JP2006079948A - プレスフィット端子 - Google Patents

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Yoshifumi Saka
喜文 坂
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Abstract

【課題】 スルーホールの接点部との良好な電気的接触状態を確保することができるプレスフィット端子を提供する。
【解決手段】 プリント回路基板21のスルーホール22に圧入されることで該スルーホール22の内周に形成された接点部23と電気的に接触可能な圧接部13を備えたプレスフィット端子において、圧接部13は端子本体11aの打ち抜きの際に裏面側に生じるダレ側A角部の曲面部14を上記接点部23との接触部とし、該接触部の形成領域を端子本体11aの表面の基準面11bに対しダレ側Aへ凹設することで段差部16を形成し、この段差部16をスルーホール22に圧入することで曲面部14を接点部23に圧接している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プレスフィット端子に関し、詳しくはスルーホール内周の接点部との良好な電気的接触状態を確保するようにしたものである。
従来、プリント回路基板のスルーホールに挿入されてその内周に形成された接点部との間で電気的接続を取るために用いられる端子として、半田付けを行わずにスルーホールに圧入して接触固定するようにしたプレスフィット端子が知られている。一例として、特許文献1に記載のものは、図7に示すように、ニードルアイ形状とも称されるものであって、一対の弾性当接部2a、2bが、中央の撓み空間3を挟んで外側へ膨出形成されることで、径方向へ弾性変形可能な構造となっている。そして、このプレスフィット端子1は、両側の弾性当接部2a、2bが内方へ閉じるように弾性変形しつつプリント回路基板4のスルーホール5に挿入され、その開き方向への弾発力によりスルーホール5内周面に押し付けられて、抜け止めが図られると共に、スルーホール5の接点部6との電気的接続が取られるようになっている。
特公平6−28174号公報
一般に上記のようなプレスフィット端子1は金属板をプレス成型によって打ち抜くことにより形成されるため、幅方向の両側に破断面が生じている。従って、プレスフィット端子1をスルーホール5への圧入する際には、両側の弾性当接部2a、2bによって幅方向に弾性が付与されるため、破断面がスルーホール5に対し接触するようになっている。一般に金型による打ち抜き加工では接触面となる破断面の粗さをコントロールするのは困難であり、このため、プレスフィット端子1とスルーホール5との間の安定した電気的接触性を得ることが困難な場合があった。
本発明は上記した問題に鑑みてなされたもので、端子本体の打ち抜き加工により生じるダレ側の曲面部をスルーホールの接点部との接触に用いることにより良好な電気的接触状態を確保するようにしたプレスフィット端子を提供することを課題としている。
上記課題を解決するため、本発明は、プリント回路基板のスルーホールに圧入されることで該スルーホールの内周に形成された接点部と電気的に接触可能な圧接部を備えたプレスフィット端子において、
上記圧接部は端子本体の打ち抜きの際に裏面側に生じるダレ側角部の曲面部を上記接点部との接触部とし、該接触部の形成領域を端子本体の表面の基準面に対しダレ側へ凹設することで段差部を形成し、該段差部の上下位置の基準面側を上記接点部に接触する支点部とし、該支点部を基準として上記接触部を接点部に圧接可能としていることを特徴とするプレスフィット端子を提供している。
上記構成によれば、端子本体の打ち抜き加工により生じるダレ側の曲面部をスルーホールの接点部に対する圧接ポイントとしているので、滑沢な部分同士の接触となり、プレスフィット端子の圧入抵抗を低減できると共に、電気的接続状態の安定性を確保することができる。
また、他一方の発明では、プリント回路基板のスルーホールに圧入されることで該スルーホールの内周に形成された接点部と電気的に接触可能な圧接部を備えたプレスフィット端子において、
上記圧接部は端子本体の打ち抜きの際に裏面側に生じるダレ側角部の曲面部を上記接点部との接触部とし、該接触部の形成領域を端子本体の表面の基準面に対しダレ側へ凹設することで段差部を形成し、上記端子本体の先端側をダレ側と反対方向へU字状に折り返して折り返し部を上記接触部に対向位置させ、該接触部と折り返し部を上記接点部に圧接可能としていることを特徴とするプレスフィット端子を提供している。
上記構成によれば、端子本体の先端側をダレ側と反対方向へU字状に折り返すことによって折り返し部におけるダレ側の曲面部がスルーホールの接点部との接触部分となるため、スルーホールの接触点と接触する4隅部を全てダレ側の曲面部とすることができる。よって、スルーホールへのプレスフィット端子の圧入時の挿入抵抗を一層軽減できると共に、電気的接続状態の安定性もより一層向上することができる。
なお、上記のいずれの発明においても、端子本体の金型による打ち抜き加工に際し、上型と下型とのクリアランスを調整することにより、スルーホール内周の接点部の曲面に対する圧接部の接触状態をより一層馴染ませることができる。
以上の説明より明らかなように、本発明のプレスフィット端子によれば、端子本体の打ち抜き加工により生じるダレ側の曲面部をスルーホールの接点部との接触部として圧接するようにしているため、スルーホールへのプレスフィット端子の挿入力を軽減できると共に、接点部との良好な電気的接続状態を確保することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1〜図3は、本発明のプレスフィット端子11の第1実施形態を示し、このプレスフィット端子11は、プリント回路基板21のスルーホルール22に圧入されるもので、導電性の金属板をプレスにより打ち抜き加工することにより、断面長方形の細長い角棒状に形成されている。一方、図3に示すように、プリント回路基板21の表面には所要の導電路(図示せず)が形成されると共に、この導電路の所要個所に多数のスルーホール22が開口形成され、各スルーホール22の内周面にはメッキ処理等によって全周にわたり導電性の接点部23が形成されている。プレスフィット端子11はこのスルーホール22に挿入されることで接点部23を介して対応する導電路と電気的な接触が得られるようになっている。
プレスフィット端子11は一端を他の端子等と接続される端子接続部(図示せず)とし、他端をプリント回路基板21の接点部23に圧接される基板接続部12としている。また基板接続部12の基部には、プレスフィット端子11を機械的にプリント回路基板21の接点部23に圧入するために押圧治具(図示せず)を受けるための受部12aを両側外方へ突設している。基板接続部12の略中央にはスルーホール22の接点部23に対する圧接部13を形成している。圧接部13は、図2(A)に示すように、端子本体11aの上型31と下型32による打ち抜き加工により生じるダレ側Aとバリ側Bを利用して形成している。即ち、端子本体11aの打ち抜き加工の際に裏面側に生じるダレ側Aの角部の曲面部14を接点部23に対する接触部としている。また、図2(B)に示すように、別工程の上型33および下型34を用いて、接触部の形成領域を端子本体11aの表面の基準面11bに対しダレ側Aへ段状に凹設することで段差部16を形成している。この段差部16の上下位置における基準面11b側の部分を支点部17とし、この支点部17をスルーホール22の接点部23に対する曲面部14と反対側(バリ側B)の接触部としている。即ち、プレスフィット端子11は、スルーホール22の接点部23に対し、図3(C)に示す断面から見て、圧接部13における曲面部14とその上下位置で対向する支点部17の3点で圧接するようにしている。
このように曲面部14および上下の支点部17からなる圧接部13は、スルーホール22の接点部23に圧接可能となるようにプリント回路基板21の厚さ寸法L1(0.6mm以上)の範囲内に圧接部13が入るようにその高さ寸法L2を設定している。また、圧接部13の段差寸法L3はスルーホール22の接点部23との接触ポイント間の寸法L4より僅かに大きい寸法設定とすることで、曲面部14および上下の支点部17が接点部23に対し弾性的に圧接するようにしている。
このように第1実施形態のプレスフィット端子11によれば、打ち抜き加工により生じたダレ側Aの曲面部14がスルーホール22の接点部23に対し圧接されるため、プレスフィット端子11の挿入時の抵抗を低減できると共に、接点部23との接触面積を増加して良好な電気的接触状態を確保することができる。また、従来のニードルアイ式のプレスフィット端子に比べて抜き孔加工を要しないので、金型形状および工程の簡素化を図ることができる。
図4〜図6はプレスフィット端子111の第2実施形態を示し、圧接部113は、図4(C)に示すように、端子本体111aの上型と下型(図示せず)による打ち抜き加工により生じるダレ側Aを利用して形成している。即ち、端子本体111aの打ち抜き加工の際に裏面側に生じるダレ側Aの角部の曲面部114を接点部23に対する接触部としている。また、図5(A)(B)に示すように、別工程の上型および下型(図示せず)を用いて、接触部の形成領域を端子本体111aの表面の基準面111bに対しダレ側Aへ一段下がった状態に凹設することで段差部116を形成している。更に、端子本体111aの先端側を薄肉に形成すると共に、ダレ側Aと反対方向のバリ側BへU字状に折り返して折り返し部118を段差部116の接触部に対向位置するようにしている。この折り返し部118は、外面側がダレ側Aの曲面部114aとなり、段差部116側の曲面部114と同様にスルーホール22の接点部23に対し圧接可能としている。なお、その他の構成は第1実施形態と同様のため同一符号を付してその説明を省略する。
図6に示すように、段差部116と折り返し部118の曲面部114、114aからなる圧接部113は、スルーホール22の接点部23に圧接可能となるようにプリント回路基板21の厚さ寸法L1の範囲内に圧接部113が入るようにその高さ寸法L5を設定している。また、両側の曲面部114、114a間の外寸L6はスルーホール22の接点部23との接触ポイント間の寸法L4より僅かに大きい寸法設定とすることで、曲面部114、114aが接点部23に対し弾性的に圧接するようにしている。
このように第2実施形態のプレスフィット端子111によれば、打ち抜き加工により生じたダレ側Aの曲面部114、114aをスルーホール22の接点部23に対し対向する位置関係で弾性的に圧接させることができる。よって、第1実施形態に比べて、プレスフィット端子111の挿入時の抵抗をより一層低減できると共に、接点部23との接触面積を増加して更に良好な電気的接触状態を確保することができる。
上記各実施形態において打ち抜き加工によって形成されるダレ側の曲面部は、端子本体の板厚および上型と下型との間のクリアランスによってその曲面の大小が決定される。よって、プレスフィット端子の圧接時にスルーホールの内径に沿わせることができるような曲面部の曲率となるように調整することが好ましい。
本発明のプレスフィット端子の第1実施形態を示し、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)はX−Xの拡大断面図である。 (A)はプレスフィット端子の打ち抜き工程を示す断面図、(B)は圧接部に段差部を形成する工程を示す断面図である。 プレスフィット端子をプリント基板のスルーホールへプレスフィットを圧入した状態の断面図である。 プレスフィット端子の第2実施形態を示し、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)はY−Yの拡大断面図である。 (A)は段差部を形成した状態、(B)は折り返し部を形成した状態を示す図である。 プレスフィット端子をプリント基板のスルーホールへプレスフィットを圧入した状態の断面図である。 従来例を示す断面図である。
符号の説明
11、111 プレスフィット端子
11a、111a 端子本体
11b、111b 基準面
13、113 圧接部
14、114、114a 曲面部(接触部)
16、116 段差部
17 支点部
118 折り返し部
21 プリント回路基板
22 スルーホール
23 接点部

Claims (2)

  1. プリント回路基板のスルーホールに圧入されることで該スルーホールの内周に形成された接点部と電気的に接触可能な圧接部を備えたプレスフィット端子において、
    上記圧接部は端子本体の打ち抜きの際に裏面側に生じるダレ側角部の曲面部を上記接点部との接触部とし、該接触部の形成領域を端子本体の表面の基準面に対しダレ側へ凹設することで段差部を形成し、該段差部の上下位置の基準面側を上記接点部に接触する支点部とし、該支点部を基準として上記接触部を接点部に圧接可能としていることを特徴とするプレスフィット端子。
  2. プリント回路基板のスルーホールに圧入されることで該スルーホールの内周に形成された接点部と電気的に接触可能な圧接部を備えたプレスフィット端子において、
    上記圧接部は端子本体の打ち抜きの際に裏面側に生じるダレ側角部の曲面部を上記接点部との接触部とし、該接触部の形成領域を端子本体の表面の基準面に対しダレ側へ凹設することで段差部を形成し、上記端子本体の先端側をダレ側と反対方向へU字状に折り返して折り返し部を上記接触部に対向位置させ、該接触部と折り返し部を上記接点部に圧接可能としていることを特徴とするプレスフィット端子。
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