JP2006074118A - キャリア選択処理方法、発信処理方法、およびip電話装置 - Google Patents

キャリア選択処理方法、発信処理方法、およびip電話装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006074118A
JP2006074118A JP2004251778A JP2004251778A JP2006074118A JP 2006074118 A JP2006074118 A JP 2006074118A JP 2004251778 A JP2004251778 A JP 2004251778A JP 2004251778 A JP2004251778 A JP 2004251778A JP 2006074118 A JP2006074118 A JP 2006074118A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
call
carrier
call control
telephone
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004251778A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4225259B2 (ja
Inventor
Kiwa Sugimoto
喜和 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Saxa Inc
Original Assignee
Saxa Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Saxa Inc filed Critical Saxa Inc
Priority to JP2004251778A priority Critical patent/JP4225259B2/ja
Publication of JP2006074118A publication Critical patent/JP2006074118A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4225259B2 publication Critical patent/JP4225259B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Meter Arrangements (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

【課題】相手IP電話装置に応じて通話料金を節約できるキャリアを適切に選択する。
【解決手段】IP電話装置1に、任意の相手IP電話装置に対する発信要求を呼制御装置2へ送信した後に当該呼制御装置2から通知される有料通知信号を検出する信号検出部を設け、各キャリアのうち信号検出部で当該呼制御装置2からの有料通知信号が検出されなかったキャリアを相手IP電話装置とVoIP通話を行うためのキャリアとして選択する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、IP電話技術に関し、特にVoIP(Voice over IP)技術を用いたIP電話サービスを提供するキャリアを選択するキャリア選択技術に関する。
インターネットに代表されるIP通信網の普及に伴い、このIP通信網を介して音声パケットをやり取りすることにより音声通信を行うVoIP技術を用いたIP電話サービスが提供されつつある。特に、IP電話サービスでは、従来の公衆電話網(PSTN:Public Switched Telephone Networks)と比較してその通信コストが安価なことから、多くの注目を集めている。
このようなIP電話サービスでは、各キャリアがSIP(Session Initiation Protocol)などのプロトコルに基づき呼制御を行うサーバやルータなどの呼制御装置をIP通信網に配置し、加入者がIP電話装置から任意のキャリアの呼制御装置へ接続して発信要求を行うことにより、相手IP電話装置を呼び出すものとなっている。この際、同一キャリアあるいは提携キャリアのIP電話サービスに加入している加入者間についてはその通話料金が無料となるが、他のキャリアのIP電話サービスに加入している相手IP電話装置に対しては、ゲートウェイなどの設備を使用するなどの理由からその通話料金が有料となる。したがって、通話料金を節約するためには相手IP電話装置に応じてキャリアを選択する必要がある。
従来、公衆電話網において、通話料金を節約する目的で、所定の条件に基づき電話サービスを提供する複数のキャリアのうちのいずれかを選択するLCR(Least Cost Routing)技術が提案されている(例えば、特許文献1など参照)。
公衆電話網では、発側電話装置と着側電話装置の間の通信距離や通話時間帯などで通話料金が算出される。このためLCR技術では、発側電話番号と着側電話番号とから両者間の通信距離を算出し、その発信時刻に基づき最も通話料金の安価なキャリアを選択するものとなっている。したがって、このような公衆電話網でのLCR技術をIP電話サービスに応用して、相手IP電話装置に応じた呼制御装置またはそのキャリアを選択する方法が考えられる。
なお、出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に関連する先行技術文献を出願時までに発見するには至らなかった。
特開平5−130240号公報
しかしながら、このような従来技術では、電話番号でその電話装置の設置エリアが決定することを前提として、発側電話番号と着側電話番号とから算出した両者間の通信距離に基づき通話料金を算出しているため、通信距離ではなく両者が加入しているキャリアにより通話料金が有料/無料となるIP電話サービスに対してそのまま適用できず、通話料金の節約を目的として相手IP電話装置に応じたキャリアを適切に選択できないという問題点があった。
また、相手IP電話装置の電話番号でその加入キャリアを割り出す方法もあるが、キャリアが変わって電話番号が変わらない番号ポータビリティサービスを用いている場合には、電話番号とキャリアとの対応関係が固定的ではなくなるため、相手IP電話装置の電話番号でその加入キャリアを割り出すことができない。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、IP電話サービスにおいて相手IP電話装置に応じて通話料金を節約できるキャリアを適切に選択できるキャリア選択処理方法、発信処理方法、およびIP電話装置を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかるキャリア選択処理方法は、IP電話サービスを提供する各キャリアの呼制御装置で実施される呼制御に基づきIP通信網を介して所望の相手IP電話装置と接続し、当該相手IP電話装置との間で音声パケットを送受信することによりVoIP通話を実現するIP電話装置で、発信時に用いるキャリアを相手IP電話装置に応じて選択するキャリア選択処理方法であって、IP電話装置により、任意の相手IP電話装置に対する発信要求を呼制御装置へ送信した後に当該呼制御装置から通知される有料通知信号を検出する信号検出ステップと、IP電話装置により、各キャリアのうち信号検出ステップで当該呼制御装置からの有料通知信号が検出されなかったキャリアを相手IP電話装置とVoIP通話を行うためのキャリアとして選択する呼制御ステップとを備える。
また、本発明にかかる発信処理方法は、IP電話サービスを提供する各キャリアの呼制御装置で実施される呼制御に基づきIP通信網を介して所望の相手IP電話装置と接続し、当該相手IP電話装置との間で音声パケットを送受信することによりVoIP通話を実現するIP電話装置で、相手IP電話装置に応じたキャリアを用いて発信する発信処理方法であって、IP電話装置により、任意の相手IP電話装置に対する発信要求を呼制御装置へ送信した後に当該呼制御装置から通知される有料通知信号を検出する信号検出ステップと、IP電話装置により、任意の相手IP電話装置へ発信する際、各キャリアのうちから選択したいずれか1つのキャリアの呼制御装置へ発信要求を送信する第1のステップと、IP電話装置により、第1のステップで発信要求を送信した後、当該呼制御装置からの有料通知信号が信号検出ステップで検出された場合は当該キャリアを用いた発信を中止して各キャリアのうちから新たに選択したいずれか1つのキャリアの呼制御装置へ発信要求を送信する第2のステップと、IP電話装置により、第1または第2のステップで発信要求を送信した後、呼制御装置からの有料通知信号が信号検出ステップで検出されなかった場合は当該キャリアを用いた発信動作を継続する第3のステップとを備える。
この際、第3のステップで、有料通知信号が検出されなかった呼制御装置のキャリアを無料キャリアとして相手IP電話装置と対応付けて記憶部で記憶し、第1のステップで、各キャリアのいずれかを最初に選択する際、記憶部で当該相手IP電話装置に対応付けて記憶している無料キャリアを選択するようにしてもよい。
また、第2のステップで、キャリアのすべてについてそれぞれの呼制御装置から有料通知信号が検出された場合は、当該相手IP電話装置に対応付けて予め記憶部で記憶している優先キャリアの呼制御装置へ発信要求を送信し、当該キャリアの呼制御装置を用いた発信動作を継続するようにしてもよい。
また、本発明にかかるIP電話装置は、IP電話サービスを提供する各キャリアの呼制御装置で実施される呼制御に基づきIP通信網を介して所望の相手IP電話装置と接続し、当該相手IP電話装置との間で音声パケットを送受信することによりVoIP通話を実現するIP電話装置であって、任意の相手IP電話装置に対する発信要求を呼制御装置へ送信した後に当該呼制御装置から通知される有料通知信号を検出する信号検出部と、各キャリアのうち信号検出部で当該呼制御装置からの有料通知信号が検出されなかったキャリアを相手IP電話装置とVoIP通話を行うためのキャリアとして選択する呼制御手段とを備える。
また、本発明にかかる他のIP電話装置は、IP電話サービスを提供する各キャリアの呼制御装置で実施される呼制御に基づきIP通信網を介して所望の相手IP電話装置と接続し、当該相手IP電話装置との間で音声パケットを送受信することによりVoIP通話を実現するIP電話装置であって、任意の相手IP電話装置に対する発信要求を呼制御装置へ送信した後に当該呼制御装置から通知される有料通知信号を検出する信号検出部と、任意の相手IP電話装置へ発信する際、各キャリアのうちから選択したいずれか1つのキャリアの呼制御装置へ発信要求を送信し、当該呼制御装置からの有料通知信号が信号検出部で検出された場合は当該キャリアを用いた発信を中止して各キャリアのうちから新たに選択したいずれか1つのキャリアの呼制御装置へ発信要求を送信し、呼制御装置からの有料通知信号が信号検出部で検出されなかった場合は当該キャリアを用いた発信動作を継続する呼制御手段とを備える。
この際、呼制御手段で、有料通知信号が検出されなかった呼制御装置のキャリアを無料キャリアとして相手IP電話装置と対応付けて記憶部で記憶し、各キャリアのいずれかを最初に選択する際、記憶部で当該相手IP電話装置に対応して記憶している無料キャリアを選択するようにしてもよい。
また、呼制御手段で、キャリアのすべてについてそれぞれの呼制御装置から有料通知信号が検出された場合は、当該相手IP電話装置に対応付けて予め記憶部で記憶している優先キャリアの呼制御装置へ発信要求を送信し、当該キャリアを用いた発信動作を継続するようにしてもよい。
本発明によれば、IP電話装置に設けられた信号検出部で各キャリアのうち当該呼制御装置からの有料通知信号が検出されなかったキャリアが、相手IP電話装置とVoIP通話を行うためのキャリアとして選択されるため、当該相手IP電話装置への電話料金が無料となるキャリアが選択される。
また、より具体的な発信処理として、任意の相手IP電話装置へ発信する際、各キャリアのうちから選択されたいずれか1つのキャリアの呼制御装置へ発信要求が送信され、当該呼制御装置からの有料通知信号が検出された場合は当該キャリアを用いた発信が中止されて各キャリアのうちから新たに選択されたいずれか1つのキャリアの呼制御装置へ発信要求が送信され、呼制御装置からの有料通知信号が検出されなかった場合は当該キャリアを用いた発信動作が継続されるため、当該相手IP電話装置への電話料金が無料となるキャリアが選択される。
したがって、キャリアにより通話料金が有料/無料となるIP電話サービスであっても、さらにはキャリアが変わって電話番号が変わらない番号ポータビリティサービスが用いられる場合であっても、それぞれの相手IP電話端末ごとにその通話料金が無料となるキャリアを適切に選択することができ、IP電話サービスにおいて通話料金を確実に節約できる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[IP電話サービスシステム]
まず、図1を参照して、本発明の一実施の形態にかかるIP電話装置が用いられるIP電話サービスシステムについて説明する。図1は、本発明の一実施の形態にかかるIP電話装置が用いられるIP電話サービスシステムの構成を示すブロック図である。
このIP電話サービスシステムは、IP通信網3に接続された複数のIP電話装置1と複数の呼制御装置2とから構成されている。IP電話装置1は、音声パケットを送受信することによりIP通信網3を介して他のIP電話装置1とVoIP通話を行う。呼制御装置2は、IP電話サービスを提供する各キャリアが配置した呼制御サーバや呼制御ルータからなり、SIP(Session Initiation Protocol)などのプロトコルに基づきIP電話装置1の呼制御を行う。
本実施の形態では、IP電話装置1に、任意の相手IP電話装置に対する発信要求を呼制御装置へ送信した後に当該呼制御装置から通知される有料通知信号を検出する信号検出部を設け、各キャリアのうち信号検出部で当該呼制御装置からの有料通知信号が検出されなかったキャリアを相手IP電話装置とVoIP通話を行うためのキャリアとして選択するようにしたものである。
[IP電話装置]
次に、図2を参照して、本発明の一実施の形態にかかるIP電話装置について詳細に説明する。図2は、本発明の一実施の形態にかかるIP電話装置の構成を示すブロック図である。
このIP電話装置1は、内蔵するコンピュータで制御される電話装置であり、通信インターフェース部(以下、通信I/F部という)11、音声処理部12、信号検出部13、表示部14、操作入力部15、記憶部16、および制御部17が設けられている。
通信I/F部11は、IP通信網3を介して呼制御用パケットや音声パケットなどの各種パケットを送受信する回路部である。
音声処理部12は、音声インターフェース(以下、音声I/Fという)としてマイクやスピーカを有し、これら音声I/Fで入出力される音声信号と通信I/F部11との間でやり取りされる音声パケットとを相互に変換処理するとともに、着信音や保留音などの各種信号音を生成して音声I/Fあるいは音声パケットとして出力する回路部である。
信号検出部13は、音声処理部12で音声信号に変換された呼制御装置2からの有料通知信号を検出して制御部17へ出力する回路部である。
表示部14は、LCDやLEDなどからなり、制御部17からの指示に基づき各種情報あるいは着信などの動作状態を表示する回路部である。
操作入力部15は、各種キーやフックスイッチなどからなり、利用者の操作を検出して制御部17へ出力する回路部である。
記憶部16は、メモリやハードディスクなどからなり、制御部17での処理に用いる各種情報やプログラム16Pを記憶する記憶装置である。この記憶部16で記憶される情報としては、キャリア接続情報16Aやキャリア選択情報16Bがある。これらキャリア接続情報16A、キャリア選択情報16B、およびプログラム16Pは、操作入力部15あるいは通信I/F部11を介して他の装置から記憶部16へ予め格納される。
キャリア接続情報16Aでは、図3に示すように、当該IP電話装置が加入しているキャリアごとに、そのキャリアの呼制御装置のアドレスが管理されている。制御部17では、任意の呼制御装置2へ発信要求などの呼制御メッセージを送信する際、このキャリア接続情報16Aで管理されている当該呼制御装置2のアドレスを用いて送信する。
キャリア選択情報16Bでは、図4に示すように、任意の相手IP電話装置ごとに、当該相手電話装置の電話番号、前回の無料通話で用いたキャリアを示す無料キャリア、および無料通話不可能な場合に優先して利用するキャリアを示す優先キャリアが管理されている。制御部17では、呼制御装置またはキャリアを選択する際、このキャリア選択情報16Bを参照して任意の相手IP電話装置に対応するキャリアを選択する。
制御部17は、コンピュータとしてCPUなどのマイクロプロセッサとその周辺回路を有し、記憶部16からプログラム16Pを読み込んで実行することにより、上記ハードウェアとプログラム16Pとを協働させて各種機能手段を実現する機能部である。この制御部17で実現される機能手段としては、呼制御手段17Aがある。
呼制御手段17Aは、通信I/F部11を介して任意の呼制御装置2と呼制御メッセージをやり取りすることにより、当該IP電話装置1の動作全体を制御する機能手段である。本実施の形態では、この呼制御手段17Aにより、各キャリアのうち当該呼制御装置からの有料通知信号が信号検出部13で検出されなかったキャリアを相手IP電話装置とVoIP通話を行うためのキャリアとして選択するようにしたものである。
[呼制御装置]
次に、図5を参照して、本発明の一実施の形態にかかる呼制御装置について詳細に説明する。図5は、本発明の一実施の形態にかかる呼制御装置の構成を示す説明図である。
この呼制御装置2は、内蔵するコンピュータで制御される呼制御サーバや呼制御ルータなどの通信装置であり、通信インターフェース部(以下、通信I/F部という)21、信号送出部22、記憶部23、および制御部24が設けられている。
通信I/F部21は、IP通信網3を介して呼制御用パケットや音声パケットなどの各種パケットを送受信する回路部である。
信号送出部22は、制御部24からの指示に応じて、通話料金が有料となる旨を利用者へ通知するための有料通知信号を音声パケットに格納し、通信I/F部21を介して発信要求元のIP電話装置1へ送信する回路部である。
記憶部23は、制御部24での処理に用いる各種情報やプログラムを記憶する記憶装置である。これら情報およびプログラムは、通信I/F部21を介して他の装置から記憶部23へ予め格納される。
制御部24は、コンピュータとしてCPUなどのマイクロプロセッサとその周辺回路を有し、記憶部23からプログラムを読み込んで実行することにより、上記ハードウェアとプログラムとを協働させて各種機能手段を実現する機能部である。この制御部24で実現される機能手段としては、呼制御手段24Aがある。
呼制御手段24Aは、通信I/F部21を介して任意のIP電話装置1と呼制御メッセージをやり取りすることにより、各IP電話装置1を呼制御する機能手段である。特に、任意のIP電話装置1から発信要求があった場合、その発信要求で指定された相手IP電話装置への通話料金が有料の場合にのみ、信号送出部22に対して有料通知信号の送信を指示する。本実施の形態では、発信要求に応じて呼制御装置2から送信される有料通知信号に基づいて、IP電話装置1により任意の相手IP電話装置とのVoIP通話が有料か否かを判定している。
[IP電話装置の動作]
次に、図6を参照して、本発明の一実施の形態にかかるIP電話装置の動作について詳細に説明する。図6は、本発明の一実施の形態にかかるIP電話装置の発信時におけるキャリア選択動作を示すフローチャートである。なお、IP電話装置1と呼制御装置2とは、任意の相手IP電話装置への発信から、応答、通話、さらには終話までの処理に必要な各種呼制御メッセージを、SIPなどの公知のプロトコルに基づきやり取りするものとし、その詳細な手順についての説明は省略する。
IP電話装置1の制御部17は、操作入力部15で検出された利用者の発信操作に応じて、呼制御手段17Aにより、図6のキャリア選択処理を開始する。まず、呼制御手段17Aは、発信操作で指定された相手IP電話装置の相手先電話番号を取得し(ステップ100)、記憶部16のキャリア選択情報16Bを参照し、当該相手先電話番号に対応する無料キャリアが登録されているか確認する(ステップ101)。
そして、無料キャリアが登録されている場合は(ステップ101:YES)、その無料キャリアを最初に発信要求を送信するキャリアとして選択し、(ステップ102)、無料キャリアが設定されていない場合は(ステップ101:NO)、記憶部16のキャリア接続情報16Aからいずれか1つのキャリアを最初に発信要求を送信するキャリアとして選択する(ステップ103)。
次に、呼制御手段17Aは、記憶部16のキャリア接続情報16Aを参照して、上記で選択したキャリアの呼制御装置2のアドレスを取得し、そのアドレスを用いて相手IP電話装置の相手先電話番号を指定した発信要求を通信I/F部11からIP通信網3を介して呼制御装置2へ送信する(ステップ110)。
その後、呼制御装置2からの有料通知信号を検出するために待機し、信号検出部13で有料通知信号が検出されて当該キャリアでの通話が有料であると確認した場合(ステップ111:YES)、当該キャリアの呼制御装置2へ送信した発信要求をキャンセルするための発信中止を当該呼制御装置2へ送信する(ステップ112)。
そして、キャリア接続情報16Aのうち選択していない他のキャリアがある場合は(ステップ113:YES)、未選択のキャリアのうちからいずれか1つのキャリアを新たに選択し(ステップ114)、ステップ110へ戻る。
一方、ステップ111において、信号検出部13で有料通知信号が検出されなかった場合は(ステップ111:NO)、当該キャリアでの通話が無料であると判断し、当該キャリアを記憶部16のキャリア接続情報16Aへ当該相手先電話番号の無料キャリアとして登録し(ステップ117)、当該キャリアの呼制御装置2へ送信した発信要求による相手IP電話装置への発信動作を継続し(ステップ115)、一連のキャリア選択処理を終了して、通話処理へ移行する。
なお、ステップ113において、キャリア接続情報16Aのうち選択していない他のキャリアがない場合、すなわちすべてのキャリアが有料であった場合(ステップ113:NO)、記憶部16のキャリア選択情報16Bから相手IP電話装置に対応する優先キャリアを取得し、その優先キャリアに対して発信要求を送信する(ステップ116)。この際、キャリア選択情報16Bに優先キャリアが登録されていない場合は、任意のキャリアを選択すればよい。そして、ステップ115へ移行して、当該キャリアの呼制御装置2へ送信した発信要求による相手IP電話装置への発信動作を継続し、一連のキャリア選択処理を終了して、通話処理へ移行する。
このように、本実施の形態では、IP電話装置1に、任意の相手IP電話装置に対する発信要求を呼制御装置へ送信した後に当該呼制御装置から通知される有料通知信号を検出する信号検出部を設け、各キャリアのうち信号検出部で当該呼制御装置からの有料通知信号が検出されなかったキャリアを相手IP電話装置とVoIP通話を行うためのキャリアとして選択するようにしたので、当該相手IP電話装置への電話料金が無料となるキャリアが選択される。
また、より具体的な発信処理としては、任意の相手IP電話装置へ発信する際、各キャリアのうちから選択したいずれか1つのキャリアの呼制御装置へ発信要求を送信し、当該呼制御装置からの有料通知信号が検出された場合は当該キャリアを用いた発信を中止して各キャリアのうちから新たに選択したいずれか1つのキャリアの呼制御装置へ発信要求を送信し、呼制御装置からの有料通知信号が検出されなかった場合は当該キャリアを用いた発信動作を継続するようにしたので、当該相手IP電話装置への電話料金が無料となるキャリアが選択される。
したがって、キャリアにより通話料金が有料/無料となるIP電話サービスであっても、さらにはキャリアが変わって電話番号が変わらない番号ポータビリティサービスが用いられる場合であっても、それぞれの相手IP電話端末ごとにその通話料金が無料となるキャリアを適切に選択することができ、IP電話サービスにおいて通話料金を確実に節約できる。
また、有料通知信号が検出されなかった呼制御装置2のキャリアを無料キャリアとして相手IP電話装置と対応付けて記憶部16のキャリア選択情報16Bで記憶し、各キャリアのいずれかを最初に選択する際、記憶部16のキャリア選択情報16Bで当該相手IP電話装置に対応付けて記憶している無料キャリアを選択するようにしたので、無料キャリアが見つかるまでの処理時間を大幅に短縮できる。
また、キャリアのすべてについてそれぞれの呼制御装置から有料通知信号が検出された場合は、当該相手IP電話装置に対応付けて予め記憶部16のキャリア選択情報16Bで記憶している優先キャリアの呼制御装置2へ発信要求を送信し、当該キャリアの呼制御装置を用いた発信動作を継続するようにしたので、無料キャリアが見つからない場合に用いるキャリアを指定することができ、例えば各キャリアのうち最も通話料金の低いキャリアを優先キャリアとして指定しておくことにより、有料であっても通話料金を節約できる。
なお、以上では、IP電話装置1での発信処理の際に、相手IP電話装置に対応するキャリアを選択するキャリア選択処理を実行する場合を例として説明したが、キャリア選択処理については、発信処理とは切り離して単独で実行してもよい。例えば、任意の相手IP電話装置についてキャリア選択処理を予め実行し、得られた無料キャリアを記憶部16のキャリア選択情報16Bとして記憶しておくことにより、実際の発信時に要する処理時間を短縮できる。この際、ステップ115に代えてステップ112を実行することにより、無料キャリアが見つかった場合でも発信を中止して一連のキャリア選択処理を終了し、またステップ116は実行せずに一連のキャリア選択処理を終了すればよい。
なお、以上では、呼制御装置2からIP電話装置1に対して有料通知信号が音声信号により通知される場合を例として説明したが、これに限定されるものではない。例えば、呼制御装置2から所定の通知メッセージで有料/無料や料金情報が通知される場合には、IP電話装置1の信号検出部13に相当する信号検出手段を制御部17の機能手段として実現し、その信号検出手段により上記通知メッセージを解析して有料/無料を判断すればよい。
また、以上では、IP電話装置1として、マイクやスピーカなどの音声インターフェースを持つIP単独電話装置を例として説明したが、これに限定されるものではない。例えば、IPボタン電話装置の主装置やIP−PBXなど、収容する複数の電話端末に対してVoIP通話を提供するIP電話制御装置についても、前述と同様にして本実施の形態を適用でき、前述と同様の作用効果が得られる。
また、以上では、最初に用いるキャリアについて自動で選択する場合を例として説明したが、利用者の発信操作で選択されたキャリアを最初に用いるキャリアとして選択するようにしてもよい。例えば、操作入力部15に設けられた機能キーに各キャリアを割り当てておき、利用者により操作された機能キーに割り当てておいたキャリアを最初に選択すればよい。
この際、一般的なIP電話装置では、機能キーに設けられているLEDなどのランプでその通話状態を表示している。したがって、前述したキャリア選択処理により他のキャリアが選択された場合には、その回線状態表示が当該キャリアの機能キーへ切り替えられてしまい、どの機能キーが自分の通話の回線状態表示を示しているのか分かりにくくなる。このような場合には、他のキャリアが選択された場合でも最初に操作した機能キーのランプでその通話状態を継続表示するようにしてもよい。これにより、利用者に対して通話の回線状態を分かりやすく表示できる。
本発明の一実施の形態にかかるIP電話装置が用いられるIP電話サービスシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態にかかるIP電話装置の構成を示すブロック図である。 キャリア接続情報の構成例である。 キャリア選択情報の構成例である。 本発明の一実施の形態にかかる呼制御装置の構成を示す説明図である。 本発明の一実施の形態にかかるIP電話装置の発信時におけるキャリア選択動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1…IP電話装置、11…通信I/F部、12…音声処理部、13…信号検出部、14…表示部、15…操作入力部、16…記憶部、16A…キャリア接続情報、16B…キャリア選択情報、16P…プログラム、17…制御部、17A…呼制御手段、2…呼制御装置、21…通信I/F部、22…信号送出部、23…記憶部、24…制御部、24A…呼制御手段、3…IP通信網。

Claims (8)

  1. IP電話サービスを提供する各キャリアの呼制御装置で実施される呼制御に基づきIP通信網を介して所望の相手IP電話装置と接続し、当該相手IP電話装置との間で音声パケットを送受信することによりVoIP通話を実現するIP電話装置で、発信時に用いるキャリアを前記相手IP電話装置に応じて選択するキャリア選択処理方法であって、
    前記IP電話装置により、任意の相手IP電話装置に対する発信要求を前記呼制御装置へ送信した後に当該呼制御装置から通知される有料通知信号を検出する信号検出ステップと、
    前記IP電話装置により、各キャリアのうち前記信号検出ステップで当該呼制御装置からの有料通知信号が検出されなかったキャリアを前記相手IP電話装置とVoIP通話を行うためのキャリアとして選択する呼制御ステップと
    を備えることを特徴とするキャリア選択処理方法。
  2. IP電話サービスを提供する各キャリアの呼制御装置で実施される呼制御に基づきIP通信網を介して所望の相手IP電話装置と接続し、当該相手IP電話装置との間で音声パケットを送受信することによりVoIP通話を実現するIP電話装置で、前記相手IP電話装置に応じたキャリアを用いて発信する発信処理方法であって、
    前記IP電話装置により、任意の相手IP電話装置に対する発信要求を前記呼制御装置へ送信した後に当該呼制御装置から通知される有料通知信号を検出する信号検出ステップと、
    前記IP電話装置により、任意の相手IP電話装置へ発信する際、各キャリアのうちから選択したいずれか1つのキャリアの呼制御装置へ発信要求を送信する第1のステップと、
    前記IP電話装置により、前記第1のステップで前記発信要求を送信した後、当該呼制御装置からの有料通知信号が前記信号検出ステップで検出された場合は当該キャリアを用いた発信を中止して各キャリアのうちから新たに選択したいずれか1つのキャリアの呼制御装置へ発信要求を送信する第2のステップと、
    前記IP電話装置により、前記第1または第2のステップで前記発信要求を送信した後、前記呼制御装置からの有料通知信号が前記信号検出ステップで検出されなかった場合は当該キャリアを用いた発信動作を継続する第3のステップと
    を備えることを特徴とする発信処理方法。
  3. 請求項2に記載の発信処理方法において、
    前記第3のステップは、前記有料通知信号が検出されなかった呼制御装置のキャリアを無料キャリアとして前記相手IP電話装置と対応付けて記憶部で記憶し、
    前記第1のステップは、各キャリアのいずれかを最初に選択する際、前記記憶部で当該相手IP電話装置に対応付けて記憶している無料キャリアを選択する
    ことを特徴とする発信処理方法。
  4. 請求項2に記載の発信処理方法において、
    前記第2のステップは、前記キャリアのすべてについてそれぞれの呼制御装置から前記有料通知信号が検出された場合は、当該相手IP電話装置に対応付けて予め記憶部で記憶している優先キャリアの呼制御装置へ発信要求を送信し、当該キャリアの呼制御装置を用いた発信動作を継続することを特徴とする発信処理方法。
  5. IP電話サービスを提供する各キャリアの呼制御装置で実施される呼制御に基づきIP通信網を介して所望の相手IP電話装置と接続し、当該相手IP電話装置との間で音声パケットを送受信することによりVoIP通話を実現するIP電話装置であって、
    任意の相手IP電話装置に対する発信要求を前記呼制御装置へ送信した後に当該呼制御装置から通知される有料通知信号を検出する信号検出部と、
    各キャリアのうち前記信号検出部で当該呼制御装置からの前記有料通知信号が検出されなかったキャリアを前記相手IP電話装置とVoIP通話を行うためのキャリアとして選択する呼制御手段と
    を備えることを特徴とするIP電話装置。
  6. IP電話サービスを提供する各キャリアの呼制御装置で実施される呼制御に基づきIP通信網を介して所望の相手IP電話装置と接続し、当該相手IP電話装置との間で音声パケットを送受信することによりVoIP通話を実現するIP電話装置であって、
    任意の相手IP電話装置に対する発信要求を前記呼制御装置へ送信した後に当該呼制御装置から通知される有料通知信号を検出する信号検出部と、
    任意の相手IP電話装置へ発信する際、各キャリアのうちから選択したいずれか1つのキャリアの呼制御装置へ発信要求を送信し、当該呼制御装置からの有料通知信号が前記信号検出部で検出された場合は当該キャリアを用いた発信を中止して各キャリアのうちから新たに選択したいずれか1つのキャリアの呼制御装置へ発信要求を送信し、前記呼制御装置からの有料通知信号が前記信号検出部で検出されなかった場合は当該キャリアを用いた発信動作を継続する呼制御手段と
    を備えることを特徴とするIP電話装置。
  7. 請求項6に記載のIP電話装置において、
    前記呼制御手段は、前記有料通知信号が検出されなかった呼制御装置のキャリアを無料キャリアとして前記相手IP電話装置と対応付けて記憶部で記憶し、各キャリアのいずれかを最初に選択する際、前記記憶部で当該相手IP電話装置に対応して記憶している無料キャリアを選択することを特徴とするIP電話装置。
  8. 請求項6に記載のIP電話装置において、
    前記呼制御手段は、前記キャリアのすべてについてそれぞれの呼制御装置から前記有料通知信号が検出された場合は、当該相手IP電話装置に対応付けて予め記憶部で記憶している優先キャリアの呼制御装置へ発信要求を送信し、当該キャリアを用いた発信動作を継続することを特徴とするIP電話装置。
JP2004251778A 2004-08-31 2004-08-31 キャリア選択処理方法、発信処理方法、およびip電話装置 Expired - Fee Related JP4225259B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004251778A JP4225259B2 (ja) 2004-08-31 2004-08-31 キャリア選択処理方法、発信処理方法、およびip電話装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004251778A JP4225259B2 (ja) 2004-08-31 2004-08-31 キャリア選択処理方法、発信処理方法、およびip電話装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006074118A true JP2006074118A (ja) 2006-03-16
JP4225259B2 JP4225259B2 (ja) 2009-02-18

Family

ID=36154308

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004251778A Expired - Fee Related JP4225259B2 (ja) 2004-08-31 2004-08-31 キャリア選択処理方法、発信処理方法、およびip電話装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4225259B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010136178A (ja) * 2008-12-05 2010-06-17 Nakayo Telecommun Inc Ip回線選択機能を有する通信制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010136178A (ja) * 2008-12-05 2010-06-17 Nakayo Telecommun Inc Ip回線選択機能を有する通信制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4225259B2 (ja) 2009-02-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5000215B2 (ja) Sipを用いたボタン電話装置およびそのグループ代表着信および着信応答方法
JP5614357B2 (ja) 電話制御装置、電話システム、および転送制御方法
JP2007081759A (ja) コミュニケーションシステム、プレゼンスサーバ及びそれらに用いるコミュニケーション方法
JP2007173935A (ja) Ip電話装置の自動応答方法
JP4016853B2 (ja) ボタン電話システム、ボタン電話装置およびプログラム
US20100266113A1 (en) Telephone call maintenance with single party for subsequent reconnection
JP4225259B2 (ja) キャリア選択処理方法、発信処理方法、およびip電話装置
JP2007221458A (ja) 電話端末、交換装置、呼接続制御方法
JP5637050B2 (ja) 電話制御装置、電話システム、および着信制御方法
JP2006180104A (ja) Ip−pbx装置
JP2008022487A (ja) 着信転送を自動設定する電話システム
JP2007274222A (ja) 電話システム及び電話交換装置
JP4906823B2 (ja) 呼制御方法、通信システムおよび情報処理装置
JP2007088558A (ja) ルータ、ip電話システムおよびip電話通話中応答方法
JP2007124511A (ja) 交換装置
KR100782060B1 (ko) 가상 링백톤 통신시스템 및 발생장치 및 그 운용방법
JP4734170B2 (ja) Ip電話中継装置、ip電話中継システム及びip電話中継方法
JP2003283658A (ja) ボタン電話装置およびプログラム
JP2005303470A (ja) Ip電話装置、制御装置及び着信通知方法
JP3654157B2 (ja) ボタン電話装置
JP2006180372A (ja) 常時ip網に接続していない通信端末へのip電話発信システム及び呼制御サーバ
JP3700555B2 (ja) ボタン電話装置
JP4940828B2 (ja) 電話装置およびプログラム
JP2003283653A (ja) インターネット電話装置及びプログラム
JP2010147646A (ja) 通信制御方法および通信システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061030

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081023

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081104

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111205

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4225259

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111205

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121205

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131205

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees