JP2006086366A - 半導体発光素子 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】活性領域13は、p型半導体層15とn型半導体層17との間に設けられている。活性領域13は、一又は複数の障壁層19と、複数の井戸層21a、21bと、第1の光閉じ込め層23と、第2の光閉じ込め層25とを含む。障壁層19および井戸層21a、21bは、第1の光閉じ込め層23と第2の光閉じ込め層25との間に設けられている。井戸層21a、21bは、V族元素として窒素および砒素を少なくとも含むIII−V化合物半導体から成る。障壁層19、第1および第2の光閉じ込め層23、25は、GaAs半導体を基準にして負の歪みを有している。障壁層19、第1および第2の光閉じ込め層23、25は、製造上で生じるばらつきを超えて負の歪みを有している。
【選択図】 図1
Description
平均歪=SUM(各層の歪)×(各層の厚み)/SUM(各層の厚み)
(SUMは活性層全体にわたる和と示す)と規定し、障壁層にGaAsり小さい格子定数(マイナスの歪)をもつ層を用いて平均歪を低減、つまりゼロに近づけると特性向上に効果が得られると記載されている。平均歪の範囲は−0.5%〜+0.5%であり、障壁層にGaAsより小さい格子定数(マイナスの歪)をもつ層を用いて平均歪をゼロ(あるいはゼロの近傍)とする、すなわち「歪を補償する」ことにより、デバイス特性の向上させる技術が記載されている。
この半導体発光素子によれば、V族元素として窒素および砒素を少なくとも含むIII−V化合物半導体として、GaInNAs半導体およびGaInNAsSb半導体を用いることができる。
この半導体発光素子によれば、GaNAs半導体、GaAsP半導体及びGaNAsP半導体は、負の歪みを有する活性領域を実現できる。
この半導体発光素子によれば、第3および第4の光閉じ込め層が第1および第2の光閉じ込め層の外側に位置しているので、少なくとも2種類の光閉じ込め層を用いて、光ガイドと活性領域の歪み量との両方を調整できる。
第3及び第4の光閉じ込め層の材料として、基準となるGaAs半導体を用いるので、第1および第2の光閉じ込め層の厚さによって歪み量を調整できる。
この半導体発光素子によれば、負の歪みを有する活性領域にキャリアを閉じ込めることができる。
歪み=((その層の格子定数)−(GaAsの格子定数))/(GaAsの格子定数)
と定義する。ここで、該当層の格子定数がガリウムヒ素の格子定数より大きい場合は歪みがプラスとなり、その層の格子定数がガリウムヒ素の格子定数より小さい場合は歪みがマイナスとなる。
SUM(井戸層の半導体の歪み)×(井戸層の厚み)+SUM(負の歪みを有する半導体の歪み)×(負の歪みを有する半導体層の厚み)
を負にする。上記の歪み値を参照すると、負の歪みを有する半導体の歪みが相対的に大きく井戸層の半導体の歪みが相対的に小さい活性領域では
RATIO=SUM(負の歪みを持つ半導体層の厚みの総和)/SUM(井戸層の厚みの総和)
=1.8/0.6=3
となる。負の歪みを有する半導体層に歪みが小さい半導体材料を用いる場合、および/または井戸層に歪みが大きい半導体材料を用いる場合には、このRATIOは3より大きくなる。
この実施例の半導体レーザは、図3(A)に示された構造(第1および第2の光閉じ込め層の厚さが第3および第4の光閉じ込め層の厚さより厚い)を有する。第1および第2の光閉じ込め層の各々は、116nmの厚さを有するGaN0.0011As0.989半導体層であり、障壁層は8nmの厚さを有するGaN0.0011As0.989半導体層である。第3および第4の光閉じ込め層の各々は、24nmの厚さを有するGaAs半導体層である。
この実施例の半導体レーザは、図3(B)に示された構造(第1および第2の光閉じ込め層の厚さが第3および第4の光閉じ込め層の厚さより厚い)を有する。第1および第2の光閉じ込め層の各々は、93nmの厚さを有するGaN0.0011As0.989半導体層であり、障壁層は8nmの厚さを有するGaN0.0011As0.989半導体層である。第3および第4の光閉じ込め層の各々は、47nmの厚さを有するGaAs半導体層である。
この実施例の半導体レーザは、図3(C)に示された構造(第1および第2の光閉じ込め層の厚さが第3および第4の光閉じ込め層の厚さとほぼ同じ)を有する。第1および第2の光閉じ込め層の各々は、70nmの厚さを有するGaN0.0011As0.989半導体層であり、障壁層は8nmの厚さを有するGaN0.0011As0.989半導体層である。第3および第4の光閉じ込め層の各々は、70nmの厚さを有するGaAs半導体層である。
Claims (6)
- p型半導体層とn型半導体層との間に設けられており量子井戸構造を有する活性領域を備え、
前記活性領域は、一又は複数の障壁層と、一又は複数の井戸層と、第1および第2の光閉じ込め層とを含み、
前記障壁層および前記井戸層は、前記第1の光閉じ込め層と前記第2の光閉じ込め層との間に設けられており、
前記井戸層は、V族元素として窒素および砒素を少なくとも含んでおりGaAsより大きい格子定数を有する第1のIII−V化合物半導体から成り、
前記障壁層は、GaAsより小さい格子定数を有する第2のIII−V化合物半導体から成り、
前記第1および第2の光閉じ込め層は、GaAsより小さい格子定数を有する第3のIII−V化合物半導体から成り、
前記障壁層並びに前記第1および第2の光閉じ込め層の厚さの総和は、前記井戸層の厚さの総和の3倍より大きい、ことを特徴とする半導体発光素子。 - 前記井戸層の前記第1のIII−V化合物半導体は、GaInNAs半導体およびGaInNAsSb半導体の少なくともいずれかである、ことを特徴とする請求項1に記載された半導体発光素子。
- 前記障壁層の前記第2のIII−V化合物半導体は、GaNAs半導体、GaAsP半導体及びGaNAsP半導体の少なくともいずれかであり、
前記第1および第2の光閉じ込め層の前記第3のIII−V化合物半導体は、GaNAs半導体、GaAsP半導体およびGaNAsP半導体の少なくともいずれかである、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載された半導体発光素子。 - 前記活性領域は第3および第4の光閉じ込め層をさらに含み、
前記障壁層、前記井戸層、前記第1の光閉じ込め層および前記第2の光閉じ込め層は、前記第3の光閉じ込め層と前記第4の光閉じ込め層との間に設けられている、ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載された半導体発光素子。 - 前記第3の光閉じ込め層と前記第4の光閉じ込め層はGaAs半導体からなる、ことを特徴とする請求項4に記載された半導体発光素子。
- 前記p型半導体層はIII族元素としてアルミニウムを含むIII−V化合物半導体から成り、
前記n型半導体層はIII族元素としてアルミニウムを含むIII−V化合物半導体から成る、ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載された半導体発光素子。
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JP2004270168A JP2006086366A (ja) | 2004-09-16 | 2004-09-16 | 半導体発光素子 |
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JP2007294788A (ja) * | 2006-04-27 | 2007-11-08 | Ricoh Co Ltd | 半導体発光素子 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003017812A (ja) * | 2001-04-25 | 2003-01-17 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 半導体レーザ素子 |
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2004
- 2004-09-16 JP JP2004270168A patent/JP2006086366A/ja active Pending
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