JP2006077469A - ユニット建造物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の建物ユニットを隣接して構築するユニット建造物において、上階建物ユ
ニットが互いに形成する床構面の剪断耐力及び剛性を向上すること。
【解決手段】 ユニット建造物1において、隣接する各下階建物ユニット10の壁パネル
12の相隣る上端面に壁上金物41を架け渡し、各下階建物ユニット10の壁パネル12
の上端面及び壁上金物41の上部に隣接する各上階建物ユニット20の床パネル21を載
置し、各上階建物ユニット20の床パネル21を上記壁上金物41と各下階建物ユニット
10の壁パネル12に接合するもの。
【選択図】 図4

Description

本発明はユニット建造物に関する。
従来のユニット建造物は、特許文献1に記載の如く、下階を構成する下階建物ユニット
を複数隣接させて下階建物ユニット群を形成し、該下階建物ユニット群の上部に上階を構
成する上階建物ユニットを互いに隣接させて載置している。そして、隣接する下階建物ユ
ニットの壁パネルの各上端面に接続金物を架け渡し、それらの壁パネルを互いに接続する
こととしている。
特公平5-38102号公報
従来のユニット建造物では、隣接する下階建物ユニットの壁パネルをそれらの上枠の上
端面に架け渡される接続金物により接続するものの、上階建物ユニットはそれらの下階建
物ユニットの上部に載置し、上階建物ユニットの床パネルの継ぎ下枠をその下の下階建物
ユニットの壁パネルを構成している上枠にボルト接合するものであるに過ぎず、隣接する
上階建物ユニットが互いに形成する床構面の剪断耐力及び剛性の向上に限界がある。
本発明の課題は、複数の建物ユニットを隣接して構築するユニット建造物において、上
階建物ユニットが互いに形成する床構面の剪断耐力及び剛性を向上することにある。
請求項1の発明は、下階を構成する下階建物ユニットを複数隣接させて下階建物ユニッ
ト群を形成し、該下階建物ユニット群の上部に上階を構成する上階建物ユニットを互いに
隣接させて載置するユニット建造物において、隣接する各下階建物ユニットの壁パネルの
相隣る上端面に壁上金物を架け渡し、各下階建物ユニットの壁パネルの上端面及び壁上金
物の上部に隣接する各上階建物ユニットの床パネルを載置し、各上階建物ユニットの床パ
ネルを上記壁上金物と各下階建物ユニットの壁パネルに接合するようにしたものである。
請求項2の発明は、下階を構成する下階建物ユニットを複数隣接させて下階建物ユニッ
ト群を形成し、該下階建物ユニット群の上部に上階を構成する上階建物ユニットを互いに
隣接させて載置するユニット建造物において、隣接する各上階建物ユニットの床パネルの
相隣る根太の間にスペーサを入れ、隣接する各上階建物ユニットの床パネルの相隣る根太
を上記スペーサとともに接合するようにしたものである。
請求項3の発明は、下階を構成する下階建物ユニットを複数隣接させて下階建物ユニッ
ト群を形成し、該下階建物ユニット群の上部に上階を構成する上階建物ユニットを互いに
隣接させて載置するユニット建造物において、隣接する各上階建物ユニットの壁パネルの
相隣る下枠の上部に継ぎ板を架け渡し、上記継ぎ板を各上階建物ユニットの壁パネルの下
枠と床パネルの根太に接合するようにしたものである。
請求項4の発明は、請求項1〜3の発明において更に、前記隣接する各上階建物ユニッ
トの床パネルの相隣る根太の外面に受け材を設け、それら床パネルの床面材と面一をなす
貼渡し材を上記受け材に固定するようにしたものである。
(請求項1)
(a)隣接する各下階建物ユニットの壁パネルの相隣る上端面に架け渡される壁上金物が
、隣接する上階建物ユニットの床パネルに接合され、この壁上金物による接合部の剪断耐
力が隣接する各上階建物ユニットの床パネルの間に作用する剪断力を伝達する。これによ
り、各上階建物ユニットが互いに形成する床構面の剪断耐力と剛性を向上できる。
(請求項2)
(b)隣接する各上階建物ユニットの床パネルの相隣る根太が、それらに挟まれるスペー
サとともに接合され、このスペーサを挟んだ接合部の剪断耐力が隣接する各上階建物ユニ
ットの床パネルの間に作用する剪断力を伝達する。これにより、各上階建物ユニットが互
いに形成する床構面の剪断耐力と剛性を向上できる。
(請求項3)
(c)隣接する各上階建物ユニットの壁パネルの相隣る下枠に架け渡される継ぎ板が、各
上階建物ユニットの壁パネルの下枠と床パネルの根太に接合され、この継ぎ板による接合
部の剪断耐力が隣接する各上階建物ユニットの床パネルの間に作用する剪断力を伝達する
。これにより、各上階建物ユニットが互いに形成する床構面の剪断耐力と剛性を向上でき
る。
(請求項4)
(d)隣接する各上階建物ユニットの床パネルの相隣る根太の外面に設けられる受け材に
、それら床パネルの床面材と面一をなす貼渡し材を固定することにより、この貼渡し材と
受け材による接合部の剪断耐力が隣接する各上階建物ユニットの床パネルの間に作用する
剪断力を伝達する。これにより、各上階建物ユニットが互いに形成する床構面の剪断耐力
と剛性を向上できる。
図1はユニット建造物を示し、(A)は据付け工程の斜視図、(B)は平面図、図2は
ユニット建造物の要部を示す断面図、図3は床パネル接合構造の例1が適用されたユニッ
ト建造物を示し、(A)は水平力の流れを示す平面図、(B)は接合位置を示す平面図、
図4は床パネル接合構造の例1を示す断面図、図5は床パネル接合構造の例2が適用され
たユニット建造物を示し、(A)は水平力の流れを示す平面図、(B)は接合位置を示す
平面図、図6は床パネル接合構造の例2を示す断面図、図7は床パネル接合構造の例2の
変形例を示す断面図、図8は床パネル接合構造の例3が適用されたユニット建造物を示し
、(A)は水平力の流れを示す平面図、(B)は接合位置を示す平面図、図9は床パネル
接合構造の例3を示す断面図、図10は床パネル接合構造の例4が適用されたユニット建
造物を示し、(A)は水平力の流れを示す平面図、(B)は接合位置を示す平面図、図1
1は床パネル接合構造の例4を示す断面図である。
ユニット建造物1では、図1に示す如く、基礎2の上部に、下階を構成する各下階建物
ユニットが順次吊り具4によって吊りおろされ、相互に突き合せられる隣接状態に据付け
られて、下階建物ユニット群が形成される。この下階建物ユニット群の上部には、上階を
構成する各上階建物ユニット20、20A〜20Fが順次吊り具4によって吊りおろされ
、相互に突き合せられる隣接状態で据付けられて、上階建物ユニット群が形成される。尚
、この上階建物ユニット群の上部には、各上階建物ユニット20に対応する各屋根ユニッ
ト30、30A〜30Fが搭載される。
各建物ユニット10、20は、図2に示されるように、床パネル11、21の側縁部に
壁パネル12、22を立設している。床パネル11、21は、根太11A、21Aによっ
て方形に組立てられた床枠組の上面に構造用合板やパーティクルボード等の床面材11B
、21Bを取付けることによって床構面として構成され、各壁パネル12、22は、上枠
12A、22A、下枠12B、22B及び縦枠12C、22Cによって組立てられた壁枠
組の内外両側に石膏ボードや木片セメント板等の壁面材12D、22Dを取付けることに
よって構成された耐力壁とされている。尚、床パネル11、21は、根太11A、21A
の下部に継ぎ下枠11C、21Cを釘打ちによって一体化されている。
下階建物ユニット10の床パネル11に設けられている継ぎ下枠11Cは、基礎2に植
設されているアンカーボルト3に緊結可能とされ、上階建物ユニット20の床パネル21
に設けられている継ぎ下枠21Cは、下階建物ユニット10の壁パネル12を構成してい
る上枠12Aとボルト5によって緊結されている。尚、屋根ユニット30の下部には継ぎ
下枠31が釘打ちによって一体化され、この継ぎ下枠31は、上階建物ユニット20の壁
パネル22を構成している上枠22Aとボルト6によって緊結されている。
しかして、ユニット建造物1では、隣接する下階建物ユニット10、10の間、上階建
物ユニット20、20の間(桁方向の間)に例えば85mmのユニット間隔Aを形成しており
(図1(B))、隣接する上階建物ユニット20、20のユニット間で水平力(引張力a
、圧縮力b、剪断力c、水平力d)を伝達するため、それら上階建物ユニット20を以下
の如くに接合している。
(例1)(図3、図4)
(1)引張力aの伝達
隣接する各下階建物ユニット10、10の壁パネル12、12の相隣る上枠12A(又
は縦枠12Cの上端部)同士を、不図示の壁上金物にて接続する。
隣接する上階建物ユニット20、20の間に作用する引張力a(図3(A))は、上記
の壁上金物にて伝達される。
(2)圧縮力bの伝達
隣接する各下階建物ユニット10、10の壁パネル12、12の相隣る縦枠12Cの上
端部(又は上枠12A)の間に、不図示のスペーサを入れる。
隣接する上階建物ユニット20、20の間に作用する圧縮力b(図3(A))は、上記
のスペーサにて伝達される。
(3)剪断力c、水平力dの伝達
隣接する下階建物ユニット10、10、上階建物ユニット20、20の相互に突き合わ
されるユニットコーナー部毎に、以下の接合部40を設ける(図3(B))。即ち、図4
に示す如く、隣接する各下階建物ユニット10、10の壁パネル12の相隣る上枠12A
の上端面に平板状(例えば2.3mm板厚の鋼板)の壁上金物41を架け渡し、各下階建物ユ
ニット10、10の壁パネル12の上枠12Aの上端面及び壁上金物41の上部に隣接す
る各上階建物ユニット20、20の床パネル21を載置し、各上階建物ユニット20の床
パネル21を上記壁上金物41とともに各下階建物ユニット10の壁パネル12の上枠1
2Aにボルト42で締結し接合する。
隣接する上階建物ユニット20、20の間に作用する剪断力c(図3(A))は、上記
の壁上金物41による接合部40の剪断耐力にて伝達される。
尚、壁上金物41は隣接する上階建物ユニット20、20の間に作用する水平力d(図
3(A))も伝達する。
例1によれば、以下の作用効果を奏する。
隣接する各下階建物ユニット10の壁パネル12の相隣る上端面に架け渡される壁上金
物41が、隣接する上階建物ユニット20の床パネル21に接合され、この壁上金物41
による接合部40の剪断耐力が隣接する各上階建物ユニット20の床パネル21の間に作
用する剪断力cを伝達する。これにより、各上階建物ユニット20が互いに形成する床構
面の剪断耐力と剛性を向上できる。
例2(図5〜図7)
(1)引張力aの伝達
隣接する各下階建物ユニット10、10の壁パネル12、12の相隣る上枠12A(又
は縦枠12Cの上端部)同士を、不図示の壁上金物にて接続する。
隣接する上階建物ユニット20、20の間に作用する引張力a(図5(A))は、上記
の壁上金物にて伝達される。
(2)圧縮力bの伝達
隣接する各下階建物ユニット10、10の壁パネル12、12の相隣る縦枠12Cの上
端部(又は上枠12A)の間に、不図示のスペーサを入れる。
隣接する上階建物ユニット20、20の間に作用する圧縮力b(図5(A))は、上記
のスペーサにて伝達される。
(3)剪断力c、水平力dの伝達
隣接する上階建物ユニットの相互に突き合わされる床パネル21の間の1ヵ所以上(本
実施例では2ヵ所)に、以下の接合部50を設ける(図5(B))。即ち、図6に示す如
く、隣接する各上階建物ユニット20の床パネル21の相隣る根太21A(端根太)の間
にスペーサ51を入れ、隣接する各上階建物ユニット20の床パネル21の相隣る根太2
1A(端根太)をスペーサ51とともに接合する。根太21Aとスペーサ51は釘52に
より接合される。但し、根太21Aとスペーサ51は、図7に示す如く、相隣る根太21
A、21Aに貫通するボルト53とナット53Aにより締結されて接合されても良い。
隣接する上階建物ユニット20、20の間に作用する剪断力c(図5(A))は、上記
のスペーサ51による接合部50の剪断耐力にて伝達される。
尚、スペーサ51は隣接する上階建物ユニット20、20の間に作用する水平力d(図
5(A))も伝達する。
例2によれば、以下の作用効果を奏する。
隣接する各上階建物ユニット20の床パネル21の相隣る根太21Aが、それらに挟ま
れるスペーサ51とともに接合され、このスペーサ51を挟んだ接合部50の剪断耐力が
隣接する各上階建物ユニット20の床パネル21の間に作用する剪断力cを伝達する。こ
れにより、各上階建物ユニット20が互いに形成する床構面の剪断耐力と剛性を向上でき
る。
(例3)(図8、図9)
(1)引張力aの伝達
隣接する各下階建物ユニット10、10の壁パネル12、12の相隣る上枠12A(又
は縦枠12Cの上端部)同士を、不図示の壁上金物にて接続する。
隣接する上階建物ユニット20、20の間に作用する引張力a(図8(A))は、上記
の壁上金物にて伝達される。
(2)圧縮力bの伝達
隣接する各下階建物ユニット10、10の壁パネル12、12の相隣る縦枠12Cの上
端部(又は上枠12A)の間に、不図示のスペーサを入れる。
隣接する上階建物ユニット20、20の間に作用する圧縮力b(図8(A))は、上記
のスペーサにて伝達される。
(3)剪断力c、水平力dの伝達
隣接する上階建物ユニット20の相互に突き合わされる床パネル21の間の1ヵ所以上
(本実施例では2ヵ所)に、以下の接合部60を設ける(図8(B))。即ち、図9に示
す如く、隣接する各上階建物ユニット20の床パネル21の相隣る根太21A(端根太)
の間及び当該上階建物ユニット20の壁パネル22の相隣る下枠22Bの間にスペーサ6
1を入れ、かつ当該上階建物ユニット20の壁パネル22の相隣る下枠22Bの上部に、
例えば12mm板厚の構造用合板からなる継ぎ板62を架け渡し、上記継ぎ板62を各上階建
物ユニット20の壁パネル22の下枠22Bと床パネル21の根太21Aに、釘63で接
合する。スペーサ61は床パネル21の根太21A、壁パネル22の下枠22Bに釘打ち
等され、又は継ぎ板62の下面に釘打ち等されて保持される。
隣接する上階建物ユニット20、20の間に作用する剪断力c(図8(A))は、上記
のスペーサ61、継ぎ板62による接合部60の剪断耐力にて伝達される。
尚、スペーサ61は隣接する上階建物ユニット20、20の間に作用する水平力d(図
8(A))も伝達する。
例3によれば、以下の作用効果を奏する。
隣接する各上階建物ユニット20の壁パネル22の相隣る下枠22Bに架け渡される継
ぎ板62が、各上階建物ユニット20の壁パネル22の下枠22Bと床パネル21の根太
21Aに接合され、この継ぎ板62による接合部60の剪断耐力が隣接する各上階建物ユ
ニット20の床パネル21の間に作用する剪断力cを伝達する。これにより、各上階建物
ユニット20が互いに形成する床構面の剪断耐力と剛性を向上できる。
(例4)(図10、図11)
(1)引張力aの伝達
隣接する各下階建物ユニット10、10の壁パネル12、12の相隣る上枠12A(又
は縦枠12Cの上端部)同士を、不図示の壁上金物にて接続する。
隣接する上階建物ユニット20、20の間に作用する引張力a(図10(A))は、上
記の壁上金物にて伝達される。
(2)圧縮力bの伝達
隣接する各下階建物ユニット10、10の壁パネル12、12の相隣る縦枠12Cの上
端部(又は上枠12A)の間に、不図示のスペーサを入れる。
隣接する上階建物ユニット20、20の間に作用する圧縮力b(図10(A))は、上
記のスペーサにて伝達される。
(3)剪断力c、水平力dの伝達
隣接する上階建物ユニット20の相互に突き合わされる床パネル21の間の全長に渡り
、以下の接合部70を設ける(図10(B))。即ち、図11に示す如く、隣接する各上
階建物ユニット20の床パネル21の相隣る根太21A(端根太)の外面に受け材71を
釘72で設け、それら床パネル21の床面材21Bと面一をなす貼渡し材73を上記受け
材71に釘74で固定する。貼渡し材73は、例えば20mm板厚のパーティクルボードから
なる。
隣接する上階建物ユニット20、20の間に作用する剪断力c(図10(A))は、上
記の貼渡し材73による接合部70の剪断耐力にて伝達される。
尚、貼渡し材73は隣接する上階建物ユニット20、20の間に作用する水平力d(図
10(A))も伝達する。
例4によれば、以下の作用効果を奏する。
隣接する各上階建物ユニット20の床パネル21の相隣る根太21Aの外面に設けられ
る受け材71に、それら床パネル21の床面材21Bと面一をなす貼渡し材73を固定す
ることにより、この貼渡し材73と受け材71による接合部70の剪断耐力が隣接する各
上階建物ユニット20の床パネル21の間に作用する剪断力cを伝達する。これにより、
各上階建物ユニット20が互いに形成する床構面の剪断耐力と剛性を向上できる。
ユニット建造物1にあっては、隣接する上階建物ユニット20の床パネル21、壁パネ
ル22の間で、例1〜例4の接合部40〜70の2以上を互いに重複して採用しても良い
。例えば、例4の接合部70を、例1〜例3の接合部40〜60のそれぞれに併用するこ
とができる。これによれば、上階建物ユニット20が互いに形成する床構面の剪断耐力及
び剛性を一層向上できる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に
限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明
に含まれる。
図1はユニット建造物を示し、(A)は据付け工程の斜視図、(B)は平面図である。 図2はユニット建造物の要部を示す断面図である。 図3は床パネル接合構造の例1が適用されたユニット建造物を示し、(A)は水平力の流れを示す平面図、(B)は接合位置を示す平面図である。 図4は床パネル接合構造の例1を示す断面図である。 図5は床パネル接合構造の例2が適用されたユニット建造物を示し、(A)は水平力の流れを示す平面図、(B)は接合位置を示す平面図である。 図6は床パネル接合構造の例2を示す断面図である。 図7は床パネル接合構造の例2の変形例を示す断面図である。 図8は床パネル接合構造の例3が適用されたユニット建造物を示し、(A)は水平力の流れを示す平面図、(B)は接合位置を示す平面図である。 図9は床パネル接合構造の例3を示す断面図である。 図10は床パネル接合構造の例4が適用されたユニット建造物を示し、(A)は水平力の流れを示す平面図、(B)は接合位置を示す平面図である。 図11は床パネル接合構造の例4を示す断面図である。
符号の説明
1 ユニット建造物
10 下階建物ユニット
11、21 床パネル
12、22 壁パネル
20 上階建物ユニット
21A 根太
21B 床面材
22A 上枠
22B 下枠
22C 縦枠
40 接合部
41 壁上金物
50 接合部
51 スペーサ
60 接合部
61 スペーサ
62 継ぎ板
70 接合部
71 受け材
73 貼渡し材

Claims (4)

  1. 下階を構成する下階建物ユニットを複数隣接させて下階建物ユニット群を形成し、該下
    階建物ユニット群の上部に上階を構成する上階建物ユニットを互いに隣接させて載置する
    ユニット建造物において、
    隣接する各下階建物ユニットの壁パネルの相隣る上端面に壁上金物を架け渡し、各下階
    建物ユニットの壁パネルの上端面及び壁上金物の上部に隣接する各上階建物ユニットの床
    パネルを載置し、各上階建物ユニットの床パネルを上記壁上金物と各下階建物ユニットの
    壁パネルに接合することを特徴とするユニット建造物。
  2. 下階を構成する下階建物ユニットを複数隣接させて下階建物ユニット群を形成し、該下
    階建物ユニット群の上部に上階を構成する上階建物ユニットを互いに隣接させて載置する
    ユニット建造物において、
    隣接する各上階建物ユニットの床パネルの相隣る根太の間にスペーサを入れ、隣接する
    各上階建物ユニットの床パネルの相隣る根太を上記スペーサとともに接合することを特徴
    とするユニット建造物。
  3. 下階を構成する下階建物ユニットを複数隣接させて下階建物ユニット群を形成し、該下
    階建物ユニット群の上部に上階を構成する上階建物ユニットを互いに隣接させて載置する
    ユニット建造物において、
    隣接する各上階建物ユニットの壁パネルの相隣る下枠の上部に継ぎ板を架け渡し、上記
    継ぎ板を各上階建物ユニットの壁パネルの下枠と床パネルの根太に接合することを特徴と
    するユニット建造物。
  4. 前記隣接する各上階建物ユニットの床パネルの相隣る根太の外面に受け材を設け、それ
    ら床パネルの床面材と面一をなす貼渡し材を上記受け材に固定する請求項1〜3のいずれ
    かに記載のユニット建造物。
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