JP2006077632A - 空調用送風機羽根車 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、空調用送風機羽根車をファン効率向上の観点から、羽根枚数が2枚から構成し、それから発生する回転騒音を低減することを目的としたものである。
【解決手段】略円錐台状のハブ4に、複数枚の翼2を設けてなる斜流ファン1において、翼枚数が2枚からなる主翼2を設け、主翼2の外周側弦長がハブ側弦長より長く、主翼2の外周側前縁に3角形の一辺を合わせる形で3角状の翼10をつけて、翼の半径を同一とし、主翼2の間に翼枚数が全体として2枚からなる略扇状の補助翼3を設け、補助翼3の半径方向長さLが主翼2の半径方向長さLより短く、且つ、補助翼3の外周側羽根高さHが同円周部の主翼の羽根高さHより高く構成した空調用送風機羽根車を構成している。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気調和機に用いられる空調用送風機羽根車に関するもので、特に、同羽根車の静圧効率の向上と高静圧・低騒音化に関わる構成に関するものである。
従来、主翼に対して補助翼を設けた羽根車が有る(例えば、特許文献1参照)。図10は特許文献1に記載された従来の空調用送風機羽根車を示すものである。図10に示すように、ラジエター50の下流側にシュラウドリング51と、ハブ52に固定された主翼53とに必要なクリアランスをとり、補助翼54が主翼53の中心より下流側にオフセットされて主翼53に設置されている。この構成により、チップクリアランスの隙間の部分の流れを増速して、チップクリアランス部の逆流を減少させて、ファン効率を向上させると言うものである。
特開平10−205330号公報
しかしながら、上記の従来の構成では、主翼53のチップクリアランスに生じる逆流を減少させてファン効率を向上させようとするものであり、補助翼54によるファン効率改善効果は、微細である。却って、補助翼54によって騒音が増加するものである。更に、翼枚数は、2枚以上の複数枚であり、空力性能寄与に対する翼面積の投入量が大きく、この事により翼による流体摩擦が大きくなり、ファン効率の向上には、ある程度の限界があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、回転騒音を低減する空調用送風機羽根車を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために請求項1記載の本発明は、略円錐台状のハブに、複数枚の翼を設けてなる斜流ファンにおいて、翼枚数が2枚からなる主翼を設け、主翼の外周側弦長がハブ側弦長より長く、主翼の外周側前縁に3角形の一辺を合わせる形で3角状の翼をつけて、翼の半径を同一とし、主翼の間に翼枚数が全体として2枚からなる略扇状の補助翼を設け、補助翼の半径方向長さが主翼の半径方向長さより短く、且つ、補助翼の外周側羽根高さが同円周部の主翼の羽根高さより高く構成した空調用送風機羽根車を提供するものである。
上記構成によって、主翼の枚数が2枚であるので、主に空力性能に寄与する翼面積の投入量が適正であるので、流体摩擦が少なく、ファン効率が高い。また、2枚の主翼のみでは、羽根車の回転騒音が乱流騒音より非常に高く、とても耳障りである。主翼の間に設けられた補助翼の外周側羽根高さが同円周部の主翼の羽根高さより高いので、補助翼は充分に空力仕事に寄与する。そこで、翼枚数zと回転数Nrpmとすると、全体として、翼枚数は4枚と言え、それぞれ、充分に空力仕事をするので、空力仕事が分散させるので、翼1枚当たりの翼面上の圧力変動のレベルが小さくなり、回転騒音Nz音のレベルは、乱流騒音のレベルより低く、聴感も良好である。主翼の外周側前縁に3角形の一辺を合わせる形で3角状の翼をつけて、翼の半径を同一とすることで、3角状の翼の頂点を起点として、翼端渦が発生する。この3角状の翼は、翼端渦の発生の状況を規定する作用を有する。補助翼の半径方向長さが主翼の半径方向長さより短いので、主翼から発生する翼端渦に補助翼が、干渉することがなく、羽根車としての騒音も低くできる。更に、斜流ファンであるので遠心力場による圧力上昇があるので、プロペラファンより高静圧を達成する事が出来る。
請求項2に記載の発明は、翼枚数が2枚からなる主翼を設け、主翼の外周側弦長がハブ側弦長より長く、主翼の前縁を回転方向に前傾した略螺旋曲線にて構成し、主翼の間に翼枚数が全体として2枚からなる略扇状の補助翼を設け、補助翼の半径方向長さが主翼の半径方向長さより短く、且つ、補助翼の外周側の羽根高さが同円周部の主翼の羽根高さより高く構成した空調用送風機羽根車を提供するものである。
そうして、この構成によって、主翼の前縁を回転方向に前傾した略螺旋曲線にすることで、螺旋曲線の頂点を起点として、主翼の翼端渦が発生するので、翼端渦の発生の状況を規定する作用を有する。そのため、補助翼の半径方向長さが主翼の半径方向長さより短いので、主翼から発生する翼端渦に補助翼が、干渉することなく、主翼の前縁の螺旋曲線の頂点が翼端渦をコントロールできるものであり、羽根車としての騒音も充分に低くできる。また、主翼の間に設けられた補助翼の外周側羽根高さが同円周部の主翼の羽根高さより高いので、補助翼は充分に空力仕事に寄与するので、回転騒音Nz音のレベルが乱流騒音のレベルより充分に低く、聴感も良好であり、斜流ファンであることは遠心力場による圧力上昇があるので、プロペラファンより高静圧化を達成する事ができる。
請求項3に記載の発明は、翼枚数が2枚からなる主翼を設け、主翼の外周側弦長がハブ側弦長より長く、主翼の間に翼枚数が全体として2枚からなる略扇状の補助翼を設け、補助翼の前縁を回転方向に前傾させた略扇台状で構成し、補助翼の半径方向長さが主翼の半径方向長さより短く、且つ、補助翼の外周側羽根高さが同円周部の主翼の羽根高さより高く構成した空調用送風機羽根車を提供するものである。
そうして、この構成によって、補助翼の前縁を回転方向に前傾させた略扇台状にしていることで、補助翼が斜めに空気を切るので、補助翼の前縁が空気を切る時間のタイミングがずれるので、補助翼の空力仕事による騒音が小さくなり、羽根車全体として、更に、低騒音化を図れるものである。また、主翼の間に設けられた補助翼の外周側羽根高さが同円周部の主翼の羽根高さより高いので、補助翼は充分に空力仕事に寄与するので、回転騒音Nz音のレベルを充分に低減できて、聴感も良好であり、斜流ファンなのでプロペラファンより高静圧化を達成することができる。
請求項4に記載の発明は、翼枚数が2枚からなる主翼を設け、主翼の外周側弦長がハブ側弦長より長く、主翼の間に翼枚数が全体として2枚からなる略扇状の補助翼を設け、補助翼の前縁を回転方向に前傾させた螺旋曲線にて構成し、補助翼の半径方向長さが主翼の半径方向長さより短く、且つ、補助翼の外周側羽根高さが同円周部の主翼の羽根高さより高く構成した空調用送風機羽根車を提供するものである。
そうして、この構成によって、補助翼の前縁を回転方向に前傾させた螺旋曲線にしているので、補助翼が斜めに空気を切るので、補助翼の前縁が空気を切る時間のタイミングがずれるので、補助翼の空力仕事による騒音が小さくなり、羽根車全体として、更に、低騒音化を図れるものである。また、主翼の間に設けられた補助翼の外周側羽根高さが同円周部の主翼の羽根高さより高いので、補助翼は充分に空力仕事に寄与するので回転騒音Nz音のレベルを充分に低減できて、聴感も良好であり、斜流ファンなので遠心力場に夜圧力上昇があるので、プロペラファンより高静圧化を達成することができる。
本発明の空調用送風機羽根車は、主翼の間に設けられた補助翼の外周側羽根高さが同円周部の主翼の羽根高さより高いので、補助翼は充分に空力仕事に寄与する。そこで、翼枚数zと回転数Nrpmとすると、全体として、翼枚数は4枚と言え、それぞれ、充分に空力仕事をするので、空力仕事が分散させるので、翼1枚当たりの翼面上の圧力変動のレベルが小さくなり、回転騒音Nz音のレベルは、乱流騒音のレベルより低く、聴感も良好である。主翼の外周側前縁に3角形の一辺を合わせる形で3角状の翼をつけて、翼の半径を同一とすることで、3角状の翼の頂点を起点として、翼端渦が発生する。この3角状の翼は、翼端渦の発生の状況を規定する作用を有する。補助翼の半径方向長さが主翼の半径方向長さより短いので、主翼から発生する翼端渦に補助翼が、干渉することがなく、羽根車としての騒音も低くできる。更に、斜流ファンであるので遠心力場による圧力上昇があるので、プロペラファンより高静圧を達成する事が出来る。また、主翼が2枚なので、翼の流体摩擦が小さく、ファンの静圧効率を従来以上に高くすることが出来る。
第1の発明は、略円錐台状のハブに、複数枚の翼を設けてなる斜流ファンにおいて、翼枚数が2枚からなる主翼を設け、主翼の外周側弦長がハブ側弦長より長く、主翼の外周側前縁に3角形の一辺を合わせる形で3角状の翼をつけて、翼の半径を同一とし、主翼の間に翼枚数が全体として2枚からなる略扇状の補助翼を設け、補助翼の半径方向長さが主翼の半径方向長さより短く、且つ、補助翼の外周側羽根高さが同円周部の主翼の羽根高さより高く構成した空調用送風機羽根車を提供するものである。
上記構成によって、主翼の枚数が2枚であるので、主に空力性能に寄与する翼面積の投入量が適正であるので、流体摩擦が少なく、ファン効率が高い。また、2枚の主翼のみでは、羽根車の回転騒音が乱流騒音より非常に高く、とても耳障りである。主翼の間に設けられた補助翼の外周側羽根高さが同円周部の主翼の羽根高さより高いので、補助翼は充分に空力仕事に寄与する。そこで、翼枚数zと回転数Nrpmとすると、全体として、翼枚数は4枚と言え、それぞれ、充分に空力仕事をするので、空力仕事が分散させるので、翼1枚当たりの翼面上の圧力変動のレベルが小さくなり、回転騒音Nz音のレベルは、乱流騒音のレベルより低く、聴感も良好である。主翼の外周側前縁に3角形の一辺を合わせる形で3角状の翼をつけて、翼の半径を同一とすることで、3角状の翼の頂点を起点として、翼端渦が発生する。この3角状の翼は、翼端渦の発生の状況を規定する作用を有する。補助翼の半径方向長さが主翼の半径方向長さより短いので、主翼から発生する翼端渦に補助翼が、干渉することがなく、羽根車としての騒音も低くできる。更に、斜流ファンであるので遠心力場による圧力上昇があるので、プロペラファンより高静圧を達成する事が出来る。
第2の発明は、翼枚数が2枚からなる主翼を設け、主翼の外周側弦長がハブ側弦長より長く、主翼の前縁を回転方向に前傾した略螺旋曲線にて構成し、主翼の間に翼枚数が全体として2枚からなる略扇状の補助翼を設け、補助翼の半径方向長さが主翼の半径方向長さより短く、且つ、補助翼の外周側の羽根高さが同円周部の主翼の羽根高さより高く構成した空調用送風機羽根車を提供するものである。
そうして、この構成によって、主翼の前縁を回転方向に前傾した略螺旋曲線にすることで、螺旋曲線の頂点を起点として、主翼の翼端渦が発生するので、翼端渦の発生の状況を規定する作用を有する。そのため、補助翼の半径方向長さが主翼の半径方向長さより短いので、主翼から発生する翼端渦に補助翼が、干渉することなしに、前縁の螺旋曲線の頂点が翼端渦をコントロールできるものであり、羽根車としての騒音も充分に低くできる。また、主翼の間に設けられた補助翼の外周側羽根高さが同円周部の主翼の羽根高さより高いので、補助翼は充分に空力仕事に寄与するので、回転騒音Nz音のレベルが乱流騒音のレベルより充分に低く、聴感も良好であり、斜流ファンであることは遠心力場による圧力上昇があるので、プロペラファンより高静圧化を達成する事ができる。
第3の発明は、翼枚数が2枚からなる主翼を設け、主翼の外周側弦長がハブ側弦長より長く、主翼の間に翼枚数が全体として2枚からなる略扇状の補助翼を設け、補助翼の前縁を回転方向に前傾させた略扇台状で構成し、補助翼の半径方向長さが主翼の半径方向長さより短く、且つ、補助翼の外周側羽根高さが同円周部の主翼の羽根高さより高く構成した空調用送風機羽根車を提供するものである。
そうして、この構成によって、補助翼の前縁を回転方向に前傾させた略扇台状にしていることで、補助翼が斜めに空気を切るので、補助翼の前縁が空気を切る時間のタイミングがずれるので、補助翼の空力仕事による騒音が小さくなり、羽根車全体として、更に、低騒音化を図れるものである。また、主翼の間に設けられた補助翼の外周側羽根高さが同円周部の主翼の羽根高さより高いので、補助翼は充分に空力仕事に寄与するので、回転騒音Nz音のレベルを充分に低減できて、聴感も良好であり、斜流ファンなのでプロペラファンより高静圧化を達成することができる。
第4の発明は、翼枚数が2枚からなる主翼を設け、主翼の外周側弦長がハブ側弦長より長く、主翼の間に翼枚数が全体として2枚からなる略扇状の補助翼を設け、補助翼の前縁を回転方向に前傾させた螺旋曲線にて構成し、補助翼の半径方向長さが主翼の半径方向長さより短く、且つ、補助翼の外周側羽根高さが同円周部の主翼の羽根高さより高く構成した空調用送風機羽根車を提供するものである。
そうして、この構成によって、補助翼の前縁を回転方向に前傾させた螺旋曲線にしているので、補助翼が斜めに空気を切るので、補助翼の前縁が空気を切る時間のタイミングがずれるので、補助翼の空力仕事による騒音が小さくなり、羽根車全体として、更に、低騒音化を図れるものである。また、主翼の間に設けられた補助翼の外周側羽根高さが同円周部の主翼の羽根高さより高いので、補助翼は充分に空力仕事に寄与するので回転騒音Nz音のレベルを充分に低減できて、聴感も良好であり、斜流ファンなので遠心力場に夜圧力上昇があるので、プロペラファンより高静圧化を達成することができる。
(実施の形態1)
本発明の第1の実施の形態における空調用送風機羽根車を、図1〜図3を用いて説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態における空調用送風機羽根車の平面図。図2は、本発明の第1の実施の形態における空調用送風機羽根車の子午面図。図3は、本発明の第1の実施の形態における空調用送風機羽根車の動作状況を示した模式図である。
図1に於いて、略円錐台状のハブ4に、複数枚の翼2を設けてなる斜流1において、翼枚数が2枚からなる主翼2を設け、主翼の外周側弦長がハブ側弦長より長く、主翼2の外周側前縁に3角形の一辺を合わせる形で3角状の翼10をつけて、翼の半径を同一とし、主翼2の間に翼枚数が全体として2枚からなる略扇状の補助翼3を設けている。前縁5から空気が流入し、後縁6から流出する。7がチップ部である。また、図2において、補助翼3の半径方向長さLが主翼の半径方向長さLより短く、且つ、補助翼の羽根高さHが同円周部の主翼の羽根高さHより高く構成した空調用送風機羽根車を提供するものである。また、図1のように、翼端渦Dは、主翼2の外周側前縁に設けられた3角状の翼10から、発生して主翼2上を移動して、主翼2の途中から剥離する。
以上のように構成された空調用送風機羽根車について、以下その動作、作用を説明する。この羽根車1を、図3のように適当なケーシング9に収め、モータ8により回転させる事で空力仕事をさせるものである。図1の主翼2の枚数が2枚であるので、主に空力性能に寄与する翼面積の投入量が適正であるので、流体摩擦が少なく、ファン効率が高い。また、2枚の主翼2のみでは、羽根車1の回転騒音が乱流騒音より非常に高く、とても耳障りである。図2の主翼2の間に設けられた補助翼3の外周側羽根高さHが同円周部の主翼の羽根高さHより高いので、補助翼3は充分に空力仕事に寄与する。そこで、翼枚数zと回転数Nrpmとすると、全体として、翼枚数は4枚と言え、それぞれ、充分に空力仕事をするので、空力仕事が分散させるので、翼1枚当たりの翼面上の圧力変動のレベルが小さくなり、回転騒音Nz音のレベルは、乱流騒音のレベルより低く、聴感も良好である。主翼2の外周側前縁に3角形の一辺を合わせる形で3角状の翼10をつけて、翼の半径を同一とすることで、3角状の翼10の頂点を起点として、翼端渦が発生する。この3角状の翼10は、翼端渦の発生の状況を規定する作用を有する。補助翼3の半径方向長さLが主翼の半径方向長さLより短いので、主翼2から発生する翼端渦に補助翼3が、干渉することがなく、羽根車1としての騒音も低くできる。更に、斜流ファンであるので遠心力場による圧力上昇があるので、プロペラファンより高静圧を達成する事が出来る。
(実施の形態2)
本発明の第2の実施の形態における空調用送風機羽根車を、図4と図5を用いて説明する。
図4は、本発明の第2の実施の形態における空調用送風機羽根車の平面図。図5は、本発明の第2の実施の形態における空調用送風機羽根車の子午面図である。
図4に於いて、翼枚数が2枚からなる主翼2を設け、主翼2の外周側弦長がハブ側弦長より長く、主翼2の前縁11を回転方向に前傾した略螺旋曲線にて構成し、主翼2の間に翼枚数が全体として2枚からなる略扇状の補助翼3を設け、補助翼3の半径方向長さLが主翼の半径方向長さLより短く、且つ、補助翼の外周側羽根高さHが同円周部の主翼の羽根高さHより高く構成した空調用送風機羽根車を提供するものである。
以上のように構成されて空調用送風機羽根車の動作、作用を説明する。主翼2の前縁11を回転方向に前傾した略螺旋曲線にすることで、螺旋曲線の頂点を起点として、主翼2の翼端渦が発生するので、翼端渦の発生の状況を規定する作用を有する。そのため、補助翼3の半径方向長さLが主翼の半径方向長さLより短いので、主翼2から発生する翼端渦に補助翼3が、干渉することなしに、前縁11の螺旋曲線の頂点が翼端渦をコントロールできるものであり、羽根車1としての騒音も充分に低くできる。また、主翼2の間に設けられた補助翼3の外周側羽根高さHが同円周部の主翼2の羽根高さHより高いので、補助翼3は充分に空力仕事に寄与するので回転騒音Nz音のレベルを充分に低減できる。斜流ファン1なので、遠心力場による圧力上昇があり、プロペラファンより高静圧にできる。
(実施の形態3)
本発明の第3の実施の形態における空調用送風機羽根車を、図6と図7を用いて説明する。
図6は、本発明の第3の実施の形態における空調用送風機羽根車の平面図。図7は、本発明の第3の実施の形態における空調用送風機羽根車の子午面図である。
図6において、翼枚数が2枚からなる主翼2を設け、主翼2の外周側弦長がハブ側弦長より長く、主翼2の間に翼枚数が全体として2枚からなる略扇状の補助翼3を設け、補助翼3の前縁12を回転方向に前傾させた略扇台状で構成し、補助翼3の半径方向長さLが前記主翼の半径方向長さLより短く、且つ、補助翼の外周側羽根高さHが同円周部の主翼の羽根高さHより高く構成した空調用送風機羽根車を提供するものである。
以上のように構成されて空調用送風機羽根車の動作、作用を説明する補助翼3の前縁12を回転方向にα度前傾させた略扇台状にしていることで、補助翼3が斜めに空気を切るので、補助翼3の前縁12が空気を切る時間のタイミングがずれるので、補助翼3の空力仕事による騒音が小さくなり、羽根車1全体として、更に、低騒音化を図れるものである。また、主翼2の間に設けられた補助翼3の外周側羽根高さHが同円周部の主翼2の羽根高さHより高いので、補助翼3は充分に空力仕事に寄与するので回転騒音Nz音のレベルを充分に低減でき、聴感も良好である。更に、斜流ファン1なので、遠心力場による圧力上昇があり、プロペラファンより高静圧である。
(実施の形態4)
本発明の第4の実施の形態における空調用送風機羽根車を、図8と図9を用いて説明する。
図8は、本発明の第4の実施の形態における空調用送風機羽根車の平面図。図9は、本発明の第4の実施の形態における空調用送風機羽根車の子午面図である。
図8において、翼枚数が2枚からなる主翼2を設け、主翼2の外周側弦長がハブ側弦長より長く、主翼2の間に翼枚数が全体として2枚からなる略扇状の補助翼3を設け、補助翼3の前縁13を回転方向に前傾させた螺旋曲線にて構成し、補助翼3の半径方向長さLが主翼の半径方向長さLより短く、且つ、補助翼の外周側羽根高さHが同円周部の主翼の羽根高さHより高く構成した空調用送風機羽根車を提供するものである。
以上のように構成されて空調用送風機羽根車の動作、作用を説明する。補助翼3の前縁13を回転方向に前傾させた螺旋曲線にしているので、補助翼3が斜めに空気を切るので、補助翼3の前縁13が空気を切る時間のタイミングがずれるので、補助翼3の空力仕事による騒音が小さくなり、羽根車全体として、更に、低騒音化を図れるものである。また、主翼2の間に設けられた補助翼3の外周側羽根高さHが同円周部の主翼2の羽根高さHより高いので、補助翼3は充分に空力仕事に寄与するので回転騒音Nz音のレベルを充分に低減できる。更に、斜流ファン1であるので、遠心力場による圧力上昇によって、プロペラファンより高静圧化を図れる。
以上のように、本発明にかかる空調用送風機羽根車は、主翼の枚数が2枚であるので、主に空力性能に寄与する翼面積の投入量が適正であるので、流体摩擦が少なく、ファン効率が高い。また、2枚の主翼のみでは、羽根車の回転騒音が乱流騒音より非常に高く、とても耳障りである。主翼の間に設けられた補助翼の外周側羽根高さが同円周部の主翼の羽根高さより高いので、補助翼は充分に空力仕事に寄与する。そこで、翼枚数zと回転数Nrpmとすると、全体として、翼枚数は4枚と言え、それぞれ、充分に空力仕事をするので、空力仕事が分散させるので、翼1枚当たりの翼面上の圧力変動のレベルが小さくなり、回転騒音Nz音のレベルは、乱流騒音のレベルより低く、聴感も良好である。主翼の外周側前縁に3角形の一辺を合わせる形で3角状の翼をつけて、翼の半径を同一とすることで、3角状の翼の頂点を起点として、翼端渦が発生する。この3角状の翼は、翼端渦の発生の状況を規定する作用を有する。補助翼の半径方向長さが主翼の半径方向長さより短いので、主翼から発生する翼端渦に補助翼が、干渉することがなく、羽根車としての騒音も低くできる。更に、斜流ファンであるので遠心力場による圧力上昇があるので、プロペラファンより高静圧を達成する事が出来る。
以上によって、セパレート型ルームエアコン室外機の熱交換促進用の送風機などに利用できるし、また、換気扇や扇風機にも展開が可能である。
本発明の実施の形態1における空調用送風機羽根車の平面図 本発明の実施の形態1における空調用送風機羽根車の子午面図 本発明の実施の形態1における空調用送風機羽根車の動作状況を示した模式図 本発明の実施の形態2における空調用送風機羽根車の平面図 本発明の実施の形態2における空調用送風機羽根車の子午面図 本発明の実施の形態3における空調用送風機羽根車の平面図 本発明の実施の形態3における空調用送風機羽根車の子午面図 本発明の実施の形態4における空調用送風機羽根車の平面図 本発明の実施の形態4における空調用送風機羽根車の子午面図 従来の空調用送風機羽根車を示す模式図
符号の説明
1 空調用送風機羽根車
2 主翼
3 補助翼
4 ハブ
5 前縁
6 後縁
7 チップ部
8 モータ
9 オリフィス
10 3角状の翼
11 前縁
12 補助翼の前縁
13 補助翼の前縁

Claims (4)

  1. 略円錐台状のハブに、複数枚の翼を設けてなる斜流ファンにおいて、翼枚数が2枚からなる主翼を設け、前記主翼の外周側弦長がハブ側弦長より長く、前記主翼の外周側前縁に3角形の一辺を合わせる形で3角状の翼をつけて、翼の半径を同一とし、前記主翼の間に翼枚数が全体として2枚からなる略扇状の補助翼を設け、前記補助翼の半径方向長さが前記主翼の半径方向長さより短く、且つ、前記補助翼の外周側羽根高さが同円周部の前記主翼の羽根高さより高く構成した空調用送風機羽根車。
  2. 翼枚数が2枚からなる主翼を設け、前記主翼の外周側弦長がハブ側弦長より長く、前記主翼の前縁を回転方向に前傾した略螺旋曲線にて構成し、前記主翼の間に翼枚数が全体として2枚からなる略扇状の補助翼を設け、前記補助翼の半径方向長さが前記主翼の半径方向長さより短く、且つ、前記補助翼の外周側の羽根高さが同円周部の前記主翼の羽根高さより高く構成した請求項1記載の空調用送風機羽根車。
  3. 翼枚数が2枚からなる主翼を設け、前記主翼の外周側弦長がハブ側弦長より長く、前記主翼の間に翼枚数が全体として2枚からなる補助翼を設け、前記補助翼の前縁を回転方向に前傾させた略扇状で構成し、前記補助翼の半径方向長さが前記主翼の半径方向長さより短く、且つ、前記補助翼の外周側羽根高さが同円周部の前記主翼の羽根高さより高く構成した請求項1記載の空調用送風機羽根車。
  4. 翼枚数が2枚からなる主翼を設け、前記主翼の外周側弦長がハブ側弦長より長く、前記主翼の間に翼枚数が全体として2枚からなる略扇状の補助翼を設け、前記補助翼の前縁を回転方向に前傾させた螺旋曲線にて構成し、前記補助翼の半径方向長さが前記主翼の半径方向長さより短く、且つ、前記補助翼の外周側羽根高さが同円周部の前記主翼の羽根高さより高く構成した請求項1記載の空調用送風機羽根車。
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