相から、位相比較器により比較される位相の1/Nの移相回転量を持った出力信号を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
本発明の実施の形態において、位相比較器は比較される位相を90度とする90度位相比較器とし、N逓倍回路は2逓倍回路として説明する。したがって以下では、本発明の移相装置を90度移相装置として説明する。
(実施の形態1:請求項1,2に対応)
本発明の実施の形態1の90度移相装置を図1に示す。この90度移相装置は、第1の信号源11と、第1の移相制御信号51により移相回転量を変化させることができる第1の可変移相器21と、第1の2逓倍回路31と、第2の2逓倍回路32と、第1の90度位相比較器41とを有している。ここで、第1の信号源11の出力を2分配し、それぞれ第1の入力信号1、第2の入力信号2とする。
第1の入力信号1および第2の入力信号2をそれぞれV1、V2と書くと、V1、V2は、
V1=V2=A*exp(jωt)
ただし、A:振幅
ω:角周波数
と定義される。
第1の可変移相器21の出力をV21と書くと、V21は
V21= B*exp(jωt+θ)
ただし、B:振幅
θ:第1の可変移相器21の移相回転量
になる。第1の可変移相器21の出力が結合された第1の2逓倍回路31の出力である第1の出力信号Q1をV31と書くと、V31は、
V31= C*exp(j2ωt+2θ)
ただし、C:振幅
となる。
また、第2の2逓倍回路32の出力である第2の出力信号I2をV32と書くと、V32は、
V32=D*exp(j2ωt)
ただし、D:振幅
となる。出力信号の振幅C、Dは第1の可変移相器21の利得により必ずしも一致しない。
さらに、第1の出力信号Q1と第2の出力信号I2を第1の90度位相比較器41の2つの入力にそれぞれ結合し、第1の出力信号Q1と第2の出力信号I2の位相差に比例した位相比較結果信号を、第1の移相制御信号51として第1の可変移相器21にフィードバックする。これによって、第1の出力信号Q1と第2の出力信号I2の位相差が一定(90度)になるように、フィードバック制御される。その結果、第1の出力信号Q1と第2の出力信号I2とは、正確な90度位相差を実現することができる。このとき、第1の可変移相器21の移相回転量θは45度である。
第1の可変移相器21の具体例を図12に示す。第1の可変移相器21は、シリーズの固定の容量C1とシャントのMOSトランジスタM1とで構成されている。具体的には、MOSトランジスタM1のコレクタを容量C1に結合し、MOSトランジスタM1のソースを接地し、第1の移相制御信号51をゲートに結合した構成となっていて、MOSトランジスタM1が可変抵抗VR1として機能し、容量C1とMOSトランジスタM1とでハイパスフィルタが構成される。なお、MOSトランジスタとしては、Nチャネル型でもPチャネル型でもよい。なお、可変抵抗としては、上記のように、NチャネルもしくはPチャネルのMOSトランジスタのオン抵抗を用いたが、MOSトランジスタと抵抗とを直列または並列に結合した合成可変抵抗を用いてもよい。
第1の移相制御信号51により可変抵抗VR1を変化させ、移相回転量を0度から90度まで変化させることができる。よって、第1の移相制御信号51を調整することによりθ=45度にできる。
上記構成では第1の可変移相器21の入出力端において電圧が変化しても、MOSトランジスタM1のゲートに結合した第1の移相制御信号51と、ソースと結合した接地との間に電圧変動はないので、安定した移相回転量を得ることができる。
実施の形態としては上記の可変移相器を使用するのが望ましいが、固定の容量と可変抵抗を入れ替えたローパスフィルタ構成の可変移相器を使用することも可能である。
また、可変容量と固定の抵抗を使用したハイパスフィルタもしくはローパスフィルタ構成の可変移相器を使用することも可能である。ここで、可変容量としては、可変容量ダイオードもしくは、可変容量ダイオードと容量とを直列または並列に結合した合成可変容量を用いることが好ましい。
(実施の形態2:請求項3に対応)
上述した実施の形態1の図1の90度移相装置では、位相差は正確に90度を実現できるが、振幅差は必ずしも等しくない。第1の入力信号1は第1の可変移相器21を通過するが、第2の入力信号2は可変移相器を通過しないので、第1の出力信号Q1と第2の出力信号I2との間で振幅誤差が大きくなってしまう。
本発明の実施の形態2を図2に示す。実施の形態2は、正確な90度位相差を実現できる実施の形態1の構成に加えて、等振幅の出力信号を得ることができる90度移相装置を示すものである。
この90度移相装置は、第1の出力信号Q1に第1の利得制限回路61を結合し、第1の利得制限回路61の出力を第3の出力信号Q3とし、第2の出力信号I2に第2の利得制限回路62を結合し、第2の利得制限回路62の出力を第4の出力信号I4とする。したがって、第3の出力信号Q3と第4の出力信号I4は等振幅になる。位相差は90度のままである。
なお、第1および第2の利得制限回路61,62を設ける代わりに、第1および第2の2逓倍回路31,32自体に利得制限機能をもたせることも可能で、この構成によっても第1の出力信号Q1と第2の出力信号I2の振幅を等しくすることができる(請求項2に対応)。
(実施の形態3:請求項4に対応)
本発明の実施の形態3を図3に示す。実施の形態3は、正確な90度位相差を実現できる実施の形態1の構成に加えて、等振幅の出力信号を得ることができる90度移相装置を示す。
この90度移相装置は、第1の出力信号Q1に第1の可変利得増幅器71を結合し、第1の可変利得増幅器71の出力を第3の出力信号Q3とし、第2の出力信号I2と第3の出力信号Q3を第1のレベル比較器81の入力に結合し、第1のレベル比較器81の出力を、第1の利得制御信号91として、第1の可変利得増幅器71にフィードバックする。これによって、第2の出力信号I2と第3の出力信号Q3の振幅が等しくなるよう、第1の可変利得増幅器71の利得が制御される。したがって、第3の出力信号Q3と第2の出力信号I2は等振幅になる。位相差は90度のままである。
(実施の形態4:請求項5に対応)
本発明の実施の形態4を図4に示す。実施の形態4は、正確な90度位相差を実現できる実施の形態1の構成に加えて、等振幅の出力信号を得ることができる90度移相装置を示す。
この90度移相装置は、第1の可変移相器21と第1の2逓倍回路31の間に第1の利得制限回路61を直列に結合し、第1の信号源11と第2の2逓倍回路32の間に第2の利得制限回路62を直列に結合する。
これによって、第1の2逓倍回路31と第2の2逓倍回路32への入力振幅が等しくなるので、第1の2逓倍回路31と第2の2逓倍回路32の利得が等しければ、第1の出力信号Q1と第2の出力信号I2は等振幅になる。位相差は90度のままである。
(実施の形態5:請求項6に対応)
本発明の実施の形態5を図5に示す。実施の形態5は、正確な90度位相差を実現できる実施の形態1の構成に加えて、等振幅の出力信号を得ることができる90度移相装置を示す。
この90度移相装置は、第1の可変移相器21と第1の2逓倍回路31の間に第1の可変利得増幅器71を直列に結合し、第1の可変利得増幅器71の出力と第2の入力信号2とを第1のレベル比較器81の2つの入力にそれぞれ結合し、第1のレベル比較器81の出力を第1の利得制御信号91として第1の可変利得増幅器71にフィードバックする。これによって、第2の入力信号2と第1の可変利得増幅器71の出力の振幅が等しくなるように、第1の可変利得増幅器71の利得が制御される。その結果、第1の2逓倍回路31への入力振幅と第2の2逓倍回路32への入力振幅とが等しくなるので、第1の2逓倍回路31と第2の2逓倍回路32の利得が等しければ、第1の出力信号Q1と第2の出力信号I2は等振幅になる。位相差は90度のままである。
(実施の形態6:請求項7に対応)
本発明の実施の形態6を図6に示す。実施の形態6は、正確な90度位相差を実現できる実施の形態1の構成に加えて、等振幅の出力信号を得ることができる90度移相装置を示す。
この90度移相装置は、第1の2逓倍回路31を、利得を調整可能な第1の可変利得2逓倍回路101に置き換え、第1の出力信号Q1と第2の出力信号I2とを第1のレベル比較器82の2つの入力にそれぞれ結合し、第1のレベル比較器82の出力を、第1の利得制御信号91として第1の可変利得2逓倍回路101にフィードバックする。これによって、第1の出力信号Q1と第2の出力信号I2の振幅が等しくなるように、第1の可変利得2逓倍回路101の利得が制御される。したがって、第1の出力信号Q1と第2の出力信号I2は等振幅になる。位相は90度のままである。
(実施の形態7:請求項8〜10に対応)
本発明の実施の形態7は、実施の形態1〜6の各構成に加えて、第1の可変移相器21と並列に、1または複数の可変移相器(代表して第2の可変移相器22を図示している)を設け、第1の移相制御信号51を第2の可変移相器22に与え、第2の可変移相器22から第3の出力信号Q3を得るようにしたものである。具体的には、第2の可変移相器22の入力を第1の信号源11の出力(代表して、第3の入力信号3を図示している)と結合し、それぞれに第1の移相制御信号51をフィードバックし、第2の可変移相器22から第3の出力信号Q3を得るようにしている。
実施の形態7の例として、実施の形態1の構成に上記構成を加えた構成を図7に示す。
この90度移相装置は、実施の形態1の構成に加えて、第2の可変移相器22の入力を第1の可変移相器21の入力と結合し、第1の移相制御信号51を第1および第2の可変移相器21および22の両方に与える。
第1の可変移相器21を固定の容量と第1の移相制御信号51で抵抗値が可変する可変抵抗で構成した場合、第1の可変移相器21と並列に設けられる第2の可変移相器22内の容量を第1の可変移相器21内の容量とは異なる値とし、可変抵抗は同じ第1の移相制御信号51で抵抗値が可変する可変抵抗を使用する。この結果、並列に接続された可変移相器の出力は、容量値の選び方により第1の入力信号1に対して、0度〜90度までの移相回転を持った出力を得ることができる。また、第1の入力信号の反転N1を第2の可変移相器に入力すると、第3の出力信号Q3は、第1の入力信号1に対して−180度〜―90度までの移相回転を持った出力を得ることができる。
ここで、第2の可変移相器22の出力部に逓倍回路が設けられていない理由について説明する。第3の出力信号Q3は、第1の入力信号Q1に対して任意の移相出力を持った信号を取り出せることが特徴である。よって2逓倍する必要はない。第1の出力信号Q1と第2の出力信号I2の位相差が90度であれば、第1の可変移相器21の出力信号は第1の入力信号に対して45度の移相回転量を持っている。
図14に、例として可変移相器が図12の構成であり、第1の可変移相器の容量をC1、第2の可変移相器の容量をC2、MOSトランジスタのオン抵抗をはRonとした回路を示す。この回路において、移相回転量を任意に調節できる理由を以下に説明する。
移相回転量をθとすると、
θ=arctan(ω*Ron*C2)
=arctan(C2/C1)
が成り立つ。したがって、容量C2によって移相回転量θを調整できる。
ここで、入力角周波数がωのとき、移相回転量θが45度になるためには、オン抵抗Ronはω=1/Ron/C1を満足する。したがって、
移相回転量=45度=arctan(ω*Ron*C1)
が成り立つ。
また、第1の可変移相器21を固定の抵抗と第1の移相制御信号51で抵抗値が可変する可変容量で構成する場合は、第1の可変移相器と並列接続された第2の可変移相器の抵抗の値の選び方により、並列接続された可変移相器の出力は第1の入力信号に対して0度〜−90度までの移相回転を持った出力を得ることができる。また、第1の入力信号の反転N1を第2の可変移相器に入力すると、第3の出力信号Q3は第1の入力信号1に対して180度〜90度までの移相回転を持った出力を得ることができる。
(実施の形態8:請求項11に対応)
本発明の実施の形態1〜6の90度移相装置は、入出力を差動構成にすることもできる。代表例として、実施の形態1の図1の90度移相装置の入出力を差動構成に変更した90度移相装置を図8に示す。この90度移相装置は、信号源11A、第1の可変移相器21A、第1の2逓倍回路31A、第2の2逓倍回路32Aおよび第1の90度位相比較器41Aを差動入出力構成にしている。この回路では、信号源11Aから第1の差動入力信号1Aと第2の差動入力信号2Aが出力され、第1の可変移相器21Aおよび第2の2逓倍回路32Aに入力される。
第1の可変移相器21Aの出力は第1の2逓倍回路31Aに入力され、第1の2逓倍回路31Aの出力である第1の出力信号Q1および第3の出力信号QB3と第2の2逓倍回路32Aの出力である第2の出力信号I2および第4の出力信号IB4が第1の90度位相比較器41Aに入力される。第1の90度位相比較器41Aの出力である第1の移相制御信号51Aおよび第2の移相制御信号52Aが第1の可変移相器21Aへフィードバックされる。
差動入出力構成の第1の可変移相器21Aの回路を図13に示す。ここでは一例として図12の可変移相器を使用する。
第1の可変移相器21Aは、固定の容量C1と可変抵抗VR1および固定の容量C2と可変抵抗VR2をそれぞれハイパスフィルタ型構成にし、可変抵抗VR1およびVR2として用いるMOSトランジスタのソースを共通化し接地もしくはバイアス電圧に結合する。図13では接地している。
そして、可変抵抗VR1として使用するMOSトランジスタM1のゲートに第1の移相制御信号51Aを結合し、可変抵抗VR2として使用するMOSトランジスタM2のゲートに第2の移相制御信号52Aを結合する。この可変移相器21Aは、差動入力信号Vin、VBinに対して差動出力信号Vout、VBoutが得られる。
移相制御信号51A,52Aは共通化しても良いが、移相制御信号51A,52Aを差動入力信号Vin、VBinそれぞれに用意することにより、容量C1と容量C2、および可変抵抗として使用するMOSトランジスタM1とMOSトランジスタM2にミスマッチがあっても、別々に移相制御信号51A,52Aを与えることにより完全な差動信号出力を得ることができる。
この90度移相装置では、90度位相差を実現するために、第2の出力信号I2に対する第1の出力信号Q1の位相差を、第1の位相比較器41Aによって検出し、位相差に比例した出力である第1の位相制御信号51Aを第1の可変移相器21Aにフィードバックし、第2の出力信号I2に対する第1の出力信号Q1の位相差を正確に90度にする。
同様に、第2の出力信号I2と差動の関係にある第4の出力信号IB4に対して、第3の出力信号QB3の位相差を第1の位相比較器41Aによって検出し、位相差に比例した出力である第2の位相制御信号52Aを第1の可変移相器21Aにフィードバックし、第4の出力信号IB4に対する第3の出力信号QB3の位相差を正確に90度にする。
したがって、各出力信号の位相差は第2の出力信号I2を基準にすると、
I2:0度 Q1:90度 IB4:180度 QB3:270度
となり、正確な90度位相差の差動出力信号を得ることができる。
なお、上記各実施の形態では、可変移相器として、固定容量と可変抵抗からなるハイパスフィルタ構成、あるいはローパスフィルタ構成のものを使用しているが、これに代えて、固定抵抗と可変容量からなるハイパスフィルタ構成、あるいはローパスフィルタ構成のものを使用してもよい。この場合の可変容量としては、例えば、可変容量ダイオードを使用することが好ましい。
本発明にかかる移相装置は、直交変調信号の変復調装置で必要とされる正確な直交信号として、90度位相差および等振幅を高精度で実現させることができ、通信モジュールや
携帯端末を含めた無線通信機器等の回路として有用である。
本発明の実施の形態1の90度移相装置の構成を示す回路ブロック図である。 本発明の実施の形態2の90度移相装置の構成を示す回路ブロック図である。 本発明の実施の形態3の90度移相装置の構成を示す回路ブロック図である。 本発明の実施の形態4の90度移相装置の構成を示す回路ブロック図である。 本発明の実施の形態5の90度移相装置の構成を示す回路ブロック図である。 本発明の実施の形態6の90度移相装置の構成を示す回路ブロック図である。 本発明の実施の形態7の90度移相装置の構成を示す回路ブロック図である。 本発明の実施の形態8の90度移相装置の構成を示す回路ブロック図である。 90度移相器の先行技術を示す回路図である。 90度移相装置の他の先行技術を示す回路ブロック図である。 可変抵抗と可変容量の構成を示す図である。 第1の可変移相器の例を示す回路図である。 第1の可変移相器の他の例を示す回路図である。 第1および第2の可変移相器の具体例を示す回路図である。
符号の説明
21,21A 第1の可変移相器
22,22A 第2の可変移相器
31,31A 第1の2逓倍回路
32,32A 第2の2逓倍回路
41,41A 第1の90度位相比較器
61 第1の利得制限回路
62 第2の利得制限回路
71 第1の可変利得増幅器
81 第1のレベル比較器

Claims (16)

  1. 第1の信号源と、第1の移相制御信号により移相回転量が可変の第1の可変移相器と、第1のN逓倍回路(Nは2以上の整数)と、第2のN逓倍回路と、第1の位相比較器とを備え、
    前記第1の信号源と前記第1の可変移相器の入力および前記第2のN逓倍回路の入力とを結合することによって共通化し、
    前記第1の可変移相器の出力と前記第1のN逓倍回路の入力とを結合し、前記第1のN逓倍回路の出力を第1の出力信号とし、前記第2のN逓倍回路の出力を第2の出力信号とし、
    前記第1の出力信号と前記第2の出力信号とを前記第1の位相比較器に入力し、前記第1の位相比較器の出力を前記第1の移相制御信号として前記第1の可変移相器にフィードバックすることにより、前記第1の出力信号と前記第2の出力信号の位相差が一定となるように前記第1の可変移相器の移相回転量を制御する移相装置。
  2. 前記第1および第2のN逓倍回路にそれぞれ利得制限機能を持たせた請求項1記載の移相装置。
  3. 前記第1の出力信号を入力に結合した第1の利得制限回路を設け、前記第2の出力信号を入力に結合した第2の利得制限回路を設け、前記第1の利得制限回路の出力を第3の出力信号とし、前記第2の利得制限回路の出力を第4の出力信号とする請求項1記載の移相装置。
  4. 前記第1の出力信号を入力に結合した利得制御可能な第1の可変利得増幅器を設け、前記第1の可変利得増幅器の出力を第3の出力信号とし、
    前記第3の出力信号と前記第2の出力信号とが入力される第1のレベル比較器を設け、
    前記第1のレベル比較器の出力を、前記第1の可変利得増幅器に第1の利得制御信号として与えることにより、前記第3の出力信号と前記第2の出力信号のレベルが等しくなるように前記第1の可変利得増幅器の利得を制御する請求項1記載の移相装置。
  5. 前記第1の可変移相器と前記第1のN逓倍回路との間に第1の利得制限回路を設け、前記第2のN逓倍回路の前段に第2の利得制御回路を設けた請求項1記載の移相装置。
  6. 前記第1の可変移相器と前記第1のN逓倍回路との間に利得制御可能な第1の可変利得増幅器を設け、前記第1の可変利得増幅器の出力レベルと前記第2のN逓倍回路の入力レベルとを比較する第1のレベル比較器を設け、
    前記第1のレベル比較器の出力を前記第1の可変利得増幅器に第1の利得制御信号として与えることにより、前記第1の可変利得増幅器の出力信号と前記第2のN逓倍回路の入力信号のレベルが等しくなるように前記第1の可変利得増幅器の利得を制御する請求項1記載の移相装置。
  7. 前記第1のN逓倍回路を、利得制御可能な第1の可変利得N逓倍回路に置き換え、
    前記第1の可変利得N逓倍回路の出力レベルと前記第2のN逓倍回路の出力レベルとを比較する第1のレベル比較器を設け、
    前記第1のレベル比較器の出力を前記第1の可変利得N逓倍回路に第1の利得制御信号として与えることにより、前記第1の可変利得N逓倍回路の出力信号と前記第2のN逓倍回路の出力信号のレベルが等しくなるように前記第1の可変利得N逓倍回路の利得を制御する請求項1記載の移相装置。
  8. 前記信号源の出力を入力、もしくは前記信号源の出力の反転信号を入力とし、第2の移相制御信号により移相回転量を変化可能な、1または複数個の第2の可変移相器をさらに設けた請求項1〜7の何れかに記載の移相装置。
  9. 前記第1の位相比較器の出力を前記第2の移相制御信号として前記第2の可変移相器に供給するようにした請求項8記載の移相装置。
  10. 前記第1の可変移相器と前記第2の可変移相器とは前記第1の位相比較器の出力に対応した移相回転量が互いに異なる請求項9記載の移相装置。
  11. 入出力が差動構成であることを特徴とする請求項1〜10の何れかに記載の移相装置。
  12. 前記第1の可変移相器は、容量と前記第1の移相制御信号により抵抗値を変化することができる可変抵抗とを結合してなるハイパスフィルタもしくはローパスフィルタ構成を有する請求項1〜11の何れかに記載の移相装置。
  13. 前記第1の可変移相器は、抵抗と前記第1の移相制御信号により容量値を変化することができる可変容量とを結合してなるハイパスフィルタもしくはローパスフィルタ構成を有する請求項1〜11の何れかに記載の移相装置。
  14. 可変抵抗として、NチャネルもしくはPチャネルの第1のトランジスタのオン抵抗、もしくは第1のトランジスタと抵抗とを直列または並列に結合した合成可変抵抗を用い、前記第1の移相制御信号をゲートに結合し、抵抗値を可変させることを特徴とする請求項12記載の移相装置。
  15. 前記可変容量に、第1の可変容量ダイオード、もしくは第1の可変容量と容量とを直列または並列に結合した合成可変容量を用いることを特徴とする請求項13記載の移相装置。
  16. 入出力が差動構成である請求項12〜15の何れかに記載の移相装置。

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