JP2007124511A - 交換装置 - Google Patents

交換装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007124511A
JP2007124511A JP2005316780A JP2005316780A JP2007124511A JP 2007124511 A JP2007124511 A JP 2007124511A JP 2005316780 A JP2005316780 A JP 2005316780A JP 2005316780 A JP2005316780 A JP 2005316780A JP 2007124511 A JP2007124511 A JP 2007124511A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
congestion
unit
telephone
information
call
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005316780A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinsuke Isono
真介 磯野
Tatsuya Yoshida
竜也 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Communication Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Communication Technologies Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Communication Technologies Ltd filed Critical Hitachi Communication Technologies Ltd
Priority to JP2005316780A priority Critical patent/JP2007124511A/ja
Publication of JP2007124511A publication Critical patent/JP2007124511A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Exchange Systems With Centralized Control (AREA)
  • Sub-Exchange Stations And Push- Button Telephones (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

【課題】 従来の電話交換システムにおいては、交換装置のライン回路への給電をカットすることで、輻輳時の発信規制を行っていたが、ネットワークがIP化した現在ではその手法を使用することができず、電話機に対する発信規制を行うことができない。
【解決手段】交換装置の交換制御部が輻輳状態に陥った場合に、その輻輳状態を示す情報をLAN上に接続されたIP電話機に対して送出し、その情報を受信したIP電話機側で発信規制を行うような動作を行わせる。その際に、各IP電話機に優先度を設けて発信規制することで効果的な運用がはかれる。
【選択図】図4

Description

本発明は電話交換装置における輻輳時の制御技術に関する。
従来の交換装置における輻輳制御は、CPUが輻輳状態だと判断した場合に、内線番号に優先順位を持たせ優先順位の低いものに発着信規制する技術が特許文献1に開示されている。
特開平5−68092号公報
しかしなら、昨今のネットワーク事情より回線のInternet Protocol(以下IPをいう。)化に伴い、収容する電話機もIP化されてきている。このような状況においては、交換装置よりの輻輳規制(特許文献1に開示)は、単純にライン回路により発着信規制を行えば電話機にそれが伝わるようなものではなくなってきている。
具体的に説明すると、電話機の受話器を上げた際のダイヤルトーン(以下DTという。)、話中時のビジートーン(以下BTという。)等は、従来、交換装置より電話機に対して送出されてきているものだが、ネットワークのIP化の伝送遅延に伴い、電話機自身より発せられるようになってきている。
そのため、ライン回路に発信規制をかけただけでは、電話機に交換装置の輻輳状態が伝達されないのである。従って、本発明は輻輳状態を迅速かつ的確に電話機に伝達する交換装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の交換装置は、電話機をパケット網を介して収容し、前記電話機の呼制御情報を受信し、所望の相手に交換接続する制御部と、前記制御部の輻輳状態を監視する輻輳監視部と、前記輻輳監視部が、前記制御部が輻輳状態にあると判断した場合に、前記電話機に輻輳情報を送信する輻輳情報送信部とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の第2の交換装置は、複数の電話機をパケット網を介して収容し、前記複数の電話機の呼制御情報を受信し、所望の相手に交換接続する制御部と、前記制御部の輻輳状態を監視する輻輳監視部と、前記複数の電話機に対して発着信規制を行う為の優先順位を格納した記憶部と、前記輻輳監視部が、前記制御部が輻輳状態にあると判断した場合に、前記記憶部に格納された優先順位に従い、所定の電話機に輻輳情報を送信する輻輳情報送信部と、を備えたことを特徴とする。
以上のように本発明の第1の交換装置は、電話機をパケット網を介して収容し、前記電話機の呼制御情報を受信し、所望の相手に交換接続する制御部と、前記制御部の輻輳状態を監視する輻輳監視部と、前記輻輳監視部が、前記制御部が輻輳状態にあると判断した場合に、前記電話機に輻輳情報を送信する輻輳情報送信部とを備えたことにより、交換装置の輻輳状態をIP電話機に通知することで、IP電話機に対する輻輳規制を指示することができ、交換装置に対する不要な再発信操作に応じた呼制御メッセージの送出を抑制することができ、輻輳状態における処理を軽減できる。また、輻輳状態中に不要な再発信操作がなくなるので、輻輳によるサービスの停止からの回復までの時間を短縮することができるようになる。
以下、本発明を実施例1及び実施例2の通信システムを例に説明する。
図1に本発明に係わる交換装置を用いたシステム構成を示す。
本システムは、IPパケット通信を行う複数の通信端末31,32と33と、複数の通信端末相互間の呼制御を行う交換装置1(以下TM部という)を有する。複数の通信端末31,32,33のうち、一つはIPゲートウェイ33で、残りはIP電話機である。
集線装置(Concentrator)であるHUB2には、LAN(Local Area Network)ケ−ブル6を通じて、TM部1と、TM部1との独自のインタフェ−スを持つIP電話機31,32,とIPゲートウェイ33が接続されている。TM部1は、ゲートウェ33を介してIP網5と接続され、IP電話機31、32は、IP網に接続されている電話機や通信端末装置を通信・通話が可能となっている。
図2に本発明のTM部1の内部ブロック図を示す。TM部1内にはLANやIP網との呼制御を行うIP呼制御部12(以下SC部という)と、交換制御を行う交換制御部11(以下CC部という)とを備える。
CC部11は、SC部12から伝達された呼情報を統括し、チャンネルごとの呼状態を管理、着信可否判定等を行う交換制御部113を有する。また、CC部11には、交換制御部113の処理能力を監視し、交換制御部113において輻輳状態となっていないかどうかを監視する監視部111を有し、更に、呼のサービスに関する設定情報を管理する記憶部112とから構成されている。
SC部12は、CC部11から受け取った呼の交換情報をIPパケット化し、通信端末へ伝送する機能と、通信端末からの呼情報をCC部11へ伝送するIP個制御123を有する。
IP呼制御123部の機能としては、通信端末の種類に応じてプロトコル変換を行い、CC部12は通信端末の種類を意識することなく制御可能となり、多様なIP通信端末と接続可能な柔軟なインタフェースを提供できるようにしている。
通信端末の種類には、SIP(Session Initiation Protocol)を用いたもの、ITU−T H.323通信プロトコルを用いたもの等があり、また、通信機メーカ各社の独自インタフェースのプロトコルを使用するものがある。
SC部12内部には、IP呼制御部の処理能力を監視し、輻輳が発生していないかを監視するSC監視部121と、SC部12が管理する通信端末の情報を管理するSC記憶部122を備えている。
また、TM部1にはSC部12を12a、12b、12nといった具合に複数搭載可能としている。このようにすることで、SC部12の端末接続処理能力に応じて追加を行い、TM部1全体としての収容端末数を増加させると共に、ユーザーにストレスを与えることなく使用させることが可能になる。また、複数SC部となった場合にSC部毎に別ネットワークとして運用することも可能となり、SC部の保守面で障害切り分けなどが行い易くなっている。
次に、図3を用いて、TM部1の配下のIP電話機間の通信動作を説明する。
システムの構成としてCC部11はSC部12を複数管理することが可能で、SC12a、12b、・・・・・、12nを搭載している。
通信端末としてSC12aには、複数のIP電話機31a〜31nと、SC12nには、複数のIP電話機32a〜32nが収容されている。
本実施例は、SC12a部に収容されたIP電話機31aとSC12nに収容されたIP電話機32a間が通話を行う場合を例とする。
IP電話機31aが受話器を上げると(オフフック)、その情報は、IPパケット型呼制御メッセージとして送出され、SC部12a内のIP呼制御部123で認識し、CC部11へ伝送される。このSC部12aへのメッセージ宛先IPアドレスはSC部12aであり、発信元IPアドレスはIP電話機31aである。
オフフック情報を受信したCC部11は、ダイヤルトーン出力要求(DT要求)をSC部12a経由でIP電話機31aに送出する。
前記ダイヤルトーン出力要求を受けたIP電話機31aは、話者に対してダイヤルトーンを聞かせるためダイヤルトーン(DT)を生成し受話器から出力する。そして、ダイヤルトーンを受信して、TM部1に起動がかかったと認識したIP電話機31aの話者は、接続するためのダイヤルを入力し、IP電話機はその入力されたダイヤル情報の送信を開始する。
SC部12a系由で最初のダイヤルを受信したCC部11は、ダイヤルトーン停止要求(DToff要求)をSC部12a経由でIP電話機31aに送り、IP電話機31aからのダイヤルトーンの出力を停止させる。
最終ダイヤルを受信したCC部11は、そのダイヤル情報から接続相手先を認識し、SC12n内のIP呼制御部123へ接続相手先のベルを鳴動させるように指示する。この動作は、CC部11内の記憶部112に予め登録されている宛先IPアドレスを抽出するもので、前記ダイヤル情報を受信した際にそれに対応するIPアドレス情報を抽出し、相手先を呼び出すようにSC部12へ指示するものである。
指示を受けたSC12n内のIP個制御部123は、IP電話機32aのIPアドレス宛にベルの鳴動を要求する。
その要求に従い、IP電話機32aは自身の呼び出しベルを鳴動させる。また、CC部11は、SC12aを介してリングバックトーン出力要求(RBT要求)をIP電話機31aに行い、その指示に従い、リングバックトーンをIP電話機31aが出力する。
ここでIP電話機32aの話者が受話器を上げると(オフフック)、その情報はIPパケット型の呼制御情報としてSC12nへ送信され(宛先IPアドレスはSC12n、送信元IPアドレスはIP電話機32a)、SC12nは受信した情報をCC部11へ伝達する。
それを受けたCC部11は、IP電話機間で通話を開始するために、IP電話機31aと32aが通話する旨のメッセージをSC12aとSC12nへ送信し、その情報を受けたSC12aはIP電話機31aへ、SC12nはIP電話機32aへと伝達する。この情報により、IP電話機31aと32aはベル鳴動やリングバックトーンの出力をやめ、チャンネルオープンの状態となり、通話準備が完了する。この後通話データは、TM部1を介さずIP電話機31a、32a間をLAN経由でIPパケット音声のみで伝送される。
次に図8と図9を用いて、本システムにおいてTM部1で輻輳が発生した際に、輻輳を軽減する方法を説明する。
例1として、輻輳の重度、軽度の度合い(以下輻輳レベル)に応じて接続を規制する電話機(例えば内線電話機)と、規制しない電話機を定める管理情報を作成する。
この情報は会社等での電話システムにおいての輻輳状態となった場合に、一般従業員の使用する内線電話機は使用を規制するが、会社役員の電話機や重要顧客との対応窓口等に用いる内線電話機等は、優先して使用可能にするというような運用方法を想定している。
図8の例では輻輳時の接続優先度を高める内線電話機として、内線番号1000(図番号の31a)と内線2000(図番号の32a)を設定し、その他の内線電話機として内線番号1999(図番号の31n)と内線番号2999(図番号の32n)を設定した事を示している。
ここでは、輻輳状態となった時の接続優先度を高い、低い、の2段階で表現しているが、必要に応じてより詳細に分類しても良い。また、逆に内線電話機毎に接続優先度を設定せずに全内線の接続優先度を等しく設定することで、どの内線から発信された情報なのかを交換機が判断する処理を省略し、交換機の負荷を軽減する運用方法としてもよい。
次にこのような輻輳状態時の接続優先度と交換機の輻輳レベルとを対応させる管理情報を作成する。本発明の交換機の輻輳レベルを決定する方法として、CPU使用率や、呼の待ちキューの使用率等を用いる。以下は、CPU使用率を用いて説明する(図9)。
輻輳による規制を開始する方法として、輻輳の重度、軽度の度合い(輻輳レベル)に応じて段階的に接続優先度の低い内線電話機から接続を規制する。次に、輻輳レベルの1段階目としてCPU使用率がCPU使用率の下限閾値である70%〜CPU使用率上限閾値である80%となる時間が、規制始動CPU占有時間である60秒以上続く場合は、輻輳レベル1とみなし、輻輳時の接続優先度が低く輻輳レベル1で規制を開始する内線番号1999と内線番号2999を接続規制の対象とする。
また、輻輳時の接続優先度が高く輻輳レベル2から規制を開始する内線番号1000と内線番号2000の内線は、接続の規制を行わない。
また、CPU使用率がCPU使用率下限閾値である80%〜CPU使用率上限閾値である100%となる時間が規制始動開始CPU占有時間である60秒以上続く場合は、輻輳レベル2とみなし、輻輳レベルが2から規制対象となる内線を規制する。図8の設定では全内線の接続を規制する。このような規制の段階は、例として示した2段階より詳細に区切って管理することも可能である。
次に、現在輻輳レベル2の状態にあるものとして、輻輳規制の解除を行う例を説明する。輻輳レベル2のCPU使用率下限閾値である80%を下回る時間が、規制キャンセルCPU占有時間である60秒を越えたとき、輻輳レベルを下げて1とみなす。
このとき、輻輳レベル2から規制対象となる内線(内線番号1000と、内線番号2000)は規制を解除し、接続可能な状態とする。また、レベル1から規制対象となる内線電話機(内線番号1999と内線番号2999)は引き続き規制の対象となる。
次の段階として、輻輳レベル1のCPU使用率下限閾値である70%を下回る時間が、規制キャンセルCPU占有時間である60秒を越えたとき、輻輳レベルを下げて0(輻輳解除)とみなす。輻輳解除の状態では、すべての内線電話機の接続規制を解除し、呼を繋げる事が可能となる。
この輻輳制御の動作シーケンス図4を用いて説明する。
CC部11の記憶部112には全ての内線電話番号毎に交換制御の輻輳状態時における接続優先度を管理する情報が設定されており、SC部12aのSC記憶部122には、SC12aが収容(管理)する内線の接続優先度を管理する情報を有する。
ここでSC12aが有する内線の接続優先度の情報は、事前にCC部の記憶部112から取得しているものとする。
CC部11には、交換制御部113を監視する監視部111があり、周期的に交換制御部113の輻輳レベル(CPU使用率)を監視する。交換制御部113が輻輳無しの場合(輻輳レベル1の条件に満たない)には、監視部112が交換制御部113に輻輳無しを通知し、交換制御部113は、CC部11が管理する全てのSC部12に輻輳無しを通知する。
この状態でIP電話機31aとIP電話機31nがオフフックを行うと、SC12aは輻輳無しの状態を有しているので、両者の情報ともCC部11へ伝達し、通常の呼接続を行う。オフフック後のシーケンスは図3と同様のため省略する。
CC部11の処理が増加し輻輳レベル1の条件を満たした場合は、監視部111が輻輳レベル1を交換制御部113に通知し、交換制御部113は、全てのSC12に対して輻輳レベル1を通知する。
この状態で、内線番号1000のIP電話機31aがオフフックを行うと、オフフック情報を受信したSC12aは、SC記憶部122にある内線番号1000に設定されている輻輳時の接続優先度を判定し、輻輳レベルが2以上なので規制対象外と判断しCC部11の交換制御部113へ呼情報を送信する。
オフフック情報を受け取った交換制御部113は、DT要求をIP電話機31aへ送信する。以降の発信処理は図3の通常の呼制御動作と同じとなるので説明を省略する。
しかしこの状態のときに、内線番号1999のIP電話機31nがオフフックを行うと、オフフック情報を受信したSC12aは、SC記憶部122にある内線番号1999に設定されている輻輳時の接続優先度を判定し、輻輳レベルが1以上なので規制対象と判断し、輻輳ステータス通知をIP電話機31nに通知する。
IP電話機31nは、輻輳ステータス通知を受け取ると、話者に対してリオーダトーンを聞かせるためリオーダトーンを生成し受話器から出力するか、LCD表示可能な場合にはIP電話機に登録してある発信規制中等のメッセージを表示することにより、話者に発信規制中の状態案内を行い以降の発信操作の中止を通知する。
さらに、CC部11の処理が増加し輻輳レベル2の条件を満たした場合は、監視部111が輻輳レベル2を交換制御部113に通知し、交換制御部113は、全てのSC12に対して輻輳レベル2を通知する。
この状態で、内線番号1000のIP電話機31aがオフフックを行うと、オフフック情報を受信したSC12aは、SC記憶部122にある内線番号1000に設定されている接続の優先度を判定し、輻輳レベルが2以上なので規制対象と判断し、輻輳ステータス通知をIP電話機31aに通知し、発信を規制する。同様に、内線番号1999のIP電話機31nがオフフックを行うと、オフフック情報を受信したSC12aは、SC記憶部122にある内線番号1999に設定されている接続の優先度を判定し、輻輳レベルが1以上なので規制対象と判断し、輻輳ステータスをIP電話機31nに通知することで、発信を規制する。
次に、SC部12のIP呼制御部123で処理増大し輻輳状態となった場合の動作シーケンスを図5を用いて説明する。
SC部12には、IP呼制御部123を監視するSC監視部121があり、周期的にIP呼制御123の輻輳レベル(CPU使用率)を監視する。SC監視部121はIP呼制御123の輻輳無しの場合には、IP呼制御123に輻輳無しを通知する。
この状態でIP電話機31aとIP電話機31nがオフフックを行うと、SC12aは輻輳無しの状態であるので、両者の情報ともCC部11へ伝達し、通常の呼接続を行う。オフフック後のシーケンスは図3の説明の際に行ったため省略する。
IP呼制御部123の処理が増加し輻輳レベル1の条件を満たした場合は、SC監視部121が輻輳レベル1をIP呼制御部123に通知する。この状態で、内線番号1000のIP電話機31aがオフフックを行うと、オフフック情報を受信したSC12aは、SC記憶部122にある内線番号1000に設定されている接続の優先度を判定し、輻輳レベルが2以上なので規制対象外と判断しCC部11へ呼情報を送信する。
オフフック情報を受け取ったCC部11は、DT要求をIP電話機31aへ送信する。以降の発信処理は通常の呼制御と同じとなるので説明を省略する。
しかしこの状態において内線番号1999のIP電話機31nがオフフックを行うと、オフフック情報を受信したSC12aは、SC記憶部122にある内線番号1999に設定されている接続の優先度を判定し、輻輳レベルが1以上なので規制対象と判断し、輻輳ステータスをIP電話機31nに通知し、発信を規制する。
さらに、SC部12の処理が増加し輻輳レベル2の条件を満たした場合は、SC監視部121が輻輳レベル2をIP呼制御部123に通知する。この状態で、内線番号1000のIP電話機31aがオフフックを行うと、オフフック情報を受信したSC12aは、SC記憶部122にある内線番号1000に設定されている接続の優先度を判定し、輻輳レベルが2以上なので規制対象と判断し、輻輳ステータスをIP電話機31aに通知し、発信を規制する。
同様に、内線番号1999のIP電話機31nがオフフックを行うと、オフフック情報を受信したSC12aは、SC記憶部122にある内線番号1999に設定されている接続の優先度を判定し、輻輳レベルが1以上なので規制対象と判断し、規制ステータスをIP電話機31nに通知することで、発信を規制する。
次に、図6を用いてTM部1の輻輳を軽減するためのIP電話機の機能を説明する。
TM部1のCC部11が輻輳レベル1状態にあるとして、監視部111が、交換制御部113へ輻輳レベル1を通知し、交換制御部113はSC12aに輻輳レベル1を通知しているものとする。
この状態で、内線番号1999のIP電話機31nがオフフックを行うと、オフフックの情報を受け取ったSC12aが輻輳レベル1である事を判定し、IP電話機31nに輻輳ステータス通知を送信する。
輻輳ステータス通知を受信したIP電話機31nは、話者にTM部1が輻輳状態にあり、発信規制中である旨を示すため、IP電話機で生成したリオーダトーンを聞かせるか、LCD表示可能な場合には発信規制中等のメッセージを表示することにより、話者に発信規制中の状態案内を行い発信を中止させる。
また、この際IP電話機側で再発信規制時間を設け、タイマーにより数秒間発信規制を行う。IP電話機側で再発信を規制する時間を設けることにより、発信できなかった話者が連続して再発信を試み、加速的にTM部1の負荷が増えることを防止できる。
TM部1の輻輳状態が解除され、更に、IP電話機の再発信規制時間の経過により、IP電話機が発信可能状態になれば、発信を行うことができるようになる。
実施例1として、TM部1のCC部11の負荷を軽減する方法を説明した。次に実施例2として、TM部1側全体の負荷をより軽減するための実施形態を説明する。
実施例2は、内線電話機毎に接続の優先度を定める点は実施例1と同様であるが、異なる点としてIP電話機が起動時した際にTM部1から、自IP電話機の接続優先度の情報(接続規制を開始する輻輳レベル)を取得し、その後TM部1より得られる情報を基に、電話機自身で判断し話者に対して発信規制をかけるようにしたものである。その動作を図7を用いて説明を行うこととする。
IP電話機31aとIP電話機31nは、予めTM部1から各々の電話機に設定されている輻輳レベルを取得しているものとする。
CC部11の監視部111は、交換制御部113の輻輳状態を監視し、輻輳無しと判断した場合は、輻輳無しという情報を交換制御部113へ通知する。輻輳無しの情報を受けた交換制御部113は全てのSC部12に伝達する。輻輳無しの情報を受けたSC部12aはマルチキャスト通信を用いて収容するIP電話機へ輻輳ステータス通知を行う。(但しこの輻輳ステータス通知には、輻輳レベルの情報が含まれているものとし、この場合は輻輳無しという情報をIP電話機31aと31nに通知したものである。)
IP電話機31aと31nは、輻輳無しのメッセージを受信しているため、発信する事が可能となる(オフフック情報をTM部1へ通知する可能)。
次に、CC部11の処理が増加し、輻輳レベル1の条件を満たしている場合を説明する。
監視部111は、交換制御部113の輻輳状態を監視し、輻輳レベル1と判断するため輻輳レベル1という情報を交換制御部113へ通知する。
輻輳レベル1の情報を受けた交換制御部113は全てのSC部12に伝達する。SC部12aはマルチキャスト通信を用いて収容するIP電話機31a、31nへ輻輳ステータス通知(輻輳レベル1)を行う。
IP電話機31aと31nは、輻輳レベル1のメッセージを受信すると、事前にTM部1から取得している自電話機の接続を規制開始する輻輳レベルと比較して、接続規制を開始するか否かの判断を行う。
IP電話機31aは輻輳レベル2以上で発信規制対象となるので、発信する事が可能となる。IP電話機31nは輻輳レベル1以上で発信規制対象となるため、発信規制を行う。発信規制を行っている間は、IP電話機31nから発信操作(オフフック)を行っても、規制案内をユーザに通知し(実施形態1で説明したリオーダトーンを発生させる方法、又はLCDに発信規制中という表示を行う方法)、オフフック情報をTM部1へ通知しないようにする。
次に輻輳レベル1の状態から、輻輳無しの状態に遷移した場合を説明する。監視部111が輻輳無しの情報を交換制御部113へ送信し、交換制御部113とSC部12aを経由して輻輳ステータス通知(輻輳無し)をIP電話機31aと31nが受信する。IP電話機31nは、発信規制状態から輻輳ステータス通知(輻輳無し)を受信したことにより発信可能な状態に移行し、発信する事が可能となる(オフフック情報を交換機へ通知する可能)。
また、この方法では、TM部1が輻輳状態から輻輳解除の状態に遷移する際に、輻輳解除を伝える輻輳ステータス通知(輻輳無し)のメッセージがネットワークのトラブル等により通知されない場合も考えられる。すると実際はTM部1側の輻輳が回復しているにもかかわらず発信できないという現象が起こる可能性がある。
そこで本発明では、IP電話機側で、輻輳ステータス通知(輻輳レベル1以上)を受け取った場合、発信規制を解除するタイマーをセットし、タイマーの満了時に発信規制を解除している。これにより、ネットワークトラブル発生時においても輻輳解除への移行が可能となり、輻輳状態のまま電話機が使用不能となることを防止している。
前述では、輻輳レベル1の場合を用いて説明を行ったが、輻輳レベル2の場合でもIP電話機に輻輳レベル2という輻輳ステータスを通知し、IP電話機側で自電話機に登録されている規制開始する輻輳レベルと比較して発信規制するという処理は同様である。
この実施例2では、輻輳ステータス通知を常にIP電話機に通知するため、LAN上のトラフィックが実施例1より増加しやすい。そこで、交換制御部113は、監視部111から輻輳の情報を受信した際に、前回受信したものと同じものかどうかを判断し、同じ情報であれば適当な間隔で間引いて、SC部12に輻輳情報を通知する方法と併用してもよい。例えば1秒毎に監視部111が輻輳無しを連続して通知してきた場合は、5秒に1回だけSC部12に通知する等である。
本発明の交換装置を用いたシステム構成図である。 本発明の交換装置の内部ブロック図である。 本発明におけるIP電話機間の通話シーケンス図である。 本発明の交換装置(CC部)の輻輳制御シーケンス図である。 本発明の交換装置(SC部)の輻輳制御シーケンス図である。 本発明の交換装置とIP電話機を用いた輻輳制御シーケンス図である(1)。 本発明の交換装置とIP電話機を用いた輻輳制御シーケンス図である(2)。 本発明の交換装置内の電話番号優先度管理テーブルを示す図である。 本発明の交換装置内の輻輳検出値設定テーブルを示す図である。
符号の説明
1:交換機
2:HUB
31,32:IP電話機
33:IPゲートウェイ
4:一般電話機
5:公衆交換網(PSTN)
6:LAN

Claims (2)

  1. 電話機をパケット網を介して収容する交換装置において、
    前記電話機の呼制御情報を受信し、所望の相手に交換接続する制御部と、
    前記制御部の輻輳状態を監視する輻輳監視部と、
    前記輻輳監視部が、前記制御部が輻輳状態にあると判断した場合に、前記電話機に輻輳情報を送信する輻輳情報送信部と、
    を備えたことを特徴とする交換装置。
  2. 複数の電話機をパケット網を介して収容する交換装置において
    前記複数の電話機の呼制御情報を受信し、所望の相手に交換接続する制御部と、
    前記制御部の輻輳状態を監視する輻輳監視部と、
    前記複数の電話機に対して発着信規制を行う為の優先順位を格納した記憶部と、
    前記輻輳監視部が、前記制御部が輻輳状態にあると判断した場合に、前記記憶部に格納された優先順位に従い、所定の電話機に輻輳情報を送信する輻輳情報送信部と、
    を備えたことを特徴とする交換装置。
JP2005316780A 2005-10-31 2005-10-31 交換装置 Pending JP2007124511A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005316780A JP2007124511A (ja) 2005-10-31 2005-10-31 交換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005316780A JP2007124511A (ja) 2005-10-31 2005-10-31 交換装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007124511A true JP2007124511A (ja) 2007-05-17

Family

ID=38147816

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005316780A Pending JP2007124511A (ja) 2005-10-31 2005-10-31 交換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007124511A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014068194A (ja) * 2012-09-26 2014-04-17 Oki Electric Ind Co Ltd コールセンタ装置
JP7516922B2 (ja) 2020-06-30 2024-07-17 沖電気工業株式会社 電話交換機及び輻輳制御システム

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07147592A (ja) * 1993-11-24 1995-06-06 Fujitsu Ltd 輻輳制御方法、この方法を用いたターミナルアダプタ及びこのターミナルアダプタを有する通信システム
JPH09200338A (ja) * 1996-01-23 1997-07-31 Toshiba Corp 通信制御システム及び交換システム
JPH10164131A (ja) * 1996-11-29 1998-06-19 Chokosoku Network Computer Gijutsu Kenkyusho:Kk 輻輳制御方法
JP2001078260A (ja) * 1999-09-06 2001-03-23 Yrp Kokino Idotai Tsushin Kenkyusho:Kk 移動通信システムにおける輻輳制御方法、移動端末および基地局
JP2003209621A (ja) * 2001-11-12 2003-07-25 Hitachi Communication Technologies Ltd 交換装置
JP2004120136A (ja) * 2002-09-24 2004-04-15 Fujitsu Ltd 輻輳時の優先接続方式

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07147592A (ja) * 1993-11-24 1995-06-06 Fujitsu Ltd 輻輳制御方法、この方法を用いたターミナルアダプタ及びこのターミナルアダプタを有する通信システム
JPH09200338A (ja) * 1996-01-23 1997-07-31 Toshiba Corp 通信制御システム及び交換システム
JPH10164131A (ja) * 1996-11-29 1998-06-19 Chokosoku Network Computer Gijutsu Kenkyusho:Kk 輻輳制御方法
JP2001078260A (ja) * 1999-09-06 2001-03-23 Yrp Kokino Idotai Tsushin Kenkyusho:Kk 移動通信システムにおける輻輳制御方法、移動端末および基地局
JP2003209621A (ja) * 2001-11-12 2003-07-25 Hitachi Communication Technologies Ltd 交換装置
JP2004120136A (ja) * 2002-09-24 2004-04-15 Fujitsu Ltd 輻輳時の優先接続方式

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014068194A (ja) * 2012-09-26 2014-04-17 Oki Electric Ind Co Ltd コールセンタ装置
JP7516922B2 (ja) 2020-06-30 2024-07-17 沖電気工業株式会社 電話交換機及び輻輳制御システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20080239964A1 (en) Congestion control system, service edge node, guidance server, congestion control method, program therefor, and recording medium recorded therewith
KR20070083622A (ko) 분산형 피어-투-피어 네트워크에서 브리지 호 출현을 위한시스템 및 방법
JP5614357B2 (ja) 電話制御装置、電話システム、および転送制御方法
JP5342506B2 (ja) 発呼衝突回避装置、発呼衝突回避方法及び発呼衝突回避プログラム
JP3680772B2 (ja) 音声コーデック指定方式
JP2005184802A (ja) 公衆電話網のバックアップ機能を有するVoIP端末における呼待機サービス方法及びその装置
JP4899659B2 (ja) 電話回線接続方法
JP2007243557A (ja) 無線端末を収容するip電話システム
JP2008160308A (ja) 通信システム、VoIP通信装置及び通信方法
JP4485885B2 (ja) 緊急呼発信システムおよび緊急呼発信方法
JP2007124511A (ja) 交換装置
JP2007221458A (ja) 電話端末、交換装置、呼接続制御方法
JP2008141490A (ja) 緊急通報制御装置、無線通信端末および基地局
JP4906823B2 (ja) 呼制御方法、通信システムおよび情報処理装置
JP4225259B2 (ja) キャリア選択処理方法、発信処理方法、およびip電話装置
JP2005167421A (ja) 音声通信システム及びこの音声通信システムの通信装置、電話交換装置
JP5311479B2 (ja) Sip対応交換装置、及びこれを用いたsip対応交換システム
JP5019211B2 (ja) Ip電話対応装置
JP2007088558A (ja) ルータ、ip電話システムおよびip電話通話中応答方法
JP2003283658A (ja) ボタン電話装置およびプログラム
JP6130691B2 (ja) 通話モニタ制御装置、通話モニタ制御システム、通話モニタ制御方法、及び通話モニタ制御プログラム
JP3700555B2 (ja) ボタン電話装置
JP2005252995A (ja) 中継台接続システム
JP2005303470A (ja) Ip電話装置、制御装置及び着信通知方法
JP2004357218A (ja) ネットワーク電話システム、このネットワーク電話システムで使用される会議接続制御方法、及びネットワーク電話システムの呼制御サーバ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080929

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20090914

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100802

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100824

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101007

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111025