JP2003114510A - 熱現像装置 - Google Patents

熱現像装置

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JP2003114510A
JP2003114510A JP2001308240A JP2001308240A JP2003114510A JP 2003114510 A JP2003114510 A JP 2003114510A JP 2001308240 A JP2001308240 A JP 2001308240A JP 2001308240 A JP2001308240 A JP 2001308240A JP 2003114510 A JP2003114510 A JP 2003114510A
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heat
heat developing
heating
film
pressing
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Kazuhiro Kido
一博 木戸
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のフィルムを連続的に現像する場合でも
フィルムを均一に加熱でき濃度むらの発生を防止でき、
低コスト化を実現できる熱現像装置を提供する。 【解決手段】 この熱現像装置は、潜像を有するフィル
ムを加熱することで熱現像し可視画像を得るもので、フ
ィルムFを一面側から加熱する面状ヒータ25,26
と、フィルムを搬送方向Y’に搬送するためのエンドレ
スベルト30と、フィルムの他面側に加圧されかつ搬送
方向と略直角方向に延びる略板状の加圧面11a〜18
aを有する押し当て部材11〜18と、押し当て部材を
加熱する加熱ヒータ19,20とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱現像材料を熱現
像するための熱現像装置に関し、特に医療用画像出力装
置に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、シートガイド部材、シートガイド
部材の加熱手段、及びシート状熱源像型感光材料をシー
トガイド部材に加圧接触させるシート加圧手段を有し、
感光材料の一面から加熱手段で加熱し熱現像をする熱現
像装置が公知である(特開平8−240897号公報参
照)。また、シートの加熱体、シートの移送手段(ロー
ラ)、加熱体表面のクッション部材、及びローラを挟ん
で対向配置し輻射熱で加熱する補助加熱体を備える熱処
理装置が公知である(特開2001−27797号公報
参照)。
【0003】しかし、前者の装置によれば、フィルムの
片側のみからの加熱では、両面加熱に比べて、フィルム
の温度上昇に時間を要し、搬送方向の伝熱長を長くする
必要があり、装置が大型化してしまう。また、フィルム
の表裏での温度差が大きくなり、濃度むらが生じ易くな
る。また、後者の幅射熱によりローラを加熱する装置で
は、ローラの温度制御の応答性及び制御精度が低くなっ
てしまい、濃度むらが生じ易くなる。また、特にフィル
ムを連続的に搬送し熱現像処理する際には熱現像材料が
温度低下し易く、これに伴って濃度むらが発生し易い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の従来
技術の問題に鑑み、複数のフィルムを連続的に現像する
場合でも、フィルムを均一に加熱でき濃度むらの発生を
防止でき、低コスト化を実現できる熱現像装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による第1の熱現像装置は、潜像を有する熱
現像材料を加熱することで熱現像し可視画像を得る熱現
像装置において、前記熱現像材料を一面側から加熱する
第1の加熱手段と、前記熱現像材料を搬送方向に搬送す
るための搬送手段と、前記熱現像材料の他面側に加圧さ
れかつ前記搬送方向と略直角方向に延びる略板状の加圧
面を有する押し当て部材と、前記押し当て部材を加熱す
る第2の加熱手段と、を具備することを特徴とする。
【0006】この熱現像装置によれば、熱現像材料の他
面を搬送方向の直角方向に延びる押し当て部材の略板状
の加圧面で押圧するから、一面側を第1の加熱手段で均
一に加熱でき濃度むらが起こり難くなるとともに、押し
当て部材を第2の加熱手段で加熱し熱現像材料を両面か
ら加熱できるので、片面からの加熱に比べて熱現像材料
の温度上昇に要する時間を短縮し、搬送方向の伝熱長を
短くすることができ、装置の小型化が実現できる。ま
た、熱現像材料を両面から加熱するので、熱現像材料の
表裏での温度差が小さくなり、濃度むらがさらに生じ難
くなり、また複数の熱現像材料を連続的に現像する場合
でも温度低下を抑制でき、濃度むらが発生し難い。ま
た、押し当て部材には第2の加熱手段から熱が伝わり、
温度制御の応答性及び制御精度が高く構成でき、濃度む
らを生じ難い。また、ローラ方式の加圧手段と異なり、
押し当て部材は回転しないので、第2の加熱手段と押し
当て部材とを熱伝導率の高い材料で連接するだけの単純
な構成にでき、装置のコスト減を実現できる。
【0007】また、本発明による第2の熱現像装置は、
潜像を有する熱現像材料を加熱することで熱現像し可視
画像を得る熱現像装置において、前記熱現像材料を一面
側から加熱する第1の加熱手段と、前記熱現像材料を搬
送方向に搬送するための搬送手段と、前記熱現像材料の
他面側に加圧されかつ前記搬送方向と略直角方向に延び
る略板状の加圧面を有する押し当て部材と、を具備し、
前記搬送手段による前記熱現像材料の搬送が行われない
ときに、前記第1の加熱手段からの熱を前記押し当て部
材に蓄熱するようにしたことを特徴とする。
【0008】この熱現像装置によれば、熱現像材料の他
面を搬送方向の直角方向に延びる押し当て部材の略板状
の加圧面で押圧するから、一面側を加熱手段で均一に加
熱でき濃度むらが起こり難くなるとともに、非熱現像処
理時に加熱手段からの熱を蓄熱した押し当て部材で熱現
像材料を両面から加熱できるので、片面からの加熱に比
べて熱現像材料の温度上昇に要する時間を短縮し、搬送
方向の伝熱長を短くすることができ、装置の小型化が実
現する。また、熱現像材料を両面から加熱することで熱
現像材料の表裏での温度差が小さくなり、濃度むらがさ
らに生じ難くなり、また複数の熱現像材料を連続的に現
像する場合でも温度低下を抑制でき、濃度むらが発生し
難い。また、ローラ方式の加圧手段と異なり、押し当て
部材は回転せず単純な構成であり、装置のコスト減を実
現できる。更に、押し当て部材は非熱現像処理時に加熱
手段からの熱を蓄積するので、押し当て部材のための第
2の加熱手段を省略できるので、コスト減に寄与する。
従って、押し当て部材は熱容量が大きいことが望まし
く、構成材料も金属等が好ましい。
【0009】また、上述の第1または第2の熱現像装置
では、前記第1の加熱手段が面状ヒータを備え、前記搬
送手段が前記面状ヒータの表面と摺動しながら移動し前
記熱現像材料を搬送するエンドレスベルトを備え、前記
面状ヒータが前記エンドレスベルトを介して前記熱現像
材料を一面側から加熱し、複数の前記押し当て部材が前
記搬送方向に断続的に配置されているように構成にでき
る。これにより、熱現像材料をエンドレスベルトで搬送
しながら面状ヒータと複数の押し当て部材とにより両面
から均一に加熱できる。
【0010】また、前記第1の加熱手段及び前記搬送手
段として内部に発熱体を含むとともに回転しながら前記
熱現像材料をその外周面に沿って搬送する回転ドラムを
備え、複数の前記押し当て部材が前記回転ドラムの外周
面に沿って断続的に配置されているように構成にでき
る。これにより、熱現像材料を回転ドラムの回転で搬送
しながら回転ドラムの外周面と複数の押し当て部材とに
より両面から均一に加熱できる。
【0011】また、前記第1の加熱手段が前記熱現像材
料の一面側と直接に接触しながら加熱する面状ヒータを
備え、前記搬送手段が前記搬送方向の入口側及び出口側
に配置された搬送ローラを備えるように構成できる。こ
れにより、熱現像材料を入口側と出口側の搬送ローラで
搬送しながら一面側で面状ヒータに直接に接触させ他面
側で押し当て部材の加圧面に接触させて両面から均一に
加熱できる。
【0012】また、前記押し当て部材の加圧面がフッ素
樹脂コーティングされていることが好ましく、これによ
り、熱現像材料と加圧面の間における摺動性が向上し、
また熱現像材料への傷付きを防止できる。
【0013】また、前記押し当て部材の加圧面に不織布
が貼り付けられていることが好ましく、これにより、熱
現像材料と加圧面の間における摺動性が向上し、また熱
現像材料への傷付きを防止できる。
【0014】また、前記押し当て部材の加圧面と前記熱
現像材料の他面側との間に不織布が取り替え可能に介在
していることが好ましく、これにより、熱現像材料と加
圧面の間における摺動性が向上し、また熱現像材料への
傷付きを防止できるとともに、加圧面側の熱現像材料他
面側を不織布でクリーニングでき、高画質形成を長期間
にわたり維持できる。
【0015】また、前記押し当て部材の加圧面が前記搬
送方向の少なくとも上流側端部で前記熱現像材料の他面
との間で隙間を形成するような隙間形成部を有すること
が好ましい。これにより、熱現像材料が搬送され、押し
当て部材の加圧面に入り込む際に隙間形成部による隙間
があるためスムーズに入り込むことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一例である発明の
実施の形態及び実施例を図面を参照して説明する。従っ
て、発明の用語の意義や発明自体を、発明の実施の形態
及び実施例の記載により限定して解釈すべきではなく、
適宜変更/改良が可能であることは言うまでもない。
【0017】図1は、本実施形態の熱現像装置の概略的
構成を示すブロック図である。図1の熱現像装置は、シ
ート状の熱現像材料であるフィルムを1枚ずつ給送する
給送部110と、給送されたフィルムを露光する露光部
120と、露光されたフィルムを熱現像する熱現像部1
30と、熱現像されたフィルムを装置外に排出する排出
部140とを備える。
【0018】図2は図1の露光部120を概略的に示す
斜視図である。図2のように、露光部120は、デジタ
ル画像信号Sに基づき強度変調されたレーザ光Lを、回
転多面鏡113によって偏向して、フィルムF上を主走
査するとともに、フィルムFをレーザ光Lに対して主走
査の方向と略直角な方向に相対移動させることにより副
走査し、レーザ光Lを用いてフィルムFに潜像を形成す
るものである。
【0019】熱現像装置100は、図2のように、外部
の放射線撮影装置、放射線CT装置、スキャナ等の画像
生成装置121から送信されたデジタル画像信号Sを画
像I/F122を介して受信し、変調部123に入力さ
せる。変調部123は、アナログ変換された露光画像信
号をドライバ124に送り、ドライバ124は送られた
露光画像信号に応じてレーザ光源部125がレーザ光を
照射するように制御する。
【0020】レーザ光源部125から出射したレーザ光
Lは、集光レンズ126で平行光とされ、シリンドリカ
ルレンズ115で一方向(本実施形態では、上下方向)に
のみ収束され、図2で矢印Aに示す回転方向に回転する
回転多面鏡113に対し、その回転軸に垂直な線像とし
て入射する。レーザ光源部125から出射するレーザ光
Lの波長は、赤外域780〜860nmの範囲内でよ
く、例えば810nmに設定できる。
【0021】回転多面鏡113は、レーザ光Lを主走査
方向に反射偏向し、偏向されたレーザ光Lは、4枚のレ
ンズを組み合わせてなるシリンドリカルレンズを含むf
θレンズ114を通過した後、光路上に主走査方向に延
在して設けられたミラー116で反射されて、搬送装置
142により矢印Y方向に搬送されている(副走査され
ている)フィルムFの被走査面上を、矢印X方向に繰り
返し主走査される。このようにして、レーザ光Lは、フ
ィルムF上の被走査面全面にわたって走査する。
【0022】なお、給送部110は、堆積された複数枚
のフィルムを収容するトレイからフィルムFを1枚づつ
取り出し搬送ローラ等からなる搬送装置で図2のように
方向Yに搬送させるようになっている。
【0023】また、fθレンズ114のシリンドリカル
レンズは、入射したレーザ光LをフィルムFの被走査面
上に、副走査方向にのみ収束させる。このように、本露
光部120においては、シリンドリカルレンズを含むf
θレンズ114及びミラー116を配設しており、レー
ザ光Lが回転多面鏡113上で、一旦副走査方向にのみ
収束させるようになっているので、回転多面鏡113に
面倒れや軸ブレが生じても、フィルムFの被走査面上に
おいて、レーザ光Lの走査位置が副走査方向にずれるこ
とがなく、等ピッチの走査線を形成することができるよ
うになっている。回転多面鏡113は、たとえばガルバ
ノメータミラー等、その他の光偏光器に比べ走査安定性
の点で優れているという利点がある。
【0024】以上のようにして、露光部120はフィル
ムFの感光面をレーザ光Lで走査露光し、露光画像信号
Sに応じた潜像を形成させる。
【0025】次に、図3により熱現像部130について
説明する。図3(a)は本実施形態の熱現像装置の熱現
像部を概略的に示す側面図であり、図3(b)は熱現像
部を概略的に示す平面図であり、図3(c)は熱現像部
の要部を示す側面図であり、図4は熱現像部の制御系を
示すブロック図である。
【0026】図3(a)、(b)のように、熱現像部1
30は、フィルムFの入口側と出口側とに配置された回
転ローラ31,32と、回転ローラ31と32との間に
掛け渡されて回転ローラ31の回転により搬送方向Y’
に移動するエンドレス(無端)のベルト30と、搬送方
向Y’に2分割されそれぞれ内部に発熱体を含む面状ヒ
ータ25,26と、フィルムFの搬送方向Y’に等間隔
に配置されエンドレスベルト30を介して面状ヒータ2
5側に押し付けられる複数の押し当て部材11〜14
と、同じく等間隔に配置されエンドレスベルト30を介
して面状ヒータ26に押し付けられる複数の押し当て部
材15〜18と、内部に発熱体を含み押し当て部材11
〜14を加熱するための平面状の加熱ヒータ19と、同
じく押し当て部材15〜18を加熱するための平面状の
加熱ヒータ20と、回転ローラ31を歯車28を介して
回転駆動する駆動モータ29と、を備える。
【0027】図3(a)〜(c)のように、押し当て部
材11〜18は面状ヒータ25,26に向けてエンドレ
スベルト30に押し当てられる加圧面11a〜18aを
有し、各加圧面11a〜18aは加熱ヒータ19,20
と装置筐体との間に配置されたコイルばね33,34に
より面状ヒータ25,26側に均一に加圧されるように
なっている。押し当て部材11〜18の各加圧面11a
〜18aはフィルムFの搬送方向Y’に対しほぼ直交す
る方向に延び、フィルムFの最大幅よりも長くなってお
り、フィルムFを幅方向に均一に加圧する。各加圧面1
1a〜18aはフッ素樹脂コーティングされており、フ
ィルムとの間における摺動性が向上し、フィルムへの傷
付きを防止できる。なお、各加圧面11a〜18aには
不織布からなるウェブを貼り付けて傷付き防止を図るよ
うにしてもよい。
【0028】また、押し当て部材11〜18は回転しな
いので加熱ヒータ19,20に熱伝導率の大きい金属で
接合することにより熱伝導性が向上し、また接合だけの
簡単な構成にでき、装置のコスト減に寄与できる。
【0029】各加圧面11a〜18aは、搬送方向Y’
の上流側端部でエンドレスベルト30の平面に対し傾斜
しエンドレスベルト30との間で隙間を形成するような
隙間形成部11b〜18bを有している。各加圧面11
a〜18aには同様の隙間形成部が下流側端部にも形成
されている。エンドレスベルト30によるフィルムFの
搬送時に、例えば図3(c)のように、フィルムFの先
端F1が押し当て部材11に接近したときに、加圧面1
1aの隙間形成部11bで形成された隙間に先端F1が
容易に入り込んでフィルムFが加圧面11aとエンドレ
スベルト30との間に挟まれた状態で搬送されるように
なっている。
【0030】なお、面状ヒータ25,26は、フィルム
Fの搬送方向Y’と直交する幅方向にそれぞれ分割する
ようにしてもよい。
【0031】図4により熱現像部の制御系を説明する。
図4のように、熱現像部130は、面状ヒータ25、2
6にそれぞれ設けられ温度を検知する温度センサ37
と、加熱ヒータ19,20に接合された押し当て部材に
それぞれ設けられ温度を検知する温度センサ38と、面
状ヒータ25,26及び加熱ヒータ19,20をそれぞ
れ駆動するヒータ駆動部36と、温度センサ37,38
により検知された検知温度に基づいてヒータ駆動部36
を各ヒータ25,26,19,20が設定温度を維持す
るように制御し、またモータ29を制御する制御部(C
PU)35と、を備える。
【0032】各ヒータ25,26,19,20はそれぞ
れ独立してCPU35で制御され、加熱ヒータ19,2
0は、ヒータ19,20から伝わる熱で加熱される押し
当て部材に設けられた温度センサ38の検知温度に基づ
いて制御されるので、温度制御の応答性及び制御精度が
高く、濃度むらを生じ難くなり、好ましい。
【0033】図3,図4の熱現像装置の動作について説
明する。図2で説明したようにレーザ光の走査により潜
像の形成されたフィルムFが露光部120から搬送され
てきて、図3(a)〜(c)のように、搬送方向Y’に
搬送され、フィルムFの先端F1が入口側の押し当て部
材11の隙間形成部11bとエンドレスベルト30との
間の隙間に達すると、フィルムFは、モータ29で駆動
されたエンドレスベルト30の移動により隙間形成部1
1bからスムースに加圧面11aの下に導かれ、加圧面
11aで加圧されながら加圧面11aとエンドレスベル
ト30との間で挟まれた状態で搬送され、次に、同様に
して押し当て部材12〜18の加圧面12a〜18aで
加圧されながらエンドレスベルト30により搬送され、
出口側の押し当て部材18から出て、排出部140へと
搬送される。
【0034】以上のようにしてフィルムFは、エンドレ
スベルト30の移動により搬送方向Y’に搬送されなが
ら、フィルムFの下面がエンドレスベルト30を介して
面状ヒータ25,26により加熱されるとともに、上面
が加熱ヒータ19,20で加熱された押し当て部材11
〜18の加圧面11a〜18aに接触しながら加熱され
ることにより、熱現像され、フィルムFの潜像が可視化
される。このときのフィルムFの搬送速度は所定の熱現
像時間を満たすようにCPU35がモータ29の回転速
度を制御しエンドレスベルト30の移動速度を調整す
る。現像温度は例えば125℃前後であり、かかる温度
で熱現像するようにCPU35が各ヒータ25,26、
19,20を制御する。熱現像時間はフイルムFの潜像
を所望の現像特性で現像するのに最低熱現像温度(例え
ば115℃)以上の温度に維持すべき時間である。
【0035】以上のように、この熱現像装置によれば、
上述のようなフィルムFの搬送の間、フィルムFの下面
側は押し当て部材11〜18による均一な加圧によりエ
ンドレスベルト30を介して面状ヒータ25,26で均
一に加熱されるとともに、フィルムFの上面側は加熱ヒ
ータ19,20で加熱される押し当て部材11〜18の
加圧面11a〜18aで均一に加圧されながら加熱され
るので、均一に加熱でき、両面において濃度むらが起こ
り難くなる。また、上述のようにしてフィルムFを両面
から加熱できるので、片面からの加熱に比べてフィルム
Fの温度上昇に要する時間を短縮し、搬送方向Y’の伝
熱長を短く、例えば押し当て部材の個数を少なくするこ
とができ、装置の小型化が実現できる。
【0036】また、フィルムFの両面から加熱するの
で、フィルムの表裏での温度差が小さくなり、濃度むら
がさらに生じ難くなり、また複数のフィルムを連続的に
現像する場合に生じ易い温度低下を抑制でき、濃度むら
が発生し難い。また、フィルムFはエンドレスベルト3
0を介して面状ヒータ25,26により加熱され直接接
触しないので、フィルムFの下面に傷が付き難くなると
ともに、押し当て部材の加圧面11a〜18aはフッ素
樹脂コーティングされているので摺動性がよくフィルム
Fの上面にも傷が付き難くなる。
【0037】次に、図5〜図7により図3の熱現像部の
変形例を説明する。図5の熱現像部は搬送手段と第1の
加熱手段とを回転加熱ドラムから構成したものである。
即ち、図5では、回転加熱ドラム41の外周面40にほ
ぼ等間隔に図3と同様の構成の複数の押し当て部材42
をほぼ半周に渡り配置し、複数の押し当て部材42は半
円弧状の支持部材43の内面側に固定され、押し当て部
材の各加圧面42aはそれぞれその接する外周面40に
押し付けられるようになっている。回転加熱ドラム41
の内周面には発熱体41aが貼り付けられるようにして
配置されており、外周面40を均一に加熱するようにな
っている。
【0038】また、各押し当て部材42はフィルムが搬
送されていない状態で各加圧面42aが外周面に接して
加熱され蓄熱されるようになっているが、支持部材43
内にヒータを配置し、各押し当て部材42を加熱するよ
うにしてもよい。なお、回転加熱ドラム41はモータで
回転駆動でき、そのモータを図4のCPU35で制御
し、搬送速度(現像時間)を調整できる。また、図5で
は図の上方からフィルムをドラム41に導入し下方から
排出するようにしたが、下方からドラム41に導入し上
方から排出するようにしてもよい。
【0039】図5において、回転加熱ドラム41が図の
回転方向Rに回転し、潜像の形成されたフィルムFが搬
送されてくると、フィルムFは、入口側の押し当て部材
42の隙間形成部42bから加圧面42aに導かれ、加
圧面42aとドラム41の外周面40との間で均一に加
圧されながら挟まれた状態で移動し、順々に次の押し当
て部材42へと送られながら、両面で加熱され熱現像さ
れる。これにより、フィルムFは両面から均一に加熱さ
れ、図3と同様の効果を得ることができ、また、第2の
加熱手段である図3の加熱ヒータ19,20を省略する
ことにより、装置構成を簡単にでき、低コスト化に寄与
できる。また、上方からフィルムをドラム41に導入し
下方から排出するので、省スペースとなり、装置の小型
化を実現できる。
【0040】次に、図6により熱現像部の別の変形例に
ついて説明する。図6の熱現像部は、入口側と出口側に
搬送ローラを配置し、フィルムの下面側を面状ヒータで
直接に加熱し上面側を押し当て部材で加圧しながら加熱
するようにしたものである。即ち、図6搬送方向Y’の
上流側の入口側に搬送ローラ51を、下流側の出口側に
搬送ローラ52をそれぞれ配置し、搬送ローラ51と5
2との間に面状ヒータ53を配置し、図3と同様の構成
の複数の押し当て部材54でフィルムFを面状ヒータ5
3に直接に押し付けながら搬送するようにしたものであ
る。複数の押し当て部材54は加熱ヒータ55で加熱さ
れ、加熱ヒータ55を介してコイルばね56により面状
ヒータ側に押し付けられる。なお、搬送ローラ51と5
2はモータで回転駆動でき、そのモータを図4のCPU
35で制御し、搬送速度(現像時間)を調整できる。
【0041】図6において、潜像の形成されたフィルム
Fが搬送ローラ51で搬送されると、フィルムFは押し
当て部材54の隙間形成部54bから加圧面54aに導
かれ、加圧面54aと面状ヒータ53との間で均一に加
圧されながら挟まれた状態で移動し、順々に次の押し当
て部材54へと送られながら、両面で加熱され熱現像さ
れる。これにより、フィルムFは両面から均一に加熱さ
れ、図3と同様の効果を得ることができる。なお、図6
で第2の加熱手段である加熱ヒータ53を省略してもよ
く、フィルムの非搬送時に、押し当て部材54の各加圧
面54aを面状ヒータ53に押し付けて熱を蓄積するよ
うにできる。
【0042】次に、図7により熱現像部の更に別の変形
例について説明する。図7の熱現像部は押し当て部材の
加圧面とフィルムとの間に不織布からなる保護ウェブが
介在するようにしたものである。図7に示すように、回
転ローラ61,62間に掛け渡された無端状のエンドレ
スベルト60の下方に面状ヒータ67が配置され、エン
ドレスベルト60の上方に複数の押し当て部材64が配
置され、押し当て部材64の各加圧面64aとエンドレ
スベルト60との間に不織布からなる保護ウェブ68が
巻き付けローラ65から巻き取りローラ66へ巻き取ら
れるよう搬送方向Y’に移動可能に配置されている。複
数の押し当て部材64は図の上方から押し付けられるよ
うになっており、加圧面64aが保護ウェブ68を介し
てフィルムを面状ヒータ67側に押し付けられるように
なっている。
【0043】図7において、潜像の形成されたフィルム
Fが搬送方向Y’に搬送されてきて、押し当て部材64
の隙間形成部64bから加圧面64aの下に導かれ、押
し付け部材64により保護ウェブ68とエンドレスベル
ト60との間で均一に加圧されながら挟まれた状態で移
動し、順々に次の押し当て部材64へと送られながら、
両面で加熱され熱現像される。これにより、フィルムF
は両面から均一に加熱され、図3と同様の効果を得るこ
とができる。更に、フィルムFは保護ウェブ68とエン
ドレスベルト60との間にあり、加圧面64a等が直接
に接触しないから両面において傷付きを一層防止できる
とともに、フィルムFの上面を不織布の保護ウェブ68
で常にクリーニングでき、保護ウェブ68は巻き取られ
常に新しくなり、貼り付け構造において新品に取り替え
た状態となるので、長期間に渡って高画質を維持するこ
とができる。また、不織布の保護ウェブ68は熱現像時
には固定し、汚れが付着した時点で、巻き付けローラ6
5から新しいウェブを巻き出して使用することも可能で
ある。
【0044】次に、図3の現像部130における熱現像
を具体例を示して説明する。赤外線感光性ハロゲン化銀
を含む感光性熱現像乳剤がコーティングされた0.17
8mmのポリエステル基層等のフィルムFを現像するよ
うに、面状ヒータ25,26は115℃〜138℃の温
度範囲内の例えば125℃に維持され、エンドレスベル
ト30はフィルムFを所定時間である約15秒間で搬送
方向Y’に入口から出口まで搬送する。
【0045】図8はフィルムFの断面図であり、露光時
におけるフィルムF内の化学的反応を模式的に示した図
である。図9は加熱時におけるフィルムF内の化学的反
応を模式的に示した、図8と同様な断面図である。フィ
ルムFは、PETからなる支持体(基層)上に、ポリビ
ニルブチラールを主材とする感光層が形成され、更に、
その上にセルロースブチレートからなる保護層が形成さ
れている。感光層には、有機酸銀、例えばベヘン酸銀
(Beh.Ag)と、還元剤及び調色剤とが配合されて
いる。
【0046】露光時に、露光部120よりレーザ光Lが
フィルムFに対して照射されると、図11に示すよう
に、レーザ光Lが照射された領域に、ハロゲン化銀粒子
が感光し、潜像が形成される。一方、フィルムFが加熱
されて最低熱現像温度以上になると、図12に示すよう
に、有機酸銀から銀イオン(Ag+)が放出され、銀イ
オンを放出した有機酸は調色剤と錯体を形成する。その
後銀イオンが拡散して、感光したハロゲン化銀粒子を核
として還元剤が作用し、化学的反応により銀画像が形成
されると思われる。このようにフィルムFは、感光性ハ
ロゲン化銀粒子と、有機銀塩と、銀イオン還元剤とを含
有し、80℃以上である最低現像温度以上の温度で熱現
像されるようになっている。
【0047】熱現像材料に用いられる感光性のハロゲン
化銀粒子は、典型的に、有機酸銀に対して、0.75〜
25mol%の範囲で用いられることができ、好ましく
は、2〜20mol%の範囲で用いられることができ
る。
【0048】このハロゲン化銀は、臭化銀や、ヨウ化銀
や、塩化銀や、臭化ヨウ化銀や、塩化臭化ヨウ化銀や、
塩化臭化銀等のあらゆる感光性ハロゲン化銀であっても
良い。このハロゲン化銀粒子は、これらに限定されるも
のではないが、立方体や、斜方晶系状や、平板状や、4
面体等を含む、感光性であるところのあらゆる形態であ
ったも良い。
【0049】有機酸銀は、銀イオンの供給源であり、特
に長鎖脂肪酸(10〜30の炭素原子、好ましくは15
〜28の炭素原子)の銀塩が好ましい。特に、配位子が
全体的に4.0〜10.0の間で一定の安定性を有する
有機又は無機の銀塩錯体であることが好ましい。そし
て、画像形成層の5〜30質量%であることが好まし
い。
【0050】好ましい有機酸銀には、カルボキシル基を
有する有機化合物の銀塩が含まれる。それらには、脂肪
族カルボン酸の銀塩及び芳香族カルボン酸の銀塩が含ま
れる。脂肪族カルボン酸の銀塩の好ましい例には、ベヘ
ン酸銀、ステアリン酸銀等が含まれる。脂肪族カルボン
酸におけるハロゲン原子又はヒドロキシルとの銀塩も効
果的に用いうる。メルカプト又はチオン基を有する化合
物及びそれらの誘導体の銀塩も用いうる。更に、イミノ
基を有する化合物の銀塩を用いうる。
【0051】還元剤は、銀イオンを金属銀に還元できる
いずれの材料でも良く、好ましくは有機材料である。フ
ェニドン、ヒドロキノン及びカテコールのような従来の
写真現像剤が有用である。しかし、フェノール還元剤が
好ましい。還元剤は画像形成層の1〜10質量%存在す
るべきである。多層構成においては、還元剤が乳剤層以
外の相に添加される場合は、わずかに高い割合である2
〜15質量%がより望ましい。
【0052】
【実施例】以下、フィルムFの実施例について説明す
る。
【0053】ハロゲン化銀−ベヘン酸銀ドライソープ
を、米国特許第3、839、049号に記載の方法によ
って調製した。上記ハロゲン化銀は総銀量の9モル%を
有し、一方べへン酸銀は総銀量の91モル%を有した。
上記ハロゲン化銀は、ヨウ化物2%を有する0.055
μm臭化ヨウ化銀エマルジョンであった。
【0054】熱現像乳剤を、上記ハロゲン化銀−ベヘン
酸銀ドライソープ455g、トルエン27g、2−ブタ
ノン1918g、およびポリビニルブチラール(モンサ
ント製のB−79)と均質化した。上記均質化熱現像乳
剤(698g)および2−ブタノン60gを撹拌しなが
ら12.8℃まで冷却した。ピリジニウムヒドロブロミ
ドベルプロミド(0.92g)を加えて、2時間撹絆し
た。
【0055】臭化カルシウム溶液(CaBr(1g)と
メタノール10ミリリットル)3.25ミリリットルを
加え、続いて30分間撹拌した。更にポリビニルブチラ
ール(158g;モンサント製B−79)を加え、20
分間撹拌した。温度を21.1℃まで上昇し、以下のも
のを撹絆しながら15分間かけて加えた。2−(トリブ
ロモメチルスルホン)キノリン3.42g、1,1−ビ
ス(2−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフエニル)−
3、5,5−トリメチルヘキサン28.1g、5−メチ
ルメルカプトベンズイミダゾール0.545gを含有す
る溶液41.1g、2−(4−クロロべンゾイル)安息
香酸6.12gS−1(増感染料)0.104gメタノ
ール34.3gイソシアネート(デスモダーN330
0、モベイ製)2.14gテトラクロロフタル酸無水物
0.97gフタラジン2.88g尚、染料S−1は以下
の構造を有する。
【0056】
【化1】
【0057】活性保護トップコート溶液を以下の成分を
用いて調製した。2−ブタノン80.0gメタノール1
0.7g酢酪酸セルロース(CAB−171−155、
イーストマン・ケミカルズ製)8.0g4−メチルフタ
ル酸0.52gMRA−1、モトル還元剤、N−エチル
ベルフルオロオクタンスルホニルアミドエチルメタクリ
レート/ヒドロキシエチルメタクリレート/アクリル酸
の質量比70:20:10の3級ポリマー0.80g
【0058】この熱現像乳剤とトップコートとは、同時
に、0.18mmの青色ポリエステル・フイルム・べー
スにコーテイングされた。ナイフ・コーターは、同時に
コーティングする2つのバーやナイフを15.2cmの
距離を置いた状態で設定された。銀トリップ層と、トッ
プ・コートとは、銀乳剤をリアー・ナイフに先立ってフ
ィルムに注ぎ、トップ・コートをフロント・バーに先立
ってフィルムに注ぐことにより、多層コーティングされ
た。
【0059】このフィルムは、次いで、両方の層が同時
にコーテングされるように、前方へ引き出された。これ
は、多層コーティング方法を1回行って得られた。コー
ティングされたポリエステル・べースは、79.4℃で
4分間乾燥せしめられた。そのナイフは、その銀層に対
して1m当たりの乾燥被膜質量が23gとなるよう
に、そして、そのトップ・コートに対して1m当たり
の乾燥被膜質量が2.4gとなるように調整された。
【0060】以上のように本発明を実施の形態及び実施
例により説明したが、本発明はこれらに限定されるもの
ではなく、本発明の技術的思想の範囲内で各種の変形が
可能である。例えば、本実施の形態では露光部120と
熱現像部130とをともに熱現像装置に組み込んでいる
が、露光部120を独立させてもよく、この場合、露光
部120から熱現像部130へとフィルムFを搬送する
搬送部があることが好ましい。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、複数の熱現像材料を連
続的に現像する場合でも、熱現像材料を均一に加熱でき
濃度むらの発生を防止でき、更に低コスト化を実現でき
る熱現像装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による熱現像装置全体の構
成を示すブロック図である。
【図2】図1の露光部の概略的構成を示す図である。
【図3】図1の熱現像部の側面図(a)、平面図(b)
及び要部側面図(c)である。
【図4】図1の熱現像装置の制御系を示すブロック図で
ある。
【図5】図1の熱現像部の変形例を示す側面図である。
【図6】図1の熱現像部の別の変形例を示す側面図であ
る。
【図7】図1の熱現像部の更に別の変形例を示す側面図
である。
【図8】図3の熱現像部で熱現像することのできるフィ
ルムFの断面図であり、露光時におけるフィルムF内の
化学的反応を模式的に示した図である。
【図9】加熱時における図8のフィルムF内の化学的反
応を模式的に示した、図9と同様の断面図である。
【符号の説明】
130 熱現像部 11〜18 押し当て部材 11a〜18a 加圧面 11b〜18b 隙間形成部 19,20 加熱ヒータ(第2の加熱手
段) 25,26 面状ヒータ(第1の加熱手
段) 30 エンドレスベルト 31,32 回転ローラ 33,34 コイルばね F フィルム(熱現像材料) Y’ フィルムの搬送方向

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潜像を有する熱現像材料を加熱すること
    で熱現像し可視画像を得る熱現像装置において、 前記熱現像材料を一面側から加熱する第1の加熱手段
    と、 前記熱現像材料を搬送方向に搬送するための搬送手段
    と、 前記熱現像材料の他面側に加圧されかつ前記搬送方向と
    略直角方向に延びる略板状の加圧面を有する押し当て部
    材と、 前記押し当て部材を加熱する第2の加熱手段と、を具備
    することを特徴とする熱現像装置。
  2. 【請求項2】 潜像を有する熱現像材料を加熱すること
    で熱現像し可視画像を得る熱現像装置において、 前記熱現像材料を一面側から加熱する第1の加熱手段
    と、 前記熱現像材料を搬送方向に搬送するための搬送手段
    と、 前記熱現像材料の他面側に加圧されかつ前記搬送方向と
    略直角方向に延びる略板状の加圧面を有する押し当て部
    材と、を具備し、 前記搬送手段による前記熱現像材料の搬送が行われない
    ときに、前記第1の加熱手段からの熱を前記押し当て部
    材に蓄熱するようにしたことを特徴とする熱現像装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の加熱手段が面状ヒータを備
    え、 前記搬送手段が、前記面状ヒータの表面と摺動しながら
    移動し前記熱現像材料を搬送するエンドレスベルトを備
    え、 前記面状ヒータが前記エンドレスベルトを介して前記熱
    現像材料を一面側から加熱し、 複数の前記押し当て部材が前記搬送方向に断続的に配置
    されていることを特徴とする請求項1または2に記載の
    熱現像装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の加熱手段及び前記搬送手段と
    して内部に発熱体を含むとともに回転しながら前記熱現
    像材料をその外周面に沿って搬送する回転ドラムを備
    え、 複数の前記押し当て部材が前記回転ドラムの外周面に沿
    って断続的に配置されていることを特徴とする請求項1
    または2に記載の熱現像装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の加熱手段が前記熱現像材料の
    一面側と直接に接触しながら加熱する面状ヒータを備
    え、 前記搬送手段が前記搬送方向の入口側及び出口側に配置
    された搬送ローラを備えることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の熱現像装置。
  6. 【請求項6】 前記押し当て部材の加圧面がフッ素樹脂
    コーティングされていることを特徴とする請求項1乃至
    5のいずれか1項に記載の熱現像装置。
  7. 【請求項7】 前記押し当て部材の加圧面に不織布が貼
    り付けられていることを特徴とする請求項1乃至6のい
    ずれか1項に記載の熱現像装置。
  8. 【請求項8】 前記押し当て部材の加圧面と前記熱現像
    材料の他面側との間に不織布が取り替え可能に介在して
    いることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に
    記載の熱現像装置。
  9. 【請求項9】 前記押し当て部材の加圧面が前記搬送方
    向の少なくとも上流側端部で前記熱現像材料の他面との
    間で隙間を形成するような隙間形成部を有することを特
    徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の熱現像
    装置。
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