JP2006081626A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】扉部材の取り外し工程・取付工程が少なく、作業容易で作業コストの低減を図りつつも、扉閉時における連結軸の移動を確実に阻止することが可能な連結軸構造を備えた遊技機を提供する。
【解決手段】ガラス枠3に備えた連結軸19と、内枠2に備えられ、連結軸を遊嵌する軸受け穴12を備えた軸受け部材10と、ガラス枠の閉扉時に軸受け穴からの連結軸の抜脱を阻止する阻止部材25からなる連結軸構造9を備え、連結軸は、軸受け穴方向に移動可能に構成されると共に、軸受け穴に対する嵌脱作動によりガラス枠を回動可能かつ脱着可能に軸支し、阻止部材は、連結軸の下端に当接して連結軸の降下移動を阻止する第一の位置P1と、阻止しない第二の位置P2に移動可能な阻止部30を備え、阻止部は、第二の位置に移動した状態で連結軸が軸受け穴に遊嵌された後に、第一の位置に復帰する復帰手段を備えた。
【選択図】 図2

Description

本発明は、遊技機、詳しくは、弾球遊技機(いわゆるパチンコ機)や回胴式遊技機(いわゆるパチスロ機)などの遊技機で、該遊技機の扉部材を回動可能かつ脱着可能に軸支する連結軸構造の改良に関する。なお、本明細書において扉部材とは、ガラス枠,内枠,皿パネルなど遊技機において回動可能に備えられている部材のすべてを言うものとする。
例えば弾球遊技機は、遊技釘や各種入賞口などを備えた遊技盤を装着した内枠(ベース枠)の前面左側に、ガラス板を嵌めたガラス枠(フロント扉)が開閉自在に軸支されている。すなわち、遊技釘の微調整作業時や遊技中の球詰まり時などにおいて、その作業を行うためガラス枠は開閉可能に構成されている。なお、常時ガラス枠が開閉可能な状態では不正遊技者などによる不正行為がなされ易いため、通常は別途ロック機構を設けて開閉できないようにはしている。
このガラス枠は、ガラス枠の補修や交換などを容易に行い得るために、脱着可能な連結軸構造を介して開閉可能かつ脱着(取り外し)可能に構成したものがある。
従来、ガラス枠等の扉部材を脱着可能に取り付けることのできる連結軸構造の一例を説明すると、連結軸構造は、例えば、ガラス枠の裏側左上端に出没可能に備えた連結軸と、該ガラス枠を開閉可能に取り付ける内枠の上端に突設して備えられ、前記連結軸を遊嵌する軸受け穴を備えた軸受け部材とで構成されており、前記連結軸は、前記軸受け穴方向に移動可能に構成されると共に、該連結軸の軸受け穴に対する嵌脱作動によりガラス枠を開閉可能かつ脱着可能に軸支している。
また、前記連結軸は、軸受け穴内に上端が遊嵌される棒状の軸本体と、該軸本体の下端に水平方向に延設された係止部とからなる側面視L字形状に形成され、該連結軸はバネ部材により軸受け穴方向に付勢されている。そして前記係止部は、ガラス枠の裏側から水平方向に突出して配されている。ここで、この種の連結軸構造を備えた遊技機におけるガラス枠の脱着を簡単に説明する。
「ガラス枠取り外し工程」
ガラス枠を取り外す時には、まずガラス枠のロック機構を解除してガラス枠を開扉する。ガラス枠を開扉すると、ガラス枠の裏側左上端位置に連結軸構造が現れる。
その後、作業者が連結軸の係止部を指で押し下げると、連結軸はバネ部材の弾性に抗して引き下げられ、内枠から突設されている軸受け部材の軸受け穴から該連結軸の上端が外れ、ガラス枠の上端はフリーの状態となる。そして次に、上述の状態のままガラス枠を傾けた状態で上方に引き上げて、ガラス枠の下側に備えた突出状の遊嵌突起を内枠の下側に突設している軸受け部材の軸受け穴から外し、ガラス枠を内枠から分離させて取り外す。
「ガラス枠の取り付け工程」
ガラス枠を内枠に取り付ける時には、まず、ガラス枠の下側に備えた突出状の遊嵌突起を、内枠の下側に突設している軸受け部材の軸受け穴に遊嵌させ、次にバネ部材の弾性に抗して係止部を指で押し下げて連結軸を引き下げ、少なくともガラス枠上端と連結軸の上端が同一表面位置になる程度にする。そして、その状態を維持しつつ(係止部を指で押し下げた状態のまま)、連結軸の上端位置と軸受け穴の穴位置とを同軸に位置合わせする。そして、係止部から指を離せば、付勢抑制が解除された弾性部材の弾性により連結軸が軸受け穴方向に移動し、その上端が軸受け穴内へと遊嵌される。これにより、ガラス枠は内枠と開閉可能に取り付けられる。
しかし、このような従来の連結軸構造を備えた遊技機には次のような不具合を抱えていた。
ガラス枠と内枠との間はガラス枠開閉作動に支障がない程度の幅狭な隙間が設けられた状態で、島設備に並設されて組み込まれ、前記隙間は、島設備の設置台表面から外方に位置している。そして、上述した従来の連結軸構造を構成する連結軸の係止部は、上述の通り、ガラス枠の裏側に水平方向に突出して位置しているため、ガラス枠の閉扉時にはその係止部がガラス枠裏側と内枠の表側との間に水平方向に位置しており、該係止部は、前記隙間の内方に水平方向に位置している。
従って、ガラス枠と内枠の隙間から薄板状の部材を差し込めば、係止部上に薄板状の部材を渡すことができ、そして該薄板状の部材で係止部に押し下げ方向の力を掛ければ、連結軸を弾性部材の弾性に抗して押し下げることができる。これにより、軸受け穴に遊嵌されていた連結軸の上端を外すことができるため、ガラス枠を内枠から容易に取り外すことが可能で、不正遊技者の遊技盤への不正行為・工作などが成し得ていた。
そこで、従来、上述した連結軸構造を備えた遊技機における不正行為・工作などを防止する手段として次のような技術的手段を講じた遊技機が提案されている。
すなわち、上述した側面視L字形状の連結軸の係止部下方に、連結軸の移動を阻止し、ガラス枠の閉扉時における軸受け穴からの連結軸の抜脱を阻止する阻止部材を備えている(例えば特許文献1参照)。
前記阻止部材は、連結軸を昇降自在に保持してガラス枠裏側に配設された保持部材に一端側を回動可能に軸支して備えられており、連結軸がバネ部材の弾性により上昇して軸受け穴に遊嵌された状態の時に、係止部の下位で水平状態に保持されると共に、該阻止部材の係止片が前記連結軸の係止部下方に位置して連結軸の下方への移動を阻止している。
ここで、この特許文献1に開示の技術を備えた遊技機のガラス枠の脱着を説明する。
「ガラス枠取り外し工程」
(1)ガラス枠を取り外す場合、まず、阻止部材の係止片が連結軸の係止部と干渉しない程度に連結軸をバネ部材の弾性に抗して上方へと押し上げる(連結軸の上昇工程)。
(2)そして、連結軸を上方へと押し上げている状態のままで、阻止部材を連結軸の移動範囲と干渉しない位置まで人為的操作で回動させる(阻止部材の回動工程)。
(3)そして、阻止部材に設けた突起部を、保持部材に設けた第一の凹部(窪み)に嵌合させて阻止部材を所定位置に保持させる(阻止部材の保持工程)。
(4)次に、上下方向に移動可能になった連結軸を、バネ部材の弾性に抗して下方へと引き下げ、該連結軸の上端を軸受け穴から外す(連結軸引き下げ工程)。
そして、ガラス枠を上方へと引き上げて取り外す。
「ガラス枠の取付工程」
(1)また、ガラス枠を取り付ける場合、まず、連結軸を、そのバネ部材の弾性に抗して下方へと引き下げる(連結軸の引き下げ工程)。
(2)連結軸を引き下げていた力を解除して連結軸をバネ部材の弾性により上昇させて、軸受け穴に上端を遊嵌させてガラス枠を回動可能に取り付ける(連結軸の軸受け穴への遊嵌工程)。
(3)そして、保持部材の凹部に嵌合している阻止部材の突起部を外す(阻止部材保持作用解除工程)。
(4)そして次に、再度連結軸をバネ部材の弾性に抗して上昇させる(連結軸上昇工程)。
(5)次に、上述のように連結軸を上昇させた状態のまま、阻止部材を連結軸の係止部下方へと回動させて水平状態とすると共に、該阻止部材の係止片を連結軸の係止部下方へと位置させる(阻止部材の回動工程)。
(6)この時、阻止部材に設けた突起部を、前記第一の凹部とは異なる第二の凹部(窪み)に嵌合させて、阻止部材の係止片が連結軸の係止部下方に位置した状態を保持させる(阻止部材の保持工程)。
特開2003−245444号公報
しかしながら、特許文献1に開示の技術的手段(以下、先行技術ともいう。)には、次のような問題点を有していた。
特許文献1に開示の先行技術では、ガラス枠の取り外し工程及び取付工程が、上述した通り人為的な多工程に及ぶため、作業手間・作業労力が掛かり、作業時間のロス・作業コストの高騰を招いていた。
また、特許文献1に開示の先行技術の場合、ガラス枠の取り外し工程において、連結軸の係止部の直下には、該連結軸の下方への移動を阻止する阻止部材の係止片が位置しており、該阻止部材が一端を軸支して回動可能に構成しているものであったため、阻止部材を回動させるためには、まず最初に阻止部材上に位置している連結軸を、阻止部材の回動作動に支障がない位置まで上昇させなければならない。
このような構成を採用する場合、連結軸の上端を遊嵌している軸受け穴の穴空間(特許文献1の場合には軸受け穴の上方空間)に連結軸の上端を遊嵌した状態でさらに、該連結軸が上昇可能(挿入可能)な空間をあえて設ける必要があった。なお、連結軸上端が抜脱しないように連結軸の上端を十分に軸受け穴内に遊嵌させるとすると、さらにその上昇可能空間は広く必要となり、遊技機全体の高さが高くなる可能性があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされており、その目的とするところは、扉部材の取り外し工程・取付工程が少なく、作業容易で作業コストの低減を図りつつも、扉閉時における連結軸の移動を確実に阻止することが可能な連結軸構造を備えた遊技機を提供することにある。
このような目的を達成するために、第1の発明は、扉部材を回動可能かつ脱着可能に軸支する連結軸構造を備えた遊技機において、該連結軸構造9は、前記扉部材(ガラス枠3)若しくは該扉部材を回動可能に取り付ける被取付部材(内枠2)のいずれか一方に備えた連結軸19と、該扉部材(ガラス枠3)若しくは被取付部材(内枠2)のいずれか他方に備えられ、前記連結軸19を遊嵌する軸受け穴12を備えた軸受け部材10と、前記扉部材(ガラス枠3)の閉扉時に前記軸受け穴12からの前記連結軸19の抜脱を阻止する阻止部材25とで構成されており、前記連結軸19は、前記軸受け穴12方向に移動可能に構成されると共に、該連結軸19の該軸受け穴12に対する嵌脱作動により前記扉部材(ガラス枠3)を回動可能かつ脱着可能に軸支し、前記阻止部材25は、前記連結軸19の前記軸受け穴反対向側の軸端に当接して該連結軸19の抜脱方向の移動を阻止する第一の位置P1と、阻止しない第二の位置P2に移動可能な阻止部30を備え、該阻止部30は、前記第二の位置P2に移動した状態で前記連結軸19が前記軸受け穴12に遊嵌された後に、前記第一の位置P1に復帰する復帰手段を備えたことを特徴とする遊技機としたことである。
本発明によれば、扉部材(ガラス枠3)の閉扉時において、不正遊技者が扉部材(ガラス枠3)と被取付部材(内枠2など)との間の隙間から、薄板状部材を差し込んで連結軸19を押し下げようとしても、該連結軸19の下端下方位置(第一の位置P1)には、阻止部材25の阻止部30が位置しているため、連結軸19の移動(M2方向の移動)は阻止できる。
また、扉部材(ガラス枠3)の取り外し時には、阻止部材25の阻止部30を第二の位置P2に移動すれば、連結軸19は自由に移動可能となる。そして、連結軸19を引き下げて連結軸19の上端21を軸受け穴12内から抜き外せば扉部材(ガラス枠3)と被取付部材(内枠2)との連結状態が解除され、扉部材(ガラス枠3)を取り外すことが出来る。
この時、阻止部材25の阻止部30を第二の位置P2に移動するだけで連結軸19の阻止状態が解除でき、容易に連結軸19の阻止状態解除が行える。
また、一旦、連結軸19の引き下げ作業を開始すれば、作業者は阻止部30から手を離しても構わない。従って、先行技術と比して取り外し工程が少なく作業容易で、作業コストが低減できる。
そして、扉部材(ガラス枠3)の取り付け時には、一旦阻止部材25の阻止部30を第二の位置P2に移動させて連結軸19を移動可能な状態とし、その連結軸19を引き下げる。そして引き下げた状態の連結軸19の上端21を軸受け穴12内に遊嵌すれば、扉部材(ガラス枠3)は被取付部材(内枠2)に回動可能に取り付けられる。
この時、連結軸19を引き下げている状態では阻止部材25の阻止部30は第二の位置P2に移動しているが、連結軸19の上端21が軸受け穴12に遊嵌された後には、阻止部30は自動的に第一の位置P1に復帰する。
従って、阻止部30を第一の位置P1へと人為的に移動する手間が無く、先行技術と比して取付工程が少なく作業容易で、作業コストが低減できる。
第2の発明は、第1の発明において、復帰手段は、阻止部30が弾性変形可能な材質で、該阻止部30を第二の位置P2へ弾性変形させた状態で連結軸19が軸受け穴12に遊嵌された後に、該阻止部30が第一の位置P1に復元する構成からなることを特徴とする遊技機としたことである。
本発明によれば、上述した作用と共に、阻止部30が弾性変形可能な材質であるため、連結軸19を引き下げる場合、第二の位置P2へと阻止部材25の阻止部30を水平方向に屈曲変形させる。そして、扉部材(ガラス枠3)の取り付け時には、前記屈曲変形状態で連結軸19を軸受け穴12に遊嵌させると、変形させている力が解除され、弾性変形可能な材質からなる阻止部30は、その弾性により復元して第二の位置P2から第一の位置P1へと自動的に復帰する。従って、本発明によれば、複雑な構成を必要としないため、阻止部材25の製造コストを抑えることができる。
第3の発明は、第1の発明において、復帰手段は、阻止部30が弾性部材34により第一の位置P1へ付勢され、該弾性部材34の弾性に抗して第二の位置P2へ移動させた状態で連結軸19が軸受け穴12に遊嵌された後に、前記弾性部材34の弾性により該阻止部30が第一の位置P1に復帰する構成からなることを特徴とする遊技機としたことである。
本発明によれば、上述した作用と共に、阻止部材25の阻止部30は、弾性部材34の弾性により第二の位置P2から第一の位置P1へと自動的に復帰する。
また本発明によれば、阻止部材25の阻止部30を弾性部材34の弾性によって第一の位置P1と第二の位置P2とに移動を繰り返す構成としたため、阻止部材25が折損したりすることもなく耐久性に優れている。
第4の発明は、第3の発明において、阻止部30は、連結軸19に直交する方向に備えた棒状部材であることを特徴とする遊技機としたことである。
本発明によれば、上述した作用と共に、阻止部30が連結軸19に直交する方向に移動するため、例えば扉部材(ガラス枠3)の取り外し時において、連結軸19の下端下方に阻止部30が位置しているが、この時阻止部30は連結軸19の下端下方から水平方向に引き下げれば連結軸19は容易にフリー状態となる。すなわち、従来の回動式の阻止部材を備えた場合のように連結軸を一旦上方へと移動させ、その移動状態を維持しつつでなければ阻止部材が連結軸の下方から移動できないものと比して作業が大変容易である。
第5の発明は、第1乃至第4のいずれかの発明において、連結軸19は、弾性部材24により軸受け穴方向へと付勢されていることを特徴とする遊技機としたことである。
本発明によれば、上述した作用と共に、扉部材(ガラス枠3)の取り付け作業時において、連結軸19に対する引き下げ方向の力を解除すれば、連結軸19は弾性部材24の弾性によって軸受け穴12方向へと自動的に移動する。
第6の発明は、第1乃至第5のいずれかの発明において、阻止部材25の阻止部30が当接する連結軸19の軸受け穴反対向側の軸端は、軸受け穴方向に延設した軸本体20と直交する係止部22を設けたことを特徴とする遊技機としたことである。
本発明によれば、上述した作用と共に、軸本体20と直交する係止部22を水平方向に備えた側面視略L字形状に構成されているものであっても、閉扉時における連結軸19の移動を確実に阻止することができる。
第7の発明は、第1乃至第6のいずれかの発明において、扉部材は、遊技盤が取付けられた内枠2に対して回動可能かつ脱着可能に備えられているガラス枠3であることを特徴とする遊技機としたことである。
本発明によれば、上述の作用により、ガラス枠3の不正な取り外しが防止でき、ガラス枠3の内方に備えられている遊技盤への不正が阻止できる。
第8の発明は、第1乃至第6のいずれかの発明において、扉部材は、遊技場に設けられた遊技島に取付けるための外枠1に対して回動可能かつ脱着可能に備えられている内枠2であることを特徴とする遊技機としたことである。
本発明によれば、上述の作用により、内枠2の不正な取り外しが防止でき、内枠2の裏側に配設されている制御部などに対する不正行為を阻止できる。
第9の発明は、第1乃至第6のいずれかの発明において、扉部材は、遊技球を貯留する貯留皿5,6が取付けられ、内枠2に対して回動可能かつ脱着可能に備えられている皿パネル8であることを特徴とする遊技機としたことである。
本発明によれば、上述の作用により皿パネル8の不正な取り外しが防止でき、皿パネル8の奥側に配設した発射装置などに対する不正行為を防止できる。
本発明によれば、扉部材の取り外し作業時及び取付作業時における工程数が少なく、作業容易で作業コストの低減を図りつつも、扉閉時における連結軸の移動を確実に阻止することが可能である。
以下、本発明の一実施形態について説明する。なお、本実施形態は本発明の一例にすぎずなんらこれに限定解釈されるものではなく、本発明の範囲内で設計変更可能である。
本発明は、弾球遊技機(いわゆるパチンコ機)や回胴式遊技機(いわゆるパチスロ機)などの遊技機で、該遊技機の扉部材を回動可能かつ脱着可能に軸支する連結軸構造を備えた遊技機が対象とされる。以下の実施例では、本発明を適用した実施の一例として弾球遊技機を挙げると共に、扉部材として、遊技盤が取付けられた内枠に対して回動可能かつ脱着可能に備えられているガラス枠をその一例として挙げて説明する。
図1は、本発明を適用した弾球遊技機の一例の外観を示す概略斜視図であり、弾球遊技機は、図示しない遊技盤ベースに種々の遊技部材を備えて構成した図示しない遊技盤と、該遊技盤の裏側には遊技に関する表示を行うための図示しない表示装置を備えて構成されている。
弾球遊技機は、遊技場に設けられる遊技島に取付けるための外枠1の前面左側に、内枠2が回動自在に軸支され、該内枠2の背後には表示装置が嵌装されていると共に、該内枠2の前面には遊技盤が着脱自在に装着されている。
そして該内枠(本実施例における被取付部材)2の前面左側には、ガラス板4を嵌めたガラス枠(本実施例における扉部材)3が回動自在に軸支されている。本実施例では、この内枠2とガラス枠3を、連結軸構造9を介して回動自在かつ脱着自在に取付けており、この連結軸構造9に特徴的な構成を有する。
また、前記内枠2の前面下部には、貸球及び賞球を受け止める上皿(貯留皿)5と、上皿5満杯時に球出口の内方で溢れた球を受け止める下皿(貯留皿)6と、発射装置のハンドル7を備えている。前記上皿(貯留皿)5と下皿(貯留皿)6は、一枚のパネル(皿パネル)8に備えられており、該皿パネル8は、内枠2の前面左下側に回動自在に軸支されている。
そして前記ハンドル7のレバー7aを時計方向に回転させることにより、例えば内蔵する発射ソレノイドを作動させて遊技球を表側の遊技領域に打ち出すことができる。
表示装置は、例えば、正面から見て、横方向の三列にわたって数字、記号等の識別情報からなる特別図柄(左特別図柄・中特別図柄・右特別図柄)を変動表示させたり、特別図柄の変動表示に併せて所定のキャラクタ画像や背景画像による演出表示等を行ったりする液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)や、投影機からの動画又は静止画を、反射板で屈折して表示させる投影型画像表示装置も対象で、特に限定されず種々の表示装置が適用される。なお、表示装置の大きさなど特に限定されず、また表示装置を備えない実施の形態であってもよく本発明の範囲内で設計変更可能である。
遊技盤は、例えば透光性部材(透明部材)で形成して裏側が視認可能とした遊技盤ベースと、該遊技盤ベースに備えられる各種遊技部材とで構成されている。なお、本発明では、遊技盤ベースを非透光性部材からなるものとしてもよく特に限定はされない。
遊技部材は、弾球遊技機において遊技に必要な全ての部材を言い、例えば、表側の遊技領域を区画すると共に、該表側の遊技領域に発射ソレノイドから打ち出される遊技球を導くガイドレール、前記表示装置の変動表示を起動すると共に、大当たりとするか否かの抽選処理を起動するチューリップ式の普通電動役物からなる始動口、大当たり時に開放するアタッカと称する特別電動役物の大入賞口、一般入賞口となる左右の入賞口、遊技領域での入賞を逃したアウト球を排出するアウト口、遊技盤ベースに打たれている多数の遊技釘などが一例として挙げられる。
本発明は、上述のとおりの各構成部分を有するが、本発明は連結軸構造9に特徴的な構成を有するため、以下、その連結軸構造9を中心に説明し、その他の構成部分についての説明は上述の説明に留め、本発明の範囲内で設計変更可能である。
連結軸構造9は、本実施例では、図2乃至図7に示すように、前記ガラス枠(扉部材)3に備えた連結軸19と、内枠(被取付部材)2に備えられ、前記連結軸19を遊嵌する軸受け穴12を備えた軸受け部材10と、前記ガラス枠3の閉扉時に前記軸受け穴12からの前記連結軸19の抜脱を阻止する阻止部材25とで構成されている。
軸受け部材10は、本実施例では、内枠表面2aの左側上端から水平方向に前方に向けて突出した半円板状の本体11と、該本体11の下面から内方に向けて設けられた円筒形状の軸受け穴12とで構成されている。
連結軸19は、前記軸受け部材10の軸受け穴12方向に向けて移動可能に構成されると共に、該連結軸19の該軸受け穴12に対する嵌脱作動によりガラス枠3を内枠2に対して回動可能かつ脱着可能に軸支するもので、本実施例によれば、ガラス枠裏側3aの右側上端に着脱可能に配設した保持部材13に上下昇降自在に備えられている。
保持部材13は、図2乃至図5に示すように、ガラス枠裏側3aとの間に所定の連結軸移動空間S1を形成して該ガラス枠裏側3aの右側上端にビス16などで着脱自在に取付けられる平板状の本体14と、該本体14の裏側の上下位置に間隔を空けて水平方向に延設した第一保持片17と第二保持片18とで構成されており、該第一保持片17と第二保持片18には同一軸心に同一径の挿通孔17a,18aが形成されている。
この第一保持片17の挿通孔17aと第二保持片18の挿通孔18aは、前記軸受け部材10の軸受け穴12の位置と同一軸心に位置している。
連結軸19は、図4乃至図6に示すように、前記保持部材本体14の第一保持片17の挿通孔17aと第二保持片18の挿通孔18aにわたって挿通され、前記連結軸移動空間S1を垂直方向に昇降自在に配される丸棒状の軸本体20と、該軸本体20の下端(軸受け穴反対向側の軸端)から直交して水平方向に延設されて前記保持部材本体14の下端下方から前方に向けて突出して配されている丸棒状の係止部22とからなる側面視L字形状に形成されている。
なお、前記軸本体20は、後述する弾性部材24の非伸長時に、保持部材13の第一保持片17から突出して軸受け部材10の軸受け穴12内に上端21が挿通可能な全体長さを有し、前記係止部22は、保持部材13の下端下方から前方に突出すると共に、弾性部材24の一端が掛止可能な全体長さを有するものであればよく、その全体形状は図示例に限定されない。
なお、特に限定はされないが、軸本体20の上端21側には、引き下げ時における第一保持片17の挿通孔17aからの抜脱を防止する所定の構造を備えるようにするとよい。
本実施例において連結軸19は、弾性部材24により軸受け穴12方向に付勢されている。
本実施例では、例えば、前記係止部22の先端23と前記保持部材本体14の前面に突設した引掛け部15とにわたってコイルばね(弾性部材)24が架け渡されている。
従って、本実施例によれば、連結軸19は常にコイルばね24によって上方に付勢(図4で矢印M1で示す方向に付勢)されており、引き上げ時において連結軸19の軸本体上端21が、保持部材13の第一保持片17の上端から突出して軸受け穴12内に挿入されている。そして、コイルばね24の弾性に抗して図5で矢印M2で示す方向に引き下げると、連結軸19が降下して軸本体上端21が軸受け穴12内から外れる。
本実施例では連結軸19の昇降作動に用いられる弾性部材24の一例としてコイルばねを採用しているが、前記係止部先端23と保持部材13の引掛け部15とにわたって架設されるゴム紐などの弾性部材であってもよく限定されず本発明の範囲内で設計変更可能である。
また、本実施例では、連結軸19を弾性部材24の弾性によって常時軸受け穴12方向に引き上げる弾性部材を採用するが、連結軸上端21を常時軸受け穴12方向に移動しようとする力が掛かっているものであればよく、例えば図示はしないが、一端側を所定位置に固定し、他端側を連結軸19の係止部22下端に固定して備えた弾性部材、例えば板ばねなどにより、常時連結軸上端21を軸受け穴12方向に押し上げる力が掛かっている構造も本発明の範囲内である。
更に言えば、弾性部材などの連結軸19を昇降作動させる部材を用いずに、連結軸19の昇降を人為的操作(手動)により行うものとしてもよく、本発明はこのような構成を何等排斥するものではない。
阻止部材25は、前記連結軸19の係止部22の下端に当接して該連結軸19の抜脱方向の移動を阻止する第一の位置P1と、阻止しない第二の位置P2に移動可能な阻止部30を備えており、該阻止部30は、前記第二の位置P2に移動した状態で前記連結軸19が前記軸受け穴12に遊嵌された後に、前記第一の位置P1に復帰する復帰手段を備えている。
具体的な実施の一例を図示例に基づいて説明すると、前記保持部材13の前面にビス28などで固定される平板状の本体26と、該本体26の下端縁略中心から下方向に垂直に延設された細幅なくびれ部29と、該くびれ部29から横方向に直交状に所定長さ延設された横長平板形状の阻止部30とで構成されている(図2乃至図5及び図7参照。)。
なお、図中27は、ビス穴を示す。
本実施例では、阻止部材25全体を弾性変形可能な材質、例えばポリカーボネイトで形成している。また他の材質の一例として、例えばナイロン樹脂やゴムなどから形成されているものでもよい。なお、少なくとも阻止部30が弾性可能な材質で構成されているものであれば本発明の範囲内であり、本体の材質は問わない。また、阻止部30の形状も特に限定されず、第二の位置P2へ弾性変形可能な形状であれば本発明の範囲内で設計変更可能である。
そして、阻止部材25は、図2及び図4に示すように、連結軸上端21が軸受け穴12内に挿入されている状態の時に、阻止部30が係止部22下方に横方向から直交して当接若しくは近接するように配設される。
前記阻止部30は、上述のようにポリカーボネイトなどの弾性変形可能な材質で形成しているため、人為的な操作により、前後方向に屈曲させて弾性変形させることができる。
例えば、図3又は図7の仮想線で示すように阻止部30を前方(矢印M3で示す方向)に屈曲変形させて連結軸19の係止部22下方領域から外れた場合、この阻止部30には元の状態(くびれ部29から横方向に直交状に位置している状態)に戻ろうとする力が働き、前記前方に向けて屈曲させている力を解除すれば、図2又は図7の実線で示すように阻止部30は弾性により自然に移動(矢印M4て示す方向に移動)して元の状態に復帰する。
本実施例では、阻止部30にその弾性に抗する力が掛かっていない元の状態の位置(図2、図4又は図7の実線で示す位置)を第一の位置P1とし、阻止部30を弾性部材24の弾性に抗して屈曲変形させている位置(図3、図5又は図7の仮想線で示す位置)を第二の位置P2とする。従って、第一の位置P1に阻止部30が位置しているときは、連結軸19の係止部22下方には阻止部30が横方向から直交して位置しているため、図5で矢印M2で示す連結軸19の抜脱方向の移動(降下)を阻止する。また、第二の位置P2に阻止部30が位置しているときは、前記係止部22の下方領域には阻止部30が位置しておらず空間S2が形成されているため、連結軸19の抜脱方向(図5で矢印M2で示す方向)の移動を阻止しない。
ここで、本実施例の連結軸構造9を備えた遊技機におけるガラス枠3と内枠2との脱着操作の一例を説明する。
「ガラス枠取り外し工程」
ガラス枠3を取り外す時には、まずガラス枠3の図示しないロック機構を解除してガラス枠3を開扉する。ガラス枠3を開扉すると、図2に示すように、ガラス枠3の裏側右上端位置に連結軸構造9が現れる。この時、阻止部30は、図2及び図4に示すように、連結軸19の係止部22下方に当接若しくは近接して位置している(第一の位置)。
そして、図3に示すように、作業者が阻止部30を前方に引き寄せて屈曲させ、連結軸19の係止部22下方領域から外方にずらした位置(第二の位置)に保持させ、連結軸19の係止部22下方領域を連結軸降下可能なフリーの空間S2領域とする。
その後、図5に示すように、降下可能な状態となった連結軸19の係止部22を、作業者が指で引き下げると、連結軸19はコイルばね24の弾性に抗して引き下げられ、内枠2から突設されている軸受け部材10の軸受け穴12から該連結軸19の上端21が外れ、ガラス枠3の上端はフリーの状態となる。
そして次に、上述の状態のままガラス枠3を傾けた状態で上方に引き上げて、ガラス枠3の下側に備えた図示しない突出状の遊嵌突起を内枠2の下側に突設している図示しない軸受け部材の軸受け穴から外し、ガラス枠3を内枠2から分離させて取り外す。
「ガラス枠3の取り付け工程」
ガラス枠3を内枠2に取り付ける時には、まず、ガラス枠3の下側に備えた図示しない突出状の遊嵌突起を、内枠2の下側に突設している図示しない軸受け部材の軸受け穴に遊嵌させ、そして、作業者が阻止部30を矢印M3で示す前方に引き寄せて屈曲させ、連結軸19の係止部22下方領域から外方にずらした位置(第二の位置P2)に保持させ、連結軸19の係止部22下方領域を連結軸降下可能なフリーの空間S2領域とする。
そして、連結軸上端21を第一保持片17の挿通孔17aの上縁と同一平面に位置させると共に、第一保持片17の挿通孔17aと軸受け部材10の軸受け穴12とを同軸にセットする。この時、阻止部30から手を離すと、阻止部30は、その弾性によって第一の位置P1へと戻ろうとするが、引き下げている連結軸19に当接し、第一の位置P1への戻りが阻止されている(図5参照。)。
そしてその後、弾性部材24の弾性に抗して引き下げていた連結軸19から手を離すと、連結軸19は弾性部材24の弾性により軸受け穴12方向へと上昇し、連結軸上端21が軸受け穴12内に挿入される。このように連結軸19が上昇し、軸受け穴12内に挿入されると、阻止部30の戻りを阻止していた連結軸19が阻止部30の移動領域からなくなる為、図2及び図4に示すように、阻止部30は第一の位置P1に復帰し、連結軸19の降下作動を阻止する。
これにより、ガラス枠3は内枠2と開閉可能に取り付けられる。
「変形例」
なお、本実施例では、ガラス枠(扉部材)3に連結軸19を、そしてガラス枠3を回動可能に取り付ける内枠(被取付部材)2に軸受け部材10を備えた実施の一例であるが、内枠2側に連結軸19を、ガラス枠3に軸受け部材10を備えた構成を採用することも可能である。
また、本実施例では、上側の連結軸構造のみ本実施例の連結軸構造9を採用するが、下側のみ、若しくは上下双方共に本実施例の連結構造を採用することもでき本発明の範囲内で設計変更可能である。
上述した実施例では、扉部材としてガラス枠3をもって説明したが、外枠1に対して回動可能かつ脱着可能に備えられている内枠2や、内枠2に対して回動可能かつ脱着可能に備えられている皿パネル8なども扉部材の一例として対象とされ、これらを回動自在に連結するために上述した連結軸構造9を採用することができる。
また、本実施例における連結軸19は、軸本体20の下端(軸受け穴反対向側の軸端)に係止部22を備えているが、この係止部22を備えない丸棒状の軸本体20のみからなるものであってもよく、このような構成を採用する場合、軸本体20の下端下方に阻止部材25の阻止部30が当接若しくは近接するように構成されるものとする。
図8及び図9は、本発明の実施例2を示す。図8は、阻止部材25の阻止部30が第一の位置P1に位置し、連結軸19の上端21が軸受け穴12内に挿入され、ガラス枠3が内枠2に連結されている状態を示し、図9は、阻止部材25の阻止部30が第二の位置P2にあって連結軸19の上端21が軸受け穴12から外れた状態を示す。
本実施例2では、阻止部材25の他の実施形態の一例を示し、連結軸19、弾性部材24、保持部材13及び軸受け部材10などのその他の構成にあっては実施例1と同一構成である。
本実施例の阻止部材25は、所定長さを有する全体丸棒状に形成された阻止部30と、ガラス枠3の裏側所定位置に間隔をあけて同軸に並設され、前記阻止部30を連結軸19の係止部22に対して横方向から直交するように移動可能に支持する通孔31a,32aを備えた第一支持部材31及び第二支持部材32と、該第一支持部材31と第二支持部材32の間に位置する阻止部30の外周に突設した掛止突部33と第二支持部材(図面で左側)32との間の阻止部30外周に遊嵌された復帰手段としての弾性部材(コイルばね)34とで構成されている。
阻止部材25は、連結軸19がコイルばね34の弾性により図で示す矢印M1方向に引き上げられ、その上端21が軸受け部材10の軸受け穴12内に挿入された状態の時(ガラス枠3連結時)に、連結軸19の係止部22下方の領域に、阻止部30を図で矢印M5で示す横方向から直交するように水平移動させ、該阻止部30が連結軸19の係止部22下方に当接もしくは近接させて位置(第一の位置)できるように配設される。
従って、本実施例では、図8に示すように、連結軸19が軸受け穴12内に挿入されている時は、阻止部30が弾性部材34により図で矢印M5で示す水平方向に前進して、連結軸19の係止部22下方に当接若しくは近接している(第一の位置P1)。
そして、図9に示すように、この第一の位置P1に位置している阻止部30を、弾性部材34の弾性に抗して図で矢印M6で示す水平方向に後退させ、係止部22の下方領域から外れた位置(第二の位置P2)へ移動させると、連結軸19の係止部22下方領域は空間S2が形成されて連結軸19の降下作動が可能となる。
そして、図9に示すように、上記第二の位置P2に阻止部30を位置させた状態のまま、連結軸19を弾性部材24の弾性に抗して降下させると、連結軸19の上端21が軸受け穴12から外され、ガラス枠3が取り外し可能となる。
ガラス枠3を内枠2に取り付ける時は、上記と同様に、阻止部30をコイルばね34の弾性に抗して後退させて第二の位置P2へと矢印M6で示す水平方向に後退させ、連結軸19を降下作動可能とする。そして、図9に示すように連結軸19を弾性部材24の弾性に抗して矢印M2方向に引き下げ、連結軸上端21を第一保持片17の挿通孔17aの上縁と同一平面に位置させた状態でガラス枠3を嵌め、第一保持片17の挿通孔17aと軸受け部材10の軸受け穴12とを同軸にセットする。この時、阻止部30から手を離しても、阻止部30は、引き下げている連結軸19に直交方向から当接し、前進が阻止されている(図9参照)。
そしてその後、弾性部材24の弾性に抗して引き下げていた連結軸19から手を離すと、連結軸19は弾性部材24の弾性により矢印M1で示す軸受け穴12方向へと上昇し、連結軸上端21が軸受け穴12内に挿入される。このように連結軸19が上昇し、軸受け穴12内に挿入されると、阻止部30の前進を阻止していた連結軸19が阻止部30の前方領域からなくなる為、阻止部30はコイルばね34の弾性により矢印M5で示す水平方向に前進して第一の位置P1に復帰し、連結軸19の降下作動を阻止する(図8参照)。
なお、阻止部30の全体形状は図示例に限定されるものではなく本発明の範囲内で設計変更可能である。また、第一支持部材31、第二支持部材32及び弾性部材34などの構成にあっても任意で限定はされない。
なお、本実施例は、上述のようにコイルばね34の弾性によって第一の位置P1へと阻止部30が水平方向に付勢される構成に特徴を有するものであって、その他の構成及び作用効果は実施例1と同様であるためここでの説明は省略する。
本発明遊技機の一実施例を示す概略全体斜視図。 ガラス枠を開扉した状態を示す部分拡大図で、連結軸構造における阻止部材の阻止部が第一の位置に位置し、連結軸の上端が軸受け穴内に挿入されている状態を示す。 ガラス枠を開扉した状態を示す部分拡大図で、連結軸構造における阻止部材の阻止部が第二の位置にあって連結軸の上端が軸受け穴から外れた状態を示す。 連結軸構造の部分断面図で、阻止部材の阻止部が第一の位置に位置し、連結軸の上端が軸受け穴内に挿入されている状態を示す。 連結軸構造の部分断面図で、阻止部材の阻止部が第二の位置にあって連結軸の上端が軸受け穴から外れた状態を示す。 連結軸と保持部材との関係を斜め後方から見た状態を示す概略斜視図。 阻止部材の斜視図で、阻止部が第二の位置に移動した状態を仮想線で示す。 実施例2の連結軸構造を示す概略図で、阻止部材の阻止部が第一の位置に位置し、連結軸の上端が軸受け穴内に挿入されている状態を示す。 実施例の連結軸構造を示す概略図で、阻止部材の阻止部が第二の位置にあって連結軸の上端が軸受け穴から外れた状態を示す。
符号の説明
1 外枠
2 内枠
3 ガラス枠
8 皿パネル
9 連結軸構造
10 軸受け部材
12 軸受け穴
13 保持部材
15 引掛け部
17 第一保持片
18 第二保持片
19 連結軸
20 軸本体
21 上端
22 係止部
24 弾性部材
25 阻止部材
30 阻止部
P1 第一の位置
P2 第二の位置

Claims (9)

  1. 扉部材を回動可能かつ脱着可能に軸支する連結軸構造を備えた遊技機において、
    該連結軸構造は、
    前記扉部材若しくは該扉部材を回動可能に取り付ける被取付部材のいずれか一方に備えた連結軸と、
    該扉部材若しくは被取付部材のいずれか他方に備えられ、前記連結軸を遊嵌する軸受け穴を備えた軸受け部材と、
    前記扉部材の閉扉時に前記軸受け穴からの前記連結軸の抜脱を阻止する阻止部材とで構成されており、
    前記連結軸は、前記軸受け穴方向に移動可能に構成されると共に、該連結軸の該軸受け穴に対する嵌脱作動により前記扉部材を回動可能かつ脱着可能に軸支し、
    前記阻止部材は、前記連結軸の前記軸受け穴反対向側の軸端に当接して該連結軸の抜脱方向の移動を阻止する第一の位置と、阻止しない第二の位置に移動可能な阻止部を備え、
    該阻止部は、前記第二の位置に移動した状態で前記連結軸が前記軸受け穴に遊嵌された後に、前記第一の位置に復帰する復帰手段を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 復帰手段は、阻止部が弾性変形可能な材質で、該阻止部を第二の位置へ弾性変形させた状態で連結軸が軸受け穴に遊嵌された後に、該阻止部が第一の位置に復元する構成からなることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 復帰手段は、阻止部が弾性部材により第一の位置へ付勢され、該弾性部材の弾性に抗して第二の位置へ移動させた状態で連結軸が軸受け穴に遊嵌された後に、前記弾性部材の弾性により該阻止部が第一の位置に復帰する構成からなることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  4. 阻止部は、連結軸に直交する方向に備えた棒状部材であることを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 連結軸は、弾性部材により軸受け穴方向へと付勢されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の遊技機。
  6. 阻止部材の阻止部が当接する連結軸の軸受け穴反対向側の軸端は、軸受け穴方向に延設した軸本体と直交する係止部を設けたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の遊技機。
  7. 扉部材は、遊技盤が取付けられた内枠に対して回動可能かつ脱着可能に備えられているガラス枠であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の遊技機。
  8. 扉部材は、遊技場に設けられる遊技島に取付けるための外枠に対して回動可能かつ脱着可能に備えられている内枠であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の遊技機。
  9. 扉部材は、遊技球を貯留する貯留皿が取付けられ、内枠に対して回動可能かつ脱着可能に備えられている皿パネルであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の遊技機。

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