JP2006082308A - 射出成形装置 - Google Patents
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Abstract
【要約書】
【課題】 成形機の可動取付け板まで一般金型と同一取付けとすることにより、型内での様々な機構を備えさせることを可能とし、製品の側面への塗装又は製品の横穴付製品が製造でき、動力消費量が少なく、製品種を多様化できる射出成形装置を得る。
【解決手段】 一次側射出成形位置と二次側塗装位置のそれぞれの位置で、固定入れ子1、2と可動入れ子3A、3Bを備え、各可動入れ子3A、3Bは可動側プレート4に支持されており、該可動側プレート4は回転シャフト5に結合し、該回転シャフト5は非回転主軸シャフト6上で回転可能に支持されており、該回転シャフト5上の前方位置にスリーブ7が設けられており、該非回転スリーブ7上に前記回転シャフト5と同期して回転する複数枚のエジェクター板8、9が設置されており、可動側の型が回転できる構造を備えている射出成形装置。
【選択図】 図1
【課題】 成形機の可動取付け板まで一般金型と同一取付けとすることにより、型内での様々な機構を備えさせることを可能とし、製品の側面への塗装又は製品の横穴付製品が製造でき、動力消費量が少なく、製品種を多様化できる射出成形装置を得る。
【解決手段】 一次側射出成形位置と二次側塗装位置のそれぞれの位置で、固定入れ子1、2と可動入れ子3A、3Bを備え、各可動入れ子3A、3Bは可動側プレート4に支持されており、該可動側プレート4は回転シャフト5に結合し、該回転シャフト5は非回転主軸シャフト6上で回転可能に支持されており、該回転シャフト5上の前方位置にスリーブ7が設けられており、該非回転スリーブ7上に前記回転シャフト5と同期して回転する複数枚のエジェクター板8、9が設置されており、可動側の型が回転できる構造を備えている射出成形装置。
【選択図】 図1
Description
本発明は、射出成形を行った後に、可動側プレートを回転させ、塗装を行い、型内の1サイクルにより射出成形と塗装を同時に行うことができる射出成形装置に関する。
成形品のデザインや機能的な付加価値を高めるために異種材料を組み合わせて射出成形品を製造する二色成形技術が開発されている。例えば、1台の射出成形機で異種材料を複合させた複合成形品を生産する技術が知られている(下記、特許文献1及び特許文献2参照)。
図7および図8は、従来の異材質射出成形用金型を示す説明図であり、図7は、コアバック方式金型の説明図、図8は、コア回転方式金型の説明図である。
図7において、この金型101は、摺動コア102が前後にスライドするように油圧シリンダー103を内蔵したものである。最初にコア102を押し上げ、一次側スプルー104から一次樹脂(以下、プラスチックともいう)を射出し、次に、コア102をバックさせてできたキャビティ空間に、二次側スプルー105から二次プラスチックを射出し、2種類のプラスチックからなる製品が成形される。
図7において、この金型101は、摺動コア102が前後にスライドするように油圧シリンダー103を内蔵したものである。最初にコア102を押し上げ、一次側スプルー104から一次樹脂(以下、プラスチックともいう)を射出し、次に、コア102をバックさせてできたキャビティ空間に、二次側スプルー105から二次プラスチックを射出し、2種類のプラスチックからなる製品が成形される。
一方、図8において、この金型106は、成形機本体の可動盤107に固着された可動側型板108を前記可動盤107ごと回転自在に構成したものである。一次側スプルー109から一次側プラスチックを射出して一次成形品を成形したのち、可動側金型108を可動盤107ごと反転動作させ、最初に成形した一次成形品を次に成形する二次側キャビティへ180゜移動させ、一次成形品とのキャビティ空間に二次側スプルー110から二次プラスチックを射出、充填し、2種類のプラスチックからなる製品が成形される。
しかしながら、上記従来技術は、例えば硬質プラスチック成形体と、これとは異なる材質からなるプラスチック、例えば軟質プラスチックとが混在する異材質成形体を得ることはできるが、硬質プラスチック成形体の表面を、さらに塗装して、硬質プラスチックの強度と塗装の風合いまたは肌触りを有する二重又は二色成形品を製造することはできなかった。また、コア回転方式の金型においては、可動側型板を成形機本体の可動盤ごと回転させる必要があるために、全体装置が大型化し、動力消費量が膨大なものになるという問題があった。
特開平09−76290号公報
特願2000−43100号公報
以上から、本発明は射出成形を行った後に、可動側の型プレートを回転させて塗装を行い、型内の1サイクルにより射出成形と塗装を同時に行うことができる射出成形装置、特に成形機の可動取付け板まで一般金型と同一取付けとすることにより、型内での様々な機構を備えさせることを可能とし、製品の側面への塗装又は製品の横穴(側面穴)付製品が製造でき、さらに動力消費量が少なく、小型、大型等の製品種を多様化できる射出成形装置を得ることを課題とする。
本発明者らは、種々検討の結果、可動側プレートを回転できる構造とし、射出成形を行った後に、可動側の型全体を回転させて塗装を行い、型内の1サイクルにより射出成形と塗装を同時に行うことすることによって、上記課題を解決し、効率良く製品の射出成形と塗装を行うことができるとの知見を得た。
本発明は、このような知見に基づき、
1.同一の射出成形装置上で、一次側の位置で射出成形を行い、これを回転させて二次側の位置で塗装を行う射出成形装置において、それぞれの位置で固定入れ子1、2と可動入れ子3A、3Bを備え、各可動入れ子3A、3Bは可動側プレート4に支持されており、該可動側プレート4は回転シャフト5に結合し、該回転シャフト5は非回転主軸シャフト6上で回転可能に支持されており、該回転シャフト5上の前方位置に可動側プレートの荷重を支える非回転スリーブ7を設け、回転シャフト5と同期して回転する複数枚のエジェクター板8、9を前記非回転スリーブ7上に摺動可能に設置し、該エジェクター板8にゲートランナーエジェクターピン10及びランナーゲート突出しプレート11を取り付けると共に、エジエクター板9に製品を突き出すエジェクターピン12を取り付けたことを特徴とする可動側プレートの回転構造を備えた射出成形装置。
2.前記主軸シャフト6内に冷却水出入通路が形成されており、同様に回転シャフト5に、前記主軸シャフト6内の冷却水出入通路に連通する冷却水出入通路を有し、回転シャフト5の回転により、冷却水の出入が逆転する構造を備えていることを特徴とする上記1記載の射出成形装置
3.前記スリーブの下側面7に、回転シャフト5及びプレート4と同期して回転するカム15を設け、該カム15の回転により、ゲートランナーエジェクターピン10及びランナーゲート突出しプレート11を昇降させるエジェクター板8を駆動させることを特徴とする上記1又は2記載の射出成形装置
4.固定入れ子1、2に対向する可動入れ子3A、3B内部に、入れ子枠17が設けられており、二次側で塗装を行う位置で、該入れ子枠17を製品18Bの周囲エッジ部に当接させ、射出成形された製品の収縮量に応じて該入れ子枠17を上昇させる装置を設け、該装置は可動入れ子3Bを貫通する上ロッド19と、エジェクター板8、9及び可動側プレート4等を貫通する下ロッド20からなり、下方の非回転プレートに設けたスライド式調整板により上ロッド及び下ロッドを必要量駆動することを特徴とする上記1〜3のいずれかに記載の射出成形装置
5.一次側で射出成形を行う位置の固定入れ子1の外周をやや外側に拡張すると共に、二次側で塗装を行う位置の固定入れ子2の外周を狭め、かつ前記入れ子枠17の上面周縁にリブを設け、二次側で塗装を行う際に、前記二次側で塗装を行う際の固定入れ子2により、外側にやや膨らんだ製品の下端側部を圧縮すると共に前記リブにより製品の底部を押圧して、製品の底部に溝を形成し塗料の流出を防止することを特徴とする上記1〜4のいずれかに記載の射出成形装置
6.プレート30に複数個のカムフロアー41を取付け、該カムフロアー41にプレート37の裏面に設けた円周溝43に嵌合わせて支持することにより、カムフロアー41の中心を基準にして、A点からP点までの総重量を補助として支えて型円芯度の精度を保つことを特徴とする上記1〜5のいずれかに記載の射出成形装置。
7.プレート30に、等間隔に3個のカムフロアー41を取付けたことを特徴とする上記6記載の射出成形装置。
を、提供するものである。
1.同一の射出成形装置上で、一次側の位置で射出成形を行い、これを回転させて二次側の位置で塗装を行う射出成形装置において、それぞれの位置で固定入れ子1、2と可動入れ子3A、3Bを備え、各可動入れ子3A、3Bは可動側プレート4に支持されており、該可動側プレート4は回転シャフト5に結合し、該回転シャフト5は非回転主軸シャフト6上で回転可能に支持されており、該回転シャフト5上の前方位置に可動側プレートの荷重を支える非回転スリーブ7を設け、回転シャフト5と同期して回転する複数枚のエジェクター板8、9を前記非回転スリーブ7上に摺動可能に設置し、該エジェクター板8にゲートランナーエジェクターピン10及びランナーゲート突出しプレート11を取り付けると共に、エジエクター板9に製品を突き出すエジェクターピン12を取り付けたことを特徴とする可動側プレートの回転構造を備えた射出成形装置。
2.前記主軸シャフト6内に冷却水出入通路が形成されており、同様に回転シャフト5に、前記主軸シャフト6内の冷却水出入通路に連通する冷却水出入通路を有し、回転シャフト5の回転により、冷却水の出入が逆転する構造を備えていることを特徴とする上記1記載の射出成形装置
3.前記スリーブの下側面7に、回転シャフト5及びプレート4と同期して回転するカム15を設け、該カム15の回転により、ゲートランナーエジェクターピン10及びランナーゲート突出しプレート11を昇降させるエジェクター板8を駆動させることを特徴とする上記1又は2記載の射出成形装置
4.固定入れ子1、2に対向する可動入れ子3A、3B内部に、入れ子枠17が設けられており、二次側で塗装を行う位置で、該入れ子枠17を製品18Bの周囲エッジ部に当接させ、射出成形された製品の収縮量に応じて該入れ子枠17を上昇させる装置を設け、該装置は可動入れ子3Bを貫通する上ロッド19と、エジェクター板8、9及び可動側プレート4等を貫通する下ロッド20からなり、下方の非回転プレートに設けたスライド式調整板により上ロッド及び下ロッドを必要量駆動することを特徴とする上記1〜3のいずれかに記載の射出成形装置
5.一次側で射出成形を行う位置の固定入れ子1の外周をやや外側に拡張すると共に、二次側で塗装を行う位置の固定入れ子2の外周を狭め、かつ前記入れ子枠17の上面周縁にリブを設け、二次側で塗装を行う際に、前記二次側で塗装を行う際の固定入れ子2により、外側にやや膨らんだ製品の下端側部を圧縮すると共に前記リブにより製品の底部を押圧して、製品の底部に溝を形成し塗料の流出を防止することを特徴とする上記1〜4のいずれかに記載の射出成形装置
6.プレート30に複数個のカムフロアー41を取付け、該カムフロアー41にプレート37の裏面に設けた円周溝43に嵌合わせて支持することにより、カムフロアー41の中心を基準にして、A点からP点までの総重量を補助として支えて型円芯度の精度を保つことを特徴とする上記1〜5のいずれかに記載の射出成形装置。
7.プレート30に、等間隔に3個のカムフロアー41を取付けたことを特徴とする上記6記載の射出成形装置。
を、提供するものである。
本発明は、射出成形を行った後に、可動側のプレート(型板)を回転させて塗装を行い、型内の1サイクルにより射出成形と塗装を同時に行うことができ、特に成形機の可動取付け板まで一般金型と同一取付けとすることにより、型内での様々な機構を備えさせることを可能とし、製品の側面への塗装又は製品の横穴(側面穴)付製品が製造でき、さらに動力消費量が少なく、小型、大型等の製品種を多様化できる射出成形装置を得ることができるという優れた効果を有する。
また、射出サイクル間、循環冷却水を逆転(逆流)させることにより、入出水の設定温度が一定で正確に保たれ、製品の寸法精度が向上し良好かつ一定であるという効果、及びランナーの排出、製品の突出が一連の動作(サイクル)で簡単かつ確実に行うことができ、製造時間を短縮させることができる効果を有する。
さらに、射出成形後の製品収縮量に応じて、型(固定入れ子、P/Lパーテイング面、可動入れ子枠)を調整することにより、塗料の漏れを防止でき、さらに製品の寸法精度を向上させることができるという著しい効果を有する。
また、射出サイクル間、循環冷却水を逆転(逆流)させることにより、入出水の設定温度が一定で正確に保たれ、製品の寸法精度が向上し良好かつ一定であるという効果、及びランナーの排出、製品の突出が一連の動作(サイクル)で簡単かつ確実に行うことができ、製造時間を短縮させることができる効果を有する。
さらに、射出成形後の製品収縮量に応じて、型(固定入れ子、P/Lパーテイング面、可動入れ子枠)を調整することにより、塗料の漏れを防止でき、さらに製品の寸法精度を向上させることができるという著しい効果を有する。
次に、図面に沿って本発明を具体的に説明する。なお、図に基づく説明は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明は、図に示す例に制限されるものではない。すなわち、本発明の技術思想の基づく他の例、態様又は変形を含むものである。
図1及び図2は、本願発明の射出成形装置における主要機素の任意断面を示す説明図である。図面に示す同一符号は、全て同一の機素を示す。
また、本願発明に直接関係しない機素を記載(図示)している場合があるが、説明を簡単にするために、それらには符号を付さず、説明を省略した。
また、本願発明に直接関係しない機素を記載(図示)している場合があるが、説明を簡単にするために、それらには符号を付さず、説明を省略した。
図1のパーティングラインPの左側は固定型(図2では上側)であり、板状の固定プレート22及び23を備える。図2の右側上部、すなわち一次側の位置で射出成形を行い、左側上部、すなわち二次側の位置で射出成形した製品の表面に塗装を行う。この例では、裏面に塗装は実施しない。したがって、後述するように、裏面への塗料の侵入又は回り込みを防止する対策を採る必要がある。
射出成形位置と塗装位置に、それぞれ固定入れ子1、2を備える。図2に示すように、固定プレート22及び23には、射出成形用スプルー24、ランナー溝25、ゲート26が形成されている。また、図2の左上方に塗料吐出用ノズル27が設けられている。
射出成形位置と塗装位置に、それぞれ固定入れ子1、2を備える。図2に示すように、固定プレート22及び23には、射出成形用スプルー24、ランナー溝25、ゲート26が形成されている。また、図2の左上方に塗料吐出用ノズル27が設けられている。
前記射出成形位置と塗装位置のそれぞれの固定入れ子1、2に対向する位置に、図2に示すように可動入れ子3A、3Bが設けられている。上記から明らかなように、図2では可動入れ子3A、3Bは一次側射出成形位置と二次側塗装位置とに、それぞれ存在し、これらが後述する回転装置により回転する。
なお、図1及び図2に示す回転は180°回転構造を示すが、120°回転構造にして、他の処理を付属させることもできる。
可動入れ子3A、3Bは可動側プレート4に支持されている。可動入れ子3A、3Bと固定入れ子1、2との間に隙間があり、この隙間に一次側射出成形位置では、樹脂が射出されて製品(半製品)18Aが形成され、それが180°回転した位置、すなわち二次側塗装位置で塗装し製品18Bとする。
より具体的には、図1の塗装位置(二次側)における固定側プレート2下半分は、例えば樹脂型温40゜とする(但し、樹脂材で異なる)。また、塗料吐出側の上半分は120゜必要とする。固定側プレート2とプレート1との間には断熱溝28が設けてあり、熱遮断の役目をさせる。これによって、温度差を正確に保つことができる。
なお、図1及び図2に示す回転は180°回転構造を示すが、120°回転構造にして、他の処理を付属させることもできる。
可動入れ子3A、3Bは可動側プレート4に支持されている。可動入れ子3A、3Bと固定入れ子1、2との間に隙間があり、この隙間に一次側射出成形位置では、樹脂が射出されて製品(半製品)18Aが形成され、それが180°回転した位置、すなわち二次側塗装位置で塗装し製品18Bとする。
より具体的には、図1の塗装位置(二次側)における固定側プレート2下半分は、例えば樹脂型温40゜とする(但し、樹脂材で異なる)。また、塗料吐出側の上半分は120゜必要とする。固定側プレート2とプレート1との間には断熱溝28が設けてあり、熱遮断の役目をさせる。これによって、温度差を正確に保つことができる。
可動側プレート4は、固定プレート23に対して後退するように移動可能な構造(可動構造)となっている。図1に示すP点は、そのパーティングラインを示す。
この可動側プレート4の移動(後退)により、可動側プレート4から可動側プレート4、5まで、すなわち図1のA点までの型構造が、後述する回転装置により回転可能となっている。この構造は、本願発明の大きな特徴の一つである。
なお、図に示す型構造では、可動側プレートが4、5、6の3枚に形成されているが、この可動側プレートは、型構造上の必要があれば、その数を増減させることができる。また図1に示すA点以降、すなわち可動側プレート30、31、32、33は後退移動するが、回転はしない構造となっている。
この可動側プレート4の移動(後退)により、可動側プレート4から可動側プレート4、5まで、すなわち図1のA点までの型構造が、後述する回転装置により回転可能となっている。この構造は、本願発明の大きな特徴の一つである。
なお、図に示す型構造では、可動側プレートが4、5、6の3枚に形成されているが、この可動側プレートは、型構造上の必要があれば、その数を増減させることができる。また図1に示すA点以降、すなわち可動側プレート30、31、32、33は後退移動するが、回転はしない構造となっている。
可動側プレート32及び33の中央位置に、主軸シャフト6が設置されており、この主軸シャフト6は可動側プレート32にまで延びている。
この主軸シャフト6前方の上に回転可能に回転シャフト5が組み込まれており、この回転シャフト5の前方端は回転する4に結合する。
さらに、回転シャフト5は、そのほぼ全長に亘って、非回転可動側プレート30に固定されたスリーブ7に回転可能に組み込まれ支持されている。すなわち、スリーブ7は回転シャフト5及びその前方で結合している可動側プレート4の荷重を支える役目をする。これによって、回転プレート4、可動入れ子3A、3B等を変動させずに回転可能に支承することができる。
可動側プレート31内には、タイミングプーリー34が設置されており、これにより回転シャフト5を回転させる。
プレート30に、複数個のカムフロアー41を取付け、該カムフロアー41にプレート37の裏面に設けた円周溝43に嵌合わせて、プレート37が回転できるように支持する。
この支持により、カムフロアー41の中心を基準にして、A点からP点までの総重量を支えることができ、型円芯度の精度を保つことができる。カムフロアー41は、プレート30に等間隔に3個設置することが安定に支持する意味から望ましいが、それ以上の個数を設けても良い。
この主軸シャフト6前方の上に回転可能に回転シャフト5が組み込まれており、この回転シャフト5の前方端は回転する4に結合する。
さらに、回転シャフト5は、そのほぼ全長に亘って、非回転可動側プレート30に固定されたスリーブ7に回転可能に組み込まれ支持されている。すなわち、スリーブ7は回転シャフト5及びその前方で結合している可動側プレート4の荷重を支える役目をする。これによって、回転プレート4、可動入れ子3A、3B等を変動させずに回転可能に支承することができる。
可動側プレート31内には、タイミングプーリー34が設置されており、これにより回転シャフト5を回転させる。
プレート30に、複数個のカムフロアー41を取付け、該カムフロアー41にプレート37の裏面に設けた円周溝43に嵌合わせて、プレート37が回転できるように支持する。
この支持により、カムフロアー41の中心を基準にして、A点からP点までの総重量を支えることができ、型円芯度の精度を保つことができる。カムフロアー41は、プレート30に等間隔に3個設置することが安定に支持する意味から望ましいが、それ以上の個数を設けても良い。
通常、このプーリー34には、減速モーターの駆動によりタイミングベルト(図示せず)を介してプーリー34を回転させる。この回転シャフト5の回転により、これに結合した可動側プレート4、5、6を180°回転させる。
回転する可動側プレート5と非回転可動側プレート30との間の摩擦を避けるため、スプリング35の反発力により、金型の開放と同時に0.5〜1.0程度の隙間を設ける。また、このモーター側プーリーとタイミングプーリー34のベルトの傾斜を防止するために、主軸シャフト6とタイミングプーリー34の結合部は、スプライン(溝加工)36により、左右の摺動(図1からみて)が可能に形成されている。
回転する可動側プレート5と非回転可動側プレート30との間の摩擦を避けるため、スプリング35の反発力により、金型の開放と同時に0.5〜1.0程度の隙間を設ける。また、このモーター側プーリーとタイミングプーリー34のベルトの傾斜を防止するために、主軸シャフト6とタイミングプーリー34の結合部は、スプライン(溝加工)36により、左右の摺動(図1からみて)が可能に形成されている。
前記主軸シャフト6内には、冷却水出入通路13A、13Bが形成されている。同様に回転シャフト5にも、前記主軸シャフト6内の冷却水出入通路に連通する冷却水出入通路14A、14Bを有する。主軸シャフト6は回転しないので、回転シャフト5の回転により、冷却水の出入穴が逆転する構造となる。回転シャフト5の冷却水出入通路は、さらに可動入れ子3A、3Bの冷却を行う構造(図示せず)となっている。
一例として、型締め後の一次樹脂射出成形及び二次塗料吐出に50秒、型開きと180°回転と製品取出しに8秒、再型締め2秒の経過時間の場合、50秒間交互に冷却水が入出する。この逆流する温度は、全体の温度を平均化する役目をする。
本願発明では、この結果、±1°Cの範囲に保つことが可能となった。通常、入れ子表面温度は±3°〜4°Cがあるが、このような差は回避可能となり、製品寸法精度が大きく向上した。この冷却構造は、本願発明の大きな特徴の一つである。
一例として、型締め後の一次樹脂射出成形及び二次塗料吐出に50秒、型開きと180°回転と製品取出しに8秒、再型締め2秒の経過時間の場合、50秒間交互に冷却水が入出する。この逆流する温度は、全体の温度を平均化する役目をする。
本願発明では、この結果、±1°Cの範囲に保つことが可能となった。通常、入れ子表面温度は±3°〜4°Cがあるが、このような差は回避可能となり、製品寸法精度が大きく向上した。この冷却構造は、本願発明の大きな特徴の一つである。
前記スリーブ7上に、回転シャフト5と同期して回転するカム15が設けられている。このカム15の裏側の凹凸面側に、非回転可動側プレート30にボールプランジャー16が、対角に取り付けてある。ボールプランジャー16自体は回転しない。図3にこのカム15とボールプランジャー16の詳細を示す。
ボールプランジャー16の鋼球天面がカム15の高い凸に当ると、エジェクター板8は安定ピン29上を摺動しながら前進又は後退する。図2に示すように、安定ピン29は可動プレート4と可動プレート37の間に取り付けられている。
カム15の最凹部と最凸部の間は傾斜に形成されており、滑らかに移動するため騒音防止効果がある。前記エジェクター板8を前進によってゲートランナーエジェクターピン10が図2で示すように前進し、ゲートランナーを自動的に落下させる。
ボールプランジャー16の鋼球天面がカム15の高い凸に当ると、エジェクター板8は安定ピン29上を摺動しながら前進又は後退する。図2に示すように、安定ピン29は可動プレート4と可動プレート37の間に取り付けられている。
カム15の最凹部と最凸部の間は傾斜に形成されており、滑らかに移動するため騒音防止効果がある。前記エジェクター板8を前進によってゲートランナーエジェクターピン10が図2で示すように前進し、ゲートランナーを自動的に落下させる。
図3に基づいてさらに説明すると、型締めの時は、ボールプランジャー16がKの位置にあり、これが180°回転する間でK´点を乗り越える。この時、エジェクター板8が移動してランナーゲートのみを突出させて落下させる。ゲートランナーエジェクターピン10の移動は一次側すなわち射出成形側のみで行われ、二次側では不要である。
また、カム15の凹凸の凸部二山を設けることにより、半回転で2回の起伏が生ずるため、1サイクルの突き出しが数秒短縮されるという効果がある。このカム15に連動させたゲートランナーの排出は、本発明の特徴の一つである。
また、図2に示すように、塗装終了後の製品の取出しは、エジェクター板9に結合したエジェクターピン12を駆動させて行うが、このエジェクター板の駆動は突き出しロッド38を作動させて行う。このロッド38の作動は図示しない駆動機構により行う。二次側の製品突出にのみ必要とされ、一次側での作動は不要である。
このエジェクター板9は、図2の回転軸5及びスリーブ7を境に半円盤形の構造(半割型の構造)を有している。したがって、両者は独立して駆動させることができる。すなわち、一次側で作動させずに、二次側の塗装工程でのみ駆動させることができる。
また、カム15の凹凸の凸部二山を設けることにより、半回転で2回の起伏が生ずるため、1サイクルの突き出しが数秒短縮されるという効果がある。このカム15に連動させたゲートランナーの排出は、本発明の特徴の一つである。
また、図2に示すように、塗装終了後の製品の取出しは、エジェクター板9に結合したエジェクターピン12を駆動させて行うが、このエジェクター板の駆動は突き出しロッド38を作動させて行う。このロッド38の作動は図示しない駆動機構により行う。二次側の製品突出にのみ必要とされ、一次側での作動は不要である。
このエジェクター板9は、図2の回転軸5及びスリーブ7を境に半円盤形の構造(半割型の構造)を有している。したがって、両者は独立して駆動させることができる。すなわち、一次側で作動させずに、二次側の塗装工程でのみ駆動させることができる。
射出成形品は全て、実際の型寸法よりも収縮する。したがって、金型は、収縮分の数値を出し、型寸法は製品寸法に収縮代を加算(プラス)して型を作製する必要がある。
一次側及び二次側の型、すなわち可動入れ子3A、3Bは同一形状で作製されているので、射出成形後、製品収縮が始まり、180°回転させて、二次側に移行し型締めまでの間、すなわち塗料を吐出させる前に、パーティングラインPと製品18Bの収縮による隙間を無くすための対策が必要となる。この隙間が存在すると、製品18Bの裏側と可動入れ子3Bの間に塗料が侵入する可能性がでる。
これを防止するために、固定入れ子2に対向する可動入れ子3B内部に、入れ子枠17を設け、二次側で塗装を行う位置で、該入れ子枠17を製品18Bの周囲エッジ部に当接させ、射出成形された製品の収縮量に応じて該入れ子枠17を上昇させる装置を設ける。
一次側及び二次側の型、すなわち可動入れ子3A、3Bは同一形状で作製されているので、射出成形後、製品収縮が始まり、180°回転させて、二次側に移行し型締めまでの間、すなわち塗料を吐出させる前に、パーティングラインPと製品18Bの収縮による隙間を無くすための対策が必要となる。この隙間が存在すると、製品18Bの裏側と可動入れ子3Bの間に塗料が侵入する可能性がでる。
これを防止するために、固定入れ子2に対向する可動入れ子3B内部に、入れ子枠17を設け、二次側で塗装を行う位置で、該入れ子枠17を製品18Bの周囲エッジ部に当接させ、射出成形された製品の収縮量に応じて該入れ子枠17を上昇させる装置を設ける。
この装置は図2に示すように、可動入れ子3Bを貫通する上ロッド19と、エジェクター板8、9及び可動側プレート4等及びプレート6を貫通する下ロッド20からなり、下方の非回転可動側プレート30に設けたスライド式調整板39を調節ネジ40又はエヤーシリンダー42又は油圧シリンダーで移動させることにより上ロッド19及び下ロッド20を必要量駆動させる。この詳細を図4に示す。
例えば、入れ子枠17を上下動させるロッド19、20を下面にテーパーが付けられた受け板71に載せ、同様に上面にテーパーが付けられた前記スライド式調整板39を係合させ、スライド式調整板39をスライドさせることにより、入れ子枠17を上下動させることができる。
収縮量は射出成形用樹脂材料に応じて一定となるので、調節ネジ40により、入れ子枠17を可動入れ子3Bから収縮量に応じてわずか突出させ、二次側の塗装時に、射出成形品との隙間を無くすことができる。
この入れ子枠17は塗装終了後、製品を排出し、再度一次成形側である射出成形型に復帰するが、この時点では入れ子枠17の下からの力が無くなるので、型締めにより入れ子枠17を元に復帰させる、従って樹脂射出側(一次側)では、図4の可変装置は不必要である。
例えば、入れ子枠17を上下動させるロッド19、20を下面にテーパーが付けられた受け板71に載せ、同様に上面にテーパーが付けられた前記スライド式調整板39を係合させ、スライド式調整板39をスライドさせることにより、入れ子枠17を上下動させることができる。
収縮量は射出成形用樹脂材料に応じて一定となるので、調節ネジ40により、入れ子枠17を可動入れ子3Bから収縮量に応じてわずか突出させ、二次側の塗装時に、射出成形品との隙間を無くすことができる。
この入れ子枠17は塗装終了後、製品を排出し、再度一次成形側である射出成形型に復帰するが、この時点では入れ子枠17の下からの力が無くなるので、型締めにより入れ子枠17を元に復帰させる、従って樹脂射出側(一次側)では、図4の可変装置は不必要である。
射出成形品の収縮対策として、図5に示すような対策を採ることもできる。すなわち、一次側で射出成形を行う位置の固定入れ子1の外周をやや外側に拡張すると共に、二次側で塗装を行う位置の固定入れ子2の内周を狭める(図5に示すようにストレートにする)。
この結果、塗装時の製品18Bの外側にやや膨らんだ製品の下端の予肉が、射出成形後の製品18Aの収縮を吸収することになる。これによって、製品18Bの裏面及びパーテングへの塗料の回り込みを防止することが可能となる。
また、固定入れ子2の下端の入れ子枠17との接触部分の外側周縁に突起21を設ける構造とすることもできる。これは製品の底部に溝を形成することにもなる。この溝によって収縮を吸収すると共に、二次側で塗装を行う際に、塗料の製品18B裏面への回り込み及びパーテングへの流出を防止することができる。図6に、突起21とその周辺の構造を示す。
以上によって、射出成形時の製品収縮の対策をとることができる。
この結果、塗装時の製品18Bの外側にやや膨らんだ製品の下端の予肉が、射出成形後の製品18Aの収縮を吸収することになる。これによって、製品18Bの裏面及びパーテングへの塗料の回り込みを防止することが可能となる。
また、固定入れ子2の下端の入れ子枠17との接触部分の外側周縁に突起21を設ける構造とすることもできる。これは製品の底部に溝を形成することにもなる。この溝によって収縮を吸収すると共に、二次側で塗装を行う際に、塗料の製品18B裏面への回り込み及びパーテングへの流出を防止することができる。図6に、突起21とその周辺の構造を示す。
以上によって、射出成形時の製品収縮の対策をとることができる。
本発明は、型内の1サイクルにより射出成形と塗装を同時に行うことができ、特に成形機の可動取付け板まで一般金型と同一取付けとすることにより、型内での様々な機構を備えさせることを可能とし、製品の側面への塗装又は製品の横穴(側面穴)付製品が製造でき、さらに動力消費量が少なく、小型、大型等の製品種を多様化できる。
また、射出サイクル間、循環冷却水を逆転(逆流)させることにより、入出水の温度が一定に保たれ、製品の寸法精度が良好かつ一定であり、及びランナーの排出、製品の突出が一連の動作(サイクル)で簡単かつ確実に行うことができ、製造時間を短縮させることができる。
さらに、射出成形後の製品収縮量に応じて、型(固定入れ子、可動入れ子枠)を調整することにより、塗料の漏れを防止でき、さらに製品の寸法精度を向上させることができるという特徴を有する。したがって、特に射出成形を行った後に塗装を行う装置として有用である。
また、射出サイクル間、循環冷却水を逆転(逆流)させることにより、入出水の温度が一定に保たれ、製品の寸法精度が良好かつ一定であり、及びランナーの排出、製品の突出が一連の動作(サイクル)で簡単かつ確実に行うことができ、製造時間を短縮させることができる。
さらに、射出成形後の製品収縮量に応じて、型(固定入れ子、可動入れ子枠)を調整することにより、塗料の漏れを防止でき、さらに製品の寸法精度を向上させることができるという特徴を有する。したがって、特に射出成形を行った後に塗装を行う装置として有用である。
1、2: 固定入れ子
3A、3B: 可動入れ子
4: 可動プレート
5: 回転シャフト
6: 主軸シャフト
7: スリーブ
8、9: エジェクター板
10: エジェクターピン
11: 突き出しプレート
12: エジェクターピン
13A、13B、14A、14B: 冷却水通路
15: カム
16: ボールプランジャー
17: 入れ子枠
18A、18B: 半製品及び製品
19: 上ロット
20: 下ロット
21: 突起
22: パーティングラインP
23: パーティングラインA
24: スプルー
25: ランナー溝
26: ゲート(サブマリンゲート)
27: 塗料吐出用ノズル
28: 断熱溝
29: 安定ピン
30、31、32、33、37: 可動側プレート
39: 調製板
40: 調節ねじ
41: カムフロア−
42: エアーシリンダー又は油圧シリンダー
43: 円周溝
3A、3B: 可動入れ子
4: 可動プレート
5: 回転シャフト
6: 主軸シャフト
7: スリーブ
8、9: エジェクター板
10: エジェクターピン
11: 突き出しプレート
12: エジェクターピン
13A、13B、14A、14B: 冷却水通路
15: カム
16: ボールプランジャー
17: 入れ子枠
18A、18B: 半製品及び製品
19: 上ロット
20: 下ロット
21: 突起
22: パーティングラインP
23: パーティングラインA
24: スプルー
25: ランナー溝
26: ゲート(サブマリンゲート)
27: 塗料吐出用ノズル
28: 断熱溝
29: 安定ピン
30、31、32、33、37: 可動側プレート
39: 調製板
40: 調節ねじ
41: カムフロア−
42: エアーシリンダー又は油圧シリンダー
43: 円周溝
Claims (7)
- 同一の射出成形装置上で、一次側の位置で射出成形を行い、これを回転させて二次側の位置で塗装を行う射出成形装置において、それぞれの位置で固定入れ子1、2と可動入れ子3A、3Bを備え、各可動入れ子3A、3Bは可動側プレート4に支持されており、該可動側プレート4は回転シャフト5に結合し、該回転シャフト5は非回転主軸シャフト6上で回転可能に支持されており、該回転シャフト5上の前方位置に可動側プレートの荷重を支える非回転スリーブ7を設け、回転シャフト5と同期して回転する複数枚のエジェクター板8、9を前記非回転スリーブ7上に摺動可能に設置し、該エジェクター板8にゲートランナーエジェクターピン10及びランナーゲート突出しプレート11を取り付けると共に、エジエクター板9に製品を突き出すエジェクターピン12を取り付けたことを特徴とする可動側プレートの回転構造を備えた射出成形装置。
- 前記主軸シャフト6内に冷却水出入通路が形成されており、同様に回転シャフト5に、前記主軸シャフト6内の冷却水出入通路に連通する冷却水出入通路を有し、回転シャフト5の回転により、冷却水の出入が逆転する構造を備えていることを特徴とする請求項1記載の射出成形装置。
- 前記スリーブの下側面7に、回転シャフト5及びプレート4と同期して回転するカム15を設け、該カム15の回転により、ゲートランナーエジェクターピン10及びランナーゲート突出しプレート11を昇降させるエジェクター板8を駆動させることを特徴とする請求項1又は2記載の射出成形装置。
- 固定入れ子1、2に対向する可動入れ子3A内部に、入れ子枠17が設けられており、二次側で塗装を行う位置で、該入れ子枠17を製品18Bの周囲エッジ部に当接させ、射出成形された製品の収縮量に応じて該入れ子枠17を上昇させる装置を設け、該装置は可動入れ子3Aを貫通する上ロッド19と、エジェクター板8、9及び可動側プレート4等を貫通する下ロッド20からなり、下方の非回転プレートに設けたスライド式調整板により上ロッド及び下ロッドを必要量駆動することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の射出成形装置。
- 一次側で射出成形を行う位置の固定入れ子1の外周をやや外側に拡張すると共に、二次側で塗装を行う位置の固定入れ子2の外周を狭め、かつ前記入れ子枠17の上面周縁にリブを設け、二次側で塗装を行う際に、前記二次側で塗装を行う際の固定入れ子2により、外側にやや膨らんだ製品の下端側部を圧縮すると共に前記リブにより製品の底部を押圧して、製品の底部に溝を形成し塗料の流出を防止することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の射出成形装置。
- プレート30に複数個のカムフロアー41を取付け、該カムフロアー41にプレート37の裏面に設けた円周溝43に嵌合わせて支持することにより、カムフロアー41の中心を基準にして、A点からP点までの総重量を補助として支えて型円芯度の精度を保つことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の射出成形装置。
- プレート30に、等間隔に3個のカムフロアー41を取付けたことを特徴とする請求項6記載の射出成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004267716A JP2006082308A (ja) | 2004-09-15 | 2004-09-15 | 射出成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Family
ID=36161202
Family Applications (1)
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JP2004267716A Pending JP2006082308A (ja) | 2004-09-15 | 2004-09-15 | 射出成形装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2006082308A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN102773969A (zh) * | 2012-08-15 | 2012-11-14 | 常州工学院 | 双色注射模具的推出和旋转结构 |
KR101762917B1 (ko) | 2017-03-14 | 2017-07-28 | 유도썬스(주) | 사출 성형용 배관 연결장치 |
CN108568944A (zh) * | 2017-12-29 | 2018-09-25 | 昆山昶捷精密模具工业有限公司 | 一种双射模具后模可变式结构 |
CN111703029A (zh) * | 2020-05-25 | 2020-09-25 | 浙江零跑科技有限公司 | 一种联动的斜抽芯结构及其抽芯方法 |
-
2004
- 2004-09-15 JP JP2004267716A patent/JP2006082308A/ja active Pending
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