JP2006082967A - 熱現像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 クリーニングローラの手入れをし易くし、かつクリーニングローラと他のローラとの正確なギャップ確保が簡単にできる熱現像装置を提供する。
【解決手段】 熱現像記録材料に光又は熱を与えて画像露光する画像露光部と、画像露光部直前に置かれる位置決め兼搬送装置と、露光された熱現像記録材料のための熱現像部とその冷却部とを備えた熱現像装置において、位置決め兼搬送装置が、搬送方向の上流に配設される第1ローラと、第1ローラの下流に配置される第2ローラと、第1ローラとおよび第2ローラとの間に対向配置される第3ローラとを千鳥配置とし、第1ローラおよび第2ローラを共通の枠体に取りつけて第3ローラに対して近接・離拡可能とし、かつ、第3ローラをフリーローラ兼クリーニングローラとした。
【選択図】 図2

Description

本発明は熱現像装置に関するもので、特に熱現像記録材料を露光記録するために露光部に熱現像記録材料を搬送する直前に配置される熱現像記録材料搬送装置に関する。
近年、医療分野において環境保全、省スペースの観点から処理廃液の減量が強く望まれている。そこでレーザー・イメージャーにより効率的に露光させることができ、高解像度及び鮮鋭度を有する鮮明な黒色画像を形成することができる医療診断用及び写真技術用途の光感光性熱現像写真材料に関する技術が必要とされている。これら光感光性熱現像写真材料では、溶液系処理化学薬品の使用をなくし、より簡単で環境を損なわない熱現像処理システムを顧客に対して供給することができる。
一般画像形成材料の分野でも同様の要求はあるが、医療用画像は微細な描写が要求されるため鮮鋭性、粒状性に優れる高画質が必要である上、診断のし易さの観点から冷黒調の画像が好まれる特徴がある。現在、インクジェットプリンター、電子写真など顔料、染料を利用した各種ハードコピーシステムが一般画像形成システムとして流通しているが、医療用画像の出力システムとしては満足できるものがない。
これに対して近年、湿式処理を行う必要がないドライシステムによる記録装置が注目されている。このような記録装置では、感光性及び感熱性記録材料(感光感熱記録材料)や熱現像感光材料のフィルムが用いられている。以下、この材料を「熱現像記録材料」又は「熱現像感光材料」と言う。また、このドライシステムによる記録装置では、露光部において熱現像記録材料にレーザ光を照射(走査)して潜像を形成し、その後、熱現像部において熱現像記録材料を加熱手段に接触させて熱現像を行い、その後、冷却し(正確には、上流の徐冷部と下流の冷却部とに分けることもある。)、画像が形成された熱現像記録材料を装置外に排出している。このようなドライシステムは、湿式処理に比べて廃液処理の問題を解消することができる。
上記のような有機銀塩を利用した熱画像形成システムが、例えば、米国特許3152904号、同3457075号の各明細書およびB.シェリー(Shely)による「熱によって処理される銀システム(Thermally Processed Silver Systems)」(イメージング・プロセッシーズ・アンド・マテリアルズ(Imaging Processes and Materials)Neblette 第8版、スタージ(Sturge)、V.ウオールワース(Walworth)、A.シェップ(Shepp)編集、第2頁、1996年)に記載されている。特に、熱現像記録材料は、一般に、触媒活性量の光触媒(例、ハロゲン化銀)、還元剤、還元可能な銀塩(例、有機銀塩)、必要により銀の色調を制御する色調剤を、バインダーのマトリックス中に分散した感光性層を有している。熱現像記録材料は、画像露光後、高温(例えば80℃以上)に加熱し、ハロゲン化銀あるいは還元可能な銀塩(酸化剤として機能する)と還元剤との間の酸化還元反応により、黒色の銀画像を形成する。酸化還元反応は、露光で発生したハロゲン化銀の潜像の触媒作用により促進される。そのため、黒色の銀画像は、露光領域に形成される。米国特許2910377号、特公昭43−4924号をはじめとする多くの文献に開示され、そして特開2003−005337号公報で熱現像記録材料による熱現像装置が開示された。
図9はこのような熱現像装置の概略構成図を示す。
200は熱現像記録装置で、この熱現像記録装置200は、湿式の現像処理を必要としない熱現像記録材料を用い、レーザ光からなる光ビームによる走査露光によって熱現像記録材料を露光して潜像を形成した後に、熱現像を行って可視像を得、その後常温まで徐冷・冷却する装置である。
従って、この熱現像記録装置200は、基本的に、熱現像記録材料の搬送方向順に、熱現像記録材料供給部Aと、画像露光部(レーザ記録装置)Bと、熱現像部Cと、徐冷部Dと、冷却部Eを備えており、また、各部間の要所に設けられ熱現像記録材料を搬送するための搬送手段と、各部を駆動し制御する電源/制御部Vsを備えている。電源/制御部VsにはCPUが設けられ、これによって各種の制御を行わせることができる。
この熱現像記録装置200では、最下段に電源/制御部Vs、その上段に熱現像記録材料供給部A、更にその上段に画像露光部Bと熱現像部Cと徐冷部Dと冷却部Eを配置した構成となっており、画像露光部Bと熱現像部Cとを隣接させた配置としている。
この構成によれば、露光工程と熱現像工程を短い搬送距離内で行うことができ、熱現像記録材料の搬送パス長を最短化し、1枚の出力時間を短縮することができる。また、1枚の熱現像記録材料に対して露光工程と熱現像工程との両工程を同時に実施することが可能となる。
熱現像記録材料としては、熱現像感光材料又は感光感熱記録材料を使用することができる。熱現像感光材料は、光ビーム(例えばレーザビーム)によって画像を記録(露光)し、その後、熱現像して発色させる記録材料である。また、感光感熱記録材料は、光ビームによって画像を記録し、その後、熱現像して発色させるか、あるいは、レーザビームのヒートモード(熱)によって画像を記録すると同時に発色させ、その後、光照射で定着する記録材料である。
熱現像記録材料供給部Aは、熱現像記録材料を1枚ずつ取り出して、熱現像記録材料の搬送方向の下流に位置する画像露光部Bに供給する部分であり、三つの装填部10a,10b,10cと、各装填部にそれぞれ配置される供給(ニップ)ローラ対13a,13b,13cと、搬送ローラ及び搬送ガイドから成る搬送機構16とで構成される。また、三段構成となっている各装填部10a,10b,10cの内部にはそれぞれマガジン15a,15b,15cが挿入され、各マガジン15a,15b,15cの内部にはそれぞれ異なる熱現像記録材料F(例えば、B4サイズ、及び半切サイズなど)が当て紙Mfに収容された状態で収納されている。
各マガジン15a,15b,15cの底部には開口部151a,151b,151cが開けてあり、その直下にそれぞれバーコードリーダBRが機体側に設けられている。
そこで、熱現像記録材料Fをマガジン15a,15b,15cの内部に収納する手順について説明する。
熱現像記録材料Fは、市販状態では、B4サイズ、半切サイズなどのシート状に加工され、通常、100枚等の所定単位の積層体(束)とされ、当て紙Mfに収容された状態で遮光袋に収納され、その遮光袋の外側には熱現像記録材料Fの種類、サイズ等を表すバーコードが印刷されている。
そこで、熱現像記録材料Fのサイズに対応するマガジン15a,15b,15cのどれか1つ(以下仮に、マガジン15aとする。)を引き出し、遮光袋をバーコードがマガジン15aの底部の開口部151aに位置するように袋ごとマガジン15aに収納する。このとき、遮光袋の後端をマガジンの外に露出させておき、遮光袋の後端をマガジンから引き抜くことができる状態にしておく。
次いで、遮光袋の先端(マガジンの奥側)を横方向に大きく切除して熱現像記録材料Fが切除開口部を通り抜けできるようにした後、マガジン15aを元に押し戻して熱現像記録装置200内に収納する。
遮光袋を収納したマガジン15aが熱現像記録装置200内に収納されると、バーコードリーダBRは開口部151aを介して遮光袋印刷のバーコードを読み取り、読み取ったフィルム情報を制御部Vsに送り、以後の画像処理のデータとして使用する。
バーコードリーダBRが遮光袋印刷のバーコードを読み取った後、作業者は熱現像記録装置200のマガジン15aから露出している遮光袋の後端を手前に引く抜くと、熱現像記録材料Fを当て紙Mfに収容された状態でマガジン15a内に残して遮光袋だけが機外に取り出される。図9のマガジン15aはこのようにして熱現像記録材料Fが遮光袋から取り出された状態を示している。
熱現像記録材料供給部Aから1枚取り出された熱現像記録材料は、搬送機構16によって機内を上昇し、位置決め兼搬送装置Sを通過して搬送方向の下流に位置する画像露光部Bに到達する。
ここで、画像露光部Bへ熱現像記録材料Fを搬送する位置決め兼搬送装置Sについて、図10および図11に基づき、その機能および構成を説明する。
図10において、位置決め兼搬送装置Sの上流側には、千鳥配置された第1搬送ローラS200が配設されている。千鳥配置とは、大径ローラ110と、大径ローラ110に近接して配置される小径ローラ100a及び100bとからなり、小径ローラ100a及び100bは熱現像記録材料Fの搬送方向に所定距離離間して配設され、かつ、大径ローラ110の外周の一部が小径ローラ100a及び100bとの共通接線より小径後ローラ側に入り込んで配置されているものである。
このように、熱現像記録材料Fの下流側及び上流側を大径ローラ110側に変位させることで熱現像記録材料Fを湾曲させ、熱現像記録材料Fの一部を大径ローラ110に巻き付けて、搬送力を高めている。
位置決め兼搬送装置Sは、千鳥配置された第1搬送ローラS200の下流かつ画像露光部Bの上流の部位に配設され、熱現像記録材料Fの搬送方向と直交する方向に長尺に構成される位置決め板181を有するもので、熱現像記録材料Fが進行搬送方向に対して若干斜行して搬送されている場合に、熱現像記録材料Fの先端をここで堰き止めてその斜行を矯正して、進行搬送方向に対して直角に直してから画像露光部Bへ搬入させる役割を担っている。
位置決め板181は、図10に示すように、位置決め用ソレノイド180a、180bにより熱現像記録材料Fの搬送路に対して矢印方向に進退可能に構成されている。なお、位置決め用ソレノイド180a、180bは、熱現像記録材料Fの搬送路の上下いずれの部位に配設されていてもよい。
位置決め板181に近接し、熱現像記録材料Fの搬送方向上流側には、第2搬送ローラ160a、160bが配設されている。第2搬送ローラ160a、160bは、相互に近接離間することで熱現像記録材料Fをニップ状態又はニップ解除状態とすることができる。第2搬送ローラ160a、160bのうち、上部の第2搬送ローラ160aに近接し、熱現像記録材料Fの搬送方向上流側には、熱現像記録材料Fの面と略直交する方向にガイドローラ170が配設されており、このガイドローラ170は、熱現像記録材料Fを第2搬送ローラ160a、160b間にスムーズに導入する機能を有しており、熱現像記録材料Fに対する摩擦係数の小さい材質のものを選択されている。
第1搬送ローラ(大径ローラ110、小径ローラ100a及び100b)と第2搬送ローラ160a、160bとの間には、湾曲搬送路を構成する湾曲ガイド板G3及び平面ガイド板G4が配設されている。湾曲ガイド板G3は、湾曲搬送路の湾曲方向外周部に配設され、平面ガイド板G4は、湾曲搬送路の湾曲方向内周部に配設され、これらの間には、熱現像記録材料Fを貯留可能な空間部Rが形成されている。なお、湾曲ガイド板G3は、ガイドローラ170の近傍において、平面ガイド板G4に対し傾斜角度θが30°以下となるように設定されている。
位置決め板181は、位置決め用ソレノイド180a、180bによって矢印方向に変位し、熱現像記録材料Fの搬送路中に配置され、位置決め板181に近接する第2搬送ローラ160a、160bは、相互に離間してニップ解除状態に設定され、位置決め兼搬送装置Sの上流側に配設される大径ローラ110には、小径ローラ100a及び100bが近接している。
この状態において、熱現像記録材料Fが搬送路16から位置決め兼搬送装置Sに搬送された後、熱現像記録材料Fの先端部が大径ローラ110と小径ローラ100a及び100bとによって挟持され、一部が大径ローラ110に巻き付けられるように湾曲して搬送されている。次いで、大径ローラ110、小径ローラ100a及び100bの回転作用によって熱現像記録材料Fが搬送され、空間部Rに入る。空間部Rに入った熱現像記録材料F先端部は、熱現像記録材料Fの腰の強さに支えられて上部の湾曲ガイド板G3にガイドされて湾曲しながら搬送された後、ガイドローラ170に至る。
ガイドローラ170は、熱現像記録材料Fの搬送路内に変位自在に配設されており、その自重によって熱現像記録材料Fの搬送方向先端部を下部の平面ガイド板G4側に押し下げながら第2搬送ローラ160a、160b間に導くので、熱現像記録材料Fに傷が付くことを回避することができる。なお、ガイドローラ170の近傍における平面ガイド板G4に対する湾曲ガイド板G3の傾斜角度θは、30°以下に設定されているため、熱現像記録材料Fが座屈することなく、第2搬送ローラ160a、160b間に導かれている。
熱現像記録材料Fの搬送方向先端部が第2搬送ローラ160a、160b間を通過して位置決め板181に当接した後、大径ローラ110、小径ローラ100a及び100bの駆動を継続して熱現像記録材料Fの上流側をさらに第2搬送ローラ160a、160b側に所定量だけ搬送する。このとき、熱現像記録材料Fの搬送方向先端部は、図10に示すように、熱現像記録材料Fの搬送方向と直交する方向に延在する位置決め板181に倣って位置決めされることとなる。
ここで、位置決め板181に対して熱現像記録材料Fが斜行して当接した場合には、熱現像記録材料Fの搬送方向先端部と後端部との間でねじれが生じることになる。また、熱現像記録材料Fの搬送方向先端部が位置決め板181に当接した後も継続して、大径ローラ110、小径ローラ100a及び100bにより熱現像記録材料Fを所定量搬送しているため、熱現像記録材料Fにたるみが生じる。これらのねじれ及びたるみは、湾曲ガイド板G3及び平面ガイド板G4間の空間部Rにおいて発生する。
次いで、図11に示すように、第2搬送ローラ160a、160bを矢印方向に変位させて熱現像記録材料Fの下流側をニップした後、位置決め用ソレノイド180a、180bを駆動して位置決め板181を搬送路から退避させる。そして、この状態で第2搬送ローラ160a、160bを回転駆動し、熱現像記録材料Fを下流側に搬送する。
このとき、熱現像記録材料Fの姿勢は、位置決め板181によって位置決めされた搬送方向先端部近傍をニップする第2搬送ローラ160a、160bによって確保されているため、第2搬送ローラ160a、160bにより熱現像記録材料先端の姿勢が矯正された状態で(斜行して位置決め板181に到達してもここで搬送方向と直角に矯正されて)画像露光部Bに搬送されることとなる。
なお、位置決め板181から大径ローラ110、小径ローラ100a及び100bまでの搬送路の長さを最も短い熱現像記録材料Fの長さよりも短く設定することにより、当該熱現像記録材料Fを含む長さの異なる全ての熱現像記録材料Fに対して位置決めを行うことができる。
なお、大径ローラ110、小径ローラ100a及び100bは、熱現像記録材料Fを湾曲保持できる程度に近接しており、相互に当接した状態には設定されていないため、露光走査部19による放射線画像情報の記録中において、熱現像記録材料Fの上流側端部が大径ローラ110、小径ローラ100a及び100bから抜け出した際、小径ローラ100a及び100bが大径ローラ110側に大きく変位して熱現像記録材料Fに負荷変動を与えてしまうおそれがない。従って、熱現像記録材料Fの負荷変動による画像への影響はない。この場合、大径ローラ110、小径ローラ100a及び100bによる熱現像記録材料Fのニップ及びニップ解除が不要であるため、機構も極めて簡単である。
熱現像記録材料供給部Aから搬送ガイド16および位置決め兼搬送装置Sを経て搬送されてきた熱現像記録材料は、次の画像露光部Bで光ビームLを主走査方向に走査露光され、また、主走査方向に略直交する副走査方向(即ち、搬送方向)に搬送されることで、所望の画像を熱現像記録材料に記録して潜像を形成する。
そこで、画像露光部Bについて図12に基づいて具体的に説明する。
図12にレーザ記録装置100におけるシート状の熱現像記録材料を搬送するための副走査搬送部と、走査露光部の概略構成を示す構成図を示した。
レーザ記録装置100である記録部Bは、光ビーム走査露光によって熱現像記録材料を露光する部位であり、熱現像材料の搬送面からのばたつきを防止つつ搬送するばたつき防止機構を有した副走査搬送部(副走査手段)17と、走査露光部(レーザ照射手段)19とを備えている。走査露光部19は、別途用意された画像データに従ってレーザの出力を制御しつつ、このレーザを走査(主走査)させる。このとき熱現像記録材料を副走査搬送部17によって副走査方向に移動させる。
副走査搬送部17は、照射するレーザ光の主走査ラインを挟んで、軸線がこの走査ラインに対して略平行に発明位置された2本の駆動ローラ21,22と、これら駆動ローラ21,22に対向して配置され、熱現像記録材料3を支持するガイド板23を備えている。ガイド板23は、各駆動ローラ21,22との間に挿入される熱現像記録材料3を、並設されたこれら駆動ローラ同士間の外側で該駆動ローラ周面の一部に沿って撓ませるスロープ部25,26と、駆動ローラ同士間で熱現像記録材料の撓みによる弾性反発力を当該して受け止める略水平な面からなる押し当て部29が設けられている。
スロープ部25は、押し当て部29との境界部分で屈曲して接続された傾斜面であり、このスロープ部25と押し当て部29との交差角度φは、0°〜45°の範囲に設定されている。そして、搬送下流側のスロープ部26についても同様に形成され、押し当て部29に対して上記交差角度φの傾斜面が設けられている。なお、0°より大きな交差角度φで屈曲させた傾斜面は少なくとも搬送方向上流側に設けてあればよい。
駆動ローラ21は、図示しないモータ等の駆動手段の駆動力を、歯車やベルト等の伝達手段を介して受け、図12の時計回り方向へ回転するようになっている。なお、この駆動ローラ21と同一構成の駆動ローラ22を、スロープ部26と押し当て部29との境界位置に、熱現像記録材料3の排出用として設けている。
ここで、駆動ローラ21を例に取り説明すると、駆動ローラ21は押し当て部29とスロープ部25との境界部分である屈曲部31に対向配置されている。この駆動ローラ21のガイド板23に対する配置位置は、図13に模式的に一部拡大して示す側面図に見られるように、ガイド板23の屈曲部(角度変更点)31を通り、ガイド板の内閣(180°−φ)を2等分する直線Mと、駆動ローラ21の外周が接する範囲であることが好ましい。なお、駆動ローラ21の直径とガイド板23の長さの関係については別段制約はない。
また、駆動ローラ21は、その周面がガイド板23との間で所定の隙間Gが形成されるように配置されている。この隙間Gは、熱現像記録材料3の肉厚寸法tに対して同一乃至10倍の厚さ(t≦G≦10t)とすることが好ましい。
上記副走査搬送部17の構成において、スロープ部25の先端から熱現像記録材料3が進入すると、ガイド板23と駆動ローラ21との間に熱現像記録材料3の先端が入り込む。このとき、ガイド板23の押し当て部29とスロープ部25とが所定の角度φで屈曲されているため、熱現像記録材料3がスロープ部25から押し当て部29に移るときに撓み、この撓みにより熱現像記録材料自身に弾性反発力が発生する。この弾性反発力により、熱現像記録材料3と駆動ローラ21との間に所定の摩擦力が生じ、駆動ローラ21から熱現像記録材料3へ確実に搬送駆動力が伝達され、熱現像記録材料3が搬送される。
なお、熱現像記録材料3がガイド板23と駆動ローラ21との間に入り込む際、時計回りに駆動される駆動ローラ21とガイド板23との隙間Gが、熱現像記録材料3の肉厚寸法t〜10tに設定されているために、外乱による駆動ローラ21の振動等が熱現像記録材料3の搬送に影響を及ぼすことがなくなる。即ち、上記外乱が生じた場合は、熱現像記録材料3の弾性力(肉厚方向の変位)により吸収されるため、搬送に影響が及ぶことはない。
そして、スロープ部26及び駆動ローラ22により、ガイド板23からの熱現像記録材料3の排出時においても、熱現像記録材料3の屈曲による弾性反発力により駆動ローラ22との間で所定の摩擦力が生じ、確実に搬送されるようになる。
また、押し当て部29においては、熱現像記録材料3の弾性反発力によって熱現像記録材料3が押し当て部29に押し付けられて、熱現像記録材料3の搬送面からのばたつき、即ち、上下方向のばたつきが抑制される。この駆動ローラ同士間の熱現像記録材料3に向けてレーザ光を照射することで、露光位置ずれのない良好な記録が行えることになる。
一方、走査露光部19は、画像信号に応じて変調したレーザ光Lを主走査方向に偏向して、所定の記録位置Xに入射するものであって、熱現像記録材料の分光感度特性に応じた狭帯波長域のレーザ光(波長350nm〜900nm)を出射するレーザ光源35と、レーザ光源35を駆動する記録制御装置37と、シリンドリカルレンズ39と、光偏光器であるポリゴンミラー41と、fθ文字レンズ43と、立ち上げ用のシリンドリカルミラー45とを備えている。
なお、走査露光部19には、これ以外にもレーザ光源35から出射された光ビームを成形するコリメータレンズやビームエキスパンダ、面倒れ補正光学系、光路調整用ミラー等、公知の光ビーム走査露光装置に配置される各種光学系部材が必要に応じて配置される。なお、レーザ光の熱現像記録材料3上における記録ビーム径は、φ50〜φ200μmに設定している。特に副走査方向の記録ビーム径は、干渉領域を縮小するため小さい方が好ましい。
ここで、露光方式としてはパルス幅変調によって画像記録を行う。記録制御装置37は、記録画像に応じてレーザ光源35をパルス幅変調して駆動し、記録画像に応じてパルス幅変調された光ビームを出射させる。レーザ光源35から出射されたレーザ光Lは、ポリゴンミラー41によって主走査方向に偏向され、fθレンズ43によって記録位置Xで結像するように調光され、シリンドリカルミラー45によって光路を選択されて記録位置Xに、所定の入射角度θiで入射される。即ち、熱現像記録材料3の法線方向と副走査方向(搬送方向)に平行な面内で、熱現像記録材料3の法線から副走査方向へ4°〜15°の傾斜を有する入射角度θiで、熱現像記録材料3に向けてレーザ光Lを照射する。
図14は熱現像記録材料の層構成を示す説明図である。
まず、熱現像記録材料3の構成を説明する。図14に示すように、熱現像記録材料は、PET(ポリエチレンテレフタレート)材等からなる厚さ176μmのベースフィルム上に厚み20μmの乳剤層Em、及び乳剤層Emの表面に厚み4μmの保護層PCをコートしたもので、また、ベースフィルムの背面にはバックコート層BC及びハレーション防止層AHを合計厚さを3μmとしてコーティングしたものである。熱現像記録材料3の合計厚さは、150〜250μmの範囲に設定される。
屈折率は、保護層PCが1.52、乳剤層Emが1.54、ベースフィルム(PET)が1.66、バックコート層BC及びハレーション防止層AHが1.52であり、平均すると、1.5〜1.7程度となる。なお、未記録の熱現像記録材料3の露光するレーザ光の波長に対する光透過率は50%以下で、好ましくは30%以下のものが使用される。
この熱現像記録材料3の保護層PC側からレーザ光を入射したとき、レーザ光は界面で光路を屈折させながら進み、最下層のバックコート層BC及びハレーション防止層AH下側の空気との界面で反射され、反射光が再び保護層PCに戻される。このとき、熱現像記録材料表面におけるレーザ光入射位置P1と反射光出射位置P2との間の距離Lmが、レーザ光のビーム径より大きければ干渉の問題は回避される。
熱現像部Cは、熱処理を適用されるタイプの被熱処理熱現像記録材料を加熱するものであり、構成としては、図に示すように、熱現像記録材料3を処理するのに必要な温度となる加熱体としての熱現像記録材料の移送方向に並ぶ複数のプレートヒータ51a.51b,51cを湾曲させ、かつ、これらのプレートヒータ51a,51b,51cを一連の円弧状配置としている。
そして、熱現像部Cから搬出された熱現像記録材料3は、徐冷部Dによってシワが発生しないように、かつ湾曲ぐせが付かないように注意しながら熱現像停止温度(80℃程度)まで徐冷される。
徐冷部Dでガラス転移点以下にまで冷却された熱現像記録材料3は、徐冷部Dの出口近辺に設けられた搬出ローラ対59により冷却部Eに搬出される。
冷却部Eには、冷却プレート61があり、ここでさらに冷却されて熱現像記録材料3を手にしても火傷をしない温度にまで下げられる。その後、排出ローラ対63によって排出トレイ66に排出される。
このような医療用画像形成システムによれば、CTやMRIなど各種医療用画像診断装置の画像をプリントするドライレーザーイメージャの新製品として、高速・大量処理、クリーンな環境を実現でき、フィルムプリントのドライ化による効率アップと作業環境の改善に貢献することができるようになった。
その主な特長は、超高速処理で、フィルム搬送機構により、1枚目フィルム出力時間約85秒、半切サイズ約110枚/時の超高速処理を実現し、立ち上げ時間もパワーセーブモードの待機状態からわずか10分、緊急時にも速やかにプリント可能となった。また、使いやすさも、最大2トレイを装備することができ、六切サイズから半切サイズまで、各種が診断装置の多様なフィルムサイズ要求に対応可能となり、一目でわかりやすいカラー液晶表示、フィルム補給などの操作手順のアニメーション表示を採用、誰でも・簡単に・安心して使えるようにしてあり、さらに、環境に対する配慮として、クリーンな環境を目指しており、従来、有機溶剤が不可欠といわれていた熱現像感光材料の塗布を水で行う本出願人による「水系塗布技術」を用いて製造されたドライ画像記録用フィルムの使用で画像記録時や読影診断時、保管などの際にも、気になる臭気を発生することなく、快速な作業環境を実現できるようになった。
さて、図10に戻って、位置決め兼搬送装置Sにおいて、S200は3個のローラ100a、100b、110による千鳥配置であった。3本以上のローラを千鳥配置する技術自体は公知である(例えば、特許文献1参照。)
特開2000−122257号公報
特許文献1記載の発明によれば、複数のローラの配列を交互に千鳥配列に構成して、フィルムの巻き付け距離が長くなるため、フィルムとローラとの接触時間が長くなり冷却効果がより一層向上するとともに、記録材料Aが交互に逆方向へ巻かれることとなりカールやシワが発生しにくくなり、平面性が損なわれることもなくなる、と言うものである。
ところが、上記特許文献1記載の熱現像装置においては、千鳥配列ローラは熱現像記録材料の冷却部に配置されるものであり、画像露光部Bへフイルムを搬送する位置決め兼搬送装置Sにおけるものではなかった。
本発明および先行発明においては、位置決め兼搬送装置Sのローラを千鳥配置ローラとしているのが特徴である。千鳥配置にする理由は、次の(1)、(2)からであった。
(1)千鳥配置ローラを使用しない従来装置では、フイルムを搬送するのにローラをニップさせて搬送させていたが、フイルムの末端がそのローラを通り抜けるときに画像ムラが発生した。これをなくするには、ローラのニップを解除するための機構が特別に必要であったこと。
(2)千鳥配置ローラを使用しない従来装置では、搬送するフイルムのサイズ毎にそれに見合った搬送ローラ対を用いなければならなかったこと。
これらの(1)、(2)の欠点を千鳥配置ローラを用いることで解消していた。
千鳥配置ローラは装置両端に各ローラを固定的に取りつけていて、その取り付け寸法だけをしっかりしておくことで、ローラ間のギャップを正確に確保するという問題はなかったが、クリーニングローラを別途1個設ける必要があり、コスト面で問題があった。
これに対して、図9の先行発明においては千鳥配置の大径ローラをクリーニングローラとして元々のクリーニングローラを1個省略するようにすることが考えられる。しかし、この場合、大径ローラをクリーニングした後の取付けで大径ローラと前後の小径ローラとの間のギャップが変わってしまうと、搬送力が変化し熱現像記録材料がローラ間を抜けるときに負荷変動となり、画像ムラになるので、ローラの間のギャップを正確に確保することが重要であり、しかもこれが実に困難であった。
そこで、本発明の第1の目的は、ローラ間のギャップ変動に注意を払う必要がなくてしかもメンテナンス性を向上できる熱現像記録材料搬送装置を提供することにある。
また、図11に示すように、熱現像記録材料後端が千鳥配置ローラ100a、110、100bによって大径ローラ110の外周一部に巻き付いて搬送されている間は、熱現像記録材料先頭側は湾曲ガイド板G3に沿ってガイドされているので問題はない。
ところが、熱現像記録材料の後端F1が前ローラ100aと大径ローラ110との間を抜け出たときは、事情は変わる。
図15は熱現像記録材料の後端F1が前ローラ100aと大径ローラ110との間を抜け出たときの熱現像記録材料Fの状態を示す図である。
図から判るように、この場合はもはや、熱現像記録材料Fは大径ローラ110の外周一部に巻き付くことがなくなり、単に後ローラ100bと大径ローラ110とで1点でニップされている状態になるので、熱現像記録材料Fは上方へ向かうことができず、平面ガイドG4の上に落下して、平面ガイドG4に擦れられることとなる。熱現像記録材料Fが平面ガイドG4に擦られると、熱現像記録材料面は傷が付くおそれがあり、熱現像記録材料面に傷が付くと同じく画像ムラになるという欠点があった。
そこで、本発明の第2の目的は、熱現像記録材料後端が前ローラ100aと大径ローラ110との間を抜け出たとき以降も熱現像記録材料Fが平面ガイドG4に擦れられないようにして、熱現像記録材料面に傷が付かないようにし、もって画像ムラにならないようにできる熱現像記録材料搬送装置を提供することにある。
本発明は、これらの欠点を解決するためになされたもので、ローラ間のギャップ変動に注意を払う必要がなくてメンテナンス性を向上し、かつ熱現像記録材料先頭側が平面ガイドに擦れられるおそれのない熱現像記録材料搬送装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、熱現像装置に係り、熱現像感光材料又は感光感熱記録材料を含む熱現像記録材料に対して光又は熱を与えて画像露光する画像露光部と、該画像露光部直前に置かれ該画像露光部へ熱現像記録材料を正しく搬送する位置決め兼搬送装置と、該露光された熱現像記録材料に対して加熱して熱現像する熱現像部と、該熱現像部で加熱し熱現像された前記熱現像記録材料と接触してこれを現像停止温度以下に冷却する接触冷却部材を有する冷却部と、を備えた熱現像装置において、前記位置決め兼搬送装置が、熱現像記録材料の搬送方向の上流に配設される第1ローラと、該第1ローラの下流に該第1ローラと所定間隔をあけて平行に配置される第2ローラと、前記第1ローラとおよび第2ローラとの間にそれぞれ前記熱現像記録材料が外周の一部に巻き付きながら通過する隙間を置いて前記第1ローラおよび第2ローラ間にそれぞれ対向配置される第3ローラとを有し、かつ前記第3ローラの外周の一部が前記第1ローラおよび第2ローラの共通接線より前記第1ローラおよび第2ローラ側に入りこんで配置(以後、「千鳥配置」という。)され、かつ、前記第3ローラをフリーローラ兼クリーニングローラとしたことを特徴としている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の熱現像記録材料搬送装置において、前記第3ローラを前記第1ローラおよび第2ローラよりも大径としたことを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の熱現像記録材料搬送装置において、前記第1ローラおよび第2ローラを共通の枠体に取りつけ、かつ、前記枠体を前記第3ローラに対して近接・離拡可能としたことを特徴としている。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項記載の熱現像記録材料搬送装置において、前記枠体の端部を中心に扇状に旋回可能とし、前記第1ローラ並びに第2ローラと第3ローラとの間隔を可変としたことを特徴としている。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項記載の熱現像記録材料搬送装置において、前記枠体または前記第3ローラ取付け枠の一方に突起物を設け、他方に該突起物と接触する接触面を設け、前記突起物が前記接触面と接触した状態で、前記第1ローラと第3ローラの間および第2ローラと第3ローラの間に熱現像記録材料が前記第3ローラの外周の一部に巻き付きながら通過する隙間が確保されるようにしたことを特徴としている。
請求項6記載の発明は、熱現像装置に係り、熱現像感光材料又は感光感熱記録材料を含む熱現像記録材料に対して光又は熱を与えて画像露光する画像露光部と、該画像露光部直前に置かれ該画像露光部へ熱現像記録材料を正しく搬送する位置決め兼搬送装置と、該露光された熱現像記録材料に対して加熱して熱現像する熱現像部と、該熱現像部で加熱し熱現像された前記熱現像記録材料と接触してこれを現像停止温度以下に冷却する接触冷却部材を有する冷却部と、を備えた熱現像装置において、前記位置決め兼搬送装置が、熱現像記録材料の搬送方向の上流に配設される第1ローラと、該第1ローラの下流に該第1ローラと所定間隔をあけて平行に配置される第2ローラと、前記第1ローラとおよび第2ローラとの間にそれぞれ前記熱現像記録材料が外周の一部に巻き付きながら通過する隙間を置いて前記第1ローラおよび第2ローラ間にそれぞれ対向配置される第3ローラとを千鳥配置し、かつ、前記第3ローラの直後にフリーローラを設けたことを特徴としている。
請求項7記載の発明は、請求項6記載の熱現像装置において、前記フリーローラの位置が、前記熱現像記録材料後端が前記第1ローラと第3ローラの間を通過する前に前記熱現像記録材料の先端側が前記フリーローラに接触している位置であることを特徴としている。
以上の構成によって、千鳥配置の大径ローラと前後の小径ローラとの間を開くことができるようにしてメンテナンスをしやすくするとともに、かつ大径ローラと前後の小径ローラとの間のギャップを正確に確保するために突起物を設けたので、ローラ間のギャップが変動せず、負荷変動が発生しなくなり、画像ムラが発生しなくなった。
また、千鳥配置ローラから熱現像記録材料が抜け出るまできっちり大径ローラに巻きついているので、熱現像記録材料搬送中の負荷変動や駆動系の振動等の外乱の影響を受け難くなった。
さらに、千鳥配置ローラから熱現像記録材料が抜け出ても熱現像記録材料はフリーローラに案内されているので、熱現像記録材料が平面ガイドに擦れられることがなく、したがって熱現像記録材料面に傷が付くおそれがなくなった。
以下、本発明に係る熱現像装置の好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の第1実施例に係る熱現像装置の概略構成図を示す。
図において、100は熱現像記録装置で、この熱現像記録装置100は、湿式の現像処理を必要としない熱現像記録材料を用い、レーザ光からなる光ビームによる走査露光によって熱現像記録材料を露光して潜像を形成した後に、熱現像を行って可視像を得、その後常温まで徐冷・冷却する装置である。
熱現像記録材料供給部A、画像露光部(レーザ記録装置)B、熱現像部C、それに冷却部Eの構成自体は、図9で説明した従来の熱現像装置200と原則、同じであるので、重複説明はここでは省略する。
図1の本発明に係る熱現像装置100が図9の従来の熱現像装置200と異なるのは、位置決め兼搬送装置Sの部分である。
そこで、本発明の第1の実施例について説明する。
図2は本発明の第1の実施例に係る搬送装置の説明図である。
図において、150は熱現像記録材料が搬送される上流のローラ群で、ここを通過した熱現像記録材料は、ガイドG1とG2の間を通って千鳥配置ローラに入る。2点鎖線で囲ってある部分が本発明に係る千鳥配置ローラの旋回枠S100で、旋回枠S100に前後の小径ローラ100a、100b、ガイドG1を取付けて、ヒンジh1を中心にして扇状に旋回する(図3参照)ようにしている。
一方、前後の小径ローラ100a、100bに対向する大径ローラ110は熱現像機本体側に固定されている。
動作時における前後の小径ローラ100a、100bと大径ローラ110の間の間隔は、各ローラ100a、100bと大径ローラ110との間に熱現像記録材料が通過できる程度の間隔としてある。また、大径ローラ110はフリーローラ兼クリーニングローラとし、前後の小径ローラ100a、100bは駆動ローラとしている。
図3は図2の搬送装置における旋回枠S100をヒンジh1を中心に旋回させた図である。大径ローラ110はフリーローラであると共に、クリーニングローラを兼ねており、クリーニングローラを手入れするときは、図3のように旋回枠S100をヒンジh1を中心に旋回させて、大径ローラ110と前後の小径ローラ100a、100bとの間の空間を拡げて、手が入り易いようにしている。
そして、手入れが終了したら、旋回枠S100をヒンジh1を中心に逆方向に旋回させて元の状態(図2)に戻す。このとき、本発明によれば、大径ローラ110と前後の小径ローラ100a、100bとの間の正確な間隔は、次のようにして確保している。
図4は大径ローラ110と前後の小径ローラ100a、100bの正確なギャップを確保するための構成例で、(a)は旋回枠S100の動作時(旋回枠閉止時)、(b)はクリーニング時(旋回枠開放時)をそれぞれ示している。また、図示を判りやすくするため、ここでの説明に不必要なガイド類は省略している。
大径ローラ110と前後の小径ローラ100a、100bの正確なギャップを確保するために、本実施例では、前後の小径ローラを支持体101で支持し、この支持体101の両端に長孔101aが開けておき、この長孔101aに旋回枠S100に固定のピン103(図6参照)を挿入しておくことで、支持体101が長孔101a内のピン103の移動する範囲内で可動できるようにしてある。そして、支持体101の両端をバネ102で常時外側(大径ローラ110側)へ付勢している。
一方、大径ローラ110を支持する大径ローラ取付け枠111には突起物112を取付けている。突起物112の高さは突起物112が支持体101の平面部に当接した状態で、大径ローラ110と前後の小径ローラ100a、100bの間のギャップに熱現像記録材料が通過できる値となっている。
次に、この旋回枠S100の動作について説明する。
ヒンジh1を中心にして旋回枠S100を扇状に旋回して大きく開くと、(a)の状態となり、クリーニングローラである大径ローラ110と前後の小径ローラ100a、100bとの間の空隙が大きくなるので、大径ローラ110のクリーニングが行い易くなる。
クリーニングが終わって、ヒンジh1を中心にして旋回枠S100を元に戻すと、(b)の状態となる。この場合、大径ローラ110と前後の小径ローラ100a、100bとの間の正確な空隙は突起物112が支持体101に当接することによって確保され、その後は支持体101を支持するバネ102が撓むようになるので、大径ローラ110と前後の小径ローラ100a、100bとの間の正確な空隙が簡単に確保できることとなる。
以上のことを纏めると、従来の熱現像装置にあっては大径ローラ110はフリーローラだけであって、クリーニングローラは別途用意していたのでコスト高となっていた。
次に、図9の熱現像装置になると、フリーローラとしての大径ローラ110にクリーニングローラを兼ねさせるようにしてクリーニングローラ単体を廃止した。しかし、この場合、大径ローラ110と前後の小径ローラ100a、100bがそれぞれ固定されていたので、大径ローラ110と前後の小径ローラ100a、100bの間の隙間が狭く、クリーニングをすることが難しくメンテナンス性が悪かった。
そして、本発明の第1実施例によれば、旋回枠S100に前後の小径ローラを支持し、クリーニング時には図3のように旋回枠S100を旋回させて大きく開くようにしたので、大径ローラ110と前後の小径ローラ100a、100bの間の隙間が大きくでき、大径ローラ110のクリーニングが簡単に行えるようになる。
また、動作時には図2のように旋回枠S100を閉じることにより、突起物112と支持体101とバネ102との相互作用でローラ間の正確なクリアランスが簡単に確保できるようになる。
〈実施例1の変形例〉
図5および図6は第1実施例の変形例を示す斜視図である。
図5は本発明に係る旋回枠S100’の旋回状態を説明する背面斜視図で、(a)は動作時(旋回枠閉止時)、(b)はクリーニング時(旋回枠開放時)をそれぞれ示している。また、図6は旋回枠S100’のローラ側の構造を説明する斜視図で、(a)は大径ローラ据え付け状態、(b)は前後の小径ローラのアセンブリをそれぞれ示している。
両図において、S100’は本発明に係る旋回枠、G3は湾曲ガイド板、G4は平面ガイド板、100aおよび100bは前後の小径ローラ、110は大径ローラ、101は前後の小径ローラの支持体101、101aは支持体の両端に開けられた長孔、103は旋回枠S100’に固定のピンで、長孔101a内に挿入され移動可能となっている。111は大径ローラ取付け枠で、そこに設けられた切り欠き部111aに大径ローラ110のシャフトを載置して、回転自由にしている。111bは旋回軸で熱現像機本体との間でここを中心として旋回可能となっている。大径ローラ取付け枠111にはさらに略L字状長孔111cが開けられており、この略L字状長孔111cに旋回枠S100’の固定ピン104が遊嵌している。
(b)における前後の小径ローラのアセンブリにおいて、2個の小径ローラの支持体101間に前後の小径ローラ100a、100bが所定の間隔を置いてそれぞれ平行に取付けられ、図示しないモータによって駆動されることができる。
小径ローラ100aと100bの間には、熱現像記録材料Fが小径ローラ100aと100bの間に入り込まないように、ガイド板100cで覆われている。
次に、この旋回枠S100’の動作について説明する。
旋回軸111bを中心にして大径ローラ取付け枠111が扇状に旋回して大きく開く。これと共に、大径ローラ取付け枠111に開けられている略L字状長孔111cに遊嵌している旋回枠S100’の固定ピン104が略L字状長孔111c内を移動し、旋回枠S100’が大径ローラ取付け枠111に対してさらに扇状に開くようになり、結果的に、大径ローラ110と熱現像機本体と、かつ、大径ローラ110と前後の小径ローラ100a、100bとの間のそれぞれの空隙が大きくなるので、大径ローラ110のクリーニングが第1の実施例と比べてさらに行い易くなる。
以上のように、実施例1およびその変形例によれば、前後の小径ローラを共通の枠体に取りつけ、かつ、この枠体を大径ローラに対して近接・離拡可能としたので、クリーニング時に大径ローラと前後の小径ローラとの間の空隙を大きく離拡することで、クリーニングローラを兼ねる大径ローラのクリーニングが行い易くなる。
図2には、さらに、本発明の第2の実施例が示されている。
図においてフリーローラ120を設けた点が本発明の第2の実施例の特徴で、フリーローラ120の設置位置は、使用が予定される熱現像記録材料のうち搬送方向の長さが最も短いとされる熱現像記録材料の後端が前小径ローラ100aと大径ローラ110の間を通過してしまう前に、その熱現像記録材料の先端がフリーローラ120の上部(湾曲ガイド板G3側)に接触することのできる位置としてある。
次に、フリーローラ120の動作について図7および図8を用いて説明する。図7は熱現像記録材料Fの後端がまだ千鳥配置ローラの前ローラ100aと大径ローラ110の間を通過している状態、図8は熱現像記録材料Fの後端F1が既に前ローラ100aと大径ローラ110の間を通過してしまった後の状態をそれぞれ示している。
図7において、熱現像記録材料Fが千鳥配置ローラの前ローラ100aと大径ローラ110との間で巻き付いた状態にあるため、熱現像記録材料Fの先端は腰が折れずにまっすぐに上方に延びることとなり、上方のガイド板G3’、G3に沿って進行し、その結果、フリーローラ120に接触し、フリーローラ120の回転によって低摩擦で湾曲ガイド板G3とフリーローラ120の間を通過する。
次に、熱現像記録材料Fの後端F1が、図8のように前ローラ100aと大径ローラ110との間を通り抜けた後は、熱現像記録材料Fは前ローラ100aと大径ローラ110との間で接触しなくなるので、熱現像記録材料Fは大径ローラ110と後ローラ100bとの間でしか接触せず、したがってこの接触点を通り真横に延びようとするが、既に熱現像記録材料Fの先端がフリーローラ120上を通過しているので、熱現像記録材料Fは真横に延びることができず、引き続きフリーローラ120上を回転摩擦による低摩擦係数の下で通過し続けることとなる。したがって、熱現像記録材料Fは平面ガイド板G4に接触しないので熱現像記録材料が平面ガイド板G4に接触して傷がつくおそれがなくなる。画像ムラになるおそれもなくなる。
以上のように、第2実施例によれば、後小径ローラの直後にフリーローラを設け、かつ、熱現像記録材料の後端が前小径ローラと大径ローラの間を通過してしまう前に、その熱現像記録材料の先端がフリーローラの上部に接触することのできる位置としてあるので、熱現像記録材料はフリーローラ上を回転摩擦による低摩擦係数の下で通過し続けることとなり、したがって、平面ガイド板G4に接触しないので熱現像記録材料が平面ガイド板G4に接触して傷がつくおそれがなく、画像ムラになるおそれもなくなる。
本発明の第1実施例に係る熱現像装置の概略構成図を示す。 本発明の第1の実施例に係る搬送装置の説明図で、運転時の状態を示している。 本発明の第1の実施例に係る搬送装置の説明図で、メンテナンス時の状態を示している。 大径ローラと前後の小径ローラの正確なギャップを確保するための構成例で、(a)は旋回枠の動作時(旋回枠閉止時)、(b)はクリーニング時(旋回枠開放時)をそれぞれ示している。 第1実施例の変形例に係る旋回枠の旋回状態を説明する背面斜視図で、(a)は動作時(旋回枠閉止時)、(b)はクリーニング時(旋回枠開放時)をそれぞれ示している。 旋回枠のローラ側の構造を説明する斜視図で、(a)は大径ローラ据え付け状態、(b)は前後の小径ローラのアセンブリをそれぞれ示している。 熱現像記録材料の後端がまだ千鳥配置ローラの前ローラと大径ローラの間を通過している状態を示している。、 熱現像記録材料の後端が既に前ローラと大径ローラの間を通過してしまった後の状態を示している。 従来の熱現像装置の概略構成を示す図である。 図9の画像記録装置の位置決め兼搬送機構の概略斜視図である。 図10の位置決め板が待避した状態における位置決め兼搬送機構の構成説明図である。 画像記録部における副走査搬送部と走査露光部の概略構成図である。 駆動ローラのガイド板に対する配置位置を模式的に示す一部拡大図である。 熱現像記録材料の層構成を示す説明図である。 従来の熱現像装置における熱現像記録材料の後端が前ローラと大径ローラとの間を抜け出たときの熱現像記録材料の状態を示す図である。
符号の説明
A 熱現像記録材料供給部
B 画像露光部
C 熱現像部
D 徐冷部
E 冷却部
F フイルム
G3、G3’ 湾曲ガイド板
G4 平面ガイド板
h1 ヒンジ
R 空間部
S 位置決め兼搬送装置
S100、S100’ 本発明に係る旋回枠S100
Vs 電源/制御部
17 副走査搬送部(副走査手段)
19 走査露光部(レーザ照射手段)
21,22 駆動ローラ
23 ガイド板
25,26 スロープ部
29 押し当て部
35 レーザ光源
37 記録制御装置
41 ポリゴンミラー
43 fθレンズ
45 シリンドリカルミラー
51a〜51c プレートヒータ
51G アルミ製ガイド板
51H シリコンラバーヒータ
51P ヒータ端子(プロテクタ)
55 搬送路
55a〜55c 押さえローラ
55d,55e 搬送ローラ
57 冷却(徐冷)部
61 冷却プレート
62 搬送ローラ
63 駆動モータ
65 排出ローラ
100 本発明に係る熱現像記録装置
101 支持体
101a 長孔
102 バネ
103 旋回枠固定ピン
111 大径ローラ取付け枠
111a 切り欠き部
111b 旋回軸
111c 略L字状長孔
112 突起物
120 フリーローラ
150 上流ローラ群
160a、160b 第2搬送ローラ
170 ガイドローラ
180a、180b 位置決め用ソレノイド
181 位置決め板

Claims (7)

  1. 熱現像感光材料又は感光感熱記録材料を含む熱現像記録材料に対して光又は熱を与えて画像露光する画像露光部と、該画像露光部直前に置かれ該画像露光部へ熱現像記録材料を正しく搬送する位置決め兼搬送装置と、該露光された熱現像記録材料に対して加熱して熱現像する熱現像部と、該熱現像部で加熱し熱現像された前記熱現像記録材料と接触してこれを現像停止温度以下に冷却する接触冷却部材を有する冷却部と、を備えた熱現像装置において、前記位置決め兼搬送装置が、熱現像記録材料の搬送方向の上流に配設される第1ローラと、該第1ローラの下流に該第1ローラと所定間隔をあけて平行に配置される第2ローラと、前記第1ローラとおよび第2ローラとの間にそれぞれ前記熱現像記録材料が外周の一部に巻き付きながら通過する隙間を置いて前記第1ローラおよび第2ローラ間にそれぞれ対向配置される第3ローラとを有し、かつ前記第3ローラの外周の一部が前記第1ローラおよび第2ローラの共通接線より前記第1ローラおよび第2ローラ側に入りこんで配置(以後、「千鳥配置」という。)され、かつ、前記第3ローラをフリーローラ兼クリーニングローラとしたことを特徴とする熱現像装置。
  2. 前記第3ローラを前記第1ローラおよび第2ローラよりも大径としたことを特徴とする請求項1記載の熱現像装置。
  3. 前記第1ローラおよび第2ローラを共通の枠体に取りつけ、かつ、前記枠体を前記第3ローラに対して近接・離拡可能としたことを特徴とする請求項1又は2記載の熱現像装置。
  4. 前記枠体の端部を中心に扇状に旋回可能とし、前記第1ローラ並びに第2ローラと第3ローラとの間隔を可変としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の熱現像装置。
  5. 前記枠体または前記第3ローラ取付け枠の一方に突起物を設け、他方に該突起物と接触する接触面を設け、前記突起物が前記接触面と接触した状態で、前記第1ローラと第3ローラの間および第2ローラと第3ローラの間に熱現像記録材料が前記第3ローラの外周の一部に巻き付きながら通過する隙間が確保されるようにしたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の熱現像装置。
  6. 熱現像感光材料又は感光感熱記録材料を含む熱現像記録材料に対して光又は熱を与えて画像露光する画像露光部と、該画像露光部直前に置かれ該画像露光部へ熱現像記録材料を正しく搬送する位置決め兼搬送装置と、該露光された熱現像記録材料に対して加熱して熱現像する熱現像部と、該熱現像部で加熱し熱現像された前記熱現像記録材料と接触してこれを現像停止温度以下に冷却する接触冷却部材を有する冷却部と、を備えた熱現像装置において、前記位置決め兼搬送装置が、熱現像記録材料の搬送方向の上流に配設される第1ローラと、該第1ローラの下流に該第1ローラと所定間隔をあけて平行に配置される第2ローラと、前記第1ローラとおよび第2ローラとの間にそれぞれ前記熱現像記録材料が外周の一部に巻き付きながら通過する隙間を置いて前記第1ローラおよび第2ローラ間にそれぞれ対向配置される第3ローラとを有し、かつ前記第3ローラの外周の一部が前記第1ローラおよび第2ローラの共通接線より前記第1ローラおよび第2ローラ側に入りこんで配置(以後、「千鳥配置」という。)され、かつ、前記第3ローラの直後にフリーローラを設けたことを特徴とする熱現像装置。
  7. 前記フリーローラの位置は、前記熱現像記録材料後端が前記第1ローラと第3ローラの間を通過する前に前記熱現像記録材料の先端側が前記フリーローラに接触している位置であることを特徴とする請求項6記載の熱現像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012148840A (ja) * 2011-01-18 2012-08-09 Seiko Epson Corp 画像形成装置

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