JP2006091498A - 位置決め用ソレノイドとこれを備えた熱現像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 大きなストロークが取れるにもかかわらず狭いスペースに設置することができるソレノイドを提供すると共に、これを使用して位置決め装置をスペースの狭いところに設置可能とした熱現像装置を提供する。
【解決手段】 プランジャと励磁時にプランジャを吸引する電磁コイルと、非励磁磁にプランジャを待機位置に戻す圧縮コイルバネとを有するソレノイドであってその圧縮コイルバネとして、円錐状を成しかつある1つのコイルの成す平面図で見た円の外径をコイルの直下の1コイルの成す平面図で見た円の内径よりも小さくしたレノイドを、熱現像装置の画像露光部直前に置かれる位置決め装置の位置決め用ソレノイドとして使用した。
【選択図】 図1

Description

本発明は熱現像装置に関するもので、特に熱現像記録材料を露光記録するために露光部に熱現像記録材料を搬送する直前に配置される熱現像記録材料搬送装置の位置決め用ソレノイドに関する。
近年、医療分野において環境保全、省スペースの観点から処理廃液の減量が強く望まれている。そこでレーザー・イメージャーにより効率的に露光させることができ、高解像度及び鮮鋭度を有する鮮明な黒色画像を形成することができる医療診断用及び写真技術用途の光感光性熱現像写真材料に関する技術が必要とされている。これら光感光性熱現像写真材料では、溶液系処理化学薬品の使用をなくし、より簡単で環境を損なわない熱現像処理システムを顧客に対して供給することができる。
一般画像形成材料の分野でも同様の要求はあるが、医療用画像は微細な描写が要求されるため鮮鋭性、粒状性に優れる高画質が必要である上、診断のし易さの観点から冷黒調の画像が好まれる特徴がある。現在、インクジェットプリンター、電子写真など顔料、染料を利用した各種ハードコピーシステムが一般画像形成システムとして流通しているが、医療用画像の出力システムとしては満足できるものがない。
これに対して近年、湿式処理を行う必要がないドライシステムによる記録装置が注目されている。このような記録装置では、感光性及び感熱性記録材料(感光感熱記録材料)や熱現像感光材料のフィルムが用いられている。以下、この材料を「熱現像記録材料」又は「熱現像感光材料」と言う。また、このドライシステムによる記録装置では、露光部において熱現像記録材料にレーザ光を照射(走査)して潜像を形成し、その後、熱現像部において熱現像記録材料を加熱手段に接触させて熱現像を行い、その後、冷却し(正確には、上流の徐冷部と下流の冷却部とに分けることもある。)、画像が形成された熱現像記録材料を装置外に排出している。このようなドライシステムは、湿式処理に比べて廃液処理の問題を解消することができる。
上記のような有機銀塩を利用した熱画像形成システムが、例えば、米国特許3152904号、同3457075号の各明細書およびB.シェリー(Shely)による「熱によって処理される銀システム(Thermally Processed Silver Systems)」(イメージング・プロセッシーズ・アンド・マテリアルズ(Imaging Processes and Materials)Neblette 第8版、スタージ(Sturge)、V.ウオールワース(Walworth)、A.シェップ(Shepp)編集、第2頁、1996年)に記載されている。特に、熱現像記録材料は、一般に、触媒活性量の光触媒(例、ハロゲン化銀)、還元剤、還元可能な銀塩(例、有機銀塩)、必要により銀の色調を制御する色調剤を、バインダーのマトリックス中に分散した感光性層を有している。熱現像記録材料は、画像露光後、高温(例えば80℃以上)に加熱し、ハロゲン化銀あるいは還元可能な銀塩(酸化剤として機能する)と還元剤との間の酸化還元反応により、黒色の銀画像を形成する。酸化還元反応は、露光で発生したハロゲン化銀の潜像の触媒作用により促進される。そのため、黒色の銀画像は、露光領域に形成される。米国特許2910377号、特公昭43−4924号をはじめとする多くの文献に開示され、そして特開2003−005337号公報で熱現像記録材料による熱現像装置が開示された。
図5はこのような熱現像装置の概略構成図を示す。
200は熱現像記録装置で、この熱現像記録装置200は、湿式の現像処理を必要としない熱現像記録材料を用い、レーザ光からなる光ビームによる走査露光によって熱現像記録材料を露光して潜像を形成した後に、熱現像を行って可視像を得、その後常温まで徐冷・冷却する装置である。
従って、この熱現像記録装置200は、基本的に、熱現像記録材料の搬送方向順に、熱現像記録材料供給部Aと、画像露光部(レーザ記録装置)Bと、熱現像部Cと、徐冷部Dと、冷却部Eを備えており、また、各部間の要所に設けられ熱現像記録材料を搬送するための搬送手段と、各部を駆動し制御する電源/制御部Vsを備えている。電源/制御部VsにはCPUが設けられ、これによって各種の制御を行わせることができる。
この熱現像記録装置200では、最下段に電源/制御部Vs、その上段に熱現像記録材料供給部A、更にその上段に画像露光部Bと熱現像部Cと徐冷部Dと冷却部Eを配置した構成となっており、画像露光部Bと熱現像部Cとを隣接させた配置としている。
この構成によれば、露光工程と熱現像工程を短い搬送距離内で行うことができ、熱現像記録材料の搬送パス長を最短化し、1枚の出力時間を短縮することができる。また、1枚の熱現像記録材料に対して露光工程と熱現像工程との両工程を同時に実施することが可能となる。
熱現像記録材料としては、熱現像感光材料又は感光感熱記録材料を使用することができる。熱現像感光材料は、光ビーム(例えばレーザビーム)によって画像を記録(露光)し、その後、熱現像して発色させる記録材料である。また、感光感熱記録材料は、光ビームによって画像を記録し、その後、熱現像して発色させるか、あるいは、レーザビームのヒートモード(熱)によって画像を記録すると同時に発色させ、その後、光照射で定着する記録材料である。
熱現像記録材料供給部Aは、熱現像記録材料を1枚ずつ取り出して、熱現像記録材料の搬送方向の下流に位置する画像露光部Bに供給する部分であり、三つの装填部10a,10b,10cと、各装填部にそれぞれ配置される供給(ニップ)ローラ対13a,13b,13cと、搬送ローラ及び搬送ガイドから成る搬送機構16とで構成される。また、三段構成となっている各装填部10a,10b,10cの内部にはそれぞれマガジン15a,15b,15cが挿入され、各マガジン15a,15b,15cの内部にはそれぞれ異なる熱現像記録材料F(例えば、B4サイズ、及び半切サイズなど)が当て紙Mfに収容された状態で収納されている。
各マガジン15a,15b,15cの底部には開口部151a,151b,151cが開けてあり、その直下にそれぞれバーコードリーダBRが機体側に設けられている。
そこで、熱現像記録材料Fをマガジン15a,15b,15cの内部に収納する手順について説明する。
熱現像記録材料Fは、市販状態では、B4サイズ、半切サイズなどのシート状に加工され、通常、100枚等の所定単位の積層体(束)とされ、当て紙Mfに収容された状態で遮光袋に収納され、その遮光袋の外側には熱現像記録材料Fの種類、サイズ等を表すバーコードが印刷されている。
そこで、熱現像記録材料Fのサイズに対応するマガジン15a,15b,15cのどれか1つ(以下仮に、マガジン15aとする。)を引き出し、遮光袋をバーコードがマガジン15aの底部の開口部151aに位置するように袋ごとマガジン15aに収納する。このとき、遮光袋の後端をマガジンの外に露出させておき、遮光袋の後端をマガジンから引き抜くことができる状態にしておく。
次いで、遮光袋の先端(マガジンの奥側)を横方向に大きく切除して熱現像記録材料Fが切除開口部を通り抜けできるようにした後、マガジン15aを元に押し戻して熱現像記録装置200内に収納する。
遮光袋を収納したマガジン15aが熱現像記録装置200内に収納されると、バーコードリーダBRは開口部151aを介して遮光袋印刷のバーコードを読み取り、読み取ったフィルム情報を制御部Vsに送り、以後の画像処理のデータとして使用する。
バーコードリーダBRが遮光袋印刷のバーコードを読み取った後、作業者は熱現像記録装置200のマガジン15aから露出している遮光袋の後端を手前に引く抜くと、熱現像記録材料Fを当て紙Mfに収容された状態でマガジン15a内に残して遮光袋だけが機外に取り出される。図5のマガジン15aはこのようにして熱現像記録材料Fが遮光袋から取り出された状態を示している。
熱現像記録材料供給部Aから1枚取り出された熱現像記録材料は、搬送機構16によって機内を上昇し、位置決め兼搬送装置Sを通過して搬送方向の下流に位置する画像露光部Bに到達する。
ここで、画像露光部Bへ熱現像記録材料Fを搬送する位置決め兼搬送装置Sについて、図6および図7に基づき、その機能および構成を説明する。
図6において、位置決め兼搬送装置Sの上流側には、第1搬送ローラ群が千鳥配置されている。すなわち、第1搬送ローラ群は、大径ローラ110と、大径ローラ110に近接して配置される小径ローラ100a及び100bとからなり、小径ローラ100a及び100bは熱現像記録材料Fの搬送方向に所定距離離間して配設され、かつ、大径ローラ110の外周の一部が小径ローラ100a及び100bとの共通接線より小径後ローラ側に入り込んで配置されている。
このように、熱現像記録材料Fの下流側及び上流側を大径ローラ110側に変位させることで熱現像記録材料Fを湾曲させ、熱現像記録材料Fの一部を大径ローラ110に巻き付けて、搬送力を高めている。
位置決め兼搬送装置Sは、千鳥配置された第1搬送ローラ群の下流かつ画像露光部Bの上流の部位に配設され、熱現像記録材料Fの搬送方向と直交する方向に長尺に構成される位置決め板190を有するもので、熱現像記録材料Fが進行搬送方向に対して若干斜行して搬送されている場合に、熱現像記録材料Fの先端をここで堰き止めてその斜行を矯正して、進行搬送方向に対して直角に直してから画像露光部Bへ搬入させる役割を担っている。
位置決め板190は、図6に示すように、位置決め用ソレノイド180a、180bにより熱現像記録材料Fの搬送路に対して矢印方向に進退可能に構成されている。なお、位置決め用ソレノイド180a、180bは、熱現像記録材料Fの搬送路の上下いずれの部位に配設されていてもよい。
位置決め板190に近接し、熱現像記録材料Fの搬送方向上流側には、第2搬送ローラ160a、160bが配設されている。第2搬送ローラ160a、160bは、相互に近接離間することで熱現像記録材料Fをニップ状態又はニップ解除状態とすることができる。第2搬送ローラ160a、160bのうち、上部の第2搬送ローラ160aに近接し、熱現像記録材料Fの搬送方向上流側には、熱現像記録材料Fの面と略直交する方向にガイドローラ170が配設されており、このガイドローラ170は、熱現像記録材料Fを第2搬送ローラ160a、160b間にスムーズに導入する機能を有しており、熱現像記録材料Fに対する摩擦係数の小さい材質のものを選択されている。
第1搬送ローラ(大径ローラ110、小径ローラ100a及び100b)と第2搬送ローラ160a、160bとの間には、湾曲搬送路を構成する湾曲ガイド板G3及び平面ガイド板G4が配設されている。湾曲ガイド板G3は、湾曲搬送路の湾曲方向外周部に配設され、平面ガイド板G4は、湾曲搬送路の湾曲方向内周部に配設され、これらの間には、熱現像記録材料Fを貯留可能な空間部Rが形成されている。なお、湾曲ガイド板G3は、ガイドローラ170の近傍において、平面ガイド板G4に対し傾斜角度θが30°以下となるように設定されている。
位置決め板190は、位置決め用ソレノイド180a、180bによって矢印方向に変位し、熱現像記録材料Fの搬送路中に配置され、位置決め板190に近接する第2搬送ローラ160a、160bは、相互に離間してニップ解除状態に設定され、位置決め兼搬送装置Sの上流側に配設される大径ローラ110には、小径ローラ100a及び100bが近接している。
この状態において、熱現像記録材料Fが搬送路16から位置決め兼搬送装置Sに搬送された後、熱現像記録材料Fの先端部が大径ローラ110と小径ローラ100a及び100bとによって挟持され、一部が大径ローラ110に巻き付けられるように湾曲して搬送されている。次いで、大径ローラ110、小径ローラ100a及び100bの回転作用によって熱現像記録材料Fが搬送され、空間部Rに入る。空間部Rに入った熱現像記録材料F先端部は、熱現像記録材料Fの腰の強さに支えられて上部の湾曲ガイド板G3にガイドされて湾曲しながら搬送された後、ガイドローラ170に至る。
ガイドローラ170は、熱現像記録材料Fの搬送路内に変位自在に配設されており、その自重によって熱現像記録材料Fの搬送方向先端部を下部の平面ガイド板G4側に押し下げながら第2搬送ローラ160a、160b間に導くので、熱現像記録材料Fに傷が付くことを回避することができる。なお、ガイドローラ170の近傍における平面ガイド板G4に対する湾曲ガイド板G3の傾斜角度θは、30°以下に設定されているため、熱現像記録材料Fが座屈することなく、第2搬送ローラ160a、160b間に導かれている。
熱現像記録材料Fの搬送方向先端部が第2搬送ローラ160a、160b間を通過して位置決め板190に当接した後、大径ローラ110、小径ローラ100a及び100bの駆動を継続して熱現像記録材料Fの上流側をさらに第2搬送ローラ160a、160b側に所定量だけ搬送する。このとき、熱現像記録材料Fの搬送方向先端部は、図6に示すように、熱現像記録材料Fの搬送方向と直交する方向に延在する位置決め板190に倣って位置決めされることとなる。
ここで、位置決め板190に対して熱現像記録材料Fが斜行して当接した場合には、熱現像記録材料Fの搬送方向先端部と後端部との間でねじれが生じることになる。また、熱現像記録材料Fの搬送方向先端部が位置決め板190に当接した後も継続して、大径ローラ110、小径ローラ100a及び100bにより熱現像記録材料Fを所定量搬送しているため、熱現像記録材料Fにたるみが生じる。これらのねじれ及びたるみは、湾曲ガイド板G3及び平面ガイド板G4間の空間部Rにおいて発生する。
次いで、図7に示すように、第2搬送ローラ160a、160bを矢印方向に変位させて熱現像記録材料Fの下流側をニップした後、位置決め用ソレノイド180a、180bを駆動して位置決め板190を搬送路から退避させる。そして、この状態で第2搬送ローラ160a、160bを回転駆動し、熱現像記録材料Fを下流側に搬送する。
このとき、熱現像記録材料Fの姿勢は、位置決め板190によって位置決めされた搬送方向先端部近傍をニップする第2搬送ローラ160a、160bによって確保されているため、第2搬送ローラ160a、160bにより熱現像記録材料先端の姿勢が矯正された状態で(斜行して位置決め板190に到達してもここで搬送方向と直角に矯正されて)画像露光部Bに搬送されることとなる。
なお、位置決め板190から大径ローラ110、小径ローラ100a及び100bまでの搬送路の長さを最も短い熱現像記録材料Fの長さよりも短く設定することにより、当該熱現像記録材料Fを含む長さの異なる全ての熱現像記録材料Fに対して位置決めを行うことができる。
なお、大径ローラ110、小径ローラ100a及び100bは、熱現像記録材料Fを湾曲保持できる程度に近接しており、相互に当接した状態には設定されていないため、レーザビーム走査部64による放射線画像情報の記録中において、熱現像記録材料Fの上流側端部が大径ローラ110、小径ローラ100a及び100bから抜け出した際、小径ローラ100a及び100bが大径ローラ110側に大きく変位して熱現像記録材料Fに負荷変動を与えてしまうおそれがない。従って、熱現像記録材料Fの負荷変動による画像への影響はない。この場合、大径ローラ110、小径ローラ100a及び100bによる熱現像記録材料Fのニップ及びニップ解除が不要であるため、機構も極めて簡単である。
熱現像記録材料供給部Aから搬送ガイド16および位置決め兼搬送装置Sを経て搬送されてきた熱現像記録材料は、次の画像露光部Bで光ビームLを主走査方向に走査露光され、また、主走査方向に略直交する副走査方向(即ち、搬送方向)に搬送されることで、所望の画像を熱現像記録材料に記録して潜像を形成する。
そこで、画像露光部Bについて図8に基づいて具体的に説明する。
図8にレーザ記録装置100におけるシート状の熱現像記録材料を搬送するための副走査搬送部と、走査露光部の概略構成を示す構成図を示した。
レーザ記録装置100である記録部Bは、光ビーム走査露光によって熱現像記録材料を露光する部位であり、熱現像材料の搬送面からのばたつきを防止つつ搬送するばたつき防止機構を有した副走査搬送部(副走査手段)17と、走査露光部(レーザ照射手段)19とを備えている。走査露光部19は、別途用意された画像データに従ってレーザの出力を制御しつつ、このレーザを走査(主走査)させる。このとき熱現像記録材料を副走査搬送部17によって副走査方向に移動させる。
副走査搬送部17は、照射するレーザ光の主走査ラインを挟んで、軸線がこの走査ラインに対して略平行に発明位置された2本の駆動ローラ21,22と、これら駆動ローラ21,22に対向して配置され、熱現像記録材料3を支持するガイド板23を備えている。ガイド板23は、各駆動ローラ21,22との間に挿入される熱現像記録材料3を、並設されたこれら駆動ローラ同士間の外側で該駆動ローラ周面の一部に沿って撓ませるスロープ部25,26と、駆動ローラ同士間で熱現像記録材料の撓みによる弾性反発力を当該して受け止める略水平な面からなる押し当て部29が設けられている。
スロープ部25は、押し当て部29との境界部分で屈曲して接続された傾斜面であり、このスロープ部25と押し当て部29との交差角度φは、0°〜45°の範囲に設定されている。そして、搬送下流側のスロープ部26についても同様に形成され、押し当て部29に対して上記交差角度φの傾斜面が設けられている。なお、0°より大きな交差角度φで屈曲させた傾斜面は少なくとも搬送方向上流側に設けてあればよい。
駆動ローラ21は、図示しないモータ等の駆動手段の駆動力を、歯車やベルト等の伝達手段を介して受け、図8の時計回り方向へ回転するようになっている。なお、この駆動ローラ21と同一構成の駆動ローラ22を、スロープ部26と押し当て部29との境界位置に、熱現像記録材料3の排出用として設けている。
ここで、駆動ローラ21を例に取り説明すると、駆動ローラ21は押し当て部29とスロープ部25との境界部分である屈曲部31に対向配置されている。この駆動ローラ21のガイド板23に対する配置位置は、図9に模式的に一部拡大して示す側面図に見られるように、ガイド板23の屈曲部(角度変更点)31を通り、ガイド板の内閣(180°−φ)を2等分する直線Mと、駆動ローラ21の外周が接する範囲であることが好ましい。 なお、駆動ローラ21の直径とガイド板23の長さの関係については別段制約はない。
また、駆動ローラ21は、その周面がガイド板23との間で所定の隙間Gが形成されるように配置されている。この隙間Gは、熱現像記録材料3の肉厚寸法tに対して同一乃至10倍の厚さ(t≦G≦10t)とすることが好ましい。
上記副走査搬送部17の構成において、スロープ部25の先端から熱現像記録材料3が進入すると、ガイド板23と駆動ローラ21との間に熱現像記録材料3の先端が入り込む。このとき、ガイド板23の押し当て部29とスロープ部25とが所定の角度φで屈曲されているため、熱現像記録材料3がスロープ部25から押し当て部29に移るときに撓み、この撓みにより熱現像記録材料自身に弾性反発力が発生する。この弾性反発力により、熱現像記録材料3と駆動ローラ21との間に所定の摩擦力が生じ、駆動ローラ21から熱現像記録材料3へ確実に搬送駆動力が伝達され、熱現像記録材料3が搬送される。
なお、熱現像記録材料3がガイド板23と駆動ローラ21との間に入り込む際、時計回りに駆動される駆動ローラ21とガイド板23との隙間Gが、熱現像記録材料3の肉厚寸法t〜10tに設定されているために、外乱による駆動ローラ21の振動等が熱現像記録材料3の搬送に影響を及ぼすことがなくなる。即ち、上記外乱が生じた場合は、熱現像記録材料3の弾性力(肉厚方向の変位)により吸収されるため、搬送に影響が及ぶことはない。
そして、スロープ部26及び駆動ローラ22により、ガイド板23からの熱現像記録材料3の排出時においても、熱現像記録材料3の屈曲による弾性反発力により駆動ローラ22との間で所定の摩擦力が生じ、確実に搬送されるようになる。
また、押し当て部29においては、熱現像記録材料3の弾性反発力によって熱現像記録材料3が押し当て部29に押し付けられて、熱現像記録材料3の搬送面からのばたつき、即ち、上下方向のばたつきが抑制される。この駆動ローラ同士間の熱現像記録材料3に向けてレーザ光を照射することで、露光位置ずれのない良好な記録が行えることになる。
一方、走査露光部19は、画像信号に応じて変調したレーザ光Lを主走査方向に偏向して、所定の記録位置Xに入射するものであって、熱現像記録材料の分光感度特性に応じた狭帯波長域のレーザ光(波長350nm〜900nm)を出射するレーザ光源35と、レーザ光源35を駆動する記録制御装置37と、シリンドリカルレンズ39と、光偏光器であるポリゴンミラー41と、fθ文字レンズ43と、立ち上げ用のシリンドリカルミラー45とを備えている。
なお、走査露光部19には、これ以外にもレーザ光源35から出射された光ビームを成形するコリメータレンズやビームエキスパンダ、面倒れ補正光学系、光路調整用ミラー等、公知の光ビーム走査露光装置に配置される各種光学系部材が必要に応じて配置される。なお、レーザ光の熱現像記録材料3上における記録ビーム径は、φ50〜φ200μmに設定している。特に副走査方向の記録ビーム径は、干渉領域を縮小するため小さい方が好ましい。
ここで、露光方式としてはパルス幅変調によって画像記録を行う。記録制御装置37は、記録画像に応じてレーザ光源35をパルス幅変調して駆動し、記録画像に応じてパルス幅変調された光ビームを出射させる。レーザ光源35から出射されたレーザ光Lは、ポリゴンミラー41によって主走査方向に偏向され、fθレンズ43によって記録位置Xで結像するように調光され、シリンドリカルミラー45によって光路を選択されて記録位置Xに、所定の入射角度θiで入射される。即ち、熱現像記録材料3の法線方向と副走査方向(搬送方向)に平行な面内で、熱現像記録材料3の法線から副走査方向へ4°〜15°の傾斜を有する入射角度θiで、熱現像記録材料3に向けてレーザ光Lを照射する。
図10は熱現像記録材料の層構成を示す説明図である。
まず、熱現像記録材料3の構成を説明する。図10に示すように、熱現像記録材料は、PET(ポリエチレンテレフタレート)材等からなる厚さ176μmのベースフィルム上に厚み20μmの乳剤層Em、及び乳剤層Emの表面に厚み4μmの保護層PCをコートしたもので、また、ベースフィルムの背面にはバックコート層BC及びハレーション防止層AHを合計厚さを3μmとしてコーティングしたものである。熱現像記録材料3の合計厚さは、150〜250μmの範囲に設定される。
屈折率は、保護層PCが1.52、乳剤層Emが1.54、ベースフィルム(PET)が1.66、バックコート層BC及びハレーション防止層AHが1.52であり、平均すると、1.5〜1.7程度となる。なお、未記録の熱現像記録材料3の露光するレーザ光の波長に対する光透過率は50%以下で、好ましくは30%以下のものが使用される。
この熱現像記録材料3の保護層PC側からレーザ光を入射したとき、レーザ光は界面で光路を屈折させながら進み、最下層のバックコート層BC及びハレーション防止層AH下側の空気との界面で反射され、反射光が再び保護層PCに戻される。このとき、熱現像記録材料表面におけるレーザ光入射位置P1と反射光出射位置P2との間の距離Lmが、レーザ光のビーム径より大きければ干渉の問題は回避される。
熱現像部Cは、熱処理を適用されるタイプの被熱処理熱現像記録材料を加熱するものであり、構成としては、図に示すように、熱現像記録材料3を処理するのに必要な温度となる加熱体としての熱現像記録材料の移送方向に並ぶ複数のプレートヒータ51a.51b,51cを湾曲させ、かつ、これらのプレートヒータ51a,51b,51cを一連の円弧状配置としている。
そして、熱現像部Cから搬出された熱現像記録材料3は、徐冷部Dによってシワが発生しないように、かつ湾曲ぐせが付かないように注意しながら熱現像停止温度(80℃程度)まで徐冷される。
徐冷部Dでガラス転移点以下にまで冷却された熱現像記録材料3は、徐冷部Dの出口近辺に設けられた搬出ローラ対59により冷却部Eに搬出される。
冷却部Eには、冷却プレート61があり、ここでさらに冷却されて熱現像記録材料3を手にしても火傷をしない温度にまで下げられる。その後、排出ローラ対63によって排出トレイ66に排出される。
このような医療用画像形成システムによれば、CTやMRIなど各種医療用画像診断装置の画像をプリントするドライレーザーイメージャの新製品として、高速・大量処理、クリーンな環境を実現でき、フィルムプリントのドライ化による効率アップと作業環境の改善に貢献することができるようになった。
その主な特長は、超高速処理で、フィルム搬送機構により、1枚目フィルム出力時間約85秒、半切サイズ約110枚/時の超高速処理を実現し、立ち上げ時間もパワーセーブモードの待機状態からわずか10分、緊急時にも速やかにプリント可能となった。また、使いやすさも、最大2トレイを装備することができ、六切サイズから半切サイズまで、各種が診断装置の多様なフィルムサイズ要求に対応可能となり、一目でわかりやすいカラー液晶表示、フィルム補給などの操作手順のアニメーション表示を採用、誰でも・簡単に・安心して使えるようにしてあり、さらに、環境に対する配慮として、クリーンな環境を目指しており、従来、有機溶剤が不可欠といわれていた熱現像感光材料の塗布を水で行う本出願人による「水系塗布技術」を用いて製造されたドライ画像記録用フィルムの使用で画像記録時や読影診断時、保管などの際にも、気になる臭気を発生することなく、快速な作業環境を実現できるようになった。
図11は図6に図示した従来装置に係るソレノイド180a、180bの1つを説明する断面図で、(a)は励磁時、(b)は非励磁時(待機状態)をそれぞれ示している。
図において、180’は従来装置に係るソレノイド、201はケース、202はプランジャ、203はシャフト、204は位置決め板保持部、205は電磁コイル、206は圧縮コイルバネである。
ソレノイド180’の電磁コイル205を励磁すると、(a)の状態になる。すなわち、プランジャ202に大きな吸引力が働きプランジャ202は圧縮コイル206の復元力に抗して待機位置から電磁コイル205側に吸引される。
そして、電磁コイル205の励磁を解くと、(b)に状態になる。すなわち、プランジャ202は吸引力を失うので、プランジャ202は圧縮コイル205の復元力により元の待機位置に戻される。
従来装置のソレノイド180’の待機状態(b)の位置決め板保持部204の位置と励磁時(a)の位置決め板保持部204の位置とでは、ストロークがS1である。ここで、圧縮コイルバネ206の線径×巻数の長さがデッドスペースとなっていることに本出願人は気がついた。
最近、熱現像装置全体が小型化を要求されている関係上、ソレノイド180’を設置するスペースにも制約がある。吸引力の大きなソレノイド180’を使用する場合、圧縮コイルバネ206も復元力の大きなものとなり、そうすると圧縮コイルバネ206の巻数の多いコイルを用いるようになる。巻数が多くなると、圧縮時のコイル高さも巻数分だけ高くなり、スペース的にストロークS1が小さなものとなってしまった。
そこで、本発明は上記欠点を解消するためになされたもので、狭いスペースに設置しても大きなストロークがとれるソレノイドを提供して、熱現像装置全体の小型化の要求に寄与することを目的としている。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、熱現像装置の位置決め用ソレノイドに係り、プランジャと該励磁時にプランジャを吸引する電磁コイルと、非励磁磁に前記プランジャを待機位置に戻す圧縮コイルバネとを有するソレノイドにおいて、前記圧縮コイルバネとして、円錐状を成しかつある1つのコイルの成す平面図で見た円の外径を該コイルの直下の1コイルの成す平面図で見た円の内径よりも小さくしたことを特徴としている。
請求項2記載の発明は、熱現像装置に係り、熱現像感光材料又は感光感熱記録材料を含む熱現像記録材料に対して光又は熱を与えて画像露光する画像露光部と、該画像露光部直前に置かれ該画像露光部へ熱現像記録材料を正しく搬送する位置決め兼搬送装置と、該露光された熱現像記録材料に対して加熱して熱現像する熱現像部と、該熱現像部で加熱し熱現像された前記熱現像記録材料と接触してこれを現像停止温度以下に冷却する接触冷却部材を有する冷却部と、を備えた熱現像装置において、前記位置決め兼搬送装置が、プランジャを内蔵し該プランジャを変位させる位置決め用ソレノイドと、前記プランジャを待機位置に戻す圧縮コイルと、前記プランジャの先端に設けられた位置決め板とを備え、前記プランジャを熱現像記録材料の搬送路上まで移動させて、熱現像記録材料の先頭部が前記位置決め装置を通過することを阻止するものであり、かつ、前記位置決め用ソレノイドとして、請求項1記載のソレノイドを用いたことを特徴としている。
以上のように、請求項1記載の発明によると、円錐状圧縮コイルであるため、圧縮時に各コイルを渦巻状に面いちとして高さを低くすることができるので、狭いスペースに設置しても大きなストロークが取れることとなる。
また、請求項2記載の発明によると、請求項1記載のソレノイドを用いているので、請求項1記載のソレノイドの持つ長所である、狭いスペースに設置しても大きなストロークが取れる位置決め装置を備えた熱現像装置が得られることとなる。
以下、本発明に係る熱現像装置の好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る熱現像装置の概略構成図を示す。
図において、100は熱現像記録装置で、この熱現像記録装置100は、湿式の現像処理を必要としない熱現像記録材料を用い、レーザ光からなる光ビームによる走査露光によって熱現像記録材料を露光して潜像を形成した後に、熱現像を行って可視像を得、その後常温まで徐冷・冷却する装置である。
熱現像記録材料供給部A、画像露光部(レーザ記録装置)B、熱現像部C、それに冷却部Eの構成自体は、図5で説明した従来の熱現像装置200と原則、同じであるので、重複説明はここでは省略する。
図1の本発明に係る熱現像装置100が図5の従来の熱現像装置200と異なるのは、位置決め装置のソレノイド部分であるので、以下、本発明に係るソレノイドについて図2を用いて説明する。
図2は本発明に係るソレノイドを説明する断面図で、(a)は励磁時、(b)は非励磁時(待機状態)をそれぞれ示している。
図において、180は本発明に係るソレノイド、101はケース、102はプランジャ、103はシャフト、104位置決め板保持部、105は電磁コイル、106は円錐状圧縮コイルバネである。
本発明に係るソレノイドが従来のソレノイドと異なる点は、従来のソレノイドの圧縮コイルバネが円筒状であるのに対して、本発明に係るソレノイドの圧縮コイルバネは円錐状であり、しかも円錐状を構成する1つのコイルの成す平面図で見た円の外径をそのコイルの直下のコイルの成す平面図で見た円の内径よりも小さくした点が特徴である。
このような構成にすることにより、電磁コイル105の励磁によって、円錐状圧縮コイルバネ106が圧縮されると、下方のコイルの中に上方のコイルが入り込み、さらにそのコイルの中にその上のコイルが入り込む、といったようになり、理想的には蚊取り線香のようにコイルの線径の長さまで圧縮されることができ、大きいストロークが確保できる。
次に、このソレノイド180の動作について説明する。
待機状態では、電磁コイル105を非励磁にしており、その場合、(b)のように、プランジャ102は吸引力がないため、円錐状圧縮コイル105の復元力により待機位置に戻される。
電磁コイル105を励磁すると、(a)のように、プランジャ102に吸引力が働き、プランジャ102は円錐状圧縮コイル106の復元力に抗して待機位置から電磁コイル105側に吸引される。この場合、電磁コイル105の励磁によって、円錐状圧縮コイルバネ106下方のコイルの中に上方のコイルが入り込み、さらにそのコイルの中にその上のコイルが入り込むので、コイルの線径の長さまで圧縮されることができ、大きいストロークが確保できる。
また、電磁コイル105の励磁を解くと、(b)のように、プランジャ102は吸引力を失うので、円錐状圧縮コイル105の復元力により元の待機位置に戻される。
したがって、本発明に係るソレノイド180’の待機状態(b)の位置決め板保持部204の位置と励磁時(a)の位置決め板保持部204の位置とでは、ストロークはS2となっている。
なお、励磁時(a)の図において、プランジャ102は電磁コイル105の長さ方向中心部より下方に位置して安定しているが、これはコイルの巻数を下方に多くしているためである。さらに極端に下方の巻数を増やせば、プランジャ102はさらに下方にて安定するので、ストロークを増やすことができる。
図3は従来装置のソレノイド180’と本発明に係るソレノイドの各ストロークを比較した図で、(a)は従来装置のソレノイド、(b)は本発明に係るソレノイドをそれぞれ示している。
両者を比較すると、(a)のソレノイドはコイルバネの直径とコイルの巻数の積の寸法分S4だけ位置決め板保持部204が前進しており、一方、(b)のソレノイドはコイルバネの直径分だけ位置決め板保持部104が前進しているだけで、その差分S3が(b)のソレノイドの方がストロークが稼げていることが判る。
このように、本発明に係るソレノイドは、円錐状圧縮コイルにして、圧縮時に各コイルを渦巻状に面いちとして高さを低くすることができるので、狭いスペースに設置しても大きなストロークがとれることとなる。
また、円錐状圧縮コイルにすると、衝撃時の衝撃音を円錐状圧縮コイル内で吸収するためであろうと推測されるが、衝撃音を小さくする効果もあることが判った。
図4は本発明に係るソレノイド(a)と従来装置のソレノイド(b)をそれぞれ用いて位置決め板190を上下させた場合のソレノイドの取付け位置を比較した図である。
両者を比較すると、(a)のソレノイドは待機状態のときソレノイド180aのプランジャ先端の位置決め板保持部に取付けられた位置決め板190の先端は取付け部位Trから距離L1だけ離れた最下方位置にあり、この状態でフィルムFの進行方向先端の進行を阻止している。一方、ソレノイド180bで示すように励磁状態になると、ソレノイド180bの位置決め板保持部に取付けられた位置決め板190は最上方位置に戻り、この差Stが必要とされるストロークである。
一方、(b)のソレノイドは待機状態のときソレノイド180aのプランジャ先端の位置決め板保持部に取付けられた位置決め板190の先端は取付け部位Trから距離L2だけ離れた最下方位置にあり、この状態でフィルムFの進行方向先端の進行を阻止している。一方、ソレノイド180bで示すように励磁状態になると、ソレノイド180bの位置決め板保持部に取付けられた位置決め板190は最上方位置に戻り、この差Stが必要とされるストロークである。
両者を比較すると、位置決め板190を上下させるのに必要なストロークStを確保するために、本発明に係るソレノイド(a)では位置決め板190の最下部から距離L1の位置に取付け部位Trを設けることができるのに対して、従来装置に係るソレノイド(b)では位置決め板190の最下部から距離L2(L2=L2+L3)の位置に取付け部位Trを設けなければならなかったので、本発明に係るソレノイドを用いれば、距離L3(従来装置に係るソレノイドの圧縮コイルの圧縮時の厚さに相当)だけフィルム搬送路側に近づくことができる。
このように、本発明に係るソレノイドは、円錐状圧縮コイルにして、圧縮時に各コイルを渦巻状に面いちとして高さを低くすることができるので大きなストロークが取れるにもかかわらず狭いスペースに設置することができる。
したがって、本発明に係るソレノイドを熱現像装置の位置決め装置の狭いスペースに設置しても大きなストロークが取れるようになり、熱現像装置の小型化に寄与することができる。
本発明に係る熱現像装置の概略構成を示す図である。 本発明に係るソレノイドを説明する断面図で、(a)は励磁時、(b)は非励磁時(待機状態)をそれぞれ示している。 従来装置のソレノイド180’(図11)と本発明に係るソレノイド180(図2)の各ストロークを比較した図で、(a)は従来装置のソレノイド、(b)は本発明に係るソレノイドをそれぞれ示している。 本発明に係るソレノイド(a)と従来装置のソレノイド(b)をそれぞれ用いて位置決め板190を上下させた場合のソレノイドの取付け位置を比較した図である。 従来の熱現像装置の概略構成を示す図である。 図5の画像記録装置の位置決め兼搬送機構の概略斜視図である。 図6の位置決め板が待避した状態における位置決め兼搬送機構の構成説明図である。 画像記録部における副走査搬送部と走査露光部の概略構成図である。 駆動ローラのガイド板に対する配置位置を模式的に示す一部拡大図である。 熱現像記録材料の層構成を示す説明図である。 従来装置に係るソレノイドを説明する断面図で、(a)は励磁時、(b)は非励磁時(待機状態)をそれぞれ示している。
符号の説明
A 熱現像記録材料供給部
B 画像露光部
C 熱現像部
D 徐冷部
E 冷却部
F フイルム
G3 湾曲ガイド板
G4 平面ガイド板
L1〜L3 距離
R 空間部
S 位置決め兼搬送装置
S1〜S3、St ストローク
Vs 電源/制御部
16 搬送機構
17 副走査搬送部(副走査手段)
19 走査露光部(レーザ照射手段)
21,22 駆動ローラ
23 ガイド板
25,26 スロープ部
29 押し当て部
35 レーザ光源
37 記録制御装置
41 ポリゴンミラー
43 fθレンズ
45 シリンドリカルミラー
51a〜51c プレートヒータ
55 搬送路
100 本発明に係る熱現像記録装置
100a、100b 小径ローラ
101 ケース
102 プランジャ
103 シャフト
104 位置決め板保持部
105 電磁コイル
106 円錐状圧縮コイルバネ
110 大径ローラ
160a、160b 第2搬送ローラ
170 ガイドローラ
180 本発明に係るソレノイド
180a、180b 位置決め用ソレノイド
190 位置決め板

Claims (2)

  1. プランジャと該励磁時にプランジャを吸引する電磁コイルと、非励磁磁に前記プランジャを待機位置に戻す圧縮コイルバネとを有するソレノイドにおいて、前記圧縮コイルバネとして、円錐状を成しかつある1つのコイルの成す平面図で見た円の外径を該コイルの直下の1コイルの成す平面図で見た円の内径よりも小さくしたことを特徴とするソレノイド。
  2. 熱現像感光材料又は感光感熱記録材料を含む熱現像記録材料に対して光又は熱を与えて画像露光する画像露光部と、該画像露光部直前に置かれ該画像露光部へ熱現像記録材料を正しく搬送する位置決め兼搬送装置と、該露光された熱現像記録材料に対して加熱して熱現像する熱現像部と、該熱現像部で加熱し熱現像された前記熱現像記録材料と接触してこれを現像停止温度以下に冷却する接触冷却部材を有する冷却部と、を備えた熱現像装置において、
    前記位置決め兼搬送装置が、プランジャを内蔵し該プランジャを変位させる位置決め用ソレノイドと、前記プランジャを待機位置に戻す圧縮コイルと、前記プランジャの先端に設けられた位置決め板とを備え、前記プランジャを熱現像記録材料の搬送路上まで移動させて、熱現像記録材料の先頭部が前記位置決め装置を通過することを阻止するものであり、かつ、前記位置決め用ソレノイドとして、請求項1記載のソレノイドを用いたことを特徴とする熱現像装置。
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