以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
先ず、本発明の実施の形態を説明する前に、本発明の概要について説明する。本発明は、デバイス装置の状態変化に応じて、デバイス装置の状態情報を人間が読解可能な自然言語により作成されたテキストメッセージとして取得し、クライアント装置へ電子メールによりデバイス装置の状態情報を通知するものである。また、デバイス装置の各状態のエラーレベルを定義し、各エラーレベル毎に設定された通知先へ電子メールによりデバイス装置の状態を通知するものである。また、デバイス装置で発生した状態のエラーレベルに応じて設定された通知情報を付加し、電子メールによりデバイス装置の状態を通知するものである。以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は本発明の第1の実施の形態に係るデバイス装置とクライアント装置とメールサーバ装置を備えたネットワークシステムの構成を示すブロック図である。本発明の第1の実施の形態は請求項1に対応する。本発明の第1の実施の形態に係るネットワークシステムは、デバイス装置101、クライアント装置301、メールサーバ装置302を備えており、更に、デバイス装置101は、プリンタエンジン部105、デバイス状態変化通知部106、ステータスメッセージ送信部110、ステータスメッセージデータ部111を有するデバイス制御部102と、デバイス状態変化検知部107、メールメッセージ生成部108、ステータスメッセージ取得部109、メールヘッダ・フッダデータ部112、メール送信部113、ネットワークインタフェース114を有するネットワーク制御部103と、デバイスインタフェース104とを備えている。図中、201はネットワークである。
上記構成を詳述すると、デバイス装置101は、例えばEthernet(登録商標)(米国ゼロックス、DEC、インテル三社が共同開発したバス構造のLAN)等のネットワーク201に接続されている。尚、本発明の第1の実施の形態では、デバイス装置101をプリンタとした場合を例に挙げ説明する。デバイス装置101の詳細構成については後述する。
クライアント装置301は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)等で構成される装置であり、ネットワーク201に接続されている。電子メールサーバ装置(以下、メールサーバ装置)302は、電子メールの転送を行う装置であり、ネットワーク201に接続されている。この場合、各ユーザが電子メール・アドレスを持っており、クライアント装置301からメールサーバ装置302に接続する際に、メールサーバ装置302が電子メールを振り分ける。尚、デバイス装置101からクライアント装置301への電子メールを含む情報の送信は、メールサーバ装置302を介して転送される。
デバイス装置101は、上記の如く装置自身の制御を行うデバイス制御部102及びネットワークへのインタフェースを行うネットワーク制御部103を備えており、デバイス制御部102及びネットワーク制御部103はデバイスインタフェース104を介して接続されている。デバイス制御部102において、プリンタエンジン部105は、印刷処理に関わる各種制御機器や印刷機器(不図示)により統括的に構成されている。デバイス状態変化通知部106は、プリンタエンジン部105の状態を監視し、プリンタエンジン部105の状態に応じて、デバイスインタフェース104を介してネットワーク制御部103に対しプリンタエンジン部105の状態に関する情報を通知する。
ネットワーク制御部103において、デバイス状態変化検知部107は、デバイス制御部102から通知されたデバイス装置101の状態に関する情報(状態情報)を取得する。メールメッセージ生成部108は、デバイス状態変化検知部107により取得したデバイス装置101の状態に関する情報と通知情報(送信先情報)に基づき、クライアント装置301に送信する送信データを生成する。ステータスメッセージ取得部109は、メールメッセージ生成部108の指示に従って、ステータスメッセージ送信部110から、デバイス装置101の状態に関する情報を人間が読解可能な自然言語に基づくメッセージとして取得する。
デバイス制御部102において、ステータスメッセージ送信部110は、ステータスメッセージ取得部109からの要求に応じて、デバイス装置101の状態に関する情報を人間が読解可能な自然言語に基づくメッセージとしてネットワーク制御部103へ送信する。ステータスメッセージデータ部111は、デバイス装置101の各種の状態に関する情報を人間が読解可能な自然言語に基づくメッセージとして保持している。
メールヘッダ・フッダデータ部112には、クライアント装置301へ電子メールを送信する際に付加する通知情報(送信先情報)が記憶されており、メールメッセージ生成部108により送信データを生成する際に参照される。メール送信部113は、メールメッセージ生成部108で生成された送信データを電子メールとして、ネットワークインタフェース114からメールサーバ装置302を介してクライアント装置301へデータ転送する。
次に、上記の如く構成された本発明の第1の実施の形態に係るネットワークシステムのデバイス装置101におけるデータ転送処理手順について、図2、図5、図7のフローチャート並びに図3、図4、図6、図8、図9、図10、図11を参照しながら詳細に説明する。
図2は本発明の第1の実施の形態に係るデバイス装置101のデバイス制御部102におけるデバイス装置101の状態をネットワーク制御部103へ通知する際の処理を示すフローチャートである。尚、特に図示しないが、本処理を実行する制御プログラムは、デバイス制御部102内の記憶媒体に格納されており、デバイス制御部102により実行される。
ステップS201では、デバイス制御部102は、デバイス制御部102のプリンタエンジン部105の状態を監視する。プリンタエンジン部105の状態が変化したと判定した場合には、ステップS202へ進み、プリンタエンジン部105の状態が変化していないと判定した場合には、再度ステップS201に戻り、プリンタエンジン部105の状態を監視する。
ステップS202では、デバイス制御部102は、予めデバイス制御部102内に設定されたデバイス状態の通知条件に基づき、現在のプリンタエンジン部105の状態をネットワーク制御部103へ通知するか否かを判定する。ネットワーク制御部103へ通知すべきデバイス状態であると判定した場合には、ステップS203へ進み、ネットワーク制御部103へ通知不要であると判断した場合には、再度ステップS201に戻り、プリンタエンジン部105の状態を監視する。
ステップS203では、デバイス制御部102は、現在のプリンタエンジン部105の状態を、図3で示される書式に従って、例えばエラーに起因する状態変化或いは待機状態から処理状態に移行した等のエラーを伴わない状態変化であるかを示す値を格納する状態変化通知種別、現在の状態に対応する値を格納するステータスコード、現在発生しているエラー数を示すエラーカウント、デバイス装置101へ印刷データを送信可能か否かを示すラインステータス、更にデバイス装置101の表示パネルに表示されるパネルメッセージ文字列情報等のデバイス状態情報を、図4に示すような送信データとして生成し、ステップS204に進む。
ステップS204では、デバイス制御部102は、ネットワーク制御部103に対し上記デバイス状態情報を送信した後、再度ステップS201に戻り、プリンタエンジン部105の状態を監視する。
図4は本発明の第1の実施の形態に係る送信データ例を示す説明図である。図4の送信データ例において、状態変化通知種別「0x02」は、エラーに伴う状態変化を示しており、ステータスコード「40309」は、プリンタエンジン部105のオイルポンプの異常状態を示しており、エラーカウント「1」は、現在発生しているエラーが合計1つであることを示しており、ラインステータス「0」は、印刷ジョブデータを受信できない状態であることを示しており、パネルメッセージ文字列「E9 オイルポンプ コショウ」は、デバイス装置101の表示パネル上に「E9 オイルポンプ コショウ」の文字列が表示されていることを示している。
図5は本発明の第1の実施の形態に係るデバイス装置101のデバイス制御部102におけるデバイス装置101の状態情報を人間が読解可能な自然言語に基づくメッセージとしてネットワーク制御部103へ送信する際の処理を示すフローチャートである。尚、特に図示しないが、本処理を実行する制御プログラムは、デバイス制御部102内の記憶媒体に格納されており、デバイス制御部102により実行される。
ステップS501では、デバイス制御部102は、ネットワーク制御部103からデバイス状態を示すメッセージの取得要求として送信されたステータスコードを受信する。
ステップS502では、デバイス制御部102は、デバイス制御部102に記憶されている図6に示されるような、各ステータスコードに対応するステータスメッセージ、及びステータス詳細メッセージを格納したステータスメッセージデータ部111から要求されたステータスコード、に合致するステータスメッセージ及びステータス詳細メッセージが存在するか否かを判定する。上記ステータスコードに合致するステータスメッセージ及びステータス詳細メッセージが存在する場合には、ステップS503へ進み、上記ステータスコードに合致するステータスメッセージ及びステータス詳細メッセージが存在しない場合には、本処理を終了する。
ステップS503では、デバイス制御部102は、上記ステータスコードに対応するステータスメッセージをデバイス制御部102のステータスメッセージデータ部111から取得し、ステップS504で、ネットワーク制御部103へ送信し、本処理を終了する。
これにより、例えばネットワーク制御部103からステータスコード「40300」に対応するメッセージの取得要求を受信した場合、図6のステータスコード「40300」の行に記載されているステータスメッセージ及びステータス詳細メッセージのデータが、ネットワーク制御部103へ送信される。
図7は本発明の第1の実施の形態に係るデバイス装置101のネットワーク制御部103における、デバイス装置101の状態情報をネットワーク201に接続されたメールサーバ装置302を介してクライアント装置301に電子メールとして送信する際の処理を示すフローチャートである。尚、特に図示しないが、本処理を実行する制御プログラムは、ネットワーク制御部103内の記憶媒体に格納されており、ネットワーク制御部103により実行される。
ステップS701で、ネットワーク制御部103は、デバイス制御部102からデバイス装置101の状態情報を受信すると、受信した状態情報からステータスコードを取得し、ステップS702へ進む。
ステップS702では、ネットワーク制御部103は、ネットワーク制御部103内に記憶された図8及び図9に示すような各通知種別に割り当てられたステータスコードと、デバイス制御部102より取得したステータスコードとが合致するか否かを判定する。上記両ステータスコードが合致する場合には、ステップS703に進み、上記両ステータスコードが合致しない場合には、本処理を終了する。
ステップS703では、ネットワーク制御部103は、デバイス制御部102より取得したステータスコードに対応するデバイス装置101の状態情報を、人間が読解可能な自然言語に基づくメッセージとしてデバイス制御部102から取得し、ステップS704へ進む。
ステップS704では、ネットワーク制御部103は、予めネットワーク制御部103のメールヘッダ及びフッダ情報を保持しているメールヘッダ・フッダデータ部112より、電子メールの送信先及び電子メールに付加する情報を取得し、ステップS705へ進む。
ステップS705では、ネットワーク制御部103は、上記ステップS703及び上記ステップS704で取得した情報を合成することで、電子メールの送信データを生成し、ステップS706に進む。
ステップS706では、ネットワーク制御部103は、ネットワーク201に接続されたメールサーバ装置302を介して送信先となるクライアント装置301へ、デバイス装置101の状態情報を示す送信データを電子メールとして送信し、本処理を終了する。
図8は本発明の第1の実施の形態に係るデバイス装置101における各エラー状態に対応するステータスコードを示す説明図である。図示例で、オペレータコールには、例えば紙詰まり等のデバイス装置101で発生したエラーのうちユーザによる復帰作業が可能なエラー状態に対応するステータスコードが割り当てられている。一方、サービスコールには、例えばデバイス装置101の故障等、ユーザによる復帰作業が困難なエラー状態を示すステータスコードが割り当てられている。
図9は本発明の第1の実施の形態に係るデバイス装置101において使用される各種消耗部品の交換要求に対応するステータスコードを示す説明図である。図示例では、例えばトナーカートリッジ交換要求や、印刷された複数枚の用紙を綴じる際に用いられるステープラ針の補充要求等を示すステータスコードが割り当てられている。この他に、感光ドラム、定着オイル、定着器、ITBユニット、ドラムクリーナ、定着ウェブ等に関するステータスコードが割り当てられている。
図10は本発明の第1の実施の形態に係る上記図7に示したデバイス装置101のネットワーク制御部103が生成した、デバイス装置101においてエラーが発生した際の電子メールの送信例を示す説明図である。図中、1001は、メールヘッダ部、即ち、電子メールの送信情報からなるデータ部であり、1002〜1005で示すような情報により構成されている。1002は、送信元を示すデータであり、例えばデバイス装置101自身を特定する名称やアドレス情報が含まれている。1003は、送信先を示すデータであり、クライアント装置301上の通知先ユーザを特定するアドレス情報が含まれている。1004は、本電子メールの主題を示すデータであり、本電子メールがデバイスエラーの発生により通知されたことを示す情報が含まれている。1005は、返信先を示すデータであり、本電子メールに対する返答が必要な場合に引用されるアドレス情報が含まれている。
1006は、メッセージ部、即ち、デバイス装置101の状態情報からなるデータ部であり、1007及び1008で示すような情報により構成されている。1007は、デバイス装置101の状態種別を示すメッセージであり、本例ではデバイス装置101にエラーが発生していること示している。1008は、デバイス装置101の状態を示すメッセージであり、デバイス制御部102から取得したステータスメッセージ及びステータス詳細メッセージの情報が含まれている。
1009は、メールフッダ部、即ち、クライアント装置301に付加するデバイス装置101に関する付加情報からなるデータ部であり、1010及び1011で示すような情報等により構成されている。1010は、デバイス装置101固有の情報を示しており、例えばデバイス装置101の製品名称や、本電子メールが生成された時点のデバイス装置101で印刷された総ページ数が含まれている。1011は、後述する設定手段により予め設定されたデバイス装置101に関わる任意のメッセージを示しており、本例ではデバイス装置101の設置場所や、デバイス装置101の管理者への連絡先等のメッセージ等を示している。
図11は本発明の第1の実施の形態に係る上記図7に示したデバイス装置101のネットワーク制御部103により生成された、デバイス装置101の消耗部品の交換要求の状態変化が発生した際に送信される電子メールの送信例を示す説明図である。本電子メールにより、例えば、デバイス装置101のプリンタエンジン部105で印刷時に使用するトナーの残量が少なくなった場合に、通知先のユーザに対してトナーカートリッジの交換を促すメッセージを送信する。
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態に係るネットワークシステムによれば、デバイス装置101は、デバイス装置の状態に関する状態情報を取得するデバイス状態変化検知部107、取得した状態情報に応じた自然言語に基づくメッセージを取得するステータスメッセージ取得部109、送信先情報を記憶するメールヘッダ・フッダデータ部112、メッセージと送信先情報に基づき送信データを作成するメールメッセージ生成部108、作成した送信データを電子メールとしてクライアント装置301に送信するメール送信部113を備えているため、下記のような作用及び効果を奏する。
上記構成において、デバイス装置101にエラー等の状態変化が発生した場合、ネットワーク制御部103は、デバイス制御部102から取得した自然言語に基づくメッセージから送信データを生成し、メールヘッダ・フッダデータ部112に保持されている電子メール・アドレスに基づいて、メールサーバ装置302を介し通知先となるクライアント装置301上のユーザに対し、的確なタイミングでデバイス装置101の状態を電子メールにより通知する。
即ち、デバイス装置101の状態変化に基づくデバイス装置101の状態情報に応じたメッセージと送信先情報とに基づき作成した送信データを、電子メールとしてクライアント装置301へ送信するので、デバイス装置101を管理するユーザに対し、デバイス装置101の状態を的確なタイミングで認知させることが可能となる。
また、デバイス装置101の各状態を示すメッセージをデバイス装置101のデバイス制御部102に保持することで、クライアント装置301及びデバイス装置101間のデータ転送処理を担うネットワーク制御部103が、デバイス装置101に依存する情報を保持する必要がなくなるため、同じシステム構成からなり異なるデバイス制御部を備えたデバイス装置に対し、上記ネットワーク制御部103をそのまま適用することが可能となる。
従って、より効率的にデバイス装置の状態に関する情報をクライアント装置上のユーザに通知することができるデバイス装置及びネットワークシステムを提供することが可能となる効果を奏する。
[第2の実施の形態]
図12は本発明の第2の実施の形態に係るデバイス装置とクライアント装置を備えたネットワークシステムの構成を示すブロック図である。本発明の第2の実施の形態は請求項4に対応する。本発明の第2の実施の形態に係るネットワークシステムは、デバイス装置1101、クライアント装置1301を備えており、更に、デバイス装置1101は、デバイス状態通知条件設定情報取得部1111、デバイス状態通知条件設定部1112、デバイス状態通知条件設定情報記憶メモリ1113を有するデバイス制御部1102と、メール通知設定画面生成部1105、メール通知設定画面記憶メモリ1106、メール通知設定情報記憶メモリ1107、メール通知設定情報取得部1108、メール通知設定情報登録部1109、デバイス状態通知条件設定部1110、ネットワークインタフェース1114を有するネットワーク制御部1103と、デバイスインタフェース1104とを備えている。図中、1201はネットワークである。
上記構成を詳述すると、デバイス装置1101は、ネットワーク1201に接続されている。尚、本発明の第2の実施の形態では、デバイス装置1101をプリンタとした場合を例に挙げ説明する。更に、パーソナルコンピュータ(PC)等で構成されるクライアント装置1301が、ネットワーク1201上に少なくとも1台接続されている。デバイス装置1101は、装置自身の制御を行うデバイス制御部1102及びネットワークへのインタフェースを行うネットワーク制御部1103を備えており、デバイス制御部1102及びネットワーク制御部1103はデバイスインタフェース1104を介して接続されている。
ネットワーク制御部1103において、メール通知設定画面生成部1105は、上記クライアント装置1301上で動作するWEBブラウザ等のGUI(Graphical User Interface)で表示可能なGUIデータを生成する。メール通知設定画面生成部1105により生成されたGUIデータは、ネットワークインタフェース1114を介してクライアント装置1301へ送信され、クライアント装置1301において、例えば図13に示すようなメール通知設定を行うためのGUIが提供される。
メール通知設定画面記憶メモリ1106には、メール通知設定画面生成部1105で生成されるGUIデータに必要な画面情報が記憶されている。メール通知設定情報記憶メモリ1107には、例えば電子メールの送信先や通知条件等の現在設定されているメール通知設定情報(送信設定情報)が記憶されており、メール通知設定画面生成部1105においてGUIデータを生成する場合等に参照される。
メール通知設定情報取得部1108は、クライアント装置1301により設定されたメール通知設定情報をネットワークインタフェース1114を介して取得する。メール通知設定情報登録部1109は、メール通知設定情報取得部1108により取得されたメール通知設定情報に基づいて、メール通知設定情報記憶メモリ1107内に記憶されたメール通知設定情報を更新する。更に、上記メール通知設定情報において、例えばエラー発生時のみ状態を通知するなどのメール通知の条件が変更された場合には、デバイス状態通知条件設定部1110により、デバイス制御部1102から通知されるデバイス装置1101の状態通知の条件を設定する。
デバイス制御部1102において、デバイス状態通知条件設定情報取得部1111は、デバイス状態通知条件設定部1110から送信されたデバイス装置1101の状態通知の条件を取得する。デバイス状態通知条件設定部1112は、デバイス装置1101の状態を通知する条件をデバイス制御部1102内のデバイス状態通知条件設定情報記憶メモリ1107に記憶する。
更に、デバイス制御部1102は、デバイス装置1101内で発生した状態を検知する状態検知手段(図示略)、検知した状態を上記メール通知設定情報記憶メモリ1107に保持されたメール通知設定情報に応じてネットワーク制御部1103に通知する状態通知手段(図示略)とを備えている。
次に、上記の如く構成された本発明の第2の実施の形態に係るネットワークシステムにおける動作を図12、図13、図14、図15を参照しながら詳細に説明する。
図13は本発明の第2の実施の形態に係るクライアント装置1301の表示部に表示されるメール通知設定画面の表示例を示す説明図である。本図では、デバイス装置1101に対して二つの異なる設定条件で電子メール通知設定が可能な例を示している。
例えば、条件1では、デバイス装置1101でエラーが発生した場合のみ、Toアドレスで設定された通知先に対して電子メールが送信される。また、送信先を設定するToアドレスの入力部は、上記条件1のToアドレスに示すように、カンマ「,」で区切って複数のアドレスを設定することが可能である。図13において上記条件1で設定されたメールは、"prt-admin"@canon.co.jp"及び"Sys-admin@canon.co.jp"の二つの送信先に通知される。
図14は本発明の第2の実施の形態に係るデバイス装置1101のネットワーク制御部1103における、電子メール通知設定に係わるGUIデータをクライアント装置1301へ送信する際の処理を示すフローチャートである。尚、特に図示しないが、本処理を実行する制御プログラムは、ネットワーク制御部1103内の記憶媒体に格納されており、ネットワーク制御部1103により実行される。
ネットワーク制御部1103は、クライアント装置1301からネットワーク1201を介してメール通知設定のGUIデータの送信要求が発生すると、ステップS1401で、メール通知設定情報記憶メモリ1107から、現在、デバイス装置1101に設定されているメール通知設定情報を読み出し、ステップS1402へ進む。
ステップS1402では、ネットワーク制御部1103は、メール通知設定画面記憶メモリ1106に記憶されたメール通知設定表示画面データを読み出し、ステップS1403へ進む。
ステップS1403で、ネットワーク制御部1103は、上記メール通知設定情報及び上記メール通知設定表示データに基づいて、上記図13で示すようなクライアント装置1301上で表示する際に参照されるGUIデータを生成し、ステップS1405へ進む。
ステップS1405で、ネットワーク制御部1103は、上記生成されたGUIデータをネットワーク1201を介してクライアント装置1301へ送信し、本処理を終了する。
図15は本発明の第2の実施の形態に係るデバイス装置1101のネットワーク制御部1103における、電子メール通知設定情報をデバイス装置1101に設定する際の処理を示すフローチャートである。尚、特に図示しないが、本処理を実行する制御プログラムは、ネットワーク制御部1103内の記憶媒体に格納されており、ネットワーク制御部1103により実行される。
ステップS1501で、ネットワーク制御部1103は、クライアント装置1301からネットワーク1201を介してメール通知設定情報を受信すると、ステップS1502へ進む。
ステップS1502で、ネットワーク制御部1103は、上記受信したメール通知設定情報と、ネットワーク制御部1103内のメール通知設定情報記憶メモリ1107に記憶されたメール通知設定情報との内容を比較する。メール通知設定情報に変更が有ると判定した場合には、ステップS1503へ進み、メール通知設定情報に変更無しと判定した場合には、本処理を終了する。
ステップS1503で、ネットワーク制御部1103は、上記受信したメール通知設定情報に応じて、メール通知設定情報記憶メモリ1107に記憶されたメール通知設定情報を更新し、ステップS1504へ進む。
ステップS1504で、ネットワーク制御部1103は、上記受信したメール通知設定情報に応じて、デバイス装置1101の状態変化の通知条件を変更する必要があるか否かを判定する。デバイス装置1101の状態変化の通知条件を変更する必要がある場合には、ステップS1505へ進み、デバイス装置1101の状態変化の通知条件を変更する必要がない場合には、本処理を終了する。
以上説明したように、本発明の第2の実施の形態に係るネットワークシステムによれば、デバイス装置1101は、デバイス装置の状態に関する状態情報に応じた自然言語に基づくメッセージを含む電子メールをクライアント装置1301に送信するための送信設定情報を保持するメール通知設定情報記憶メモリ1107、クライアント装置1301上で表示される送信設定情報のGUIデータを生成するメール通知設定画面生成部1105、生成したGUIデータをクライアント装置1301に送信するネットワークI/F1114を備えているため、下記のような作用及び効果を奏する。
上記構成において、デバイス装置1101の状態情報を電子メールで通知する際に必要な設定処理を、クライアント装置1301上でデバイス装置1101の現在の設定情報を確認しながら変更することが可能となる。
即ち、任意のクライアント装置1301からデバイス装置1101に対し、専用のアプリケーションを用いることなく、デバイス装置1101を管理するための情報を取得し転送するように指示することが可能となる。
従って、より効率的にデバイス装置の状態に関する情報をクライアント装置上のユーザに通知することができるデバイス装置及びネットワークシステムを提供することが可能となる効果を奏する。
[第3の実施の形態]
本発明の第3の実施の形態に係るネットワークシステムは、上記第1の実施の形態と同様に、デバイス装置101、クライアント装置301、メールサーバ装置302を備えており、更に、デバイス装置101は、プリンタエンジン部105、デバイス状態変化通知部106、ステータスメッセージ送信部110、ステータスメッセージデータ部111を有するデバイス制御部102と、デバイス状態変化検知部107、メールメッセージ生成部108、ステータスメッセージ取得部109、メールヘッダ・フッダデータ部112、メール送信部113、ネットワークインタフェース114を有するネットワーク制御部103と、デバイスインタフェース104とを備えている(上記図1参照)。各部の詳細構成は上記第1の実施の形態で詳述したので説明を省略する。
本発明の第3の実施の形態が上記第1の実施の形態と相異する点は、デバイス装置101のネットワーク制御部103が、代替メッセージ記憶部(図示略)を備えると共に、デバイス制御部102からデバイス装置101の状態情報に応じた自然言語に基づくメッセージを取得できない場合、予め用意されている上記代替メッセージをクライアント装置301へ送信するメッセージとする制御を行う点である。これ以外は上記第1の実施の形態と同様である。
次に、上記の如く構成された本発明の第3の実施の形態に係るネットワークシステムにおける動作を図8、図9、図16、図17、図18を参照しながら詳細に説明する。
本発明の第3の実施の形態に係るデバイス装置101のデバイス制御部102におけるデバイス装置の状態をネットワーク制御部103へ通知する際の処理(上記図2参照)、デバイス装置の状態に関する送信データの書式例(上記図3参照)、デバイス装置の状態情報の送信データ例(上記図4参照)、デバイス制御部102におけるデバイス装置の状態情報を人間が読解可能な自然言語に基づくメッセージとしてネットワーク制御部103へ送信する際の処理(上記図5参照)、デバイス装置の各状態を表すステータスメッセージデータの一例(上記図6参照)、デバイス装置101でエラーが発生した際の電子メールの送信例(上記図10参照)は、上記第1の実施の形態と同様であるため説明を省略する。
図16は本発明の第3の実施の形態に係るデバイス装置101のネットワーク制御部103における、デバイス装置101の状態情報をネットワーク201に接続されたメールサーバ装置302を介してクライアント装置302に電子メールとして送信する際の処理を示すフローチャートである。尚、特に図示しないが、本処理を実行する制御プログラムは、ネットワーク制御部103内の記憶媒体に格納されており、ネットワーク制御部103により実行される。
ステップS1601で、ネットワーク制御部103は、デバイス制御部102からデバイス装置101の状態情報を受信すると、受信した状態情報からステータスコードを取得し、ステップS1602へ進む。
ステップS1602では、ネットワーク制御部103は、ネットワーク制御部103内に記憶された図8及び図9に示されるような各通知種別に割り当てられたステータスコードと、デバイス制御部102より取得したステータスコードとが合致するか否かを判定する。両ステータスコードが合致する場合には、ステップS1603に進み、両ステータスコードが合致しない場合には、本処理を終了する。
ステップS1603では、ネットワーク制御部103は、デバイス制御部102より取得したステータスコードに対応するデバイス装置101の状態情報を、人間が読解可能な自然言語に基づくメッセージとしてデバイス制御部102から取得する処理を行い、ステップS1604へ進む。
ステップS1604で、ネットワーク制御部103は、デバイス制御部102から上記ステータスコードに対応するメッセージを取得できたか否かを判断する。メッセージを取得できた場合には、ステップS1606へ進み、メッセージの取得に失敗した場合には、ステップS1605へ進み、ネットワーク制御部103内の代替メッセージ記憶部(図示略)に記憶された図17に示すような代替メッセージを取得し、ステップS1606へ進む。
ステップS1606では、ネットワーク制御部103は、予めネットワーク制御部103のメールヘッダ及びフッダ情報を保持しているメールヘッダ・フッダデータ部112から、電子メールの送信先を示す情報及び電子メールに付加する情報を取得し、ステップS1607へ進む。
ステップS1607では、ネットワーク制御部103は、上記ステップS1603もしくは上記ステップS1605及び上記ステップS1606で取得した、メッセージと情報とを合成し、電子メールの送信データを生成し、ステップS1608に進む。
ステップS1608では、ネットワーク制御部103は、ネットワーク201に接続されたメールサーバ装置302を介して送信先となるクライアント装置301へ、デバイス装置101の状態情報を示す上記送信データを電子メールとして送信し、本処理を終了する。
図8は本発明の第3の実施の形態に係るデバイス装置101における各エラー状態に対応するステータスコードを示す説明図である。図示例で、オペレータコールには、例えば紙詰まり等のデバイス装置101で発生したエラーのうちユーザによる復帰作業が可能なエラー状態に対応するステータスコードが割り当てられている。一方、サービスコールには、例えばデバイス装置101の故障等のユーザによる復帰作業が困難なエラー状態を示すステータスコードが割り当てられている。
図9は本発明の第3の実施の形態に係るデバイス装置101で使用される各種消耗部品の交換要求に対応するステータスコードを示す説明図である。図示例では、例えばトナーカートリッジ交換要求や、印刷された複数枚の用紙を綴じる際に用いられるステープラ針の補充要求等を示すステータスコードが割り当てられている。
図17は本発明の第3の実施の形態に係るデバイス装置101のネットワーク制御部103が、デバイス制御部102からデバイス装置の状態を示すメッセージが取得できなかった場合に適用される、ネットワーク制御部103で記憶された代替メッセージデータを示す説明図である。図示例では、予めデバイス制御部102から取得できない可能性があるステータスコードに対応した代替メッセージが記憶されている。
図11は本発明の第3の実施の形態に係る上記図16に示したネットワーク制御部103により生成した、デバイス装置101の消耗部品の交換要求の状態変化が発生した際に送信される電子メールの送信例を示す説明図である。図示例は、例えばデバイス装置101のプリンタエンジン部105で印刷時に使用するトナーの残量が少なくなった場合に、通知先のユーザに対してトナーカートリッジの交換を促すメッセージを電子メール送信するものである。
図18は本発明の第3の実施の形態に係る上記図16に示したネットワーク制御部103により生成した、デバイス装置101でエラーが発生した際、デバイス制御部102からデバイス装置101の状態を示すメッセージが取得できなかった場合の、ネットワーク制御部103で記憶された代替メッセージを用いた電子メールの送信例を示す説明図である。図示例は、例えばデバイス装置101におけるエラーが、デバイスエラー種別としてサービスコールに該当するエラーの場合、図示のようなメッセージを状態メッセージの代替メッセージとして電子メール送信するものである。
以上説明したように、本発明の第3の実施の形態に係るネットワークシステムによれば、デバイス装置101は、デバイス装置の状態に関する状態情報を取得するデバイス状態変化検知部107、取得した状態情報に応じた自然言語に基づくメッセージを取得するステータスメッセージ取得部109、送信先情報を記憶するメールヘッダ・フッダデータ部112、メッセージと送信先情報に基づき送信データを作成するメールメッセージ生成部108、作成した送信データを電子メールとしてクライアント装置301に送信するメール送信部113を備えると共に、ネットワーク制御103がデバイス制御部102からデバイス装置101の状態情報に応じた自然言語に基づくメッセージを取得できない場合、予め用意されている代替メッセージをクライアント装置301へ送信するメッセージとする制御を行うため、下記のような作用及び効果を奏する。
上記構成において、デバイス装置101にエラー等の状態変化が発生した場合、ネットワーク制御部103は、デバイス制御部102から取得した自然言語に基づくメッセージから送信データを生成し、メールヘッダ・フッタデータ部112に保持されている電子メール・アドレスに基づいて、メールサーバ装置302を介し通知先となるクライアント装置301上のユーザに対し、的確なタイミングでデバイス装置101の状態を電子メールにより通知する。
この場合、ネットワーク制御部103は、デバイス制御部102からメッセージの取得に失敗した場合、ネットワーク制御部103内の代替メッセージ記憶部(図示略)に記憶された図17に示すような代替メッセージを取得する。更に、メールヘッダ・フッダデータ部112から電子メールの送信先を示す情報及び電子メールに付加する情報からなる送信先情報を取得し、当該情報と代替メッセージを合成して送信データを生成し、送信データを電子メールとしてクライアント装置301へ送信する。
即ち、デバイス装置101の状態変化に基づくデバイス装置101の状態情報に応じたメッセージと送信先情報とに基づき作成した送信データを、電子メールとしてクライアント装置301へ送信するので、デバイス装置101を管理するユーザに対し、デバイス装置101の状態を的確なタイミングで認知させることが可能となる。
また、デバイス装置101の各状態を示すメッセージをデバイス装置101のデバイス制御部102に保持することで、クライアント装置301及びデバイス装置101間のデータ転送処理を担うネットワーク制御部103が、デバイス装置101に依存する情報を保持する必要がなくなるため、同じシステム構成からなり異なるデバイス制御部を備えたデバイス装置に対し、上記ネットワーク制御部103をそのまま適用することが可能となる。
従って、より効率的にデバイス装置の状態に関する情報をクライアント装置上のユーザに通知することができるデバイス装置及びネットワークシステムを提供することが可能となる効果を奏する。
[他の実施の形態]
(1)本発明の上記第1の実施の形態において、電子メールで通知するデバイス装置の状態変化として、上記エラー及び消耗部品交換要求に加え、例えば用紙が少ない等のワーニングや印刷処理の終了等の状態変化に応じて、電子メールを送信してもよい。また、デバイス装置の状態を通知する電子メールに付加する情報として、デバイス装置のIPアドレスやFAX番号等のアドレス情報を付加してもよい。
(2)本発明の上記第2の実施の形態において、デバイス装置に対して設定する電子メールの通知タイミングとして、例えば紙詰まりのエラーのみを通知する等、デバイス装置の特定の状態に限定して設定するようにしてもよく、また、その際の設定方法として、直接ステータスコードを入力するようにしてもよい。
(3)本発明の上記第2の実施の形態において、設定可能な電子メールの通知設定条件の数は二つに限定されるものではなく、複数の通知設定条件を設定することも可能であることは言うまでもない。
(4)本発明の上記第1乃至第3の実施の形態において、ネットワーク上に接続するデバイス装置として画像形成機能を有するプリンタの場合を例に挙げたが、プリンタの他に例えば画像形成機能及び画像読取機能を有する複写機や複合機(MFP)を接続してもよい。
(5)本発明の上記第1乃至第3の実施の形態において、ネットワーク上にクライアント装置及びデバイス装置を1台ずつ接続した場合を例に挙げたが、クライアント装置及びデバイス装置の接続台数は任意台数とすることができる。
(6)本発明の上記第3の実施の形態において、ネットワーク制御部103内に代替メッセージ記憶部を設けた場合を例に挙げたが、代替メッセージ記憶部を設ける代わりに、例えばネットワーク制御部103のステータスメッセージ取得部109が代替メッセージを予め記憶しておく構成としてもよい。
図20は本発明のデータ転送方法を実行するプログラム及び関連データが記憶媒体からコンピュータ等の装置に供給される概念例を示す説明図である。本発明のデータ転送方法を実行するプログラム及び関連データは、フロッピー(登録商標)ディスクやCD−ROM等の記憶媒体2001をコンピュータ等の装置2002に装備された記憶媒体ドライブの挿入口2003に挿入することで供給される。その後、本発明のデータ転送方法を実行するプログラム及び関連データを、記憶媒体2001から一旦ハードディスクにインストールしハードディスクからRAMにロードするか、或いはハードディスクにインストールせずに直接RAMにロードすることで、当該プログラム及び関連データを実行することが可能となる。
この場合、本発明の第1〜第3の実施の形態に係るネットワークシステムにおいて、本発明のデータ転送方法を実行するプログラムを実行させる場合は、例えば上記図20を参照して説明したようなコンピュータ等の装置を介してネットワークシステムを構成する各装置に当該プログラム及び関連データを供給するか、或いはネットワークシステムを構成する各装置に予め当該プログラム及び関連データを格納しておくことで、プログラム実行が可能となる。
図19は本発明のデータ転送方法を実行するプログラム及び関連データを記憶した記憶媒体の記憶内容の構成例を示す説明図である。記憶媒体は、例えばボリューム情報1901、ディレクトリ情報1902、プログラム実行ファイル1903、プログラム関連データファイル1904等の記憶内容で構成される。本発明のデータ転送方法を実行するプログラムは、上記各フローチャートに基づきプログラムコード化されたものである。
また、本発明の目的は、前述した各実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した各実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW等の光ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した各実施の形態の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、次のプログラムコードの指示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。