JP2006078749A - 感光性組成物および平版印刷版原版 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 (A)シクロヘキシル基含有特定化合物、および、(B)アミド結合またはウレタン結合を有するバインダーポリマー、を含有する感光性組成物。
【選択図】 なし
Description
これら各種レーザ光に感応する記録材料については種々研究されており、代表的なものとして、感光波長760nm以上の赤外線レーザで記録可能な材料としては米国特許第4708925号明細書記載のポジ型記録材料、特開平8−276558号公報に記載されている酸触媒架橋型のネガ型記録材料等があり、また300nm〜700nmの紫外光または可視光レーザ対応型の記録材料としては米国特許第2850445号明細書及び特公昭44−20189号公報に記載されているラジカル重合型のネガ型記録材料等多数ある。
上記課題を達成するために高感度な光ラジカル重合性組成物を用いた例が多数あり、その光ラジカル重合性組成物の主成分としては、ラジカル重合性架橋剤およびポリマーバインダーが使用されている。またラジカル重合性架橋剤としては通常その架橋効率を高めるために分子内に重合性基を2つ以上有する多官能の架橋剤が使用されており、例えば、非特許文献1に多く記載されている。
また、光重合可能な不飽和基を含有する化合物は種々公知であり、印刷版やフォトレジストなど感光性の記録材料の製造に使用されている。例えば特許文献1にはアルキルジイソシアネート、2価アルコール及び2価アルコールのモノ(メタ)アクリレートの反応生成物であるウレタン化合物が、特許文献2にはグリセロールジ(メタ)アクリレートとジイソシアネートの反応生成物であるウレタン化合物がそれぞれ記載されている。しかし、これら公知の重合可能なウレタン化合物を用いて製造された感光性の記録材料はある種の欠点を伴っており、感度、支持体に対する密着性による耐刷性、保存性の全ての性能が良好な組成物が望まれている。
近年、画像情報をコンピューターを用いて電子的に処理、蓄積、出力する、デジタル化
技術が広く普及してきている。そして、その様なデジタル化技術に対応した新しい画像出力方式が種々実用されるようになってきている。そのため、レーザー光のような指向性の高い光をデジタル化された画像情報に従って走査し、リスフィルムを介することなく、直接印刷版を製造するコンピューター・トゥ・プレート(CTP)技術が切望されており、これに適応した画像記録材料を得ることが重要な技術課題となっている。
特に、親水性支持体上に感光スピードに優れる光重合開始剤、付加重合可能なエチレン性不飽和化合物、及びアルカリ現像液に可溶なバインダーポリマーとを含有する光重合型の感光層(記録層)、及び必要に応じて酸素遮断性の保護層を設けた平版印刷版原版は、生産性に優れ、更に現像処理が簡便であり、解像度や着肉性もよいといった利点から、望ましい印刷性能を有する刷版となり得る。このような印刷版に上記光ラジカル重合性組成物を応用する場合、露光後の重合硬化物が高強度であること(高耐刷)が必要であり、従来から高強度化を目的としてウレタン樹脂等の水素結合相互作用が利用されてきた。しかし、このような水素結合相互作用の利用は、膜の柔軟度を下げ、重合時のラジカル移動を阻害するため低感度化することが問題であった。
「UV硬化における硬化不良・阻害要因とその対策」技術情報協会
即ち、本発明は以下の通りである。
(B)アミド結合またはウレタン結合を有するバインダーポリマー、
を含有する感光性組成物。
3. 前記感光層上に保護層を有する前記2に記載の平版印刷版原版。
特に紫外光、可視光及び赤外光を放射する固体レーザ及び半導体レーザ光を用いて記録することによりコンピューター等のデジタルデータから直接製版可能な平板印刷用版材として好適な重合性組成物を提供することができる。
〈本発明における一般式(I)で示される架橋剤〉
本発明の感光性組成物は、下記一般式(I)で表される化合物、即ちシクロヘキシル基と複数個のエチレン性重合性基を1分子中に有する多官能架橋剤を含有するものである。
アルキル基としては炭素原子数が1から20までの直鎖状、分岐状または環状のアルキル基を挙げることができ、その具体例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基、エイコシル基、イソプロピル基、イソブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、1−メチルブチル基、イソヘキシル基、2−エチルヘキシル基、2−メチルヘキシル基、シクロヘキシル基、シクロペンチル基、2−ノルボルニル基等を挙げることができる。これらの中では、炭素原子数1から12までの直鎖状、炭素原子数3から12までの分岐状、ならびに炭素原子数5から10までの環状のアルキル基がより好ましい。
アリールウレイド基、N′−アリール−N−アルキルウレイド基、N′−アリール−N−アリールウレイド基、N′,N′−ジアリール−N−アルキルウレイド基、N′,N′−ジアリール−N−アリールウレイド基、N′−アルキル−N′−アリール−N−アルキルウレイド基、N′−アルキル−N′−アリール−N−アリールウレイド基、アルコキシカルボニルアミノ基、アリーロキシカルボニルアミノ基、N−アルキル−N−アルコキシカルボニルアミノ基、N−アルキル−N−アリーロキシカルボニルアミノ基、N−アリール−N−アルコキシカルボニルアミノ基、N−アリール−N−アリーロキシカルボニルアミノ基、ホルミル基、アシル基、カルボキシル基及びその共役塩基基(以下、カルボキシラートと称す)、アルコキシカルボニル基、アリーロキシカルボニル基、カルバモイル基、N−アルキルカルバモイル基、N,N−ジアルキルカルバモイル基、N−アリールカルバモイル基、N,N−ジアリールカルバモイル基、N−アルキル−N−アリールカルバモイル基、アルキルスルフィニル基、アリールスルフィニル基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、スルホ基(−SO3H)及びその共役塩基基(以下、スルホナト基と称す)、アルコキシスルホニル基、アリーロキシスルホニル基、スルフィナモイル基、N−アルキルスルフィナモイル基、N,N−ジアルキルスルフィナモイル基、N−アリールスルフィナモイル基、N,N−ジアリールスルフィナモイル基、N−アルキル−N−アリールスルフィナモイル基、スルファモイル基、N−アルキルスルファモイル基、N,N−ジアルキルスルファモイル基、N−アリールスルファモイル基、N,N−ジアリールスルファモイル基、N−アルキル−N−アリールスルファモイル基、N−アシルスルファモイル基及びその共役塩基基、N−アルキルスルホニルスルファモイル基(−SO2NHSO2(alkyl))及びその共役塩基基、N−アリールスルホニルスルファモイル基(−SO2NHSO2(allyl))及びその共役塩基基、N−アルキルスルホニルカルバモイル基(−CONHSO2(alkyl))及びその共役塩基基、N−アリールスルホニルカルバモイル基(−CONHSO2(allyl))及びその共役塩基基、アルコキシシリル基(−Si(Oalkyl)3)、アリーロキシシリル基(−Si(Oallyl)3)、ヒドロキシシリル基(−Si(OH)3)及びその共役塩基基、ホスホノ基(−PO3H2)及びその共役塩基基(以下、ホスホナト基と称す)、ジアルキルホスホノ基(−PO3(alkyl)2)、ジアリールホスホノ基(−PO3(aryl)2)、アルキルアリールホスホノ基(−PO3(alkyl)(aryl))、モノアルキルホスホノ基(−PO3H(alkyl))及びその共役塩基基(以後、アルキルホスホナト基と称す)、モノアリールホスホノ基(−PO3H(aryl))及びその共役塩基基(以後、アリールホスホナト基と称す)、ホスホノオキシ基(−OPO3H2)及びその共役塩基基(以後、ホスホナトオキシ基と称す)、ジアルキルホスホノオキシ基(−OPO3(alkyl)2)、ジアリールホスホノオキシ基(−OPO3(aryl)2)、アルキルアリールホスホノオキシ基(−OPO3(alkyl)(aryl))、モノアルキルホスホノオキシ基(−OPO3H(alkyl))及びその共役塩基基(以後、アルキルホスホナトオキシ基と称す)、モノアリールホスホノオキシ基(−OPO3H(aryl))及びその共役塩基基(以後、アリールホスホナトオキシ基と称す)、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシル基、アリール基、アルケニル基、アルキニル基が挙げられる。
ロペニル基、1−ブテニル基、シンナミル基、2−クロロ−1−エテニル基等が挙げられ、アルキニル基の例としては、エチニル基、1−プロピニル基、1−ブチニル基、トリメチルシリルエチニル基、フェニルエチニル基等が挙げられる。
置換アルケニル基は、置換基がアルケニル基の水素原子と置き換わり結合したものであり、この置換基としては、上述の置換アルキル基における置換基が用いられ、一方アルケニル基は上述のアルケニル基を用いることができる。好ましい置換アルケニル基の例としては、以下に示す基等を挙げることができる。
mは、感度と安定性のバランスから2であることがより好ましい。
nは、バインダーとの相溶性の観点から0または1であることが好ましい。
なお、lが1以上のとき、シクロヘキシル基上の置換基−[Z]と、以下に示す基とは、同一炭素上に置換していないことが、バインダーとの相溶性の観点から好ましい。
1価の置換基Zとしては、上述のXの具体例中の置換アルキル基における置換基の例と同様のものが挙げられる。
mは、感度と安定性のバランスから2であることがより好ましい。
nは、バインダーとの相溶性の観点から0または1であることが好ましく、1であることがより好ましい。
なお、lが1以上のとき、シクロヘキシル基上の置換基−[Z]と、以下に示す基とは、同一炭素上に置換していないことが、バインダーとの相溶性の観点から好ましい。
本発明の感光性組成物は、上記一般式(I)で表される架橋剤(以下、特定シクロヘキシル基含有化合物と称する場合がある。)の他に、さらにアミド結合またはウレタン結合を有するバインダーポリマーを含有する。ここで、アミド結合またはウレタン結合を有するバインダーポリマーとしては、アミド結合またはウレタン結合を有する線状有機高分子重合体であることが好ましい。このような「アミド結合またはウレタン結合を有する線状有機高分子重合体」としては、どれを使用しても構わない。好ましくは水現像あるいは弱アルカリ水現像を可能とする水あるいは弱アルカリ水可溶性または膨潤性であるアミド結合またはウレタン結合を有する線状有機高分子重合体が選択される。アミド結合またはウレタン結合を有する線状有機高分子重合体は、組成物の皮膜形成剤としてだけでなく、水、弱アルカリ水あるいは有機溶剤現像剤としての用途に応じて選択使用される。例えば、水可溶性有機高分子重合体を用いると水現像が可能になる。このようなアミド結合またはウレタン結合を有する線状有機高分子重合体として、たとえば特開平11−171907号公報記載のアミド基を有するバインダーは優れた現像性と膜強度とを併せもち好適である。
また、特公平7−12004号、特公平7−120041号、特公平7−120042号、特公平8−12424号、特開昭63−287944号、特開昭63−287947号、特開平1−271741号の各公報、特願平10−116232号明細書等に記載される、酸基を含有するウレタン系バインダーポリマーは、強度に非常に優れており、耐刷性および低露光適性の点で有利である。
せることができる。好ましくは30〜85質量%である。また光重合可能なエチレン性不飽和二重結合を有する化合物と線状有機高分子重合体は、質量比で1/9〜7/3の範囲とするのが好ましい。好ましい実施様態においてバインダーポリマーは実質的に水不要でアルカリに可溶なものが用いられる。そうすることで、現像液として、環境上好ましくない有機溶剤を用いないかもしくは非常に少ない使用量に制限できる。
本発明の感光性組成物には、以下に述べる従来公知の付加重合可能なエチレン性不飽和結合を有する化合物をさらに混合してもよい。従来公知の付加重合可能なエチレン性不飽和結合を有する化合物とは、例えばエチレン性不飽和結合を少なくとも1個、好ましくは2個以上有する化合物から選ばれる。このような化合物群は当該産業分野において広く知られるものであり、本発明においてはこれらを特に限定なく用いることができる。これらは、例えばモノマー、プレポリマー、すなわち2量体、3量体およびオリゴマー、またはそれらの混合物ならびにそれらの共重合体などの化学的形態をもつ。モノマーおよびその共重合体の例としては、不飽和カルボン酸(例えば、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、イソクロトン酸、マレイン酸など)や、そのエステル類、アミド類が挙げられ、好ましくは、不飽和カルボン酸と脂肪族多価アルコール化合物とのエステル、不飽和カルボン酸と脂肪族多価アミン化合物とのアミド類が用いられる。また、ヒドロキシル基や、アミノ基、メルカプト基等の求核性置換基を有する不飽和カルボン酸エステル、アミド類と単官能もしくは多官能イソシアネート類、エポキシ類との付加反応物、単官能もしくは、多官能のカルボン酸との脱水縮合反応物等も好適に使用される。また、イソシアナト基や、エポキシ基、等の親電子性置換基を有する、不飽和カルボン酸エステル、アミド類と単官能もしくは多官能のアルコール類、アミン類、チオール類との付加反応物、ハロゲン基や、トシルオキシ基、等の脱離性置換基を有する、不飽和カルボン酸エステル、アミド類と単官能もしくは多官能のアルコール類、アミン類、チオール類との置換反応物も好適である。また、別の例として、上記の不飽和カルボン酸の代わりに、不飽和ホスホン酸、スチレン、ビニルエーテル等に置き換えた化合物群を使用することも可能である。
イソクロトン酸エステルとしては、エチレングリコールジイソクロトネート、ペンタエリスリトールジイソクロトネート、ソルビトールテトライソクロトネー卜等が挙げられる。マレイン酸エステルとしては、エチレングリコールジマレート、トリエチレングリコールジマレート、ペンタエリスリトールジマレート、ソルビトールテトラマレート等が挙げられる。
また、脂肪族多価アミン化合物と不飽和カルボン酸とのアミドのモノマーの具体例としては、メチレンビス−アクリルアミド、メチレンビス−メタクリルアミド、1,6−へキサメチレンビス−アクリルアミド、1,6−へキサメチレンビス−メタクリルアミド、ジエチレントリアミントリスアクリルアミド、キシリレンビスアクリルアミド、キシリレン
ビスメタクリルアミド等が挙げられる。
(ただし、R1およびR2はそれぞれ独立にHあるいはCH3を示す。)
また本発明の重合性感光性組成物には、重合開始剤を用いることが好ましい。
好ましい重合開始剤としては(a)芳香族ケトン類、(b)芳香族オニウム塩化合物、(c)有機過酸化物、(d)チオ化合物、(e)ヘキサアリールビイミダゾール化合物、(f)ケトオキシムエステル化合物、(g)ボレート化合物、(h)アジニウム化合物、(i)メタロセン化合物、(j)活性エステル化合物、(k)炭素ハロゲン結合を有する化合物等が挙げられる。
60−26403号公報、特開昭62−81345号公報記載のベンゾインエーテル類、特公平1−34242号公報、米国特許第4,318,791号、ヨーロッパ特許0284561A1号記載のα−アミノベンゾフェノン類、例えば
さらに以下のジアゾニウム塩も挙げることができる。
上記一般式〔II〕におけるアルキル0基としては炭素原子数1〜4個のものが好ましい。またアリール基としてはフェニル、ナフチルのような炭素原子数6〜10個のものが好ましく、置換アリール基としては、上記のようなアリール基に塩素原子のようなハロゲン原子、メチル基のようなアルキル基、メトシキ基、エトキシ基のようなアルコキシ基で置換されたものが含まれる。R21は、好ましくは炭素原子数1〜4個のアルキル基である。
−2−オン、2−エトキシカルボニルオキシイミノ−1−フェニルプロパン−1−オン等が挙げられる。
本発明における重合開始剤の他の例である(g)ボレート塩の例としては下記一般式[III] で表わされる化合物を挙げることができる。
まれていてもよい。更に置換基として前述の置換アリール基の置換基として挙げたものを有していてもよい。一般式[III] で示される化合物例としては具体的には米国特許3,567,453号、同4,343,891号、ヨーロッパ特許109,772号、同109,773号に記載されている化合物および以下に示すものが挙げられる。
挙げることができる。
本発明における重合開始剤は単独もしくは2種以上の併用によって好適に用いられる。
本発明の重合性感光性組成物には、上記重合開始剤とともに増感色素を含有することが好ましい。
本発明において用いることができる増感色素としては、分光増感色素、光源の光を吸収して重合開始剤と相互作用する染料あるいは顔料が挙げられる。
の共役ケトン色素、特開昭57−10605号公報記載の色素、特公平2−30321号公報記載のアゾシンナミリデン誘導体、特開平1−287105号公報記載のシアニン系色素、特開昭62−31844号公報号、特開昭62−31848公報号、特開昭62−143043号公報記載のキサンテン系色素、特公昭59−28325号公報記載のアミノスチリルケトン、特公昭61−9621号公報記載のメロシアニン色素、特開平2−179643号公報記載の色素、特開平2−244050号公報記載の以下の一般式〔1〕で表されるメロシアニン色素、
好ましい具体例としては
ン色素、例えば、
好ましい具体例としては、
子、ハロゲン原子、アルキル基、置換アルキル基、アリール基、置換アリール基、ヒドロキシル基、置換オキシ基、メルカプト基、置換チオ基、アミノ基、置換アミノ基、置換カルボニル基、スルホ基、スルホナト基、置換スルフィニル基、置換スルホニル基、ホスフォノ基、置換ホスフォノ基、ホスフォナト基、置換ホスフォナト基、シアノ基、ニトロ基を表すか、もしくは、R60とR61、R61とR62、R62とR63、R68とR69、R69とR70、R70とR71が互いに結合して脂肪族又は芳香族環を形成していても良く、R64は水素原子、アルキル基、置換アルキル基、アリール基、又は置換アリール基を表し、R65は置換、又は無置換のアルケニルアルキル基、又は置換もしくは無置換のアルキニルアルキル基を表し、R66、R67はそれぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、置換アルキル基、アリール基、置換アリール基、置換カルボニル基を表す)
好ましい具体例としては
系及びスチリル系色素、例えば、下記化学構造)等を挙げることができる。
好ましい前記染料としては、例えば、特開昭58−125246号、特開昭59−84356号、特開昭59−202829号、特開昭60−78787号公報等に記載されているシアニン染料、英国特許434,875号明細書記載のシアニン染料等を挙げること
ができる。
金属錯塩アゾ染料、ピラゾロンアゾ染料、ナフトキノン染料、アントラキノン染料、フタロシアニン染料、カルボニウム染料、キノンイミン染料、メチン染料、ジインモニウム染料、アミニウム染料、スクワリリウム色素、金属チオレート錯体等の染料が挙げられる。
表面処理の方法には、樹脂やワックスを表面コートする方法、界面活性剤を付着させる方法、反応性物質(例えば、シランカップリング剤、エポキシ化合物、ポリイソシアネート等)を顔料表面に結合させる方法等が考えられる。前記の表面処理方法は、「金属石鹸の性質と応用」(幸書房)、「印刷インキ技術」(CMC出版、1984年刊)及び「最新顔料応用技術」(CMC出版、1986年刊)に記載されている。
更に上述の特開平11−209001号公報記載の赤外線吸収剤を挙げることができる。
本発明の感光性組成物には、さらにその用途、製造方法等に適したその他の成分を適宜添加することができる。以下、好ましい添加剤に関し例示する。
本発明における増感色素も単独もしくは2種以上の併用によって好適に用いられる。さらに本発明の重合性組成物には、感度を一層向上させる、あるいは酸素による重合阻害を抑制する等の作用を有する公知の化合物を共増感剤として加えても良い。
また、本発明において増感色素を用いる場合、重合性組成物中の光重合開始剤と増感色素のモル比は100:0〜1:99であり、より好ましくは90:10〜10:90であり、最も好ましくは80:20〜20:80である。
上記共増感剤を使用する場合には重合開始剤1質量部に対して、0.01〜50質量部使用するのが適当である。
また、本発明においては以上の基本成分の他に感光性組成物の製造中あるいは保存中において重合可能なエチレン性不飽和二重結合を有する化合物の不要な熱重合を阻止するために少量の熱重合防止剤を添加することが望ましい。適当な熱重合防止剤としてはハイドロキノン、p−メトキシフェノール、ジ−t−ブチル−p−クレゾール、ピロガロール、t−ブチルカテコール、ベンゾキノン、4,4'−チオビス(3−メチル−6−t−ブチ
ルフェノール)、2,2'−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、
N−ニトロソフェニルヒドロキシアミン第一セリウム塩等が挙げられる。熱重合防止剤の添加量は、全組成物の質量に対して約0.01質量%〜約5質量%が好ましい。また必要に応じて、酸素による重合阻害を防止するためにベヘン酸やベヘン酸アミドのような高級脂肪酸誘導体等を添加して、塗布後の乾燥の過程で感光層の表面に偏在させてもよい。高級脂肪酸誘導体の添加量は、全組成物の約0.5質量%〜約10質量%が好ましい。
さらに、感光層の着色を目的として染料もしくは顔料を添加してもよい。これにより、印刷版としての、製版後の視認性や、画像濃度測定機適性といったいわゆる検版性を向上させることができる。着色剤としては、多くの染料は光重合系感光層の感度の低下を生じるので、着色剤としては、特に顔料の使用が好ましい。具体例としては例えばフタロシアニン系顔料、アゾ系顔料、カーボンブラック、酸化チタンなどの顔料、エチルバイオレット、クリスタルバイオレット、アゾ系染料、アントラキノン系染料、シアニン系染料などの染料がある。染料および顔料の添加量は全組成物の約0.5質量%〜約5質量%が好ましい。
さらに、硬化皮膜の物性を改良するために無機充填剤や、その他可塑剤、感光層表面のインク着肉性を向上させうる感脂化剤等の公知の添加剤を加えてもよい。
露光用平版印刷版としては、その被覆量は乾燥後の質量で約0.1g/m2〜約10g/m2の範囲が適当である。より好ましくは0.5〜5g/m2である。
本発明の主要な目的の一つである、平版印刷版を得るには上記感光層を、表面が親水性の支持体上に設けることが望ましい。親水性の支持体としては、従来公知の、平版印刷版に使用される親水性支持体を限定無く使用することができる。使用される支持体は寸度的に安定な板状物であることが好ましく、例えば、紙、プラスチック(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン等)がラミネートされた紙、金属板(例えば、アルミニウム、亜鉛、銅等)、プラスチックフィルム(例えば、二酢酸セルロース、三酢酸セルロース、プロピオン酸セルロース、酪酸セルロース、酢酸酪酸セルロース、硝酸セルロース、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリビニルアセタール等)、上記のような金属がラミネートもしくは蒸着された紙もしくはプラスチックフィルム等が含まれ、これらの表面に対し、必要に応じ親水性の付与や、強度向上、等の目的で適切な公知の物理的、化学的処理を施しても良い。
極酸化処理したのちに、アルカリ金属珪酸塩の水溶液に浸漬処理したものが好適に使用される。陽極酸化処理は、例えば、燐酸、クロム酸、硫酸、硼酸等の無機酸、もしくは蓚酸、スルファミン酸等の有機酸またはそれらの塩の水溶液または非水溶液の単独または二種以上を組み合わせた電解液中でアルミニウム板を陽極として電流を流すことにより実施される。
本発明の望ましい様態である、走査露光用平版印刷版においては、通常、露光を大気中で行うため、光重合性組成物の層の上に、さらに、保護層を設けることが好ましい。保護層は、感光層中で露光により生じる画像形成反応を阻害する大気中に存在する酸素や、塩基性物質等の低分子化合物の感光層への混入を防止し、大気中での露光を可能とする。従って、このような保護層に望まれる特性は、酸素等の低分子化合物の透過性が低いことであり、さらに、露光に用いる光の透過は実質阻害せず、感光層との密着性に優れ、かつ、露光後の現像工程で容易に除去できることが望ましい。このような、保護層に関する工夫が従来よりなされており、米国特許第3,458,311号明細書、特開昭55−49729号公報に詳しく記載されている。保護層に使用できる材料としては例えば、比較的、結晶性に優れた水溶性高分子化合物を用いることがよく、具体的には、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、酸性セルロース類、ゼラチン、アラビアゴム、ポリアクリル酸などのような水溶性ポリマーが知られているが、これらの内、ポリビニルアルコールを主成分として用いることが、酸素遮断性、現像除去性といった基本特性的にもっとも良好な結果を与える。
本発明の感光性組成物を用いた感光材料を画像形成材料として使用する際には、通常、画像露光したのち、現像液で感光層の未露光部を除去し、画像を得る。これらの光重合性組成物を平版印刷版の作成に使用する際の好ましい現像液としては、特公昭57−7427号公報に記載されているような現像液が挙げられ、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、第三リン酸ナトリウム、第二リン酸ナトリウム、第三リン酸アンモニウム、第二リン酸アンモニウム、メタケイ酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、アンモニア水などのような無機アルカリ剤やモノエタノールアミンまたはジエタノールアミンなどのような有機アルカリ剤の水溶液が適当である。このようなアルカリ溶液の濃度が0.1〜10質量%、好ましくは0.5〜5質量%になるように添加される。
なお、この現像液成分については特開2002−202616号公報の段落(0024)〜(0067)に詳述されている。
・フラットベッド方式で半導体レーザーを多数(10個以上)使用したマルチビームの露光装置
・外面ドラム方式で半導体レーザーを多数(10個以上)使用したマルチビームの露光装置
光時間t(s)との間に式(eq1)が成立する。
X・S=n・q・t (eq1)
レーザー回転数f(ラジアン/s)、感材の副走査長Lx(cm)、解像度Z(ドット/cm)、全露光時間t(s)の間には一般的に式(eq2)が成立する。
f・Z・t=Lx (eq2)
ii)外面ドラム(マルチビーム)方式の場合
ドラム回転数F(ラジアン/s)、感材の副走査長Lx(cm)、解像度Z(ドット/cm)、全露光時間t(s)、ビーム数(n)の間には一般的に式(eq3)が成立する。
F・Z・n・t=Lx (eq3)
iii)フラットベッド(マルチビーム)方式の場合
ポリゴンミラーの回転数H(ラジアン/s)、感材の副走査長Lx(cm)、解像度Z(ドット/cm)、全露光時間t(s)、ビーム数(n)の間には一般的に式(eq4)が成立する。
H・Z・n・t=Lx (eq4)
1,4−シクロヘキシレンジイソシアネート20.0gを、2−ヒドロキシエチルメタクリレート31.1gをテトラヒドロフラン80mlに溶解し攪拌し、ジラウリン酸ジ−n−ブチルスズを100ml滴下した。その後室温で1時間攪拌した後、析出した結晶を濾過後、濾物をメタノール100mlで洗浄し、化合物A4を8.5g得た。
上記合成例1と同様の方法で1,4−シクロヘキシレンジイソシアネートの代わりに1,3−ビス(イソシアネートメチル)−シクロヘキサン23.4gを使用することで、化合物B50.4gを得た。
上記合成例2と同様の方法で2−ヒドロキシエチルメタクリレートの代わりに以下の2−ヒドロキシエチルアクリレート28.0gを使用することで、化合物Cを50.1g得た。
1,4−シクロヘキサンジメタノール20.0gを、2−メタクリロイルエチルイソシアナート43.0gをテトラヒドロフラン200mlに溶解し攪拌し、ジラウリン酸ジ−n−ブチルスズを100ml滴下した。その後室温で1時間攪拌した後、析出した結晶を濾過後、濾物をメタノール100mlで洗浄し、化合物Dを55.1g得た。
シクロヘキサンビスメチルアミン20g、2−メタクリロイルエチルイソシアナート54.3gをテトラヒドロフラン80mlに溶解し攪拌し、ジラウリン酸ジ−n−ブチルスズを100ml滴下した。その後室温で1時間攪拌した後、析出した結晶を濾過後、濾物をメタノール100mlで洗浄し、化合物E68.5gを得た。
上記合成例5と同様の方法でシクロヘキサンビスメチルアミンの変わりに1,4−ジクロヘキサンジアミン20.0gを使用することで、化合物F72.2gを得た。
シクロヘキサンビスメチルアミン20g、グリシジルメタクリレート40.0gをジメチルスルホキシド80mlに溶解し、ハイドロキノン50mgを加え、80℃で5時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した後、硫酸マグネシウムを加え乾燥したのち、溶媒を減圧留去した。更にシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し化合物Gを40.6g得た。
1,3−シクロヘキサンジカルボン酸20.0g、グリシジルメタクリレート33.0gをジメチルスルホキド80mlに溶解し、ハイドロキノン50mgとN,N−ジメチルドデシルアミン300mgを加え、100℃で5時間攪拌した。反応液に水100mlを加え、酢酸エチルで抽出した。乾燥し溶媒留去後、シリカゲルカラムクロマトで精製し化合物Hを42.4g得た。
4,4'−メチレンビスシクロヘキシルイソシアネート20.0gを、2−ヒドロキシエチルメタクリレート19.8gをテトラヒドロフラン80mlに溶解し攪拌し、ジラウリン酸ジ−n−ブチルスズを100ml滴下した。その後室温で1時間攪拌した後、析出した結晶を濾過後、濾物をメタノール100mlで洗浄し、化合物Iを36.5g得た。
シスー1,2−シクロヘキサンジメタノール20.0g、2−メタクリロイルエチルイソシアナート43.0gをテトラヒドロフラン80mlに溶解し攪拌し、ジラウリン酸ジ−n−ブチルスズを100ml滴下した。その後室温で1時間攪拌した後、析出した結晶を濾過後、濾物をメタノール100mlで洗浄し、化合物Jを58.5g得た。
4,4'−イソプロピリデンジシクロヘキサノール20.0g、2−メタクリロイルエチルイソシアナート25.8gに溶解し、80℃で6時間攪拌した。室温に冷却後、生成した結晶を濾過し、濾物を水30mlで2回洗浄し、続いてメタノール20mlで1回洗浄し、化合物Kを40.8g得た。
上記合成例2と同様の方法で2−ヒドロキシエチルメタクリレートの代わりに以下の多官能メタクリレートのアルコール82.0gを使用することで、化合物Lを60.5g得た。
(支持体1:陽極酸化アルミニウム支持体の製造)
厚さ0.30mmの材質1Sのアルミニウム板を8号ナイロンブラシと800メッシュのパミストンの水懸濁液を用い、その表面を砂目立てした後、よく水で洗浄した。10%水酸化ナトリウムに70℃で60秒間浸漬してエッチングした後、流水で、水洗後、20%HNO3で中和洗浄、水洗した。これをVA=12.7Vの条件下で正弦波の交番波形電流を用いて1%硝酸水溶液中で300クーロン/dm2の陽極時電気量で電解粗面化処理を行った。その表面粗さを測定したところ0.45μm(Ra表示)であった。ひきつづいて30%のH2SO4水溶液中に浸漬し、55℃で2分間デスマットした後、33℃、20%H2SO4水溶液中で、砂目立てした面に陰極を配置して、電流密度5A/dm2において50秒間陽極酸化したところ、厚さが2.7g/m2であった。これを支持体1とした。
上記支持体1に下記の表面処理用下塗り液状組成物2をSi量が約0.001g/m2となるように塗布し、100℃で1分間乾燥させたものを支持体2とした。
下記成分を混合攪拌し、約5分後に発熱が見られ、60分間反応させた後、内容物を別の容器に移し、メタノールをさらに3万質量部加えたものを液状組成物2とした。
メタノール 130質量部
水 20質量部
パラトルエンスルホン酸 5質量部
テトラエトキシシラン 50質量部
3−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン 50質量部
上記支持体1に、メチルメタクリレート/エチルアクリレート/2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸ナトリウム共重合体(60/25/15モル比、分子量Mn=3万)を、水/メタノール=5g/95gに溶解した液を塗布量が3mg/m2となるように塗布し、80℃、30秒間乾燥させたものを支持体3とした。
上述の支持体1〜3上に、下記組成の感光性組成物を乾燥塗布質量が表1中に示す量となるように塗布し、95℃で乾燥させ、感光層を形成した。
本発明のシクロヘキシル基含有化合物または比較化合物 表2記載
バインダーポリマー(B) 表1記載
増感剤(D) 0.10質量部
開始剤(I) 0.05質量部
共増感剤または添加剤(H) 0.25質量部
フッ素系界面活性剤 0.02質量部
(メガファックF-177:大日本インキ化学工業(株)製)
熱重合禁止剤 0.03質量部
(N-ニトロソヒドロキシルアミンアルミニウム塩)
ε型の銅フタロシアニン分散物 0.2 質量部
メチルエチルケトン 16.0 質量部
プロピレングリコールモノメチルエーテル 16.0 質量部
この感光層上にポリビニルアルコール(ケン化度98モル%、重合度550)の3質量%の水溶液を乾燥塗布質量が2g/m2となるように塗布し、100℃で2分間乾燥した。
露光1(感光層1〜4、6、7)
感光層1〜4、6、7を有する各平版印刷版用原版を波長405nmのバイオレットLD(FFEI社製バイオレットボクサー)で50μJ/cm2の露光量で、4000dpiにて175線/インチの条件でベタ画像と1〜99%の網点画像(1%刻み)を走査露光した。
露光2(感光層5)
感光層5を有する平版印刷版用原版をFD・YAGレーザー(CSI社製プレートジェット4、532nm)で100μJ/cm2の露光量で、4000dpiにて175線/インチの条件でベタ画像と1〜99%の網点画像(1%刻み)を走査露光した。
現像液1(または2)及びフィニッシングガム液FP−2W(富士写真フイルム製)を仕込んだ自動現像機(富士写真フイルム製LP−850P2)で標準処理を行った。プレヒートの条件は版面到達温度が100℃、現像液温は30℃、現像液への浸漬時間は約15秒であった。
現像液1、2は下記組成よりなり、pHは25℃でそれぞれ11.5(現像液1)、12.3(現像液2)、であり、導電率は5mS/cm(現像液1)、17mS/cm(現像液2)であった。
水酸化カリウム 0.15g
ポリオキシエチレンフェニルエーテル(n=13) 5.0 g
キレスト400(キレート剤) 0.1 g
水 94.75g
1K−珪酸カリウム 2.5 g
水酸化カリウム 0.15g
ポリオキシエチレンフェニルエーテル(n=13) 5.0 g
キレスト400(キレート剤) 0.1 g
水 92.25g
上記で得られた平版印刷版用原版の感度、保存安定性、耐刷性、汚れ性について、下記の方法で評価した。結果は表2〜8にまとめた。
上記印刷版をそれぞれの条件で露光し、その直後に表2〜8記載の条件で現像して画像形成を行い、その際の50%網点の面積%を網点面積測定器(グレタグーマクベス)で測定した。数字が大きいほど感度が高いことを示す。
印刷機としてローランド社製R201を使用し、インキとして大日本インキ社製GEOS−G(N)を使用した。ベタ画像部の印刷物を観察し、画像がかすれはじめた枚数によって耐刷性を調べた。数字が多いほど耐刷性が良い。
印刷機としてローランド社製R201を使用し、インキとして大日本インキ社製GEOS−G(N)を使用した。印刷開始から5000枚目に富士写真フイルム(株)製PSプレートクリーナーCL−2を印刷用スポンジにしみこませ、網点部を拭き、版面のインキを洗浄した。その後、10,000枚印刷を行い、印刷物における網点の版飛びの有無を目視で観察した。
印刷機としてローランド社製R201を使用し、インキとして大日本インキ社製GEOS−G(S)を使用した。非画像部(未露光部)の印刷物を観察し、耐汚れ性を評価した。
上記平版印刷版用原版として、合紙とともにアルミクラフト紙で密閉し、60℃で4日放置したものを用いた以外は感度評価時とすべて同じ方法で網点面積測定を行った。次に、60℃、4日放置有りの網点面積と60℃、4日放置無しの網点面積との差を取り、強制経時による網点変動(Δ%)を測定した。この数字の絶対値が小さいほど強制経時による影響が少ない、すなはち保存安全性が高いことを示す。
結果を表2〜8に示す。
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