JP2006084772A - 写真処理装置 - Google Patents

写真処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006084772A
JP2006084772A JP2004269440A JP2004269440A JP2006084772A JP 2006084772 A JP2006084772 A JP 2006084772A JP 2004269440 A JP2004269440 A JP 2004269440A JP 2004269440 A JP2004269440 A JP 2004269440A JP 2006084772 A JP2006084772 A JP 2006084772A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waste liquid
processing
liquid
tank
photographic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004269440A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Nomura
秀昭 野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2004269440A priority Critical patent/JP2006084772A/ja
Publication of JP2006084772A publication Critical patent/JP2006084772A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)
  • Photographic Developing Apparatuses (AREA)
  • Heat Treatment Of Water, Waste Water Or Sewage (AREA)

Abstract

【課題】 構成が簡素で廉価な装置により、写真廃液を減容化して廃液タンクの小型化を可能とし、写真廃液を外部へ捨てる作業頻度を低減して作業効率を向上し、写真廃液から臭気が発生したり沈殿物が発生することを防止する。
【解決手段】 感光材料26の液処理に用いた、比較的に臭気の発生、沈殿物の発生を起こしやすい使用済処理液を原液のまま貯留用廃液タンク76に貯留し、比較的に臭気の発生、沈殿物の発生を起こしにくい使用済処理液を廃液濃縮処理手段78によって濃縮処理して減容化してから貯留用廃液タンク76へ貯留させる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、写真の現像処理を行うと共に現像処理に用いられた廃液の量を減少させてから廃棄できるようにする写真廃液処理手段を備えた、写真処理装置に関する。
一般に、ハロゲン化銀写真感光材料の現像処理を行う写真処理装置が広く用いられている。このような写真処理装置では、黒白感光材料の現像処理を行う場合に、現像、定着、水洗等の工程により現像処理を行い、カラー感光材料の場合に、発色現像、漂白定着(又は漂白、定着)、水洗、安定化等の工程により現像処理を行っている。
この写真処理装置では、各処理工程毎に異なる処理液が使用されている。このような写真処理装置では、各処理液の性能を一定に保ったまま多量の感光材料を連続して処理するため、各処理液が感光材料を処理したために消費された成分を補充して処理液成分を一定に保つ必要がある。
このため、写真処理装置では、各処理液に対応する各補充液を、必要に応じて写真処理タンク内へ加えると共に、写真処理タンク内の使用済み処理液の一部を写真廃液として廃液タンクへ排出して、写真処理タンク内の処理液に有害な成分などが蓄積しないようにしている。
このような写真処理装置では、使用済の写真処理液〔例えば、現像液、定着液、発色現像液、漂白定着液(又は漂白液、定着液)、安定液等がまとめられて混合された廃液〕が写真処理装置内の廃液タンクへ排出されて満杯となると、装置内の廃液タンクを取り外して外部の回収用貯留タンクへ捨てる作業を行う。このようにして外部の回収用貯留タンクへ捨てられた写真廃液は、随時専門の廃液処理業者に処理費用を払って回収してもらっている。
また、このような写真処理装置で写真処理タンク内から捨てられる使用済の写真廃液(現像液、定着液、発色現像液、漂白定着液(又は漂白液、定着液)、安定液等がまとめられて混合された廃液)をそのまま貯留しておくようにする場合には、かなり広いスペースを用意せねばならず写真処理装置が大型化してしまう。さらに、写真廃液を最終処分するために最終処分場へ輸送する場合には、写真廃液の量が少ない方が有利である。
また、このような写真処理装置では、写真廃液が大量に排出されると写真処理装置内の廃液タンクがすぐに満杯となるので、作業員が、写真処理作業の動作を停止して、外部の回収用貯留タンクを運んで廃液タンクから写真廃液を捨てる作業を行う頻度が増加し、作業効率が低下してしまう。
このような理由から、写真処理装置に対しては、写真廃液(現像液、定着液、発色現像液、漂白定着液(又は漂白液、定着液)、安定液等がまとめられて混合された廃液)の容積を小さく(減容化)する廃液量低減の要望が強い。
また従来の写真処理装置では、写真廃液の最終処分が容易になるように、写真廃液を減圧蒸発処理手段で濃厚廃液と、比較的処理が簡単な希薄液とに分けて回収する減圧蒸発処理手段が提案されている。
この減圧蒸発処理手段では、廃液を気密な系において真空ポンプやエジェクターなどで系の気圧を下げて比較的低い温度、例えば常温に近い蒸発温度で廃液を蒸発させ、その際発生する蒸気を凝縮させる処理を行って、濃厚廃液と、希薄な凝縮液とに分離すると共に、向流濡れ壁塔を利用して、分離された40〜80℃の希薄な凝縮液に空気を接触させることにより凝縮液中のアンモニアを除去する写真廃液の減圧蒸発処理を行うようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
しかし、写真処理装置で上述のような写真廃液の減圧蒸発処理手段を用いた場合には、現像液、定着液、発色現像液、漂白定着液(又は漂白液、定着液)、安定液等がまとめられて混合された写真廃液を、濃縮する段階で亜硫酸塩が著しく分解する為、濃縮した写真廃液を貯留している周囲に亜硫酸臭やアンモニア臭等の臭気を撒き散らしたり、硫化により沈殿物が大量に発生するという問題が生じ易かった。
特開平6−254535号公報
本発明は上述の事実を考慮し、写真廃液を減容化して、この廃液を貯留する廃液タンクの小型化を可能とすると共に、廃液タンクに満杯となった写真廃液を外部へ捨てる作業頻度を低減して作業効率を向上でき、しかも写真廃液から周囲に臭気を撒き散らすことを防止でき、硫化による沈殿物の発生も防止できる、構成が簡素で廉価な写真処理装置を新たに提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の写真処理装置は、感光材料を液処理するのに用いられた複数の使用済処理液のうち、比較的に臭気の発生、沈殿物の発生を起こしやすい使用済処理液を分別して原液のまま貯留する貯留用廃液タンクと、感光材料を液処理するのに用いられた複数の使用済処理液のうち、比較的に臭気の発生、沈殿物の発生を起こしにくいと分別された使用済処理液を受け入れて、濃縮処理を行い、使用済処理液における感光材料の液処理に再利用可能な成分を回収して、感光材料の液処理に供し、濃縮後の使用済処理液を貯留用廃液タンクへ送液して貯留させる廃液濃縮処理手段と、を有することを特徴とする。
上述のように構成することにより、比較的に臭気の発生、沈殿物の発生を起こしやすいと分別された使用済処理液を、原液のまま貯留用廃液タンクへ貯留することによって、周囲に臭気を撒き散らすことを防止し、硫化による沈殿物の発生を防止できる。また、比較的に臭気の発生、沈殿物の発生を起こしにくいと分別された使用済処理液を廃液濃縮処理手段で濃縮することによって容積を小さくしてから貯留用廃液タンクへ貯留させることによって、最終的に貯留用廃液タンクに貯留される写真廃液を減容化することができる。これによって、写真廃液を貯留する貯留用廃液タンクの小型化を可能とすると共に、貯留用廃液タンクが満杯となって外部へ捨てる作業頻度を低減して作業効率を向上させることができる。さらに、比較的に臭気の発生、沈殿物の発生を起こしやすい使用済処理液と、比較的に臭気の発生、沈殿物の発生を起こしにくい使用済処理液とを分別して、比較的に臭気の発生、沈殿物の発生を起こしにくい使用済処理液だけを廃液濃縮処理手段で濃縮するという簡素な構成であるので、この写真処理装置の写真廃液処理手段を廉価に製造できる。
本発明の請求項2に記載の写真処理装置は、感光材料を液処理するのに用いられた複数の使用済処理液のうち、比較的に臭気の発生、沈殿物の発生を起こしやすい使用済処理液を分別して原液のまま貯留する貯留用廃液タンクと、感光材料を液処理するのに用いられた複数の使用済処理液のうち、比較的に臭気の発生、沈殿物の発生を起こしにくい使用済処理液を分別して貯留する濃縮可能廃液用貯留タンクと、濃縮可能廃液用貯留タンクに貯留されている使用済処理液を受け入れて、濃縮処理を行い、使用済処理液における感光材料の液処理に再利用可能な成分を回収して、感光材料の液処理に供し、濃縮後の使用済処理液を貯留用廃液タンクへ送液して貯留させる廃液濃縮処理手段と、を有することを特徴とする。
上述のように構成することにより、比較的に臭気の発生、沈殿物の発生を起こしやすいと分別された使用済処理液を、原液のまま貯留用廃液タンクへ貯留することによって、周囲に臭気を撒き散らすことを防止し、硫化による沈殿物の発生を防止できる。また、比較的に臭気の発生、沈殿物の発生を起こしにくいと分別された使用済処理液を廃液濃縮処理手段で濃縮することによって容積を小さくしてから貯留用廃液タンクへ貯留させることによって、最終的に貯留用廃液タンクに貯留される写真廃液を減容化することができる。これによって、写真廃液を貯留する貯留用廃液タンクの小型化を可能とすると共に、貯留用廃液タンクが満杯となって外部へ捨てる作業頻度を低減して作業効率を向上させることができる。さらに、比較的に臭気の発生、沈殿物の発生を起こしやすい使用済処理液と、比較的に臭気の発生、沈殿物の発生を起こしにくい使用済処理液とを分別して、比較的に臭気の発生、沈殿物の発生を起こしにくい使用済処理液だけを廃液濃縮処理手段で濃縮するという簡素な構成であるので、この写真処理装置の写真廃液処理手段を廉価に製造できる。これと共に、濃縮可能廃液用貯留タンクに比較的に臭気の発生、沈殿物の発生を起こしにくい使用済処理液を分別して一時的に貯留しておき、廃液濃縮処理手段の濃縮処理の進み具合に対応して、濃縮可能廃液用貯留タンクから廃液濃縮処理手段へ使用済処理液を適宜供給することによって、廃液濃縮処理手段での濃縮処理を円滑に行うことができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の写真処理装置において、貯留用廃液タンクを、気密状態を保って、使用済処理液を貯留可能に構成したことを特徴とする。
上述のように構成することにより、請求項1又は請求項2に記載の発明の作用、効果に加えて、貯留用廃液タンク内部の気体が外部に漏れて臭気を漂わせることを防止できるとと共に、貯留用廃液タンク外部の空気中の酸素が貯留用廃液タンク内に侵入し写真廃液と化学反応して硫化させることを抑制できる。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の写真処理装置において、貯留用廃液タンクを、その内部が加圧状態にされるようにして、使用済処理液を貯留可能に構成したことを特徴とする。
上述のように構成することにより、請求項1又は請求項2に記載の発明の作用、効果に加えて、貯留用廃液タンクの内部に気体を加圧して供給することにより、貯留用廃液タンク内部を加圧状態にして、貯留用廃液タンク内部の雰囲気が少量漏れたとしても、貯留用廃液タンク内に空気中の酸素が新たに侵入して写真廃液の硫化が進むことを防止することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4の何れかに記載の写真処理装置において、廃液濃縮処理手段を、常圧下で濃縮処理を行うように構成したことを特徴とする。
上述のように構成することにより、請求項1乃至請求項4の何れかに記載の発明の作用、効果に加えて、常圧下(大気圧の下)で濃縮処理のため処理廃液中の水分を蒸発させる場合には、廃液濃縮処理手段の装置内で凝集されて回収される蒸留水にアンモニアが混入することを抑制でき、再利用される蒸留水からアンモニア臭が発生することを大幅に抑制できる。
本発明の写真処理装置によれば、写真廃液を濃縮処理に適するものとそうでないものとに分別して集積し、濃縮処理に適した写真廃液だけを濃縮処理して減容化することによって、写真廃液全体を減容化し、この廃液を貯留する廃液タンクの小型化を可能とすると共に、廃液タンクに満杯となった写真廃液を外部へ捨てる作業頻度を低減して作業効率を向上させることを可能とする。さらに、写真廃液を濃縮して貯留しておく際に、周囲に臭気を撒き散らすことを防止でき、硫化による沈殿物の発生も防止できる写真処理装置を、簡素に構成でき廉価に製造可能とするという効果がある。
本発明の写真処理装置に係わる実施の形態について、図1を参照しながら説明する。
図1に、本発明の写真処理装置に関する実施の形態に係わるプリンタプロセッサの概略構成を示すように、このプリンタプロセッサ10は、プリンタ部12とプロセッサ部14とを具備する。
このプリンタ部12には、マガジン16、カッタ18、裏印字部20、露光部22及び振り分け部24を設けて構成する。このプリンタ部12では、マガジン16にセットされた帯状の感光材料26を、搬送経路28上に引き出してプリントサイズに応じてカッタ18により切断してカットシート状の感光材料26aをつくる。このカットシート状の感光材料26aは、2点鎖線で示す搬送経路28に沿って露光部22に向けて搬送される途中で、裏印字部20によりコマ番号や補正データなどの印字が行われる。
そして、露光部22では、搬送されてきたカットシート状の感光材料26aの受光面に、画像データに基づいた画像を露光記録する。露光済みの感光材料26aは、さらに搬送経路28上を搬送されて振り分け部24に至り、この振り分け部24で2列に配列されてから、乳剤面を上側、支持体を下側にした状態でプロセッサ部14に搬出される。
このプロセッサ部14には、感光材料現像処理装置30、乾燥装置32及びソータ部34を設ける。この感光材料現像処理装置30には、搬送経路28の上流側(図に向かって左側)から順に、現像槽36と、漂白定着槽38と、第1水洗槽40、第2水洗槽42、第3水洗槽44、および第4水洗槽46からなる水洗槽48とを設ける。この感光材料現像処理装置30では、現像槽36に現像液を貯留し、漂白定着槽38に漂白定着液を貯留し、また、水洗槽48に水洗液を所定量貯留する。
また、現像槽36と漂白定着槽38との内部には、感光材料26を各槽内で略U字状に設定された搬送経路上で搬送するための複数の搬送ローラからなる搬送ラック50を設ける。
現像槽36の上方には、感光材料26をプリンタ部12から現像槽36内へ搬送する搬送ローラ対52と、現像処理された感光材料26を漂白定着槽38側へ搬送する搬送ローラ対54とを設ける。同様に、漂白定着槽38の上方には、現像槽36側から搬送された感光材料26を漂白定着槽38内へ搬送する搬送ローラ対56と、脱銀処理された感光材料26を第1水洗槽40側へ搬送する搬送ローラ対58を設ける。
また、水洗槽48における第1水洗槽40の上方には、脱銀処理された感光材料26を第1水洗槽40内へ搬送する搬送ローラ対60を設ける。これらの搬送ローラ対52〜60によって液外スクイズ部が構成され、感光材料26に付着した処理液が次の槽へ持ち込まれないようにしている。
この水洗槽48には、その第1水洗槽40、第2水洗槽42、第3水洗槽44及び第4水洗槽46との間にそれぞれ介在して各水洗槽を仕切る隔壁の所定位置に、感光材料26の通過を可能にし、水洗液の通過を阻止するための液中スクイズ部74を配設する。
さらに、この水洗槽48には、第1水洗槽40から隔壁の液中スクイズ部74を通過して第2水洗槽42へ入り、第2水洗槽42の隔壁の液中スクイズ部74を通過して第3水洗槽44へ入り、第3水洗槽44の隔壁の液中スクイズ部74を通過して第4水洗槽46に入る液中に設定された搬送経路28に沿って感光材料26を搬送するための搬送ローラ対64を設ける。なお、煩雑になるため図示は省略するが、搬送ローラ対64は、各々取り外し可能な搬送ラックと一体に設けられている。
また水洗槽48では、その第4水洗槽46に、補充槽66からポンプ68を備えた送液管67を介して水洗液が補充される。水洗液の補充による増加分は、第4水洗槽46から第3水洗槽44へオーバーフローして注入され、第3水洗槽44から第2水洗槽42へオーバーフローして注入され、さらに第2水洗槽42から第1水洗槽40へオーバーフローして注入される、いわゆる向流カスケード方式で順次感光材料の搬送方向上流側の水洗槽に向かって流される。
この第1水洗槽40には、所定量以上の水洗液を排出するための排出管70を設け、所定量以上となった水洗液が、排出管70を通って濃縮可能廃液用貯留タンク72に貯留されるよう構成する。さらに、現像槽36には、所定量以上の使用済現像液を排出するための排出管71を設け、使用済現像液が、排出管71を通って濃縮可能廃液用貯留タンク72に、上述した使用済水洗液と混合されて貯留されるよう構成する。
図示しないが、第4水洗槽46には、リークセンサを設置して第4水洗槽46内の液濃度を測定することで第4水洗槽46への水洗液のリーク量を検出する。感光材料現像処理装置30では、このリークセンサの検出結果および水洗液の蒸発量に応じて補充槽66からポンプ68を介して水洗液を補充する。このようにすると、長期に亘って水洗槽48の液濃度を効率よく最適値に維持することができる。
この水洗槽48には、第4水洗槽46の上方に、水洗された感光材料26を乾燥装置32へ搬送する搬送ローラ対62を設ける。
このプロセッサ部14では、現像、脱銀及び水洗の処理がされ、完成された感光材料26を乾燥装置32へ搬入して乾燥してからソータ部34へ搬送し振り分けてストックし、一連の処理を完了する。
このプリンタプロセッサ10には、そのプロセッサ部14で使用された写真廃液の量を減少させてから廃棄するための写真廃液処理手段を設ける。
この写真廃液処理手段を構成するため、プリンタプロセッサ10には、濃縮可能廃液用貯留タンク72と、貯留用廃液タンク76と、廃液濃縮処理装置78とを設置する。
この濃縮可能廃液用貯留タンク72内部には、廃液パイプ80の先端が臨むように配置し、廃液ポンプ82によって、廃液濃縮処理装置78のハウジング84内に設けられた蒸発皿86に処理廃液を送るように構成する。この処理廃液の送り量は、図示しない制御装置によって廃液ポンプ82の駆動時間を制御することによって調整する。なお、一回の処理廃液の送り量は、蒸発皿86の容量に応じて、蒸発皿86から処理廃液が溢れ出すことがないように所定量に設定する。
この廃液濃縮処理手段としての廃液濃縮処理装置78では、ハウジング84は直方体の箱状に形成し、その内部の略中央に、受け皿88を配置する。この受け皿88の底板88Bは略水平とされ、蒸発皿86が、受け皿88の底板88Bの上面に載置されている。
蒸発皿86は上面が開放された直方体の箱状に形成されており、この上面側から処理廃液が送りこまれると共に、処理廃液の成分の一部(水分等)がハウジング84内に発散する。なお、受け皿88及び蒸発皿86(特に、それぞれの底板88B、86B)は、いずれも熱伝導性の高い材質で構成することが好ましい。
このハウジング84の上壁部には、液位センサ90を取り付け、蒸発皿86に貯留された処理廃液の液位が上昇して所定の高さに達したことを検知し図示しない制御部に検知信号を送信するように構成する。さらに、この液位センサ90で蒸発皿86に貯留された処理廃液の液位が所定の高さに達したことを検知した場合には、図示しない制御部が廃液ポンプ82の運転を強制的に停止し、蒸発皿86からの処理廃液の溢れ出しを阻止する。
蒸発皿86の側壁には、棒状の把手96を取り付け、作業者がこの棒状の把手96を把持し、取出口92から蒸発皿86をハウジング84の外側へ取り出すことができるように構成する。
このため、取出口92の周囲には、筒状の袋体94が蛇腹状に折りこまれた状態で配設されており、その一端がハウジング84の側壁の外面に、他端が棒状の把手96にそれぞれ密着されている。このように構成した場合には、作業者が、把持部96を把持して蒸発皿86をハウジング84の外側へ移動させると、筒状の袋体94の蛇腹部分が徐々に延び、蒸発皿86がハウジング84の外側に完全に出た状態で蒸発皿86を完全に包囲することができる。なお、筒状の袋体94の一端側にはジッパーや面ファスナー等の封止手段が設けられており、筒状の袋体94が蒸発皿86を完全に包囲した状態で筒状の袋体94を封止できるようになっている。
受け皿88の底板88Bの下面には、ヒーター98が面接触して取り付けられている。この装置では、ヒーター98に通電することにより発熱させて、受け皿88及び蒸発皿86を介して、蒸発皿86に貯留された処理廃液を加熱し、処理廃液中の水分等を蒸発させる。
この廃液濃縮処理装置78では、蒸発皿86に濃縮可能廃液用貯留タンク72から供給される廃液が使用済現像液と使用済水洗液(すなわち、発色現像液とリンス/安定液)であるから、これらの混合液の亜硫酸塩濃度が低いため、これらの混合液を濃縮したときに亜硫酸塩が分解しても、亜硫酸塩の濃度が薄いため実質的に、濃縮段階で亜硫酸塩が著しく分解して臭気が発生したり、硫化が進んで沈殿物が大量に発生するという問題は生じず、さらに、濃縮効率も高めることができる。
この廃液濃縮処理装置78では、蒸発皿86に貯留された処理廃液を加熱し、処理廃液中の水分を蒸発させる動作を、常圧下(大気圧の下)で行う。このように常圧下(大気圧の下)で処理廃液中の水分を蒸発させる場合には、廃液濃縮処理装置78内で凝集されて回収される蒸留水にアンモニアが混入することを抑制でき、再利用される蒸留水からアンモニア臭が発生することを大幅に抑制できる。
この廃液濃縮処理装置78では、ハウジング84の上壁に、蒸気攪拌ファン100を取り付け、ハウジング84内の蒸気を攪拌することで処理廃液からの水分等の蒸発を促進させる。
また、ハウジング84の側壁には、ペルチェ素子102を、その低温側がハウジング84の内側に向くように取り付ける。このペルチェ素子102の低温側には、凝縮フィン104が取り付けられており、処理廃液中から蒸発した水分(ハウジング84内の蒸気)が、この凝縮フィン104によって冷却されて凝縮され、水滴となってハウジング84の底部に落下する。
この凝縮フィン104には、温度センサ106が取り付けられている。温度センサ106は、ペルチェ素子102の低温側の温度を、凝縮フィン104を介して間接的に計測し、計測値を図示しない制御部に出力する。
一方、ペルチェ素子102の高温側(ハウジング84の外側に位置する部分)には、冷却ファン108が取り付けられている。冷却ファン108から送りこまれた外気によりペルチェ素子102が冷却されるので、ペルチェ素子102の低温側(凝縮フィン104)での蒸気の凝縮が促進される。また、ペルチェ素子102の低温側によってハウジング84の内面も冷却される。これにより、処理廃液から蒸発した水蒸気が、凝縮フィン104だけでなくハウジング84の内面においても凝縮され、凝縮効率が高められている。
このハウジング84の底板には、回収パイプ110が接続されている。ハウジング84内に溜まった回収水(蒸留水)は、回収ポンプ112によって回収パイプ110内を補充槽66に送られ、写真フイルムの水洗処理等に再利用される。
また、上述した廃液濃縮処理手段である廃液濃縮処理装置78では、濃縮可能廃液用貯留タンク72に貯留された使用済水洗液と使用済現像液とが混合した使用済処理液を蒸発皿86に受け入れるように構成したが、廃液濃縮処理装置78の蒸発皿86に水洗槽48の排出管70から直接使用済水洗液を受け入れるとと共に、現像槽36の排出管71から直接使用済現像液を受け入れるように構成しても良い。
なお、図示しないが、制御部は、前述の如く、所要複数のセンサが接続され、ヒーター98、蒸気攪拌ファン100、冷却ファン108、廃液ポンプ82、回収ポンプ112が接続されている。この制御部は、所要複数のセンサからの情報を基に、ヒーター98、蒸気攪拌ファン100、冷却ファン108、廃液ポンプ82及び回収ポンプ112の制御を行う。
この廃液濃縮処理装置78には、蒸発皿86内で水分を蒸発させることにより濃縮された濃縮廃液を貯留用廃液タンク76へ送液するため、蒸発皿86の内部に一端部を臨ませ他端部を貯留用廃液タンク76内に臨ませ、送液ポンプ116を備えた送液管114を設置する。
この貯留用廃液タンク76には、漂白定着槽38内の使用済み漂白定着液を抜き出して貯留用廃液タンク76内へ送液する廃液管路118を接続する。
この貯留用廃液タンク76は、廃液濃縮処理装置78で濃縮済みの濃縮廃液(使用済現像液と使用済水洗液との混合液を濃縮したもの)と、亜硫酸塩を多く含んだ廃液である原液の漂白定着液とを、混合して貯留する。ここで、亜硫酸塩を多く含んだ廃液である原液の漂白定着液は、これを濃縮すると濃縮段階で亜硫酸塩が著しく分解するので、これをそのまま貯留用廃液タンク76に貯留することとする。
この貯留用廃液タンク76は、貯留している混合された写真廃液から亜硫酸臭やアンモニア臭等の臭気を周囲に撒き散らしたり、硫化により沈殿物が発生するすることを抑制するために、気密容器に構成し、廃液管路118と送液管114とにそれぞれ図示しない流路開閉用バルブを設ける。
そしてこの貯留用廃液タンク76では、廃液管路118と送液管114とのバルブを、廃液を流す以外のときに閉じて、貯留用廃液タンク76全体で気密状態を保ち、貯留用廃液タンク76内部の気体が外部に漏れて臭気を漂わせることを防止するとと共に、貯留用廃液タンク76外部の空気中の酸素が貯留用廃液タンク76内に侵入し写真廃液と化学反応して硫化させることを抑制する。
さらに、この貯留用廃液タンク76では、その内部に写真廃液を気密状態で保持する際に、その内部に気体(酸素以外の気体が好ましいが、空気でも良い)を図示しないポンプで加圧して供給することにより、貯留用廃液タンク76内部を加圧状態にして、貯留用廃液タンク76内部の雰囲気が少量漏れたとしても、貯留用廃液タンク76内に空気中の酸素が新たに侵入して写真廃液の硫化が進むことを防止するように構成する。
なお、この貯留用廃液タンク76では、図示しないが、その内部に貯留した写真廃液の液面に浮き蓋を浮かせて、酸素が写真廃液に侵入することを抑制するように構成しても良い。
次に、上述のように構成した廃液濃縮処理装置78の作用及び処理動作について説明する。
このプリンタプロセッサ10のプロセッサ部14では、現像槽36から排出された使用済現像液が排出管71を伝わって濃縮可能廃液用貯留タンク72へ送液されて貯留され、水洗槽48から排出された使用済水洗液が排出管70を伝わって濃縮可能廃液用貯留タンク72へ送液されて貯留される。
この濃縮可能廃液用貯留タンク72では、その内部に貯留している処理廃液を、廃液ポンプ82が駆動制御して蒸発皿86に送液し、蒸発皿86に所定量の処理廃液を貯留させる。
次に、ヒーター98に通電して、ヒーター98からの熱を、受け皿88及び蒸発皿86を介して、蒸発皿86の処理廃液に伝える。これにより、処理廃液の成分の一部(水分等)が蒸発してハウジング84内で蒸気になると共に、処理廃液は徐々に濃縮される。
これと共に、廃液濃縮処理装置78では、そのハウジング84内の蒸気が、ペルチェ素子102の低温側によって低温とされた凝縮フィン104及びハウジング84の内面に付着して凝集され、回収水としてハウジング84内に溜まる。
廃液濃縮処理装置78では、処理廃液が所定倍に濃縮されると、ヒーター98への通電を停止し、送液管114の送液ポンプ116を駆動して、濃縮された処理廃液を貯留用廃液タンク76へ送液し、処理廃液の濃縮処理における一連の動作を終了する。
この廃液濃縮処理装置78では、このような処理廃液を所定倍に濃縮する一連の処理動作を複数回繰り返すことで、濃縮可能廃液用貯留タンク72内の廃液全量を順次処理する。
また、廃液濃縮処理装置78では、このような処理廃液を所定倍に濃縮する一連の処理動作を続けることによりハウジング84内の回収水の量が所定量に達すると、回収パイプ110の回収ポンプ112を駆動して、回収水を補充槽66に送動作を行う。
次に、上述のように構成したプリンタプロセッサ10の写真廃液処理手段に係わる実施例について説明する。
1.本実施例で用いるカラーペーパーの作製方法
紙の両面をポリエチレン樹脂で被覆してなる支持体の表面に、コロナ放電処理を施した後、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムを含むゼラチン下塗層を設け、さらに第一層〜第七層の写真構成層を順次塗設して、以下に示す層構成のハロゲン化銀カラー写真感光材料の試料(101)を作製した。各写真構成用の塗布液の調製及び塗布方法は、特開2004−53921号の実施例3の試料と同じ調製方法と塗布方法に従った。
2.カラーペーパーへの露光及び処理条件
市販のカラーネガフィルムであるフジカラー(登録商標)Venus 800(富士写真フイルム株式会社製)で、屋外晴天の中景に人物を撮影し、処理機として富士写真フイルム株式会社製自動現像機FP−363SC、カラーネガフイルム処理処方CN−16Sとその処理剤(いずれも富士写真フイルム株式会社製)を用いて現像処理を行った。
富士写真フイルム株式会社製ミニラボプリンタープロセッサー フロンティア(登録商標)340Eを下記処理工程となるように改造して用い、現像処理されたカラーネガフイルムの画像情報を読み取り、レーザー露光ユニットで試料(101)に露光を施し、以下に示す処理工程及び処理液でランニング処理(現像液の累積補充量が、そのタンク容量[7.4L]の3倍になるまで)を行った。
1日の処理量は、Lサイズ(89mm×127mm)にカットされた試料(101)を400枚に限定して行った。
処理工程 温 度 時 間 補充量
カラー現像 45℃ 20秒 45mL
漂白定着 40℃ 20秒 35mL
リンス1 40℃ 5秒 −
リンス2 40℃ 5秒 −
リンス3 40℃ 5秒 −
リンス4 40℃ 8秒 215mL
乾 燥 80℃ 10秒
補充量は感光材料1m2当たりの量で表わす。
水洗過程はリンス4から1への4タンク向流方式とした。
廃液は、各工程からのオーバーフロー液を図2のようにまとめて貯留した。
〔カラー現像液〕 タンク液 補充液
陽イオン交換水 800ml 800ml
トリイソプロパノールアミン 0.2mol 0.2mol
エチレンジアミン四酢酸塩 4.0g 4.0g
4,5−ジヒドロキシベンゼン−1,3−
ジスルホン酸2ナトリウム 0.5g 0.5g
塩化カリウム 10.0g −
臭化カリウム 0.04g 0.01g
亜硫酸ナトリウム 0.1g 0.1g
蛍光増白剤(商品名)Hakkol FWA-SF(昭和化学社製)
4.0g 8.0g
p−トルエンスルホン酸ナトリウム 20.0g 20.0g
ジナトリウム−N,N−ビス(スルホナートエチル)
ヒドロキシルアミン 10.0g 15.0g
N−エチル−N−(β−メタンスルホンアミドエチル)
−3−メチル−4−アミノアニリン・3/2硫酸・
1水塩 7.0g 18.0g
炭酸カリウム 26.3g 26.3g
水を加えて 1000ml 1000ml
pH(25℃/水酸化カリウムで調整) 10.30 12.65
〔漂白定着液〕 タンク液 補充液
水 500ml 500ml
チオ硫酸アンモニウム(75%) 80ml 160ml
エチレンジアミン四酢酸 4.4g 8.0g
エチレンジアミン四酢酸鉄(III)アンモニウム・2水塩
62.0g 124.0g
亜硫酸アンモニウム・1水塩 58.0g 116.0g
臭化アンモニウム 10.0g 20.0g
n−ブチルグアニジン・1/2硫酸塩 6.6g 14.8g
コハク酸 10.0g 20.0g
水を加えて 1000ml 1000ml
pH(25℃:硝酸で調整) 5.50 5.30
〔リンス液〕 (タンク液と補充液は同じ)
塩素化イソシアヌール酸ナトリウム 0.2g
脱イオン水(導電率 5μs/cm以下) 1000ml
pH 6.5
3.廃液の処理方法
廃液のタンク容量は約5.5Lであり、2.5L溜まった時点(感光材料 9.4m2の処理分に相当)で、図2に記載した通りに廃液を濃縮し、濃縮した液は廃液タンクに戻した。満杯となった場合は、その時点で約20Lのポリタンクに移し替えた。また、廃液濃縮して回収された凝縮水は、随時、リンス補充液に混合してランニングテストを行った。
4.臭気の評価方法
10人の試験者に、濃縮しない自現機周りの臭気を基準「3」に、下記基準で官能評価し、その平均値を算出した。
5……Type より 臭気が 明らかに良化している。
4……Type より 臭気が やや良化している。
3……Type と ほぼ同等である。
2……Type より 臭気が やや悪化している。
1……Type より 臭気が 明らかに悪化している。
結果を図2に示す。
5.廃液の液状の評価方法
3ラウンド終了後の廃液タンクに貯留している液を観察し、下記基準で目視評価した。
○……沈殿物の発生なし
△……沈殿物が僅かながら発生している。
×……沈殿物が発生している。
××…沈殿物が大量に発生しており、臭気からも明らかに硫化している。
結果を図2に示す。
6.ステインの評価方法
未露光の試料(101)を、図2記載の各ランニング処理の開始前とランニング終了後において現像処理した。これらのサンプルを青色光(ステータスA相当フィルター光)で測定した最小濃度部(Dmin)をそれぞれ読み取り、ステインを下記式にて算出した。下記算出値は、0が最も好ましく、白地が悪化していないということである。
(ステイン)=(ランニンク゛後のDmin)―(ランニンク゛開始前のDmax)
なお、この実施例では、減圧装置として、シーハ゜ックシ゛ャハ゜ン株式会社製 現像廃液濃縮装置 K−16 を用いた。
この実施例の結果は、図2に示すようになった。すなわち、この本発明の実施例では、臭気を良化させることができた。この本発明の実施例では、貯留用廃液タンクに貯留している写真廃液に沈殿物の発生がなかった。この本発明の実施例では、ステインを実用上全く問題ない程度に低く抑えることができた。この本発明の実施例では、貯留用廃液タンクにたまる写真廃液の量を比較的に少なくし、貯留用廃液タンク内に満タンとなった写真廃液を外部のタンクへ捨てる作業の回数を削減して作業能率を向上可能であることが確認できた。
なお、本発明では、富士写真フイルム株式会社製ミニラボプリンタープロセッサー フロンティア(登録商標)全般の機種を利用して、カラーペーパ処理剤として商品名CP−48Sを利用できる。さらに、富士写真フイルム株式会社製ミニラボプリンタープロセッサー ロッキー(登録商標)全般の機種を利用して、カラーペーパ処理剤として商品名CP−47Lを利用できる。
また、前述した実施の形態に係わるプリンタプロセッサ10では、濃縮可能廃液用貯留タンク72に使用済現像液と使用済水洗液とを入れて、共に濃縮する構成について説明したが、濃縮可能廃液用貯留タンク72に使用済水洗液だけを入れて使用済水洗液だけを濃縮し、使用済水洗液の原液を貯留用廃液タンク76にそのまま貯留するように構成しても良い。さらに、濃縮可能廃液用貯留タンクを2個用意し、一方の濃縮可能廃液用貯留タンクに使用済現像液を貯留して使用済現像液に適した濃縮条件で濃縮し又は使用済現像液に適した濃縮手段で濃縮処理し、他方の濃縮可能廃液用貯留タンクに使用済水洗液を貯留して使用済現像液に適した濃縮条件で濃縮し又は使用済水洗液に適した濃縮手段で濃縮処理するように構成しても良い。
本発明は、上述した実施の形態及び実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、その他種々の構成をとり得ることは、勿論である。
本発明の写真処理装置に関する実施の形態に係るプリンタプロセッサを示す、概略構成図である。 本発明の実施の形態に係るプリンタプロセッサの写真廃液処理手段に関する性能を評価するテスト結果を示す表である。
符号の説明
10 プリンタプロセッサ
14 プロセッサ部
26 感光材料
30 感光材料現像処理装置
36 現像槽
38 漂白定着槽
40 第1水洗槽
42 第2水洗槽
44 第3水洗槽
46 第4水洗槽
48 水洗槽
66 補充槽
70 排出管
71 排出管
72 濃縮可能廃液用貯留タンク
76 貯留用廃液タンク
78 廃液濃縮処理装置
86 蒸発皿
98 ヒーター
100 蒸気攪拌ファン
102 ペルチェ素子
104 凝縮フィン
108 冷却ファン

Claims (5)

  1. 感光材料を液処理するのに用いられた複数の使用済処理液のうち、比較的に臭気の発生、沈殿物の発生を起こしやすい前記使用済処理液を分別して原液のまま貯留する貯留用廃液タンクと、
    前記感光材料を液処理するのに用いられた複数の前記使用済処理液のうち、比較的に臭気の発生、沈殿物の発生を起こしにくいと分別された前記使用済処理液を受け入れて、濃縮処理を行い、前記使用済処理液における前記感光材料の液処理に再利用可能な成分を回収して、前記感光材料の液処理に供し、濃縮後の前記使用済処理液を前記貯留用廃液タンクへ送液して貯留させる廃液濃縮処理手段と、
    を有することを特徴とする写真処理装置。
  2. 感光材料を液処理するのに用いられた複数の使用済処理液のうち、比較的に臭気の発生、沈殿物の発生を起こしやすい前記使用済処理液を分別して原液のまま貯留する貯留用廃液タンクと、
    前記感光材料を液処理するのに用いられた複数の前記使用済処理液のうち、比較的に臭気の発生、沈殿物の発生を起こしにくい前記使用済処理液を分別して貯留する濃縮可能廃液用貯留タンクと、
    前記濃縮可能廃液用貯留タンクに貯留されている前記使用済処理液を受け入れて、濃縮処理を行い、前記使用済処理液における前記感光材料の液処理に再利用可能な成分を回収して、前記感光材料の液処理に供し、濃縮後の前記使用済処理液を前記貯留用廃液タンクへ送液して貯留させる廃液濃縮処理手段と、
    を有することを特徴とする写真処理装置。
  3. 前記貯留用廃液タンクを、気密状態を保って、前記使用済処理液を貯留可能に構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の写真処理装置。
  4. 前記貯留用廃液タンクを、その内部が加圧状態にされるようにして、前記使用済処理液を貯留可能に構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の写真処理装置。
  5. 前記廃液濃縮処理手段を、常圧下で濃縮処理を行うように構成したことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の写真処理装置。
JP2004269440A 2004-09-16 2004-09-16 写真処理装置 Pending JP2006084772A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004269440A JP2006084772A (ja) 2004-09-16 2004-09-16 写真処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004269440A JP2006084772A (ja) 2004-09-16 2004-09-16 写真処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006084772A true JP2006084772A (ja) 2006-03-30

Family

ID=36163342

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004269440A Pending JP2006084772A (ja) 2004-09-16 2004-09-16 写真処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006084772A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006084772A (ja) 写真処理装置
JPH08160588A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機
JPH06110177A (ja) 補充液供給方法及び補充液供給装置
JP2942673B2 (ja) 感光材料処理装置の補充液供給装置
JPS62118346A (ja) 写真処理廃液の処理方法及び処理装置
JPH04100594A (ja) 廃液処理方法
JPS63182651A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料処理装置
JP3588732B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料処理装置
JP2942674B2 (ja) 感光材料処理装置の補充液供給装置
JPH0756309A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機
JPS63182652A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料処理装置
JPS614055A (ja) カラ−写真感光材料用自動現像機
JPH0342088A (ja) 写真廃液の処理方法
JP3136383B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機
JPH0348583Y2 (ja)
JPS63182653A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料処理装置
JPH09304902A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機
JPH0764266A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機
JPH06254535A (ja) 写真廃液の減圧蒸発処理方法
JPH0342089A (ja) 写真廃液の処理方法
JPH0483591A (ja) 写真処理廃液処理装置
JPH07333809A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機
JPH0756308A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機
JPH06118596A (ja) 感光材料処理装置
JPH0675351A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20070219