JP2006077464A - 畳周辺部材の施行構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 畳と畳周辺部材との間に見切材を用いることなく畳周辺部材の位置決めを容易となし、また、段差や軋み音の発生を防止可能な畳周辺部材の施工構造を提供する。
【解決手段】 床下地8上に設置された畳1(好ましくは、芯材として、個々の気泡が厚み方向に配向しているポリオレフィン系樹脂発泡体シートの両面に、前記ポリオレフィン系樹脂発泡性シート原反を加熱発泡する際に生じる面内方向の発泡力を抑制するための面材が積層されてなるポリオレフィン系樹脂複合発泡体が用いられたものである)の周辺に、クッション性を有する畳周辺部材3が設置された畳周辺部材の施工構造において、畳周辺部材の畳と接する端部下面に際根太7が敷設される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、畳周辺部材の施行構造に関し、特にスラブ床下地の上に施行する畳周辺部材の施行構造に関する。
従来、木質床下地やスラブ床下地の上に畳を敷き、畳と同一面で周辺部に遮音フローリングなどの周辺部材が施行される畳周辺部材の施行構造が知られている。例えば、特許文献1には、畳敷床構造が開示され、畳枠によって区画された床下地の上に敷設されたクッション材と、前記畳枠との間に概ね一定間隔の隙間が形成されるように、前記クッション材の上に敷設された畳と、前記畳枠と前記畳との間に形成された隙間を埋めるように、前記クッション材の上に設置された畳周辺部材とを備え、前記畳枠と前記畳周辺部材との間に僅かな隙間が形成されていることを特徴とする畳敷床構造などが開示されている。
しかし、上記のようにクッション材の上に周辺部材が設置された場合には、上からの荷重によって周辺部材が沈み込むので、隣接する畳などの部材との沈み込み具合が異なることで軋み音が発生するという問題や、部材間の沈み込み具合の差異によって、クッション材のへたり(厚みの痩せ)具合に差異が生じて部材間に段差が生じるなどの問題があった。
また、近年、畳周辺部材の遮音性を向上するために、例えば図4及び図5に示すように、クッション層6を有する遮音フローリングを畳周辺部材3として用い、畳1との間に床見切材2を設置する施行構造も多用されている。この場合、床見切材2を畳に接する位置に予め固定することで畳周辺部材の位置決めを容易とすることが出来る点で好ましいものである。
この様な床見切材の施行構造としては、例えば特許文献2に、同一高さレベルに仕上げられた床仕上材の端部間を、床見切材によって施工する施工構造であって、床見切材は、矩形状となされた本体の上端両側部から薄板状に延設された鍔部を有する略逆ハット状の断面形状となされ、床仕上材の端部間に、床見切材の本体部分が差し込まれた状態で、床仕上材の端部表面が、床見切材の鍔部によって覆われるとともに、この鍔部の先端に施された面取部によって床仕上材と床見切材との表面が滑らかに連続されてなる床見切材の施工構造などが開示されている。
しかし、上記の様に床見切材(以下、単に「見切材」ともいう)を用いる場合、見切材の取付方法によっては、釘などの固定具が表面から見える問題や、見切材と畳周辺部材との沈み込み具合が異なって段差を生じたり、軋み音が発生したりする問題があり、特にスラブ床下地においては、上記の問題は顕著であった。
特開2003−206620号公報 特開平10−292601号公報
本発明の目的は、上記従来の問題点に鑑み、畳と畳周辺部材との間に見切材を用いることなく畳周辺部材の位置決めを容易となし、また、段差や軋み音の発生を防止可能な畳周辺部材の施工構造を提供することにある。
請求項1記載の畳周辺部材の施工構造は、床下地上に設置された畳の周辺に、クッション性を有する畳周辺部材が設置された畳周辺部材の施工構造において、畳周辺部材の畳と接する端部下面に際根太が敷設されたことを特徴とする。
請求項2記載の畳周辺部材の施工構造は、請求項1記載の畳周辺部材の施工構造であって、畳の芯材として、個々の気泡が厚み方向に配向しているポリオレフィン系樹脂発泡体シートの両面に、前記ポリオレフィン系樹脂発泡性シート原反を加熱発泡する際に生じる面内方向の発泡力を抑制するための面材が積層されてなるポリオレフィン系樹脂複合発泡体が用いられたものであることを特徴とする。
以下、本発明について図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は本発明に係る畳周辺部材の施工構造の一例を示す平面説明図であり、図2は、図1におけるA−A断面図である。
本発明の畳周辺部材の施工構造は、図1及び図2に示すように、床下地8上に設置された畳1の周辺に、クッション性を有する畳周辺部材3が設置され、畳周辺部材3の畳1と接する端部下面に際根太7が敷設されたものである。
上記クッション性を有する畳周辺部材3としては、構成としてクッション層を有するものが挙げられ、例えば、図2に示すような表面化粧材などからなる表面材4、木質材料や熱可塑性樹脂発泡体などからなる基材5、及びクッション層6(以下、「不陸層」ともいう)などが積層されてなる所謂遮音フローリングなどが挙げられる。
上記遮音フローリングとしては、特に限定されないが、重い家具などの重量物を置いた際、床が局部的に沈下したり、また歩行のたびに浮沈が生じ、歩き心地が低下することを防止し、また、段差や軋み音の発生を防止するために、沈み込みの生じ難いものが好ましい。
上記のような沈み込みの生じ難いものとしては、例えば、基材5として、熱可塑性樹脂よりなる連続発泡層と、連続発泡層の少なくとも片面上に複数配置される熱可塑性樹脂よりなる高発泡体と、高発泡体の外表面を被覆する熱可塑性樹脂よりなる低発泡薄膜とを備え、前記複数の高発泡体が互いに前記低発泡薄膜を介して熱融着された熱可塑性樹脂発泡体が用いられた遮音フローリングが好適である。
上記のような熱可塑性樹脂発泡体を製造する方法としては、例えば、上記発泡性樹脂組成物を所定の容器中で発泡させ、一面を除いた外表面が熱可塑性樹脂よりなる低発泡薄膜で被覆されている高発泡体を製造し、これを上記低発泡薄膜を介して熱融着し、別途製造した熱可塑性樹脂よりなる連続発泡シート層に熱融着等により積層してもよいが、発泡性樹脂組成物を押出成形により軟化状態のシート状発泡性熱可塑性樹脂とし、成形すべき粒状体の形状に対応する凹部が平面的に配置された賦型ロールを用いて、上記粒状体が発泡性熱可塑性樹脂薄膜を介して一体的に連結されたシート状体を得、上記発泡性樹脂組成物中の発泡剤の分解温度以上に加熱し発泡させる方法が好ましい。
上記畳周辺部材3の厚みとしては、特に限定されないが、10〜30mm程度が好適である。
上記畳1としては、特に限定されず、例えば、一般的な厚畳や薄畳、若しくは、近年和室以外にも用いられるミニ畳やリビング畳等が挙げられ、厚みとしては、通常10〜50mmである。また畳のサイズとしても特に限定されず、一畳サイズや半畳サイズなど特に限定されない。
また、上記畳1としては、重い家具などの重量物を置いた際、畳が局部的に沈下したり、歩き心地が低下することを防止し、また、段差や軋み音の発生を防止するために、沈み込みの生じ難いものが好ましい。
上記畳1の構成としては、特に限定されないが、通常図3に示すように、畳表11、緩衝材12、芯材13、緩衝材14、裏シート15がこの順に構成されたものが好適に用いられる。
また、上記において芯材13が、個々の気泡が厚み方向に配向しているポリオレフィン系樹脂発泡体シートの両面に、前記ポリオレフィン系樹脂発泡性シート原反を加熱発泡する際に生じる面内方向の発泡力を抑制するための面材が積層されてなるポリオレフィン系樹脂複合発泡体であると、圧縮強度に優れたものとなり、畳1の沈み込みが生じ難くなる点で好ましい。
上記ポリオレフィン系樹脂複合発泡体の製造方法は、特に限定されないが、例えば、ポリオレフィン系樹脂およびジオキシム化合物、ビスマレイミド、ジビニルベンゼン、アリル系多官能モノマー、(メタ)アクリル系多官能モノマーおよびキノン化合物から選択される少なくとも1種類の変性用モノマーと溶融混和して得られる変性ポリオレフィン100重量部に対して、アゾジカルボンアミド等の熱分解型化学発泡剤を2〜20重量部を分散させ、これを一旦シート状に成形した後、得られた発泡性シート原反の少なくとも片面に面材を融着させ、原反を熱分解型化学発泡剤の分解温度以上に加熱して、該面材によって面内方向に生じる発泡力を抑制しつつこれを厚み方向にのみ発泡させる方法が挙げられる。
ポリオレフィン系樹脂を上記のように変性させることで、成形された発泡性シート原反は架橋度が低いにも拘らず、これを常圧で発泡させ、さらに発泡方向に異方性を持たせることが可能となる。
ここで架橋度が低いとはゲル分率が25%以下であることをいう。一般的にゲル分率の測定は、サンプルの初期重量と、サンプルを120℃の熱キシレン中で24時間で溶解させたもののゲル分を乾燥させたものとの重量比で表現する。
上記におけるポリオレフィン系樹脂とは、オレフィン性モノマーの(共)重合体であり、特に限定されるものではないが、例えば、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン等のポリエチレン、ホモタイプポリプロピレン、ランダムタイプポリプロピレン、ブロックタイプポリプロピレン等のポリプロピレン、ポリブテン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体、エチレン−ブテン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体等のエチレンを主成分とする共重合体などから選ばれる1種もしくは2種以上の単体および混合物を意味する。尚、ここで言う「(共)重合体」とは「重合体」または「共重合体」を意味する。
上記ポリオレフィン系樹脂には30重量%を下回る範囲で、他の樹脂、例えば、ポリスチレン、スチレン系エラストマーなどがブレンドされていても良い。しかし30重量%を上回るとポリオレフィンの特徴(軽量、耐薬品性、柔軟性、弾性等)が発揮できないばかりか、発泡に必要な溶融粘度を確保することが困難となる場合がある。本発明でのポリオレフィン系樹脂としては、特にポリエチレンやポリプロピレンの1種もしくは2種以上が好適に用いられる。
熱分解型化学発泡剤は、加熱により分解ガスを発生するもので有れば特に限定されるものではなく、次ぎのものが例示される。アゾジカルボンアミド、ベンゼンスルホニルヒドラジド、ジニトロソペンタメチレンテトラミン、トルエンスルホニルヒドラジド、4,4−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)。これらは単独であるいは2種以上が混合されて用いられる。その中でもアゾジカルボンアミドが好適に用いられる。
発泡性シート原反の賦形方法としては、押出成形の他、プレス成形、ブロー成形、カレンダリング成形、射出成形など、プラスチックの成形加工で一般的に行われる方法が適用可能である。しかしスクリュー押出機より吐出する発泡性樹脂組成物を直接賦形する方法が、生産性の観点から好ましい。この場合は、一定寸法幅の連続発泡性シートを得ることができる。
発泡性シート原反の少なくとも片面に面材を積層する方法は特に限定されるものではないが、例えば、(イ)一旦冷却固化した発泡性シートに面材を加熱しながら貼付する方法、(ロ)発泡性シートを溶融状態になるまで加熱しておき、これを面材に熱融着する方法、(ハ)発泡性シートに面材を接着剤で貼り合わせる方法などが挙げられる。
発泡性複合シートすなわち芯材の厚み精度を確保するには方法(イ)または(ハ)が最も好ましい。方法(ロ)の熱融着法としては、例えば、Tダイから押し出された直後の溶融状態の発泡性シート原反の少なくとも片面に面材を軽く積層した状態で、これらを対向状の冷却ロール間を通過させ、ロールの押圧力で両者を一体化する方法が好ましい。なお、上記のように発泡性シート原反と面材を積層して一体化するとは、原反と面材を両者の界面において剥離しようとした場合に、高い割合で材料破壊が生じる程度に両者が固着されている状態を意味するものとする。
上記における面材は、発泡性シート原反を加熱発泡する際に生じる面内方向の発泡力を抑制するものであれば特に限定されず、例えば、ポリエステル系樹脂などの合成樹脂繊維やその他の繊維からなる不織布、繊維強化シート、マット、クロス、延伸オレフィン系樹脂シートなどが挙げられるが、中でも延伸オレフィン系樹脂シートが、得られる発泡体の圧縮強度が向上する点で好ましい。
上記延伸オレフィン系樹脂シートの延伸倍率は、10〜40倍が好ましく、より好ましくは15〜35倍である。圧延及び/又は延伸倍率が小さ過ぎると充分な引張弾性率が発揮されないことがあり、また、熱伸縮が大きくなりすぎることがある。延伸倍率が大きくなり過ぎると延伸成形時にシートが破断し易くなることがある。
上記オレフィン系樹脂シートの延伸方法は従来公知の任意の方法が採用されてよいが、10〜40倍と高度に延伸する場合には、オレフィン系樹脂シートを圧延した後、延伸又は延伸を複数回繰り返す多段延伸する方法が好ましい。
面材の厚みは好ましくは1mm以下、より好ましくは0.3mm以下である。厚みが1mm以上あると、面材の柔軟性が損なわれ、これを発泡性シートに連続的に貼り付けることが困難となり、また面材を介して発泡性シートを加熱することが難しくなるため面材と発泡性シートが均一に融着せず剥離等により気泡構造が不均一となることがある。
発泡性シート原反の発泡は、通常、熱分解型化学発泡剤の分解温度以上、熱可塑性樹脂の熱分解温度以下の温度範囲で行われる。特に連続式発泡装置としては、加熱炉の出口側で発泡体を引き取りながら発泡させる引き取り式発泡器の他、ベルト式発泡器、縦型または横型発泡炉、熱風恒温槽など、あるいは熱浴中で発泡を行うオイルバス、メタルバス、ソルトバスなどが使用される。
上記方法で製造された発泡体は、各々の気泡において、気泡径の長軸が厚み方向に配向しており、圧縮強度に優れた物性を示す。
上記発泡体の発泡倍率は、余り低いと、前述するように十分な発泡セルの長軸と短軸の比が得られず、所望の弾性率が得られないばかりか、軽量性が失われ、コスト高にもなり、又、20倍を超すと、発泡セルの長軸と短軸の比は十分おおきいものになるが、個々のセル壁が薄くなって、十分な圧縮弾性率を発現し得ないものとなるので、好ましくは、発泡倍率は3〜20倍である。
内在する気泡のアスペクト比(Dz/Dxy)の平均値は、好ましくは、1.1以上である。ここで、アスペクト比とは、発泡体のz方向、即ち、発泡体の厚み方向の発泡セルの直径をDzとし、発泡体の巾及び長さ方向、即ち、発泡体の面内方向の発泡セルの直径をDxyとしたときのDz/Dxyをいい、アスペクト比が1.1に満たない場合には、所望の圧縮弾性率が得られ難くなることがある。アスペクト比の上限は特に認められないが、4.0を越える場合は、ポリオレフィン系樹脂発泡体に過度な変形を生じさせるので製造が困難になることがあるので注意を要する。
又、圧縮強度は、余り小さいと僅かな負荷で座屈を生じやすくなるため、好ましくは25%圧縮時の圧縮強度が0.2MPa以上である。
本発明においては、図2に示すように、上記畳周辺部材3の畳1と接する端部下面に際根太7が敷設されたものである。この端部下面に敷設する際根太の幅dとしては、特に限定されないが、5〜50mmであることが好ましい。
上記畳周辺部材3として、下面に予めクッション層6(不陸層)が積層されたものを用いる場合には、上記際根太7の幅dに相当する部分のクッション層6を剥がして用いることが好ましい。
上記際根太7の材料としては、特に限定されないが、沈み込みの少ない硬質のものが好ましく、通常、MDF、ハードボードなどの木質板が好適である。
際根太7の厚みとしては、本発明の効果を損なわない限り特に限定されないが、遮音フローリングのクッション層6の厚みに合わせて、通常2〜10mmとされる。
本発明によれば、床下地上に設置された畳の周辺に、クッション性を有する畳周辺部材が設置された畳周辺部材の施工構造において、畳周辺部材の畳と接する端部下面に際根太が敷設されたことを特徴とするので、畳と畳周辺部材との間に見切材を用いることなく畳周辺部材の位置決めを容易となし、また、段差や軋み音の発生を防止可能な畳周辺部材の施工構造を提供することができる。
上記畳の芯材として、個々の気泡が厚み方向に配向しているポリオレフィン系樹脂発泡体シートの両面に、前記ポリオレフィン系樹脂発泡性シート原反を加熱発泡する際に生じる面内方向の発泡力を抑制するための面材が積層されてなるポリオレフィン系樹脂複合発泡体が用いられたものであると、畳の圧縮強度が向上し、上記効果は更に確実なものとなる。
以下に、実施例を示すことにより、本発明を具体的に説明する。尚、本発明は下記実施例のみに限定されるものではない。
(実施例)
図1に示すように、6枚の半畳サイズの畳1,1・・を部屋の中央部に仮置きし、畳周辺部材3が畳と接する端部下面に相当する部分に際根太7(木質板、幅30mm)を位置決めした後、6枚の畳1,1・・を取り外し、位置決めした部分に際根太7を接着剤及び釘で床下地8に固定した。
次いで、予め際根太7の幅dに相当する部分のクッション層6を剥がした畳周辺部材3,3・・〔表面材4、基材5、クッション層6(厚み2.5mm)からなる遮音フローリング(厚み13mm)〕を、接着剤を用いて床下地8に固定し、図1及び2に示すように、畳周辺部に敷設した。
上記基材5としては、熱可塑性樹脂よりなる連続発泡層と、連続発泡層の少なくとも片面上に複数配置される熱可塑性樹脂よりなる高発泡体と、高発泡体の外表面を被覆する熱可塑性樹脂よりなる低発泡薄膜とを備え、前記複数の高発泡体が互いに前記低発泡薄膜を介して熱融着された熱可塑性樹脂発泡体を用いた。上記熱可塑性樹脂としては、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン及び架橋性シラン変性ポリプロピレン系樹脂からなる混合系のポリオレフィン系樹脂からなるものである。
次いで、図3に示すような、畳表11、緩衝材12、芯材13、緩衝材14、裏シート15がこの順に構成された6枚の畳1,1・・(厚み13mm)を中央部に設置した。
上記畳1の芯材13としては、個々の気泡が厚み方向に配向しているポリプロピレンランダム共重合体からなる発泡体シートの両面に、前記樹脂発泡性シート原反を加熱発泡する際に生じる面内方向の発泡力を抑制するための延伸ポリエチレン系樹脂シート(延伸倍率:10倍)が積層されてなる樹脂複合発泡体を用いた。発泡体の内在する気泡のアスペクト比(Dz/Dxy)の平均値は、1.8であり、発泡倍率は10倍であった。
上記により、得られた畳周辺部材の施工構造は、際根太7が敷設されることで、畳周辺部材3の位置決めが極めて容易であった。また、段差や軋み音の発生を防止することができた。
本発明に係る畳周辺部材の施工構造の一例を示す平面説明図である。 図1におけるA−A断面図である。 本発明における畳の一例を示す模式断面図である。 従来の畳周辺部材の施工構造を示す平面説明図である。 図4におけるA−A断面図である。
符号の説明
1 畳
2 床見切材
3 畳周辺部材
4 表面材
5 基材
6 クッション層
7 際根太
8 床下地
11 畳表
12,14 緩衝材
13 芯材
15 裏シート

Claims (2)

  1. 床下地上に設置された畳の周辺に、クッション性を有する畳周辺部材が設置された畳周辺部材の施工構造において、畳周辺部材の畳と接する端部下面に際根太が敷設されたことを特徴とする畳周辺部材の施工構造。
  2. 畳の芯材として、個々の気泡が厚み方向に配向しているポリオレフィン系樹脂発泡体シートの両面に、前記ポリオレフィン系樹脂発泡性シート原反を加熱発泡する際に生じる面内方向の発泡力を抑制するための面材が積層されてなるポリオレフィン系樹脂複合発泡体が用いられたものであることを特徴とする請求項1記載の畳周辺部材の施工構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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