JP2006076770A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ステープルしようとする印刷媒体に応じて適切なステープルを行うことができる印刷装置を提供する。
【解決手段】 印刷装置1は、エンジン部3によって印刷された印刷媒体に対してステープルを行うステープル部4を備える。ステープル部4は、一度に綴じることができる最大綴じ厚が小さい足短ステープル針を用いて印刷媒体をステープルして排出する第1のステープル部42と、最大綴じ厚が大きい足長ステープル針を用いて印刷媒体をステープルして排出する第2のステープル部43とを有する。また、ステープル部4は、印刷情報に基づいて、これら第1のステープル部42又は第2のステープル部43によるステープル動作のうち、いずれを行うかを選択的に切り替えるステープル制御部41を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、印刷された印刷媒体に対するステープル機能を搭載した印刷装置に関する。
従来から、印刷された複数の印刷媒体を排出トレイ上でまとめて綴じるステープル機能を搭載した印刷装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平2−86550号公報
特許文献1には、複数ページからなる原稿をページ順に原稿読取位置に自動給送し、且つ、読み取り後に自動排出させる原稿自動給紙手段と、原稿を読み取ってシート上に複写する手段と、複写されたシートを各ページ1枚ずつページ順に排出する複数のシート仕分け用紙排出手段と、これら各排出手段にページ順に排出されたシート束をステープル綴じする手段とを備えるシート後処理制御装置が開示されている。特に、このシート後処理制御装置においては、原稿自動給紙手段によって通紙された原稿枚数を計数して予め設定されたステープル綴じ限界枚数と比較し、原稿枚数がステープル綴じ限界枚数と一致した場合には、排出手段をシートの仕分け用排出手段以外の排出手段に切り替えるように制御する。これにより、このシート後処理制御装置においては、ステープル綴じ限界枚数を超過した枚数のシート束を綴じる動作を行うことを回避することができるとしている。
より具体的には、この特許文献1には、排紙後の転写紙の仕分け等を行う後処理機能付きのソータが設けられた複写機に適用した例が開示されている。ソータは、図19に示すように、印刷されたコピーが仕分けされて排出される複数のビン601が設けられている。また、これらビン群の側方の上下部には、それぞれ、プーリ602,603を設けた軸が機枠に軸支され、下部の軸は、後処理ユニット移動用モータ604に接続されている。さらに、これらプーリ602,603には、後処理ユニット移動ベルト605が架設され、これら後処理ユニット移動ベルト605には、各ビン601に仕分けられたコピーに対して後処理を行うステープラやパンチャー等の後処理ユニット606と、コピー束を後処理ユニット606の位置まで運ぶとともに後処理実行後に再度元の位置へと戻すチャックユニット607とが、ガイドユニット608を介して取り付けられている。
ここで、後処理ユニット606は、ステープラとして構成される場合には、図20に示すように構成される。後処理ユニット606は、所定の電気信号に応じてモータ651がオンとされると、カートリッジ652内に装填されたステープル653を押し曲げる。なお、ステープル653は、薄いテープによって帯状に結合された状態で、カートリッジ652内に装填されている。そして、後処理ユニット606は、ステープル653の端部が光学的に読み取り可能な反射型センサであるニヤーエンドセンサ654を通過するのに応じて、ニヤーエンド信号を出力するように構成されている。
このような後処理ユニット606を備えるソータは、後処理ユニット606を各ビン601に対応した位置に移動させるため、後処理ユニット移動用モータ604を回転駆動させ、プーリ602,603を介して後処理ユニット移動ベルト605を上下に動かすように構成される。
また、ソータにおいて、ビン601には、図21に示すように、揃え軸609を最小サイズのコピー揃えが可能な位置まで移動させることができるように切り欠きが設けられている。また、揃え板610は、同図中矢印で示す方向へと回動し、コピーを揃えるように動作する。さらに、ソータには、揃え板610によるコピー揃えの際に、コピーの他端を定位置とするための端面押さえ板611が設けられている。この端面押さえ板611は、チャックユニット607の移動に応じて移動するように構成される。
図19に示したソータにおいては、ホーム検知片612によってホームセンサ613がオンとされ、ビン群のうち最上段の第1のビンにおけるコピーに対して後処理を行うことができる状態とされている。ソータにおいては、この状態から後処理を実行すると、その実行後に、後処理ユニット移動用モータ604を駆動させ、後処理ユニット606を下方へと移動させる。ソータにおいては、第2のビンの位置を検知するビン位置検知片614により、ビン位置センサ615がオンとされると、後処理ユニット移動用モータ604の駆動を停止させ、後処理ユニット606の移動を停止させる。これにより、ソータにおいては、第2のビンにおけるコピーに対して後処理を行うことができる。そして、ソータにおいては、所定のビンにおけるコピーに対する後処理の実行を終了すると、後処理ユニット606をホームポジションへと移動させる。ソータにおいては、このようにして複数のコピー束の後処理を実行することができる。
ところで、上述した特許文献1をはじめとする従来のステープル機能を搭載した印刷装置においては、一般に、ステープルしようとする用紙の枚数が、搭載しているステープル機能を用いて一度に綴じることができる最大綴じ厚を示す最大ステープル可能枚数を超過したものについては、印刷ジョブをキャンセルせずに印刷を行っていた。しかしながら、かかる方法においては、印刷ジョブをキャンセルせずに印刷を行い、用紙を排出することができるものの、ステープルを行うことができないという問題があった。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、ステープルしようとする印刷媒体に応じて適切なステープルを行うことができる印刷装置を提供することを目的とする。
上述した目的を達成する本発明にかかる印刷装置は、外部から印刷情報を受信する通信制御手段と、前記通信制御手段によって受信された印刷情報に基づいて、所定の印刷媒体に対する印刷を行う印刷手段と、前記印刷手段によって印刷された前記印刷媒体を綴じるステープル手段とを備え、前記ステープル手段は、一度に綴じることができる最大綴じ厚が異なる複数のステープル手段と、前記印刷情報に基づいて、前記複数のステープル手段によるステープル動作のうち、いずれを行うかを選択的に切り替える選択制御手段とを有することを特徴としている。
このような本発明にかかる印刷装置においては、一度に綴じることができる最大綴じ厚が異なる複数のステープル手段によるステープル動作を印刷媒体に応じて選択可能に切り替えることにより、最大綴じ厚が少ない能力を超過する枚数の印刷媒体であっても、ステープルを行うことができる。
また、本発明にかかる印刷装置は、前記複数のステープル手段のそれぞれにおける最大綴じ厚情報を当該複数のステープル手段のそれぞれから取得して設定情報として管理する設定情報管理手段を備え、前記選択制御手段は、前記印刷情報及び前記設定情報管理手段によって管理されている前記設定情報に基づいて、前記複数のステープル手段によるステープル動作のうち、いずれを行うかを選択的に切り替える。これにより、本発明にかかる印刷装置においては、状況に応じて適切なステープル手段によるステープル動作を確実に選択することができる。
さらに、本発明にかかる印刷装置は、前記印刷情報と前記設定情報管理手段によって管理されている前記設定情報に基づいて、ユーザが指定したステープル動作が適正であるか否かを判定する適正判定手段を備える。これにより、本発明にかかる印刷装置においては、ユーザがステープルの選択時に不適正なステープルを選択した場合であっても、適正なステープルを行うことができ、ステープル針の無駄な消費を回避することができる。
さらにまた、本発明にかかる印刷装置においては、前記設定情報管理手段は、印刷媒体の厚さ別の最大綴じ厚情報を当該複数のステープル手段のそれぞれから取得して設定情報として管理し、前記選択制御手段は、前記印刷情報及び前記設定情報管理手段によって管理されている前記設定情報に基づいて、前記複数のステープル手段によるステープル動作のうち、いずれを行うかを選択的に切り替えるようにしてもよい。これにより、本発明にかかる印刷装置においては、印刷媒体の厚さを考慮したより適切なステープル手段によるステープル動作を選択することができる。
また、本発明にかかる印刷装置は、前記印刷情報に基づいて、実行しようとしている印刷ジョブにおける全ての印刷媒体を所定の基準媒体の厚さに換算し、当該基準媒体としたときの印刷枚数を算出する基準媒体換算手段と、印刷媒体の厚さの種類と前記基準媒体への換算値とを対応付けて構成され、前記基準媒体換算手段によって参照される基準媒体換算テーブルとを備え、前記選択制御手段は、前記基準媒体換算手段によって換算された印刷枚数情報に基づいて、前記複数のステープル手段によるステープル動作のうち、いずれを行うかを選択的に切り替えるようにしてもよい。これにより、本発明にかかる印刷装置においては、全ての印刷媒体を所定の基準媒体の厚さに換算して当該印刷ジョブにおける適正な印刷枚数を認識することができ、より適切なステープル手段によるステープル動作を選択することができる。
また、上述した目的を達成する本発明にかかる印刷装置は、外部から印刷情報を受信する通信制御手段と、前記通信制御手段によって受信された印刷情報に基づいて、所定の印刷媒体に対する印刷を行う印刷手段と、前記印刷手段によって印刷された前記印刷媒体を綴じるステープル手段とを備え、前記ステープル手段は、一度に綴じることができる最大綴じ幅が異なる複数のステープル手段と、前記印刷情報に基づいて、前記複数のステープル手段によるステープル動作のうち、いずれを行うかを選択的に切り替える選択制御手段とを有することを特徴としている。
このような本発明にかかる印刷装置においては、一度に綴じることができる最大綴じ幅が異なる複数のステープル手段によるステープル動作を印刷媒体に応じて選択可能に切り替えることにより、印刷媒体の幅が広い場合であっても、適切なステープルを行うことができる。
また、本発明にかかる印刷装置は、前記複数のステープル手段のそれぞれにおける最大綴じ幅情報を当該複数のステープル手段のそれぞれから取得して設定情報として管理する設定情報管理手段を備え、前記選択制御手段は、前記印刷情報及び前記設定情報管理手段によって管理されている前記設定情報に基づいて、前記複数のステープル手段によるステープル動作のうち、いずれを行うかを選択的に切り替える。これにより、本発明にかかる印刷装置においては、状況に応じて適切なステープル手段によるステープル動作を確実に選択することができる。
本発明においては、ステープルしようとする印刷媒体に応じて適切なステープルを行うことができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
この実施の形態は、印刷された印刷媒体を綴じるステープル機能を搭載した印刷装置である。特に、この印刷装置は、複数のステープル機能を設け、印刷媒体に応じてステープル機能を選択することにより、適切なステープルを行うものである。
まず、本発明の第1の実施の形態として示す印刷装置について説明する。
図1に示すように、印刷装置1は、コントローラ部2と、エンジン部3と、ステープル部4とに大別されて構成される。
コントローラ部2は、一般に、CPU(Central Processing Unit)、各種プログラムを格納するプログラムROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、各種フォントデータを格納するフォントROM等が配設されて当該印刷装置1の内部に設けられた基板であり、当該印刷装置1を統括的に制御するものである。
また、エンジン部3は、例えば図2に本発明を適用する印刷装置1の概略構造を説明する側断面図を示すように、所定の印刷媒体を搬送しながら、静電潜像担持体としての印字ドラム33の帯電及び露光、当該印字ドラム33上に形成された静電潜像のトナーによる現像、得られたトナー画像の印刷媒体上への転写、当該印刷媒体上のトナー画像の定着といったプロセスを経ることにより、当該印刷媒体に対して画像を印刷する印刷手段である。なお、同図には、多数のLED(Light Emitting Diode)素子を配列させたLEDアレイからなるLEDヘッド31を光源とした電子写真方式によるプリンタについて示しているが、エンジン部3としては、例えば、インクジェットプリンタやインパクトプリンタ等のシリアルプリンタや、熱転写プリンタといったように、印刷機構として枚葉紙に印刷することができるものであればいかなるものであっても適用することができる。また、エンジン部3においては、電子写真方式によるプリンタの場合には、レーザやEL(Electronic Luminescent)素子アレイ等を光源として用いてもよい。なお、以下では、説明の便宜上、上述した電子写真方式の露光プロセスに多数のLED素子を用いたLEDプリンタに適用した場合について説明するものとする。
ステープル部4は、エンジン部3によって印刷された印刷媒体に対してステープルを行うステープル手段である。具体的には、ステープル部4は、図2に示すように、所定の排出ローラによって印刷済みの印刷媒体が排出される複数のソータトレイ44からなるソータに付設され、仕分けされた各ソータトレイ44上に集積された印刷媒体の一部をステープルする。すなわち、印刷装置1においては、ソータトレイ44を昇降駆動し、各ソータトレイ44をステープル部4と対向する位置へと移動させる。そして、印刷装置1においては、この状態でステープル部4をステープル位置へと移動させて駆動することにより、印刷媒体の一部を図示しない針によって綴じる。
以下、このような印刷装置1における各部について詳述するものとする。
コントローラ部2は、情報出力装置50に対して接続するための通信制御手段であるインターフェース部11と、このインターフェース部11を介して受信した印刷データを保持する受信バッファ12と、各種コマンドを解析するコマンド解析部13と、後述する各種印刷情報を管理する印刷情報管理部14と、インターフェース部11を介して受信した印刷データに対する編集を行う編集部15と、エンジン部3に対して印刷の開始を指示する印刷起動部16と、編集部15によって編集されたページ毎の中間データを保持するページバッファ17と、中間データを展開する展開部18と、実際の文字のビットマップデータを格納するCGROM19と、エンジン部3によって印刷を行うラスタイメージデータを保持するラスタバッファ20とを備える。
インターフェース部11は、パーソナルコンピュータ等の外部に設けられた情報出力装置50に対して接続してデータの授受を行うインターフェースであり、例えばUSB(Universal Serial Bus)やパラレルインターフェース等から構成される。このインターフェース部11を介して情報出力装置50から受信した各種コマンドを含む印刷データは、受信バッファ12に供給される。
受信バッファ12は、例えばRAM等から構成され、インターフェース部11を介して受信した印刷データを一時的に保持する。この受信バッファ12に保持された印刷データは、コマンド解析部13や編集部15によって読み出される。具体的には、受信バッファ12に保持された印刷データのうち、印刷環境を設定するためのプリンタ印刷環境設定コマンドは、コマンド解析部13によって読み出され、これ以外の印刷データは、編集部15によって読み出される。なお、プリンタ印刷環境設定コマンドは、情報出力装置50を操作するユーザが印刷を実行する際に指定した環境設定用のパラメータ等に基づいて生成されるものである。
コマンド解析部13は、受信バッファ12に保持されたコマンドを解析する。具体的には、コマンド解析部13は、受信バッファ12に保持されたプリンタ印刷環境設定コマンドを解析し、解析して得られたステープル動作や編集動作等に関する各種印刷情報を印刷情報管理部14に供給する。
印刷情報管理部14は、コマンド解析部13によって解析されたステープル情報を含む印刷情報を管理する。なお、ここでのステープル情報とは、例えば、針の長さが長いステープル針(以下、足長ステープル針という。)を用いてステープルを行うのか、針の長さが短いステープル針(以下、足短ステープル針という。)を用いてステープルを行うのか、又はステープルを行わないのかを示す情報である。印刷情報管理部14は、管理している印刷情報を編集部15に供給するとともに、エンジン部3における後述する印刷制御部35に供給する。
編集部15は、印刷情報管理部14から供給された印刷情報を参照し、受信バッファ12を介して情報出力装置50から受信した印刷データを、エンジン部3による印刷が可能なデータに編集する。編集部15は、編集した中間データをページバッファ17に保持させるとともに、編集完了を示す制御信号を印刷起動部16に供給する。
印刷起動部16は、編集部15から供給された編集完了を示す制御信号に基づいて、エンジン部3における印刷制御部35に対して印刷開始を指示する制御信号を供給する。
ページバッファ17は、例えばRAM等から構成され、編集部15によって編集された中間データをページ毎に一時的に保持する。このページバッファ17に保持された中間データは、展開部18によって読み出される。
展開部18は、ページバッファ17に保持された中間データを読み出すとともに、CGROM19に格納されているビットマップデータを読み出し、これらデータを展開して印刷用のラスタイメージデータを作成する。展開部18は、作成したラスタイメージデータをラスタバッファ20に保持させる。
CGROM19は、実際の文字のビットマップデータを格納する読み出し専用のメモリである。このCGROM19に格納されたビットマップデータは、展開部18によって読み出される。
ラスタバッファ20は、例えばRAM等から構成され、展開部18によって作成されたラスタイメージデータを一時的に保持する。このラスタバッファ20に保持されたラスタイメージデータは、エンジン部3における発光制御部32に供給される。
このようなコントローラ部2は、当該印刷装置1を統括的に制御し、情報出力装置50から受信した印刷データに基づいて、エンジン部3による印刷を行うためのデータを作成する。
また、エンジン部3は、多数のLED素子を配列させたLEDヘッド31と、このLEDヘッド31の発光動作を制御する発光制御部32と、印刷媒体に対して印字を行う印字ドラム33と、この印字ドラム33を回転駆動させるモータ34と、当該エンジン部3による印刷動作を制御する印刷制御部35とを備える。
LEDヘッド31は、発光制御部32の制御のもとに、コントローラ部2から供給されるラスタイメージデータに対応してオン/オフさせた光を印字ドラム33の表面に照射し、当該印字ドラム33上に静電潜像を形成する。
発光制御部32は、LEDヘッド31がコントローラ部2におけるラスタバッファ20から読み出したラスタイメージデータに対応した光を照射するように、当該LEDヘッド31における各LED素子の発光動作を制御する。
印字ドラム33は、モータ34によって回転駆動し、その表面に、LEDヘッド31によって照射された光に応じて静電潜像を形成し、この静電潜像をトナーによって現像して得られたトナー画像を印刷媒体上に転写することにより、当該印刷媒体に対して印字を行う。
モータ34は、印刷制御部35の制御のもとに、印字ドラム33を回転駆動させる。
印刷制御部35は、コントローラ部2における印刷起動部16から供給された印刷開始を指示する制御信号に基づいて、印字ドラム33に接続されたモータ34を駆動させ、印刷を行う。また、印刷制御部35は、印字ドラム33による印刷の完了を確認すると、コントローラ部2における印刷情報管理部14からステープル情報を取得し、取得したステープル情報をステープル部4における後述するステープル制御部41に供給することにより、ステープル動作の実行の指示を行う。
このようなエンジン部3は、ヘッドやその他の各種駆動機構といった印刷を行うために必要な各種部材を駆動制御し、上述したように、所定の印刷媒体を搬送しながら、静電潜像担持体としての印字ドラム33の帯電及び露光、当該印字ドラム33上に形成された静電潜像のトナーによる現像、得られたトナー画像の印刷媒体上への転写、当該印刷媒体上のトナー画像の定着といったプロセスを経ることにより、当該印刷媒体に対する画像の印刷を行う。
さらに、ステープル部4は、当該ステープル部4によるステープル動作を制御する選択制御手段であるステープル制御部41と、印刷媒体に対するステープルを行う第1のステープル部42及び第2のステープル部43とを備える。
ステープル制御部41は、エンジン部3における印刷制御部35から供給されたステープル情報に基づいて、ステープル動作の制御を行う。具体的には、ステープル制御部41は、ステープル情報に基づいて、針の長さが長い足長ステープル針を用いてステープルを行って印刷媒体を排出するのか、針の長さが短い足短ステープル針を用いてステープルを行って印刷媒体を排出するのか、又はステープルを行わずに印刷媒体を排出するのかを決定する。
第1のステープル部42は、一度に綴じることができる最大綴じ厚を示す最大ステープル可能枚数が少ない針の長さが短い足短ステープル針を装填しており、ステープル制御部41の制御のもとに、装填された足短ステープル針を用いて印刷媒体をステープルして排出する。
第2のステープル部43は、第1のステープル部42よりも最大ステープル可能枚数が多い針の長さが長い足長ステープル針を装填しており、ステープル制御部41の制御のもとに、装填された足長ステープル針を用いて印刷媒体をステープルして排出する。
このようなステープル部4は、ステープル制御部41の制御のもとに、エンジン部3によって印刷された印刷媒体に応じてステープル動作を選択的に切り替え、当該印刷媒体を排出する。
具体的には、ステープル部4は、図3(a)及び図3(b)に示すように構成される。すなわち、第1のステープル部42及び第2のステープル部43は、一方の側面に歯が形成された長尺状のラック45に並設されて固定されている。また、ラック45の歯には、図示しない所定のモータによって同方向へと回転される2つのピニオン46a,46bが噛合されている。このようなステープル部4においては、印刷装置1の筐体から外部へと印刷媒体が排出され、ソータトレイ44上に集積されると、ステープル制御部41の制御のもとに、第1のステープル部42及び第2のステープル部43のいずれかによって印刷媒体の束をステープルする。ステープル部4においては、足長ステープル針を用いて印刷媒体をステープルする場合には、ステープル制御部41の制御のもとに、ピニオン46a,46bをともに図3(a)中矢印aの方向へと回転させ、これにともない、ラック45を同図中矢印bの方向へと移動させる。これにより、ステープル部4は、第2のステープル部43を所定のステープル位置へと移動させ、当該第2のステープル部43を用いてステープルを行うことができる。一方、ステープル部4においては、足短ステープル針を用いて印刷媒体をステープルする場合には、ステープル制御部41の制御のもとに、ピニオン46a,46bをともに図3(b)中矢印aの方向へと回転させ、これにともない、ラック45を同図中矢印bの方向へと移動させる。これにより、ステープル部4は、第1のステープル部42を所定のステープル位置へと移動させ、当該第1のステープル部42を用いてステープルを行うことができる。
さて、このようなコントローラ部2、エンジン部3、及びステープル部4を備える印刷装置1は、図4に示すような一連の工程を経ることにより、ステープル動作をともなう印刷動作を行う。
まず、印刷装置1は、同図に示すように、ステップS1において、情報出力装置50から送信された印刷データをコントローラ部2におけるインターフェース部11を介して受信し、受信バッファ12に保持する。
続いて、印刷装置1において、コマンド解析部13は、ステップS2において、プリンタ印刷環境設定コマンドを解析し、解析して得られた印刷情報を印刷情報管理部14に供給する。
続いて、印刷情報管理部14は、ステップS3において、印刷情報にステープル動作の指定があるか否かを判断する。ここで、印刷情報管理部14は、印刷情報にステープル動作の指定がないものと判断した場合には、ステップS4において、ステープル情報として"ステープルなし"を示す情報を設定し、ステップS8へと処理を移行する。一方、印刷情報管理部14は、印刷情報にステープル動作の指定があるものと判断した場合には、ステップS5へと処理を移行し、当該印刷情報に基づいて使用するステープル針の種類を判断する。
そして、印刷情報管理部14は、使用するステープルの種類が足長ステープル針であるものと判断した場合には、ステップS6において、ステープル情報として"足長ステープル針を用いたステープル"を示す情報を設定し、ステップS8へと処理を移行する。一方、印刷情報管理部14は、使用するステープルの種類が足短ステープル針であるものと判断した場合には、ステップS7において、ステープル情報として"足短ステープル針を用いたステープル"を示す情報を設定し、ステップS8へと処理を移行する。
続いて、編集部15は、ステップS8において、印刷情報管理部14から取得した印刷情報に基づいて、受信バッファ12に保持されている印刷データを編集して中間データを作成し、ページバッファ17に保持させる。続いて、展開部18は、ステップS9において、ページバッファ17を介して編集された中間データを展開してラスタイメージデータを作成する。このとき、展開部18は、必要に応じて、CGROM19から文字のビットマップデータを取得し、ラスタイメージデータに展開する。そして、展開部18は、作成したラスタイメージデータをラスタバッファ20に保持させる。そして、印刷装置1においては、ステップS10において、ラスタバッファ20に保持されたラスタイメージデータをエンジン部3に供給し、当該エンジン部3によって印刷を行う。
印刷装置1においては、このようにして印刷を完了すると、印刷制御部35は、ステップS11において、印刷情報管理部14からステープル情報を取得し、当該ステープル情報をステープル制御部41に供給する。そして、ステープル制御部41は、ステップS12において、ステープル情報にステープル動作の指定があるか否かを判断する。
ここで、ステープル制御部41は、ステープル情報にステープル動作の指定がないものと判断した場合には、ステップS13へと処理を移行し、ステップS10にて印刷した印刷媒体に対してステープルを行わずにそのまま排出し、一連の処理を終了する。
一方、ステープル制御部41は、ステープル情報にステープル動作の指定があるものと判断した場合には、ステップS14へと処理を移行し、当該ステープル情報に基づいて使用するステープル針の種類を判断する。ステープル制御部41は、使用するステープルの種類が足長ステープル針であるものと判断した場合には、ステップS15において、ステップS10にて印刷した印刷媒体に対して、第2のステープル部43による足長ステープル針を用いたステープルを行い、当該印刷媒体を排出して一連の処理を終了する。一方、ステープル制御部41は、使用するステープルの種類が足短ステープル針であるものと判断した場合には、ステップS16において、ステップS10にて印刷した印刷媒体に対して、第1のステープル部42による足短ステープル針を用いたステープルを行い、当該印刷媒体を排出して一連の処理を終了する。
印刷装置1においては、このような一連の工程を経ることにより、最大ステープル可能枚数が少ない足短ステープル針を用いたステープル動作をともなう印刷動作、最大ステープル可能枚数が多い足長ステープル針を用いたステープル動作をともなう印刷動作、又はステープル動作を行わない印刷動作のうち、いずれを行うかを選択的に切り替えることができる。
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態として示す印刷装置1においては、最大ステープル可能枚数が少ない足短ステープル針を用いたステープルを行う第1のステープル部42と、最大ステープル可能枚数が多い足長ステープル針を用いたステープルを行う第2のステープル部43とを設け、これら2つのステープル部によるステープル機能を印刷媒体に応じて選択可能とすることにより、第1のステープル部42による最大ステープル可能枚数が少ないステープル能力を超過する枚数の印刷媒体であっても、第2のステープル部43を用いてステープルを行うことができる。
つぎに、第2の実施の形態として示す印刷装置について説明する。
この第2の実施の形態として示す印刷装置は、第1の実施の形態として示した印刷装置1に対して新たな機能を追加し、印刷枚数に応じて適切なステープルを選択するものである。したがって、この第2の実施の形態の説明においては、第1の実施の形態の説明と同様の構成については同一符号を付し、その詳細な説明を省略するものとする。
第2の実施の形態として示す印刷装置は、図5に示すように構成される。すなわち、この印刷装置101は、上述したエンジン部3と、新たな機能を追加したコントローラ部102と、ステープル部104とに大別されて構成される。
コントローラ部102は、上述したインターフェース部11、受信バッファ12、コマンド解析部13、編集部15、印刷起動部16、ページバッファ17、展開部18、CGROM19、及びラスタバッファ20を備えるとともに、上述した印刷情報管理部14に代えて、各種印刷情報を管理する印刷情報管理部114を備え、さらに、ユーザが指定したステープル動作が適正であるか否かを判定する適正判定手段であるステープル適正判定部115と、コンフィギュレーション情報(設定情報)としてステープル部104における最大ステープル可能枚数を示す最大ステープル可能枚数情報を取得して管理する設定情報管理手段であるコンフィギュレーション情報管理部116とを備える。
印刷情報管理部114は、コマンド解析部13によって解析されたステープル情報及び印刷枚数情報を含む印刷情報を管理する。なお、印刷枚数情報とは、印刷しようとする印刷媒体の枚数を示す情報である。印刷情報管理部114は、上述したように、管理している印刷情報を編集部15に供給するとともに、エンジン部3における印刷制御部35に供給する。また、印刷情報管理部114は、管理している印刷情報のうち、ステープル情報及び印刷枚数情報をステープル適正判定部115に供給する。
ステープル適正判定部115は、印刷情報管理部114から供給されたステープル情報及び印刷枚数情報と、コンフィギュレーション情報管理部116から取得したステープル部104における後述する第1のステープル部142及び第2のステープル部143のそれぞれにおける最大ステープル可能枚数情報とに基づいて、ユーザが指定したステープル動作が適正であるか否かを判定する。ステープル適正判定部115は、ユーザが指定したステープル動作が不適正であるものと判定した場合には、ステープル情報を適切なものに変更し、変更したステープル情報を印刷情報管理部114へと返す。一方、ステープル適正判定部115は、ユーザが指定したステープル動作が適正であるものと判定した場合には、ステープル情報を変更せずにそのまま印刷情報管理部114へと返す。
コンフィギュレーション情報管理部116は、ステープル部104における第1のステープル部142及び第2のステープル部143のそれぞれにおける最大ステープル可能枚数情報を後述するステープル制御部141から取得し、コンフィギュレーション情報として管理する。コンフィギュレーション情報管理部116は、管理しているコンフィギュレーション情報をステープル適正判定部115に供給する。
また、ステープル部104は、先に図3(a)及び図3(b)に示したように構成されるが、上述したステープル制御部41に代えて、当該ステープル部104によるステープル動作を制御するステープル制御部141を備えるとともに、上述した第1のステープル部42及び第2のステープル部43に代えて、印刷媒体に対するステープルを行う第1のステープル部142及び第2のステープル143とを備える。
ステープル制御部141は、上述したように、エンジン部3における印刷制御部35から供給されたステープル情報に基づいて、ステープル動作の制御を行う。また、ステープル制御部141は、第1のステープル部142及び第2のステープル143のそれぞれから最大ステープル可能枚数情報を取得し、この最大ステープル可能枚数情報をコントローラ部102におけるコンフィギュレーション情報管理部116に供給する。
第1のステープル部142は、最大ステープル可能枚数が少ない針の長さが短い足短ステープル針を装填しており、ステープル制御部141の制御のもとに、装填された足短ステープル針を用いて印刷媒体をステープルして排出する。また、第1のステープル部142は、情報通知部144を有し、この情報通知部144を介して、自己の最大ステープル可能枚数情報をステープル制御部141に対して通知する。
第2のステープル部143は、第1のステープル部142よりも最大ステープル可能枚数が多い針の長さが長い足長ステープル針を装填しており、ステープル制御部141の制御のもとに、装填された足長ステープル針を用いて印刷媒体をステープルして排出する。また、第2のステープル部143は、情報通知部145を有し、この情報通知部145を介して、自己の最大ステープル可能枚数情報をステープル制御部141に対して通知する。
このようなコントローラ部102、エンジン部3、及びステープル部104を備える印刷装置101は、図6に示すような一連の工程を経ることにより、ステープル動作をともなう印刷動作を行う。すなわち、印刷装置101は、先に図4に示したステップS6又はステップS7における印刷情報管理部114によるステープル情報の設定後であって、ステップS8における編集部15による印刷データの編集前に、ステップS101として、ステープル適正判定部115によるステープル適正チェック処理を行う。
ステープル適正チェック処理は、図7に示すような一連の工程を経ることによって行われる。
すなわち、ステープル適正判定部115は、同図に示すように、ステップS102において、印刷情報管理部114から印刷枚数情報を取得すると、ステップS103において、コンフィギュレーション情報管理部116から第1のステープル部142における最大ステープル可能枚数情報を取得し、これを第1の最大ステープル可能枚数情報として設定するとともに、ステップS104において、コンフィギュレーション情報管理部116から第2のステープル部143における最大ステープル可能枚数情報を取得し、これを第2の最大ステープル可能枚数情報として設定する。
なお、コンフィギュレーション情報管理部116は、ステープル適正判定部115の問い合わせがある度に、毎回、ステープル制御部141に対して問い合わせを行い、第1のステープル部142及び第2のステープル部143のそれぞれにおける最大ステープル可能枚数情報を取得するようにしてもよいが、一般に、この種の情報は、印刷装置101の電源投入後に変化することはないことから、電源投入時にステープル制御部141に対して問い合わせを行い、取得した情報を用いるようにしてもよい。
続いて、ステープル適正判定部115は、ステップS105において、ステップS102にて取得した印刷枚数情報によって示される印刷枚数と、ステップS103にて取得して設定した第1の最大ステープル可能枚数情報によって示される第1のステープル部142における最大ステープル可能枚数とを比較する。
ここで、ステープル適正判定部115は、印刷枚数が第1のステープル部142における最大ステープル可能枚数以下であるものと判定した場合には、ステップS106へと処理を移行し、ステープル情報として"足短ステープル針を用いたステープル"を示す情報を設定し、一連のステープル適正チェック処理を終了する。
一方、ステープル適正判定部115は、印刷枚数が第1のステープル部142における最大ステープル可能枚数よりも多いものと判定した場合には、ステップS107へと処理を移行し、ステップS102にて取得した印刷枚数情報によって示される印刷枚数と、ステップS104にて取得して設定した第2の最大ステープル可能枚数情報によって示される第2のステープル部143における最大ステープル可能枚数とを比較する。
ここで、ステープル適正判定部115は、印刷枚数が第2のステープル部143における最大ステープル可能枚数以下であるものと判定した場合には、ステップS108へと処理を移行し、ステープル情報として"足長ステープル針を用いたステープル"を示す情報を設定し、一連のステープル適正チェック処理を終了する。
一方、ステープル適正判定部115は、印刷枚数が第2のステープル部143における最大ステープル可能枚数よりも多いものと判定した場合には、ステップS109へと処理を移行し、ステープル情報として"ステープルなし"を示す情報を設定し、一連のステープル適正チェック処理を終了する。
印刷装置101においては、このようなステープル適正判定部115によるステープル適正チェック処理を行うことにより、適正なステープル情報を生成し、印刷情報管理部114によって管理する。そして、印刷装置101においては、図4中ステップS8以降の処理と同様に、図6中ステップS8における編集部15による印刷データの編集以降の処理を行い、最大ステープル可能枚数が少ない足短ステープル針を用いたステープル動作をともなう印刷動作、最大ステープル可能枚数が多い足長ステープル針を用いたステープル動作をともなう印刷動作、又はステープル動作を行わない印刷動作のうち、いずれを行うかを選択的に切り替える。
なお、ここでは、印刷枚数が第2のステープル部143における最大ステープル可能枚数よりも多い場合には、図7中ステップS109において、ステープル情報として"ステープルなし"を示す情報を設定するものとしたが、印刷装置101においては、印刷枚数が第2のステープル部143における最大ステープル可能枚数よりも多い場合であっても、当該第2のステープル部143がステープルを問題なく行うことができる場合には、ステープル情報として、"ステープルなし"を示す情報を設定せずに、"足長ステープル針を用いたステープル"を示す情報を設定し、当該第2のステープル部143によるステープルを行い、それ以降、当該当該第2のステープル部143の振る舞いに一任するような制御体系にしてもよい。
以上説明したように、本発明の第2の実施の形態として示す印刷装置101においては、印刷枚数に応じて適正なステープルを選択することにより、第1の実施の形態として示した印刷装置1の効果に加え、情報出力装置50を操作するユーザがステープルの選択時に印刷枚数に見合わない不適正なステープルを選択した場合であっても、適正なステープルを行うことができ、ステープル針の無駄な消費を回避することができる。
つぎに、第3の実施の形態として示す印刷装置について説明する。
この第3の実施の形態として示す印刷装置は、第2の実施の形態として示した印刷装置101に対してさらに新たな機能を追加し、印刷媒体の厚さと印刷枚数とに応じて適切なステープルを選択するものである。したがって、この第3の実施の形態の説明においては、第2の実施の形態の説明と同様の構成については同一符号を付し、その詳細な説明を省略するものとする。
第3の実施の形態として示す印刷装置は、図8に示すように構成される。すなわち、この印刷装置201は、上述したエンジン部3と、新たな機能を追加したコントローラ部202と、ステープル部204とに大別されて構成される。
コントローラ部202は、上述したインターフェース部11、受信バッファ12、コマンド解析部13、編集部15、印刷起動部16、ページバッファ17、展開部18、CGROM19、ラスタバッファ20、及び印刷情報管理部114を備えるとともに、上述したステープル適正判定部115に代えて、ユーザが指定したステープル動作が適正であるか否かを判定するステープル適正判定部215と、上述したコンフィギュレーション情報管理部116に代えて、コンフィギュレーション情報としてステープル部204における印刷媒体の厚さ別の最大ステープル可能枚数を示す最大ステープル可能枚数情報を取得して管理するコンフィギュレーション情報管理部216とを備える。
ステープル適正判定部215は、印刷媒体の厚さを判定する媒体厚判定部217を有する。ステープル適正判定部215は、媒体厚判定部217により、コマンド解析部13によって解析されて印刷情報管理部114によって管理されている印刷情報としての印刷媒体の厚さを示す媒体厚情報に基づいて、実行しようとしている印刷ジョブがいかなる種類の媒体での印刷を行うものであるのかを判定する。そして、ステープル適正判定部215は、媒体厚判定部217によって判定した結果と、印刷情報管理部114から供給されたステープル情報及び印刷枚数情報と、コンフィギュレーション情報管理部216から取得したステープル部204における後述する第1のステープル部242及び第2のステープル部243のそれぞれにおける印刷媒体の厚さ別の最大ステープル可能枚数情報とに基づいて、ユーザが指定したステープル動作が適正であるか否かを判定する。ステープル適正判定部215は、ユーザが指定したステープル動作が不適正であるものと判定した場合には、ステープル情報を適切なものに変更し、変更したステープル情報を印刷情報管理部114へと返す。一方、ステープル適正判定部215は、ユーザが指定したステープル動作が適正であるものと判定した場合には、ステープル情報を変更せずにそのまま印刷情報管理部114へと返す。
コンフィギュレーション情報管理部216は、印刷媒体の厚さ別に情報を管理する媒体厚別管理部218を有する。コンフィギュレーション情報管理部216は、ステープル部204における第1のステープル部242及び第2のステープル部243のそれぞれにおける印刷媒体の厚さ別の最大ステープル可能枚数情報を後述するステープル制御部241から取得し、印刷媒体の厚さ別のコンフィギュレーション情報として、媒体厚別管理部218によって管理する。コンフィギュレーション情報管理部216は、管理しているコンフィギュレーション情報をステープル適正判定部215に供給する。
また、ステープル部204は、先に図3(a)及び図3(b)に示したように構成されるが、上述したステープル制御部141に代えて、当該ステープル部204によるステープル動作を制御するステープル制御部241を備えるとともに、上述した第1のステープル部142及び第2のステープル部143に代えて、印刷媒体に対するステープルを行う第1のステープル部242及び第2のステープル243とを備える。
ステープル制御部241は、上述したように、エンジン部3における印刷制御部35から供給されたステープル情報に基づいて、ステープル動作の制御を行う。また、ステープル制御部241は、媒体厚別情報通知部244を有する。ステープル制御部241は、第1のステープル部242及び第2のステープル243のそれぞれから印刷媒体の厚さ別の最大ステープル可能枚数情報を取得し、この最大ステープル可能枚数情報を媒体厚別情報通知部244を介してコントローラ部202におけるコンフィギュレーション情報管理部216に供給する。
第1のステープル部242は、最大ステープル可能枚数が少ない針の長さが短い足短ステープル針を装填しており、ステープル制御部241の制御のもとに、装填された足短ステープル針を用いて印刷媒体をステープルして排出する。また、第1のステープル部242は、情報通知部245の内部に、印刷媒体の厚さ別の最大ステープル可能枚数情報を通知する媒体厚別情報通知部246を有し、この媒体厚別情報通知部246介して、自己の最大ステープル可能枚数情報をステープル制御部241に対して通知する。
第2のステープル部243は、第1のステープル部242よりも最大ステープル可能枚数が多い針の長さが長い足長ステープル針を装填しており、ステープル制御部241の制御のもとに、装填された足長ステープル針を用いて印刷媒体をステープルして排出する。また、第2のステープル部243は、情報通知部247の内部に、印刷媒体の厚さ別の最大ステープル可能枚数情報を通知する媒体厚別情報通知部248を有し、この媒体厚別情報通知部248を介して、自己の最大ステープル可能枚数情報をステープル制御部241に対して通知する。
このようなコントローラ部202、エンジン部3、及びステープル部204を備える印刷装置201は、図9に示すような一連の工程を経ることにより、ステープル動作をともなう印刷動作を行う。すなわち、印刷装置201は、先に図4及び図6に示したステップS6又はステップS7における印刷情報管理部114によるステープル情報の設定後であって、ステップS8における編集部15による印刷データの編集前に、ステップS201として、ステープル適正判定部215によるステープル適正チェック処理を行う。
ステープル適正チェック処理は、図10に示すような一連の工程を経ることによって行われる。
すなわち、ステープル適正判定部215は、同図に示すように、ステップS202において、印刷情報管理部114から印刷枚数情報を取得するとともに、ステップS203において、当該印刷情報管理部114から印刷しようとする印刷媒体の厚さを示す媒体厚情報を取得する。
続いて、ステープル適正判定部215は、ステップS204において、ステップS203にて取得した媒体厚情報に基づいて、実行しようとしている印刷ジョブがいかなる種類の媒体での印刷を行うものであるのかを媒体厚判定部217によって判定する。なお、ここでは、説明の便宜上、印刷媒体の厚さの種類として普通紙及び厚紙の2種類があるものとし、媒体厚判定部217により、普通紙での印刷を行うジョブであるのか、厚紙での印刷を行うジョブであるのかを判定するものとするが、印刷装置201においては、より多くの種類の印刷媒体について対応するようにしてもよい。
ここで、ステープル適正判定部215は、普通紙での印刷を行うジョブであるものと判定した場合には、ステップS205へと処理を移行し、コンフィギュレーション情報管理部216から第1のステープル部242における普通紙の最大ステープル可能枚数情報を取得する。すなわち、ステープル適正判定部215は、コンフィギュレーション情報管理部216に対して、第1のステープル部242における普通紙の最大ステープル可能枚数情報を問い合わせる。これに応じて、コンフィギュレーション情報管理部216は、媒体厚別管理部218を用いて、ステープル制御部241に対して、第1のステープル部242における普通紙の最大ステープル可能枚数情報を問い合わせる。さらに、ステープル制御部241は、第1のステープル部242に対して、普通紙の最大ステープル可能枚数情報を問い合わせる。これに応じて、第1のステープル部242は、情報通知部245における媒体厚別情報通知部246を介して、当該第1のステープル部242における普通紙の最大ステープル可能枚数情報をステープル制御部241に対して通知する。さらに、ステープル制御部241は、媒体厚別情報通知部244を介して、コンフィギュレーション情報管理部216に対して、第1のステープル部242における普通紙の最大ステープル可能枚数情報を通知する。そして、コンフィギュレーション情報管理部216は、ステープル制御部241から取得して媒体厚別管理部218によって管理している第1のステープル部242における普通紙の最大ステープル可能枚数情報を取得し、ステープル適正判定部215に対して通知する。ステープル適正判定部215は、このようにして第1のステープル部242における普通紙の最大ステープル可能枚数情報を取得すると、これを第1の最大ステープル可能枚数情報として設定する。
また、ステープル適正判定部215は、ステップS206において、コンフィギュレーション情報管理部216から第2のステープル部243における普通紙の最大ステープル可能枚数情報を取得する。すなわち、ステープル適正判定部215は、コンフィギュレーション情報管理部216に対して、第2のステープル部243における普通紙の最大ステープル可能枚数情報を問い合わせる。これに応じて、コンフィギュレーション情報管理部216は、媒体厚別管理部218を用いて、ステープル制御部241に対して、第2のステープル部243における普通紙の最大ステープル可能枚数情報を問い合わせる。さらに、ステープル制御部241は、第2のステープル部243に対して、普通紙の最大ステープル可能枚数情報を問い合わせる。これに応じて、第2のステープル部243は、情報通知部247における媒体厚別情報通知部248を介して、当該第2のステープル部243における普通紙の最大ステープル可能枚数情報をステープル制御部241に対して通知する。さらに、ステープル制御部241は、媒体厚別情報通知部244を介して、コンフィギュレーション情報管理部216に対して、第2のステープル部243における普通紙の最大ステープル可能枚数情報を通知する。そして、コンフィギュレーション情報管理部216は、ステープル制御部241から取得して媒体厚別管理部218によって管理している第2のステープル部243における普通紙の最大ステープル可能枚数情報を取得し、ステープル適正判定部215に対して通知する。ステープル適正判定部215は、このようにして第2のステープル部243における普通紙の最大ステープル可能枚数情報を取得すると、これを第2の最大ステープル可能枚数情報として設定する。
なお、コンフィギュレーション情報管理部216は、上述したように、ステープル適正判定部215の問い合わせがある度に、毎回、ステープル制御部241に対して問い合わせを行い、第1のステープル部242及び第2のステープル部243のそれぞれにおける最大ステープル可能枚数情報を取得するようにしてもよく、また、印刷装置201の電源投入時にステープル制御部241に対して問い合わせを行い、取得した情報を用いるようにしてもよい。
ステープル適正判定部215は、このようにして第1のステープル部242及び第2のステープル部243のそれぞれにおける普通紙の最大ステープル可能枚数情報を取得すると、ステップS209へと処理を移行する。
一方、ステープル適正判定部215は、ステップS204において、厚紙での印刷を行うジョブであるものと判定した場合には、ステップS207へと処理を移行し、コンフィギュレーション情報管理部216から第1のステープル部242における厚紙の最大ステープル可能枚数情報を取得する。すなわち、ステープル適正判定部215は、コンフィギュレーション情報管理部216に対して、第1のステープル部242における厚紙の最大ステープル可能枚数情報を問い合わせる。これに応じて、コンフィギュレーション情報管理部216は、媒体厚別管理部218を用いて、ステープル制御部241に対して、第1のステープル部242における厚紙の最大ステープル可能枚数情報を問い合わせる。さらに、ステープル制御部241は、第1のステープル部242に対して、厚紙の最大ステープル可能枚数情報を問い合わせる。これに応じて、第1のステープル部242は、情報通知部245における媒体厚別情報通知部246を介して、当該第1のステープル部242における厚紙の最大ステープル可能枚数情報をステープル制御部241に対して通知する。さらに、ステープル制御部241は、媒体厚別情報通知部244を介して、コンフィギュレーション情報管理部216に対して、第1のステープル部242における厚紙の最大ステープル可能枚数情報を通知する。そして、コンフィギュレーション情報管理部216は、ステープル制御部241から取得して媒体厚別管理部218によって管理している第1のステープル部242における厚紙の最大ステープル可能枚数情報を取得し、ステープル適正判定部215に対して通知する。ステープル適正判定部215は、このようにして第1のステープル部242における厚紙の最大ステープル可能枚数情報を取得すると、これを第1の最大ステープル可能枚数情報として設定する。
また、ステープル適正判定部215は、ステップS208において、コンフィギュレーション情報管理部216から第2のステープル部243における厚紙の最大ステープル可能枚数情報を取得する。すなわち、ステープル適正判定部215は、コンフィギュレーション情報管理部216に対して、第2のステープル部243における厚紙の最大ステープル可能枚数情報を問い合わせる。これに応じて、コンフィギュレーション情報管理部216は、媒体厚別管理部218を用いて、ステープル制御部241に対して、第2のステープル部243における厚紙の最大ステープル可能枚数情報を問い合わせる。さらに、ステープル制御部241は、第2のステープル部243に対して、厚紙の最大ステープル可能枚数情報を問い合わせる。これに応じて、第2のステープル部243は、情報通知部247における媒体厚別情報通知部248を介して、当該第2のステープル部243における厚紙の最大ステープル可能枚数情報をステープル制御部241に対して通知する。さらに、ステープル制御部241は、媒体厚別情報通知部244を介して、コンフィギュレーション情報管理部216に対して、第2のステープル部243における厚紙の最大ステープル可能枚数情報を通知する。そして、コンフィギュレーション情報管理部216は、ステープル制御部241から取得して媒体厚別管理部218によって管理している第2のステープル部243における厚紙の最大ステープル可能枚数情報を取得し、ステープル適正判定部215に対して通知する。ステープル適正判定部215は、このようにして第2のステープル部243における厚紙の最大ステープル可能枚数情報を取得すると、これを第2の最大ステープル可能枚数情報として設定する。
ステープル適正判定部215は、このようにして第1のステープル部242及び第2のステープル部243のそれぞれにおける厚紙の最大ステープル可能枚数情報を取得すると、ステップS209へと処理を移行する。
続いて、ステープル適正判定部215は、ステップS209において、ステップS202にて取得した印刷枚数情報によって示される印刷枚数と、ステップS205又はステップS207にて取得して設定した第1の最大ステープル可能枚数情報によって示される第1のステープル部242における最大ステープル可能枚数とを比較する。
ここで、ステープル適正判定部215は、印刷枚数が第1のステープル部242における最大ステープル可能枚数以下であるものと判定した場合には、ステップS210へと処理を移行し、ステープル情報として"足短ステープル針を用いたステープル"を示す情報を設定し、一連のステープル適正チェック処理を終了する。
一方、ステープル適正判定部215は、印刷枚数が第1のステープル部242における最大ステープル可能枚数よりも多いものと判定した場合には、ステップS211へと処理を移行し、ステップS202にて取得した印刷枚数情報によって示される印刷枚数と、ステップS206又はステップS208にて取得して設定した第2の最大ステープル可能枚数情報によって示される第2のステープル部243における最大ステープル可能枚数とを比較する。
ここで、ステープル適正判定部215は、印刷枚数が第2のステープル部243における最大ステープル可能枚数以下であるものと判定した場合には、ステップS212へと処理を移行し、ステープル情報として"足長ステープル針を用いたステープル"を示す情報を設定し、一連のステープル適正チェック処理を終了する。
一方、ステープル適正判定部215は、印刷枚数が第2のステープル部243における最大ステープル可能枚数よりも多いものと判定した場合には、ステップS213へと処理を移行し、ステープル情報として"ステープルなし"を示す情報を設定し、一連のステープル適正チェック処理を終了する。
印刷装置201においては、このようなステープル適正判定部215によるステープル適正チェック処理を行うことにより、適正なステープル情報を生成し、印刷情報管理部114によって管理する。そして、印刷装置201においては、図4中ステップS8以降の処理と同様に、図9中ステップS8における編集部15による印刷データの編集以降の処理を行い、最大ステープル可能枚数が少ない足短ステープル針を用いたステープル動作をともなう印刷動作、最大ステープル可能枚数が多い足長ステープル針を用いたステープル動作をともなう印刷動作、又はステープル動作を行わない印刷動作のうち、いずれを行うかを選択的に切り替える。
なお、印刷装置201においては、印刷枚数が第2のステープル部243における最大ステープル可能枚数よりも多い場合であっても、図10中ステップS213において、ステープル情報として"ステープルなし"を示す情報を設定するのではなく、当該第2のステープル部243がステープルを問題なく行うことができる場合には、ステープル情報として"足長ステープル針を用いたステープル"を示す情報を設定し、当該第2のステープル部243によるステープルを行い、それ以降、当該当該第2のステープル部243の振る舞いに一任するような制御体系にしてもよい。
以上説明したように、本発明の第3の実施の形態として示す印刷装置201においては、印刷ジョブの印刷媒体の厚さと印刷枚数とに応じて適正なステープルを選択することにより、第2の実施の形態として示した印刷装置101の効果に加え、情報出力装置50を操作するユーザがステープルの選択時に印刷媒体の厚さに見合わない不適正なステープルを選択した場合であっても、適正なステープルを行うことができ、ステープル針の無駄な消費を回避することができる。
つぎに、第4の実施の形態として示す印刷装置について説明する。
この第4の実施の形態として示す印刷装置は、第3の実施の形態として示した印刷装置201に対してさらに新たな機能を追加し、実行しようとしている印刷ジョブに印刷媒体の厚さが異なるページが混在した場合であっても、適切な印刷枚数を認識して適切なステープルを選択するものである。したがって、この第4の実施の形態の説明においては、第3の実施の形態の説明と同様の構成については同一符号を付し、その詳細な説明を省略するものとする。
第4の実施の形態として示す印刷装置は、図11に示すように構成される。すなわち、この印刷装置301は、上述したエンジン部3と、ステープル部204と、新たな機能を追加したコントローラ部302とに大別されて構成される。
コントローラ部302は、上述したインターフェース部11、受信バッファ12、コマンド解析部13、編集部15、印刷起動部16、ページバッファ17、展開部18、CGROM19、ラスタバッファ20、ステープル適正判定部215、及びコンフィギュレーション情報管理部216を備えるとともに、上述した印刷情報管理部114に代えて、各種印刷情報を管理する印刷情報管理部314を備える。
印刷情報管理部314は、上述したように、コマンド解析部13によって解析されたステープル情報及び印刷枚数情報を含む印刷情報を管理し、管理している印刷情報を編集部15に供給するとともに、エンジン部3における印刷制御部35に供給する。また、印刷情報管理部314は、上述したように、管理している印刷情報のうち、ステープル情報及び印刷枚数情報をステープル適正判定部215に供給する。さらに、印刷情報管理部314は、実行しようとしている印刷ジョブにおける全ての印刷媒体を所定の基準媒体の厚さに換算する基準媒体換算手段である基準媒体換算部315と、この基準媒体換算部315によって参照される基準媒体換算テーブル316とを有する。基準媒体換算部315は、コマンド解析部13によって解析された実行しようとしている印刷ジョブにおける印刷媒体の厚さを示す媒体厚情報に基づいて、実行しようとしている印刷ジョブに印刷媒体の厚さが異なるページが混在しているものと判定した場合に、全ての印刷媒体を所定の基準媒体の厚さに換算し、当該基準媒体としたときの印刷枚数を算出する。具体的には、基準媒体換算部315は、印刷ジョブに普通紙と厚紙のページが混在した場合には、厚紙を基準媒体としての普通紙の厚さに換算し、普通紙としたときの印刷枚数を算出する。このとき、基準媒体換算部315は、例えば図12に示すように、印刷媒体の厚さの種類と基準媒体への換算値とを対応付けて構成される基準媒体換算テーブル316を参照し、基準媒体の厚さへの換算を行う。
このようなコントローラ部302、エンジン部3、及びステープル部204を備える印刷装置301は、図13に示すような一連の工程を経ることにより、ステープル動作をともなう印刷動作を行う。すなわち、印刷装置301は、先に図4、図6、及び図9に示したステップS6又はステップS7における印刷情報管理部314によるステープル情報の設定後であって、ステップS8における編集部15による印刷データの編集前に、ステップS301として、ステープル適正判定部215によるステープル適正チェック処理を行う。
ステープル適正チェック処理は、図14に示すような一連の工程を経ることによって行われる。なお、ここでは、説明の便宜上、印刷媒体の厚さの種類として普通紙及び厚紙の2種類があるものとし、印刷ジョブにこれら普通紙と厚紙のページが混在した場合に、厚紙を基準媒体としての普通紙の厚さに換算するものとするが、印刷装置301においては、より多くの種類の印刷媒体について対応するようにしてもよい。
すなわち、ステープル適正判定部215は、同図に示すように、ステップS302において、印刷枚数情報取得処理を行い、印刷情報管理部314から印刷枚数情報を取得する。この印刷枚数情報取得処理は、図15に示すような一連の工程を経ることによって行われる。
まず、印刷情報管理部314は、同図に示すように、ステップS351において、普通紙と厚紙のページが混在した印刷ジョブであるか否かを確認する。ここで、印刷情報管理部314は、普通紙と厚紙のページが混在した印刷ジョブでないものと判定した場合には、現在所有している情報を変更せずにステップS357へと処理を移行し、印刷枚数情報をステープル適正判定部215へと返し、一連の印刷枚数情報取得処理を終了する。一方、印刷情報管理部314は、普通紙と厚紙のページが混在した印刷ジョブであるものと判定した場合には、ステップS352へと処理を移行する。
印刷情報管理部314は、ステップS352において、厚紙の印刷枚数情報を取得すると、ステップS353において、基準媒体換算部315に対して、厚紙の印刷枚数から普通紙の印刷枚数への換算を指示し、当該基準媒体換算部315により、図12に示したような基準媒体換算テーブル316を参照して普通紙に換算したときの印刷枚数を算出する。
また、印刷情報管理部314は、ステップS354において、普通紙の印刷枚数情報を取得し、ステップS355において、ステップS354にて取得した普通紙の印刷枚数に対してステップS353にて換算した印刷枚数を加算し、この値を印刷枚数情報として設定する。
そして、印刷情報管理部314は、ステップS356において、媒体厚情報として普通紙を設定した上で、ステップS357において、印刷枚数情報をステープル適正判定部215へと返し、一連の印刷枚数情報取得処理を終了する。
ステープル適正判定部215は、このような印刷情報管理部314による処理を行うことにより、図14中ステップS302において、当該印刷情報管理部314から印刷枚数情報を取得すると、ステップS203において、当該印刷情報管理部314から図15中ステップS356にて設定された媒体厚情報を取得する。
そして、ステープル適正判定部215は、先に図10に示したステップS204以降の処理と同様の処理を行い、一連のステープル適正チェック処理を終了する。
印刷装置301においては、このようなステープル適正判定部215によるステープル適正チェック処理を行うことにより、適正なステープル情報を生成し、印刷情報管理部314によって管理する。そして、印刷装置301においては、図4中ステップS8以降の処理と同様に、図13中ステップS8における編集部15による印刷データの編集以降の処理を行い、最大ステープル可能枚数が少ない足短ステープル針を用いたステープル動作をともなう印刷動作、最大ステープル可能枚数が多い足長ステープル針を用いたステープル動作をともなう印刷動作、又はステープル動作を行わない印刷動作のうち、いずれを行うかを選択的に切り替える。
以上説明したように、本発明の第4の実施の形態として示す印刷装置301においては、実行しようとしている印刷ジョブに印刷媒体の厚さが異なるページが混在した場合であっても、全ての印刷媒体を所定の基準媒体の厚さに換算して当該印刷ジョブにおける適正な印刷枚数を認識し、印刷ジョブに応じて適正なステープルを選択することにより、第3の実施の形態として示した印刷装置201の効果に加え、情報出力装置50を操作するユーザがステープルの選択時に厚さが混在した印刷ジョブに見合わない不適正なステープルを選択した場合であっても、適正なステープルを行うことができ、ステープル針の無駄な消費を回避することができる。
つぎに、第5の実施の形態として示す印刷装置について説明する。
この第5の実施の形態として示す印刷装置は、第1の実施の形態として示した印刷装置1における足短ステープル針を用いたステープル機能と足長ステープル針を用いたステープル機能との切り替えに代えて、幅が狭いステープルを行う機能と幅が広いステープルを行う機能とを印刷媒体に応じて選択可能とするものである。したがって、この第5の実施の形態の説明においては、第1の実施の形態の説明と同様の構成については同一符号を付し、その詳細な説明を省略するものとする。また、この第5の実施の形態として示す印刷装置については、第1の実施の形態乃至第4の実施の形態として示した印刷装置1,101,201,301と区別するために、印刷装置401と称するものとする。
第5の実施の形態として示す印刷装置401は、先に図1に示した第1の実施の形態として示した印刷装置1と同様に構成される。すなわち、この印刷装置401は、コントローラ部2と、エンジン部3と、ステープル部4とに大別されて構成される。ただし、ステープル部4における第1のステープル部42は、一度に綴じることができる最大綴じ幅が小さい針の幅が狭いステープル針(以下、幅狭ステープル針という。)を装填しており、ステープル制御部41の制御のもとに、装填された幅狭ステープル針を用いて印刷媒体をステープルして排出するものとして構成される。また、第2のステープル部43は、第1のステープル部42よりも最大綴じ幅が大きい針の幅が広いステープル針(以下、幅広ステープル針という。)を装填しており、ステープル制御部41の制御のもとに、装填された幅広ステープル針を用いて印刷媒体をステープルして排出するものとして構成される。
このような印刷装置401は、図16に示すような一連の工程を経ることにより、ステープル動作をともなう印刷動作を行う。
すなわち、印刷装置401は、先に図4、図6、図9、及び図13に示したステップS1及びステップS2の処理を行い、ステップS3において、印刷情報管理部14によって印刷情報にステープル動作の指定があるか否かを判断する。ここで、印刷情報管理部14は、印刷情報にステープル動作の指定がないものと判断した場合には、ステップS4において、ステープル情報として"ステープルなし"を示す情報を設定し、図4中ステップS8乃至ステップS12と同様の処理を行う。一方、印刷情報管理部14は、印刷情報にステープル動作の指定があるものと判断した場合には、図16中ステップS401へと処理を移行し、当該印刷情報に基づいて使用するステープル針の種類を判断する。
ここで、印刷情報管理部14は、使用するステープルの種類が幅広ステープル針であるものと判断した場合には、ステップS402において、ステープル情報として"幅広ステープル針を用いたステープル"を示す情報を設定し、図4中ステップS8乃至ステップS12と同様の処理を行う。一方、印刷情報管理部14は、使用するステープルの種類が幅狭ステープル針であるものと判断した場合には、図16中ステップS403において、ステープル情報として"幅狭ステープル針を用いたステープル"を示す情報を設定し、図4中ステップS8乃至ステップS12と同様の処理を行う。
そして、ステープル制御部41は、図16中ステップS12において、ステープル情報にステープル動作の指定があるか否かを判断し、ステープル情報にステープル動作の指定がないものと判断した場合には、ステップS13へと処理を移行し、ステップS10にて印刷した印刷媒体に対してステープルを行わずにそのまま排出し、一連の処理を終了する。
一方、ステープル制御部41は、ステープル情報にステープル動作の指定があるものと判断した場合には、ステップS404へと処理を移行し、当該ステープル情報に基づいて使用するステープル針の種類を判断する。ステープル制御部41は、使用するステープルの種類が幅広ステープル針であるものと判断した場合には、ステップS405において、ステップS10にて印刷した印刷媒体に対して、第2のステープル部43による幅広ステープル針を用いたステープルを行い、当該印刷媒体を排出して一連の処理を終了する。一方、ステープル制御部41は、使用するステープルの種類が幅狭ステープル針であるものと判断した場合には、ステップS406において、ステップS10にて印刷した印刷媒体に対して、第1のステープル部42による幅狭ステープル針を用いたステープルを行い、当該印刷媒体を排出して一連の処理を終了する。
印刷装置401においては、このような一連の工程を経ることにより、幅狭ステープル針を用いたステープル動作をともなう印刷動作、幅広ステープル針を用いたステープル動作をともなう印刷動作、又はステープル動作を行わない印刷動作のうち、いずれを行うかを選択的に切り替えることができる。
以上説明したように、本発明の第5の実施の形態として示す印刷装置401においては、幅狭ステープル針を用いたステープルを行う第1のステープル部42と、幅広ステープル針を用いたステープルを行う第2のステープル部43とを設け、これら2つのステープル部によるステープル機能を印刷媒体に応じて選択可能とすることにより、印刷媒体幅(用紙幅)が広い印刷媒体に対して、第2のステープル部43を用いて幅が広いステープルを行うことができる。
最後に、第6の実施の形態として示す印刷装置について説明する。
この第6の実施の形態として示す印刷装置は、第5の実施の形態として示した印刷装置401に対して新たな機能を追加し、印刷媒体幅(用紙幅)に応じて適切なステープルを選択するものである。したがって、この第6の実施の形態の説明においては、第5の実施の形態の説明と同様の構成については同一符号を付し、その詳細な説明を省略するものとする。また、この第6の実施の形態として示す印刷装置については、第1の実施の形態乃至第5の実施の形態として示した印刷装置1,101,201,301,401と区別するために、印刷装置501と称するものとする。
第6の実施の形態として示す印刷装置501は、先に図5に示した第2の実施の形態として示した印刷装置101と同様に構成される。すなわち、この印刷装置501は、コントローラ部102と、エンジン部3と、ステープル部104とに大別されて構成される。ただし、ステープル部104における第1のステープル部142は、幅狭ステープル針を装填しており、ステープル制御部141の制御のもとに、装填された幅狭ステープル針を用いて印刷媒体をステープルして排出するものとして構成される。また、第2のステープル部143は、第1のステープル部142よりも幅が広い幅広ステープル針を装填しており、ステープル制御部141の制御のもとに、装填された幅広ステープル針を用いて印刷媒体をステープルして排出するものとして構成される。
このような印刷装置501は、図17に示すような一連の工程を経ることにより、ステープル動作をともなう印刷動作を行う。すなわち、印刷装置501は、先に図16に示したステップS402又はステップS403における印刷情報管理部114によるステープル情報の設定後であって、ステップS8における編集部15による印刷データの編集前に、ステップS501として、ステープル適正判定部115によるステープル適正チェック処理を行う。
ステープル適正チェック処理は、図18に示すような一連の工程を経ることによって行われる。
すなわち、ステープル適正判定部115は、同図に示すように、ステップS502において、印刷情報管理部114から印刷媒体幅を示す印刷媒体幅情報を取得すると、ステップS503において、コンフィギュレーション情報管理部116から第1のステープル部142に装填されている幅狭ステープル針の幅情報(例えば10mm)を取得し、これを第1のステープル幅情報として設定するとともに、ステップS504において、コンフィギュレーション情報管理部116から第2のステープル部143に装填されている幅広ステープル針の幅情報(例えば20mm)を取得し、これを第2のステープル幅情報として設定する。
なお、コンフィギュレーション情報管理部116は、ステープル適正判定部115の問い合わせがある度に、毎回、ステープル制御部141に対して問い合わせを行い、第1のステープル部142及び第2のステープル部143のそれぞれにおけるステープル幅情報を取得するようにしてもよいが、一般に、この種の情報は、印刷装置501の電源投入後に変化することはないことから、電源投入時にステープル制御部141に対して問い合わせを行い、取得した情報を用いるようにしてもよい。
続いて、ステープル適正判定部115は、ステップS505において、ステップS502にて取得した印刷媒体幅情報によって示される印刷媒体幅と、予め定めておいた印刷媒体幅に対して用いるステープル幅の境界値とを比較する。ここでは、印刷媒体幅が273mm以上である場合には、第2のステープル部143による幅広ステープル針を用いたステープルを行い、印刷媒体幅が273mm未満である場合には、第1のステープル部142による幅狭ステープルを用いたステープルを行うものとして説明する。なお、ここでは、印刷媒体幅に対して用いるステープル幅の境界値を予め定めておき、この境界値に基づいて、使用するステープル部を選択するものとしているが、印刷装置501においては、例えば、印刷媒体幅に対して幅広ステープル針を用いたステープル幅がn%以上である場合には、幅広ステープル針を用いたステープルを行う、といったように、印刷媒体毎に使用するステープル部を選択するようにしてもよい。
ここで、ステープル適正判定部115は、印刷媒体幅が273mm未満であるものと判定した場合には、ステップS506へと処理を移行し、ステープル情報として"幅狭ステープル針を用いたステープル"を示す情報を設定し、一連のステープル適正チェック処理を終了する。一方、ステープル適正判定部115は、印刷媒体幅が273mm以上であるものと判定した場合には、ステップS507へと処理を移行し、ステープル情報として"幅広ステープル針を用いたステープル"を示す情報を設定し、一連のステープル適正チェック処理を終了する。
印刷装置501においては、このようなステープル適正判定部115によるステープル適正チェック処理を行うことにより、適正なステープル情報を生成し、印刷情報管理部114によって管理する。そして、印刷装置501においては、図16中ステップS8以降の処理と同様に、図17中ステップS8における編集部15による印刷データの編集以降の処理を行い、幅狭ステープル針を用いたステープル動作をともなう印刷動作、幅広ステープル針を用いたステープル動作をともなう印刷動作、又はステープル動作を行わない印刷動作のうち、いずれを行うかを選択的に切り替える。
以上説明したように、本発明の第6の実施の形態として示す印刷装置501においては、印刷媒体幅に応じて適正なステープルを選択することにより、第5の実施の形態として示した印刷装置401の効果に加え、情報出力装置50を操作するユーザがステープルの選択時に印刷媒体幅に見合わない不適正なステープルを選択した場合であっても、適正なステープルを行うことができ、ステープル針の無駄な消費を回避することができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではない。例えば、上述した実施の形態では、ステープル針の長さとして、足短ステープル針及び足長ステープル針の2種類設け、これらステープル機能を選択可能とする印刷装置1,101,201,301や、ステープル針の幅として、幅狭ステープル針及び幅広ステープル針の2種類設け、これらステープル機能を選択可能とする印刷装置401,501について説明したが、本発明は、ステープル針の種類としては、2種類に限らず、様々な種類のステープル針を装填する複数のステープル部を搭載する場合であっても、容易に適用することができる。
また、上述した実施の形態では、印刷装置としてプリンタを用いて説明したが、本発明は、例えば、ファクシミリ装置、MFP(Multi Function Printer)、又は複写機といったように、印刷を行う装置であって且つステープル部が搭載された装置であれば、いかなる装置であっても適用することができる。
このように、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもない。
本発明の第1の実施の形態として示す印刷装置の構成を説明するブロック図である。 同印刷装置の概略構造を説明する側断面図であって、エンジン部の原理を説明する図である。 同印刷装置におけるステープル部の概略構成を説明する平面図であって、第2のステープル部が選択された状態を示す図である。 同印刷装置におけるステープル部の概略構成を説明する平面図であって、第1のステープル部が選択された状態を示す図である。 同印刷装置においてステープル動作をともなう印刷動作を行う際の一連の処理を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態として示す印刷装置の構成を説明するブロック図である。 同印刷装置においてステープル動作をともなう印刷動作を行う際の一連の処理を説明するフローチャートである。 同印刷装置における一連のステープル適正チェック処理を説明するフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態として示す印刷装置の構成を説明するブロック図である。 同印刷装置においてステープル動作をともなう印刷動作を行う際の一連の処理を説明するフローチャートである。 同印刷装置における一連のステープル適正チェック処理を説明するフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態として示す印刷装置の構成を説明するブロック図である。 同印刷装置における基準媒体換算テーブルの具体例を説明する図である。 同印刷装置においてステープル動作をともなう印刷動作を行う際の一連の処理を説明するフローチャートである。 同印刷装置における一連のステープル適正チェック処理を説明するフローチャートである。 同印刷装置における一連の印刷枚数情報取得処理を説明するフローチャートである。 本発明の第5の実施の形態として示す印刷装置においてステープル動作をともなう印刷動作を行う際の一連の処理を説明するフローチャートである。 本発明の第6の実施の形態として示す印刷装置においてステープル動作をともなう印刷動作を行う際の一連の処理を説明するフローチャートである。 同印刷装置における一連のステープル適正チェック処理を説明するフローチャートである。 従来の後処理機能付きのソータの構成を説明する側断面図である。 図19に示すソータに設けられるステープラとしての後処理ユニットの構成を説明する斜視図である。 図19に示すソータの一部を切り欠いて示す平面図である。
符号の説明
1,101,201,301,401,501 印刷装置
2,102,202,302 コントローラ部
3 エンジン部
4,104,204 ステープル部
11 インターフェース部
12 受信バッファ
13 コマンド解析部
14,114,314 印刷情報管理部
15 編集部
16 印刷起動部
17 ページバッファ
18 展開部
19 CGROM
20 ラスタバッファ
31 LEDヘッド
32 発光制御部
33 印字ドラム
34 モータ
35 印刷制御部
41,141,241 ステープル制御部
42,142,242 第1のステープル部
43,143,243 第2のステープル部
44 ソータトレイ
45 ラック
46a,46b ピニオン
50 情報出力装置
115,215 ステープル適正判定部
116,216 コンフィギュレーション情報管理部
144,145,245,247 情報通知部
217 媒体厚判定部
218 媒体厚別管理部
244,246,248 媒体厚別情報通知部
315 基準媒体換算部
316 基準媒体換算テーブル

Claims (7)

  1. 外部から印刷情報を受信する通信制御手段と、
    前記通信制御手段によって受信された印刷情報に基づいて、所定の印刷媒体に対する印刷を行う印刷手段と、
    前記印刷手段によって印刷された前記印刷媒体を綴じるステープル手段とを備え、
    前記ステープル手段は、
    一度に綴じることができる最大綴じ厚が異なる複数のステープル手段と、
    前記印刷情報に基づいて、前記複数のステープル手段によるステープル動作のうち、いずれを行うかを選択的に切り替える選択制御手段とを有すること
    を特徴とする印刷装置。
  2. 前記複数のステープル手段のそれぞれにおける最大綴じ厚情報を当該複数のステープル手段のそれぞれから取得して設定情報として管理する設定情報管理手段を備え、
    前記選択制御手段は、前記印刷情報及び前記設定情報管理手段によって管理されている前記設定情報に基づいて、前記複数のステープル手段によるステープル動作のうち、いずれを行うかを選択的に切り替えること
    を特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  3. 前記印刷情報と前記設定情報管理手段によって管理されている前記設定情報に基づいて、ユーザが指定したステープル動作が適正であるか否かを判定する適正判定手段を備えること
    を特徴とする請求項2記載の印刷装置。
  4. 前記設定情報管理手段は、印刷媒体の厚さ別の最大綴じ厚情報を当該複数のステープル手段のそれぞれから取得して設定情報として管理し、
    前記選択制御手段は、前記印刷情報及び前記設定情報管理手段によって管理されている前記設定情報に基づいて、前記複数のステープル手段によるステープル動作のうち、いずれを行うかを選択的に切り替えること
    を特徴とする請求項2記載の印刷装置。
  5. 前記印刷情報に基づいて、実行しようとしている印刷ジョブにおける全ての印刷媒体を所定の基準媒体の厚さに換算し、当該基準媒体としたときの印刷枚数を算出する基準媒体換算手段と、
    印刷媒体の厚さの種類と前記基準媒体への換算値とを対応付けて構成され、前記基準媒体換算手段によって参照される基準媒体換算テーブルとを備え、
    前記選択制御手段は、前記基準媒体換算手段によって換算された印刷枚数情報に基づいて、前記複数のステープル手段によるステープル動作のうち、いずれを行うかを選択的に切り替えること
    を特徴とする請求項2記載の印刷装置。
  6. 外部から印刷情報を受信する通信制御手段と、
    前記通信制御手段によって受信された印刷情報に基づいて、所定の印刷媒体に対する印刷を行う印刷手段と、
    前記印刷手段によって印刷された前記印刷媒体を綴じるステープル手段とを備え、
    前記ステープル手段は、
    一度に綴じることができる最大綴じ幅が異なる複数のステープル手段と、
    前記印刷情報に基づいて、前記複数のステープル手段によるステープル動作のうち、いずれを行うかを選択的に切り替える選択制御手段とを有すること
    を特徴とする印刷装置。
  7. 前記複数のステープル手段のそれぞれにおける最大綴じ幅情報を当該複数のステープル手段のそれぞれから取得して設定情報として管理する設定情報管理手段を備え、
    前記選択制御手段は、前記印刷情報及び前記設定情報管理手段によって管理されている前記設定情報に基づいて、前記複数のステープル手段によるステープル動作のうち、いずれを行うかを選択的に切り替えること
    を特徴とする請求項6記載の印刷装置。
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