JP2006075305A - 設定値公開表示装置 - Google Patents

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正博 竹内
Yoshio Wakana
芳生 若菜
Makoto Tayui
誠 田結
Hidekatsu Takeuchi
英勝 竹内
Seiichi Yanagawa
誠市 梁川
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Abstract

【課題】 遊技者に新たな推理を喚起させることにより遊技に対する興趣の向上を図ることができる設定値公開表示装置を提供する。
【解決方法】 設定値公開表示装置は、複数種類の設定値に複数種類のシンボル図柄から1つを設定するシンボル図柄設定手段と、シンボル図柄を表すシンボル図柄データが記憶されるROM13と、設定値に対応するシンボル図柄を表すシンボル図柄データをROM13から読み出して表示する第1表示部14と、設定値に関する情報の公開条件が成立したことに基づいて設定値に設定されたシンボル図柄を第1表示部14に公開表示するCPU11と、を備えたことにより、他のスロット機2で公開表示されたシンボル図柄を参照しないと自分のスロット機2の設定値を推理することができないため、他のスロット機2の遊技成績を考慮に入れて自分のスロット機2の設定値を推理するという新しい興味を喚起させることができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、遊技機島に列設され且つ段階的に設定される複数種類の大当たり確率にそれぞれ対応する複数種類の設定値から1つを選択して設定する設定値設定手段を備えた遊技機における設定された前記大当たり確率の設定値に関する情報を公開表示する設定値公開表示装置に関するものである。
従来、遊技機としてのスロット機に設定されている内部情報の1つである大当り確率等の設定値を遊技者に公開表示するスロット機の設定値公開表示装置が知られている。このような設定値を遊技者に公開表示する設定値公開表示装置の1つとして、例えば、遊技機島に設置される複数のスロット機毎に設けられると共に、大当り回数が所定回数となる等の予め定めた条件が成立した場合に遊技者にその設定値を公開表示するものが提案されている(例えば、特許文献1)。なお、スロット機の設定値は、通常、1〜6段階の設定値があり、数値が大きくなるほど、大当り確率等が遊技者にとって有利な確率、即ち、高確率になる。以下、1〜3のいずれかの設定値が設定されたスロット機のことを低設定のスロット機、4〜6のいずれかの設定値が設定されたスロット機のことを高設定のスロット機という。
上記のように、予め定めた条件が成立した場合に遊技者にその設定値を公開表示する、という特許文献1に係るスロット機の設定値公開表示装置(特許文献1では、遊技機用設定情報公開装置と示す)は、遊技店側の利益を確保しつつ、遊技者側の「設定値を知りたい」という要望を程よく満たしている点で有効なものであるが、一旦、設定値が公開表示されてしまうと、その後の遊技の勝敗をある程度予測できてしまうことがあった。このため、例えば、低設定のスロット機に関する情報が公開表示された場合には、遊技者の遊技意欲が低下してスロット機の稼働率が落ちてしまうことがあった。また、高設定のスロット機に関する情報が公開表示された場合であっても、その公開表示された情報に対応するスロット機に隣接するスロット機の遊技客は、「高設定のスロット機は何台も隣接していないだろう、自分が遊技しているスロット機は高設定ではないのでは、」との心理が働いて遊技意欲が低下してしまうことがあった。
そこで、特許文献1の先願公報に係るスロット機の設定値公開表示装置では、上記のような問題に鑑み、公開表示する設定値の情報を「4〜6」,「2or5」等のように曖昧に公開表示することで、遊技者にある程度の設定値に対する推理を喚起させるという設定値推理喚起技術が付加されている。
特開2003−19245号公報
上記のように、特許文献1の先願公報に係るスロット機の設定値公開表示装置では、遊技者にある程度の設定値の推理を喚起させる設定値推理喚起技術が付加されているため、上述したような遊技意欲の低下をある程度抑えることができるものの、その効果はまだまだ不十分であった。
即ち、上記したように、「4〜6」,「2or5」等のように、実際の設定値を含む形で設定値に関する情報を公開表示しているため、遊技者から見れば、推理する設定値群の範囲が初期の「1〜6」の6段階の範囲の設定値群から、例えば、「4〜6」の3段階の範囲の設定値群に狭くなっただけであるため、公開表示される内容によってはすぐに遊技の興趣が低下し、遊技者が落胆してしまうことがあった。
例えば、「2or5」と表示されて、明らかに遊技成績が悪いときには、遊技者は、明らかに設定値は低設定の「2」であると断定して遊技を続けなくなってしまう。これでは、一旦悪いイメージを持たれたスロット機は、実際には高設定が設定されてあったとしても、その日の営業中ずっと悪いイメージを持たれたままとなり、終局的には、特定のスロット機の稼働率だけが極端に低下してしまうという問題があった。
また、特許文献1の先願公報に係るスロット機の設定値公開表示装置では、「4〜6」,「2or5」等のように、設定値に関する情報の表示内容に格差、即ち、具体的には、遊技者が不利になる確率が極めて低い表示内容の「4〜6」と、遊技者が不利になる確率が5割というやや不利になる確率が高い表示内容の「2or5」というように格差が存在していた。このように設定値に関する情報の表示内容に格差が存在しているため、表示内容が「4〜6」のスロット機は人気が高まる一方、表示内容が「2or5」のスロット機は不人気となって稼働率が低下するという結果となる。このため、遊技店側は、不人気のスロット機が出ることを恐れ、すべてのスロット機で人気のある表示内容、つまり、設定値に関する情報を公開表示したときに稼働率がアップする表示内容に統一しようとする。これでは、設定値に関する情報を公開表示する面白みが薄れてしまい、スロット機における遊技の興趣を低下してしまうという問題があった。
そこで、本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、遊技店側の利益を確保しながら特定の遊技機だけが極端に稼働率が低下することを防止すると共に、遊技者に新たな推理を喚起させることにより遊技に対する興趣の向上を図ることができる設定値公開表示装置を提供することにある。
そこで、請求項1に係る発明について、図面を参照して説明すると、図1及び図3に示すように、遊技機島1に列設され且つ段階的に設定される複数種類の大当たり確率にそれぞれ対応する複数種類の設定値から1つを選択して設定する設定値設定手段を備えたスロット機(遊技機)2における設定された前記大当たり確率の設定値に関する情報を公開表示する設定値公開表示装置4において、前記設定値公開表示装置4は、前記複数種類の設定値に図形又は絵柄で構成される複数種類のシンボル図柄の中から1つを対応付け設定するシンボル図柄設定手段と、前記複数種類のシンボル図柄7a〜7lのそれぞれを表す複数のシンボル図柄データが記憶されるROM(シンボル図柄データ記憶手段)13と、スロット機2毎に設けられ且つ前記設定値設定手段で選択された設定値に対応するシンボル図柄7a〜7lを表すシンボル図柄データを前記ROM13から読み出して表示するための第1表示部(第1表示手段)14と、予め定めた設定値に関する情報の公開条件が成立したことに基づいて、前記シンボル図柄設定手段によって設定値に対して設定されたシンボル図柄7a〜7lを遊技者に視認できるように前記第1表示部14に公開表示するCPU(設定公開手段)11と、を備えたことを特徴とする設定値公開表示装置4とした。
また、請求項2に係る発明では、図面を参照して説明すると、図5に示すように、請求項1に記載される設定値公開表示装置4は、前記ROM13には、1つの設定値に対して異なる複数のシンボル図柄7a〜7lを対応付けることができるだけの個数のシンボル図柄データが記憶されていることを特徴とする設定値公開表示装置4とした。
また、請求項3に係る発明では、図面を参照して説明すると、図1及び図3に示すように、請求項1又は請求項2に記載される設定値公開表示装置4は、前記遊技機島1に設けられ且つ前記シンボル図柄設定手段によって大当り確率が高い高設定値に対して設定されたシンボル図柄7a〜7lであるラッキーシンボル図柄を表すシンボル図柄データをROM(シンボル図柄データ記憶手段)23から読み出して表示する第2表示部(第2表示手段)24と、予め定めた高設定値に関する情報の公開条件が成立したことに基づいて、前記ラッキーシンボル図柄を遊技者に視認できるように前記第2表示部24に公開表示するCPU(ラッキーシンボル図柄公開手段)21と、を備えたことを特徴とする設定値公開表示装置4とした。
また、請求項4に係る発明では、図面を参照して説明すると、図1及び図3に示すように、請求項1乃至請求項3に記載される設定値公開表示装置4は、前記第2表示部24に前記ラッキーシンボル図柄が公開表示される際、音響による演出を発生させるスピーカ(音響演出発生手段)26が設けられていることを特徴とする設定値公開表示装置4とした。
請求項1に係る発明においては、設定値公開表示装置4は、複数種類の設定値に図形又は絵柄で構成される複数種類のシンボル図柄の中から1つを対応付け設定するシンボル図柄設定手段と、複数種類のシンボル図柄7a〜7lのそれぞれを表すシンボル図柄データが記憶されるROM13と、スロット機2毎に設けられ且つ設定値に対応するシンボル図柄7a〜7lを表すシンボル図柄データをROM13から読み出して表示するための第1表示部14と、予め定めた設定値に関する情報の公開条件が成立したことに基づいて、シンボル図柄設定手段によって設定値に対して設定されたシンボル図柄7a〜7lを遊技者に視認できるように第1表示部14に公開表示するCPU11と、を備えた。このように、設定値に関する情報の公開条件が成立しないと、遊技店によって設定値に対応付けられたシンボル図柄7a〜7lが公開表示されないため、遊技店側の利益を確保しつつ、遊技者側の「設定値を知りたい」という要望を程よく満たすことができる。なお、設定値に関する情報の公開条件とは、例えば、遊技店側の任意の判断でリモコン等を用いて送信されるシンボル図柄7a〜7lの公開表示を行なうシンボル図柄公開表示信号を、設定値公開表示装置4の第1受信部15が受信したとき、あるいは、営業開始時からのスロット機2のスタートの総回数(例えば、2000回)に達したとき等である。
また、第1表示部14に公開表示される、設定値を表すキャラクタ等のシンボル図柄7a〜7lは、設定値設定手段によって設定された設定値に基づいて遊技店が予め決定して対応付けるものであり、シンボル図柄7a〜7lと対応する設定値を遊技者が知るものではないため、即ち、設定値とシンボル図柄との対応関係は遊技店側しか知らない情報であるため、特許文献1の先願公報のように、設定値に関する情報が公開表示されてすぐに自分が遊技しているスロット機2の設定値が分かってしまい、遊技の興趣が低下して遊技者が落胆してしまうということはない。
また、同じシンボル図柄が公開表示されている他のスロット機2の遊技成績が自分のスロット機2の遊技成績と相違しており、例えば、大当りがよく発生するスロット機2であるような場合には、それまで自分のスロット機2の遊技成績が悪くてもその悪いイメージを払拭することができる。このため、特許文献1の先願公報のように、「2or5」等のような設定値の情報が公開表示され、実際には高設定がされていても設定値の情報が公開表示されたときにたまたまスランプであったような場合には、そのスロット機2に対してその日の営業中ずっと悪いイメージを持たれたままとなり、終局的に特定のスロット機2の稼働率だけが極端に低下してしまうという問題点があるが、本発明には、そのようなことがない。
また、遊技者がスロット機2の設定値を推理するためには、公開表示されたシンボル図柄7a〜7lだけでは判断することができず、他のスロット機2で公開表示されたシンボル図柄7a〜7lを参照しないと自分のスロット機2の設定値を推理することができない。このように、遊技者に他のスロット機2の遊技成績を考慮に入れて自分のスロット機2の設定値を推理するという新しい興味を喚起させることができ、遊技に対する興趣の向上を図ることができる。
請求項2に係る発明においては、ROM13には、1つの設定値に対して異なる複数のシンボル図柄7a〜7lを対応付けることができるだけの個数のシンボル図柄データが記憶されている。このように構成することにより、1つの設定値に対して1つのシンボル図柄7a〜7lだけでなく、複数種類のシンボル図柄7a〜7lを組み合わせて構成したシンボル図柄7a〜7lの群を対応させることができるため、異なるシンボル図柄7a〜7lでも同じ設定値となる場合がある。これにより、シンボル図柄7a〜7lによる設定値の推理が複雑化し、これにより、更に遊技に対する興趣の向上を図ることができる。
請求項3に係る発明においては、設定値公開表示装置4は、遊技機島1に設けられ且つ前記シンボル図柄設定手段によって大当り確率が高い高設定値に対して設定されたシンボル図柄7a〜7lであるラッキーシンボル図柄を表すシンボル図柄データをROM23から読み出して表示する第2表示部24と、予め定めた高設定値に関する情報の公開条件が成立したことに基づいて、ラッキーシンボル図柄を遊技者に視認できるように第2表示部24に公開表示するCPU21と、を備えた。このように高設定値に関する情報の公開条件が成立したことに基づいて、第2表示部24でラッキーシンボル図柄を公開表示することにより、遊技者に自分の推理が正しかったという満足感を与えることができると共に、ラッキーシンボル図柄の公開表示を一種のイベントとすることができ、集客率を向上させることができる。なお、高設定値に関する情報の公開条件、即ち、ラッキーシンボル図柄の公開条件とは、例えば、遊技店側の任意の判断でリモコン等を用いて送信されるラッキーシンボル図柄の公開表示を行なうラッキーシンボル図柄公開表示信号を、設定値公開表示装置4の第2受信部25が受信したとき、あるいは、遊技場内に設けられたタイマが所定の時間(例えば、閉店3時間前)を示したときに送信される等である。
請求項4に係る発明においては、第2表示手段にラッキーシンボル図柄が公開表示される際、音響による演出を発生させるスピーカ26が設けられている。このように構成することにより、ラッキーシンボル図柄が発表されることを広く遊技者に伝えることができるため、多くの遊技者がラッキーシンボル図柄に注目し、これにより、ラッキーシンボル図柄の発表に対する興趣を更に向上させることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は、スロット機2が列設されると共に設定値公開表示装置4が設けられた遊技機島1の正面図であり、図2は、十二支で表されるシンボル図柄7a〜7lを示す図であり、図3は、スロット機2,ホールコンピュータ5,ホストコンピュータ6等が相互に接続される形態を示したブロック図であり、図4は、スロット機2毎にシンボル図柄を公開表示させる際及び設定する際に操作するリモコン30の正面図であり、図5は、設定値に対してシンボル図柄を対応させる際に用いる設定値対応表36である。
まず、図1に示すように、本実施形態に係る遊技機島1には、複数のスロット機(遊技機)2が列設されており、このスロット機2には、それぞれについて設定値が設定されている。このスロット機2に設定されている設定値とは、段階的に設定される複数種類の大当り確率に対応するものであり、スロット機2毎に設けられた設定値設定手段(図示しない)によって設定されるものである。本実施形態においては、「1」〜「6」の6種類が設定されており、この設定値に対応する大当り確率はそれぞれ「1/309.4」,「1/297.9」,「1/282.5」,「1/268.6」,「1/256.0」,「1/240.9」となっている。このように、設定値の数値が大きくなるほど、大当り確率が遊技者にとって有利な確率、即ち、高確率になる。以下、「1」〜「3」のいずれかの設定値が設定されたスロット機のことを低設定のスロット機2、「4」〜「6」のいずれかの設定値が設定されたスロット機のことを高設定のスロット機2という。具体的には、例えば、あるスロット機2の設定値をその設定値設定手段によって「6」と設定した場合には、大当り確率が「1/240.9」の高確率となり、このスロット機2は高設定となる。
また、スロット機2の上方には、遊技者が遊技場の係員を呼び出すための呼出ランプ3がスロット機2毎に設けられている。この呼出ランプ3は、遊技者が呼出スイッチ(図示しない)を操作することにより点灯するものである。なお、呼出ランプ3は、係員を呼び出すために点灯するだけでなく、そのスロット機2における大当り回数やスタート回数等の情報が表示する機能も有するものである。
また、上記した呼出ランプ3の上方には、スロット機2に設定されている設定値に対応付けられた図形又は絵柄で構成されるシンボル図柄を公開表示するための第1表示部(第1表示手段)14がスロット機2毎に設けられている。本実施形態に係るシンボル図柄は、図2に示すように、干支の12種類の動物によって示されるものであり、「子」,「丑」,「寅」,・・・「酉」,「戌」,「亥」がそれぞれシンボル図柄7a〜7lとなっている。例えば、「子」が設定値「1」に対応付けられている場合、第1表示部14に「子」のシンボル図柄7aが公開表示されると、その第1表示部14と対応するスロット機の設定値は「1」であることを意味し、大当り確率は「1/309.4」となる。しかし、この設定値にシンボル図柄7a〜7lのいずれを対応させるかは遊技店側によって行なわれるものであるため、シンボル図柄7a〜7lがそれぞれ示す設定値は遊技者には分からないようになっている。なお、設定値にシンボル図柄を対応付ける方法は後に詳述する。
また、呼出ランプ3の上方であって、第1表示部14の右側下方の位置には、後述するリモコン30から発信され、第1表示部14に公開表示させるシンボル図柄7a〜7lを指定するシンボル図柄指定信号や第1表示部14でシンボル図柄7a〜7lの公開表示を行なうシンボル図柄公開表示信号を受信する第1受信部15が設けられている。なお、公開表示を行なうシンボル図柄公開表示信号等を送信するためのリモコン30の操作については、後に詳述する。
また、上記した遊技機島1の上方には、図1に示すように、ラッキーシンボル図柄を公開表示するための3つの第2表示部(第2表示手段)24が設けられている。ここで、ラッキーシンボル図柄とは、各設定値に対応付けられたシンボル図柄のうち大当り確率が高確率の設定値(本実施形態においては、前述のように設定値「4」,「5」,「6」)に対応付けられたシンボル図柄のことをいう。例えば、設定値「4」に「巳」のシンボル図柄7f,設定値「5」に「午」のシンボル図柄7g,設定値「6」に「亥」のシンボル図柄7lが対応付けられている場合には、「巳」のシンボル図柄7f,「午」のシンボル図柄7g及び「亥」のシンボル図柄7lがラッキーシンボル図柄となる。
なお、本実施形態においては、後述するが、ラッキーシンボル図柄は、高確率の設定値「4」,「5」,「6」の中でも、設定値「5」,「6」に対応付けた3つのシンボル図柄としているが(図5参照、「午」,「戌」,「亥」のこと)、これに限らず、例えば、設定値「6」に対応付けた1つのシンボル図柄や、設定値「4」,「5」,「6」に対応付けた6つのシンボル図柄をラッキーシンボル図柄としてもよく、幾つのラッキーシンボル図柄を表示するかは、ホストコンピュータ6で遊技店側によって任意に設定することができる。なお、本実施形態においては、図1に示すように、第2表示部24は、3つしか無いため、最高、3つのラッキーシンボル図柄しか公開表示できないが、第2表示部24を増やすことで、容易に、公開表示できるラッキーシンボル図柄の数を増やすことができる。
また、本実施形態においては、後述するが、設定値「5」,「6」に対応付けた3種類のラッキーシンボル図柄のすべてを第2表示部24に表示するものを示すが、これに限らず、設定値「5」,「6」に対応付けた3種類のラッキーシンボル図柄のうち2種類のラッキーシンボルを表示する等、一部のラッキーシンボルだけを表示するものであってもよい。
また、上記した3つの第2表示部24のうち右端に位置する第2表示部24の右側方には、第2表示部24にラッキーシンボル図柄が公開表示される際に、音響による演出を発生させるためのスピーカ(音響演出発生手段)26が設けられている。この音響による演出は、例えば、ファンファーレが鳴ることにより行なわれるもの、音楽が流れるもの、音声によるもの等がある。
また、スピーカ26の右側下方の位置には、リモコン30から発信され、第2表示部14に公開表示させるラッキーシンボル図柄を指定するラッキーシンボル図柄指定信号(本実施形態では、名称が違うだけで、シンボル図柄指定信号と実質同じ信号)や第2表示部24でラッキーシンボル図柄の公開表示を行なうラッキーシンボル図柄公開表示信号(本実施形態では、名称が違うだけで、シンボル図柄公開表示信号と実質同じ信号)を受信する第2受信部25が設けられている。なお、公開表示を行なうラッキーシンボル図柄公開表示信号等を送信するためのリモコン30の操作については、前述した受信部15に信号を発信する場合と同様、後に詳述する。
なお、上記した第1表示部14,第1受信部15,第2表示部24,第2受信部25,スピーカ26は、本実施形態における設定値公開表示装置4を構成する構成要素である。
以上、遊技機島1について説明したが、次に、図3を参照して、本実施形態に係るスロット機2及び設定値公開表示装置4等が接続される形態の構成について説明する。図3に示すように、遊技店では、主として、遊技場内に設置されるスロット機2からの遊技情報(アウト、セーフ等の周知の遊技情報のこと)の集計等を行なうホールコンピュータ5,ホストコンピュータ(メイン制御部)6,第1制御基板(第1サブ制御部)10及び第2制御基板(第2サブ制御部)20が相互に接続されている。第1制御基板10には、前述した第1表示部14,第1受信部15及び呼出ランプ3を介してスロット機2が接続されている。また、第2制御基板20には、前述した第2表示部24,第2受信部25及びスピーカ26が接続されている。
なお、上記したホストコンピュータ6、第1表示部14及び第1受信部15が接続される第1制御基板10、第2表示部24,第2受信部25及びスピーカ26が接続される第2制御基板20が設置値公開表示装置4を構成するものである。
ホストコンピュータ6は、スロット機2に設定されている設定値等、スロット機2毎に関する様々な情報を一括して管理するものである。その管理される情報の1つに、設定値「1」〜「6」に対して前述したシンボル図柄7a〜7lのいずれが対応付けられているかの情報が管理されている。その情報は、図5に示すように、それぞれの設定値にいずれのシンボル図柄が対応付けられたかを一覧で示す設定値対応表36として管理されている。この設定値対応表36は、ホストコンピュータ6を用いて管理者(ホール側)が自由に作成することができ、ホストコンピュータ6のモニタ画面に映し出されることにより管理者が一目で見ることができると共に、この画面を用紙に印刷して持ち運べるようになっている。なお、本実施形態においては、図5に示すように、設定値「1」に対して「子」のシンボル図柄7a,「丑」のシンボル図柄7b,「寅」のシンボル図柄7cが、設定値「2」に対して「卯」のシンボル図柄7d,「未」のシンボル図柄7hが、設定値「3」に対して「辰」のシンボル図柄7eが、設定値「4」に対して「巳」のシンボル図柄7f,「申」のシンボル図柄7i,「酉」のシンボル図柄7jが、設定値「5」に対して「午」のシンボル図柄7g,「戌」のシンボル図柄7kが、設定値「6」に対して「亥」のシンボル図柄7lが、それぞれ対応付けられている。
また、このホストコンピュータ6は、過去の設定値対応表36も蓄積しており、新たな設定値対応表36を作成する上で参考となるようになっている。更に、このホストコンピュータ6には、後述する各スロット機2に対応付け設定されたシンボル図柄が何なのかということが一括して認識できるように、各第1制御基板10から情報を吸い上げ、台番とシンボル図柄というように対応させてモニタ画面にて一覧表示できるように構成されている。更に、このホストコンピュータ6には、第2表示部24に表示させるラッキーシンボル図柄は、何を設定したのかということも、第2制御基板20から情報を吸い上げ、モニタ画面にて確認することができるようになっている。
また、第1制御基板10には、各種の制御処理を行うCPU11,CPU11によって作動領域として利用される半導体メモリであるRAM12,CPU11で実行される各種制御プログラムやデータ等を記憶するROM13が備えられている。なお、上記したシンボル図柄7a〜7lは、シンボル図柄データとして、シンボル図柄データ記憶手段としてのROM13に記憶されている。
上記のように、本実施形態においては、設定値が「1」〜「6」の6個であるのに対し、シンボル図柄は、7a〜7lの12種類設定されているため、上記したように、例えば、設定値「1」に対して「子」,「丑」,「寅」の複数の異なるシンボル図柄を対応付けるというように、1つの設定値に対して複数の異なるシンボル図柄を対応付けることができる。従って、シンボル図柄データ記憶手段としてのROM13には、1つの設定値に対して異なる複数のシンボル図柄を設定できるだけの個数のシンボル図柄データが記憶されている。
このように、ROM13に、1つの設定値に対して異なる複数のシンボル図柄を設定できるだけの個数のシンボル図柄データが記憶されているため、1つの設定値に対して1つのシンボル図柄だけでなく、複数種類のシンボル図柄を組み合わせて構成したシンボル図柄の群を対応させることができるため、異なるシンボル図柄でも同じ設定値となる場合がある。これにより、シンボル図柄による設定値の推理が複雑化し、これにより、更に遊技に対する興趣の向上を図ることができる。
また、第1制御基板10は、第1受信部15がリモコン30からのシンボル図柄指定信号を受信することにより、該シンボル図柄指定信号が示すシンボル図柄7a〜7lを設定する。しかして、第1制御基板10は、第1受信部15がリモコン30からのシンボル図柄公開表示信号を受信したことを起因として、事前にシンボル図柄指定信号によって指定されたシンボル図柄7a〜7lを、遊技者に視認できるように第1表示部14に公開表示する。なお、第1受信部15がリモコン30からのシンボル図柄公開表示信号を受信することが、予め定めた設定値に関する情報の公開条件が成立することを示している。
また、第2制御基板20には、第1制御基板10と同様に、各種の制御処理を行うCPU21,CPU21によって作動領域として利用される半導体メモリであるRAM22,CPU21で実行される各種制御プログラムやデータ等を記憶するROM23が備えられている。なお、第1制御基板10のROM13と同様に、ROM23もシンボル図柄データ記憶手段としての機能を有し、シンボル図柄7a〜7lを表すシンボル図柄データが記憶されている。
この第2制御基板20は、第2受信部25がリモコン30からのラッキーシンボル図柄指定信号(本実施形態では、名称が違うだけで、シンボル図柄指定信号と実質同じ信号)を受信することにより、該ラッキーシンボル図柄指定信号が示すラッキーシンボル図柄(シンボル図柄7a〜7l)を設定する。しかして、第2制御基板20は、第2受信部25がリモコン30からのラッキーシンボル図柄公開表示信号(本実施形態では、名称が違うだけで、シンボル図柄公開表示信号と実質同じ信号)を受信したことを起因として、事前にラッキーシンボル図柄指定信号によって指定されたラッキーシンボル図柄(シンボル図柄7a〜7l)を、遊技者に視認できるように第2表示部24で公開表示する。なお、第2受信部25がリモコン30からのラッキーシンボル図柄公開表示信号を受信することが、予め定めた高設定値に関する情報の公開条件が成立することを示している。
また、第2制御基板20には、前述のように、スピーカ26が接続されており、第2表示部24にラッキーシンボル図柄が公開表示される際に、音響による演出が発生するが、この音響による演出を表す音響演出データは、ROM23に記憶されている。
以上、スロット機2及び設定値公開表示装置4等が接続される形態の構成について説明したが、次に、第1表示部14及び第2表示部24でそれぞれシンボル図柄7a〜7l及びラッキーシンボル図柄を表示させる際に行う操作について説明する。
例えば、あるスロット機2に設定値設定手段によって設定値「6」が設定されている場合、本実施形態においては、図5において示したように、設定値「6」には「亥」のシンボル図柄7lが対応付けられているため、このスロット機2でシンボル図柄を公開表示する際には、「亥」のシンボル図柄7lを公開表示することとなる。
そこで、公開表示の作業を行う遊技場の係員は、ホストコンピュータ6のディスプレーで表示される図5の設定値対応表36、あるいは、用紙に印刷された設定値対応表36によって設定値「6」に対応付けられているシンボル図柄が「亥」のシンボル図柄7lであることを確認する。確認した後、図4に示すリモコン30の設定ボタン32を押すことにより、リモコン30を操作可能な状態にする。リモコン30が操作可能となった後、リモコン30の選択ボタン34のうち、上記した「亥」に該当する選択ボタン34を押す。このように、「亥」に該当する選択ボタン34を押すことにより、ROM13内に記憶されている「亥」のシンボル図柄7lに関するシンボル図柄データを指定するシンボル図柄指定信号をリモコン30から送信可能な状態となる。リモコン30がROM13内に記憶されている「亥」のシンボル図柄7lに関するシンボル図柄データを指定するシンボル図柄指定信号を送信可能な状態となった状態で、リモコン30の送信部31を該当するスロット機2、即ち、設定値「6」が設定されたスロット機2に対応する第1受信部15に向けた後、リモコン30の設定完了ボタン33を押すことにより、送信部31からROM13内に記憶されている「亥」のシンボル図柄7lに関するシンボル図柄データを指定するシンボル図柄指定信号が発信され、この信号が第1受信部15で受信される。
そして、第1制御基板10では、第1受信部15で受信したシンボル図柄指定信号に基づいて、CPU11が「亥」のシンボル図柄7lを、いつでも、第1表示部14で公開表示することができる状態にする。
なお、上記したスロット機2に設定された設定値「6」に対応付けられた「亥」のシンボル図柄7lを第1表示部14で公開表示することができる状態にする作業は、遊技場の閉店後に行われる閉店作業の1つであるスロット機2の設定値を変更する作業と一緒に行うか、あるいは、遊技場の開店前に行われるスロット機2の設定値を確認する作業と一緒に行う。
前述のように、スロット機2に設定された設定値「6」に対応付けられた「亥」のシンボル図柄7lを第1表示部14で公開表示することができる状態で、リモコン30の送信部31を該当するスロット機2に対応する第1受信部15に向けた後、リモコン30の設定公開ボタン35を押すことにより、送信部31から「亥」のシンボル図柄7lの公開を指示するシンボル図柄公開表示信号が発信され、この信号が第1受信部15で受信される。
第1制御基板10では、第1受信部15がリモコン30からのシンボル図柄公開表示信号を受信したことを起因として、事前にシンボル図柄指定信号によって指定された「亥」のシンボル図柄7lを、遊技者に視認できるように第1表示部14に公開表示する。
上記の説明は、設定値「6」に対応するシンボル図柄が、1つに関するものであったが、図5に示す設定値対応表36中の設定値「5」のように、1つの設定値に複数のシンボル図柄が対応付けられている場合には、遊技店側の適宜判断で、選択ボタン34を押す際に、1つのシンボル図柄を選択するようにしなければならない。
なお、上記したように、各スロット機2に設定された設定値にシンボル図柄を対応付けて設定する際に、リモコン30及び設定値対応表36を用いるため、この設定値対応表36とリモコン30とによって、本実施形態に係るシンボル図柄設定手段が構成されるものである。
また、第2表示部24でラッキーシンボル図柄として、例えば、図5の設定値対応表36に基づいて、設定値「4」に対応付けた「巳」のシンボル図柄7f,「申」のシンボル図柄7i及び「酉」のシンボル図柄7jを公開表示するには、まず、遊技場の係員は上記と同様に、設定値対応表示36で設定値「4」に対応付けられているシンボル図柄が「巳」のシンボル図柄7f,「申」のシンボル図柄7i及び「酉」のシンボル図柄7jであることを確認する。確認した後、前述と同様に、図4に示すリモコン30の設定ボタン32を押すことにより、リモコン30を操作可能な状態にする。リモコン30が操作可能となった後、リモコン30の選択ボタン34のうち、上記した「巳」,「申」,「酉」に該当する選択ボタン34を押す。このように、「巳」,「申」,「酉」に該当する選択ボタン34を押すことにより、ROM23内に記憶されている「巳」,「申」,「酉」のラッキーシンボル図柄(シンボル図柄7f,7i,7j)に関するシンボル図柄データを指定するラッキーシンボル図柄指定信号をリモコン30から送信可能な状態となる。リモコン30がROM13内に記憶されている「巳」,「申」,「酉」のラッキーシンボル図柄(シンボル図柄7f,7i,7j)に関するシンボル図柄データを指定するラッキーシンボル図柄指定信号を送信可能な状態となった状態で、リモコン30の送信部31を該当する第2受信部25に向けた後、リモコン30の設定完了ボタン33を押すことにより、送信部31からROM23内に記憶されている「巳」,「申」,「酉」のシンボル図柄7f,7i,7jに関するシンボル図柄データを指定するラッキーシンボル図柄指定信号が発信され、この信号が第2受信部25で受信される。
そして、第2制御基板20では、第2受信部25で受信したラッキーシンボル図柄指定信号に基づいて、CPU21が「巳」,「申」,「酉」のシンボル図柄7f,7i,7jを、いつでも、3つの第2表示部24で「巳」,「申」,「酉」のシンボル図柄7f,7i,7jをラッキーシンボル図柄として公開表示することができる状態にする。
なお、第2表示部24でシンボル図柄7f,7i,7jを公開表示することができる状態とする作業は、次の営業開始前までに行なわれる。
前述のように、シンボル図柄7f,7i,7jを第2表示部24で公開表示することができる状態で、リモコン30の送信部31を該当する第2受信部25に向けた後、リモコン30の設定公開ボタン35を押すことにより、送信部31から「巳」,「申」,「酉」のシンボル図柄7f,7i,7jの公開を指示するラッキーシンボル図柄公開表示信号が発信され、この信号が第2受信部25で受信される。
第2制御基板20では、第2受信部25がリモコン30からのラッキーシンボル図柄公開表示信号を受信したことを起因として、事前にラッキーシンボル図柄指定信号によって指定された「巳」,「申」,「酉」のシンボル図柄7f,7i,7jを、遊技者に視認できるように第2表示部24に公開表示する。
そして、第2表示部24にラッキーシンボル図柄が公開表示される際には(より正確には、第2表示部24にラッキーシンボル図柄が公開表示される前に)、スピーカ26から音響による演出が発生するため、ラッキーシンボル図柄が発表されることを広く遊技者に伝えることができるため、多くの遊技者がラッキーシンボル図柄に注目し、これにより、ラッキーシンボル図柄の発表に対する興趣を更に向上させることができる。
上記したように、本実施形態に係る設定値公開表示装置4では、複数種類の設定値に図形又は絵柄で構成される複数種類のシンボル図柄の中から1つを対応付け設定するシンボル図柄設定手段と、複数種類のシンボル図柄7a〜7lのそれぞれを表すシンボル図柄データが記憶されるROM13と、スロット機2毎に設けられ且つ設定値に対応するシンボル図柄7a〜7lを表すシンボル図柄データをROM13から読み出して表示する第1表示部14と、予め定めた設定値に関する情報の公開条件が成立したことに基づいて、設定値に対応するシンボル図柄7a〜7lを遊技者に視認できるように第1表示部14に公開表示するCPU11と、を備えた。このように、設定値に関する情報の公開条件が成立しないと、遊技店によって設定値に対応付けられたシンボル図柄7a〜7lが公開表示されないため、遊技店側の利益を確保しつつ、遊技者側の「設定値を知りたい」という要望を程よく満たすことができる。
また、第1表示部14に公開表示される、設定値を表すキャラクタ等のシンボル図柄7a〜7lは、設定値設定手段によって設定された設定値に基づいて遊技店側が予め決定して対応付けるものであり、シンボル図柄7a〜7lと対応する設定値を遊技者が知るものではないため、即ち、設定値とシンボル図柄との対応関係は遊技店側しか知らない情報であるため、特許文献1の先願公報のように、設定値に関する情報が公開表示されてすぐに自分が遊技しているスロット機2の設定値が分かってしまい、遊技の興趣が低下して遊技者が落胆してしまうということはない。
また、同じシンボル図柄が公開表示されている他のスロット機2の遊技成績が自分のスロット機2の遊技成績と相違しており、例えば、大当りがよく発生するスロット機2であるような場合には、それまで自分のスロット機2の遊技成績が悪くてもその悪いイメージを払拭することができる。このため、特許文献1の先願公報のように、「2or5」等のような設定値の情報が公開表示され、実際には高設定がされていても設定値の情報が公開表示されたときにたまたまスランプであったような場合には、そのスロット機2に対してその日の営業中ずっと悪いイメージを持たれたままとなり、終局的に特定のスロット機2の稼働率だけが極端に低下してしまうという問題点があるが、本実施形態に係る設定値公開表示装置4には、そのようなことがない。
また、遊技者がスロット機2の設定値を推理するためには、公開表示されたシンボル図柄7a〜7lだけでは判断することができず、他のスロット機2で公開表示されたシンボル図柄7a〜7lを参照しないと自分のスロット機2の設定値を推理することができない。このように、遊技者に他のスロット機2の遊技成績を考慮に入れて自分のスロット機2の設定値を推理するという新しい興味を喚起させることができ、遊技に対する興趣の向上を図ることができる。
また、上記したように、本実施形態に係る設定値公開表示装置4では、ROM13には、1つの設定値に対して異なる複数のシンボル図柄7a〜7lを対応付けることができるだけの個数のシンボル図柄データが記憶されているため、即ち、1つの設定値に対して1つのシンボル図柄7a〜7lだけでなく、複数種類のシンボル図柄7a〜7lを組み合わせて構成したシンボル図柄7a〜7lの群を対応させることができるため、異なるシンボル図柄7a〜7lでも同じ設定値となる場合がある。これにより、シンボル図柄7a〜7lによる設定値の推理が複雑化し、これにより、更に遊技に対する興趣の向上を図ることができる。
また、上記したように、本実施形態に係る設定値公開表示装置4では、遊技機島1に設けられ且つシンボル図柄設定手段によって大当り確率が高い高設定値に対して設定されたシンボル図柄7a〜7lであるラッキーシンボル図柄を表すシンボル図柄データをROM23から読み出して表示する第2表示部24と、予め定めた高設定値に関する情報の公開条件が成立したことに基づいて、ラッキーシンボル図柄を遊技者に視認できるように第2表示部24に公開表示するCPU21と、を備えたため、高設定値に関する情報の公開条件が成立したことに基づいて、第2表示部24でラッキーシンボル図柄を公開表示することにより、遊技者に自分の推理が正しかったという満足感を与えることができると共に、ラッキーシンボル図柄の公開表示を一種のイベントとすることができ、集客率を向上させることができる。
なお、上記した本実施形態においては、予め定めた設定値に関する情報の公開条件は、遊技店側の判断でリモコン30を用いて送信されるシンボル図柄7a〜7lの公開表示を行なうシンボル図柄公開表示信号を、設定値公開表示装置4の第1受信部14が受信したときに成立するものを示したが、これに限らず、例えば、営業開始時からのスロット機2のスタート回数が所定回数、例えば、2000回に達したときに成立するもの等であってもよい。
また、上記した本実施形態においては、予め定めた高設定値に関する情報の公開条件は、遊技店側の判断でリモコン30を用いて送信されるラッキーシンボル図柄の公開表示を行なうラッキーシンボル図柄公開表示信号を、設定値公開表示装置4の第2受信部24が受信したときに成立するものを示したが、これに限らず、例えば、タイマ等を設けておき、このタイマが所定の時間、例えば、閉店3時間前を示したときにラッキーシンボル図柄の公開表示を行なうラッキーシンボル図柄公開表示信号がリモコンから自動的に送信され、このリモコンから送信されたラッキーシンボル図柄公開表示信号を設定値公開表示装置4の第2受信部24が受信したときに成立するもの等であってもよい。
スロット機が列設されると共に設定値公開表示装置が設けられた遊技機島の正面図である。 十二支で表されるシンボル図柄を示す図である。 スロット機,ホールコンピュータ,ホストコンピュータ等が相互に接続される形態を示したブロック図である。 スロット機毎にシンボル図柄を公開表示させる際及び設定する際に操作するリモコンの正面図である。 設定値に対してシンボル図柄を対応させる際に用いる設定値対応表である。
符号の説明
1 遊技機島
2 スロット機(遊技機)
4 設定値公開表示装置
7a〜7l シンボル図柄
11 CPU(設定公開手段)
13 ROM(シンボル図柄データ記憶手段)
14 第1表示部(第1表示手段)
21 CPU(ラッキーシンボル図柄公開手段)
23 ROM(シンボル図柄データ記憶手段)
24 第2表示部(第2表示手段)
26 スピーカ(音響演出発生手段)

Claims (4)

  1. 遊技機島に列設され且つ段階的に設定される複数種類の大当たり確率にそれぞれ対応する複数種類の設定値から1つを選択して設定する設定値設定手段を備えた遊技機における設定された前記大当たり確率の設定値に関する情報を公開表示する設定値公開表示装置において、
    前記設定値公開表示装置は、
    前記複数種類の設定値に図形又は絵柄で構成される複数種類のシンボル図柄の中から1つを対応付け設定するシンボル図柄設定手段と、
    前記複数種類のシンボル図柄のそれぞれを表す複数のシンボル図柄データが記憶されるシンボル図柄データ記憶手段と、
    遊技機毎に設けられ且つ前記設定値設定手段で選択された設定値に対応するシンボル図柄を表すシンボル図柄データを前記シンボル図柄データ記憶手段から読み出して表示するための第1表示手段と、
    予め定めた設定値に関する情報の公開条件が成立したことに基づいて、前記シンボル図柄設定手段によって設定値に対して設定されたシンボル図柄を遊技者に視認できるように前記第1表示手段に公開表示する設定公開手段と、を備えたことを特徴とする設定値公開表示装置。
  2. 前記シンボル図柄データ記憶手段には、1つの設定値に対して異なる複数のシンボル図柄を対応付けることができるだけの個数のシンボル図柄データが記憶されていることを特徴とする請求項1記載の設定値公開表示装置。
  3. 前記設定値公開表示装置は、
    前記遊技機島に設けられ且つ前記シンボル図柄設定手段によって大当り確率が高い高設定値に対して設定されたシンボル図柄であるラッキーシンボル図柄を表すシンボル図柄データを前記シンボル図柄データ記憶手段から読み出して表示する第2表示手段と、
    予め定めた高設定値に関する情報の公開条件が成立したことに基づいて、前記ラッキーシンボル図柄を遊技者に視認できるように前記第2表示手段に公開表示するラッキーシンボル図柄公開手段と、を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の設定値公開表示装置。
  4. 前記第2表示手段に前記ラッキーシンボル図柄が公開表示される際、音響による演出を発生させる音響演出発生手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の設定値公開表示装置。

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