JP2006080892A - 画像記録再生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】動画像から静止画像を抽出したときにも適切なホワイトバランスや露出が得られる画像記録再生装置を提供すること。
【解決手段】再生中の動画像に対し、静止画像の抽出指示がなされると、メモリカード17から抽出するフレーム画像データが取得され(ステップS12)、抽出されたフレーム画像データに対応するWBデータが取得される(ステップS13)。そして、フレーム画像データが逆階調補正されて(ステップS14)、この逆階調補正されたフレーム画像データがWBデータに基づいて補正される(ステップS18、ステップS19)。その後、得られたフレーム画像データがメモリカード17に記録される(ステップS22)。
【選択図】 図7
【解決手段】再生中の動画像に対し、静止画像の抽出指示がなされると、メモリカード17から抽出するフレーム画像データが取得され(ステップS12)、抽出されたフレーム画像データに対応するWBデータが取得される(ステップS13)。そして、フレーム画像データが逆階調補正されて(ステップS14)、この逆階調補正されたフレーム画像データがWBデータに基づいて補正される(ステップS18、ステップS19)。その後、得られたフレーム画像データがメモリカード17に記録される(ステップS22)。
【選択図】 図7
Description
本発明は、画像記録再生装置に関し、特に動画像の一部を静止画像として記録可能な画像記録再生装置に関する。
デジタルスチルカメラやデジタルムービーカメラなどの画像記録再生装置では高画素化が進んできており、動画像から静止画像を抽出しても高画質の画像を得ることができるようになってきている。例えば、特許文献1においては、再生中の動画像から、ユーザによって指定された静止画像を抽出してメモリカード等に記録する画像記録再生装置が提案されている。
特開2000−23079号公報
ここで、動画像を再生することができるデジタルスチルカメラやデジタルムービーカメラにおいては、画像のホワイトバランスや露出が急激に変化するのを防ぐために、動画像再生時におけるホワイトバランス制御や露出制御においてヒステリシス制御がなされているのが一般的である。このため、静止画抽出時の露出やホワイトバランスは必ずしも適正な状態になっているとは限らない。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、動画像から静止画像を抽出したときにも適切なホワイトバランスや露出が得られる画像記録再生装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の態様による画像記録再生装置は、少なくともホワイトバランス情報が付加された動画像を再生する動画再生手段と、前記動画像再生手段によって再生された動画像の一部を静止画像として抽出する静止画抽出手段と、前記静止画抽出手段によって抽出された前記静止画像のホワイトバランスを、前記ホワイトバランス情報に応じて修正するホワイトバランス修正手段と、前記ホワイトバランス修正手段によって修正された前記静止画像を記録する静止画記録手段とを具備することを特徴とする。
この第1の態様によれば、ホワイトバランス情報に基づいて動画像から抽出された静止画像を修正するようにしているので、動画像から静止画像を抽出したときにも適切なホワイトバランスの画像を得ることができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明の第2の態様による画像記録再生装置は、少なくとも露出情報が付加された動画像を再生する動画再生手段と、前記動画像再生手段によって再生された動画像の一部を静止画像として抽出する静止画抽出手段と、前記静止画抽出手段によって抽出された前記静止画像の露出を、前記露出情報に応じて修正する露出修正手段と、前記露出修正手段によって修正された前記静止画像を記録する静止画記録手段とを具備することを特徴とする。
この第2の態様によれば、露出情報に基づいて動画像から抽出された静止画像を修正するようにしているので、動画像から静止画像を抽出したときにも適切な露出の画像を得ることができる。
本発明によれば、動画像から静止画像を抽出したときにも適切なホワイトバランスや露出が得られる画像記録再生装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像記録再生装置の一例としてのデジタルカメラ(以下、カメラと称する)の構成を示すブロック図である。図1のカメラは動画像再生及び動画像記録が可能なカメラを想定している。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像記録再生装置の一例としてのデジタルカメラ(以下、カメラと称する)の構成を示すブロック図である。図1のカメラは動画像再生及び動画像記録が可能なカメラを想定している。
図1において、撮影レンズ1は、図示しない被写体からの光束を所定の結像面上に結像させる。絞り2は、撮影レンズ1の光軸上に配置され、撮影レンズ1を介して入射した光束の入射光量を調節する。CCD3は、撮影レンズ1の結像面上に配置され、入射光束を光電変換することにより画像信号を得る。タイミングジェネレータ(TG)4は、CCD3で得られた画像信号の読み出しタイミングを制御する。
アンプ5は、CCD3から読み出された画像信号を所定のゲインで増幅する。アナログ/デジタル(A/D)変換回路6は、アンプ5からの出力画像信号をデジタル変換して画像データを得る。AE,AF,AWB回路7は、A/D変換回路6の出力画像データに基づいて、露出(AE)検出、焦点(AF)検出、及びホワイトバランス(AWB)検出を行う。
CPU8は、本カメラの全制御を司る制御部であり、AE,AF,AWB回路7で得られたAE情報に基づいて絞り2やTG4を駆動制御してCCD3の露出を制御する露出制御を行ったり、AE,AF,AWB回路7で得られたAF情報に基づいて撮影レンズ1の合焦制御を行ったりする。更にCPU8は、画像データを記録媒体に記録させる際の記録制御なども行う。
ホワイトバランス修正手段及び露出修正手段としての機能を有するカメラ信号処理回路9は、A/D変換回路6の出力画像データに基づいてホワイトバランス(WB)処理や階調補正処理などの各種画像処理を行う。例えば、ホワイトバランス処理においては、AE,AF,AWB回路7において算出されたホワイトバランス(WB)情報に従って画像データのゲイン調整が行われる。また、階調補正処理においては、入力された画像データの階調が所定の階調特性により補正される。
バス10は、A/D変換回路6の出力画像データやカメラ信号処理回路9において画像処理された後の画像データなどの他、各種データを転送するためのデータ転送路である。このバス10には、CPU8、カメラ信号処理回路9、JPEG処理回路11、メモリコントローラ12、表示回路14、メモリカードインターフェイス(I/F)16、PCインターフェイス(I/F)18が接続されている。
JPEG処理回路11は、カメラ信号処理回路9において処理された画像データのJPEG圧縮処理及びJPEG圧縮された画像データのJPEG展開処理を行う回路である。メモリコントローラ12は、DRAM13へのデータの記憶制御を行う回路である。表示回路14は、LCD15に撮影画像を表示させる際の制御を行う回路である。メモリカードI/F16は、本カメラに対して着脱自在に構成されたメモリカードなどの記憶媒体(以下、メモリカードと称する)17に画像ファイル等を記憶させる際の記憶制御を行う回路である。PCI/F18は、本カメラと本カメラ外部のPC19との通信を仲介するための回路である。
ストロボ20は、被写体が低照度の時などに被写体を照明するためのものであり、光源とその光源駆動回路から構成されている。
入力キー21は、カメラの電源をONするための電源ボタンや撮影を開始させるためのレリーズボタン、再生中の動画像から静止画像を抽出するように指示を送るためのボタン等が含まれる操作キー群である。
このような構成を有するカメラにおいて、特に動画像撮影時には、CCD3により撮像されて得られた画像信号がアンプ5で増幅された後、A/D変換回路6によってデジタルの画像データに変換され、カメラ信号処理回路9において画像処理がなされる。同時にA/D変換回路6から出力された画像データは、AE,AF,AWB回路7に入力され、AE,AF,AWB回路7において動画像用のAE情報、AF情報、及びWB情報が得られる。AE情報はTG4にフィードバックされて次のフレームにおける露出制御に反映される。また、AF情報は撮影レンズ1にフィードバックされ次のフレームにおける撮影レンズ1の焦点制御に反映される。更に、WB情報はカメラ信号処理回路9にフィードバックされてホワイトバランスのRゲインやBゲインの調整がなされる。ここで、動画像撮影時においては、ハンチングや、急激な変化を防ぐために、AE,AF,WB情報にヒステリシスを持たせて次のフレームに反映させるようにしている。
カメラ信号処理回路9から出力された動画像データはJPEG処理回路11においてJPEG圧縮された後、動画像ファイルとしてメモリカード17に記録される。
図2は、動画像撮影におけるヒステリシス制御について説明するための図である。ここでは、ホワイトバランスにおけるヒステリシス制御について説明するが、露出などにおけるヒステリシス制御もホワイトバランスの場合と同様にして行われる。
図2において、横軸はフレーム数(1フレーム=1/30sec)を示し、縦軸はWB情報の大きさを示す。ここで、WB情報は、ホワイトバランスRゲインとホワイトバランスBゲイン(以下、それぞれRゲイン及びBゲインと称する)を含む情報であるが、図2では、Rゲインのみを示している。
また、図2の実線101は動画像撮影によって得られた画像データから、AE,AF,AWB回路7において検出されたRゲインを示す。図2の例では3フレーム毎にWBゲインが検出され、その結果が反映されている。また、図2の破線102はヒステリシス制御が行われ、実際の動画像生成時に使用されるRゲインについて示している。
図2に示す期間Aでは、WBゲインの検出が行われず、このためヒステリシス制御も行われない。
図2に示す期間Bでは、3フレーム目と6フレーム目においてWBゲインが検出されて、その結果が動画像生成時に反映される。これにより、検出結果のWBゲイン(実線101)に対して、動画像生成時に使用されるWBゲイン(破線102)は、緩やかに変化する。
図2に示す期間Cでは、9フレーム目と12フレーム目においてWBゲインが検出されて、その結果が動画像生成時に反映される。ここで、ヒステリシス制御においては、WBゲインの微小な変化に対しては追従しないようになっているので、期間Cでは期間BのWBゲインがそのまま使用される。
図2に示す期間Dでは、15フレーム目においてWBゲインが検出されて、その結果が動画像生成時に反映される。期間Dにおいても期間Bと同様のヒステリシス制御か行われる。
図2に示すように、期間Bと期間Dではヒステリシス制御が行われている。したがって、期間Bと期間Dとでは、フレーム画像ごとに検出されたWBゲイン(実線101)と動画像生成時に実際に使用されたWBゲイン(破線102)との間のずれが大きいフレームが存在しており、このフレームの画像を静止画像として抽出してしまうと、適正なホワイトバランスの静止画像を得ることができない。このことは、露出などにおいても同様である。
そこで、第1の実施形態では、動画像撮影時に、フレーム画像ごとに検出されたホワイトバランス情報や露出情報(実線101に対応する情報)と動画像生成時に実際に使用されたホワイトバランス情報や露出情報(破線102に対応する情報)とを、動画像データとともに記録させるようにして、適正な静止画抽出を行うことができるようにする。
図3は、第1の実施形態における動画像撮影時にDRAM13に一時記憶されるデータについて概念的に示した図である。
動画像撮影により、CCD3、アンプ5、A/D6を介して、動画像データが得られると、この動画像データがバス10を介してDRAM13に記憶される。このとき同時に、上記動画像データの動画情報と、上記動画像データに関する音声情報とがDRAM13のメモリ領域201に一旦記憶される。ここで、動画情報は、各フレーム画像のフレーム情報や動画像ストリームのストリーム属性情報等からなる動画ストリーム情報と、動画像再生位置を示す動画位置情報とを含む。また、音声情報は、音声ストリーム情報と音声位置情報とを含む。
更に、各フレーム画像データに関するホワイトバランス(WB)情報と、露出(AE)情報とが、DRAM13のメモリ領域202に記憶される。DRAM13に記憶されるWB情報は、ホワイトバランス(WB)ゲイン(Rゲイン、Bゲイン)である。DRAM13に記憶されるAE情報は輝度値である。
図3において、メモリ領域201の終了アドレスとメモリ領域202の開始アドレスとの間に空きを空けておくのは、動画情報や音声情報を追記するための領域を設けるためである。
ここで、第1の実施形態では、図3に示すように1フレーム画像データに対する情報として、2種類のWBゲインと2種類の輝度値がそれぞれDRAM13に記憶される。即ち、WBゲインとしては、動画像データを構成する各フレーム画像データを生成した際に使用されたWBゲイン(図3ではRゲイン1、Bゲイン1と記す)と、動画像データのフレーム画像ごとに検出されたWBゲイン(図3ではRゲイン2、Bゲイン2と記す)とがDRAM13に記憶される。また、輝度値としては、動画像データを構成する各フレーム画像データを生成した際に使用された輝度値(図3ではBv値1と記す)と、動画像データのフレーム画像ごとに検出された輝度値(図3ではBv値2と記す)とがDRAM13に記憶される。
DRAM13に記憶されたデータは、動画像データが動画像ファイルとしてメモリカード17に記録される際に、該動画像ファイルのフッタ情報として記録される。
図4は、メモリカード17に記録される動画像ファイルのデータ構造を概念的に示した図である。図4に示すように、動画像ファイルは、サムネール画像などが記録されるヘッダ部301と、動画像データが記録される画像データ部302と、音声データが記録される音声データ部303と、上記した各種情報が記録されるフッタ部304とから構成されている。ここで、図4の画像データ部302において、動画像データは、所定フレーム分のフレーム画像データが1つの単位(この単位のことはチャンクと呼ばれる)として記録されている。図4の例では、30フレームが1チャンクとなっており、動画像再生時には1秒間で1チャンク分の画像再生が行われる。このチャンク数は種々の条件に応じて変更可能である。
図5は、動画像撮影時における通常の画像処理の処理手順について示したフローチャートである。
通常画像処理においては、まず、同時化処理が行われ、ベイヤ配列の画像データから補間によってRGBの画像データが生成される(ステップS1)。次に動画像用のWB補正及び色補正が行われる(ステップS2)。ここでは、画像データに所定のゲインがかけられて画像データが適正な色に補正される。
その後、階調補正が行われる(ステップS3)。ここで、ステップS3の階調補正では、カメラ信号処理回路9に予め記録された所定の階調特性曲線に従って入力画像データの変換が行われる。図6に階調特性曲線の例を示す。図6の横軸は入力データ値(10ビット)を示し、図6の縦軸は出力データ値(8ビット)を示す。図6のようにして出力画像データを変換することにより、LCD15などでの画像表示が可能になる。
ステップS3の階調補正の後、RGB成分の画像データが輝度成分Yと色成分U,Vとに変換される(ステップS4)。その後、画像データがJPEG圧縮される(ステップS5)。ここで、動画像撮影時にはフレームごとにJPEG画像データが生成され、これらフレームごとに生成されたJPEG画像データが図4で示したようなチャンク単位でメモリカード17に記録される。このようにしてメモリカード17に記録された動画像が再生される時には、メモリカード17で読み出されたJPEG画像データがJPEG処理回路11においてJPEG展開される。表示回路14では、JPEG処理回路11においてJPEG展開されて得られた画像データに基づいて動画像の表示制御が行われ、その結果LCD15上に動画像の再生が行われる。
図7は、第1の実施形態における静止画抽出処理の処理手順について示したフローチャートである。ここで、第1の実施形態では、静止画抽出処理におけるホワイトバランス(WB)補正について詳しく説明し、露出(AE)補正については後の第3の実施形態で説明する。なお、図7のフローチャートは、動画像再生時の任意のフレームにおいて、ユーザによって入力キー21が操作され、静止画の抽出が指示された場合に、開始されるものである。
図7において、まず抽出するフレーム画像データのチャンク番号とフレーム番号とが取得される(ステップS11)。これは、ユーザによる入力キー21の操作によって静止画の抽出が指示されたフレーム画像データのフレーム番号とそのフレーム画像データが含まれるチャンクのチャンク番号である。ステップS11において、チャンク番号とフレーム番号とが取得された後、該当するフレーム画像データがメモリカード17から取得される(ステップS12)。
次に、取得されたフレーム画像データのフッタ情報からWBデータ(Rゲイン1、Rゲイン2、Bゲイン1、Bゲイン2)が取得される(ステップS13)。そして、取得されたWBデータが比較されて、フレーム画像データから検出されたWBゲインと動画像生成時に実際に使用されたWBゲインとが略一致しているか否かが判定される(ステップS14)。即ち、ステップS14の判定は、ステップS13で取得されたRゲイン1とRゲイン2との差、Bゲイン1とBゲイン2との差をそれぞれ比較して、これらの差がともに所定値よりも小さい場合に、WBゲインが略同一であると判定する。
ステップS14の判定において、WBゲインが略一致していない場合には、ステップS14をステップS15に分岐する。そして、ステップS12で取得されたフレーム画像データがJPEG展開される(ステップS15)。その後、JPEG展開されたフレーム画像データがRGBデータに変換される(ステップS16)。
フレーム画像データがRGBデータに変換された後、逆階調補正が行われる(ステップS17)。ここで、逆階調補正は、図6で示した階調特性曲線の逆特性(図8参照)に従って階調補正済みの画像データを階調補正前の画像データと略同一のデータに変換する処理である。次に、逆階調補正がなされたフレーム画像データに対してWBゲイン逆補正が行われる(ステップS18)。これは、フレーム画像データのR成分をRゲイン1で除算、フレーム画像データのB成分をBゲイン2で除算する処理である。これにより、動画像用のWB補正が行われる前のフレーム画像データと略同一のデータが得られる。
フレーム画像データに対してWBゲインの逆補正がなされた後、このフレーム画像データがフレーム画像ごとに検出されたWBゲイン(Rゲイン2、Bゲイン2)に基づいて補正される(ステップS19)。即ち、フレーム画像データのR成分にRゲイン2が乗算され、フレーム画像データのB成分にBゲイン2が乗算されることにより、静止画抽出時のホワイトバランスが適正なものとなる。
ステップS19においてWB補正がなされた後、得られたフレーム画像データが図6で示した階調特性曲線に基づいて階調補正され(ステップS20)、JPEG圧縮された後(ステップS21)、メモリカード17に記録される(ステップS22)。
一方、ステップS14の判定において、WBゲインが略同一である場合には、ステップS14をステップS22に分岐する。この場合には、WB補正が禁止され、ステップS12で取得されたフレーム画像データがメモリカード17に記録される。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、動画像撮影時のヒステリシス制御を考慮して、動画像生成に実際に使用されたWBゲインとフレーム画像ごとに検出されたWBゲインとを動画像ファイルに記録させておくことで、動画像の中の任意のフレームの画像を静止画として抽出した場合でも、常に適正なホワイトバランスの静止画を得ることができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、フレーム画像ごとに検出されたWBゲイン(Rゲイン2、Bゲイン2)を動画像ファイルに記録せずに、動画像から静止画を抽出した時のWB補正を行う例である。なお、ハードウェア的な構成については第1の実施形態で説明したものと同様のものを用いることができるので、説明を省略する。また、第2の実施形態においては、WB補正のみについて詳しく説明し、AE補正については後の第3の実施形態で説明する。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、フレーム画像ごとに検出されたWBゲイン(Rゲイン2、Bゲイン2)を動画像ファイルに記録せずに、動画像から静止画を抽出した時のWB補正を行う例である。なお、ハードウェア的な構成については第1の実施形態で説明したものと同様のものを用いることができるので、説明を省略する。また、第2の実施形態においては、WB補正のみについて詳しく説明し、AE補正については後の第3の実施形態で説明する。
図9は、第2の実施形態における動画像撮影時にDRAM13に一時記憶されるデータについて概念的に示した図である。
第2の実施形態においては、動画像撮影が行われると、動画情報と音声情報とがDRAM13のメモリ領域201に記憶される。更に、第1の実施形態と同様に、WB情報及びAE情報がメモリ領域202に記憶されるのであるが、第2の実施形態では、WB情報及びAE情報を2フレームごとに記憶させるようにし(図9の例では偶数フレームに対応する情報のみ記憶させている)、また記憶させるデータとしては、動画像データを構成する各フレーム画像データを生成した際に使用されたWBゲイン(図9ではRゲイン、Bゲインと記す)及び輝度値(図9ではBv値と記す)のみを記憶させるようにする。即ち、第2の実施形態においては、DRAM13に記憶されるWB情報及びAE情報に関するデータ量が第1の実施形態の1/4になる。第2の実施形態では、図9で示したようなデータが動画像ファイルのフッタ情報として記録される。
図10は、第2の実施形態における静止画抽出処理の処理手順について示したフローチャートである。
図10においては、まず抽出するフレーム画像データのチャンク番号とフレーム番号とが取得される(ステップS31)。ステップS31において、チャンク番号とフレーム番号とが取得された後、該当するフレーム画像データがメモリカード17から取得される(ステップS32)。
次に、ステップS32で取得されたフレーム画像データに対応するWBデータがフッタ情報に記録されているか否かが判定される(ステップS33)。ステップS33の判定において、WBゲインがある場合には、ステップS33をステップS34に分岐する。そして、フッタ情報からWBデータが取得される(ステップS34)。一方、ステップS33の判定において、WBデータがない場合には、ステップS33をステップS35に分岐してWBデータの予測が行われる。このWBデータの予測においては、ヘッダ情報から、ステップS31で取得されたフレーム番号の前後のフレームにおけるWBデータが取得され、これら前後のフレームにおけるWBデータの平均値が算出される(ステップS35)。
ステップS34又はステップS35でWBデータが取得された後、ステップS32で取得されたフレーム画像データがJPEG展開される(ステップS36)。その後、JPEG展開されたフレーム画像データがRGBデータに変換される(ステップS37)。
フレーム画像データがRGBデータに変換された後、逆階調補正が行われる(ステップS38)。次に、逆階調補正がなされたフレーム画像データに対してWBゲイン逆補正が行われる(ステップS39)。
次に、WB検出処理が行われる(ステップS40)。ここで、ステップS40のWB検出処理は、ステップS32で抽出されたフレーム画像データにおける最適なWBゲインを検出する処理である。このWB検出処理については後で説明する。
ステップS40のWB検出処理によってWBゲインが検出された後、検出されたWBゲインがフレーム画像データのR成分及びB成分に乗算されてホワイトバランスが補正される(ステップS41)。これにより、静止画抽出時のホワイトバランスが適正なものとなる。
ステップS41においてWB補正がなされた後、得られたフレーム画像データが図6で示した階調特性曲線に基づいて階調補正され(ステップS42)、JPEG圧縮された後(ステップS43)、メモリカード17に記録される(ステップS44)。
図11は、図10のステップS40に示すWB検出処理の処理手順について示したフローチャートである。
図11において、まずフレーム画像データが複数の微小ブロック(例えば160×120ブロック)に分割され(ステップS51)、分割されたブロック毎にR/G、B/Gが算出される(ステップS52)。これにより、19200個(=160×120個)のR/G及びB/Gが算出される。次に、ステップS52で算出された19200個のR/G及びB/Gが、図12に示す白判定エリア401と照合され、白判定エリア401内にあるR/G,B/Gの平均値がそれぞれ算出される(ステップS53)。例えば、19200個のR/G、B/Gの組が図12の参照符号402のようにして分布していた場合には、図12の斜線部403内のR/G、B/Gの平均値がそれぞれ算出される。
次に、R/Gの平均値及びB/Gの平均値の逆数が算出される(ステップS54)。これらの値が図10のステップS41で用いられるRゲイン及びBゲインとなる。
以上説明したように、第2の実施形態によれば、動画像から静止画を抽出しても適正なホワイトバランスの画像を得ることができるとともに、フレーム画像ごとに検出されたWBゲインを動画像ファイルに記録しておく必要がないので、動画像ファイルのデータ量を減らすことができる。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態は、動画像から静止画を抽出した場合の露出を補正する例である。なお、ハードウェア的な構成については第1の実施形態で説明したものと同様のものを用いることができるので、説明を省略する。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態は、動画像から静止画を抽出した場合の露出を補正する例である。なお、ハードウェア的な構成については第1の実施形態で説明したものと同様のものを用いることができるので、説明を省略する。
図13は、第3の実施形態における静止画抽出処理の第1の例の処理手順について示したフローチャートである。ここで、動画像ファイルには、図3で説明したようなAEデータ(Bv値1、Bv値2)が記録されているものとする。
図13において、まず抽出するフレーム画像データのチャンク番号とフレーム番号とが取得される(ステップS61)。ステップS61において、チャンク番号とフレーム番号とが取得された後、該当するフレーム画像データがメモリカード17から取得される(ステップS62)。
次に、取得されたフレーム画像データのフッタ情報からAEデータ(Bv値1、Bv値2)が取得される(ステップS63)。そして、取得されたAEデータが比較されて、Bv値1とBv値2とが略同一であるか否かが判定される(ステップS64)。
ステップS64の判定において、Bv値ゲインが略同一でない場合には、ステップS64をステップS65に分岐する。そして、ステップS62で取得されたフレーム画像データがJPEG展開される(ステップS65)。
その後、逆階調補正が行われる(ステップS66)。ここで、第3の実施形態における逆階調補正はフレーム画像データのY成分にのみ行うようにすれば良い。次に、逆階調補正がなされたフレーム画像データに対してAE補正が行われる(ステップS67)。これは、フレーム画像データのY成分に、Bv値2とBv値1とから算出される露出補正係数2(Bv値2−Bv値1)を乗算する処理である。これにより、静止画抽出時の露出が適正なものとなる。
ステップS67においてAE補正がなされた後、得られたフレーム画像データが図6で示した階調特性曲線に基づいて階調補正され(ステップS68)、JPEG圧縮された後(ステップS69)、メモリカード17に記録される(ステップS70)。
一方、ステップS64の判定において、Bv値が略同一である場合には、ステップS64をステップS70に分岐する。この場合には、AE補正が禁止され、ステップS62で取得されたフレーム画像データがそのままメモリカード17に記録される。
図14は、第3の実施形態における静止画抽出処理の第2の例の処理手順について示したフローチャートである。ここで、動画像ファイルには、図9で説明したようなAEデータ(Bv値)が記録されているものとする。
図14においては、まず抽出するフレーム画像データのチャンク番号とフレーム番号とが取得される(ステップS71)。ステップS71において、チャンク番号とフレーム番号とが取得された後、該当するフレーム画像データがメモリカード17から取得される(ステップS72)。
次に、ステップS72で取得されたフレーム画像データに対応するAEデータがフッタ情報に記録されているか否かが判定される(ステップS73)。ステップS73の判定において、AEデータがある場合には、ステップS73をステップS74に分岐する。そして、フッタ情報からAEデータが取得される(ステップS74)。一方、ステップS73の判定において、AEデータがない場合には、ステップS73をステップS75に分岐してAEデータの予測が行われる。このAEデータの予測においては、ヘッダ情報から、ステップS71で取得されたフレーム番号の前後のフレームにおけるAEデータが取得され、これら前後のフレームにおけるAEデータの平均値が算出される(ステップS75)。
ステップS74又はステップS75でBv値が取得された後、ステップS72で取得されたフレーム画像データがJPEG展開される(ステップS76)。その後、JPEG展開されたフレーム画像データに対して逆階調補正が行われる(ステップS77)。次に、逆階調補正がなされたフレーム画像データに対してAE検出処理が行われる(ステップS78)。ステップS78のAE検出処理は、ステップS72で取得されたフレーム画像データから最適な露出条件を輝度検出値Bvdetとして検出する処理である。このAE検出処理については後で説明する。
ステップS78のAE検出処理によって輝度検出値Bvdetが算出された後、輝度検出値Bvdetと上記ステップS74又は上記ステップS75で取得されたBv値とから露出補正係数2(Bvdet−Bv値)が算出される。その後、フレーム画像データのY成分に露出補正係数2(Bvdet−Bv値)が乗算されて露出が補正される(ステップS79)。これにより、静止画抽出時の露出が適正なものとなる。
ステップS79においてAE補正がなされた後、得られたフレーム画像データが図6で示した階調特性曲線に基づいて階調補正され(ステップS80)、JPEG圧縮された後(ステップS81)、メモリカード17に記録される(ステップS82)。
図15は、図14のステップS78に示すAE検出処理の処理手順について示したフローチャートである。
図15において、まずフレーム画像データが複数の微小ブロック(例えば9×9ブロック)に分割される(ステップS91)。そして、81個(=9×9)のY値の平均値Yaveが算出される(ステップS92)。次に、ステップS92で算出されたYaveと所定のAE目標値Ytargetとの比率から、以下の関係
Bvdet=Bv+log2(Yave/Ytaget)
に基づいて輝度検出値Bvdetが算出される(ステップS93)。
Bvdet=Bv+log2(Yave/Ytaget)
に基づいて輝度検出値Bvdetが算出される(ステップS93)。
以上説明したように、第3の実施形態によれば、動画像から静止画を抽出しても適正な露出の画像を得ることができる。
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。例えば、上記した実施形態では、静止画抽出処理においてWB補正とAE補正をそれぞれ一方のみを行うようにしているが、これらを同時に行うようにしても良いことは言うまでもない。
さらに、上記した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
1…撮影レンズ、2…絞り、3…CCD、4…タイミングジェネレータ(TG)、5…アンプ、6…アナログ/デジタル変換回路(A/D変換回路)、7…AE、AF、AWB回路、8…CPU、9…カメラ信号処理回路、10…バス、11…JPEG処理回路、12…メモリコントローラ、13…DRAM、14…表示回路、15…LCD、16…メモリカードインターフェイス、17…記憶媒体(メモリカード)、18…PCインターフェイス、19…PC、20…ストロボ、21…入力キー
Claims (14)
- 少なくともホワイトバランス情報が付加された動画像を再生する動画再生手段と、
前記動画像再生手段によって再生された動画像の一部を静止画像として抽出する静止画抽出手段と、
前記静止画抽出手段によって抽出された前記静止画像のホワイトバランスを、前記ホワイトバランス情報に応じて修正するホワイトバランス修正手段と、
前記ホワイトバランス修正手段によって修正された前記静止画像を記録する静止画記録手段と、
を具備することを特徴とする画像記録再生装置。 - 前記動画像は、複数のフレーム画像から構成される画像であって、
前記ホワイトバランス情報は、前記動画像を構成する複数のフレーム画像を生成する際に使用された複数のホワイトバランスゲインを含むことを特徴とする請求項1に記載の画像記録再生装置。 - 前記ホワイトバランス情報は、前記動画像を構成する複数のフレーム画像ごとに検出された複数のホワイトバランスゲインを更に含むことを特徴とする請求項2に記載の画像記録再生装置。
- 前記ホワイトバランス修正手段は、
前記ホワイトバランス情報に含まれる前記複数のホワイトバランスゲインから、前記静止画抽出手段により抽出された前記静止画像に対応するホワイトバランスゲインを取得するホワイトバランスゲイン取得手段と、
前記静止画像を、該静止画像を生成する際に使用された階調特性の逆特性により補正する逆階調補正手段と、
前記逆階調補正手段で補正された静止画像を前記ホワイトバランスゲイン取得手段により取得された前記ホワイトバランスゲインで補正する第1のホワイトバランス補正手段と、
前記第1のホワイトバランス補正手段で補正された前記静止画像から、最適なホワイトバランスゲインを検出するホワイトバランスゲイン検出手段と、
前記第1のホワイトバランス補正手段で補正された前記静止画像を前記ホワイトバランスゲイン検出手段により検出された前記最適なホワイトバランスゲインで補正する第2のホワイトバランス補正手段と、
前記第2のホワイトバランス補正手段で補正された前記静止画像を前記階調特性に基づいて補正する階調補正手段と、
を有することを特徴とする請求項2に記載の画像記録再生装置。 - 前記ホワイトバランス修正手段は、
前記ホワイトバランス情報に含まれる前記複数のホワイトバランスゲインから、前記静止画抽出手段により抽出された前記静止画像に対応するフレーム画像を生成する際に使用されたホワイトバランスゲインを第1のホワイトバランスゲインとして取得する第1のホワイトバランスゲイン取得手段と、
前記ホワイトバランス情報に含まれる前記複数のホワイトバランスゲインから、前記静止画抽出手段により抽出された前記静止画像に対応するフレーム画像から検出されたホワイトバランスゲインを第2のホワイトバランスゲインとして取得する第2のホワイトバランスゲイン取得手段と、
前記静止画像を、該静止画像を生成する際に使用された階調特性の逆特性により補正する逆階調補正手段と、
前記逆階調補正手段で補正された前記静止画像を前記第1のホワイトバランスゲイン取得手段により取得された前記第1のホワイトバランスゲインと前記第2の静止画ホワイトバランスゲイン取得手段により取得された前記第2のホワイトバランスゲインで補正するホワイトバランス補正手段と、
前記ホワイトバランス補正手段で補正された前記静止画像を前記階調特性に基づいて補正する階調補正手段と、
を有することを特徴とする請求項3に記載の画像記録再生装置。 - 前記複数のホワイトバランスゲインは、前記動画像を構成する一部のフレーム画像を生成する際に使用されたホワイトバランスゲインであり、
前記ホワイトバランスゲイン取得手段は、前記一部のフレーム画像を生成する際に使用されたホワイトバランスゲインから前記静止画像に対応するホワイトバランスゲインを予測することにより、前記静止画像に対応するホワイトバランスゲインを取得することを特徴とする請求項4に記載の画像記録再生装置。 - 前記第1のホワイトバランスゲイン取得手段により得られた前記第1のホワイトバランスゲインと前記第2のホワイトバランスゲイン取得手段により得られた前記第2のホワイトバランスゲインとを比較するホワイトバランスゲイン比較手段を更に具備し、
前記ホワイトバランスゲイン比較手段における比較の結果、前記第1のホワイトバランスゲインと前記第2のホワイトバランスゲインとが略同一であると判定された場合には、前記ホワイトバランス補正手段の動作を禁止するとともに、前記静止画記録手段は、前記静止画抽出手段により抽出された前記静止画像を記録することを特徴とする請求項5に記載の画像記録再生装置。 - 少なくとも露出情報が付加された動画像を再生する動画再生手段と、
前記動画像再生手段によって再生された動画像の一部を静止画像として抽出する静止画抽出手段と、
前記静止画抽出手段によって抽出された前記静止画像の露出を、前記露出情報に応じて修正する露出修正手段と、
前記露出修正手段によって修正された前記静止画像を記録する静止画記録手段と、
を具備することを特徴とする画像記録再生装置。 - 前記動画像は、複数のフレーム画像から構成される画像であって、
前記露出情報は、前記動画像を構成する複数のフレーム画像を生成する際に使用された複数の輝度値を含むことを特徴とする請求項8に記載の画像記録再生装置。 - 前記露出情報は、前記動画像を構成する複数のフレーム画像ごとに検出された複数の輝度値を更に含むことを特徴とする請求項9に記載の画像記録再生装置。
- 前記露出修正手段は、
前記露出情報に含まれる前記複数の輝度値から、前記静止画抽出手段により抽出された前記静止画像に対応する輝度値を取得する輝度取得手段と、
前記静止画像を、該静止画像を生成する際に使用された階調特性の逆特性により補正する逆階調補正手段と、
前記逆階調補正手段で補正された前記静止画像から、輝度検出値を検出する輝度検出手段と、
前記輝度取得手段により取得された前記輝度値と前記輝度検出手段により取得された前記輝度検出値とから露出補正係数を算出する露出補正係数算出手段と、
前記逆階調補正手段で補正された前記静止画像を、前記露出補正係数算出手段で算出された前記露出補正係数に基づいて補正する輝度補正手段と、
前記輝度補正手段で補正された前記静止画像を前記階調特性に基づいて補正する階調補正手段と、
を有することを特徴とする請求項9に記載の画像記録再生装置。 - 前記露出修正手段は、
前記露出情報に含まれる前記複数の輝度値から、前記静止画抽出手段により抽出された前記静止画像に対応するフレーム画像を生成する際に使用された輝度値を第1の輝度値として取得する第1の輝度取得手段と、
前記露出情報に含まれる前記複数の輝度値から、前記静止画抽出手段により抽出された前記静止画像に対応するフレーム画像から検出された輝度値を第2の輝度値として取得する第2の輝度取得手段と、
前記静止画像を、該静止画像を生成する際に使用された階調特性の逆特性により補正する逆階調補正手段と、
前記第1の輝度取得手段により取得された前記第1の輝度値と前記第2の輝度取得手段により取得された前記第2の輝度値とから露出補正係数を算出する露出補正係数算出手段と、
前記逆階調補正手段で補正された前記静止画像を、前記露出補正係数算出手段で算出された前記露出補正係数に基づいて補正する輝度補正手段と、
前記輝度補正手段で補正された前記静止画像を前記階調特性に基づいて補正する階調補正手段と、
を有することを特徴とする請求項10に記載の画像記録再生装置。 - 前記複数の輝度値は、前記動画像を構成する一部のフレーム画像を生成する際に使用された輝度値であり、
前記輝度取得手段は、前記一部のフレーム画像を生成する際に使用された輝度値から前記静止画像に対応する輝度値を予測することにより、前記静止画像に対応する輝度値を取得することを特徴とする請求項11に記載の画像記録再生装置。 - 前記第1の輝度取得手段により得られた前記第1の輝度値と前記第2の輝度取得手段により得られた前記第2の輝度値とを比較する輝度比較手段を更に具備し、
前記輝度比較手段における比較の結果、前記第1の輝度値と前記第2の輝度値とが略同一であると判定された場合には、前記輝度補正手段の動作を禁止するとともに、前記静止画記録手段は、前記静止画抽出手段により抽出された前記静止画像を記録することを特徴とする請求項12に記載の画像記録再生装置。
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