JP2006076672A - プリント装置 - Google Patents

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Mitsuru Yasuda
満 安田
Masaaki Tsuji
正秋 辻
Yasunori Matsuzaka
恭典 松阪
Masaki Kitahara
政樹 北原
Kohei Okochi
工平 大河内
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Abstract

【課題】搬送路の途中に設けられて、プリント用紙Pの搬送方向を反転させる反転ユニットU5を有するプリント装置において、装置の大型化を抑制しつつ、長尺のプリント用紙Pに対する埃の付着や傷の発生を確実に防止する。
【解決手段】反転ユニットU5に対してプリント用紙Pの引き込み方向の位置に、該反転ユニットU5によって引き込まれたプリント用紙Pが長尺であるときにその先端を保持する保持部80を含む保持ユニットU7を設ける。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数の送り長さのプリントが可能なプリント装置に関し、特にプリント後のプリント用紙を搬送する搬送路の途中に反転ユニットを設けたプリント装置に係る。
例えばインクジェット式等のプリント装置において、装置の小型化や、プリント面の保護のために、プリント後のプリント用紙を搬送する搬送路の途中に反転ユニットを設けることが知られている。
この反転ユニットは、例えば特許文献1に開示されているように、搬送路の途中に設けられた正転・逆転可能な一対のローラを含み、プリントユニットによってプリントされて該プリントユニット側から搬送されたプリント用紙を、上記一対のローラによって引き込んだ後に、排出口側に送り出すことによって、上記プリント用紙の搬送方向を反転させるように構成されている。
特開2001−142190号公報
ところで、写真等は長尺のプリント用紙にプリントを行う場合があり、プリント装置を長尺プリント対応に構成した場合は、上記反転ユニットにおいて引き込むプリント用紙の長さが長くなる。そのため、引き込んだプリント用紙を筐体内に収めようとすれば、筐体の大型化は避けられないが、長尺プリントの頻度がそれほど多くはないことを考慮すれば、筐体を大きくすることは好ましくない。また、引き込んだプリント用紙が筐体の内壁に触れること等によって、プリント面に傷が生じる虞もある。
また、反転ユニットによって引き込んだ長尺のプリント用紙を、筐体に設けた開口から外に出して垂らすことによって、筐体の小型化を図ることが考えられるが、その場合は、プリント用紙の先端が床に付いてしまい、プリント用紙に埃や汚れが付着する虞がある。
これに対して、写真等のプリントのようにプリントの高画質化が求められる場合には、プリント後のプリント用紙に埃や汚れが付着したり、プリント用紙の表面に傷が生じたりすることを確実に防止したいという要求が存在する。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、反転ユニットを有するプリント装置において、装置の大型化を抑制しつつ、長尺のプリント用紙に対する埃・汚れの付着や傷の発生を確実に防止することにある。
本発明のプリント装置は、プリントを行うプリントユニットとプリント後のプリント用紙を排出する排出口との間に設けられて、上記プリント用紙を搬送する搬送路と、上記搬送路の途中に設けられて、上記プリントユニット側から搬送されたプリント用紙を引き込んだ後に上記排出口側に送り出すことによって、上記プリント用紙の搬送方向を反転させる反転ユニットと、を備え、複数の送り長さのプリントが可能に構成されたプリント装置である。
上記プリント装置は、上記反転ユニットに対し上記プリント用紙の引き込み方向の位置に、該反転ユニットによって引き込まれたプリント用紙が長尺であるときにその先端を保持する保持部を含む保持機構を設けている。
この構成によると、プリントユニットによってプリントされたプリント用紙は、搬送路によって搬送されて排出口から排出されるが、その途中で反転ユニットによって搬送方向が反転されることで、プリント面を上にした状態で排出される。つまり、上記反転ユニットは、上記プリントユニット側から搬送されたプリント用紙を引き込んだ後に上記排出口側に送り出し、それによってプリント用紙の搬送方向を反転させる。
そして、上記プリントユニットによって長尺プリントが行われて、上記搬送路によって長尺のプリント用紙が搬送されるときには、上記プリントユニット側から搬送された長尺のプリント用紙を反転ユニットによって引き込んだ際に、反転ユニットに対してプリント用紙の引き込み方向の位置に配設された保持部によって、上記長尺のプリント用紙の先端が保持される。
上記長尺のプリント用紙は、その先端が保持されたまま反転ユニットによって引き込まれるため、筐体を大型化しなくても、引き込んだ長尺のプリント用紙を筐体内に収めることが可能になる。
また、長尺のプリント用紙は筐体内で、その先端が保持された状態となることで、このプリント用紙が筐体の内壁に触れることが抑制され、それによって、プリント用紙に埃が付着したり、傷が生じたりすることが防止される。
こうして、プリント装置の大型化の抑制と、長尺のプリント用紙に対する埃の付着や傷の発生の防止と、が両立する。
ここで、上記保持機構は、上記長尺のプリント用紙を保持した保持部を、上記プリント用紙の引き込み方向に直交する軸周りに、上記プリント用紙の引き込みに同期して回動させるように構成してもよい。
これによると、長尺のプリント用紙を保持した保持部を、上記プリント用紙の引き込み方向に直交する軸周りに、上記プリント用紙の引き込みに同期して回動させて、そのプリント用紙の先端の向きを変更することによって、反転ユニットによって引き込まれた長尺のプリント用紙はループ状になり、筐体の小型化が図られると共に、プリント用紙に対する埃の付着及び傷の発生の防止に加えて、折れの発生が防止される。その結果、プリント用紙の高品質が確保される。
この場合、上記長尺のプリント用紙を保持した保持部は、上記プリント用紙の送り出しに同期して、上記プリント用紙の引き込み時とは逆方向に回動するように構成することが好ましい。上記保持部はプリント用紙の送り出しに従動して逆方向に回動してもよいし、駆動によって逆方向に回動してもよい。
これとは異なり、上記保持機構は、上記プリント用紙の引き込み方向に直交する軸周りに回転可能に配設されたドラムをさらに含み、上記保持部は、上記ドラムの外周面に設けられており、上記保持機構は、上記長尺のプリント用紙が上記ドラムの外周に巻きつくように、上記プリント用紙の引き込みに同期して上記ドラムを回転させるように構成してもよい。
これによると、外周面に保持部が設けられたドラムを、上記プリント用紙の引き込み方向に直交する軸周りに、上記プリント用紙の引き込みに同期して回転させることによって、反転ユニットによって引き込まれかつ、上記保持部に先端が保持された長尺のプリント用紙は、上記ドラムに巻き付くようになる。その結果、筐体の更なる小型化が図られると共に、プリント用紙に対する埃の付着及び傷の発生の防止に加えて、折れの発生が防止される。その結果、プリント用紙の高品質が確保される。
この場合、上記長尺のプリント用紙が巻きつけられたドラムは、上記プリント用紙の送り出しに同期して、上記プリント用紙の引き込み時とは逆方向に回転するように構成することが好ましい。上記ドラムをフリー回転にしてプリント用紙の送り出しに従動して逆方向に回転させてもよいし、駆動によって逆方向に回転してもよい。
以上説明したように、本発明のプリント装置によると、反転ユニットに対してプリント用紙の引き込み方向の位置に保持機構を設け、上記反転ユニットに引き込まれた長尺のプリント用紙の先端を保持部によって保持することによって、筐体を大型化しなくても、引き込んだ長尺のプリント用紙を筐体内に収めることができると共に、プリント用紙に埃が付着したり、傷が生じたりすることを防止することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
[全体構成]
本発明の実施形態に係るプリント装置は、インクジェット式のプリント装置である。このプリント装置は、図1に示すように、画像データの取得及びオーダ情報の取得を行い必要な補正処理等を行う受付ブロックAと、その受付ブロックAから通信ケーブル1を介して伝送される画像データをオーダ情報に基づきプリント用紙Pに対して印刷を行うプリントブロックBとを備えている。
[受付ブロック]
受付ブロックAは、ワゴン型のフレーム5の上部に設けられた受付装置6と、表示画面がタッチパネル7によって構成されている液晶型のディスプレイ8と、フレーム5の上下方向の中間位置に設けられたフラットベッドスキャナFSと、を備えている。受付装置6の前面部には、フラッシュメモリから成る記録媒体Msに保存された画像データを読み出すための半導体ドライブ9と、CD−RやDVD等のディスク型の記録媒体Mdに保存された画像データを読み出すためのディスクドライブ10とが配設されている。
フラットベッドスキャナFSは、透明ガラス製のスキャニングテーブル13とそのスキャニングテーブル13の下側に配置されたスキャニングヘッド14とを有する本体部11と、その本体部11に開閉自在に取り付けられたプラテンカバー12とを備えている。スキャニングヘッド14は主走査方向に配設された複数の光電変換素子(例えば、CCD等)と光源とを備えていて、主走査方向と直交する副走査方向に移動することによりスキャニングテーブル13に載せられたスキャニング対象物の画像をR(赤)・G(緑)・B(青)の三原色に色分解した画像データとして取り込むように構成されている。
[プリントブロック]
図1及び図2に示すように、プリントブロックBは、筐体15と、その筐体15の下部に配置された2つのマガジン収容部Ba,Baと、筐体15の上部に配置されかつプリント用紙Pに対して画像データの記録を行うプリント部Bbと、筐体15の側部に配置されたインク貯留部Bcとを備えている。筐体15の上面部には、横送りベルト16によって送り出された小サイズのプリント用紙Pを受け止める仕分け部17と、筐体15に設けられた排出口18aを通って排出された大サイズのプリント用紙Pを受け止める排出トレイ18とが配設されている。
マガジン収容部Baは、前壁体15Aのスライド移動に伴いスライド移動するドロワー20を備えていて、そのドロワー20にペーパマガジン21によって保持されたロール状のプリント用紙Pを収容するよう構成されている。なお、下側のマガジン収容部Baに収容されたプリント用紙Pの幅は、上側のマガジン収容部Baに収容されたプリント用紙Pよりも大きい(図2を参照)。
プリント部Bbは、壁体15B内に設けられかつプリント用紙Pに対してインクを吹き付けて画像を形成するプリントヘッドHを備えている。
インク貯留部Bcは、壁体15C内に挿抜可能に収容されかつ色相が互いに異なる7つのインクカートリッジ23,…を備えている。これらのインクカートリッジ23,…は、挿抜することにより新しいインクカートリッジ23に交換することができる。これらのインクカートリッジ23,…には夫々、ブラック(K)、ライトブラック(LK)、シアン(C)、マゼンダ(M)、ライトシアン(LC)、ライトマゼンダ(LM)及びイエロー(Y)のインクが封入されている。なお、壁体15Cは、鉛直方向に延びる軸芯周りに揺動開閉自在に構成されている。
[ペーパ搬送機構]
図3に示すように、ペーパ搬送機構は、供給ユニットU1、プリントユニットU2、ループ形成ユニットU3、カッターユニットU4、反転ユニットU5、排出ユニットU6及び保持ユニットU7を備えている。そして、ペーパ搬送機構では、プリント用紙Pに対して画像データのプリントを行う際には、2つのマガジン収容部Ba,Baのうちいずれか一方に収容されたプリント用紙Pを供給ユニットU1によってプリント部Bbに対して供給し、それから、供給されたプリント用紙PをプリントユニットU2によって搬送しながらプリントヘッドHによって画像データのプリントを行い、その後、プリントされたプリント用紙Pをループ形成ユニットU3からカッターユニットU4に送ってプリントサイズに切断した後、反転ユニットU5及び排出ユニットU6によって横送りベルト16又は排出トレイ18に対して送り出す。
具体的に説明すると、供給ユニットU1は、ペーパマガジン21に収容されたプリント用紙Pに回転力を付与する支持ローラ25と、プリント用紙Pをペーパマガジン21からプリントユニットU2に搬送するための圧着型の供給ローラ26と、その供給ローラ26によって搬送されるプリント用紙Pを案内するガイド部材(図示せず)とを備えている。支持ローラ25と供給ローラ26とは供給搬送用の電動モータによって駆動される。
プリントユニットU2は、プリントヘッドHを主走査方向に案内するガイドレール28と、プーリ29に巻かれかつプリンタヘッドHをガイドレール28に沿って往復移動させるための駆動ベルト30と、プリント用紙PをプリンタヘッドHがプリントを行うことが可能な位置に吸着保持するペーパ保持部Dと、そのペーパ保持部Dの上流側と下流側とに配置された圧着型のプリント搬送ローラ31,31とを備えている。ペーパ保持部Dは、厚み方向に複数の孔が形成された案内プレート32と、筐体33内に設けられかつプリント用紙Pに対して案内プレート32の孔を介して負圧を与えるためのファン34とを備えている。そして、プリントユニットU2(プリント部Bb)では、プリント用紙Pに対してプリントを行う際には、所定の間隔を空けて画像のプリントを行うと共に、その隣り合う画像の間の領域に切断マークを形成する。
図3に示すように、ループ形成ユニットU3は、下流側のプリント搬送ローラ31の下流側に配置されたガイド板36と、そのガイド板36によって案内されたプリント用紙Pを搬送するための圧着型の中間ローラ37とを備えている。ガイド板36は、ほぼ水平方向に延びる水平姿勢(図3の二点鎖線)と鉛直方向に延びる開放姿勢(図3の実線)とに切換自在に構成されている。そして、ループ形成ユニットU3では、長尺のプリント用紙Pをプリントする際には、プリント用紙Pの先端部を水平姿勢のガイド板36を介して中間ローラ37に受け渡した後、中間ローラ37によるプリント用紙Pの搬送を停止し、それから、ガイド板36を水平姿勢から開放姿勢に切り換え、プリント用紙Pを垂れ下がった状態にしてループを形成する。
カッターユニットU4は、固定刃39と、可動刃40と、反射型のセンサを有するカット位置センサ41と、プリント用紙Pを送り出すための圧着型の送り出しローラ42とを備えている。そして、カッターユニットU4では、切断を行う際には、カット位置センサ41の検出結果に基づき切断マークを基準にして隣り合う画像の間隔よりも僅かに広い間隔になるようその領域を取り除くことにより、縁なしプリントでは画像の周囲に余白を残さないように切断作動が行われる。このようにカッターユニットU4では、プリント用紙Pが予め決められた長さ(画像がプリントされる領域の長さによって決まる)に切断される。
図3に示すように、反転ユニットU5は、正回転及び逆回転することによってプリント用紙Pを搬送する駆動ローラ43と、駆動ローラ43と共にプリント用紙Pを挟持する従動ローラ44と、プリント用紙Pのプリント面側に設けられたガイドローラ46と、この駆動ローラ43及び従動ローラ44からなる反転ローラ45及びガイドローラ46の向きを変更する反転機構(図示省略)と、を備えている。
反転ユニットU5では、カッターユニットU4によって所定の長さに切断されかつ、その先端側から送り込まれたプリント用紙Pを、その後端部が反転ローラ45の位置まで来るように該反転ローラ45によって引き込んだ後、図3に破線で示すように従動ローラ44及びガイドローラ46を、駆動ローラ43の回転中心軸周りに約90度回転させ、それから、駆動ローラ43を逆回転させることによりプリント用紙Pをその後端部から排出ユニットU6に送り出す。
排出ユニットU6は、プリント用紙Pを搬送するための複数の圧着型搬出ローラ59,…と、それら搬出ローラ59,…によって搬送されたプリント用紙Pを横送りベルト16及び排出トレイ18のうちいずれか一方に送り出すための経路切換機構(図示せず)とを備えている。尚、後述する長尺のプリント用紙Pは大サイズのプリント用紙(下側のマガジン収容部Baに収容されたプリント用紙)であり、この長尺のプリント用紙Pは排出トレイ18に排出される。
保持ユニットU7は、上記反転ユニットU5の下方位置、換言すれば反転ユニットU5に対してプリント用紙Pの引き込み方向の位置に配設されて、後述するように長尺プリント処理(大サイズのプリント用紙Pに対して比較的長さの長いプリントを行う処理)が行われて、上記反転ユニットU5において引き込んだプリント用紙Pが長尺であるときに、そのプリント用紙Pの先端を保持する。保持ユニットU7の構成の詳細は後述する。
[制御系]
プリント装置の制御系は、図4に示すように構成されている。つまり、受付ブロックAの受付装置6は、マイクロプロセッサ(以下、CPUという)と、データバスを介してそのCPUとの間で情報を送受信する、タッチパネル7、ディスプレイ8、半導体ドライブ9、ディスクドライブ10、半導体メモリRAM/ROM、ハードディスクHD及び通信インタフェース61とを備えている。受付装置6は、CPUの処理を実現するためソフトウェアから成る、オペレーションシステム62、画像処理システム63及びプリンタドライバ64をさらに備えている。また、受付装置6は、フラットベッドスキャナFSとの間で情報を送受信する入出力系を構成し、さらに、通信インタフェース61を介してプリントブロックとの間で情報を送受信する信号系を構成している。
プリントブロックBは、マイクロプロセッサ(以下、CPUという)と、データバスを介してそのCPUとの間で情報を相互に送受信する、搬送制御部66、ヘッド制御部67、半導体メモリRAM/ROM、反射型センサS、カット位置センサ41、インク貯留部Bcにインクカートリッジ23が存在するか否かを判別する着脱センサ65及び通信インタフェース68とを備えている。プリントブロックBは、CPUの処理を実現するためソフトウェアから成る、プリント制御手段69及び保持制御手段70をさらに備えている。
搬送制御部66は、ペーパ搬送機構の各ユニットU1,U2,U3,U4,U5,U6夫々の制御を行うためのものである。ヘッド制御部67はプリントヘッドHの制御を行うためのものである。プリント制御手段69は、受付ブロックAから送られる画像データに基づきプリント用紙Pに対して画像データのプリントを行う際の制御を行うためのものである。この搬送制御部66、ヘッド制御部67及びプリント制御手段69による制御によって、本プリント装置は、複数の送り長さのプリントが可能に構成されており、大サイズのプリント用紙Pに対しては、比較的長さの短い通常プリントと、比較的長さの長い長尺プリントと、が行われる。
保持制御手段70は、保持ユニットU7の制御を行うためのものであり、保持制御手段70による制御についての詳細は後述する。
[保持ユニット]
図3,5に示すように、保持ユニットU7は、筐体15内の支持部15Eに取り付けられて、プリント用紙Pの引き込み方向に直交する軸(第1回動軸X1)周りに回動可能な保持部80を備えている。
上記保持部80は、第1ガイド部材81と第2ガイド部材82とからなり、プリント用紙Pの先端を挟持するキャッチャーとされている。
この内、第1ガイド部材81は、上記第1回動軸X1に対して軸支される軸受部81aと、この軸受部81aに対し一体的に設けられた、側面視で略L字状のガイド部81bと、を備えている。ガイド部81bは、初期時(プリント用紙Pを挟持する前)では、斜め上方に延びるように位置付けられる。
これに対し、第2ガイド部材82は、カム型形状を有する挟持部82aと、この挟持部82aから斜め上方に向かって延びるガイド部82bと、を備えている。挟持部82aは、上記第1回動軸X1に平行な第2回動軸X2に対して軸支されるものであり、これによって第2ガイド部材82は、この第2回動軸X2に対して回動可能とされている。尚、第2回動軸X2は、保持部80(第1及び第2ガイド部81,82)が第1回動軸X1周りに回動するに伴い、その第1回動軸X1周りに回転(公転)することになる。また、上記ガイド部82bは、初期時では、上記第1ガイド部材81のガイド部81bに対して逆方向の斜め上方に延びるように配設され、これにより、上記第1ガイド部材81のガイド部81bと第2ガイド部材82のガイド部82bとは、上方に開口する略V字状をなす。
そうして、図示は省略するが、保持ユニットU7は、上記保持部80、つまり第1及び第2ガイド部材81,82を一体的に、上記第1回動軸X1周りに回動させる第1の駆動源と、上記第2ガイド部材82を上記第2回動軸X2周りに回動させる第2の駆動源とを有しており、これら第1及び第2の駆動源は、上記保持制御手段70によって制御される。
ここで、上記保持制御手段70による保持部80の制御について図5を参照しながら説明すると、上記反転ユニットU5によって引き込まれるプリント用紙Pが長尺であるときには、その長尺のプリント用紙Pの先端が、上方に広がる第1ガイド部材81のガイド部81bと第2ガイド部材82のガイド部82bとの間を通過して(同図のP11参照)、第1ガイド部材81のガイド部81bと第2ガイド部材82の挟持部82aとの間に到達すれば、上記保持制御手段70は第2の駆動源を駆動させ、それによって第2ガイド部材82を第2回動軸X2を中心として時計回りに回動させる。これによって、長尺のプリント用紙Pの先端は上記第1ガイド部材81のガイド部81bと第2ガイド部材82の挟持部82aとによって挟持される(同図のP12参照)。
そして、上記長尺のプリント用紙Pの引き込みに伴い、上記保持制御手段70は上記保持部80を第1回動軸X1を中心として反時計回りに回動させる(同図のP13参照)。これによって、長尺のプリント用紙Pの先端部の向きが下向きに変更され、そのプリント用紙Pは、図3に一点鎖線で示すように、筐体15の背面に設けた膨出部15D内で、ループ状になる。
こうして、長尺のプリント用紙Pの先端が保持部80に保持された状態で、そのプリント用紙Pの後端部が反転ローラ45の位置まで来るように、該反転ローラ45によってプリント用紙Pを引き込めば、従動ローラ44及びガイドローラ46を、駆動ローラ43の回転中心軸周りに約90度回転させかつ、駆動ローラ43を逆回転させることによりプリント用紙Pをその後端部から排出ユニットU6に送り出すことになる。このプリント用紙Pの送り出しの際には、上記保持制御手段70は、上記とは逆に、上記長尺のプリント用紙Pの送り出しに同期して所定のタイミングで、上記保持部80を第1回動軸X1を中心として時計回りに回動させる。その後、上記保持制御手段70は第2の駆動源を駆動させて第2ガイド部材82を第2回動軸X2を中心として反時計回りに回動させ、それによって、長尺のプリント用紙Pの先端を開放する。
そうして、その長尺のプリント用紙Pは排出ユニットU6に送り出されて、排出口18aを通って排出トレイ18に排出される。
上記保持制御手段70は、プリント用紙Pの搬送量又はプリント用紙Pの搬送に関係する基準タイミングからの経過時間に基づいて、第1及び第2の駆動源の駆動タイミングを決定すればよい。
尚、通常のプリント処理の際には、そのプリント用紙Pは保持部80の位置まで到達しないため、上記保持ユニットU7によるプリント用紙Pの保持動作は行われない。
このように、上記プリント装置によると、反転ユニットU5に対してプリント用紙Pの引き込み方向の位置に保持ユニットU7を設け、長尺のプリント用紙Pが引き込まれるときには、その保持ユニットU7の保持部80によってプリント用紙Pの先端を保持し、それによって上記反転ユニットU5の引き込み方向の位置で長尺のプリント用紙Pをループ状にするから、プリント用紙Pに対する埃の付着や、傷の発生等を防止することができると共に、筐体15の大型化を抑制することができる。
また、保持部80をプリント用紙Pの引き込みに同期して回転させることによって、長尺のプリント用紙Pを安定してループ状にすることができ、プリント用紙Pに折れ等が生じることが確実に防止されて、プリント用紙Pの高品質を確保することができる。
尚、上記保持部80は、必ずしも回動可能(第1回動軸X1周りに回動可能)に構成しなくてもよいが、保持部80を回動させてプリント用紙Pの先端の向きを変更させた方が、ループを安定して形成することができ好ましい。
(実施形態2)
実施形態2に係るプリント装置は、図6,7に示すように、保持ユニットU7の構成が、上記実施形態1とは異なる。尚、実施形態2に係るプリント装置において保持ユニットU7以外の構成については、上記実施形態1に係るプリント装置と同じであるため、同一の部材については同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
実施形態2に係る保持ユニットU7は、上記反転ユニットU5の下方位置において、プリント用紙Pの引き込み方向に直交する回転軸X3周りに回転可能に設けられたドラム83を備えており、保持部80はこのドラム83の外周面に設けられている。
この保持部80は、上記ドラム83の外周面に、その接線方向に延びて取り付けられた板状の部材からなり、この板状の部材と上記ドラム83の外周面との間でプリント用紙Pの先端を挟持する。
また、上記保持ユニットU7は、上記ドラム83を回転軸X3周りに回転させる駆動源(図示省略)を有しており、この駆動源によって、上記ドラム83は、図6,7中、反時計回りに駆動回転される。尚、このドラム83は、上記駆動源によって駆動回転されている時以外は、時計回りにフリーで回転するように構成されている。
上記保持制御手段70は、上記ドラム83の駆動源を制御するものであり、次に、図7を参照しながら、上記保持制御手段70によるドラム83の回転制御について説明する。
先ず、上記ドラム83は、反転ユニットU5によって引き込まれたプリント用紙Pの先端が到達する位置に上記保持部80が位置するように、その回転位置が設定される。図7においては、保持部80が回転軸X3に対して左側で上向きに延びるように、ドラム83の回転位置が設定される。
そして、上記反転ユニットU5によって引き込まれるプリント用紙Pが長尺であるときには、その長尺のプリント用紙Pの先端は上記保持部80によって挟持される(同図のP21参照)。プリント用紙Pを挟持した後に、上記保持制御手段70は上記ドラム83を反時計周りに回転させる。上記ドラム83の回転速度は、上記プリント用紙Pの引き込み速度(搬送速度)に対応しており、これにより、反転ユニットU5によって引き込まれた長尺のプリント用紙Pは、上記ドラム83の外周に巻き付くようになる(同図のP22参照)。
こうして、長尺のプリント用紙Pの後端部が反転ローラ45の位置まで来て、該反転ローラ45によるプリント用紙Pの引き込みが完了すれば、上記保持制御手段70は駆動源を停止させ、それによってドラム83の回転を停止させる。
そして、上記反転ユニットU5によるプリント用紙Pの送り出しが開始されれば、その送り出しに伴い上記ドラム83は時計回りにフリー回転する(同図のP23参照)。そうして、その長尺のプリント用紙Pは排出ユニットU6に送り出されて、搬出ローラ59,…によって排出口18aを通って排出トレイ18に排出される。
上記保持制御手段70は、プリント用紙Pの搬送量又はプリント用紙Pの搬送に関係する基準タイミングからの経過時間に基づいて、上記駆動源の駆動・停止タイミングを決定すればよい。
このように、実施形態2に係るプリント装置によると、保持ユニットU7がドラム83を備え、引き込んだ長尺のプリント用紙Pをドラム83に巻きつけるため、プリント用紙Pに対する埃の付着や、傷の発生、さらに折れの発生等を防止することができると共に、実施形態1のプリント装置に比べて、膨出部15Dが小さくなり、筐体15を小型化することができる。
尚、上記ドラム83は、時計回りにも駆動回転するように構成してもよい。その場合、プリント用紙Pを送り出す際に、上記保持制御手段70は、プリント用紙Pの送り出しに同期して上記ドラム83を時計回りに駆動回転させればよい。
(他の実施形態)
尚、上記各実施形態では、インクジェット式のプリント装置を対象としたが、本発明のプリント装置はこれに限るものではない。長尺のプリント用紙Pにプリントを行う装置であって、反転ユニットU5を備えた装置であればどのような構成のプリント装置であっても本発明に係る保持ユニットU7を適用することが可能である。
また、保持部80の構成は、図5に示す構成に限らず、その他種々の構成を採用することができる。例えば次のような構成としてもよい。つまり、図5に示す構成において第2ガイド部材82を第2回動軸X2に対して回動可能とするのではなく、第1ガイド部材81に対して所定の姿勢となるように設ける。第2ガイド部材82は、第1ガイド部81が第1回動軸X1周りに回動するのと一体となって、その第1回動軸X1周りに回動するようにする。尚、第2の駆動源は省略する。そうして、図5のP12において、反転ユニットU5によって引き込まれた長尺のプリント用紙Pの先端が、第1ガイド部材81のL字状ガイド部81bにおける引き込み方向に直交する面を押すことによって上記第1ガイド部材81が時計回りに回動するようにし、その回動によってプリント用紙Pの先端が上記第1ガイド部材81のガイド部81bと第2ガイド部材82の挟持部82aとに挟持されるようにしてもよい。
さらに、保持部80の構成は、プリント用紙Pを挟持する構成に限るものではなくプリント用紙Pを保持可能な構成であればよい。例えば吸着等によって、プリント用紙Pを保持する構成としてもよい。
以上説明したように、本発明は、反転ユニットによって引き込まれた長尺のプリント用紙を保持することで、装置の大型化を抑制しつつ、プリント用紙に対する埃の付着、傷の発生及び折れの発生等を防止することができるため、長尺プリント対応のプリント装置であって、反転ユニットを備えたプリント装置について有用である。
プリントシステムの全体を示す斜視図である。 プリントブロックの斜視図である。 実施形態1に係るプリントブロックのプリント用紙の搬送系を示す図である。 プリントシステムの制御系を示すブロック図である。 実施形態1に係る保持ユニットの動作を示す説明図である。 実施形態2に係るプリントブロックのプリント用紙の搬送系を示す図である。 実施形態2に係る保持ユニットの動作を示す説明図である。
符号の説明
18a 排出口
80 保持部
83 ドラム
B プリントブロック(プリント装置)
P プリント用紙
U2 プリントユニット
U5 反転ユニット
U7 保持ユニット(保持機構)

Claims (5)

  1. プリントを行うプリントユニットとプリント後のプリント用紙を排出する排出口との間に設けられて、上記プリント用紙を搬送する搬送路と、
    上記搬送路の途中に設けられて、上記プリントユニット側から搬送されたプリント用紙を引き込んだ後に上記排出口側に送り出すことによって、上記プリント用紙の搬送方向を反転させる反転ユニットと、を備え、複数の送り長さのプリントが可能に構成されたプリント装置において、
    上記反転ユニットに対し上記プリント用紙の引き込み方向の位置に、該反転ユニットによって引き込まれたプリント用紙が長尺であるときにその先端を保持する保持部を含む保持機構を設けたことを特徴とするプリント装置。
  2. 請求項1に記載のプリント装置において、
    上記保持機構は、上記長尺のプリント用紙を保持した保持部を、上記プリント用紙の引き込み方向に直交する軸周りに、上記プリント用紙の引き込みに同期して回動させるように構成されていることを特徴とするプリント装置。
  3. 請求項2に記載のプリント装置において、
    上記長尺のプリント用紙を保持した保持部は、上記プリント用紙の送り出しに同期して、上記プリント用紙の引き込み時とは逆方向に回動するように構成されていることを特徴とするプリント装置。
  4. 請求項1に記載のプリント装置において、
    上記保持機構は、上記プリント用紙の引き込み方向に直交する軸周りに回転可能に配設されたドラムをさらに含み、
    上記保持部は、上記ドラムの外周面に設けられており、
    上記保持機構は、上記長尺のプリント用紙が上記ドラムの外周に巻きつくように、上記プリント用紙の引き込みに同期して上記ドラムを回転させるように構成されていることを特徴とするプリント装置。
  5. 請求項4に記載のプリント装置において、
    上記長尺のプリント用紙が巻きつけられたドラムは、上記プリント用紙の送り出しに同期して、上記プリント用紙の引き込み時とは逆方向に回転するように構成されていることを特徴するプリント装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006347749A (ja) * 2005-06-20 2006-12-28 Noritsu Koki Co Ltd 画像記録装置
JP2011180244A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Canon Inc プリント装置およびプリント装置の制御方法

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