JP2006086059A - 誘導加熱調理器 - Google Patents
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Abstract
【課題】商用電源と制御基板との接続が困難で、制御基板を構成するインバータ基板から発生する輻射ノイズが商用電源にのりやすいこと。
【解決手段】電源ノイズフィルター回路21とインバータ回路部17bの中間の高さに電源ノイズフィルター回路21と商用交流電源との接続部20を配置する構成とする。
【選択図】図1
【解決手段】電源ノイズフィルター回路21とインバータ回路部17bの中間の高さに電源ノイズフィルター回路21と商用交流電源との接続部20を配置する構成とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、誘導加熱調理器に関するもので特に回路基板の配置に関する。
従来、この種の誘導加熱調理器が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
以下に従来の誘導加熱調理器について説明する。図3は従来の誘導加熱調理器の内部構成を示す斜視図である。図3に示すように誘導加熱調理器の本体の上面にはセラミックプレート103が配置され図示してない被加熱物を載置して加熱調理を行うようになっている。セラミックプレート103の下方に加熱手段を構成する加熱コイル105、106を2つ配置しており、左加熱コイル105と、右加熱コイル106とは、夫々独立して制御を行うように配置されている。
また、制御回路部107、108は誘導加熱するためのスイッチング素子を配置する構成になっているため、そのスイッチング素子を有する制御回路部107、108を強制冷却するように図示してない冷却ファンが設置されている。制御回路部107と108とは上下二重に重ね合わせて配置している。
特開2001−68259号公報
しかしながら、前記従来の構成では、製品本体内のスペースに制約があり、制御基板の配置を上下2段の位置しか取れないため商用電源と制御基板とを配線しようとするとその引き回しを考慮して本体後方から繋がざるをえない。しかし、2枚の制御基板をケースに装着し、下側の基板(電源ノイズフィルター基板)に上方から繋ごうとすると2枚の基板が重なった状態では後ろ側の作業性が悪いという課題があった。
また、一般的に高周波回路(制御基板)から輻射ノイズがでていることが知られている。上側の制御基板から距離をおくことができればノイズを減らすことができる。しかし、上側で商用電源を繋ごうとすると商用電源接続部に輻射ノイズがのりやすくなってしまうといった課題もあった。
前記従来の課題を解決するために、本発明の誘導加熱調理器は、制御基板ユニットと商用電源との接続部を、組立て時の作業性の良い、かつ電気的にも電源ノイズがのりにくい配置とすることを目的とするものである。
前記従来の課題を解決するために、本発明の誘導加熱調理器は、電源ノイズフィルター回路とインバータ回路部の中間の所定の高さに電源ノイズフィルター回路と商用交流電源との接続部を配置する構成とするものである。
これによって、本発明の誘導加熱調理器は、基板の後ろ側からの配線が容易になるとともに、下側の制御基板からの距離が確保されて電源ノイズがのりにくい配置とすることができる。
本発明の誘導加熱調理器は、制御基板ユニットと商用交流電源との配線が容易になると共に電源ノイズがのりにくい配置とすることができる誘導加熱調理器を提供できる。
第1の発明は、商用交流電源から入力する電源ノイズフィルター回路と、誘導加熱を行う加熱コイルへの電流を制御するインバータ回路と、前記インバータ回路に高圧を供給する高圧回路部とを収納する本体とを備え、前記電源ノイズフィルター回路と前記インバータ回路との中間に前記電源ノイズフィルター回路から前記商用交流電源への配線により接続された接続部を配置する構成とすることにより、制御基板と商用電源との後ろ側においての配線が容易になるとともに、上下の制御基板と接続部との距離が確保されて商用電源へ輻射ノイズがのりにくい構成とすることができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の接続部を、上下インバータ回路基板のうち上段の回路基板に近い方に所定の高さに配置した構成とすることにより、接続部を作業性の良い所定の高さに設置し、基板の後ろ側からの配線がさらに容易になるとともに、上下の制御基板からの距離が確実に確保されて商用電源に輻射ノイズがのりにくい構成とすることができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明の接続部を、下段の電源ノイズフィルター回路と本体内に配置接続される前に接続するとすることにより、本体内に設置後に接続する必要がなくなる。従って本体内の制限されたスペースでの作業をせずに済む。
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか1つの発明の接続部を、本体内の所定の設置場所に配置後前記商用電源に接続されるようにすることにより、配線の作業は固定した基板を利用するため安定した状態で配線作業ができる。
第5の発明は、商用交流電源から入力する電源ノイズフィルター回路と、誘導加熱を行う加熱コイルへの電流を制御するインバータ回路と、前記インバータ回路に高圧を供給する高圧回路部とを収納する本体と、前記電源ノイズフィルター回路を収納する下ケースと、前記インバータ回路を収納する上ケースとを備え、前記下ケースの上に前記上ケースを載置すると共に、前記電源ノイズフィルター回路から前記商用交流電源への配線により接続された接続部を前記上ケースと一体に形成した載置部に固定する構成ととすることにより、制御基板と商用電源との後ろ側においての配線作業が上ケースの近傍に固定されて容易になるとともに、上下の制御基板と接続部との距離がケースにより確保されて商用電源へ輻射ノイズがのりにくい構成とすることができる。
以下本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態における誘導加熱調理器の内部の構成を示す斜視図、図2は本発明の実施の形態に於ける誘導加熱調理器の右側面の断面を示す断面図である。図1において誘導加熱を行う加熱コイル12bへの電流を制御するインバータ回路部17bと、高圧回路部17aと、インバータ回路部17bに送風する図示してない冷却ファンとを備え、インバータ回路部17bと高圧回路部19を上下2段に配置している。
図1は本発明の第1の実施の形態における誘導加熱調理器の内部の構成を示す斜視図、図2は本発明の実施の形態に於ける誘導加熱調理器の右側面の断面を示す断面図である。図1において誘導加熱を行う加熱コイル12bへの電流を制御するインバータ回路部17bと、高圧回路部17aと、インバータ回路部17bに送風する図示してない冷却ファンとを備え、インバータ回路部17bと高圧回路部19を上下2段に配置している。
以上のように構成された誘導加熱調理器について以下その動作、作用を説明する。
まず、下側の電源ノイズフィルター回路21のうち電源プラグを介して商用電源との接続部20が電源ノイズフィルター回路21から分離して上側17a、17bと下側19、21の回路基板の中間で、かつ上側17a、17bの回路基板の近くの高さのところにある。接続部20は下側に配置された電源ノイズフィルター回路21と配置前に接続されている。また、この接続部20は設置後に電源プラグ(商用交流電源)と結線される。
本体外郭16内部を充分冷却して電子部品を保護しようとすると、どうしても部品の高さに制限を受け、また、制御基板の面積を大きくとらずに製作しようとすると2段重ねにするのが限界である。また、オールメタル対応のクッキングヒータでは使い勝手を考えて右側のヒータをオールメタル対応としている。その制御基板は上側に配置され、上側のインバータ基板が輻射ノイズを多く発生することが知られており上側のインバータ基板から距離をおかないと商用電源にのる輻射ノイズを大幅に減らすことができない。
以上のように構成された誘導加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
まず、商用交流電源は通常本体の後ろ側から配線するため接続部20が本体外郭16の後ろ側でかつ上側に近いことで上下の制御基板17a、17b、19、21の後ろ側からの配線が容易になっている。また下側に配置された電源ノイズフィルター回路21が上側のインバータ回路部17bから距離が離れているため輻射ノイズがのりにくい構成となっている。
また、本実施の形態では接続部20を上下2段のインバータ回路部17b、19のうち上段の回路基板17bに近い方に配線作業のやりやすい所定の高さに配置したことにより、配線作業が楽になり、接続部20を上側のインバータ回路部17bの後ろ側に離し影響を受けることが少ない。特にオールメタル対応のIHクッキングヒータでは上側のインバータ回路部17bがノイズを多く発生することが知られており上側の基板から距離をおくことができてノイズを大幅に減らすことができる。
また、本実施の形態では、接続部20は下段の電源ノイズフィルター回路21と本体外郭16内スペースに配置接続される前に接続させることにより、配置後の接続が不要になる。配置後は限られたIHクッキングヒータ本体外郭16内スペースで作業をせねばならず、その配線作業が不要になることは本体の信頼性を大幅に向上させて大きな効果をもたらす。
また、本実施の形態では接続部20は本体内の所定の設置場所に配置後に前記商用電源に接続されることにより、特に電源フィルター基板が2段重ねの下側にあっても実際に結線する結線部が上段近くの位置にあるため平面配置が奥側にあっても配線作業は容易となる。
尚、電源ノイズフィルター回路21を収納する下ケースと、インバータ回路17bを収納する上ケースとを備え、前記下ケースの上に前記上ケースを載置すると共に、電源ノイズフィルター回路21から商用交流電源への配線により接続された接続部20を上ケースと一体に形成した載置部に固定する構成とすることにより、制御基板と商用電源との後ろ側においての配線作業が上ケースの近傍に固定されて容易になるとともに、上下の制御基板と接続部との距離がケースにより確保されて商用電源へ輻射ノイズがのりにくい構成としてもよい。
また、電源ノイズフィルター回路21の回路基板の割基板に接続部20を実装(電源ノイズフィルター回路21と接続部20リードとの配線を含む)し、その後、接続部を割って、所定の位置に載置後、固定するようにしても良い。
以上のように、本発明にかかる誘導加熱調理器は、交流電源の配線が容易になると共に電源ノイズがのりにくい配置とすることが可能となるので、据え置きまたは組み込み型の誘導加熱調理器等の用途にも適用できる。
12a 誘導加熱コイル左(加熱コイル)
12b 誘導加熱コイル右(加熱コイル)
16 本体外郭(本体)
17a 高圧回路部(高圧回路)
17b インバータ回路部(上段インバータ回路)
19 インバータ回路部(下段インバータ回路)
20 接続部
21 電源ノイズフィルター回路
12b 誘導加熱コイル右(加熱コイル)
16 本体外郭(本体)
17a 高圧回路部(高圧回路)
17b インバータ回路部(上段インバータ回路)
19 インバータ回路部(下段インバータ回路)
20 接続部
21 電源ノイズフィルター回路
Claims (5)
- 商用交流電源から入力する電源ノイズフィルター回路と、誘導加熱を行う加熱コイルへの電流を制御するインバータ回路と、前記インバータ回路に高圧を供給する高圧回路部とを収納する本体とを備え、前記電源ノイズフィルター回路と前記インバータ回路との中間に前記電源ノイズフィルター回路から前記商用交流電源への配線により接続された接続部を配置する構成とする誘導加熱調理器。
- 接続部は、上下2段のインバータ回路基板のうち上段の回路基板に近い方に所定の高さに配置した構成とする請求項1に記載の誘導加熱調理器。
- 接続部は、下段の電源ノイズフィルター回路と本体内に配置接続される前に接続されてなる請求項1または2に記載の誘導加熱調理器。
- 接続部は、本体内の所定の設置場所に配置後に商用電源に接続されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の誘導加熱調理器。
- 商用交流電源から入力する電源ノイズフィルター回路と、誘導加熱を行う加熱コイルへの電流を制御するインバータ回路と、前記インバータ回路に高圧を供給する高圧回路部とを収納する本体と、前記電源ノイズフィルター回路を収納する下ケースと、前記インバータ回路を収納する上ケースとを備え、前記下ケースの上に前記上ケースを載置すると共に、前記電源ノイズフィルター回路から前記商用交流電源への配線により接続された接続部を前記上ケースと一体に形成した載置部に固定する構成とした誘導加熱調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004271087A JP2006086059A (ja) | 2004-09-17 | 2004-09-17 | 誘導加熱調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004271087A JP2006086059A (ja) | 2004-09-17 | 2004-09-17 | 誘導加熱調理器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006086059A true JP2006086059A (ja) | 2006-03-30 |
Family
ID=36164364
Family Applications (1)
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JP2004271087A Pending JP2006086059A (ja) | 2004-09-17 | 2004-09-17 | 誘導加熱調理器 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP2006086059A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011096424A (ja) * | 2009-10-28 | 2011-05-12 | Panasonic Corp | 誘導加熱調理器 |
US20210289591A1 (en) * | 2020-03-12 | 2021-09-16 | Lg Electronics Inc. | Electric range |
-
2004
- 2004-09-17 JP JP2004271087A patent/JP2006086059A/ja active Pending
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