JP2006078250A - 圧電装置及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 設置スペースの巨大化を招くことなく、複数の検出軸を有することができる圧電デバイスを備えた圧電装置を提供する。
【解決手段】 圧電デバイス1は、圧電素子を収容するパッケージ3を有し、プリント配線板に実装される。パッケージ3は、プリント配線板の実装領域に対向し、その実装領域に設けられた被接続部と電気的に接続する接続端子41、42を含む下面31及び側面32を有し、接続端子41、42を含む下面31、側面32は、その法線方向が互いに異なるように複数設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、圧電装置及び電子機器に関するものである。
従来より、圧電デバイスは、加速度検出器や角速度検出器、あるいは移動体通信機器等の様々な電子機器に用いられている。このような圧電デバイスは、圧電素子をパッケージで収容し、プリント配線板等に実装された構成を有するものが多い。下記特許文献には、パッケージに収容された圧電素子に関する技術の一例が開示されている。
特開2004−96403号公報 特開2004−153408号公報
上記特許文献に開示されているように、従来における圧電デバイスのプリント配線板に対する接続端子はパッケージの1つの面に設けられた構成である。そのため、圧電デバイスをプリント配線板に実装する場合には、図10(A)に示すように、圧電デバイス101の所定面(下面)101Aに設けられた接続端子102とプリント配線板100の実装領域とが接続される。ところで、この圧電デバイスを加速度検出器(又は角速度検出器)に適用した場合、1つの圧電素子が検出できる検出方向(検出軸)は1方向である。したがって、図10(A)に示す形態においては、その圧電デバイス101が検出できる検出方向は1方向(ここでは図中、Y軸方向)である。そのため、例えば2方向に関して加速度を検出したい場合には、図10(B)に示すように、その2方向に応じた姿勢でプリント配線板100及び圧電デバイス101を配置する必要がある。この場合、図10(B)に示す形態においては、検出方向はY軸方向及びZ軸方向の2方向となる。ところが、このような構成では、プリント配線板100及び圧電デバイス101が占めるスペースが大きくなってしまい、そのプリント配線板100及び圧電デバイス101を含む検出器が搭載される電子機器の小型化の要求を阻害ことになる。また、プリント配線板100の数を増やしたり姿勢を変えることなく、複数の検出軸を得るためには、検出方向が互いに異なる圧電デバイス101を複数種類製造しなければならず、生産性が低下する。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、設置スペースの巨大化を招くことなく、複数の検出軸を有することができる圧電デバイスを備えた圧電装置及びその圧電装置を備えた電子機器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の圧電装置は、圧電素子を収容するパッケージを有する圧電デバイスと、前記圧電デバイスが実装される基板とを備えた圧電装置であって、前記パッケージは、前記基板表面の実装領域に対向し、該実装領域に設けられた被接続部と電気的に接続する接続端子を含む所定面を有し、前記接続端子を含む前記所定面は、その法線方向が互いに異なるように複数設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、圧電デバイスのパッケージには、その法線方向が互いに異なり、基板(プリント配線板を含む)に実装可能な所定面が複数設けられているので、圧電素子によって加速度や角速度を検出したい検出方向(検出軸)に応じて、複数の所定面のうち、特定の所定面を基板に実装することで、基板の数を増やしたり基板の姿勢を変更したり、あるいは複数種類の圧電デバイスを製造することなく複数の検出軸を得ることができる。したがって、圧電デバイスを含む検出器の設置スペースの巨大化を防止することができる。
本発明の圧電装置において、前記圧電素子は、所定方向に関する加速度又は角速度を検出可能であり、前記基板表面を基準とした検出方向に応じて、前記複数の所定面のうち特定の所定面に設けられている前記接続端子が、前記実装領域の被接続部に接続される構成を採用することができる。
本発明によれば、圧電素子によって加速度又は角速度を検出したい方向に応じて、パッケージに設けられた複数の所定面のうち、特定の所定面を基板に実装することで、設置スペースの巨大化を招くことなく、基板表面を基準とした複数の検出軸を得ることができる。
本発明の圧電装置において、前記複数の所定面のうち少なくとも2つの所定面どうしは互いに略直交している構成を採用することができる。
本発明によれば、複数の所定面のうち少なくとも2つの所定面どうしが互いに略直交しているので、XYZ直交座標系におけるX軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向に関する加速度のうち、少なくとも2つの方向の加速度情報を得ることができる。同様に、X軸まわり(θX方向)、Y軸まわり(θY方向)、及びZ軸まわり(θZ方向)に関する角速度のうち、少なくとも2つの方向の角速度情報を得ることができる。
本発明の圧電装置において、前記パッケージは六面体である構成を採用することができる。
本発明によれば、パッケージは六面体(立方体及び直方体を含む)であるので、実装する際のハンドリングが容易となるとともに、六面体の6つの面のうち3つの面を前記所定面として採用することで、XYZ直交座標系におけるX軸、Y軸、及びZ軸方向に関する加速度情報、あるいはθX、θY、及びθZ方向に関する角速度情報を得ることができる。なお、ここでいう六面体とは、完全な六面体である必要はなく、例えば角部が面取りされていたり、丸みを帯びていてもよい。すなわち、6つの面のうち、互いに対向する面どうしが略平行であるとともに、隣接する面どうしが略直交していればよい。
本発明の圧電装置において、前記パッケージの外側面のうち、前記実装領域に対向する所定面と反対側の面には、該パッケージを保持して搬送するための保持領域が設けられている構成を採用することができる。
本発明によれば、パッケージのうち、実装される所定面とは反対側の面に設けられた保持領域を保持して、搬送作業や実装作業を行うことができるため、ハンドリングが容易となり、実装する際の作業性を向上することができる。
本発明の電気機器は、上記記載の圧電装置を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、小型化が実現された圧電装置を含む検出器を搭載することによって、小型化が実現された電子機器を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明においては、XYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部材の位置関係について説明する。そして、水平面内における所定方向をX軸方向、水平面内においてX軸方向と直交する方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向のそれぞれに直交する方向(すなわち鉛直方向)をZ軸方向とする。更には、X軸、Y軸、及びZ軸まわりの回転方向をそれぞれ、θX、θY、及びθZ方向とする。
<圧電装置>
〔第1の実施形態〕
圧電装置の第1の実施形態について図1〜図3を参照しながら説明する。本実施形態においては、圧電デバイスは圧電素子及びその圧電素子を収容したパッケージを含むものとし、圧電装置は圧電デバイス及びその圧電デバイスを実装したプリント配線板を含むものとする。
図1は第1の実施形態に係る圧電デバイス1の外観斜視図、図2は側断面図、図3は圧電素子を示す図である。本実施形態においては、圧電デバイス1として、角速度を検出するための角速度検出器(ジャイロセンサ)に適用した場合を例にして説明する。
これらの図において、圧電デバイス1は、圧電素子2と、その圧電素子2を収容するパッケージ3とを備えている。本実施形態においては、圧電素子2として音叉型の圧電振動片が用いられている。パッケージ3は、ベース部材3Aと、ベース部材3A上に接続された枠部材3Bと、枠部材3Bの上端面に接続された蓋部材3Cとを備えており、その内側に、圧電素子2を収容するための内部空間4が形成されている。パッケージ3を形成する材料としては、例えばセラミックス、ガラス、金属、及び合成樹脂等が挙げられる。そして、パッケージ3の外形は略六面体となっている。本実施形態においては、パッケージ3の外形は略直方体状であるが、立方体状でもよい。
圧電素子2はパッケージ3の内部空間4に収容されている。圧電素子2は、例えば水晶等の圧電材料で形成されている。図3に示すように、圧電素子2は、基部5と、その基部5から延びる一対の振動片6とを備えている。圧電素子2の振動片6のそれぞれには、この振動片6を励振するための励振電極7と、振動片6の変位を検出するための検出電極8とが設けられている。また、基部5には、これら励振電極7及び検出電極8のそれぞれに電気的に接続している接続電極9が形成されている。励振電極7及び検出電極8は、振動片6のそれぞれに一対ずつ設けられている。また、図2に示すように、パッケージ3の内部空間4には、接続電極9を介して励振電極7及び検出電極8に電気的に接続する集積回路部10が収容されている。
ここで、圧電素子2の動作原理について図4の模式図を参照しながら説明する。接続電極9を介して励振電極7に駆動電圧が印加されると、振動片6は、図4(A)中、Y軸方向に振動する。図4(B)には、励振電極7による電圧印加によって、振動片6が駆動している状態が模式的に示されている。そして、振動片6がY軸方向に振動した状態で、圧電素子2がθX方向に回転すると、すなわち、θX方向に角速度ωが作用すると、振動方向(Y軸方向)と角速度ωとのベクトル積の方向に働くコリオリ力により、振動片6にはZ軸方向への振動が発生する。なおこのとき、振動片6のそれぞれは、+Z方向と−Z方向とに交互に振動するようになっている(ウォーク振動)。図4(C)には、コリオリ力によって、振動片6がZ軸方向に振動している状態が模式的に示されている。この振動片6のZ軸方向への振動もしくは変位により、振動片6内部に電界が生じる。振動片6内部に生じた電界は検出電極8によって検出され、この検出結果に基づいて角速度ωを求めることができる。
図1に示すように、六面体からなるパッケージ3の外側面のうち、下面31及び側面32のそれぞれには、後述するプリント配線板の実装領域に設けられた被接続部と電気的に接続する接続端子41、42が設けられている。接続端子41、42の表面は、例えば銅、金、ろう材等によって構成されている。接続端子41、42は、下面31及び側面32のそれぞれにおいて、圧電素子2に設けられた接続電極9に応じて複数設けられている。ここで、下面31はXY平面に平行な面であって、その法線方向とZ軸方向とを一致させている。一方、側面32はYZ平面に平行な面であって、その法線方向とX軸方向とを一致させている。すなわち、下面31及び側面32のそれぞれは、その法線方向が互いに異なっており、これら法線方向が互いに異なる下面31及び側面32のそれぞれに、接続端子41、42が設けられた構成となっている。更に、本実施形態においては、パッケージ3は略直方体状であるため、互いに隣接する下面31及び側面32どうしは互いに略直交している。
なお図1等においては、下面31及びその下面31に設けられた接続端子41と、側面32及びその側面32に設けられた接続端子42との違いを分かりやすくするために、下面31の大きさと側面32の大きさとが互いに異なるように図示しており、また、下面31における接続端子41どうしの相対位置と、側面32における接続端子42どうしの相対位置とが互いに異なるように図示している。もちろん、圧電デバイス1としては、下面31の大きさと側面32の大きさとが同じであってもよいし、下面31における接続端子41どうしの相対位置と、側面32における接続端子42どうしの相対位置とが互いに同じであってもよい。
また、六面体からなるパッケージ3の外側面のうち、下面31と反対側の上面33は、下面31とほぼ平行、すなわちXY平面にほぼ平行な面であって、その少なくとも一部の領域は平坦面となっている。本実施形態においては、上面33のほぼ全域が平坦面となっている。また、パッケージ3の外側面のうち、側面32と反対側の側面34も、側面32とほぼ平行、すなわちYZ平面にほぼ平行な面であって、その少なくとも一部の領域は平坦面となっている。本実施形態においては、側面34もそのほぼ全域が平坦面となっている。
図2に示すように、圧電素子2に設けられた複数の接続電極9と、下面31に設けられた複数の接続端子41とのそれぞれは、パッケージ3の内部、及びパッケージ3の内部空間4に設けられた導電性を有する配線パターン14によって電気的に接続されている。更に、圧電素子2に設けられた複数の接続電極9と、側面32に設けられた複数の接続端子42とのそれぞれも、パッケージ3の内部、及びパッケージ3の内部空間4に設けられた導電性を有する配線パターン14によって電気的に接続されている。すなわち、図2では配線パターン14は模式的に図示されているが、配線パターン14によって、複数の接続電極9のうち第1の接続電極9と、下面31における複数の接続端子41のうち第1の接続端子41、及び側面32における複数の接続端子42のうち第1の接続端子42とが電気的に接続されている。同様に、複数の接続電極9のうち第2、第3、…、第nの接続電極と、複数の接続端子41のうち第2、第3、…、第nの接続端子41、及び複数の接続端子42のうち第2、第3、…、第nの接続端子42とが電気的に接続されている。
配線パターン14は、パッケージ3に形成したスルーホールに配置された導電性材料や、パッケージ3の内側面にパターニングされた導電性材料、各接続端子41、42と集積回路部10とを接続する配線、配線パターン14と接続電極9とを接続するバンプ15などを含んで構成されている。スルーホールやパッケージ3の内側面に導電性材料を設ける場合には、電界メッキ法や無電界メッキ法を含む公知の手法を用いることができる。
また、第1、第2…、第nの接続端子41のそれぞれと、第1、第2、…、第nの接続端子42のそれぞれとが配線パターン14を介して電気的に接続されている。これにより、接続電極9が接続端子41及び接続端子42のうちいずれか一方と電気的に接続することで、接続電極9と接続端子41と接続端子42とのそれぞれが電気的に接続される。また、一部の接続端子41、42どうしは、配線パターン14を介さずに、直接的に接続されている。具体的には、図1(B)に示すように、下面31のうち−X側端部に設けられた接続端子41と、側面32のうち−Z側端部に設けられた接続端子42とがほぼ一体的に形成されており、これら接続端子41と接続端子42とが直接的に接続されている。
次に、上述した構成を有する圧電デバイス1をプリント配線板Pに実装する手順について説明する。
図5(A)に示すように、搬送装置Hが、圧電デバイス1(パッケージ3)の上面33を保持して搬送し、プリント配線板Pの表面の第1実装領域50Aと、圧電デバイス1の下面31とを対向させる。そして、搬送装置Hは、プリント配線板Pに対して圧電デバイス1を接近させ、図5(B)に示すように、プリント配線板Pの第1実装領域50Aに設けられた被接続部(被接続端子)51と、その第1実装領域50Aに対向する圧電デバイス1(パッケージ3)の下面31に設けられた接続端子41とを電気的に接続する。ここで、圧電デバイス1のパッケージ3の外側面のうち、第1実装領域50Aに対向する下面31と反対側の上面33には、搬送装置Hがパッケージ3を保持して搬送するための平坦面を含む保持領域が設けられているため、搬送装置Hは、パッケージ3を良好に保持して搬送することができる。したがって、搬送装置Hによる搬送作業や実装作業を円滑に行うことができるため、実装する際の作業性を向上することができる。なおここでは、搬送装置Hが保持する上面33は、ほぼ全域が平坦面であるが、搬送装置Hが保持する一部の領域(例えば少なくとも1mm以上の領域)のみが平坦面であればよい。更には、搬送装置Hが保持するための保持領域としては、必ずしも平坦面である必要はなく、要は搬送装置Hが良好に保持可能な形状を有していればよい。
また、搬送装置Hは、図5(C)に示すように、圧電デバイス1の側面34を保持して搬送し、プリント配線板Pの表面の第2実装領域50Bと、圧電デバイス1の側面32とを対向させる。そして、搬送装置Hは、プリント配線板Pに対して圧電デバイス1を接近させ、図5(D)に示すように、プリント配線板Pの第2実装領域50Bに設けられた被接続部(被接続端子)52と、その第2実装領域50Bに対向する圧電デバイス1の側面32に設けられた接続端子42とを電気的に接続する。この場合においても、圧電デバイス1のパッケージ31の外側面のうち、第2実装領域50Bに対向する側面32と反対側の側面34には、搬送装置Hがパッケージ3を保持して搬送するための平坦面を含む保持領域が設けられているため、搬送装置Hは、パッケージ3を良好に保持して搬送することができる。
なお図5においては、接続端子41どうしの相対位置に応じて第1実装領域50Aの被接続端子51のそれぞれが配置され、接続端子42どうしの相対位置に応じて第2実装領域50Bの被接続端子52のそれぞれが配置されているが、上述したように、圧電デバイス1としては、下面31の大きさと側面32の大きさとが同じであってもよいし、下面31における接続端子41どうしの相対位置と、側面32における接続端子42どうしの相対位置とが互いに同じであってもよい。その場合、第1実装領域50Aの被接続端子51どうしの相対位置と、第2実装領域50Bの被接続端子52どうしの相対位置とは同じとなる。
図6は、プリント配線板Pの3つの実装領域50A〜50Cのそれぞれに、圧電デバイス1が実装された状態を示す斜視図である。ここで、プリント配線板Pは、その表面がXY平面と平行となるように、電子機器(例えばデジタルスチールカメラ)に搭載されるものとする。この状態において、第1実装領域50Aには、プリント配線板Pの表面を基準として、プリント配線板Pの表面と平行な面内(すなわちXY平面)における第1の方向(X軸方向)に平行な軸まわり、すなわちθX方向に関する角速度ωを検出可能なように、圧電デバイス1が実装されている。また、第2実装領域50Bには、θZ方向に関する角速度ωを検出可能なように、圧電デバイス1が実装されている。更に、第3実装領域50Cには、θY方向に関する角速度ωを検出可能なように、圧電デバイス1が実装されている。
例えば第1実装領域50Aに実装された圧電デバイス1を使って角速度ωを検出する際には、プリント配線板Pに接続された外部制御装置(不図示)が、プリント配線板P上の配線を介して、複数の接続端子41のうち、励振電極7に接続されている接続端子41に駆動電力を供給する。その接続端子41に供給された駆動電力は配線パターン14を介して励振電極7に印加される。励振電極7に電力(電圧)が印加されることにより、図4を参照して説明したように、振動片6が振動する。そして、コリオリ力による振動片6の変位に基づく検出電極8からの検出信号は、配線パターン14を介してその検出電極8に電気的に接続されている接続端子41に出力される。その接続端子41からの検出信号はプリント配線板P上の配線を介して前記外部制御装置に出力される。外部制御装置は、第1実装領域50Aに実装された圧電デバイス1からの検出結果に基づいて、θX方向の角速度ωを求めることができる。同様に、第2、第3実装領域50B、50Cに実装されている圧電デバイス1の検出結果に基づいて、外部制御装置は、θZ、θY方向の角速度ωを求めることができる。
このように、下面31に設けられた接続端子41を介して圧電デバイス1をプリント配線板Pに実装したときと、側面32に設けられた接続端子42を介して圧電デバイス1をプリント配線板Pに実装したときとの双方で、圧電素子2からの検出信号を円滑に得ることができる。そして、1つの圧電デバイス1は1つの回転方向のみの角速度を検出可能であるが、プリント配線板Pの表面を基準とした角速度検出方向に応じて、パッケージ3の複数の面31、32のうち、特定の面に設けられている接続端子41、42を、プリント配線板Pの実装領域の被接続部に接続することで、プリント配線板Pの数を増やしたりプリント配線板Pの姿勢を変更することなく複数の検出方向を得ることができる。したがって、圧電デバイス1を含む検出器の設置スペースの巨大化を防止することができる。
〔第2の実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態について説明する。以下の説明において、上述した実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略もしくは省略する。
上述した第1の実施形態においては、下面31に形成された第1〜第8の接続端子41のそれぞれと、側面32に形成された第1〜第8の接続端子42のそれぞれとは、パッケージ3に形成されたスルーホールに配置された導電性材料や、パッケージ3の内側面にパターニングされた導電性材料を含む配線パターン14等によって電気的に接続されているが、第2の実施形態の特徴部分は、下面31に形成された第1〜第8の接続端子41のそれぞれと、側面32に形成された第1〜第8の接続端子42のそれぞれとが、パッケージ3の外側面に形成された配線パターンによって接続されている点にある。このことについて、図7を参照しながら説明する。
図7(A)は、パッケージ3の下面31を示す図、図7(B)は側面32を示す図である。図7において、下面31には複数(8つ)の接続端子41A〜41Hが設けられており、側面32にも複数(8つ)の接続端子42A〜42Hが設けられている。そして、第1の接続端子41Aと第1の接続端子42Aとが、下面31上及び側面32上に形成された配線パターン14Aを介して電気的に接続されている。同様に、第3、第5、第7の接続端子41C、41E、41Gのそれぞれと、第3、第5、第7の接続端子42C、42E、42Gのそれぞれとが、下面31及び側面32に形成された配線パターン14C、14E、14Gを介して電気的に接続されている。なお、第2、第4、第6、第8の接続端子41B、41D、41F、41Hのそれぞれと、第2、第4、第6、第8の接続端子42B、42D、42F、42Hのそれぞれとは、直接的に接続されている。このように、本実施形態においても、第1〜第8の接続端子41A〜41Hのそれぞれと、第1〜第8の接続端子42A〜42Hのそれぞれとが電気的に接続されており、これによって、接続電極9が接続端子41(41A〜41H)及び接続端子42(42A〜42H)のうちいずれか一方と電気的に接続することで、接続電極9と接続端子41と接続端子42とのそれぞれが電気的に接続される。そして、下面31に設けられた接続端子41A〜41Hを介して圧電デバイス1をプリント配線板Pに実装したときと、側面32に設けられた接続端子42A〜42Hを介して圧電デバイス1をプリント配線板Pに実装したときとの双方で、圧電素子2からの検出信号を円滑に得ることができる。なお、本実施形態においても、配線パターン14A〜14Hは、電界メッキ法や無電界メッキ法を含む公知の手法を用いることができる。
〔第3の実施形態〕
上述した実施形態においては、圧電デバイス1として角速度検出器(ジャイロセンサ)に適用した場合を例にして説明したが、本実施形態では、圧電デバイス1’として、所定方向に関する加速度を検出可能な加速度センサに適用した場合を例にして説明する。
図8において、プリント配線板P上には、加速度センサとしての機能を有する圧電デバイス1’が3つ設けられている。圧電デバイス1’のそれぞれは、所定方向に関する角速度を検出可能であり、第1実装領域50Aに実装されている圧電デバイス1’は、X軸方向に関する加速度を検出可能なように、下面31に設けられている接続端子41を、第1実装領域50Aに実装している。また、第2実装領域50Bに実装されている圧電デバイス1’は、Z軸方向に関する加速度を検出可能なように、側面32に設けられている接続端子42を、第2実装領域50Bに実装されている。また、第3実装領域50Cに実装されている圧電デバイス1’は、Y軸方向に関する加速度を検出可能なように、下面31に設けられている接続端子41を、第3実装領域50Cに実装している。このような構成とすることにより、プリント配線板Pの数を増やしたりプリント配線板Pの姿勢を変更したり、あるいは複数種類の圧電デバイス1’を製造することなく複数の検出軸を得ることができる。
なお、上述した第1〜第3の実施形態においては、六面体のパッケージ3のうち、2つの面31、32に接続端子41、42が設けられているが、もちろん、それら面31、32に隣接する面35(図1(A)参照)に接続端子を設けるようにしてもよい。一方、六面体のパッケージ3の6つの面のうち、2つの面31、32に接続端子を設けておけば、図6に示した第1実装領域50Aと第3実装領域50Cとのそれぞれに実装した圧電デバイス1のように、XY方向における向きを変えて実装するだけで、θX方向及びθY方向のそれぞれを検出することができる。したがって、面35には必ずしも接続端子を設ける必要はない。
<電子機器>
図9は、上記プリント配線板Pに実装された圧電デバイス1を含む検出器(ジャイロセンサ)を備えた電子機器の一例を示す図であって、デジタルスチールカメラの概略構成を示す斜視図である。図9に示すようにこのデジタルスチールカメラ300は、前記半導体装置をその筐体内部に配設したものである。
本発明の第1の実施形態に係る圧電デバイスの外観斜視図である。 圧電デバイスの側断面図である。 圧電素子を示す図である。 圧電素子の動作原理を説明するための模式図である。 圧電デバイスをプリント配線板に実装する手順を説明するための図である。 プリント配線板に実装された圧電デバイスを示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る圧電デバイスを示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る圧電デバイスをプリント配線板に実装した図である。 本発明に係る電子機器を示す図である。 従来の課題を説明するための図である。
符号の説明
1…圧電デバイス、2…圧電素子、3…パッケージ、31…下面(所定面)、32…側面(所定面)、33…上面(保持領域)、34…側面(保持領域)、41(41A〜41H)…接続端子、42(42A〜42H)…接続端子、50(50A〜50C)…実装領域、51、52…被接続部、P…プリント配線板

Claims (6)

  1. 圧電素子を収容するパッケージを有する圧電デバイスと、前記圧電デバイスが実装される基板とを備えた圧電装置であって、
    前記パッケージは、前記基板表面の実装領域に対向し、該実装領域に設けられた被接続部と電気的に接続する接続端子を含む所定面を有し、
    前記接続端子を含む前記所定面は、その法線方向が互いに異なるように複数設けられている圧電装置。
  2. 前記圧電素子は、所定方向に関する加速度又は角速度を検出可能であり、
    前記基板表面を基準とした検出方向に応じて、前記複数の所定面のうち特定の所定面に設けられている前記接続端子が、前記実装領域の被接続部に接続される請求項1記載の圧電装置。
  3. 前記複数の所定面のうち少なくとも2つの所定面どうしは互いに略直交している請求項1又は2記載の圧電装置。
  4. 前記パッケージは六面体である請求項1〜3のいずれか一項記載の圧電装置。
  5. 前記パッケージの外側面のうち、前記実装領域に対向する所定面と反対側の面には、該パッケージを保持して搬送するための保持領域が設けられている請求項1〜4のいずれか一項記載の圧電装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか一項記載の圧電装置を備えた電子機器。
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