JP2006082811A - 物品の取扱方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロボット装置にて物品を搬出用コンベヤ上に移載する際に、その形状に関係なく識別ラベルを貼付する物品の取扱方法を提供する。
【解決手段】パレットP上の位置・姿勢が認識された物品Wを、ロボット装置4により1個ずつ保持して搬出用コンベヤ5上に載置した後、コンベヤの始端側に配置されたラベル貼付装置6により、識別ラベルを貼付する取扱方法であって、物品の長辺と短辺との長さの差が所定値を超えている場合には、ラベル貼付面である長手面が、搬出用コンベヤの始端縁から所定距離はなれた第1載置線S1に一致するように物品を載置し、その差が所定値以内である場合には、短辺を一辺とする正方形とみなし且つそのラベル貼付面を決めることなく当該物品を搬出用コンベヤ上に載置するとともに、載置された物品の始端縁側のラベル貼付面を、第1載置線からさらに所定値を加算してなる第2載置線S3上に一致させる方法である。
【選択図】 図6

Description

本発明は、物品の取扱方法に関するもので、例えば倉庫内の物品を出荷先に応じて仕分けする際に、識別ラベルを貼付し得るように、搬出用コンベヤ上に載置する際の物品の取扱方法に関する。
従来、物品の配送センタ−においては、物品の仕分け作業が行われており、例えば図7に示すように、搬送用コンベヤ101上をパレットPを介して搬送されてくる複数個の物品Wが、ロボット装置102により1個ずつ搬出用コンベヤ103上に取り出されていた。
そして、この仕分け作業においては、荷札、商品ラベル等の識別ラベルが貼付されており、この識別ラベルの貼付作業は、搬出用コンベヤ103途中の側方に配置されたラベル貼付装置104により行われていた(例えば、特開2001−146220号公報参照)。
特開2001−146220号公報
通常、搬出用コンベヤ上を移動する物品の側面に識別ラベルを貼付する場合、コンベヤフレームの側縁からラベル貼付面までの距離をほぼ一定にする必要があり、したがってコンベヤ上の物品をその幅方向で位置決めするための幅寄せ装置を設けなければならず、設備コストが高くつくという問題が生じる。
このような問題を回避しようとすると、ラベル貼付装置を搬出用コンベヤの始端側に配置して、コンベヤ上に載置された物品の後面に、識別ラベルを貼付することが考えられる(図10の仮想線にて示す)。この場合も、ラベル貼付面については、コンベヤの始端縁からほぼ一定の距離にする必要がある。
ところで、ロボット装置により物品を移載する場合には、通常、画像認識装置などにより物品の長手面が認識されて、その長手面がラベル貼付面となるようにパレット上から搬出用コンベヤ上に移載することになるが、物品の長辺の長さと短辺の長さとの差が所定値以下、例えば50mm程度以下である場合には、画像認識装置による長手面と短手面との区別ができなくなるため、このような取り扱いとは異なる方法にて、仕分けを行わなければならず、作業の複雑化が避けられないという問題がある。
そこで、本発明は、ラベル貼付装置を搬出用コンベヤの始端側に配置した場合でしかもロボット装置にて物品を搬出用コンベヤ上に移載する際に、物品の長辺の長さと短辺の長さとの差が所定値以下であっても、識別ラベルを貼付するようにして作業の複雑化を避け得る物品の取扱方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の請求項1に係る物品の取扱方法は、パレットに載置された状態で搬送手段により搬送される少なくとも平面視が矩形状の物品の位置および姿勢を物品位置認識装置により認識するとともに、この物品位置認識装置にて認識された物品を、ロボット装置により1個ずつ保持して搬出用コンベヤ上に載置した後、当該搬出用コンベヤの始端側に配置されたラベル貼付装置により、識別ラベルを貼付するようにした物品の取扱方法であって、
物品の長辺の長さと短辺の長さとの差が所定値を超えている場合には、予め、決められた辺に対応するラベル貼付面が、搬出用コンベヤの始端縁から所定距離はなれた第1載置位置に一致するように物品を載置し、
物品の長辺と短辺との長さの差が所定値以内である場合には、短辺を一辺とする正方形とみなし且つそのラベル貼付面を決めることなく当該物品を搬出用コンベヤ上に載置するとともに、載置された当該物品の始端縁側のラベル貼付面を、上記第1載置位置からさらに上記所定値を加算してなる第2載置位置に一致させる方法である。
また、請求項2に係る物品の取扱方法は、請求項1に記載の取扱方法における物品の長辺の長さと短辺の長さとの差が所定値以内である場合に、搬出用コンベヤをその始端縁側に駆動させて、当該物品のラベル貼付面をラベル貼付装置側に移動させて識別ラベルを貼付した後、当該搬出用コンベヤを搬出方向に駆動させる方法である。
上記の取扱方法によると、物品の長辺の長さと短辺の長さとの差が所定値以下である場合には、物品の長さを検出することなく、搬出用コンベヤ上における第1載置位置に上記所定値を加算してなる第2載置位置上に一致するように移載させるので、両辺の長さの差が、所定値を超える場合とそれ以下である場合とで、その仕分け作業を異なる場所で行う必要がなくなり、したがって仕分け作業の容易化を図ることができ、またこの場合、物品位置認識装置により、物品の姿勢を検出する必要がないため、仕分け作業の一層の容易化を図ることができる。
[実施の形態]
以下、本発明の実施の形態に係る物品の取扱方法を図面に基づき説明するが、先に、本取扱方法が用いられる物品の取扱施設について説明する。
本実施の形態における物品の取扱施設としては、例えば倉庫内に種類ごとに保管されているダンボール箱、コンテナなどの物品を、配送先に応じて、それぞれパレットを介して搬送用コンベヤにて取り出し、そして当該パレット上の物品を1個ずつ搬出用コンベヤ上に移載するとともにそれぞれ識別ラベルを貼付して出荷する施設として説明する。
すなわち、この物品の取扱施設には、図1に示すように、例えば種類ごとに物品WをパレットPを介して倉庫側から搬送する(取り出す)ための搬送用コンベヤ(搬送手段)1と、この搬送用コンベヤ1途中における物品の移載箇所(正確には、物品の保持箇所)Eに配置されて物品の位置・姿勢[水平面内での姿勢、例えば長手面(長辺)、短手面(短辺)]などを認識するための物品位置認識装置2と、この物品位置認識装置2により認識された物品を吸着ハンド3を介して保持(吸着)して移載するためのロボット装置(例えば、関節型のアーム式ロボットが用いられる)4と、このロボット装置4により保持された物品を載置して所定の出荷場所まで搬出するための搬出用コンベヤ5と、この搬出用コンベヤ5の移載箇所E寄り端部に配置されて物品の種類、配送先などの識別情報(例えば、バーコードによるデータ)が表示された識別ラベルを貼付するためのラベル貼付装置6と、当該取扱施設全体を、具体的には少なくとも上記搬送用コンベヤ1、物品位置認識装置2、吸着ハンド3、ロボット装置4、搬出用コンベヤ5およびラベル貼付装置6を制御するための制御装置(コンピュータが用いられる)7とから構成されている。
上記搬送用コンベヤ1は、倉庫側から物品Wを移載箇所Eまで搬送するための供給側コンベヤ11と、移載箇所Eから空のパレットPを倉庫側(パレット貯留箇所)に戻すための戻し側コンベヤ12と、これら両コンベヤ11,12における移載箇所E側の端部同士間に亘って配置されてパレットPを供給側から戻し側に1個ずつ切り出すための切出し用コンベヤ13とから構成されている。
上記物品位置認識装置2は、図2に示すように、パレットPのほぼ中心上方から物品Wを撮影する撮像手段としての第1CCDカメラ21と、パレットPの斜め上方より物品Wを撮影する撮像手段としての第2CCDカメラ22と、パレットPの斜め上方より物品Wに対して照明する照明装置23と、これら第1CCDカメラ21、第2CCDカメラ22および照明装置23に接続されるとともに、両CCDカメラ221,22により撮影された物品Wの画像データ(影のデータも含む)に基づきパレットP上の最上段における物品Wの少なくとも位置および姿勢を認識するための画像処理部(コンピュータが用いられる)24とから構成されている。
この画像処理部24においては、照明装置23にて照らされた物品のエッジを検出することにより、当該物品の長辺および短辺を判断するとともにその入力された形状データに基づき、その姿勢(方向)および中心座標が求められる。また、物品Wの影のデータにより、吸着する際の高さ位置も求められる。なお、パレット上の物品同士が接触しているために、物品のエッジを認識できない場合には、ロボット装置4により当該物品が例えば斜め方向に所定距離(例えば、20mm程度)だけ移動されて、物品の認識の容易化が図られる。
そして、これら物品に係る位置(高さ位置も含む)および姿勢データがロボット装置4に送られて、搬出用コンベヤ5上への載置位置および載置方向が求められる。
上記ロボット装置4は、制御装置7からの物品の識別情報および動作指令を入力する制御部(コンピュータが用いられる)31と、この制御部31からの指令によりパレットP上の物品Wを保持するロボット本体32とから構成されている。なお、このロボット本体32はアーム型(多関節型)のもので、アーム部32aの先端に吸着ハンド3が取り付けられている。
また、上記ラベル貼付装置6は、搬出用コンベヤ5の始端側に載置された物品Wの側面[コンベヤの後方から見た鉛直面(後面)であり、ラベル貼付面となる]の所定位置に、当該物品の種類、配送先などの識別情報が印刷された識別ラベルを貼り付けるためのもので、上記制御装置7からの識別情報および動作指令を入力する制御部(コンピュータが用いられる)41と、この制御部41からの指令により実際に識別ラベルの貼付を行う貼付装置本体42とから構成されている。
上記貼付装置本体42には、図示しないが、ロボット装置4により保持された物品の識別情報を制御部41から入力してバーコードデータを生成するコード生成部(制御部41側に設けてもよい)と、このコード生成部にて生成されたコードをラベルに印刷するラベル印刷部と、このラベル印刷部にて印刷された識別ラベルを物品の側面に押し付けて貼付するためのラベル貼付部43とが具備されている。
さらに、上記吸着ハンド3は、図3および図4に示すように、アーム部32aの先端に取り付けられる円柱状の取付部材51と、この取付部材51の下端に固定された平面視が正方形状の吸着本体部52と、この吸着本体部52の下面から垂下された複数の吸着カップ53とから構成されるとともに、上記取付部材51の吸着本体部52に対する取付位置は、所定の角部に近寄った位置にされている。したがって、この取付部材51の取付位置とは反対側(点対称位置)に、複数の吸着カップ53が配置されており、この反対側位置で物品Wが吸着されることになる。
次に、上記構成における識別ラベルの貼付動作について説明する。
物品、例えばダンボールケースには、種々の大きさのものがあるとともに、通常、識別ラベルはその長手面に貼付される。
すなわち、ロボット装置4にて物品を移載する場合、その長手面が、ラベル貼付装置7のラベル貼付部43に対向するように、ロボット装置4にて搬出用コンベヤ5上に載置される。
このとき、物品位置認識装置2により、物品の長手面(長手方向)と短手面(短手方向)とを区別する必要があるが、長辺と短辺との長さの差が、例えば50mm以下である場合には、その区別が困難となる。
このため、本実施の形態においては、両辺の差が50mmを超える場合には、長手面を認識して当該長手面に識別ラベルを貼付するが、両辺の差が50mm以下である場合には、ラベルの貼付面を特定することなく(決めることなく)、いずれかの面(任意の面)に識別ラベルを貼付するようにしている。
そして、物品Wを搬出用コンベヤ5上に載置する際の位置については下記のようにされている。なお、以下の説明に使用する図面においては、物品を1つだけ大きく描き、説明を行っている。
すなわち、図5に示すように、パレットP上の物品Wの所定角部、具体的には、ロボット本体32側から見て、向こう側左端の角部(白丸にて示す)KFが、搬出用コンベヤ5上の始端縁から所定距離(例えば、20mm程度)L1はなれた第1載置線(第1載置位置)S1上で且つ搬出用コンベヤ5の左側縁から所定距離(これについても、例えば20mm程度)L2はなれた側縁基準線S2との交点T1に一致するように載置される。
そして、実際に、ロボット装置4を作動させる場合には、物品Wのラベル貼付面である長手面が特定(認識)されるとともに、物品Wの手前側左端の角部(黒丸にて示す)KBが、搬出用コンベヤ5上の第1載置線S1から物品Wのラベル貼付面と直交する短手面(短辺)の長さ分(物品の各辺の長さのデータは、予め、入力されている)LMが加算された(はなれた)側縁基準線S2上の基準載置点Tに一致するように、アーム部32aが制御される。
しかし、両辺の差が50mm以下である場合には、図6に示すように、その方向については考慮されないため(図6中、縦置きを実線で示し、横置きを破線で示す)、物品Wを、その短手面の長さLMを一辺とする正方形とみなすとともに、第1載置線S1に両辺の差の最大値である50mm(所定値に相当する)を加算した位置を第2載置線(第2載置位置)S3とし、この第2載置線S3上の側縁基準線S2との交点Kに短辺の長さLMが加算された位置が基準載置点T′とされる。
以下、物品の移載動作を図面に基づき少し詳しく説明する。
まず、出荷する物品が長方形状のダンボールケースであり、しかも長辺の長さと短辺の長さとの差が、50mmを超える場合について説明する。
(1)パレットP上に横置きされている場合(図7参照)
パレットP上のケースWに照明装置23にて、斜め方向(左斜め後方)からの光が照射されて、CCDカメラ21,22による撮影画像データに基づき、移載する際の基準となる角部すなわち手前側左端KBの位置が認識される。
そして、物品の長手面が認識されると、制御装置7からロボット装置4に動作指令が出力されて、長手面が搬出用コンベヤ5の始端縁と平行となるように、且つ当該物品Wの手前側左端KBが、第1載置線S1に短手面の長さLMが加算されてなる基準載置点Tに一致するように移載される。
(2)パレットP上に縦置きされている場合(図8参照)
パレットP上のケースWに照明装置23にて、斜め方向(左斜め後方)からの光が照射されて、その画像データに基づき、移載する際の基準となる角部すなわち手前側左端KBの位置が認識される。
そして、物品の長手面が認識されると、制御装置7からロボット装置3に動作指令が出力されて、長手面が搬出用コンベヤ5の始端縁と平行になるように90°水平面内で回転され、且つ当該物品Wの手前側左端KBが、第1載置線S1に短手面の長さLMが加算された第3載置線(第3載置位置)S4上に一致するようにしかも反対側の角部KFが側縁基準線S2上の基準載置点Tに一致するように移載される。
次に、出荷する物品Wが長方形状であり、しかも長辺の長さと短辺の長さとの差が、50mm以下である場合について説明する(図9参照)。
このような寸法の物品については、予め、制御装置7に記憶されているデータから分かっている。
このような大きさの物品Wである場合には、物品位置認識装置2による、物品Wの方向の認識を行わずに、その短辺を一辺とする正方形の中心位置でもって、吸着して保持し搬出用コンベヤ5上に移載される。
このときにおける物品Wの搬出用コンベヤ5上への移載位置は、予め、定められた第1載置線S1より、50mmはなれた位置(搬出方向下手側の位置)である第2載置線S3上とされる。
すなわち、物品の短手面(任意の側面)が認識されると、制御装置7からロボット装置3に動作指令が出力されて、搬出用コンベヤ5の始端縁と平行な短手面をそのまま搬出用コンベヤ5上に位置するように且つ短手面を正方形とした当該物品Wの向こう側左端KCが第1載置線S1に50mm加算されてなる第2載置線S3上で且つ側縁基準線S2上にくるように、当該物品Wの手前側左端KBが基準載置点T′に一致するように移載される。
そして、物品Wが搬出用コンベヤ5上へに載置された後に、50mm分だけ、搬出用コンベヤ5が始端側に駆動されて、ラベル貼付装置6により、その後面に識別ラベルが貼付され、この後、搬出用コンベヤ5が搬出方向に駆動されて、所定場所に搬出される。
上述したように、物品の長辺の長さと短辺の長さとの差が、50mm以下である場合には、物品の長さを検出することなく(勿論、短手面を一辺とする正方形としての中心位置が検出されて吸着ハンドにより保持される)、搬出用コンベヤ5上における第1載置線S1に50mm加算してなる第2載置線S3上に一致するように物品Wを移載させるので、両辺の長さの差が、50mmを超える場合とそうでない場合とで、その仕分け作業を異なった場所で行う必要がなくなり、したがって取り扱い得る物品の種類(商品のアイテム)が増えるとともに、仕分け作業の容易化を図ることができ、またこの場合には、物品位置認識装置2により、物品の姿勢を検出する必要がないため、仕分け作業の一層の容易化を図ることができる。また、パレット上の物品をラベル貼付箇所に直接載置するようにしたので、パレットにおける物品の取出し動作と、ラベル貼付装置でのラベル貼付動作とについて、同期をとり続けることができる。
なお、上述したような取扱方法を用いずに、物品の両辺の差が50mm以下である場合に、その短辺の長さ一辺とする正方形の仮想物品を考えるとともに、この仮想物品の搬出用コンベヤ5の始端側に対応する角部(側面)を基準にして搬出用コンベヤ5上に、当該仮想物品を載置しようとすると、その差の分だけ、アーム部32aの旋回軌跡が貼付装置本体42側に近づき干渉する虞が生じ、したがってこれら各装置を設置する際の取り合いに不都合が生じることになる。
ところで、上記実施の形態においては、物品の長辺の長さと短辺の長さとの差である所定値を50mmとした場合について説明したが、物品位置認識装置の精度に応じて、当該所定値は変化する。
本発明の実施の形態に係る物品の取扱方法が適用される取扱施設の概略平面図である。 同取扱施設における物品位置認識装置の概略構成を示す斜視図である。 同取扱施設におけるロボット装置に取り付けられる吸着ハンドの側面図である。 同吸着ハンドの平面図である。 同取扱方法を説明する要部平面図である。 同取扱方法を説明する要部平面図である。 同取扱方法を詳しく説明する要部平面図である。 同取扱方法を詳しく説明する要部平面図である。 同取扱方法を詳しく説明する要部平面図である。 従来例に係る物品の取扱施設の概略構成を示す平面図である。
符号の説明
P パレット
W 物品
S1 第1載置線
S2 側縁基準線
S3 第2載置線
基準載置点
′ 基準載置点
1 搬送用コンベヤ
2 物品位置認識装置
3 吸着ハンド
4 ロボット装置
5 搬出用コンベヤ
6 ラベル貼付装置
7 制御装置
31 制御部
32 ロボット本体
41 制御部
42 貼付装置本体
43 ラベル貼付部

Claims (2)

  1. パレットに載置された状態で搬送手段により搬送される少なくとも平面視が矩形状の物品の位置および姿勢を物品位置認識装置により認識するとともに、この物品位置認識装置にて認識された物品を、ロボット装置により1個ずつ保持して搬出用コンベヤ上に載置した後、当該搬出用コンベヤの始端側に配置されたラベル貼付装置により、識別ラベルを貼付するようにした物品の取扱方法であって、
    物品の長辺と短辺との長さの差が所定値を超えている場合には、予め、決められた辺に対応するラベル貼付面が、搬出用コンベヤの始端縁から所定距離はなれた第1載置位置に一致するように物品を載置し、
    物品の長辺の長さと短辺の長さとの差が所定値以内である場合には、短辺を一辺とする正方形とみなし且つそのラベル貼付面を決めることなく当該物品を搬出用コンベヤ上に載置するとともに、載置された当該物品の始端縁側のラベル貼付面を、上記第1載置位置からさらに上記所定値を加算してなる第2載置位置に一致させることを特徴とする物品の取扱方法。
  2. 物品の長辺の長さと短辺の長さとの差が所定値以内である場合に、搬出用コンベヤをその始端縁側に駆動させて、当該物品のラベル貼付面をラベル貼付装置側に移動させて識別ラベルを貼付した後、当該搬出用コンベヤを搬出方向に駆動させることを特徴とする請求項1に記載の物品の取扱方法。
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