JP2006078424A - 走査電子顕微装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 走査電子顕微鏡による試料観察に引き続いてX線分析を実行する場合に、試料の位置がX線を効率良く取り込める位置から外れていることでX線分析が失敗してしまうことを回避する。
【解決手段】 SEMの試料観察が終了して(S1)X線分析が開始されると(S2、S3)、合焦状態となっている対物レンズの励磁電流に基づいて試料観察終了時の試料位置を検知し、その位置がX線分析に適切な位置であるか否かを判定する(S4)。適切でない場合にはX線分析を中断し、警告メッセージを表示する(S6、S7)。この警告に対してオペレータが自動調整を選択すると(S8)、現在の試料位置と目標位置との差に基づいて試料ステージを自動的に移動させ(S9、S10)、X線分析を再開する。したがって、試料位置が適切でない状態でX線分析が行われてしまうことを防止できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、走査電子顕微部による試料像の観察とX線分析部による試料の組成分析とを行えるようにした走査電子顕微装置に関する。
一般的な走査電子顕微鏡では、微小径に集束させた電子線を試料に照射し、試料上の所定の範囲内でその電子線の照射位置を走査する。そして、電子線の照射位置から発生した2次電子や反射電子を検出して、その検出信号に基づいて上記走査に対応した試料表面の画像を作成して表示部の画面上に表示する。また、最近は、こうした走査電子顕微鏡にエネルギー分散型X線分析装置を組み込むことで、試料上の所定領域のX線分析を可能とした装置も開発されている(例えば特許文献1など参照)。こうした走査電子顕微装置によれば、試料上の微小領域の観察からその試料の組成分析までを効率良く行うことができるという利点がある。
図3はこうした一般的な走査電子顕微装置の要部の概略構成図である。電子銃1から放出された励起線としての電子線は、偏向コイル2により形成される磁場によって二次元的に曲げられ、対物レンズ3によって集束されて試料4の表面に照射される。試料4は図示しない試料ステージ上に載置されており、X軸、Y軸、Z軸の3軸方向に移動可能となっている。電子線の照射によって試料4からは2次電子や反射電子が発生し、これら電子は電子検出器5により検出される。この電子検出器5の検出信号は図示しない画像信号処理部に送られ、画像信号処理部は、偏向コイル2により電子線が走査されたときの検出信号に基づいて試料4に関する画像を作成する。
一方、上述したように試料4に微小径の電子線が照射されたとき、その照射位置及び近傍からは試料4に含まれる元素に特有の波長の固有X線が放出される。そこで、この固有X線をエネルギー分散型のX線分析部6に導入し、エネルギー(つまり波長)に応じた値を検出する。偏向コイル2により電子線が走査されたときの検出値に基づいて、例えば試料4の所定範囲の元素分布を得ることができる。
上記構成の装置では、走査顕微鏡による試料観察時にオペレータは試料ステージをZ軸方向に移動させ、試料の観察を行いたい条件に応じて、対物レンズ3と試料4との間の距離を所定範囲内で任意に設定することができる。その範囲内で試料4がどの位置に移動しても(例えば図3中で試料4がS1、S2のいずれの位置に在っても)、対物レンズ3に供給する励磁電流を調整することにより合焦を行い、明瞭な試料像を得ることが可能である。つまり、試料観察時にはZ軸方向における試料位置の制約は殆どない。
これに対し、X線分析部6へ固有X線を最も効率良く取り込むことができる試料位置は、そのX線分析部6の取付位置に依存しており、基本的には或る1点のみ、つまり図3中にS1で示す位置のみである。そのため、走査電子顕微鏡により試料4の観察を行った後に引き続いてX線分析を実行しようとした場合、試料4がX線分析のための最適位置S1に存在しないことがよくある。その場合には必ずしもX線分析ができないわけではないが、X線分析部6へのX線の取り込み効率が下がるため、正確な分析が行えないことになる。そのため、通常は、試料を適切な位置に移動させて再度X線分析を実行することが必要になる。また、X線分析を開始した後にX線が検出できていない又はX線の検出感度が極めて低いことにオペレータが気付いたとしても、そうしたX線の感度低下の原因は様々であるため、試料位置が適切でないことを認識するまでに時間が掛かることがある。そうした場合には、分析作業は一層非効率的になる。
特開2003-197143号公報
本発明はかかる課題を解決するために成されたものであり、その目的とするところは、走査電子顕微部による試料観察に引き続いてX線分析を行う際のX線分析の失敗を未然に防止し、こうした分析作業の効率を向上させることができる走査電子顕微装置を提供することである。
上記課題を解決するために成された本発明は、電子線を集束するレンズ系を含み、集束した電子線を試料に照射してそれに応じて試料から得られる電子を検出して試料像を形成する走査電子顕微部と、前記電子線の照射に応じて試料から発生したX線を検出することにより組成分析を行うX線分析部と、を具備する走査電子顕微装置において、
a)前記レンズ系と試料との離間距離を変化させるように試料の位置を移動させるための試料移動手段と、
b)前記X線分析部による分析実行の当初に試料の位置を検知する位置検知手段と、
c)該位置検知手段により検知された試料位置が所定位置又はその近傍の範囲内であるか否かを判定する位置判定手段と、
d)該位置判定手段により試料位置が所定位置又はその近傍の範囲内でないと判定されたときにはX線分析の実行を中断し、他方、試料位置が所定位置又はその近傍の範囲内であると判定されたときにX線分析を実行する制御手段と、
e)試料位置が所定位置又はその近傍の範囲内でないと判定されたときにオペレータに報知を行う報知手段と、
を備えることを特徴としている。
本発明に係る走査電子顕微装置では、分析の手順としてオペレータはまず試料移動手段により試料の位置を適宜調節して走査電子顕微部による試料観察を実行し、その後にX線分析の開始を指示する。X線分析部によるX線分析が開始されると、まず位置検知手段がその時点での、つまり走査電子顕微観察の終了時点での試料の位置を検知する。位置判定手段は、検知された現在の試料位置が予め設定されている所定位置又はその所定位置を中心に適宜定められた近傍の範囲内に収まっているか否かを判定する。この所定位置は、電子線の照射に対応して試料から放出される固有X線が最も効率良くX線分析部に取り込まれるように定められた位置であって、基本的にはその装置の構成に依存する。したがって、通常は、本装置を出荷する時点でメーカが設定しておくことができる。
現在の試料位置が上記所定位置又はその近傍の範囲内にある場合にはそのままX線分析を行うことが可能であるから、制御手段はそのまま継続してX線分析を実行するようにX線分析部を制御する。これに対し、現在の試料位置が上記所定位置又はその近傍の範囲を逸脱している場合には、X線分析で信頼に足る結果を得ることが難しい。そこで制御手段はX線分析を中断させ、報知手段によりオペレータに報知を行う。報知手段は、表示による視覚的な報知、警告音等による聴覚的報知、或いはその両者の併用などとすることができる。
オペレータは上記報知によってX線分析を行うのに現在の試料位置が適切でないことを認識し、試料移動手段により試料を適宜移動させることで試料が所定位置又はその近傍に来るように調整することができる。オペレータが手動でそうした調整を行う場合には、調整の終了後にオペレータの操作によりX線分析の再開を指示するようにしておけばよい。
このように本発明に係る走査電子顕微装置によれば、走査電子顕微部による試料観察に引き続いてX線分析を行おうとする際に、実際にX線分析を実行する前に試料位置が適切でないことを知ることができるので、分析の失敗を未然に防止することができ、無駄な分析を行うことがない。それによって、分析作業を効率良く行うことができる。また、走査電子顕微鏡を用いた分析に不慣れなオペレータであっても、試料位置がX線分析に適切でないことがすぐに分かるので、分析の失敗の原因の究明に時間を要することもなくなる。
また、より好ましい構成として、本発明に係る走査電子顕微装置は、前記報知手段による報知に応じてオペレータによる所定の操作を受けたとき、前記位置検知手段により検知された現在の試料位置と前記所定位置との差に基づいて前記試料移動手段を作動させることにより、試料位置を自動的に調整する移動制御手段をさらに備える構成とするとよい。
この構成によれば、上述したようにオペレータ自身の手動操作により試料をX線分析に適した所定位置又はその近傍まで移動させるのではなく、オペレータは単に自動調整の実行の指示を行うだけで、移動制御手段が試料移動手段を作動させることにより、X線分析に適切な位置に試料が設定される。したがって、オペレータの作業を一層軽減することができ、しかも、試料がX線分析に適した位置に確実に設定されるので、X線分析の失敗をさらに減らすことができる。
以下、本発明の一実施例である走査電子顕微装置について図面を参照して説明する。図1は本実施例による走査電子顕微装置の要部の構成図である。既に説明した図3と同一の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
図1において、試料4を上に載置する試料ステージ7はモータ9の駆動力によりガイド8に沿ってZ軸方向に移動可能となっている。モータ9の動作は、パーソナルコンピュータ(PC)14に機能的に含まれる中央制御部15の統括的な制御の下に、試料ステージ制御部10により制御される。X線分析部6で得られる検出値はPC14に機能的に含まれるデータ処理部17に送られ、データ処理部17で検出値に基づいた元素の同定処理や定量処理などが実行される。電子検出器5の検出信号は画像信号処理部13に入力され、画像信号処理部13で試料4上の所定範囲の走査画像が形成され、その画像データがPC14に送られる。また、対物レンズ制御部11は対物レンズ3へ供給する励磁電流を制御することで試料4に照射される電子線の径を調整し、例えば走査画像の合焦を達成する。X線分析制御部12は中央制御部15の指示の下に、X線分析部6の動作を制御する。
この実施例の走査電子顕微装置では、試料ステージ7上に載置された試料4の表面と対物レンズ3の下面との間隔(これを作動距離という)がDaであるときに、試料4から放出された固有X線が最も効率良くX線分析部6に導入されるように構成されている。作動距離DaはX線分析部6の取付位置(具体的にはX線を取り込むX線収束レンズの取付角度など)など装置の構成に依存するから、予め計算により求めておくことができる。そこで、本装置を製造した時点でメーカ側において作動距離Da(本発明における所定位置に相当)を算出して、記憶部16に格納しておくものとする。なお、X線分析部6の取付位置の変更等が可能である場合には、記憶部16のデータは書き換え可能としておくととよい。また、このデータはPC14の内部ではなく、例えばX線分析制御部12等の回路の内部に記憶させておいてもよい。
次に、上記構成の走査電子顕微装置における特徴的な動作を図2を参照して説明する。図2は本装置を用いて試料観察の後に引き続いてX線分析を実行する場合の、作業手順及び装置の動作を示すフローチャートである。
まず、オペレータは走査電子顕微(SEM)観察を行って試料4上の分析領域を決定する(ステップS1)。即ち、操作部18で所定の操作を行うと、電子銃1から出射した電子線が試料4に照射され、さらに偏向コイル2により電子線の照射位置が所定の範囲で走査され、その際に試料4から出て来る2次電子等が電子検出器5に到達し、画像信号処理部13はその検出信号に基づいて試料像を作成する。この試料像は表示部19の画面上に表示される。オペレータが操作部18で所定の操作を行うと試料ステージ制御部10はモータ9を作動し、試料ステージ7をZ軸方向に上下動させることで作動距離を変化させて、試料像の範囲を適宜設定する。また作動距離を変えると合焦がずれるが、対物レンズ制御部11を介して対物レンズ3に流す励次電流を調整することにより、任意の試料位置における合焦を達成することができる。通常、試料観察の際には試料像を明瞭に表示させるから、試料がZ軸方向にいずれの位置にある場合でも最終的には合焦状態に設定される。
走査電子顕微観察により分析領域が決まったならば、オペレータは操作部18で所定の操作を行ってX線分析の開始を指示する(ステップS2)。この指示を受けて中央制御部15はX線分析を開始する(ステップS3)。まず、中央制御部15は対物レンズ制御部11よりその時点での対物レンズ3の励磁電流の値を取得し、その値に基づいてその時点での対物レンズ3と試料4との間の作動距離を計算する。上述したようにその時点で合焦状態となっていれば、励磁電流の値に基づいた作動距離は、その時点での対物レンズ3の下面と試料4の表面との間の離間距離を正確に反映している筈である。いま、ここで、試料4が図1中のS2の位置にあって、作動距離がDbであるものとする。
次に、現在の作動距離Dbを記憶部16に格納されている作動距離Daと比較し、現在の試料4の位置がX線分析に適合した位置の範囲にあるか否かを判定する(ステップS4)。具体的には、X線分析に最適な作動距離Daに対して所定のマージンを見込んだ許容範囲を設定し、現在の作動距離Dbがこの許容範囲に入るか否かを判定すればよい。現在の試料位置がX線分析に適合した範囲にある場合には、中央制御部15はそのままX線分析を実行するようX線分析制御部12へと指示を送り、それに応じてX線分析部6は試料から放出された固有X線の取り込みを開始する(ステップS5)。そして、試料4上の所定範囲内の固有X線の取り込みを終了して、これに基づく分析を行ったならば分析を終了する。
これに対し、ステップS4で現在の試料位置がX線分析に適合した範囲を逸脱していると判定された場合には、適切なX線分析を行うことができないから、中央制御部15はX線分析を中断するようX線分析制御部12に指示を送る(ステップS6)。したがって、X線分析部6は固有X線の取り込みを実行しない。さらに中央制御部15は試料位置が適切でないことの警告メッセージを表示部19に表示させる(ステップS7)。この警告メッセージのウインド内には、試料位置の自動調整を行うか否かを指定するボタンが配置されており、該ボタンがクリック操作されたときに、中央制御部15は試料位置の自動調整が必要であると認識する(ステップS8で「YES」)。
この場合に中央制御部15は、現在の作動距離Dbと記憶してある作動距離Daとの差を計算し、その差をモータ9の制御量に換算してその換算情報を試料ステージ制御部10に送る。試料ステージ制御部10はその制御信号に応じてモータ9を駆動することにより、試料ステージ7を自動的に移動させる(ステップS10)。試料ステージ7の移動終了後、ステップS3に戻り、X線分析を再開する。通常、上述したような試料ステージ7の自動的な移動動作によって試料位置はX線分析に適切な範囲に収まるから、ステップS3に戻った後にS4→S5と進む筈である。しかしながら、仮にこの時点でも試料位置が適切な範囲に収まっていない場合には、X線分析は中断されて再度警告メッセージが出されることになる。
ステップS8でオペレータにより試料位置の自動調整が不要である旨の選択が為された場合には、上述したような試料位置の自動調整処理は行わず、オペレータ自身が操作部18で所定の操作を行うことにより試料ステージ7の位置を適宜調整する(ステップS11)。このとき、オペレータの手動調整の参考に供するために、対物レンズ3の励磁電流に基づいて計算される作動距離が表示部19に表示され、オペレータの操作により試料ステージ7が移動させる毎に作動距離の表示値が更新される。また、目標値となる作動距離Daの値も同時に表示される。したがって、オペレータはその表示値を見ながら目標値となるように試料ステージ7の位置を調整すればよい。また、目標となる作動距離Daと現時点での作動距離との差を表示し、その差がゼロ近傍になるように調整するようにしてもよい。いずれもしても、手動調整が終了した時点でステップS2に戻ってオペレータは再びX線分析開始の指示(又は手動調整の終了の指示)を行う。それによって、X線分析が再び行われる。
以上のようにして本実施例の走査電子顕微装置では、走査電子顕微観察に引き続いてX線分析を行う際に、試料のZ軸方向の位置がX線分析に適切な範囲内であるか否かがチェックされ、適切でない場合にはオペレータが容易に認識できるように警告が出される。したがって、試料位置がX線分析に適切でない状態でX線分析が実行されてしまうことを防止することができる。また、警告が出された後にオペレータが自動調整を指示すれば、試料位置がX線分析に適切な状態になるように自動的に試料位置が調整される。したがって、オペレータは必ずしも手動操作で調整を行う必要がなく、オペレータの負担を軽減することができる。
なお、上記実施例は本発明の一実施例であって、本発明の趣旨の範囲で適宜変形、修正、追加を行っても本願請求の範囲に包含されることは当然である。
本発明の一実施例による走査電子顕微装置の要部の構成図。 本実施例の走査電子顕微装置におけるX線分析時の手順及び動作を示すフローチャート。 X線分析部を備える走査電子顕微装置の要部の概略構成図。
符号の説明
1…電子銃
2…偏向コイル
3…対物レンズ
4…試料
5…電子検出器
6…X線分析部
7…試料ステージ
8…ガイド
9…モータ
10…試料ステージ制御部
11…対物レンズ制御部
12…X線分析制御部
13…画像信号処理部
14…パーソナルコンピュータ(PC)
15…中央制御部
16…記憶部
17…データ処理部
18…操作部
19…表示部

Claims (2)

  1. 電子線を集束するレンズ系を含み、集束した電子線を試料に照射してそれに応じて試料から得られる電子を検出して試料像を形成する走査電子顕微部と、前記電子線の照射に応じて試料から発生したX線を検出することにより組成分析を行うX線分析部と、を具備する走査電子顕微装置において、
    a)前記レンズ系と試料との離間距離を変化させるように試料の位置を移動させるための試料移動手段と、
    b)前記X線分析部による分析実行の当初に試料の位置を検知する位置検知手段と、
    c)該位置検知手段により検知された試料位置が所定位置又はその近傍の範囲内であるか否かを判定する位置判定手段と、
    d)該位置判定手段により試料位置が所定位置又はその近傍の範囲内でないと判定されたときにはX線分析の実行を中断し、他方、試料位置が所定位置又はその近傍の範囲内であると判定されたときにX線分析を実行する制御手段と、
    e)試料位置が所定位置又はその近傍の範囲内でないと判定されたときにオペレータに報知を行う報知手段と、
    を備えることを特徴とする走査電子顕微装置。
  2. 前記報知手段による報知に応じてオペレータによる所定の操作を受けたとき、前記位置検知手段により検知された現在の試料位置と前記所定位置との差に基づいて前記試料移動手段を作動させることにより、試料位置を自動的に調整する移動制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の走査電子顕微装置。
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