JP2006077243A5 - - Google Patents

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発明の詳細な説明
本発明は、下記反応によってポリウレタンエラストマーを製造する:

a)少なくとも一種のジ−及び/又はポリ−イソシアネートと
b)約20〜約280、好ましくは約28〜約150のOH価と約1.5〜約3、好ましくは約1.8〜約2.4の平均官能価を有する少なくとも一種のポリエステルポリオール、
c)場合により、約10〜約150のOH価と約1.5〜約8.0、好ましくは約1.8〜約6.0の官能価を有する少なくとも一種のポリエーテルポリオール及び/又は約20〜約280のOH価と約1.5〜約3.0、好ましくは約1.8〜約2.4の官能価を有する少なくとも一種のポリエーテルエステルポリオール、並びに
d)場合により、約150〜約1870のOH価を有する、低分子量鎖延長剤及び/又は架橋剤の少なくとも一種
との反応であって、

前記反応は、
e)少なくとも一種のアミン及び/又は有機金属触媒、
f)下記のものを含んで成る帯電防止成分
f1)下記式(I)
Figure 2006077243
[但し、
、R、R及びRは、互いに独立して、各々C〜C20のアルキル基であって、これらの四つの基の炭素原子の合計の数は70以下であり、
は、C〜C10のアルキル基を示す]
によって示される少なくとも一種の四級アルキルアンモニウムモノアルキルサルフェート、及び
f2)下記の群から選択される少なくとも一種の化合物
(i)下記式(II)
Figure 2006077243
[但し、
Xは、1〜20の炭素原子を有する基又は結合を示し、及び
及びRは、互いに独立して、各々が、C〜C20のアルキル基を示す]
によって示される、鎖状で、OH基を有さないジカルボン酸エステルの少なくとも一種、
(ii)下記群から選択される少なくとも一種のラクトン:γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン、α,γ−,β,γ−及びγγ−ジメチルブチロラクトン、及び
(iii) (i)と(ii)の混合物
g)場合により、少なくとも一種の発泡剤、並びに
h)場合により、少なくとも一種の添加剤及び/又は助剤物質
の存在下に行われる。
本発明に基づく方法に適する出発イソシアネート成分a)には、脂肪族、脂環式、芳香脂肪族、芳香族及び複素環式ポリイソシアネート、例えば、W. Siefken in Justus Liebigs Annalen der Chemie, 562, page 75-136 に記載のものが含まれる。適するイソシアネートの例には、式:Q(NCO)
[但し、
n=2〜4、好ましくは2、及び
Qは、2〜18の炭素原子、好ましくは6〜10の炭素原子を有する脂肪族炭化水素基;4〜15の炭素原子、好ましくは5〜10の炭素原子を有する脂環式炭化水素基;6〜15の炭素原子、好ましくは6〜13の炭素原子を有する芳香族炭素水素基;及び8〜15の炭素原子、好ましくは8〜13の炭素原子を有する芳香脂肪族炭化水素基を示す]
によって示されるものが含まれる。そのようなイソシアネートの例には、エチレンジイソシアネート、1,4−テトラメチレンジイソシアネート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、1,12−ドデカンジイソシアネート、シクロブタン−1,3−ジイソシアネート、シクロヘキサン−1,3−及び−1,4−ジイソシアネート及びそれらの異性体のいずれかの所望の混合物;1−イソシアナト−3,3,5−トリメチル−5−イソシアナトメチル−シクロヘキサン、2,4−及び2,6−ヘキサハイドロトルエンジイソシアネート及びそれらの異性体のいずれかの所望の混合物;ヘキサハイドロ−1,3−及び−1,4−フェニレンジイソシアネート;、パーハイドロ−2,4’−及び−4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート;1,3−及び1,4−フェニレンジイソシアネート;1,4−デュレンジイソシアネート(DDI);4,4’−スチルベンジイソシアネート;3,3’−ジメチル−4,4’−ビフェニレンジイソシアネート(TODI);2,4−及び2,6−トルエンジイソシアネート(TDI)及びそれらの異性体のいずれかの所望の混合物;ジフェニルメタン−2,4’−及び/又は−4,4’−ジイソシアネート(MDI);及びナフチレン−1,5−ジイソシアネート(NDI)が含まれる。
そのようなポリウレタンプラスチックは、帯電(又は静電)防止性の履き物、特に単層又は複数層の形態でEN344に基づく靴底、及び靴の構成部品、型内で発泡されたクッション、マット、スプリング要素、ローラー、及び自動車を構成する安全部品の製造に特に価値がある。

以下に本発明の主な好ましい態様を記載する。
1.
a)ジ−及び/又はポリ−イソシアネートと
b)20〜280のOH価と1.5〜3の平均官能価を有する少なくとも一種のポリエステルポリオール、
c)場合により、10〜150のOH価と1.5〜8.0の官能価を有するポリエーテルポリオール及び/又は20〜280のOH価と1.5〜3.0の官能価を有するポリエーテルエステルポリオール、並びに
d)場合により、150〜1870のOH価を有する、低分子量鎖延長剤及び/又は架橋剤
との反応生成物を含んで成るポリウレタンエラストマーであって、

前記反応生成物は、
e)アミン及び/又は有機金属触媒、
f)下記のものを含んで成る帯電防止成分
f1)下記式
Figure 2006077243
[但し、
、R 、R 及びR は、互いに独立して、各々1〜20の炭素原子を有するアルキル基であって、これらの四つの基の炭素原子の合計の数は70以下であり、
は、2〜10の炭素原子を有するアルキル基を示す]
によって示される四級アルキルアンモニウムモノアルキルサルフェートを、ポリウレタンエラストマーの全重量を基準として、約0.5〜約15重量%、及び
f2)
(i)下記式
Figure 2006077243
[但し、
Xは、1〜20の炭素原子を有する基又は結合を示し、及び
及びR は、互いに独立して、各々が、1〜20の炭素原子を有するアルキル基を示す]
によって示される、鎖状で、OH基を有さないジカルボン酸エステル
(ii)γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン、α,γ−,β,γ−及びγγ−ジメチルブチロラクトンから成る群からの少なくとも一種のラクトン及び
(iii) (i)と(ii)の混合物
から成る群から選択される少なくとも一種の化合物を、ポリウレタンエラストマーの全重量を基準として、約1.5〜約7.5重量%
g)場合により、発泡剤、並びに
h)場合により、添加剤及び/又は助剤物質
の存在下でのものであるポリウレタンエラストマー。
2.
ポリエステルポリオールb)は、1.8〜2.4の平均官能価を有する上記1.に記載のポリウレタンエラストマー。
3.
ポリエステルポリオールb)は、約28〜約150のOH価を有する上記1.に記載のポリウレタンエラストマー。
4.
ポリエーテルポリオールは、約1.8〜約6の官能価を有する上記1.に記載のポリウレタンエラストマー。
5.
ポリエーテルエステルポリオールc)は、約1.8〜約2.4の官能価を有する上記1.に記載のポリウレタンエラストマー。
6.
上記1.に記載のポリウレタンエラストマーを含んで成る成形物品。
7.
上記1.に記載のポリウレタンエラストマーから製造されたローラー。
8.
上記1.に記載のポリウレタンエラストマーから製造されたバネ要素。
9.
上記1.に記載のポリウレタンエラストマーから製造されたマット又はクッション。
10.
上記1.に記載のポリウレタンエラストマーから製造された自動車の安全部品。
11.
上記1.に記載のポリウレタンエラストマーから製造された靴底及び靴の部品。

Claims (7)

  1. a)ジ−及び/又はポリ−イソシアネートと
    b)20〜280のOH価と1.5〜3の平均官能価を有する少なくとも一種のポリエステルポリオール、
    c)場合により、10〜150のOH価と1.5〜8.0の官能価を有するポリエーテルポリオール及び/又は20〜280のOH価と1.5〜3.0の官能価を有するポリエーテルエステルポリオール、並びに
    d)場合により、150〜1870のOH価を有する、低分子量鎖延長剤及び/又は架橋剤
    との反応生成物を含んで成るポリウレタンエラストマーであって、

    前記反応生成物は、
    e)アミン及び/又は有機金属触媒、
    f)下記のものを含んで成る帯電防止成分
    f1)下記式
    Figure 2006077243
    [但し、
    、R、R及びRは、互いに独立して、各々1〜20の炭素原子を有するアルキル基であって、これらの四つの基の炭素原子の合計の数は70以下であり、
    は、2〜10の炭素原子を有するアルキル基を示す]
    によって示される四級アルキルアンモニウムモノアルキルサルフェートを、ポリウレタンエラストマーの全重量を基準として、約0.5〜約15重量%、及び
    f2)
    (i)下記式
    Figure 2006077243
    [但し、
    Xは、1〜20の炭素原子を有する基又は結合を示し、及び
    及びRは、互いに独立して、各々が、1〜20の炭素原子を有するアルキル基を示す]
    によって示される、鎖状で、OH基を有さないジカルボン酸エステル
    (ii)γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン、α,γ−,β,γ−及びγγ−ジメチルブチロラクトンから成る群からの少なくとも一種のラクトン及び
    (iii) (i)と(ii)の混合物
    から成る群から選択される少なくとも一種の化合物を、ポリウレタンエラストマーの全重量を基準として、約1.5〜約7.5重量%
    g)場合により、発泡剤、並びに
    h)場合により、添加剤及び/又は助剤物質
    の存在下でのものであるポリウレタンエラストマー。
  2. 請求項1に記載のポリウレタンエラストマーを含んで成る成形物品
  3. 請求項1に記載のポリウレタンエラストマーから製造されたローラー
  4. 請求項1に記載のポリウレタンエラストマーから製造されたバネ要素
  5. 請求項1に記載のポリウレタンエラストマーから製造されたマット又はクッション
  6. 請求項1に記載のポリウレタンエラストマーから製造された自動車の安全部品
  7. 請求項1に記載のポリウレタンエラストマーから製造された靴底及び靴の部品
JP2005248637A 2004-08-31 2005-08-30 改良された帯電防止性を有するポリウレタンエラストマー Pending JP2006077243A (ja)

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