本発明は、ネットワーク接続可能な電子機器に対して遠隔地からパラメータを設定するリモートメンテナンスシステム等に適用して好適な情報処理システム、電子機器、情報処理方法、コンピュータ処理可能なプログラム及び記録媒体に関する。
詳しくは、ネットワークに接続可能な電子機器の設定項目を指定する設定識別情報を処理する場合に、パラメータ設定操作する側の電子機器から受信した設定識別情報を解析した後、この設定識別情報を当該受信側の電子機器の設定識別情報に変換し、変換後の設定識別情報に対応付けられた設定項目の調整内容に基づいて当該受信側の電子機器のパラメータ設定を変更し、ネットワークに接続された複数の電子機器のパラメータ設定を一括して共通したパラメータ設定に変更できるようにすると共に、全機種の同じ設定項目を同じ値に容易に設定できるようにしたものである。
近年、デジタル家電、電化製品及び電気製品が数多く生産及び販売されている現状において、それらは家庭内、公共機関あるいは民間機関とあらゆる場所に設置され、それらを利用するユーザーに数多くの便利な機能を提供できる環境が整備されつつある。例えば、放送局等において、インターネットやLAN(イサーネット)等のネットワークに、ビデオテープレコーダ(VTR)や、プリンタ、ビデオカメラ、IPカメラ等の電子機器を接続して使用される場合が多くなってきた。
数多くのメーカーが、各メーカーの独自の特色を打ち出した、様々な製品を発売している現在において、ひとつの環境やひとつのシステム等を構築する場合に、構成要素として様々なメーカーの様々な電子機器やソフトウエア等が組み込まれることは、もはや当然のことであり、稀なことではない。
ひとつのネットワークを構築する場合でも、様々なハブやルータ、ブリッジが混在して採用されたり、放送システムや編集システム等を構築する場合でも、様々なメーカーの様々なVTRやエディターやスイッチャー等が混在している場合が多い。
ところで、数多くの便利な機能が提供されることの裏返しとして、個人や団体の要求に則して、それらを利用できるよう環境を整備するためには、必ずといっていいほど、数多くの設定パラメータを変更する必要がある。設定パラメータを変更する方法として各種のリモートメンテナンスシステムが考案されている。
この種のリモートメンテナンスシステムに関連して特許文献1には、通信装置のリモートメンテナンス方式が開示されている。このリモートメンテナンス方式によれば、通信装置を遠隔管理する際に、発信者のダイヤル番号と予め記憶しておいたリモートメンテナンスダイヤル番号とを比較し、それが一致したとき、着信音を鳴動することなく、局線を捕捉し、リモートメンテナンスセンターの管理装置と、当該使用者の通信装置の送受信部を接続するようになされる。このようにメンテナンス方式を構成すると、通信装置の使用者に煩わせることなく、リモートメンテナンスを行うことができるというものである。
また、ネットワークに接続される電子機器に関連して、特許文献2には、リモートメンテナンス装置、その装置に接続される端末、リモートメンテナンス処理用のプログラム及び記録媒体が開示されている。このリモートメンテナンス装置によれば、ネットワークに接続された端末から障害発生時に構成情報を取得する際に、最新取得した障害発生時の構成情報と、世代前の故障発生時の構成情報とを比較して、最新の構成情報と世代前の構成情報との差分情報を抽出する。この差分情報に基づいて故障原因を検索するようになされる。このようにメンテナンス装置を構成すると、ネットワークに接続された端末の故障原因を迅速に探索できるので、効率良くかつ効果的に保守できるというものである。
更に、リモートメンテナンスシステムに関連して特許文献3には、通信装置のリモートメンテナンス方式が開示されている。このリモートメンテナンス方式によれば、ネットワークに接続された対象機器を遠隔管理する場合に、指示装置は、コマンドを記述した電子メールをインターネット経由で対象機器に送信する。対象機器は、電子メールを受信してコマンドを実行し、設定及び保守を実行する。このようにメンテナンス方式を構成すると、ネットワーク環境の設定が不要なリモートメンテナンスを実現できるというものである。
また、リモートメンテナンスシステムに関連して特許文献4には、リモートメンテナンス方法及びその装置が開示されている。このリモートメンテナンス方法によれば、リモートメンテナンス計算機と、遠隔監視計算機とを通信手段を介して接続し、双方でリモートメンテナンスに係るリモートメンテナンス可否判定処理を実行し、双方でアクセスを許可した後に、リモートメンテナンス計算機から遠隔監視計算機へ変更プログラムをダウンロードするようになされる。このようにメンテナンス方法を構成すると、安全かつ迅速にプログラムを変更できるというものである。
特開平 10−210164号公報(第2頁 第2図)
特開2001−344130号公報(第5頁 第2図)
特開2002−305777号公報(第3頁 第5図)
特開2004−164048号公報(第3頁 第2図)
ところで、従来例に係る情報処理システム、電子機器、情報処理方法、コンピュータ処理可能なプログラム及び記録媒体によれば、以下のような問題がある。
i.ある監視対象機器の設定パラメータを変更する場合、ユーザーの要望を実現するために1台ずつ監視対象機器の幾つかの設定パラメータをそれなりの手間をかけて変更している。しかし、何十・何百といったオーダーの機能的に似通っているが、異なる機器を同じ環境・同じ設定に変更するためには、手間隙はもとより、担当者の人為的ミスで誤った設定に変更してしまうといったリスクが考えられ、非効率的である上に、全体の管理が複雑になってくる。
ii.異機種を複数台使用している環境及びシステムにおいて、ある設定項目を同等の設定値、例えば、日本国内の映像信号方式を「NTSC」に揃えて変更したい場合に、管理者が様々なフロアの様々な部屋の中にある、様々なラックに散在する対象機器の前まで出向き、コントロールパネルからセットアップメニューを開いて、数多くのメニュー項目の中から必要な変更箇所を探し出し、それから、プログラムを変更するという作業を1台1台実施しなければならない。
iii.また、少し良く設計された対象機器によれば、設定パラメータ群を外部メモリなどを利用しインポート及びエクスポートする機能(方法)をサポートしている。この方法は、ネットワーク上に同機種が複数台存在する場合、1台に対して設定したパラメータ群を専用のファイル形式に変換してから、外部メモリやネットワーク経由で設定パラメータ群をコピーするようになされる。しかし、この方法では、管理対象機器が多くなってくると、短い時間で設定変更作業を完了させるには、人海戦術を取らざるを得なくなり、多くの人手が必要となる上に、作業担当者の人数に比例して、作業手順を教育する手間が増すことが予想される。
iv.ある機種には専用のリモート設定アプリケーション(ツール)が用意されており、アプリケーションを起動し、指定したIPアドレスの機器に対して設定パラメータを変更できる場合もある。しかし、監視対象機器の台数が多い場合には、一台一台に対してアプリケーションを起動し、監視対象機器(以下電子機器ともいう)に割り当てられたIPアドレス等を頼りに、該当する設定パラメータを変更する必要がある。従って、特許文献1乃至4を採用したとしても、接続対象機種が複数混在する場合には、それぞれの機種に対応するリモート設定アプリケーションのインストールや起動が必要となる上に、対象機種の全ての接続先のIPアドレス情報を把握しておかなければならない。
そこで、この発明は、このような従来の課題を解決したものであって、ネットワークに接続可能な電子機器のパラメータ設定処理する場合に、複数の電子機器のパラメータ設定を一括して共通したパラメータ設定に変更できるようにすると共に、全機種の同じ設定項目を同じ値に容易に設定できるようにした情報処理システム、電子機器、情報処理方法、コンピュータ処理可能なプログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
上述した課題は、ネットワークに接続可能な電子機器の所定機能の調整属性である設定項目を指定する設定識別情報を処理するシステムであって、パラメータ設定操作する側の電子機器と、パラメータ設定操作される側の電子機器とを接続し、パラメータ設定操作される側の電子機器は、パラメータ設定操作する側の電子機器から設定識別情報を受信し、受信した設定識別情報を解析し、ここに解析された設定識別情報を当該受信側の電子機器の設定識別情報に変換し、変換後の設定識別情報に対応付けられた設定項目の調整内容に基づいて当該受信側の電子機器のパラメータ設定を変更することを特徴とする情報処理システムによって解決される。
本発明に係る情報処理システムによれば、ネットワークに接続可能な電子機器の設定項目を指定する設定識別情報を処理する場合に、まず、パラメータ設定操作する側の電子機器と、パラメータ設定操作される側の電子機器とが、例えば、ネットワークにより接続される。その後、パラメータ設定操作される側の電子機器は、パラメータ設定操作する側の電子機器から設定識別情報を受信する。受信した設定識別情報を解析し、ここで解析された設定識別情報を当該受信側の電子機器の設定識別情報に変換する。受信側の電子機器は、変換後の設定識別情報に対応付けられた設定項目の調整内容に基づいて当該受信側の電子機器のパラメータ設定を変更する。
従って、ネットワークに接続された複数の電子機器のパラメータ設定を一括して共通したパラメータ設定に変更することができる。しかも、パラメータ設定操作する側の電子機器の機種と、パラメータ設定操作される側の電子機器の機種とが相違しても、一斉にパラメータを変更することができ、全機種の同じ設定項目を同じ値に容易に設定することができる。
本発明に係る電子機器は、パラメータ設定操作する側の他の電子機器とネットワーク接続可能な電子機器であって、所定機能の調整属性である設定項目を指定する設定識別情報を処理することにより、パラメータ設定操作される電子機器において、パラメータ設定操作する側の電子機器から設定識別情報を受信する受信手段と、この受信手段により受信した設定識別情報を解析する解析手段と、この解析手段によって解析された設定識別情報を当該機器の設定識別情報に変換する変換手段と、変換手段によって変換された後の設定識別情報に対応付けられた設定項目の調整内容に基づいて当該機器のパラメータ設定を変更する変更手段とを備えることを特徴とするものである。
本発明に係る電子機器によれば、所定機能の調整属性である設定項目を指定する設定識別情報を処理する場合に、受信手段は、パラメータ設定操作する側の電子機器から設定識別情報を受信する。解析手段は、受信手段により受信した設定識別情報を解析する。これを前提にして、変更手段は、解析手段によって解析された設定識別情報を当該機器の設定識別情報に変換し、変換後の設定識別情報に対応付けられた設定項目の調整内容に基づいて当該機器のパラメータ設定を変更する。
従って、パラメータ設定操作する側の電子機器と機種が相違しても、設定パラメータを容易に変更することができ、全機種の同じ設定項目を同じ値に設定することができる。これにより、従来方式のようにサービスマンや管理者が現場まで出向き、一台一台の電子機器に対して管理・点検を行う手間を減らすことができる。
本発明に係る情報処理方法は、ネットワークに接続可能な電子機器の所定機能の調整属性である設定項目を指定する設定識別情報を処理する方法であって、パラメータ設定操作する側の電子機器と、パラメータ設定操作される側の電子機器とを接続し、パラメータ設定操作される側の電子機器は、パラメータ設定操作する側の電子機器から設定識別情報を受信し、受信した設定識別情報を解析し、ここに解析された設定識別情報を当該受信側の電子機器の設定識別情報に変換し、変換後の設定識別情報に対応付けられた設定項目の調整内容に基づいて当該受信側の電子機器のパラメータ設定を変更することを特徴とするものである。
本発明に係る情報処理方法によれば、ネットワークに接続可能な電子機器の設定項目を指定する設定識別情報を処理する場合に、ネットワークに接続された複数の電子機器のパラメータ設定を一括して共通したパラメータ設定に変更することができる。しかも、パラメータ設定操作する側の電子機器の機種と、パラメータ設定操作される側の電子機器の機種とが相違しても、一斉にパラメータを変更することができ、全機種の同じ設定項目を同じ値に容易に設定することができる。
本発明に係るコンピュータ処理可能なプログラムは、パラメータ設定操作される側の電子機器の所定機能の調整属性である設定項目を指定する設定識別情報を処理するプログラムであって、パラメータ設定操作する側の電子機器から設定識別情報を受信するステップと、受信した設定識別情報を解析するステップと、解析された設定識別情報を当該受信側の電子機器の設定識別情報に変換するステップと、変換後の設定識別情報に対応付けられた設定項目の調整内容に基づいて当該受信側の電子機器のパラメータ設定を変更するステップとを有することを特徴とするものである。
本発明に係るコンピュータ処理可能なプログラムによれば、ネットワークに接続された複数の電子機器のパラメータ設定を一括して共通したパラメータ設定に変更することができる。しかも、パラメータ設定操作する側の電子機器の機種と、パラメータ設定操作される側の電子機器の機種とが相違しても、一斉にパラメータを変更することができ、全機種の同じ設定項目を同じ値に容易に設定することができる。
本発明に係るコンピュータ処理可能な記録媒体は、パラメータ設定操作される側の電子機器の所定機能の調整属性である設定項目を指定する設定識別情報を処理するプログラムを格納した記録媒体であって、プログラムは、パラメータ設定操作する側の電子機器から設定識別情報を受信するステップと、受信した設定識別情報を解析するステップと、解析された設定識別情報を当該受信側の電子機器の設定識別情報に変換するステップと、変換後の設定識別情報に対応付けられた設定項目の調整内容に基づいて当該受信側の電子機器のパラメータ設定を変更するステップとを有することを特徴とするものである。
本発明に係るコンピュータ処理可能な記録媒体によれば、ネットワークに接続された複数の電子機器のパラメータ設定を一括して共通したパラメータ設定に変更することができる。しかも、パラメータ設定操作する側の電子機器の機種と、パラメータ設定操作される側の電子機器の機種とが相違しても、一斉にパラメータを変更することができ、全機種の同じ設定項目を同じ値に容易に設定することができる。
本発明に係る情報処理システム及び情報処理方法によれば、ネットワークに接続可能な電子機器の設定項目を指定する設定識別情報を処理する場合に、パラメータ設定操作する側の電子機器から受信した設定識別情報を解析した後、この設定識別情報を当該受信側の電子機器の設定識別情報に変換し、変換後の設定識別情報に対応付けられた設定項目の調整内容に基づいて当該受信側の電子機器のパラメータ設定を変更するようになされる。
この構成によって、ネットワークに接続された複数の電子機器のパラメータ設定を一括して共通したパラメータ設定に変更することができる。しかも、パラメータ設定操作する側の電子機器の機種と、パラメータ設定操作される側の電子機器の機種とが相違しても、一斉にパラメータを変更することができ、全機種の同じ設定項目を同じ値に容易に設定することができる。これにより、従来方式のようにサービスマンや管理者が現場まで出向き、一台一台の電子機器に対して管理・点検を行う必要を減らすことができるとともに、一元管理・運用が容易に行えるようになることで、現場でのサポートコストを抑制することができる。
本発明に係る電子機器によれば、所定機能の調整属性である設定項目を指定する設定識別情報を処理する場合に変更手段を備え、この変更手段は、パラメータ設定操作する側の電子機器から受信した設定識別情報を解析した後、この設定識別情報を当該受信側の電子機器の設定識別情報に変換し、変換後の設定識別情報に対応付けられた設定項目の調整内容に基づいて当該受信側の電子機器のパラメータ設定を変更するようになされる。
この構成によって、パラメータ設定操作する側の電子機器と機種が相違しても、設定パラメータを容易に変更することができ、全機種の同じ設定項目を同じ値に設定することができる。これにより、従来方式のようにサービスマンや管理者が現場まで出向き、一台一台の電子機器に対して管理・点検を行う手間を減らすことができる。
本発明に係るコンピュータ処理可能なプログラム及び記録媒体によれば、ネットワークに接続された複数の電子機器のパラメータ設定を一括して共通したパラメータ設定に変更することができる。しかも、パラメータ設定操作する側の電子機器の機種と、パラメータ設定操作される側の電子機器の機種とが相違しても、一斉にパラメータを変更することができ、全機種の同じ設定項目を同じ値に容易に設定することができる。
続いて、この発明に係る情報処理システム、電子機器、情報処理方法、コンピュータ処理可能なプログラム及び記録媒体の一実施例について、図面を参照しながら説明をする。
図1は本発明に係る各実施例としての情報処理システムを応用したリモートメンテナンスシステム1の構成例を示す概念図である。
図1に示すリモートメンテナンスシステム1は、ネットワークに接続可能な電子機器の設定項目を指定する設定識別情報(以下パラメータ識別子IDという)を処理するシステムである。この例でリモートメンテナンスシステム1には、情報管理システム100及びビデオ編集システム200がパラメータ設定の遠隔管理下に置かれている。ここに、パラメータとは、電子機器のある機能の調整用変数(媒介変数)をいい、パラメータには、当該電子機器の電源をオン・オフするタイマ情報や、その機能を調整する機能調整情報や、その設定項目を指定する指定情報が含まれる。設定項目とは、パラメータ識別子IDに対応付けられた電子機器の所定機能の調整属性をいうものとする。
例えば、電子機器が放送局等に装備されるビデオテープレコーダ(VTR)や編集機等である場合、設定項目には、ビデオテープの頭出し時間を設定するプリロールタイム(PRIROLL TIME)、ビデオ画像の水平位置を設定するキャラクタH−ポジション(CHARACTER H-POSITION)、その垂直位置を設定するキャラクタV−ポジション(CHARACTER V-POSITION)が含まれる。
この例で情報管理システム100は、ネットワーク101,102、パーソナルコンピュータ(以下パソコンという)103、アクセスポイント104、ハブ105、ビデオカメラ106、IPカメラ107、プリンタ108,109を備えて構成される。
パソコン103は、パラメータ設定操作する側の電子機器の一例であり、一元遠隔管理装置(管理ステーション;SNMPマネージャ)を構成し、リモートメンテナンスに必要な制御ソフトウエア301を有している。制御ソフトウエア301は、コンピュータ処理可能な記録媒体に格納され、一元遠隔管理装置対多数の監視対象機器(SNMPエージェント)の一括パラメータ設定処理を実現するプログラムである。プログラムは、例えば、パラメータ設定操作するパソコン103からパラメータ識別子IDを受信するステップと、受信したパラメータ識別子IDを解析するステップと、解析されたパラメータ識別子IDを当該監視対象機器のパラメータ識別子IDに変換するステップと、変換後のパラメータ識別子IDに対応付けられた設定項目の調整内容に基づいて当該監視対象機器のパラメータ設定を変更するステップとを有している。
このプログラムは、コンピュータ処理可能なCDROM等に記述され、監視対象機器にダウンロード可能となされる。制御ソフトウエア301によれば、ネットワークに接続された複数の監視対象機器のパラメータ設定を一括して共通したパラメータ設定に変更することができる。しかも、パラメータ設定操作するパソコン103の遠隔管理下に置かれている監視対象機器の機種と、当該監視対象機器の機種とが相違しても、一斉にパラメータを変更することができ、全機種の同じ設定項目を同じ値に容易に設定することができる。
パソコン103は通信手段を構成するネットワーク101に接続される。ネットワーク101は、通信接続装置を構成するハブ105を通じてネットワーク102に接続される。ネットワーク102には、ビデオカメラ106、IPカメラ107、プリンタ108及び109が接続される。ビデオカメラ106、IPカメラ107、プリンタ108及び109はリモートメンテナンスの監視対象機器である。これらの監視対象機器内には情報変換テーブルが備えられ、パラメータ設定操作するパソコン103のパラメータ識別子IDを当該監視対象機器のパラメータ識別子IDに変換するようになされる。
ネットワーク101は、通信手段を構成するアクセスポイント104に接続される。情報管理システム100のアクセスポイント104は、ビデオ編集システム200のアクセスポイント201との間で無線通信処理がなされる。これらのネットワーク101、102、202、アクセスポイント104、201、ハブ105等の通信手段は、パラメータ設定変更時、制御ソフトウエア301によって通信可能な状態となされる。ネットワーク101、102、202には、TCP/IPネットワークが使用される。
ビデオ編集システム200は、放送局等に適用され、複数フロアや編集室・ラック室等にVTRや編集機、スイッチャー等の様々な映像機材が数多く設置される。この例で、ビデオ編集システム200のアクセスポイント201には、ネットワーク202が接続される。ネットワーク202には、例えば、1台のオシロスコープ203と、3台のビデオテープレコーダ(以下VTRという)204〜206が接続される。オシロスコープ203はビデオ編集時に波形観察に使用される。
VTR204〜206は、パラメータ設定操作される受信側の電子機器の一例である。VTR204〜206等は、同一機種及び異機種の範疇に含まれるが、例えば、A社製のVTRのパラメータと、B社製のVTRのパラメータとが異なる場合が多々ある。
VTR204〜206等は、パラメータ設定操作するパソコン103からパラメータ識別子IDを受信し、ここで受信したパラメータ識別子IDを解析し、ここに解析されたパラメータ識別子IDを当該VTR(以下監視対象機器ともいう)のパラメータ識別子IDに変換し、変換後のパラメータ識別子IDに対応付けられた設定項目の調整内容に基づいて当該VTRのパラメータ設定を変更するようになされる。これらVTR204〜206等の監視対象機器内には情報変換テーブルが備えられ、パラメータ設定操作するパソコン103のパラメータ識別子IDを当該監視対象機器のパラメータ識別子IDに変換するようになされる。
また、VTR204〜206の監視対象機器では、設定項目の調整内容が解析され、ここに解析された設定項目の調整内容が当該VTR204〜206の調整内容に変換され、変換後の調整内容に基づいて当該VTR204〜206のパラメータ設定を変更するようになされる。VTR204〜206は、パラメータ設定変更後にビデオ編集操作するように取り扱われる。
次に、本発明者らが提案するSMDP(Status Monitoring and Diagnostics Protocol)に準拠したISR(Interactive Status Reporting Protocol)により、VTR設定パラメータをダウンロードする機能について、その例を挙げて説明する。
この例では、VTR204〜206等のある機能の調整用変数に、パラメータ識別子IDを定義することで、このパラメータ識別子を指定してのパラメータ設定変更を実現できるようにした。この例で、ある機能の調整用パラメータの識別子IDを定義する場合、以下のような方法を採っている。
i.同一メーカー内の同一カテゴリ(プロジェクタ等のカテゴリ毎)内でも、監視対象機器の機種が異なる場合は、同じ機能を調整するためのパラメータに対して異なる識別子IDを割り当てる。
ii.同一メーカー内の同一カテゴリ(VTR、スイッチャー等)の機種に関して、監視対象機器の機種が同一である場合は、同じ設定を行うパラメータについては、同じ識別子IDを割り当てる。
iii.各メーカー間で、同一カテゴリの全機種について、ある設定項目を指定するパラメータには、共通した識別子IDを定義するようにした。つまり、監視対象機器が同一範疇の機種である場合は、当該監視対象機器の同じ機能を調整するための設定項目に対して共通のパラメータ識別子IDを割り当てる。
本発明は、ii及びiiiの定義方式を採用することにより、効率的且つ有効に機能するようになる。VTR204〜206では、上記iiに準拠している。
この方式を採用すると、次のような利点が得られる。
i.同一機種及び異機種を問わず、多数存在する各種パラメータを、識別子IDを使用してユニークに特定できるようになる。
ii.異機種間でも、同一設定項目が同一識別子IDで表現できるので、監視対象機器側のアプリケーションが共通化できるようになる。
iii.異機種間でも、同一設定項目が同一識別子IDで表現できるので、監視対象機器を制御するソフトウエアを共通化できるようになる。
iv.複数台の監視対象機器の設定状況の差異を容易に識別できるようになる。
同じ設定項目をあらわす「パラメータ値の意味づけ」と「パラメータ取得範囲」が同じであるが、パラメータ識別子ID」が機種毎に独自に定義されている場合には、同じ設定項目を変更する場合であっても、それぞれ機種毎に該当するパラメータ識別子を指定して、変更命令を実行する必要がある。表1は設定項目と、機種A及び機種Bのパラメータ識別子IDと、「パラメータ値の意味づけ・パラメータ取得範囲」を示したものであり、上位の情報変換テーブルの内容例を示している。
上記のような機種の異なる監視対象機器である場合に、機種A,Bを同じパラメータ設定に揃えるためには、それぞれに対して異なるコマンドを実行する必要がある。
機種Aへのコマンドは、
100000=5,150002=1,150003=0
である。機種Bへのコマンドは、
300001=5,300002=1,300003=0
である。
一方、「パラメータ識別子(ID)」の定義が同じでも、「パラメータ値の意味づけ」が異なる場合、例えば、機種C,Dを同じパラメータ設定に揃えるためには、それぞれに対して異なるコマンドを実行する必要がある。表2は設定項目と、パラメータ識別子IDと、機種C及び機種Dの「パラメータ値の意味づけ」を示したものであり、下位階層の情報変換テーブルの内容例を示している。
表2のような機種C及び機種Dが「パラメータ値の意味づけ」の異なる監視対象機器である場合に、機種C,Dを同じパラメータ値に設定を揃えるためには、それぞれに対して異なるコマンドを実行する必要がある。
機種Cへのコマンドは、
100000=5,150002=10,150003=20
である。
機種Dへのコマンドは、
100000=1,150002=1 ,150003=2
となる。
なお、異機種であっても、同じ設定項目をあらわす「パラメータ識別子(ID)」、「パラメータ値の意味づけ」が同じ場合には、監視対象の全機種のパラメータ設定を揃えるために実行するコマンドは、次の1種類、すなわち、
共通コマンド;100000=5,150002=1,150003=2
を準備すればよい。
また、機種によっては、同一の設定パラメータでも「取得範囲」が狭かったり、広かったりする場合も考えられるが、取得範囲外のパラメータ値が指定された場合には、監視対象機器#1等からパソコン103へNACK(否定)応答等を実行し、制御システム側に失敗を通知することにより、異機種間での共通コマンドによる設定を実現できるようになる。通信フォーマットは、対象となる全機種で共通化されていれば、プロトコルの形式(SNMP,HTTP,独自プロトコル等)に関わらず、同様に適用できる。
例えば、SMDPに準拠したISRによるVTR以外の例として、SNMPに準拠したプロトコルの場合、オブジェクトIDを指定することで該当するパラメータがグローバルユニークに特定される。パラメータの取り得る範囲やパラメータ値の意味づけ(調整内容)もSMIに準じて定義されているため、そのオブジェクトをサポートしている機種であれば、メーカー・機種に依存せずに、同様の手順でパラメータ設定の変更を実行できるようになる。
例えば、SNMP MIB−2 システムグループの変数は、
オブジェクトID:1.3.6.1.2.1.1.6
オブジェクト名:.iso.org.dod.internet.mgmt.mib−2.system.sysLocation
オブジェクト型:Display String(SIZE(0..255))で示される。
この例では、以下の条件を満たす場合に、複数の監視対象機器#1〜#Nに対してパラメータ設定の一括変更を実現できるようになる。
i.図1に示したように、VTR204〜206等の監視対象機器が制御ソフトウエア301に基づいて通信可能な状態にある場合、
ii.同一パラメータ識別子IDで表される設定パラメータの定義が対象となる全機器で統一されている場合、及び、
iii.全機器において、設定パラメータ変更の通信プロトコル(SNMP,HTTP,FTP等)が統一されている場合である。
図2は、リモートメンテナンスシステム1におけるパラメータ設定変更時の通信処理例(その1)を示すブロック図である。
図2に示す通信処理例によれば、上述した制御ソフトウエア301を有するパソコン103は、例えば、VTR204等の監視対象機器#1との間で1スレッド毎に独立して通信処理を実行する。例えば、制御ソフトウエア301には、パラメータ識別子IDとして共通コマンド100000=5,150002=1、150003=2,・・・が準備される。
更に、パソコン103のパラメータ設定窓口として、通信用スレッド#S1及び通信用スレッド#S2・・・が監視対象機器毎に準備される。例えば、パラメータ設定変更時、通信用スレッド#S1は、監視対象機器#1に接続され、パラメータ識別子ID等の共通コマンドが発行される。監視対象機器#1では、パソコン103からパラメータ識別子IDを受信し、ここに受信したパラメータ識別子IDを解析し、ここで解析されたパラメータ識別子IDを監視対象機器#1のパラメータ識別子IDに変換し、変換後のパラメータ識別子IDに対応付けられた設定項目の調整内容に基づいて監視対象機器#1のパラメータ設定を変更する。監視対象機器#1でパラメータ設定が変更されると、監視対象機器#1から通信用スレッド#S1にレスポンス(応答通知)が返信される。
多数の異機種が混在した監視対象機器群に対しては、通信用スレッド#S1の他にスレッド#S2・・・が準備され、パラレル処理がなされる。例えば、パラメータ設定変更時、通信用スレッド#S1は、監視対象機器#1に接続され、通信用スレッド#S2は、監視対象機器#2に接続され、各々の監視対象機器#1、#2等に、パラメータ識別子ID等の共通コマンドが発行される。監視対象機器#1及び#2等では、パソコン103からパラメータ識別子IDを各々受信し、ここに受信したパラメータ識別子IDを各々解析し、ここで解析されたパラメータ識別子IDを監視対象機器#1や#2のパラメータ識別子IDに各々変換し、変換後の各々のパラメータ識別子IDに対応付けられた設定項目の調整内容に基づいて監視対象機器#1や#2等でパラメータ設定を変更するようになされる。
このように、パラメータ設定が並列処理できる場合には、制御ソフトウエア301に準備された1つの共通コマンドをN個の監視対象機器#1、#2・・・に対して発行し、一括してパラメータ設定を変更できるようになる。監視対象機器#i等でパラメータ設定が変更されると、監視対象機器#1、#2から通信用スレッド#S1、#S2等にレスポンス(応答通知)が返信される。図2に示した通信処理例は、通信プロトコル(SNMP,HTTP,FTP等)に関わらず応用可能である。
図3は、リモートメンテナンスシステム1におけるパラメータ設定変更時の通信処理例(その2)を示すブロック図である。
図3に示す通信処理例によれば、上述した制御ソフトウエア301を有するパソコン103は、N台の監視対象機器#i(i=1〜N)に対して、共通コマンドをシーケンシャル処理するようになされる。制御ソフトウエア301には、パラメータ識別子IDとして共通コマンド100000=5,150002=1、150003=2,・・・が準備される。パソコン103のパラメータ設定窓口として、1個の通信用スレッド302が準備される。
この例では、第1番目に最初のVTR204等の監視対象機器#1との間で通信処理を実行する。例えば、パラメータ設定変更時、通信用スレッド302が監視対象機器#1に接続され、パラメータ識別子ID等の共通コマンドが発行される。監視対象機器#1では、パソコン103からパラメータ識別子IDを受信し、ここに受信したパラメータ識別子IDを解析し、ここで解析されたパラメータ識別子IDを監視対象機器#1のパラメータ識別子IDに変換し、変換後のパラメータ識別子IDに対応付けられた設定項目の調整内容に基づいて監視対象機器#1のパラメータ設定を変更する。監視対象機器#1でパラメータ設定が変更されると、監視対象機器#1から通信用スレッド#S1にレスポンス(応答通知)が返信される。
その後、第2番目にVTR205等の監視対象機器#2との間で通信処理を実行する。例えば、パラメータ設定変更時、通信用スレッド302が監視対象機器#2に接続され、パラメータ識別子ID等の共通コマンドが発行される。監視対象機器#2では、パソコン103からパラメータ識別子IDを受信し、ここに受信したパラメータ識別子IDを解析し、ここで解析されたパラメータ識別子IDを監視対象機器#1のパラメータ識別子IDに変換し、変換後のパラメータ識別子IDに対応付けられた設定項目の調整内容に基づいて監視対象機器#1のパラメータ設定を変更する。監視対象機器#1でパラメータ設定が変更されると、監視対象機器#1から通信用スレッド#S1にレスポンス(応答通知)が返信される。
このように本発明に係る各実施例としてのリモートメンテナンスシステムによれば、ネットワークに接続可能な監視対象機器の設定項目を指定するパラメータ識別子IDを処理する場合に、パラメータ設定操作するパソコン103と、例えば、監視対象機器#1〜#3を成す3台のVTR204〜206とが、ネットワーク101、アクセスポイント104,201及びネットワーク201により接続される。その後、VTR204〜206は、パソコン103からパラメータ識別子IDを受信する。VTR204等は受信したパラメータ識別子IDを解析し、ここで解析されたパラメータ識別子IDを当該VTR204のパラメータ識別子IDに変換する。VTR204は、変換後のパラメータ識別子IDに対応付けられた設定項目の調整内容に基づいて当該VTR204のパラメータ設定を変更するようになされる。
従って、ネットワーク101、アクセスポイント104,201及びネットワーク201に接続された3台のVTR204〜206のパラメータ設定を一括して共通したパラメータ設定に変更することができる。しかも、パラメータ設定操作するパソコン103の遠隔管理下に置かれた、例えば、VTR204の機種と、VTR205の機種とが相違しても、一斉にパラメータを変更することができ、全機種の同じ設定項目を同じ値に容易に設定することができる。
これにより、従来方式のようにサービスマンや管理者が現場まで出向き、一台一台のVTR等の電子機器に対して管理・点検を行う必要を低減することができるとともに、一元管理・運用が容易に行えるようになることで、現場でのサポートコストを抑制することができる。
例えば、放送局では、定期点検やトラブルによるVTRや編集機等の代替え機との入れ替えにより、やむを得ずVTR204等のパラメータが変わってしまう場合がある。そのような場合に、パラメータ設定操作するパソコン103の遠隔管理下の映像機材に対して、予め定期的にパラメータをアップロード(収集)しておき、必要に応じて、上記パソコン103の遠隔管理下の複数の映像機材に対して一括でパラメータ識別子IDをダウンロードすることにより、所定の設定にて各種VTRや編集機等を運用できるようになる。
本発明によれば、一元遠隔管理装置対多数の監視対象機器#1〜#Nのパラメータ設定の一括処理を制御ソフトウエア301によって実現できるので、情報管理システム100や、ビデオ編集システム200、管理機器群のメンテナンスに掛ける工数を削減することができ、なおかつ、複数のVTRやビデオ編集機を個別に設定する際に発生しやすい、管理担当者の人為的ミスによる誤設定・誤操作を回避できるようになる。
また、本発明に係るリモートメンテナンスシステム1は、放送機器に関わらず多くの電子機器を一括して同じ設定にする場合にも応用でき、民生機器に付属している赤外線式リモートコントローラでの設定変更や、オフィスに配備されたネットワークプリンタの自己診断や設定・モードの変更を深夜に一括実行させたり、各地に配置されたベンダー(自動販売機)の管理・運用などにも利用可能である。
なお、本発明方式は、パラメータ設定処理の統一規格が構築されるまでの過渡期において、その効果をより発揮でき、パラメータ設定処理の統一化に寄与するところが大きい。メーカー側としても、企業間で統一したパラメータ規格を実現することにより、他社製品を含めた機材管理・運用が容易になり、より守備範囲の広いサポートサービスが提供できるようになるので、これまで以上にカスタマとのサポート契約の内容に厚みを持たせることができる。
図4は、本発明に係る各実施例としての監視対象機器#iの構成例を示すブロック図である。
図4に示す監視対象機器#iは、パラメータ設定操作するパソコン103とネットワーク接続可能な電子機器であって、所定機能の調整属性である設定項目を指定するパラメータ識別子IDを処理することにより、パラメータ設定操作されるものである。監視対象機器#iに関しては、VTRや、ビデオ編集機、プリンタ等の他に、パラメータ識別子IDがダウンロード可能な全ての電子機器を対象としている。
監視対象機器#iは、機能ブロック10、制御装置20、操作部30、モニタ40、ハードディスク(以下HDD50という)、ネットワークインターフェース(I/F)部60及びデータバス70を備えて構成される。機能ブロック10は、当該監視対象機器#iがVTRである場合、ビデオテープ装填機構や、磁気記録再生装置を有して構成される。当該機器がビデオ編集機である場合、編集用の2組のビデオテープ装填機構や、磁気記録再生装置を有して構成される。当該機器がプリンタである場合、給紙機構や画像形成装置等を有して構成される。
制御装置20は、ROM(Read Only Memory)21、RAM(Random Access Memory)22、EEPROM23、I/Oインターフェース部24、CPU(Central Processing Unit;中央処理ユニット)25、データバスコントローラ26及び画像処理部27を有して構成される。
ROM21には当該機器全体を制御するためのシステムプログラムデータD0が格納される。RAM22はワークメモリとして使用され、例えば、本発明で採用される共通コマンド(SNMPコマンド)等を一時記憶するようになされる。CPU25は電源がオンされると、ROM21からシステムプログラムデータD0を読み出してシステムを起動し、操作部30からの操作データD3に基づいて当該機器全体を制御するようになされる。
EEPROM23は記憶手段の一例であり、本発明に係るコンピュータ処理可能なプログラムDPが格納される。プログラムDPは、当該監視対象機器#iの所定機能の調整属性である設定項目を指定するパラメータ識別子IDを処理するプログラムデータである。プログラムDPは、パラメータ設定操作するパソコン103からパラメータ識別子IDを受信するステップと、受信したパラメータ識別子IDを解析するステップと、解析されたパラメータ識別子IDを監視対象機器#iのパラメータ識別子IDに変換するステップと、変換後のパラメータ識別子IDに対応付けられた設定項目の調整内容に基づいて監視対象機器#iのパラメータ設定を変更するステップとを有している。
このプログラムDPによれば、当該監視対象機器#iがネットワークに接続されると、CPU25によって定期的又は不定期に受信処理がなされ、パラメータ設定を一括して共通したパラメータ設定に変更できるようになる。しかも、パラメータ設定操作するパソコン103の遠隔管理下の監視対象機器#iの機種と、当該監視対象機器#iの機種とが相違しても、一斉にパラメータを変更することができ、全機種の同じ設定項目を同じ値に容易に設定することができる。
この例でEEPROM23には、上述のプログラムDPの他にコマンド(情報)変換テーブルが備えられる。コマンド変換テーブルは、パラメータ設定操作するパソコン103の遠隔管理下に置かれた他社(B社)の機器のパラメータ識別子IDを自社(A社)の当該機器のパラメータ識別子IDに変換する際に使用される。B社→A社変換用のコマンド変換テーブルは、例えば、予め他社から自社へ電子データにて提供され、監視対象機器#i側のEEPROM23等に読み込ませておき、CPU25が取り扱える状態になされる。コマンド変換テーブルは、例えば、表1及び2に示した内容の通りである。この際の変換処理では、パソコン103の遠隔管理下に置かれた他社の機器のパラメータ識別子IDをアドレスにして、自社の当該機器のパラメータ識別子IDを読み出すような処理である。
CPU25にはI/Oインターフェース部24が接続され、操作データD3や表示データD2の入出力を制御するようになされる。I/Oインターフェース部24には操作部30及びモニタ40が接続される。操作部30は、キーボードやマウス等の入力ツール又はタッチパネル、ジョグダイヤル等を有し、当該機器がVTRの場合、記録、再生、早送り、早戻し、停止等のボタンスイッチが装備される。これらの操作ツールがオペレータによって操作される。操作指示によって得られる操作データD3はI/Oインターフェース部24を通じてCPU25へ出力される。
モニタ40には当該機器がVTRの場合、表示データD2に基づいて記録映像や再生映像が表示される。ビデオ編集機の場合には、編集映像が表示される。プリンタの場合には、プリンタ条件を選択するための操作選択画面等が表示される。モニタ40には液晶表示装置やPDP等の平面表示装置又はブラウン管表示装置が使用される。
CPU25にはデータバス70が接続される。データバス70には受信手段の一例となるネットワークI/F部60が接続され、図1に示したネットワーク202等に接続され、パラメータ設定操作するパソコン103からパラメータ識別子IDを受信処理するようになされる。パラメータ識別子IDは、ネットワークI/F部60からHDD50又はCPU25へ転送される。
データバス70にはデータバスコントローラ26やHDD50が接続され、機能ブロック10や、制御装置20で処理されたデータや、外部から取り込んだコマンドデータD1をHDD50に格納するように制御される。ハードディスク(HDD50)には、機能ブロック10や、制御装置20で処理されたデータの他に、パソコン103からダウンロードしたパラメータ識別子IDを格納するようになされる。画像処理部27はHDD50へ格納するデータを圧縮符号化したり、HDD50から読み出したデータを復号化伸長したりする画像処理を実行する。
図5は、第1の実施例に係る図4に示した監視対象機器#i側の制御装置20内に構築される制御ブロックの構成例(受信時)を示す図であり、同時に、制御ソフトウエア301からのコマンドデータD1をネットワークI/F部60を経由で受信した後、CPU25内に取り込まれたコマンドデータD1の流れを示している。
この実施例で、CPU25内には、コマンド変換ブロック55が設けられ、パラメータ設定を一括して書き込み可能にするようになされる。通常コマンド形式は、設定値を指定するパラメータ識別子(ID)と設定値(VALUE)から構成される。コマンド変換を行うためには、両者の違いを吸収する仕組みを持ったコマンド変換ブロック55を設けることで実現できる。
この例で、ネットワーク等の外部から入力されたコマンドデータD1は、データバス70を経由してCPU25に転送される。図5に示す制御装置20内には、図4に示したCPU25を中心にして、データ解析ブロック51、データ分離/合成部52、その他のブロック53、コマンド解析ブロック54、コマンド変換ブロック55及びコマンド実行ブロック56が構築される。
データ解析ブロック51は解析手段の一部を構成し、ネットワークI/F部60によりコマンドデータD1を受信してデータ内容の解析処理を実行する。コマンドデータD1は、例えば、ヘッダ部、パラメータ識別子ID、アプリケーション等のデータ(DATA)及びテイラー部から構成される。データ解析ブロック51は、コマンドデータD1を解析してパラメータ識別子IDや、データを抽出(検出)する。
データ解析ブロック51には、データ分離/合成部52が接続され、データ解析処理されたコマンドデータD1からヘッダ部やテイラー部が取り除かれ、例えば、パラメータ識別子IDとアプリケーション等のデータとに振り分けられる。換言すると、データ分離/合成部52は、コマンドデータD1をデータ部分のみの状態に変換する。
データ分離/合成部52にはその他のブロック53及びコマンド解析ブロック54が接続される。その他のブロック53では、コマンドデータD1から分離されたアプリケーション等のデータ処理を実行する。例えば、Webサーバーを搭載した機器等の場合には、HTTPプロトコル等のコマンドデータD1が入力されることが考えられ、そのコマンドデータD1はWebサーバープロセスに渡されて処理される。
コマンド解析ブロック54は、データ解析処理されたパラメータ識別子IDを受信してコマンド解析処理を実行する。コマンド解析処理では、当該コマンドデータD1が自社(A社)のコマンドか、又は、他社(B社)のコマンドかを判別する。このコマンド解析ブロック54では、パラメータ識別子IDが自社のコマンドと一致するか否かによって、他社のコマンドである等を判別する。コマンドが自社コマンド以外の他社(B社)コマンドである場合には、コマンド変換ブロック55を経由させることで、自社コマンドとして取り扱えるようになされる。コマンドが自社コマンドである場合には、コマンド変換ブロック55はパスされる。
コマンド解析ブロック54にはコマンド変換ブロック55が接続され、コマンドが自社コマンド以外の他社コマンドである場合に、コマンド解析ブロック54によって解析されたパラメータ識別子IDを当該機器のパラメータ識別子IDに変換するようになされる。
このパラメータ変換時、CPU25は、EEPROM23に格納されたコマンド変換テーブルを参照するようになされる。この際の変換処理では、B社→A社変換用のコマンド変換テーブルは、予め他社から電子データにて提供され、監視対象機器#i側にEEPROM23等に読み込ませておき、CPU25が取り扱える状態になされる。例えば、コマンド変換ブロック55では、パソコン103の遠隔管理下に置かれた他社の監視対象機器のパラメータ識別子IDをアドレスにして、A社の当該機器のパラメータ識別子IDを読み出すようになされる。その際に、現在のコマンドに対して[B社→A社]変換が行われたことをRAM22等に記憶するようになされる。
コマンド解析ブロック54にはコマンド変換ブロック55の他にコマンド実行ブロック56が接続される。コマンド変換ブロック55は、変換後の自社(A社)のコマンドをコマンド実行ブロック56に転送する。この転送は、自社(A社)のコマンドを実行するためである。自社のコマンド実行ブロック56では、変換後のパラメータ識別子IDに対応付けられた設定項目の調整内容に基づいて当該機器のパラメータ設定を変更する。
この例では上述の処理の下位階層の処理として、コマンド解析ブロック54は、パラメータ識別子IDのコマンド解析処理後、更に、設定項目の調整内容を解析し、コマンド変換ブロック55は、ここに解析された設定項目の調整内容を当該機器の調整内容に変換する。コマンド実行ブロック56は、変換後の調整内容に基づいて当該機器のパラメータ設定を変更するようになされる(表2参照)。
続いて、本発明に係る情報処理方法について説明をする。図6は、第1の実施例としてのパラメータ設定例を示すフローチャートである。
この実施例では、図1に示したようなリモートメンテナンスシステム1において、ネットワークに接続された、監視対象機器#iの設定項目を指定するパラメータ識別子IDを処理する場合を前提とする。パラメータ設定操作するパソコン103と、監視対象機器#iとは通信手段を通じて接続される。この例では監視対象機器#iがVTR204である場合を例に挙げる。
図1に示した情報管理システム100とビデオ編集システム200とは、アクセスポイント104及びアクセスポイント201との間はもちろん、これらのネットワーク101、102、202等の通信手段は、パラメータ設定変更時、制御ソフトウエア301によって通信可能な状態となされる。
これらをパラメータ設定の処理条件にして、図6に示すフローチャートのステップA1でVTR204は、パラメータ設定操作するパソコン103から自社又は他社のパラメータ識別子IDを含んだコマンドデータD1を受信する。このとき、ネットワークI/F部60は、ネットワーク202からコマンドデータD1を受信して取り込み、データバス70を通じてコマンドデータD1をCPU25に転送する。
次に、ステップA2に移行して、データ解析ブロック51は、ネットワークI/F部60によりコマンドデータD1を受信してデータ内容の解析処理を実行する。このとき、データ解析ブロック51は、ヘッダ部、パラメータ識別子ID、アプリケーション等のデータ及びテイラー部から構成されるコマンドデータD1を解析してパラメータ識別子IDや、データを抽出(検出)する。データ分離/合成部52では、データ解析処理されたコマンドデータD1からヘッダ部やテイラー部が取り除かれ、パラメータ識別子IDとアプリケーション等のデータとに振り分けられる。
その他のブロック53は、コマンドデータD1から分離されたアプリケーション等のデータ処理を実行する。例えば、Webサーバーを搭載したVTR204等の場合には、HTTPプロトコル等のコマンドデータD1が入力される。そのコマンドデータD1はWebサーバープロセスに渡されて処理される。
そして、ステップA3に移行して、コマンド解析ブロック54は、データ解析処理されたパラメータ識別子IDを受信してコマンド解析処理を実行する。コマンド解析処理では、当該コマンドデータD1が自社(A社)のコマンドか、又は、他社(B社)のコマンドかを判別する。例えば、パラメータ識別子IDが自社のコマンドと一致するか否かによって、他社のコマンドである等を判別する。
コマンドが自社コマンド以外の他社(B社)コマンドである場合には、ステップA4に移行して、コマンド変換ブロック55は、コマンド解析ブロック54によって解析された他社のVTRのパラメータ識別子IDを当該VTR204のパラメータ識別子IDに変換するようになされる。このパラメータ変換時、CPU25は、EEPROM23に格納されたコマンド変換テーブルを参照するようになされる。この際の変換処理では、パソコン103の遠隔管理下に置かれた他社のVTRのパラメータ識別子IDをアドレスにして、A社の当該VTR204のパラメータ識別子IDを読み出すようになされる。その際に、現在のコマンドに対して[B社→A社]変換が行われたことをRAM22等に記憶するようになされる。このように、コマンド変換ブロック55を経由させることで、自社コマンドとして取り扱えるようになされる。
その後、ステップA5に移行してコマンド実行ブロック56は、コマンド変換ブロック55から変換後の自社(A社)のコマンドの転送を受ける。自社のコマンド実行ブロック56では、変換後の自社のパラメータ識別子IDに対応付けられた設定項目の調整内容に基づいて当該VTR204のパラメータ設定を変更するようになされる。
なお、ステップA3でコマンドが自社コマンドであると判別された場合は、コマンド変換ブロック55はパスされ、ステップA5に移行する。ステップA5でコマンド実行ブロック56は、コマンド解析ブロック54から自社(A社)のコマンドの転送を受ける。自社のコマンド実行ブロック56では、自社のパラメータ識別子IDに対応付けられた設定項目の調整内容に基づいて当該VTR204のパラメータ設定を変更するようになされる。
このように本発明に係る第1の実施例としてのVTR及び情報処理方法によれば、設定項目を指定するパラメータ識別子IDを処理する場合に、VTR204のコマンド変換ブロック55は、コマンド解析ブロック54によって解析された他社のパラメータ識別子IDを自社の当該VTR204のパラメータ識別子IDに変換する。コマンド実行ブロック56は、変換後の自社のパラメータ識別子IDに対応付けられた設定項目の調整内容に基づいて当該VTR204のパラメータ設定を変更するようになされる。
従って、パラメータ設定操作するパソコン103の遠隔管理下に置かれる他社のVTRの機種が、自社のVTR204の機種と相違しても、設定パラメータを容易に変更することができ、全機種の同じ設定項目を同じ値に設定することができる。これにより、従来方式のようにサービスマンや管理者が現場まで出向き、一台一台の監視対象となったVTR204等に対して管理・点検を行う手間を減らすことができる。また、リモートメンテナンスシステム1において、似通ってはいるが異なった数多くの監視対象機器を要望する環境又は設定に、容易且つ効率的に変更できるようになる。
図7は第2の実施例としての制御装置20内に構築される制御ブロックの構成例(応答時)を示す図である。
図7に示すコマンド実行ブロック56は、コマンドを実行した後、自社(A社)のコマンド実行結果である自社(A社)応答データをコマンド解析ブロック54に出力する。コマンド解析ブロック54は、RAM22を参照して、現在のコマンドに対して第1の実施例で説明したような[B社→A社]変換が行われたか否かを判別する。[B社→A社]変換が行われたコマンドである旨が判別された場合は、コマンド変換ブロック55に自社応答データを出力する。
コマンド変換ブロック55は、自社応答データを他社(B社)の応答データに変換する。変換後の他社応答データはコマンド解析ブロック54に転送される。コマンド解析ブロック54では、他社応答データが他社のパラメータ識別子IDと対応付けられる。なお、自社応答データを自社のパラメータ識別子IDを取り扱うパソコン103に返信する場合は、コマンド変換ブロック55での[B社→A社]変換はパスされる。
他社のパラメータ識別子IDと対応付けられた他社応答データは、データ分離/合成部52に出力される。データ分離/合成部52では、必要に応じてその他のブロック53で処理されたアプリケーションの結果データ等と、他社応答データとを合成する。合成後のデータはデータ解析ブロック51に出力される。
データ解析ブロック51では、合成後のデータにヘッダ部やテイラー部分を付加され、ネットワーク等の外部に送信できるデータ構造に再編成される。再編成されたデータはコマンド応答データD4となる。データ解析ブロック51は、所定のデータ構造に再編成された他社のコマンド応答データD4をCPU25からデータバス70に伝送する。ネットワークI/F部60は、データバス70を通じて伝送されてくる他社のコマンド応答データD4を外部へ送信される。コマンド応答が不要な場合には、上述した処理が省略される。
図8はVTR設定パラメータに係るコマンド実行後の応答例を示すフローチャートである。
この実施例では、図1に示したようなリモートメンテナンスシステム1において、ネットワークに接続されたVTR204等でVTR設定パラメータに係るコマンドが実行され、コマンド実行結果をパラメータ設定操作するパソコン103に応答する場合を例に挙げる。図1に示した情報管理システム100とビデオ編集システム200とは、アクセスポイント104及びアクセスポイント201との間はもちろん、これらのネットワーク101、102、202等の通信手段は、コマンド実行結果応答時、制御ソフトウエア301によって通信可能な状態となされる。
これらをコマンド実行結果の応答処理条件にして、図8に示すフローチャートのステップB1でコマンド実行結果を応答するか否かが判別される。この際の判断基準は、パラメータ設定操作するパソコン103からの要求があれば応答する。その要求が無ければ応答しない。パソコン103からの要求は、パラメータ設定時にコマンドデータに記述される場合と、コマンド実行後に転送されてくる要求に対する場合とが含まれる。
このようなコマンド実行結果の応答要求が有る場合は、ステップB2に移行して、図7に示したコマンド実行ブロック56は、コマンドを実行した後、自社(A社)のコマンド実行結果である自社(A社)応答データをコマンド解析ブロック54に出力する。その後、コマンド解析ブロック54は、ステップB3でRAM22を参照して、現在のコマンドに対して第1の実施例で説明したような[B社→A社]変換が行われたか否かを判別する。RAM22を参照した結果、パラメータ設定操作時に[B社→A社]変換が行われたコマンドである旨が判別された場合は、ステップB4に移行する。ステップB4でコマンド解析ブロック54は、コマンド変換ブロック55に自社応答データを転送する。
次に、コマンド変換ブロック55は、ステップB5で自社応答データを他社(B社)の応答データに変換する。変換後の他社応答データはコマンド解析ブロック54に転送される。その後、ステップB6でコマンド解析ブロック54は、他社応答データが他社のパラメータ識別子IDと対応付けられる。なお、ステップB3で自社応答データを自社のパラメータ識別子IDを取り扱うパソコン103に応答する場合は、コマンド変換ブロック55での[B社→A社]変換はパスされる。
他社のパラメータ識別子IDと対応付けられた他社応答データは、データ分離/合成部52に出力される。そして、ステップB7で、データ分離/合成部52では、その他のブロック53で処理されたアプリケーションの結果データ等と、他社応答データとを合成するかが判別される。両者のデータを合成する場合は、ステップB8で両者のデータを合成した後のコマンド応答データD4がデータ解析ブロック51に出力される。両者のデータを合成しない場合は、ステップB8をパスしてステップB9に移行する。データ分離/合成部52から出力されるコマンド応答データD4はデータ解析ブロック51に出力される。
ステップB9でデータ解析ブロック51は、合成後又は合成無しのコマンド応答データD4にヘッダ部やテイラー部分を付加し、ネットワーク等の外部に送信できるデータ構造に再編成される。その後、ステップB10に移行してデータ解析ブロック51は、所定のデータ構造に再編成された他社又は自社のコマンド応答データD4をCPU25からデータバス70に伝送する。ネットワークI/F部60は、データバス70を通じて伝送されてくる他社又は自社のコマンド応答データD4をパラメータ設定操作するパソコン103に送信される。なお、ステップB1でコマンド実行結果を応答しないと判別された場合には、上述した処理が省略される。
このように本発明に係る第2の実施例としてのVTR及び情報処理方法によれば、パラメータ設定操作するパソコン103にコマンド実行結果を応答する場合、コマンド変換ブロック55は、自社応答データを他社(B社)の応答データに変換する。変換後の他社のコマンド応答データD4は、コマンド解析ブロック54、データ分離/合成部52、データ解析ブロック51及びネットワークI/F部60を通じてパラメータ設定操作するパソコン103に送信するようになされる。
従って、パラメータ設定操作するパソコン103の遠隔管理下に置かれる他社のVTRの機種が、自社のVTR204の機種と相違しても、パラメータ設定実行結果を容易にパソコン103に応答することができる。これにより、従来方式のようにサービスマンや管理者が現場まで出向き、一台一台の監視対象となったVTR204等に対して管理・点検を行う手間を減らすことができる。
図9は第3の実施例としての制御装置20内に構築される制御ブロックの構成例(OID;受信時)を示す図である。
この実施例では、自社(A社)及び他社(B社)の、ある監視対象機器#iの電源オン/オフを行うコマンドが、MIB(Management Information Base)上に定義されている場合であって、そのパラメータ識別子(ID)を変換する場合を例に挙げる。MIBは、監視対象機器#iをデータベース化し、パラメータ等を効率的に検索及び設定するために、ネットワーク管理ソフトウエアが分野別のツリー構造に構築されたものである。
ネットワーク業界標準の監視プロトコルとして挙げられるSNMP(Simple Network Management Protocol)では、MIB上にオブジェクト(設定値)が定義され、そのオブジェクトを識別するために、オブジェクトID(OID)が用いられる。実在するOIDの例としては、「.1.3.6.1.4.1.122.8501.2.2.4.1.3.iso(1).org(3).dod(6).internet(1).private(4).enterprises(1).xxxx(122).professionalV1(8501).proV1Common(2).proV1AgentInfo(2).proV1TrapDestTable(4).proV1TrapDestEntry(1).proV1TrapDestEntryStatus(3)」が挙げられる。
この例で、A社及びB社はそれぞれ、ある監視対象機器#iの設定項目を表3に示すOIDで定義する。この例では、OID(パラメータ識別子ID+設定項目)に基づいてパラメータ設定処理を行う場合である。設定項目(オブジェクトの意味)は、電源オン/オフ、電源オフタイマー及びチャンネル切り替え等である。
この例で、B社の監視対象機器#iはB社のコマンドをそのまま実行できるのに対して、A社の監視対象機器#iはB社の定義したコマンドは、そのままでは理解できない場合である。従って、図9に示すコマンド変換ブロック55において、OIDを変換するテーブルを参照することで、B社の定義したコマンドを、A社のコマンド実行ブロック56が解釈できるコマンドに変換し、パラメータ設定の変更処理等を実行できるようになされる。
この例でも、ネットワーク等の外部から入力されたコマンドデータD1は、データバス70を経由してCPU25に転送される。図9に示すデータ解析ブロック51は、図4に示したネットワークI/F部60からコマンドデータD1を受信してデータ内容の解析処理を実行することは、第1の実施例で説明した通りである。この例では、データ解析ブロック51が、SNMP形式でMIB上に定義されたOIDのコマンドデータD1を解析して、例えば、設定項目=電源オン/オフを示す、B社のOID=「.1.3.6.1.4.1.70000.3.8.1.1」を抽出(検出)する。
データ分離/合成部52は、データ解析処理されたコマンドデータD1からヘッダ部やテイラー部を取り除き、B社のOID=「.1.3.6.1.4.1.70000.3.8.1.1」をコマンド解析ブロック54に出力する。コマンド解析ブロック54は、データ解析処理されたB社のOID=「.1.3.6.1.4.1.70000.3.8.1.1」を受信してコマンド解析処理を実行する。コマンド解析処理では、データ解析されたコマンドデータD1が自社(A社)のコマンドであるか、他社(B社)のコマンドであるかを判別する。
このコマンド解析ブロック54では、OIDが自社のコマンドと一致するか否かによって、他社のコマンドである等を判別する。コマンドが自社コマンド以外の他社(B社)コマンドである場合には、コマンド変換ブロック55を経由させることで、自社コマンドとして取り扱えるようになされる。コマンドが自社コマンドである場合には、コマンド変換ブロック55はパスされる。
コマンド変換ブロック55は、コマンドがA社コマンド以外のB社コマンドである場合に、コマンド解析ブロック54によって解析されたB社のOID=「.1.3.6.1.4.1.70000.3.8.1.1」をA社の監視対象機器#iの設定項目=電源オン/オフを示す、OID=「.1.3.6.1.4.1.50000.1.4.2」に変換するようになされる。コマンド実行ブロック56は、変換後のA社のOID=「.1.3.6.1.4.1.50000.1.4.2」に対応付けられた設定項目=電源オン/オフ内容に基づいて当該監視対象機器#iのパラメータ設定を変更するようになされる。
このように、A・B社両方の監視対象機器#iがリモートメンテナンスシステム1内に混在している環境において、B社の定義したコマンドをA社で用いることで、電源オン/オフの設定切り替えに関して、両社の監視対象機器#iを同じ設定できるようになる。
図10は、第3の実施例としてのパラメータ設定例(OID)を示すフローチャートである。
この実施例では、図1に示したようなリモートメンテナンスシステム1において、ネットワークに接続された、監視対象機器#iの設定項目を指定するOID(パラメータ識別子ID+設定項目)を処理する場合を前提とする。パラメータ設定操作するパソコン103と、監視対象機器#iとは通信手段を通じて接続される。この例では監視対象機器#iがVTR204である場合を例に挙げる。B社のVTRの設定項目=電源オン/オフを示すOIDが「.1.3.6.1.4.1.70000.3.8.1.1」で、A社のVTR204の設定項目=電源オン/オフを示すOIDが「.1.3.6.1.4.1.50000.1.4.2」の場合を例に挙げる。
図1に示した情報管理システム100とビデオ編集システム200とは、第1及び第2の実施例で説明した通り、アクセスポイント104及びアクセスポイント201との間はもちろん、これらのネットワーク101、102、202等の通信手段は、パラメータ設定変更時、制御ソフトウエア301によって通信可能な状態となされる。
これらをパラメータ設定の処理条件にして、図10に示すフローチャートのステップC1でVTR204は、パラメータ設定操作するパソコン103の管理下に置かれたA社又はB社のOID形式のコマンドデータD1を受信する。このとき、ネットワークI/F部60は、ネットワーク202からB社のコマンドデータD1を受信して取り込み、データバス70を通じてB社のコマンドデータD1をCPU25に転送する。
次に、ステップC2に移行して、データ解析ブロック51は、ネットワークI/F部60によりB社のコマンドデータD1を受信してデータ内容の解析処理を実行する。このとき、データ解析ブロック51は、ヘッダ部、B社のOID=「.1.3.6.1.4.1.70000.3.8.1.1」、アプリケーション等のデータ及びテイラー部から構成されるコマンドデータD1を解析してB社のOID=「.1.3.6.1.4.1.70000.3.8.1.1」や、データを抽出(検出)する。データ分離/合成部52では、データ解析処理されたコマンドデータD1からヘッダ部やテイラー部が取り除かれ、B社のOID=「.1.3.6.1.4.1.70000.3.8.1.1」とアプリケーション等のデータとに振り分けられる。
その他のブロック53は、コマンドデータD1から分離されたアプリケーション等のデータ処理を実行する。例えば、第1の実施例と同様にして、Webサーバーを搭載したVTR204等の場合には、HTTPプロトコル等のコマンドデータD1が入力される。そのコマンドデータD1はWebサーバープロセスに渡されて処理される。
そして、ステップC3に移行して、コマンド解析ブロック54は、データ解析処理されたB社のOID=「.1.3.6.1.4.1.70000.3.8.1.1」を受信してコマンド解析処理を実行する。コマンド解析処理では、当該コマンドデータD1が自社(A社)のコマンドか、又は、他社(B社)のコマンドかを判別する。例えば、OIDが自社のコマンドと一致しないことを検出することによって、B社のコマンドである等を判別する。
コマンドが自社コマンド以外の他社(B社)コマンドである場合には、ステップC4に移行して、コマンド変換ブロック55は、コマンド解析ブロック54によって解析されたB社のOID=「.1.3.6.1.4.1.70000.3.8.1.1」を当該VTR204のOID=「.1.3.6.1.4.1.50000.1.4.2」に変換するようになされる。このパラメータ変換時、CPU25は、EEPROM23に格納されたコマンド変換テーブルを参照するようになされる(表3参照)。
この際の変換処理では、パソコン103の遠隔管理下に置かれたB社のOID=「.1.3.6.1.4.1.70000.3.8.1.1」をアドレスにして、A社の当該VTR204のOID=「.1.3.6.1.4.1.50000.1.4.2」を読み出すようになされる。その際に、現在のコマンドに対して[B社→A社]変換が行われたことをRAM22等に記憶するようになされる。このように、コマンド変換ブロック55を経由させることで、自社コマンドとして取り扱えるようになされる。
その後、ステップC5に移行してコマンド実行ブロック56は、コマンド変換ブロック55から変換後の自社(A社)のコマンドの転送を受ける。自社のコマンド実行ブロック56では、変換後のA社のOID=「.1.3.6.1.4.1.50000.1.4.2」に対応付けられた設定項目=電源オン/オフ内容に基づいて当該VTR204のパラメータ設定を変更するようになされる。
なお、ステップC3でコマンドが自社コマンドであると判別された場合は、コマンド変換ブロック55はパスされ、ステップC5に移行する。ステップC5でコマンド実行ブロック56は、コマンド解析ブロック54から自社(A社)のコマンドの転送を受ける。自社のコマンド実行ブロック56では、自社のOID=「.1.3.6.1.4.1.50000.1.4.2」に対応付けられた設定項目の調整内容に基づいて当該VTR204のパラメータ設定を変更するようになされる。
このように本発明に係る第3の実施例としてのVTR及び情報処理方法によれば、パラメータ識別子ID+設定項目を指定するOIDを処理する場合に、コマンド変換ブロック55は、コマンド解析ブロック54によって解析されたB社のOID=「.1.3.6.1.4.1.70000.3.8.1.1」をA社の当該VTR204のOID=「.1.3.6.1.4.1.50000.1.4.2」に変換する。コマンド実行ブロック56は、変換後のA社のOID=「.1.3.6.1.4.1.50000.1.4.2」に対応付けられた設定項目である電源オン/オフ内容に基づいて当該VTR204のパラメータ設定を変更するようになされる。
従って、パラメータ設定操作するパソコン103の遠隔管理下に置かれるB社のVTRの機種が、A社のVTRの機種と相違しても、設定パラメータを容易に変更することができ、全機種の同じ設定項目を同じ値に設定することができる。これにより、従来方式のようにサービスマンや管理者が現場まで出向き、一台一台の監視対象となったVTR204等に対して管理・点検を行う手間を減らすことができる。
図11は第4の実施例としての制御装置20内に構築される制御ブロックの構成例(OID+VALUE)を示す図である。
この実施例では、A社・B社で、電源オン/オフについて、表4に示すように設定値の意味づけが異なる場合である。この場合には、設定値(VALUE)を変換する処理がなされる。
図11に示すデータ解析ブロック51は、第1及び第3の実施例で説明した通り、設定項目=電源オン/オフを示す、B社のOID=「.1.3.6.1.4.1.70000.3.8.1.1」を抽出(検出)するが、第4の実施例では、例えば、電源オフを示す設定値であるVALUE=1を検出する。
データ分離/合成部52は、データ解析処理されたコマンドデータD1からヘッダ部やテイラー部を取り除き、B社のOID=「.1.3.6.1.4.1.70000.3.8.1.1」及びVALUE=1をコマンド解析ブロック54に出力する。コマンド解析ブロック54は、データ解析処理されたB社のOID=「.1.3.6.1.4.1.70000.3.8.1.1」及びVALUE=1を受信してコマンド解析処理を実行する。コマンド解析処理では、データ解析されたコマンドデータD1が自社(A社)のコマンドであるか、他社(B社)のコマンドであるかを判別する。
このコマンド解析ブロック54では、OIDが自社のコマンドと一致するか否かによって、他社のコマンドである等を判別する。コマンドが自社コマンド以外の他社(B社)コマンドである場合には、コマンド変換ブロック55を経由させることで、自社コマンドとして取り扱えるようになされる。コマンドが自社コマンドである場合には、第1及び第3の実施例と同様にして、コマンド変換ブロック55はパスされる。
コマンド変換ブロック55は、コマンドがA社コマンド以外のB社コマンドである場合に、コマンド解析ブロック54によって解析されたB社のOID=「.1.3.6.1.4.1.70000.3.8.1.1」及びVALUE=1をA社の監視対象機器#iの設定項目=電源オフ/オフを示す、OID=「.1.3.6.1.4.1.50000.1.4.2」及びVALUE=0に変換するようになされる。コマンド実行ブロック56は、変換後のA社のOID=「.1.3.6.1.4.1.50000.1.4.2」及びVALUE=0に対応付けられた設定項目=電源オフ内容に基づいて当該監視対象機器#iのパラメータ設定を変更するようになされる。
このように、A・B社両方の監視対象機器#iがリモートメンテナンスシステム1内に混在している環境において、B社の定義したコマンドをA社で用いることで、電源オン/オフの設定切り替えに関して、両社の監視対象機器#iを同じ設定できるようになる。なお、A社及びB社で、電源オン/オフについて、例えば、オフ(0)、オン(1)のように設定値の意味づけが行われている場合は、設定値(VALUE)の変換は不要となる。
図12は、第4の実施例としてのパラメータ設定例(VALUE)を示すフローチャートである。
この実施例では、図1に示したようなリモートメンテナンスシステム1において、ネットワークに接続された、監視対象機器#iの設定項目を指定するOID(パラメータ識別子ID+設定項目)及びVALUEを処理する場合を前提とする。パラメータ設定操作するパソコン103と、監視対象機器#iとは通信手段を通じて接続される。この例では監視対象機器#iがVTR204である場合を例に挙げる。B社のVTRの設定項目=電源オン/オフを示すOIDが「.1.3.6.1.4.1.70000.3.8.1.1」で電源オフを示す設定値がVALUE=1、A社のVTR204の設定項目=電源オン/オフを示すOIDが「.1.3.6.1.4.1.50000.1.4.2」で、その電源オフを示す設定値がVALUE=0の場合を例に挙げる。
図1に示した情報管理システム100とビデオ編集システム200とは、第1及び第2の実施例で説明した通り、アクセスポイント104及びアクセスポイント201との間はもちろん、これらのネットワーク101、102、202等の通信手段は、パラメータ設定変更時、制御ソフトウエア301によって通信可能な状態となされる。
これらをパラメータ設定の処理条件にして、図12に示すフローチャートのステップE1でVTR204は、パラメータ設定操作するパソコン103の管理下に置かれたA社又はB社のOID+VALUE形式のコマンドデータD1を受信する。このとき、ネットワークI/F部60は、ネットワーク202からB社のコマンドデータD1を受信して取り込み、データバス70を通じてB社のコマンドデータD1をCPU25に転送する。
次に、ステップE2に移行して、データ解析ブロック51は、ネットワークI/F部60によりB社のコマンドデータD1を受信してデータ内容の解析処理を実行する。このとき、データ解析ブロック51は、ヘッダ部、B社のOID=「.1.3.6.1.4.1.70000.3.8.1.1」及びVALUE=1、アプリケーション等のデータ及びテイラー部から構成されるコマンドデータD1を解析してB社のOID=「.1.3.6.1.4.1.70000.3.8.1.1」及びVALUE=1や、データを抽出(検出)する。データ分離/合成部52では、データ解析処理されたコマンドデータD1からヘッダ部やテイラー部が取り除かれ、B社のOID=「.1.3.6.1.4.1.70000.3.8.1.1」及びVALUE=1とアプリケーション等のデータとに振り分けられる。
その他のブロック53は、コマンドデータD1から分離されたアプリケーション等のデータ処理を実行する。例えば、第1の実施例と同様にして、Webサーバーを搭載したVTR204等の場合には、HTTPプロトコル等のコマンドデータD1が入力される。そのコマンドデータD1はWebサーバープロセスに渡されて処理される。
そして、ステップE3に移行して、コマンド解析ブロック54は、データ解析処理されたB社のOID=「.1.3.6.1.4.1.70000.3.8.1.1」及びVALUE=1を受信してコマンド解析処理を実行する。コマンド解析処理では、当該コマンドデータD1が自社(A社)のコマンドか、又は、他社(B社)のコマンドかを判別する。例えば、OID及びVALUEが自社のコマンドと一致しないことを検出することによって、B社のコマンドである等を判別する。
コマンドが自社コマンド以外の他社(B社)コマンドである場合には、ステップE4に移行して、コマンド変換ブロック55は、コマンド解析ブロック54によって解析されたB社のOID=「.1.3.6.1.4.1.70000.3.8.1.1」及びVALUE=1を当該VTR204のOID=「.1.3.6.1.4.1.50000.1.4.2」及びVALUE=0に変換するようになされる。このパラメータ変換時、CPU25は、EEPROM23に格納されたコマンド変換テーブルを参照するようになされる(表4参照)。
この際の変換処理では、パソコン103の遠隔管理下に置かれたB社のOID=「.1.3.6.1.4.1.70000.3.8.1.1」及びVALUE=1をアドレスにして、A社の当該VTR204のOID=「.1.3.6.1.4.1.50000.1.4.2」及びVALUE=0を読み出すようになされる。その際に、現在のコマンドに対して[B社→A社]変換が行われたことをRAM22等に記憶するようになされる。このように、コマンド変換ブロック55を経由させることで、自社コマンドとして取り扱えるようになされる。
その後、ステップE5に移行してコマンド実行ブロック56は、コマンド変換ブロック55から変換後の自社(A社)のコマンドの転送を受ける。自社のコマンド実行ブロック56では、変換後のA社のOID=「.1.3.6.1.4.1.50000.1.4.2」及びVALUE=0に対応付けられた設定項目=電源オフ内容に基づいて当該VTR204のパラメータ設定を変更するようになされる。
なお、ステップE3でコマンドが自社コマンドであると判別された場合は、コマンド変換ブロック55はパスされ、ステップE5に移行する。ステップE5でコマンド実行ブロック56は、コマンド解析ブロック54から自社(A社)のコマンドの転送を受ける。自社のコマンド実行ブロック56では、自社のOID=「.1.3.6.1.4.1.50000.1.4.2」及びVALUE=0に対応付けられた設定項目の調整内容に基づいて当該VTR204のパラメータ設定を変更するようになされる。この変更によって、B社のVTRの電源をオフにするコマンドで、A社のVTR204の電源をオフすることができる。
このように本発明に係る第4の実施例としてのVTR及び情報処理方法によれば、パラメータ識別子ID+設定項目を指定するOID及びVALUEを処理する場合に、コマンド変換ブロック55は、コマンド解析ブロック54によって解析されたB社のOID=「.1.3.6.1.4.1.70000.3.8.1.1」及びVALUE=1をA社の当該VTR204のOID=「.1.3.6.1.4.1.50000.1.4.2」及びVALUE=0に変換する。コマンド実行ブロック56は、変換後のA社のOID=「.1.3.6.1.4.1.50000.1.4.2」及びVALUE=0に対応付けられた設定項目である電源オフ内容に基づいて当該VTR204のパラメータ設定を変更するようになされる。
従って、パラメータ設定操作するパソコン103の遠隔管理下に置かれるB社のVTRの機種が、A社のVTR204の機種と相違し、かつ、設定値の意味づけが異なっても、設定パラメータを容易に変更することができ、全機種の同じ設定項目を同じ値に設定することができる。これにより、従来方式のようにサービスマンや管理者が現場まで出向き、一台一台の監視対象となったVTR204等に対して管理・点検を行う手間を減らすことができる。
図13は第5の実施例としての制御装置20内に構築される制御ブロックの構成例(コマンド文字列)を示す図である。
この実施例では、あるネットワークプロトコル上で、パラメータ識別子ID+データ部分にコマンド文字列を含める場合であって、A社・B社で、電源オン/オフについて、表5に示すようにコマンド文字列が異なる場合である。この場合には、コマンド文字列を変換する処理がなされる。
図13に示すデータ解析ブロック51では、第1、第3及び第4の実施例で説明した設定項目=電源オン/オフがコマンド文字例で設定される。データ解析ブロック51は、B社のコマンド文字例=「POWER」を検出する。
データ分離/合成部52は、データ解析処理されたコマンドデータD1からヘッダ部やテイラー部を取り除き、B社のコマンド文字例=「POWER」をコマンド解析ブロック54に出力する。コマンド解析ブロック54は、データ解析処理されたB社のコマンド文字例=「POWER」を受信してコマンド解析処理を実行する。コマンド解析処理では、データ解析されたコマンドデータD1が自社(A社)のコマンドであるか、他社(B社)のコマンドであるかを判別する。
このコマンド解析ブロック54では、コマンド文字例が自社のコマンドと一致するか否かによって、他社のコマンドである等を判別する。この例でコマンド変換ブロック55には、コマンド文字列を変換するテーブルが予め準備される。コマンド変換ブロック55はSNMP等と同様にコマンド変換が行われる。
コマンドが自社コマンド以外の他社(B社)コマンドである場合には、コマンド変換ブロック55を経由させることで、自社コマンドとして取り扱えるようになされる。コマンドが自社コマンドである場合には、第1及び第3の実施例と同様にして、コマンド変換ブロック55はパスされる。
コマンド変換ブロック55は、コマンドがA社コマンド以外のB社コマンドである場合に、コマンド解析ブロック54によって解析されたB社のコマンド文字例=「POWER」をA社の監視対象機器#iの設定項目=電源オフ/オフを示す、コマンド文字例=「PwrCtrl」に変換するようになされる。コマンド実行ブロック56は、変換後のA社のコマンド文字例=「PwrCtrl」に対応付けられた設定項目=電源オフ内容に基づいて当該監視対象機器#iのパラメータ設定を変更するようになされる。この変更によって、B社の定義したB社のVTRの電源をオフにするコマンド文字列で、A社のVTR204の電源オン/オフの切り替えを行うことができる。
このように、A・B社両方の監視対象機器#iがリモートメンテナンスシステム1内に混在している環境において、B社の定義したコマンドをA社で用いることで、電源オン/オフの設定切り替えに関して、両社の監視対象機器#iを同じ設定できるようになる。
図14は、第5の実施例としてのパラメータ設定例(コマンド文字例)を示すフローチャートである。
この実施例では、図1に示したようなリモートメンテナンスシステム1において、あるネットワークプロトコル上で、データ部分にコマンド文字列を含めてコマンドを実行する場合、予めコマンド変換ブロック55にコマンド文字列を変換するテーブルを準備し、SNMP等と同様にコマンド変換を行えるようにしたものである。第1〜第4の実施例と同様にして、パラメータ設定操作するパソコン103と、監視対象機器#iとは通信手段を通じて接続される。この例でも監視対象機器#iがVTR204である場合を例に挙げる。B社のVTRの設定項目=電源オン/オフを示すコマンド文字例が「POWER」で、A社のVTR204の設定項目=電源オン/オフを示すコマンド文字例が「PwrCtrl」の場合を例に挙げる。
図1に示した情報管理システム100とビデオ編集システム200とは、第1乃至第4の実施例で説明した通り、アクセスポイント104及びアクセスポイント201との間はもちろん、これらのネットワーク101、102、202等の通信手段は、パラメータ設定変更時、制御ソフトウエア301によって通信可能な状態となされる。
これらをパラメータ設定の処理条件にして、図14に示すフローチャートのステップF1でVTR204は、パラメータ設定操作するパソコン103の管理下に置かれたA社又はB社のコマンド文字例形式のコマンドデータD1を受信する。このとき、ネットワークI/F部60は、ネットワーク202からB社のコマンドデータD1を受信して取り込み、データバス70を通じてB社のコマンドデータD1をCPU25に転送する。
次に、ステップF2に移行して、データ解析ブロック51は、ネットワークI/F部60によりB社のコマンドデータD1を受信してデータ内容の解析処理を実行する。このとき、データ解析ブロック51は、ヘッダ部、B社のコマンド文字例=「POWER」、アプリケーション等のデータ及びテイラー部から構成されるコマンドデータD1を解析してB社のコマンド文字例=「POWER」や、データを抽出(検出)する。データ分離/合成部52では、データ解析処理されたコマンドデータD1からヘッダ部やテイラー部が取り除かれ、B社のコマンド文字例=「POWER」とアプリケーション等のデータとに振り分けられる。
その他のブロック53は、コマンドデータD1から分離されたアプリケーション等のデータ処理を実行する。例えば、第1、第3及び第4の実施例と同様にして、Webサーバーを搭載したVTR204等の場合には、HTTPプロトコル等のコマンドデータD1が入力される。そのコマンドデータD1はWebサーバープロセスに渡されて処理される。
そして、ステップF3に移行して、コマンド解析ブロック54は、データ解析処理されたB社のコマンド文字例=「POWER」を受信してコマンド解析処理を実行する。コマンド解析処理では、当該コマンドデータD1が自社(A社)のコマンドか、又は、他社(B社)のコマンドかを判別する。例えば、コマンド文字例=「POWER」が自社のコマンドと一致しないことを検出することによって、B社のコマンドである等を判別する。
コマンドが自社コマンド以外の他社(B社)コマンドである場合には、ステップF4に移行して、コマンド変換ブロック55は、コマンド解析ブロック54によって解析されたB社のコマンド文字例=「POWER」を当該VTR204のコマンド文字例=「PwrCtrl」に変換するようになされる。このパラメータ変換時、CPU25は、EEPROM23に格納されたコマンド変換テーブルを参照するようになされる(表5参照)。
この際の変換処理では、パソコン103の遠隔管理下に置かれたB社のコマンド文字例=「POWER」をアドレスにして、A社の当該VTR204のコマンド文字例=「PwrCtrl」を読み出すようになされる。その際に、現在のコマンドに対して[B社→A社]変換が行われたことをRAM22等に記憶するようになされる。このように、コマンド変換ブロック55を経由させることで、自社コマンドとして取り扱えるようになされる。
その後、ステップF5に移行してコマンド実行ブロック56は、コマンド変換ブロック55から変換後の自社(A社)のコマンドの転送を受ける。自社のコマンド実行ブロック56では、変換後のA社のコマンド文字例=「PwrCtrl」に対応付けられた設定項目=電源オフ内容に基づいて当該VTR204のパラメータ設定を変更するようになされる。
なお、ステップF3でコマンドが自社コマンドであると判別された場合は、コマンド変換ブロック55はパスされ、ステップF5に移行する。ステップF5でコマンド実行ブロック56は、コマンド解析ブロック54から自社(A社)のコマンドの転送を受ける。自社のコマンド実行ブロック56では、自社のコマンド文字例=「PwrCtrl」に対応付けられた設定項目の調整内容に基づいて当該VTR204のパラメータ設定を変更するようになされる。この変更によって、B社の定義したB社のVTRの電源をオフにするコマンド文字列で、A社のVTR204の電源オン/オフの切り替えを行うことができる。
このように本発明に係る第5の実施例としてのVTR及び情報処理方法によれば、設定項目を指定するコマンド文字例を処理する場合に、コマンド変換ブロック55は、コマンド解析ブロック54によって解析されたB社のコマンド文字例=「POWER」をA社の当該VTR204のコマンド文字例=「PwrCtrl」に変換する。コマンド実行ブロック56は、変換後のA社のコマンド文字例=「PwrCtrl」に対応付けられた設定項目である電源オフ内容に基づいて当該VTR204のパラメータ設定を変更するようになされる。
従って、パラメータ設定操作するパソコン103の遠隔管理下に置かれるB社のVTRの機種が、A社のVTR204の機種と相違し、かつ、コマンド文字例が異なっても、設定パラメータを容易に変更することができ、全機種の同じ設定項目を同じ値に設定することができる。これにより、従来方式のようにサービスマンや管理者が現場まで出向き、一台一台の監視対象となったVTR204等に対して管理・点検を行う手間を減らすことができる。
図15は第6の実施例としての制御装置20内に構築される制御ブロックの構成例(コマンド文字例+VALUE)を示す図である。
この実施例では、第5の実施例に係るコマンド文字例に加えて、A社・B社で、電源オン/オフについて、表6に示すように設定値の意味づけが異なる場合である。この場合には、設定値(VALUE)を変換する処理がなされる。
図15に示すデータ解析ブロック51では、第1、第3乃至第5の実施例で説明した設定項目=電源オン/オフがコマンド文字例+VALUEで設定される。データ解析ブロック51は、例えば、電源オフを示すB社のコマンド文字例=「POWER」及びVALUE=OFFを検出する。
データ分離/合成部52は、データ解析処理されたコマンドデータD1からヘッダ部やテイラー部を取り除き、B社のコマンド文字例=「POWER」をコマンド解析ブロック54に出力する。コマンド解析ブロック54は、データ解析処理されたB社のコマンド文字例=「POWER」及びVALUE=OFFを受信してコマンド解析処理を実行する。コマンド解析処理では、データ解析されたコマンドデータD1が自社(A社)のコマンドであるか、他社(B社)のコマンドであるかを判別する。
このコマンド解析ブロック54では、コマンド文字例及びVALUEが自社のコマンドと一致するか否かによって、他社のコマンドである等を判別する。この例でコマンド変換ブロック55には、コマンド文字列及びVALUEを変換するテーブルが予め準備される。コマンド変換ブロック55はSNMP等と同様にコマンド変換が行われる。
コマンドが自社コマンド以外の他社(B社)コマンドである場合には、コマンド変換ブロック55を経由させることで、自社コマンドとして取り扱えるようになされる。コマンドが自社コマンドである場合には、第1、第3乃至第5の実施例と同様にして、コマンド変換ブロック55はパスされる。
コマンド変換ブロック55は、コマンドがA社コマンド以外のB社コマンドである場合に、コマンド解析ブロック54によって解析されたB社のコマンド文字例=「POWER」及びVALUE=OFFをA社の監視対象機器#iの設定項目=電源オフ/オフを示す、コマンド文字例=「PwrCtrl」及びVALUE=0に変換するようになされる。コマンド実行ブロック56は、変換後のA社のコマンド文字例=「PwrCtrl」及びVALUE=0に対応付けられた設定項目=電源オフ内容に基づいて当該監視対象機器#iのパラメータ設定を変更するようになされる。この変更によって、B社の定義したB社のVTRの電源をオフにするコマンド文字列及びVALUEで、A社のVTR204の電源オン/オフの切り替えを行うことができる。
このように、A・B社両方の監視対象機器#iがリモートメンテナンスシステム1内に混在している環境において、B社の定義したコマンドをA社で用いることで、電源オン/オフの設定切り替えに関して、両社の監視対象機器#iを同じ設定できるようになる。
図16は、第6の実施例としてのパラメータ設定例(コマンド文字例+VALUE)を示すフローチャートである。
この実施例では、図1に示したようなリモートメンテナンスシステム1において、あるネットワークプロトコル上で、データ部分にコマンド文字列及びVALUEを含めてコマンドを実行する場合、予めコマンド変換ブロック55にコマンド文字列及びVALUEを変換するテーブルを準備し、SNMP等と同様にコマンド変換を行えるようにしたものである。第1〜第5の実施例と同様にして、パラメータ設定操作するパソコン103と、監視対象機器#iとは通信手段を通じて接続される。この例でも監視対象機器#iがVTR204である場合を例に挙げる。B社のVTRの設定項目=電源オン/オフを示すコマンド文字例が「POWER」及び電源オフを示すVALUEが「OFF」で、A社のVTR204の設定項目=電源オン/オフを示すコマンド文字例が「PwrCtrl」及び電源オフを示すVALUEが「0」である場合を例に挙げる。
図1に示した情報管理システム100とビデオ編集システム200とは、第1乃至第5の実施例で説明した通り、アクセスポイント104及びアクセスポイント201との間はもちろん、これらのネットワーク101、102、202等の通信手段は、パラメータ設定変更時、制御ソフトウエア301によって通信可能な状態となされる。
これらをパラメータ設定の処理条件にして、図16に示すフローチャートのステップG1でVTR204は、パラメータ設定操作するパソコン103の管理下に置かれたA社又はB社のコマンド文字例+VALUE形式のコマンドデータD1を受信する。このとき、ネットワークI/F部60は、ネットワーク202からB社のコマンドデータD1を受信して取り込み、データバス70を通じてB社のコマンドデータD1をCPU25に転送する。
次に、ステップG2に移行して、データ解析ブロック51は、ネットワークI/F部60によりB社のコマンドデータD1を受信してデータ内容の解析処理を実行する。このとき、データ解析ブロック51は、ヘッダ部、B社のコマンド文字例=「POWER」+VALUE=「OFF」、アプリケーション等のデータ及びテイラー部から構成されるコマンドデータD1を解析してB社のコマンド文字例=「POWER」+VALUE=「OFF」や、データを抽出(検出)する。データ分離/合成部52では、データ解析処理されたコマンドデータD1からヘッダ部やテイラー部が取り除かれ、B社のコマンド文字例=「POWER」+VALUE=「OFF」とアプリケーション等のデータとに振り分けられる。
その他のブロック53は、コマンドデータD1から分離されたアプリケーション等のデータ処理を実行する。例えば、第1、第3乃至第5の実施例と同様にして、Webサーバーを搭載したVTR204等の場合には、HTTPプロトコル等のコマンドデータD1が入力される。そのコマンドデータD1はWebサーバープロセスに渡されて処理される。
そして、ステップG3に移行して、コマンド解析ブロック54は、データ解析処理されたB社のコマンド文字例=「POWER」+VALUE=「OFF」を受信してコマンド解析処理を実行する。コマンド解析処理では、当該コマンドデータD1が自社(A社)のコマンドか、又は、他社(B社)のコマンドかを判別する。例えば、コマンド文字例=「POWER」+VALUE=「OFF」が自社のコマンドと一致しないことを検出することによって、B社のコマンドである等を判別する。
コマンドが自社コマンド以外の他社(B社)コマンドである場合には、ステップG4に移行して、コマンド変換ブロック55は、コマンド解析ブロック54によって解析されたB社のコマンド文字例=「POWER」+VALUE=「OFF」を当該VTR204のコマンド文字例=「PwrCtrl」+VALUE=「0」に変換するようになされる。このパラメータ変換時、CPU25は、EEPROM23に格納されたコマンド変換テーブルを参照するようになされる(表5及び6参照)。
この際の変換処理では、パソコン103の遠隔管理下に置かれたB社のコマンド文字例=「POWER」+VALUE=「OFF」をアドレスにして、A社の当該VTR204のコマンド文字例=「PwrCtrl」+VALUE=「0」を読み出すようになされる。その際に、現在のコマンドに対して[B社→A社]変換が行われたことをRAM22等に記憶するようになされる。このように、コマンド変換ブロック55を経由させることで、自社コマンドとして取り扱えるようになされる。
その後、ステップG5に移行してコマンド実行ブロック56は、コマンド変換ブロック55から変換後の自社(A社)のコマンドの転送を受ける。自社のコマンド実行ブロック56では、変換後のA社のコマンド文字例=「PwrCtrl」+VALUE=「0」に対応付けられた設定項目=電源オフ内容に基づいて当該VTR204のパラメータ設定を変更するようになされる。
なお、ステップG3でコマンドが自社コマンドであると判別された場合は、コマンド変換ブロック55はパスされ、ステップG5に移行する。ステップG5でコマンド実行ブロック56は、コマンド解析ブロック54から自社(A社)のコマンドの転送を受ける。自社のコマンド実行ブロック56では、自社のコマンド文字例=「PwrCtrl」+VALUE=「0」に対応付けられた設定項目の調整内容に基づいて当該VTR204のパラメータ設定を変更するようになされる。この変更によって、B社の定義したB社のVTRの電源をオフにするコマンド文字列+VALUEで、A社のVTR204の電源オン/オフの切り替えを行うことができる。
このように本発明に係る第6の実施例としてのVTR及び情報処理方法によれば、設定項目を指定するコマンド文字例+VALUEを処理する場合に、コマンド変換ブロック55は、コマンド解析ブロック54によって解析されたB社のコマンド文字例=「POWER」+VALUE=「OFF」をA社の当該VTR204のコマンド文字例=「PwrCtrl」+VALUE=「0」に変換する。コマンド実行ブロック56は、変換後のA社のコマンド文字例=「PwrCtrl」+VALUE=「0」に対応付けられた設定項目である電源オフ内容に基づいて当該VTR204のパラメータ設定を変更するようになされる。
従って、パラメータ設定操作するパソコン103の遠隔管理下に置かれるB社のVTRの機種が、A社のVTR204の機種と相違し、かつ、コマンド文字例及び設定値(VALUE)が異なっても、設定パラメータを容易に変更することができ、全機種の同じ設定項目を同じ値に設定することができる。これにより、従来方式のようにサービスマンや管理者が現場まで出向き、一台一台の監視対象となったVTR204等に対して管理・点検を行う手間を減らすことができる。
この実施例では、監視対象機器#iについて、VTRの場合について説明したが、これに限られることはなく、ビデオカメラ106、IPカメラ107、プリンタ108,109についても同様な効果を得ることができる。
この発明は、ネットワーク接続可能な監視対象機器であるビデオカメラ、IPカメラ、プリンタ、モニタ、テレビ等に対して遠隔地からパラメータを設定するリモートメンテナンスシステム等に適用して好適である。
本発明に係る各実施例としての情報処理システムを応用したリモートメンテナンスシステム1の構成例を示す概念図である。
リモートメンテナンスシステム1におけるパラメータ設定変更時の通信処理例(その1)を示すブロック図である。
リモートメンテナンスシステム1におけるパラメータ設定変更時の通信処理例(その2)を示すブロック図である。
本発明に係る実施例としての監視対象機器#iの構成例を示すブロック図である。
図4に示した監視対象機器#i側の制御装置20内に構築される制御ブロックの構成例(受信時)を示す図である。
第1の実施例としてのパラメータ設定例を示すフローチャートである。
第2の実施例としての制御装置20内に構築される制御ブロックの構成例(応答時)を示す図である。
VTR設定パラメータに係るコマンド実行後の応答例を示すフローチャートである。
第3の実施例としての制御装置20内に構築される制御ブロックの構成例(OID;受信時)を示す図である。
パラメータ設定例(OID)を示すフローチャートである。
第4の実施例としての制御装置20内に構築される制御ブロックの構成例(OID+VALUE)を示す図である。
パラメータ設定例(OID+VALUE)を示すフローチャートである。
第5の実施例としての制御装置20内に構築される制御ブロックの構成例(コマンド文字列)を示す図である。
パラメータ設定例(コマンド文字例)を示すフローチャートである。
第6の実施例としての制御装置20内に構築される制御ブロックの構成例(コマンド文字例+VALUE)を示す図である。
パラメータ設定例(コマンド文字例+VALUE)を示すフローチャートである。
符号の説明
1・・・リモートメンテナンスシステム、10・・・機能ブロック、20・・・制御装置、21・・・ROM、22・・・RAM、23・・・EEPROM、25・・・CPU、51・・・データ解析ブロック、52・・・データ分離部、54・・・コマンド解析ブロック、55・・・コマンド変換ブロック、56・・・コマンド実行ブロック、100・・・情報管理システム(情報処理システム)、200・・・ビデオ編集システム