JP2006076440A - モジュールプレートおよびそれを用いたウインドレギュレータ - Google Patents

モジュールプレートおよびそれを用いたウインドレギュレータ Download PDF

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Abstract

【課題】 内パネルに加工の容易な合成樹脂を用いるにもかかわらず、その強度を低下させないモジュールプレートを提供する。
【解決手段】 自動車などの車体のドア2の内側に配置される合成樹脂製のプレート3と、そのプレート3に対し、略上下方向に固定される鍔部4cを備えたウインドレギュレータ用の金属性のガイドレール4とからなり、そのガイドレール4の鍔部4cが前記プレート3にインサート成形されているモジュールプレート1。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車体のドアの窓ガラスを昇降させるウインドレギュレータ用のモジュールプレートおよびそのモジュールプレートを用いたウインドレギュレータに関する。
特開2001−248356号公報
従来、ドアの内側に取り付けられる金属製の内パネルには、ウインドレギュレータ用のガイドレール、プーリあるいはジョイントなどが取り付けられ、それら部品を取り付けるための取り付け座は、予め、内パネル上にプレス加工により形成されていた。図6に従来の窓ガラスの昇降装置を示す。図6に示す窓ガラスの昇降装置100は、内パネル101と、その内パネル101にボルト、ネジなどの締結部材により固定された2本のガイドレール102と、そのガイドレール102の上端部に、回動自在に配置したプーリ103、103と、ガイドレールの下端部に設けられ、後述するケーブルを方向転換するジョイント104、104と(図6c参照)、それらプーリ103、103およびジョイント104、104に、たすき掛けして8の字のループ状に配索されたワイヤ105と、そのワイヤ105を摺動自在に収納して所定の箇所まで案内する導管108と、前記8の字状のワイヤ105の途中に係止され、同期して昇降するように配置された2個のキャリアプレート106、106と、前記ワイヤ105の巻取り、送り出しを行う駆動装置107とからなる。
図6bに示すように前記内パネル101上には、予めプレス加工によりボス部101bが形成されている。ガイドレール102はそのボス部101bに対しネジなどの締結部材により締結される。図6cはガイドレール102の下端のジョイント104を示す。そのジョイント104は一端に導管108の端部を固定する導管固定部104aを有し、裏面側にガイドレール102と嵌合する突起104bを備え、導管108をガイドレール102に連結するものである。そのジョイント104は円弧状の外周部を有し、その外周部にワイヤ105を摺動自在に案内するガイド溝104cを備えており、導管108から出てくるワイヤ105を方向転換する部材である。
また、特許文献1には、前述したボス部101bによりガイドレール102を締結するのではなく、内パネル101自体をプレス加工してガイドレール102を形成したものが開示されている。図7に示す窓ガラスの昇降装置110は前記窓ガラスの昇降装置100とほぼ同様であるので、同じ部分には同じ符号を付してその説明を省略する。内パネル101には、内パネル101を直接、絞り加工することによりガイド部101aが形成されている。そのガイド部101aによりキャリアプレート106がガイドされる。そのガイド部101aが形成されることにより、ガイドレール102を内パネル101に締結するための部品を削減でき、その分だけ軽量であり、取り付けにかかわる手間を省くことができる。
内パネルには、なるべく多くの部品を設けることができるのが好ましく、それにより、大きな1つのサブアッセンブリとして取り扱うことができ、車体などへの組み付け時の工数の減少、あるいは、その収納、輸送など利点は多い。特許文献1においては、金属製の内パネル101にプレス加工などを施すことにより、予めプレートに対しガイドレールおよびプーリを取り付けるためのブラケットを設け、それによりなるべく部品点数を削減するようにしている。そのため、その分だけ装置全体が軽量化される。しかし、金属製の内パネルを用いているので、その加工の程度にも限度があり、複雑な部分まですべて内パネル上に実現することは難しい。
そこで、本発明は合成樹脂を用いるにもかかわらず、強度低下を伴わせないモジュールプレートおよびそのモジュールプレートを用いたウインドレギュレータを提供することを課題とする。
本発明のモジュールプレート(請求項1)は、車体のドアの内側に配置される合成樹脂製のプレートと、そのプレートに対し、略上下方向に固定される鍔部を備えたウインドレギュレータ用の金属製のガイドレールとからなり、そのガイドレールの鍔部が前記プレートにインサート成形されていることを特徴としている。
このようなモジュールプレートは、前記ガイドレールが、プレートに沿って延びる鍔部と、その鍔部の側縁から立ち上がる立ち壁と、その立ち壁の上端からプレートと略平行に延びる、キャリアプレートと係合するガイド部とからなるものが好ましい(請求項2)。また、前記プレートに対し、2本のガイドレールが互いに平行に設けられているものが好ましい(請求項3)。さらに、前記モジュールプレートに、ウインドレギュレータに用いられるケーブルを方向転換するスライドと、そのケーブルを収納する導管の端部を係止する係止部とが設けられ、前記スライドを固定する台座および導管の係止部がプレート上に一体に成形されているものが好ましい(請求項4)。
また、本発明のウインドレギュレータ(請求項5)は、上述のモジュールプレートと、そのモジュールプレートのガイドレールに沿って昇降し、窓ガラスを支持するキャリアプレートと、前記キャリアプレートをケーブルを介して駆動させる駆動手段とからなることを特徴としている。
本発明のモジュールプレート(請求項1)は、プレートを合成樹脂で形成している。そのため、プレート上にガイドレール用の取り付け座あるいはプーリの取り付け座などの複雑な形状のものでも一体に成形することができるので、その分だけ、締結用の部品を省略でき、軽量化もできる。また、ガイドレールの鍔部が合成樹脂製プレートにインサート成形されているので、鍔部はプレートの補強メンバとして作用することができ、プレートの強度を高くする。一方、ガイドレールも鍔部がプレートに覆われているので、強固に支持される。このように、プレートおよびガイドレールは、一体となって、全体として強度の高いモジュールプレートを構成し、プレートおよびガイドレールそれぞれの部材の厚みを薄くすることができる。そのため、厚みが薄くなる分だけ、軽量化される。さらに、鍔部によりプレート内にガイドレールが支持されるので、それらを締結するために必要であったスペースも省略することができる。そのため、その分だけドアの厚みを薄くすることができ、ドアの内部のスペースを有効に活用したり、あるいは車内の居住空間を大きくすることができる。
また、前記ガイドレールが、プレートに沿って延びる鍔部と、その鍔部の側縁から立ち上がる立ち壁と、その立ち壁の上端からプレートと略平行に延びる、キャリアプレートと係合するガイド部とからなる場合(請求項2)は、簡易な構造でありながら、プレートへ容易に固定することができ、かつ、キャリアプレートをガイドすることができる。
さらに、前記プレートに対し、2本のガイドレールが互いに平行に設けられている場合(請求項3)は、窓ガラスの昇降が安定する。前記モジュールプレートにウインドレギュレータに用いられるケーブルを方向転換するスライドと、そのケーブルを収納する導管の端部を係止する係止部とが設けられ、前記スライドを固定する台座および導係止部がプレート上に一体に成形されている場合(請求項4)は、予め、台座および導管の係止部がプレート上に一体に成形されるので、部品点数が減少して、軽量化が達成される。また、車体への組み立て作業も容易になる。
また、本発明のウインドレギュレータ(請求項5)は、上述のモジュールプレートと、そのモジュールプレートのガイドレールに沿って昇降し、窓ガラスを支持するキャリアプレートと、前記キャリアプレートをケーブルを介して駆動させる駆動手段とからなるので、ウインドレギュレータをモジュールプレート上に1つにまとめたサブアッセンブリとして扱うことができる。
つぎに図面を参照しながら本発明のモジュールプレートの実施形態を説明する。図1は本発明のモジュールプレートを用いたウインドレギュレータの一実施形態を示す正面図、図2は図1のI−I線断面図、図3aは図1のスライドの部分拡大図、図3bは図3aのII−II線断面図、図3cは図3aのIII−III線断面図、図4はスライダを台座に固定する様子を示す斜視図、図5は本発明のモジュールプレートがドアに装着される様子を示す概略図である。
まず、図5を参照して、本発明のモジュールプレートが実際にドアに取り付けられる様子を示す。図5に示すドア2は車両の側面に配置されるものである。そのドア2は外側に配置されるアウターパネルと、そのアウターパネルと対向するように車内側から張り合わせられるインナーパネルとからなる中空構造を呈している。前記アウターパネルの上部にはサッシで囲まれる開口が形成されており、その開口を窓ガラスWが昇降して開閉する。前記インナーパネルの下方には、開口部2aが形成され、その開口部2aを塞ぐようにモジュールプレート1が車内側のネジなどの締結部材により数箇所で固定されている。そのモジュールプレート1には、後述するウインドレギュレータRが取り付けられており、開口部2aよりウインドレギュレータRを突出させて、アウターパネルとインナーパネルの間の中空部にウインドレギュレータRおよび窓ガラスWが収納されるよう配置される。なお、本実施例では、車体のフロントドアについて説明しているが、車体のリアドアあるいはバックドアにも用いることができる。また、これ以後、モジュールプレート1の車内側の面を内側、車外側の面を外側とする。
図1に前記モジュールプレート1を示す。そのモジュールプレート1は、プレート3と、そのプレート3にインサート成形により上下方向に互いに平行に固定された2本のガイドレール右側4a、ガイドレール左側4bとからなる。そして、それらガイドレール4a、4bは、それらのガイドレール4に沿って摺動自在な2つのキャリアプレート右側5a、キャリアプレート左側5bと、それらキャリアプレート5に係止したケーブル6と、そのケーブル6の端部が係止され、ケーブル6を巻取り、送り出しするドラム7と、そのドラム7を正逆回転させる駆動モータ8と、前記ケーブル6をガイドレール4の上端で方向転換させるよう回転自在に設けられたプーリ9と、ガイドレール4の下端でケーブル6を方向転換させるスライド10と、ケーブル6を内部に摺動自在に収納して所定の箇所へと案内する導管11と共にウインドレギュレータRを構成する。このような構成により、ケーブル6は8の字状のループに配索される。なお、導管11は省略することもできる。
前記プレート3は、板状の部材であり、インナーパネルの開口部2aを塞ぐように配置される。そのプレート3の外側で、インナーパネルの開口部2aの外周縁と接する部分には、略U字状の溝が形成されており、その溝に、ひも状のシール部材3a(図2参照)が接着されている。そして開口部2aを塞ぐ際には、プレート3とインナーパネルとでシール部材3aを押しつぶすように締結部材を用いて両者を締結する。なお、前記プレート3はポリプロピレン(PP)などの合成樹脂あるいはFRPなどのガラス繊維を含有する合成樹脂により成形される。
前記ガイドレール4a、4bは窓ガラスWを両脇から支えることができるようにプレート3上に互いに平行に配置されている。そのガイドレール4の上端部はプレート3の上部から若干はみ出しており、そのはみ出している部分にプーリ9が回転自在に取り付けられる。図2に示すように、ガイドレール4は、鍔部4cと、その鍔部4cの側縁から垂直に延びる立ち壁4dとその立ち壁4dの上端から垂直に鍔部4cと反対方向に延びるガイド部4eとからなる略Z字状の断面形状を呈する長尺の部材である。その材質はSGCC、SPCCまたは、それらを塗装した金属板が用いられる。そして、そのガイドレール4は、鍔部4cをプレート3の内部にインサート成形により埋め込むことによりプレート3と一体に成形している。このようなガイドレール4の加工にはプレス加工あるいはロールフォーミング加工により行うのが好ましく、それによりガイドレール4を効率よく製造することができる。なお、窓ガラスWおよびサッシがドア2の形状に沿うように外側に向かって湾曲している場合には、ガイドレール4も同様に湾曲した形状にし、その湾曲した形状のままプレート3内部にインサート成形される。その場合は、プレート3も同様に湾曲した形状にするのが好ましい。
前記鍔部4cをプレート3に強固に固定するには、鍔部4cを、なるべくプレート3内部に広範囲に埋め込む。そのため、幅広の鍔を用いるのが好ましいが、モジュールプレート1との強度あるいは全体の重量を考慮して最適な幅のものを選択する。また、ガイドレール4の立ち壁4dを片側に折り曲げた鍔部4cの他に、互い違いに立ち壁4dから小片を延ばしたもの、あるいは立ち壁4dの下端をそのままプレート3に突き刺すものでもよい。立ち壁4dを突き刺す場合には、その突き刺された立ち壁4dの下端に樹脂が流れ込む開口を形成しておくと、プレート3と鍔部4cを強固に締結することができる。また、プレート3内部に収納されているガイドレール4a、4bの鍔部4c、4c同士を連結して、そのままプレート3内部にインサート成形により埋め込むこともできる。
前記キャリアプレート5は、ガイドレール4の押え部4eの上面に配置され、窓ガラスWの支持部を有する上面5cと、その上面5cの一端から立ち壁4dと同じ方向に平行に延びる垂壁5dと、その垂壁5dから垂直に前記上面5cと向かい合うように延びる押え部5eと、前記上面5cの他端から立ち壁4dに沿って下方に延びる支持部5fとからなる。前記上面5c、垂壁5dおよび押え部5eはガイド部4eの上下の面を挟むことができる断面コ字状を形成している。また、上面5cおよび支持部5fは、押え部4eから立ち壁4dにわたる範囲を囲む断面L字状を形成しており、これらコ字状およびL字状の部分とでガイドレール4を確実に保持している。なお、キャリアプレート5の材質はガイドレール4との摺動性を高めるためポリオキシメチレン(POM)が好ましい。
図3および図4に示すように前記スライド10は、ガイドレール4の下端に取り付けられている。そのスライド10は、所定の方向にケーブルを方向転換できる円弧状に湾曲した部材である。その湾曲した部材の外周部分には、ケーブル6の方向転換する方向に沿った外周壁10aを備えており、その湾曲した外周壁10aには、ケーブル6を摺動させるための摺動溝10bが形成されている。そして、ケーブル6は、その摺動溝10b内を摺動して方向転換される。また、前記外周壁10aの反対側の内周側の壁は、プレート3と係合する内周壁10cである。その内周壁10cの両端付近からは内側に向けて突出したツメ10dが2本延びており、そのツメ10dによりプレート3と係合する。なお、そのスライド10の材質は摺動性の高いPOMが用いられる。
図3および図4に示すように、プレート3上には、前記スライド10と係合するための台座12が形成されている。その台座12はプレート3から盛り上がった段部12aにより形成されている。その段部12aには、スライド10の内周壁10cと当接する外壁12bを備えている。その外壁12bには、スライド10を差し込む係合溝12cが形成されている。また、その外壁12bには、ツメ10dと係合できる係合スリット12dが形成されている。そのため、スライド10を係合溝12cより差し込むと、ツメ10dがちょうど係合スリット12dに係合できる構造となっている。このような取り付け構造であるため、スライド10を係合溝12cに押し込むだけのワンタッチ操作で容易にプレート3を取り付けることができる。
また、スライド10の近傍には、スライド10までケーブル6を導いた導管11を係止する導管係止部13が形成されている(図3参照)。その導管係止部13はプレート3上から垂直に立ち上がる垂壁13aにより形成されている。その垂壁13aには、貫通孔13bが形成されている。その貫通孔13bの上部は、切り欠かれて外部と連通している。そして、導管11の端部にはケーシングキャップ13cが固定されており、そのケーシングキャップ13cに形成された環状溝を貫通孔13bに挿入することにより、導管11の端部が導管係止部13に係止される。なお、ケーシングキャップ13cは、予め導管11とカシメ締結されている構造でも良い。
前記台座12および導管係止部13はプレート3の上に一体に形成されている。そのため専用の部材を必要としない。また、スライド10を台座12と一体に成形して、プレート3に一体に成形すると、さらに部品点数の削減となる。
図1に示す前記ケーブル6は、一端を右側のキャリアプレート5aに係止して上方に延ばしガイドレール4aの上端のプーリ9によって方向転換し、他端をドラム7に係止する右側のキャリアプレート5aの上昇用のケーブル6aと、一端を左側のキャリアプレート5bに係止して下方に延ばしガイドレール4bの下端のスライド10によって方向転換し、他端を係止する左側のキャリアプレート5bの下降用のケーブル6bと、前記右側のキャリアプレート5aの下端と左側のキャリアプレート5bの上端をスライド10およびプーリ9により方向転換させたうえで連結し、左右のキャリアプレート5a、5bの下降および上昇を同調させるケーブル6cとからなる。そして同調用のケーブル6cは他のケーブル6a、6bと交差するように配索され、全体として8の字のループ状の経路を構成している。
図1に戻って、前記モータ8はプレート3の外側の中央付近に、ネジなどの締結部材により固定されている。そのモータ8を回転させると、ドラム7が回転してケーブル6のループを循環させ、左右のキャリアプレート5を昇降させることができる。また、モータ8はプレート3の外側にドラム7の収納部を形成して、内側から外側に向かってモータ8の軸を貫通させるように固定させてもよい。そのドラム7の収納部は、プレート3と一体で成形するのが好ましい。
このように構成されたモジュールプレート1では、プレート3に鍔部4cをインサート成形しているので、プレート3の内部に埋め込まれた鍔部4cはプレート3の補強メンバとして作用し、さらに、ガイドレール4は鍔部4c全体で強固にプレート3に支持されることになる。そのため、過剰に部材の強度を大きくする必要がなく、プレート3およびガイドレール4の厚さを薄くすることができる。また、鍔部4cの形状はプレート3との接触面積が大きなものが好ましい。なお、鍔部4cは縦長の鍔全体でもってプレート3に固定されるのがよい。また、鍔部4cに切り欠き部あるいは開口を設けることにより、プレート3と一体成形を行う場合の樹脂の流れ込むスペースを設けて、強固にプレート3に固定することもできる。
本実施例の場合、前記プレート3の厚さは1.5〜3.0mm、好ましくは1.5〜2.0mmである。また、ガイドレール4の厚みは0.7〜1.6mm、好ましくは1.0〜1.2mmである。このように、プレート3およびガイドレール4を共に薄くすることができるため、重量を100〜200g軽量化することができる。
このように、前記モジュールプレート1では、プレート3およびガイドレール4が、一体となって、全体として強度が高くなる。そのため、個々の部材の厚さを薄くすることができる。さらに、その厚さを薄くした分および一体成形により締結部材を必要としいない分だけ軽量化になる。また、取付スペースが不要となるので、ドア2の内部のスペースを有効に活用したり、車内の居住空間を大きくすることができる。なお、前記実施形態では2本のガイドレール4a、4bを用いたが、1本のガイドレール4を用いて、1つのキャリアプレート5を昇降させる構造とすることもできる。その場合には、そのガイドレール4の上端に方向転換用のプーリを1つ設けるだけでよい。
本発明のモジュールプレートを用いたウインドレギュレータの一実施形態を示す正面図である。 図1のI−I線断面図である。 図3aは図1のスライドの部分拡大図、図3bは図3aのII−II線断面図、図3cは図3aのIII−III線断面図である。 スライダを台座に固定する様子を示す斜視図である。 本発明のモジュールプレートがドアに装着される様子を示す概略図である 図6aは従来のモジュールプレートの正面図、図6bは図6aのI−I線断面図、図6cはジョイント部分の拡大図である。 図7aは従来のモジュールプレートを示す概略図、図7bは図7aのI−I断面図である。
符号の説明
1 モジュールプレート
2 ドア
2a 開口部
3 プレート
3a シール部材
4 ガイドレール
4a ガイドレール右側
4b ガイドレール左側
4c 鍔部
4d 立ち壁
4e 押え部
5 キャリアプレート
5a キャリアプレート右側
5b キャリアプレート左側
5c 上面
5d 垂壁
5e 押え部
5f 支持部
6 ケーブル
6a 上昇用ケーブル
6b 下降用ケーブル
7 ドラム
8 駆動モータ
9 プーリ
10 スライド
10a 外周壁
10b 摺動溝
10c 内周壁
10d ツメ
11 導管
12 台座
12a 段部
12b 外壁
12c 係合溝
12d 係合スリット
13 導管係止部
13a 垂壁
13b 貫通孔
13c ケーシングキャップ
R ウインドレギュレータ

Claims (5)

  1. 車体のドアの内側に配置される合成樹脂製のプレートと、
    そのプレートに対し、略上下方向に固定される鍔部を備えたウインドレギュレータ用の金属製のガイドレールとからなり、そのガイドレールの鍔部が前記プレートにインサート成形されているモジュールプレート。
  2. 前記ガイドレールが、プレートに沿って延びる鍔部と、その鍔部の側縁から立ち上がる立ち壁と、その立ち壁の上端からプレートと略平行に延びる、キャリアプレートと係合するガイド部とからなる請求項1記載のモジュールプレート。
  3. 前記プレートに対し、2本のガイドレールが互いに平行に設けられている請求項1または2記載のモジュールプレート。
  4. 前記モジュールプレートに、ウインドレギュレータに用いられるケーブルを方向転換するスライドと、そのケーブルを収納する導管の端部を係止する係止部とが設けられ、
    前記スライドを固定する台座および導管の係止部がプレート上に一体に成形されている請求項1、2または3記載のモジュールプレート。
  5. 請求項1、2、3または4記載のモジュールプレートと、
    そのモジュールプレートのガイドレールに沿って昇降し、窓ガラスを支持するキャリアプレートと、
    前記キャリアプレートをケーブルを介して駆動させる駆動手段とからなるウインドレギュレータ。
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