JP2008032877A - 自動焦点検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】試料の選択した面に合焦させることができる自動焦点検出装置を提供する。
【解決手段】あらかじめ液晶基板7の表面7aに合焦させるのか裏面7bに合焦させるのかを選択する。また、あらかじめ合焦位置を設定しておく。CCD8の左右の信号の面積が等しくなる境界(分割境界線)を見つける。分割境界線を境に左側の信号の面積をSb、右側の信号面積をSaとして、引算回路20でSa―Sbを演算し、Sa―Sbがゼロになるようにドライバ21を介してフォーカスモータ22を駆動して合焦動作を行う。
【選択図】図2
【解決手段】あらかじめ液晶基板7の表面7aに合焦させるのか裏面7bに合焦させるのかを選択する。また、あらかじめ合焦位置を設定しておく。CCD8の左右の信号の面積が等しくなる境界(分割境界線)を見つける。分割境界線を境に左側の信号の面積をSb、右側の信号面積をSaとして、引算回路20でSa―Sbを演算し、Sa―Sbがゼロになるようにドライバ21を介してフォーカスモータ22を駆動して合焦動作を行う。
【選択図】図2
Description
この発明は自動焦点検出装置に関する。
従来、特開平5−312510号公報に記載された位置検出装置が知られている。対物レンズの光軸を含む面を境に2分される一方の第1の領域を介して所定のパターンの光を基板の表面へ投射し、その基板の表面から反射される投射パターンの光を対物レンズの光軸を含む面を境に2分される他方の第2の領域を介して検出器で受光し、基板の位置を検出する。その第2の領域を介して検出器の受光面へ向かう基板の裏面からの反射光を遮光する遮光部材がその第2の領域から所定の距離だけ離れた位置に配置されている。
この位置検出装置によれば、基板の裏面からの反射光を遮光して基板の表面からの反射光だけを抽出し、基板の表面に合焦させることができる。
特開平5−312510号公報
しかし、この位置検出装置には基板の表面からの反射光を遮光して裏面からの反射光だけを抽出することはできない。そのため、基板の裏面に合焦させることができなかった。
この発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その課題は試料の選択した面に合焦させることができる自動焦点検出装置を提供することである。
上記課題を解決するため請求項1記載の発明は、スリット開口を有し、結像レンズを介して試料にスリット光を照射する焦点ずれ検出用光源と、複数の受光素子を有し、前記焦点ずれ検出用光源から出射されて前記試料で反射されたスリット光を受光して電気信号に変換する受光手段と、前記複数の受光素子を2つの領域に分割し、前記受光手段の前記2つの領域の少なくとも一方を選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された領域から出力された受光信号に基づいて焦点ずれを検出する焦点ずれ検出手段とを備えていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の自動焦点検出装置において、前記受光手段は一次元受光素子アレイで構成され、前記選択手段により分割された前記一次元受光素子アレイの分割境界線は、前記試料の表面から裏面へ合焦状態が変化する境界線であることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の自動焦点検出装置において、前記焦点ずれ検出手段の検出結果に基づいて前記試料の一方の面に合焦させる焦点調節手段を備えていることを特徴とする。
この発明によれば、試料の選択した面に合焦させることができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1はこの発明の一実施形態に係る自動焦点検出装置を備える顕微鏡装置のブロック図である。自動焦点検出装置は、裏面反射のある基板に対して、基板の表面に合焦させるか又は裏面に合焦させるかを事前にモード選択できる装置である。
この顕微鏡装置は、焦点ずれ検出用光源1と集光レンズ2とスリット板3とハーフミラー5と対物レンズ(結像レンズ)6と落射照明系12とハーフミラー11とダイクロイックミラー10と一次元CCD(受光手段)(以下CCDという)8と制御回路SPと入力装置23とを備えている。
焦点ずれ検出用光源1は、集光レンズ2、スリット板3、ハーフミラー5及び対物レンズ6を介してステージ16上に載置された液晶基板(試料)7に光を照射する。焦点ずれ検出用光源1は赤外光を出射する。スリット板3はスリット状の開口部を有し、スリット状の光束を形成する。スリット板3は対物レンズ6の物体面(基準面)P0と共役な位置に配置されている。
ステージ16はXYZ方向へ移動することができる。Z軸方向への移動にはフォーカスモータ(焦点調節手段)22が用いられる。焦点ずれ検出用光源1とCCD8と制御回路SPとフォーカスモータ22とで自動焦点検出装置が構成される。
ハーフミラー5は落射照明系12から出射された光を透過させるとともに、落射照明系12から出射されて液晶基板7の表面7aで反射された光を透過させる。また、ハーフミラー5は焦点ずれ検出用光源1から出射された光を反射させる。対物レンズ6の焦点位置には液晶基板7の表面7aの空間像Iが形成される。
CCD8は、焦点ずれ検出用光源1から出射されて液晶基板7の表面7aで反射された光を、対物レンズ6、ハーフミラー5及びダイクロイックミラー10を介して受光して電気信号に変換する。CCD8の受光面は、対物レンズ6の物体面(基準面)P0と共役な位置に配置されており、光軸Axと受光面とが交差する点(所定の位置)を含むほぼ水平の分割境界線で図1の上下方向に2つの領域8a,8bに分割されている。各領域8a,8bには複数の画素が存在し、分割境界線は製造時に適切な位置(画素アドレス)に設定される。
ダイクロイックミラー10は、落射照明系12から出射され、ハーフミラー11で反射された可視光を透過させるとともに、落射照明系12から出射されて液晶基板7の表面7aで反射された光を透過させる。また、ダイクロイックミラー10は焦点ずれ検出用光源1から出射されて液晶基板7の表面7aで反射された光を反射させる。
ハーフミラー11は落射照明系12から出射された光を反射させ、ダイクロイックミラー10を透過した液晶基板7の表面7aで反射された光を透過させる。
制御回路SPはAGC回路17と積分領域選択回路(選択手段)18と積分回路19と引算回路(焦点ずれ検出手段)20とドライバ21とを有する。
AGC回路17はCCD8からの出力信号を制御し、一定のピーク値の信号を積分領域選択回路18へ出力する。
積分領域選択回路18は、入力装置23を用いて、液晶基板7の表面7aに合焦させるか又は裏面7bに合焦させるかのユーザの選択によりCCD8の受光面の2つの領域8a,8bの少なくとも一方を信号を積分する領域として選択する。液晶基板7の表面7aに対物レンズ6の焦点を合焦させる場合、CCD8の受光面の領域8aを選択する。液晶基板7の裏面7bに対物レンズ6の焦点を合焦させる場合、CCD8の受光面の領域8bを選択する。
積分回路19は領域8a,8bの少なくとも一方の領域の時間的に変化する信号の積分値(信号の面積)を求める。
引算回路20は、積分領域選択回路18によって選択された領域から出力された受光信号に基づいて焦点ずれを検出する。
ドライバ21は引算回路20の出力に基づいてフォーカスモータ22を駆動させる。
上記顕微鏡装置の動作を説明する。
落射照明系12から出射された可視光の光束はハーフミラー11で反射され、ダイクロイックミラー10、ハーフミラー5及び対物レンズ6を介して液晶基板7の表面7aに集光する。液晶基板7の表面7aで反射された光束は、対物レンズ6、ハーフミラー5、ダイクロイックミラー10及びハーフミラー11を透過し、接眼レンズ13によって液晶基板7の表面7aの空間像Iが拡大観察される。
一方、焦点ずれ検出用光源1から出射された光は、集光レンズ2によって集光された後、スリット板3に達する。スリット板3を透過した光束は集光レンズ2の光軸Axを含む図1の紙面に垂直な面を境界として上側光束L1と下側光束とに2分される。スリット板3を透過したスリット状の光束のうち、下側光束は遮光板4によって遮光され、上側光束L1がハーフミラー5で反射される。
ハーフミラー5で反射された上側光束L1は対物レンズ6の左側半分(図1の対物レンズ6の瞳の左半分)を介して液晶基板7の表面7a(対物レンズ6の物体面(基準面P0))に集光する。対物レンズ6の物体面P0にはスリット板3の開口部の像が形成される。液晶基板7の表面7aで反射された光束L2は、対物レンズ6の右側半分(図1の対物レンズ6の瞳の右半分)及びハーフミラー5を透過した後、ダイクロイックミラー10で反射されてCCD8の受光面に集光する。
CCD8の出力信号(受光信号)はAGC回路17によって一定のピーク値の信号に制御され、積分領域選択回路18へ出力される。積分領域選択回路18で選択された領域を積分回路19で積分し、信号の面積を求める。その後、引算回路20で左右の領域の信号の面積の差を演算し、その演算結果に基づいてドライバ21を介してフォーカスモータ22に電力を供給する。
なお、上記顕微鏡装置では対物レンズ6を焦点ずれ検出用光源1と落射照明系12とに共用させたが、焦点ずれ検出用光源1と落射照明系12とにそれぞれ独立して対物レンズを用いてもよい。
図2(a)は液晶基板と光束との関係を示す図、図2(b)は合焦前後の表面反射光及び裏面反射光の強度を示す図、図2(c)は表面に合焦させる場合の合焦前後の表面反射光及び裏面反射光の強度を示す図、図2(d)は裏面に合焦させる場合の合焦前後の表面反射光及び裏面反射光の強度を示す図、図3はデフォーカス量(合焦位置からのずれ量)とCCDの左右の領域の信号の面積差との関係を示す図である。
図2(a)は、図1のCCD8に入射する液晶基板7の表面7aからの表面反射光及び裏面7bからの裏面反射光の受光状態を示している。
図2(a)の(1)〜(5)の状態は、製造時に設定されたCCD8の分割境界線を境に右側受光領域8aと左側受光領域8bとに対物レンズ6のピント状態が変化することで、表面反射光と裏面反射光とがどのようにCCD8に入射するかを示している。
図2(b)の(1)〜(5)は、図2(a)の(1)〜(5)のCCD8への光の受光状態に対応した光量積分値を模式化した図であり、縦軸が光強度信号を示し、面積が受光光量を示す。
入力装置23により、基板表面の合焦モードを選択した場合のCCD8の受光信号の状態を示したのが図2(c)である。また、入力装置23により、基板裏面の合焦モードを選択した場合のCCD8の受光信号の状態を示したのが図2(d)である。
装置の製造時に、液晶基板7の表面7aに合焦させた際のCCD8の分割境界線の位置、すなわちCCD8の画素アドレス、及び裏面7bに合焦させた際のCCD8の分割境界線の位置、すなわちCCD8の画素アドレスを事前に自動焦点検出装置のメモリ(不図示)に記憶させる。その設定時には、例えば、目視で表面7a及び裏面7bに合焦させる。図2(a),(b)で示す(2)は、液晶基板7の表面7aに合焦した状態を示し、CCD8の分割境界線を設定し、自動焦点検出装置のメモリに画素アドレスを記憶する。また、図2(a),(b)に示す(4)は、液晶基板7の裏面7bに合焦した状態を示し、CCD8の分割境界線を設定し、自動焦点検出装置のメモリに画素アドレスを記憶する。
ユーザーが入力装置23により、基板表面7aへの合焦モードを選択すると、積分領域選択回路18は上述したようにCCD8の分割境界線を境に右側受光領域8aのみの受光信号を自動焦点検出装置の合焦制御に使用する。また、基板裏面7bへの合焦モードを選択すると、積分領域選択回路18は上述したようにCCD8の分割境界線を境に左側受光領域8bだけの受光信号を自動焦点検出装置の合焦制御に使用する。
図2(c)を用いて、基板表面の合焦モードについて説明する。
図2(c)の(2)の受光信号の状態において、基板表面7aの自動焦点検出するために、CCD8の右側受光領域8a内に新たな分割境界線を設定する。図2(c)の(2)の状態において、基板表面7aからの表面反射光だけがCCD8の右側受光領域8a内の複数の受光画素で受光されている。そこで、表面反射光の入射している右側受光領域8aの受光信号を用いて、積分回路19、引算回路20が図2(c)の(2)の受光面積の中心位置(受光面積の差(Sa−Sb)=0の画素アドレス)を算出し、その画素アドレスを新たな分割境界線の位置としてメモリに記録する。以後、基板表面7aの合焦モードが選択されると、その新たな分割境界線を境に合焦演算(焦点検出演算)処理が実行される。すなわち、図2(c)の(3)の状態では、受光面積の差(Sa−Sb)>0となって合焦位置から外れていることを示す。同様に、図2(c)の(4)、(5)の状態では、受光面積の差(Sa−Sb)が徐々に大きくなり、合焦位置からさらに離れたことを示し、受光面積の差(Sa−Sb)の絶対値が小さくなる方向に、対物レンズ6を駆動させる。なお、新たな分割境界線の右側の受光面積(受光信号)がSaに相当し、左側がSbに相当する。
また、図2(c)の(1)の状態のように、受光信号がなくなってしまった場合があるが、この(1)の状態となるのは2つの原因が考えられる。1つは、対物レンズ6がデフォーカスした場合であり、この場合には、対物レンズ6の駆動方向を知ることができる。もう1つは、反射光自体が微弱光となって受光信号が得られない場合である。この場合には、前述のデフォーカスした状態と判断して対物レンズ6を駆動すると暴走する恐れがある。従って、この(1)の状態になった場合には、左側受光領域8bの受光信号の有無を確認することで、次の制御を決定する。この点については、後述する(図4のステップS9参照)。
図2(d)を用いて、基板裏面の合焦モードにつき説明する。
図2(d)の(4)の受光信号の状態において、基板裏面7bに対して自動焦点検出するために、CCD8の左側受光領域8b内に新たな分割境界線を設定する。図2(d)の(4)の状態において、基板裏面7bからの裏面反射光だけがCCD8の左側受光領域8b内の複数の受光画素で受光されている。そこで、裏面反射光の入射している左側受光領域8bの受光信号を用いて、積分回路19、引算回路20が図2(d)の(4)の受光面積の中心位置(受光面積の差(Sa−Sb)=0の画素アドレス)を算出し、その画素アドレスを新たな分割境界線の位置としてメモリに記録する。以後、基板裏面7bの合焦モードが選択されると、その新たな分割境界線を境に合焦演算(焦点検出演算)処理が実行される。すなわち、図2(d)の(3)の状態では、受光面積の差(Sa−Sb)<0となって合焦位置から外れていることを示す。同様に、図2(d)の(2)、(1)の状態では、受光面積の差(Sa−Sb)が負の方向に大きくなり、合焦位置からさらに離れたことを示し、受光面積の差(Sa−Sb)の絶対値が小さくなる方向に、対物レンズ6の駆動させる。なお、新たな分割境界線の右側の受光面積(受光信号)がSaに相当し、左側がSbに相当する。
図2(d)の(4)の受光信号の状態において、基板裏面7bに対して自動焦点検出するために、CCD8の左側受光領域8b内に新たな分割境界線を設定する。図2(d)の(4)の状態において、基板裏面7bからの裏面反射光だけがCCD8の左側受光領域8b内の複数の受光画素で受光されている。そこで、裏面反射光の入射している左側受光領域8bの受光信号を用いて、積分回路19、引算回路20が図2(d)の(4)の受光面積の中心位置(受光面積の差(Sa−Sb)=0の画素アドレス)を算出し、その画素アドレスを新たな分割境界線の位置としてメモリに記録する。以後、基板裏面7bの合焦モードが選択されると、その新たな分割境界線を境に合焦演算(焦点検出演算)処理が実行される。すなわち、図2(d)の(3)の状態では、受光面積の差(Sa−Sb)<0となって合焦位置から外れていることを示す。同様に、図2(d)の(2)、(1)の状態では、受光面積の差(Sa−Sb)が負の方向に大きくなり、合焦位置からさらに離れたことを示し、受光面積の差(Sa−Sb)の絶対値が小さくなる方向に、対物レンズ6の駆動させる。なお、新たな分割境界線の右側の受光面積(受光信号)がSaに相当し、左側がSbに相当する。
また、図2(d)の(5)の状態のように、受光信号がなくなってしまった場合があるが、この(5)の状態となるのは2つの原因が考えられる。1つは、対物レンズ6がデフォーカスした場合であり、この場合には、対物レンズ6の駆動方向を知ることができる。もう1つは、反射光自体が微弱光となって受光信号が得られない場合である。この場合に、前述のデフォーカスした状態と判断して対物レンズ6を駆動すると暴走する恐れがある。従って、この(5)の状態になった場合には、右側受光領域8aの受光信号の有無を確認することで、次の制御を決定する。この点については、後述する。
この受光面積の差(Sa−Sb)と、合焦位置との関係を示すのが図3である。
次に、液晶基板7の表面7aに合焦させる場合と、裏面7bに合焦させる場合とについて、図4と図5を用いて説明する。図4及び図5は、制御回路SPの自動焦点検出制御のフローチャート図を示す。
次に、液晶基板7の表面7aに合焦させる場合と、裏面7bに合焦させる場合とについて、図4と図5を用いて説明する。図4及び図5は、制御回路SPの自動焦点検出制御のフローチャート図を示す。
図4はこの発明の一実施形態に係る自動焦点検出装置を用いて液晶基板7の表面7aに合焦させる場合の焦点検出方法を説明するためのフローチャート、図5はこの発明の一実施形態に係る自動焦点検出装置を用いて液晶基板7の裏面7bに合焦させる場合の焦点検出方法を説明するためのフローチャートである。
ステップS1:入力装置23により選択されたモードが基板表面7aの合焦モードであるか否かを判定する。
ステップS2:基板表面7aの合焦モードであると判定されたとき(yes)、CCD8の右側受光領域8aが選択され、右側受光領域8aの受光信号が取得される。その信号に基づき、合焦制御(焦点検出)の演算が行われる。基板裏面7bの合焦モードであると判定されたとき(no)、ステップS20へ進む(図5を参照して後で詳述する)。
ステップS3:ステップS2で取得された受光信号が合焦演算に十分な信号レベル(最小検出レベル)以上であるか否かを判定する。
ステップS4:最小検出レベル以上であると判定されたとき(yes)、事前に設定されている新たな分割境界線に基づき、受光領域8aが分割され、分割境界線の左右の受光面積(受光信号)の差(Sa−Sb)を算出する。
ステップS5:この差信号(Sa−Sb)がゼロを超えているか否かを判定する。
ステップS6:この差信号がゼロを越えていると判定されたとき(yes)、この差信号に基づき、対物レンズ6を駆動して焦点調節を行う。
ステップS7:この差信号がゼロとなったか否かを判定する。
ステップS8:差信号がゼロとなった(合焦)と判定が成されたとき(yes)、対物レンズ6の駆動を停止する。
ステップS9:ステップS3で受光領域8aの受光信号レベルが最小検出レベル未満であると判定されたとき(no)、又はステップS5で差信号がゼロ以下の値を示したとき(no)、CCD8への反射光の入射レベルなどが不安定な状態と判断し、左側受光領域8bの受光信号を取得して、総合的に焦点検出状態を判定する(ステップS3で受光信号レベルが最小検出レベル未満であったときには、合焦不能と判定し、またステップS5で差信号がゼロ以下の値を示したときには、左側受光領域8bの受光信号に従い対物レンズ6を駆動する)。
ステップS10:この受光信号レベルが所定レベル以上であるか否かを判定する。受光信号レベルが所定レベル未満であるとき(no)、反射光がほとんどない状態であるため、対物レンズ6の駆動方向の判定ができず、ステップS8で対物レンズ6の駆動を停止する。受光信号レベルが所定レベル以上である(反射光がある)とき(yes)、ステップS6へ進み、対物レンズ6を駆動する。
基板裏面7bの合焦モード(ステップS20)が選択された場合を図5に基いて説明する。
図5の基板裏面7bの合焦モードは、図4の基板表面7aの合焦モードの考え方と全く同一であり、異なるところは、CCD8の受光領域8bを使用する点である。そして、その受光領域8bを使用するのに起因して、信号処理が図4のものと逆となる場合がある。
図5のフローチャートのステップS21からステップS30までの処理は、それぞれ図4のステップS1からステップ10までの処理と同じであるため、その説明を省略する。
この実施形態によれば、液晶基板7の表面7aに合焦させる場合と裏面7bに合焦させる場合とに応じて、CCD8の受光面の2つの領域8a,8bの少なくとも一方を選択するようにしたので、選択した面に合焦させることができる。
なお、上記実施形態では試料として液晶基板7を挙げたが、試料はこれに限られるものではなく、これ以外に例えば細胞等がある。
また、焦点ずれ検出用光源は赤外光を出射するものに限られず、例えば可視光を出射するものであってもよい。
1:焦点ずれ検出用光源、6:対物レンズ(結像レンズ)、7:液晶基板(試料)、8:一次元CCD(受光手段)、8a,8b:領域、18:積分領域選択回路(選択手段)、20:引算回路(焦点ずれ検出手段)、22:フォーカスモータ(焦点調節手段)。
Claims (3)
- スリット開口を有し、結像レンズを介して試料にスリット光を照射する焦点ずれ検出用光源と、
複数の受光素子を有し、前記焦点ずれ検出用光源から出射されて前記試料で反射されたスリット光を受光して電気信号に変換する受光手段と、
前記複数の受光素子を2つの領域に分割し、前記受光手段の前記2つの領域の少なくとも一方を選択する選択手段と、
前記選択手段によって選択された領域から出力された受光信号に基づいて焦点ずれを検出する焦点ずれ検出手段と
を備えていることを特徴とする自動焦点検出装置。 - 前記受光手段は一次元受光素子アレイで構成され、前記選択手段により分割された前記一次元受光素子アレイの分割境界線は、前記試料の表面から裏面へ合焦状態が変化する境界線であることを特徴とする請求項1記載の自動焦点検出装置。
- 前記焦点ずれ検出手段の検出結果に基づいて前記試料の一方の面に合焦させる焦点調節手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の自動焦点検出装置。
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