JP2006074118A - キャリア選択処理方法、発信処理方法、およびip電話装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】IP電話装置1に、任意の相手IP電話装置に対する発信要求を呼制御装置2へ送信した後に当該呼制御装置2から通知される有料通知信号を検出する信号検出部を設け、各キャリアのうち信号検出部で当該呼制御装置2からの有料通知信号が検出されなかったキャリアを相手IP電話装置とVoIP通話を行うためのキャリアとして選択する。
【選択図】 図1
Description
公衆電話網では、発側電話装置と着側電話装置の間の通信距離や通話時間帯などで通話料金が算出される。このためLCR技術では、発側電話番号と着側電話番号とから両者間の通信距離を算出し、その発信時刻に基づき最も通話料金の安価なキャリアを選択するものとなっている。したがって、このような公衆電話網でのLCR技術をIP電話サービスに応用して、相手IP電話装置に応じた呼制御装置またはそのキャリアを選択する方法が考えられる。
また、相手IP電話装置の電話番号でその加入キャリアを割り出す方法もあるが、キャリアが変わって電話番号が変わらない番号ポータビリティサービスを用いている場合には、電話番号とキャリアとの対応関係が固定的ではなくなるため、相手IP電話装置の電話番号でその加入キャリアを割り出すことができない。
[IP電話サービスシステム]
まず、図1を参照して、本発明の一実施の形態にかかるIP電話装置が用いられるIP電話サービスシステムについて説明する。図1は、本発明の一実施の形態にかかるIP電話装置が用いられるIP電話サービスシステムの構成を示すブロック図である。
次に、図2を参照して、本発明の一実施の形態にかかるIP電話装置について詳細に説明する。図2は、本発明の一実施の形態にかかるIP電話装置の構成を示すブロック図である。
このIP電話装置1は、内蔵するコンピュータで制御される電話装置であり、通信インターフェース部(以下、通信I/F部という)11、音声処理部12、信号検出部13、表示部14、操作入力部15、記憶部16、および制御部17が設けられている。
音声処理部12は、音声インターフェース(以下、音声I/Fという)としてマイクやスピーカを有し、これら音声I/Fで入出力される音声信号と通信I/F部11との間でやり取りされる音声パケットとを相互に変換処理するとともに、着信音や保留音などの各種信号音を生成して音声I/Fあるいは音声パケットとして出力する回路部である。
表示部14は、LCDやLEDなどからなり、制御部17からの指示に基づき各種情報あるいは着信などの動作状態を表示する回路部である。
操作入力部15は、各種キーやフックスイッチなどからなり、利用者の操作を検出して制御部17へ出力する回路部である。
キャリア選択情報16Bでは、図4に示すように、任意の相手IP電話装置ごとに、当該相手電話装置の電話番号、前回の無料通話で用いたキャリアを示す無料キャリア、および無料通話不可能な場合に優先して利用するキャリアを示す優先キャリアが管理されている。制御部17では、呼制御装置またはキャリアを選択する際、このキャリア選択情報16Bを参照して任意の相手IP電話装置に対応するキャリアを選択する。
次に、図5を参照して、本発明の一実施の形態にかかる呼制御装置について詳細に説明する。図5は、本発明の一実施の形態にかかる呼制御装置の構成を示す説明図である。
この呼制御装置2は、内蔵するコンピュータで制御される呼制御サーバや呼制御ルータなどの通信装置であり、通信インターフェース部(以下、通信I/F部という)21、信号送出部22、記憶部23、および制御部24が設けられている。
信号送出部22は、制御部24からの指示に応じて、通話料金が有料となる旨を利用者へ通知するための有料通知信号を音声パケットに格納し、通信I/F部21を介して発信要求元のIP電話装置1へ送信する回路部である。
制御部24は、コンピュータとしてCPUなどのマイクロプロセッサとその周辺回路を有し、記憶部23からプログラムを読み込んで実行することにより、上記ハードウェアとプログラムとを協働させて各種機能手段を実現する機能部である。この制御部24で実現される機能手段としては、呼制御手段24Aがある。
次に、図6を参照して、本発明の一実施の形態にかかるIP電話装置の動作について詳細に説明する。図6は、本発明の一実施の形態にかかるIP電話装置の発信時におけるキャリア選択動作を示すフローチャートである。なお、IP電話装置1と呼制御装置2とは、任意の相手IP電話装置への発信から、応答、通話、さらには終話までの処理に必要な各種呼制御メッセージを、SIPなどの公知のプロトコルに基づきやり取りするものとし、その詳細な手順についての説明は省略する。
そして、無料キャリアが登録されている場合は(ステップ101:YES)、その無料キャリアを最初に発信要求を送信するキャリアとして選択し、(ステップ102)、無料キャリアが設定されていない場合は(ステップ101:NO)、記憶部16のキャリア接続情報16Aからいずれか1つのキャリアを最初に発信要求を送信するキャリアとして選択する(ステップ103)。
その後、呼制御装置2からの有料通知信号を検出するために待機し、信号検出部13で有料通知信号が検出されて当該キャリアでの通話が有料であると確認した場合(ステップ111:YES)、当該キャリアの呼制御装置2へ送信した発信要求をキャンセルするための発信中止を当該呼制御装置2へ送信する(ステップ112)。
一方、ステップ111において、信号検出部13で有料通知信号が検出されなかった場合は(ステップ111:NO)、当該キャリアでの通話が無料であると判断し、当該キャリアを記憶部16のキャリア接続情報16Aへ当該相手先電話番号の無料キャリアとして登録し(ステップ117)、当該キャリアの呼制御装置2へ送信した発信要求による相手IP電話装置への発信動作を継続し(ステップ115)、一連のキャリア選択処理を終了して、通話処理へ移行する。
Claims (8)
- IP電話サービスを提供する各キャリアの呼制御装置で実施される呼制御に基づきIP通信網を介して所望の相手IP電話装置と接続し、当該相手IP電話装置との間で音声パケットを送受信することによりVoIP通話を実現するIP電話装置で、発信時に用いるキャリアを前記相手IP電話装置に応じて選択するキャリア選択処理方法であって、
前記IP電話装置により、任意の相手IP電話装置に対する発信要求を前記呼制御装置へ送信した後に当該呼制御装置から通知される有料通知信号を検出する信号検出ステップと、
前記IP電話装置により、各キャリアのうち前記信号検出ステップで当該呼制御装置からの有料通知信号が検出されなかったキャリアを前記相手IP電話装置とVoIP通話を行うためのキャリアとして選択する呼制御ステップと
を備えることを特徴とするキャリア選択処理方法。 - IP電話サービスを提供する各キャリアの呼制御装置で実施される呼制御に基づきIP通信網を介して所望の相手IP電話装置と接続し、当該相手IP電話装置との間で音声パケットを送受信することによりVoIP通話を実現するIP電話装置で、前記相手IP電話装置に応じたキャリアを用いて発信する発信処理方法であって、
前記IP電話装置により、任意の相手IP電話装置に対する発信要求を前記呼制御装置へ送信した後に当該呼制御装置から通知される有料通知信号を検出する信号検出ステップと、
前記IP電話装置により、任意の相手IP電話装置へ発信する際、各キャリアのうちから選択したいずれか1つのキャリアの呼制御装置へ発信要求を送信する第1のステップと、
前記IP電話装置により、前記第1のステップで前記発信要求を送信した後、当該呼制御装置からの有料通知信号が前記信号検出ステップで検出された場合は当該キャリアを用いた発信を中止して各キャリアのうちから新たに選択したいずれか1つのキャリアの呼制御装置へ発信要求を送信する第2のステップと、
前記IP電話装置により、前記第1または第2のステップで前記発信要求を送信した後、前記呼制御装置からの有料通知信号が前記信号検出ステップで検出されなかった場合は当該キャリアを用いた発信動作を継続する第3のステップと
を備えることを特徴とする発信処理方法。 - 請求項2に記載の発信処理方法において、
前記第3のステップは、前記有料通知信号が検出されなかった呼制御装置のキャリアを無料キャリアとして前記相手IP電話装置と対応付けて記憶部で記憶し、
前記第1のステップは、各キャリアのいずれかを最初に選択する際、前記記憶部で当該相手IP電話装置に対応付けて記憶している無料キャリアを選択する
ことを特徴とする発信処理方法。 - 請求項2に記載の発信処理方法において、
前記第2のステップは、前記キャリアのすべてについてそれぞれの呼制御装置から前記有料通知信号が検出された場合は、当該相手IP電話装置に対応付けて予め記憶部で記憶している優先キャリアの呼制御装置へ発信要求を送信し、当該キャリアの呼制御装置を用いた発信動作を継続することを特徴とする発信処理方法。 - IP電話サービスを提供する各キャリアの呼制御装置で実施される呼制御に基づきIP通信網を介して所望の相手IP電話装置と接続し、当該相手IP電話装置との間で音声パケットを送受信することによりVoIP通話を実現するIP電話装置であって、
任意の相手IP電話装置に対する発信要求を前記呼制御装置へ送信した後に当該呼制御装置から通知される有料通知信号を検出する信号検出部と、
各キャリアのうち前記信号検出部で当該呼制御装置からの前記有料通知信号が検出されなかったキャリアを前記相手IP電話装置とVoIP通話を行うためのキャリアとして選択する呼制御手段と
を備えることを特徴とするIP電話装置。 - IP電話サービスを提供する各キャリアの呼制御装置で実施される呼制御に基づきIP通信網を介して所望の相手IP電話装置と接続し、当該相手IP電話装置との間で音声パケットを送受信することによりVoIP通話を実現するIP電話装置であって、
任意の相手IP電話装置に対する発信要求を前記呼制御装置へ送信した後に当該呼制御装置から通知される有料通知信号を検出する信号検出部と、
任意の相手IP電話装置へ発信する際、各キャリアのうちから選択したいずれか1つのキャリアの呼制御装置へ発信要求を送信し、当該呼制御装置からの有料通知信号が前記信号検出部で検出された場合は当該キャリアを用いた発信を中止して各キャリアのうちから新たに選択したいずれか1つのキャリアの呼制御装置へ発信要求を送信し、前記呼制御装置からの有料通知信号が前記信号検出部で検出されなかった場合は当該キャリアを用いた発信動作を継続する呼制御手段と
を備えることを特徴とするIP電話装置。 - 請求項6に記載のIP電話装置において、
前記呼制御手段は、前記有料通知信号が検出されなかった呼制御装置のキャリアを無料キャリアとして前記相手IP電話装置と対応付けて記憶部で記憶し、各キャリアのいずれかを最初に選択する際、前記記憶部で当該相手IP電話装置に対応して記憶している無料キャリアを選択することを特徴とするIP電話装置。 - 請求項6に記載のIP電話装置において、
前記呼制御手段は、前記キャリアのすべてについてそれぞれの呼制御装置から前記有料通知信号が検出された場合は、当該相手IP電話装置に対応付けて予め記憶部で記憶している優先キャリアの呼制御装置へ発信要求を送信し、当該キャリアを用いた発信動作を継続することを特徴とするIP電話装置。
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JP2010136178A (ja) * | 2008-12-05 | 2010-06-17 | Nakayo Telecommun Inc | Ip回線選択機能を有する通信制御装置 |
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