JP2006073921A - 紫外線ガスレーザ用光学素子及び紫外線ガスレーザ装置 - Google Patents

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Osamu Wakabayashi
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Abstract

【課題】 紫外線ガスレーザ装置における光学素子による真性複屈折及び応力複屈折による偏光純度の悪化を防止すると共に、カット面を平滑にしてレーザ照射により割れや欠陥の発生を防止する。
【解決手段】 2つの平面2、2’を備えて紫外線がその1つの平面2から入射し、他の平面2’から射出するフッ化カルシウム結晶からなるウィンドウ等の紫外線ガスレーザ用光学素子1において、少なくとも一方の平面2がフッ化カルシウム結晶の(110)結晶面に平行である紫外線ガスレーザ用光学素子。
【選択図】 図1

Description

本発明は、紫外線ガスレーザ用光学素子及び紫外線ガスレーザ装置に関し、特に、エキシマレーザやフッ素ガスレーザ等の半導体露光装置で使用される紫外線ガスレーザ装置用の光学素子に関するものである。
(露光用光源)
半導体集積回路の微細化、高集積化につれて、半導体露光装置においては解像力の向上が要請されている。このため、露光用光源から放出される光の短波長化が進められており、露光用光源には、従来の水銀ランプに代わってガスレーザ装置が用いられている。現在の露光用ガスレーザ装置としては、波長248nmの紫外線を放出するKrFエキシマレーザ装置、並びに、波長193nmの紫外線を放出するArFエキシマレーザ装置が用いられている。次世代の露光技術として、露光用レンズとウエハー間を液体で満たして屈折率を変えることによって、露光光源の見かけの波長を短波長化する液浸技術をArFエキシマレーザ露光に適用しようとしている。ArFエキシマレーザ液浸では、134nmの波長になる。また、次々世代の露光用光源として、波長157nmの紫外線を放出するF2 (フッ素分子)レーザ装置が有力であり、F2 レーザ液浸露光が採用される可能性もある。F2 レーザ液浸では、115nmの波長になると言われている。
(露光用光学素子と色収差)
多くの半導体露光装置の光学系には、投影光学系が採用されている。投影光学系では、異なる屈折率を有するレンズ等の光学素子が組み合わされて色収差補正が行われる。現在、露光用光源であるレーザ波長の248nm〜115nmの波長域では、投影光学系のレンズ材料として使用に適する光学材料は、合成石英とCaF2 以外にはない。このため、KrFエキシマレーザ用の投影レンズとしては、合成石英のみで構成された全屈折タイプの単色レンズが採用され、ArFエキシマレーザ用の投影レンズとしては、合成石英とCaF2 で構成された全屈折タイプの部分色消しレンズが採用されている。ところが、KrFエキシマレーザ、ArFエキシマレーザの自然発振スペクトル線幅は約350〜400pmと広いために、これらの投影レンズを使用すると、色収差が発生して解像力が低下する。そこで、色収差が無視できるまでに、これらのガスレーザ装置から放出されるレーザ光のスペクトル線幅を狭帯域化する必要がある。このため、これらのガスレーザ装置には狭帯域化素子(エタロンやグレーティング等)を有する狭帯域化モジュールがレーザ共振器内に設けられ、スペクトル線幅の狭帯域化が実現されている。
(液浸リソグラフィーと偏光照明)
上記したように、ArFエキシマレーザ液浸リソグラフィーの場合、媒体としてH2 Oを使用したとき、屈折率が1.44になるため、屈折率に比例するレンズ開口数NAは1.44倍に増やすことができる。NAが高くなるにつれ、光源であるレーザ光の偏光純度の影響が大きくなる。偏光の向きがマスクパターンの方向に平行であるTE偏光の場合は影響がないが、それが直交するTM偏光の場合は、像のコントラストが低くなってしまう。これは、後者の場合、ウエハー上の焦点における電界のベクトルが異なる方向であるため、ウエハーへの入射角が大きくなるに従い、電界のベクトルが同一である前者に比べ、強度が弱くなってしまうためである。この影響はNAが1.0に近づくか超える場合に強くなり、ArFエキシマレーザ液浸はこの場合に該当する。そのため、レーザ光は、TEとTMの2つの偏光が混ざり合っているとコントラストが低くなってしまうため、直線偏光であることが要求される。つまり、2つの偏光強度の比で表される偏光純度が高いことが要求される。
(偏光純度を高めるための従来技術)
レーザ光の偏光純度を高めるための技術として、これまでに特許文献1と特許文献2に記載の技術がある。
特許文献1に記載のものは、ビームエキスパンダプリズムやフロントミラー等のレーザに使用する光学素子のフッ化カルシウム結晶の劈開面(111)に垂直にレーザ光が透過するようにして、光学素子内部を光が通過するときに受ける複屈折による偏光純度の悪化を防ぐ方法である。
特許文献2に記載のものは、レーザに使用する光学素子のフッ化カルシウム結晶の(100)面に垂直にレーザ光の光軸が透過するようにして、光学素子内部を光が通過するときに受ける真性複屈折による偏光純度の悪化を防ぐ方法である。
特開平11−177173号公報 米国特許出願公開第2003/219056号明細書 特開2002−353545号公報
しかしながら、上記の従来技術には、次に述べるような問題がある。
特許文献1に記載のものでは、実際に光学素子としてウィンドウの(111)面に光軸が垂直に通過し、かつ、その表面がブリュースタ角になるようにするための具体的手段の記載がなく、両者を達成するためには、フッ化カルシウム結晶をウィンドウにするためにカットする面は結晶面ではなくなる。結晶の面方位に合わせてカットできないため、表面粗さを平滑にすることは困難である。表面粗さが悪い場合、レーザ照射により割れや結晶を構成するフッ素が抜ける欠陥が発生して、実際にレーザチャンバのウィンドウとして使用することができないという問題がある。
特許文献2に記載のものでは、光学素子の(100)面に垂直にレーザ光が通過するように配置することによって、真性複屈折による偏光純度の悪化を防いでいるが、応力を与えたときに発生する応力複屈折は、後記するように(100)面に垂直な[100]方向が最も大きく、チャンバウィンドウとして使用する場合、ウィンドウのホールド時の応力やチャンバ内の数気圧のガスによる圧力、また、レーザ照射による発熱応力等によって応力複屈折が発生する可能性がある問題があった。また、カット面は(111)面と17.58°又は26.76°をなす角度で切っており、結晶方位に合わせたカットとはなっていない。また、チャンバウィンドウと光軸とのなす角度は、70°又は47°であるため、ブリュースタ角ではなく、p偏光の反射損失があり、また、直線偏光にもなり難いという問題があった。
本発明は従来技術のこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、フッ化カルシウム結晶を用いたブリュースタウィンドウやビームエキスパンダプリズム等の紫外線ガスレーザ用光学素子及びそのような光学素子を用いた紫外線ガスレーザ装置において、その光学素子による真性複屈折及び応力複屈折による偏光純度の悪化を防止すると共に、カット面を平滑にしてレーザ照射により割れや欠陥の発生を防止するようにすることである。
上記目的を達成する本発明の紫外線ガスレーザ用光学素子は、2つの平面を備えて紫外線がその1つの平面から入射し、他の平面から射出するフッ化カルシウム結晶からなる紫外線ガスレーザ用光学素子において、少なくとも一方の平面がフッ化カルシウム結晶の(110)結晶面に平行であることを特徴とするものである。
この場合に、前記の2つの平面は互いに平行な平面であり、該2つの平面は結晶の(110)結晶面に平行であり、紫外線ガスレーザ用チャンバウィンドウとして用いることができる。
あるいは、断面三角形をなすプリズムとして構成され、頂角を挟む一方の面が(110)結晶面に平行で、他方の面が(111)結晶面に平行であり、頂角が略35.26°になっていて、紫外線ガスレーザ用ビーム拡大プリズムとして用いることができる。
本発明の紫外線ガスレーザ装置は、レーザチャンバと、レーザチャンバの一方の側とその反対側に設置されて光共振器を構成する第1の光学素子及び第2の光学素子と、レーザチャンバ内部に封入されたレーザガスと、そのレーザガスを励起する手段と、励起されたレーザガスから発生する光がレーザチャンバ外部へ出射するためにレーザチャンバに設けられた2つのウィンドウとを有し、前記ウィンドウが前記光共振器の光軸上に沿って配置されている紫外線ガスレーザ装置において、前記各ウィンドウはフッ化カルシウム結晶を成形した互いに平行な2つの平面を有し、前記2つの平面が結晶の(110)結晶面に平行であり、かつ、前記2つの平面は前記光軸に対して38°〜65°の範囲の角度をなして前記レーザチャンバに設けられていることを特徴とするものである。
この紫外線ガスレーザ装置は、ArFエキシマレーザ装置やF2 レーザ装置として構成することができる。
本発明の紫外線ガスレーザ用光学素子は、少なくとも一方の平面がフッ化カルシウム結晶の(110)結晶面に平行であるので、その面にブリュースタ角近傍の角度でレーザ光を入射出させることで、その光学素子による反射損失を少なくしかつ真性複屈折及び応力複屈折による偏光純度の悪化を防止することができ、また、その結晶面は平滑な面とすることができ、レーザ照射により割れや欠陥の発生を防止することができ、寿命を延ばすことができる。
以下、本発明の紫外線ガスレーザ用光学素子及び紫外線ガスレーザ装置をその原理と実施例に基づいて説明する。
まず、ブリュースタ角と偏光の関係について説明する。一般的に、ガスレーザ共振器内に使用されるチャンバウィンドウは、光軸に対してブリュースタ角の角度で配置されることが多い。これは、ブリュースタ角にすることによって、ウィンドウに入射する光のp偏光成分のウィンドウ表面におけるフレネル反射が零になり、100%透過するため、ウィンドウ通過におけるレーザ光の損失がなくなり、出力エネルギが減少しなくなるためである。レーザ光は共振器内を数〜十数回往復して出力されるため、所謂偏光素子であるブリュースタウィンドウを数回通過する間に、s偏光成分はフレネル反射を受け減衰するのに対し、p偏光成分は減衰されることなく透過し、レーザ媒質内を通過することによって増幅されていく。これによりレーザ光は、概ねp偏光方向の直線偏光で出力される。狭帯域化レーザでは、スペクトル線幅を狭帯域化するために、プリズムでビームを拡大し波長分散素子であるグレーティングに入射させている。拡大プリズムは数個使用する場合が多く、各々フレネル反射による出力減少を防止するために、光軸に対してブリュースタ角で配置されている。このため、狭帯域化レーザでは、偏光素子の数が多くなり、結果として出力光の偏光純度が高くなる。ArFエキシマレーザ(波長193.368nm)では、20℃においてフッ化カルシウムの屈折率nが1.501958となるため、ブリュースタ角度は、56.336°になる。また、F2 レーザ(波長157.63nm)では、20℃においてフッ化カルシウムの屈折率nが1.559261となるため、ブリュースタ角度は、57.3°になる。
次に、複屈折による偏光の変化を説明する。一般に、結晶内を伝播する光は、互いに直交する2つの直線偏波状態の波の線形結合であり、それぞれの位相速度と振幅の大きさで、偏光状態と偏光方向が決まる。結晶内に複屈折が発生すると、結晶中を伝播する光ビームの位相速度がその偏波方向に依存してずれていく。これにより、直線偏光であった光ビームは、複屈折物質を通過することによって、互いに直交する2つの波の位相がずれ、直線偏光でなくなる(概ね楕円偏光になる)。このため、結晶内に複屈折が発生すると、p偏光純度が悪くなり、p偏光成分の光強度が減少する。偏光純度を高めるためには、複屈折の影響を受けない、又は、最小にすることが必要となる。
ここで、CaF2 の結晶方位による複屈折の大きさの分布を説明する。結晶における複屈折には、外乱のない理想的な結晶にも本来的に存在する真性複屈折(intrinsic birefringence )と、外部から力学的・熱的な力が加わって生じる応力複屈折(stress birefringence)の2つがある。最近になって、等軸結晶であるフッ化カルシウムでも、真性複屈折が生じることが分かってきた。真性複屈折は、結晶を構成する原子間隔に光の波長が近づくと、その影響が大きくなる。よって、ArFエキシマレーザやF2 レーザの短波長領域で使用する場合、真性複屈折の影響が大きくなり、無視できなくなってきた。真性複屈折及び応力複屈折の両者共、結晶方位による複屈折の大きさの違いがあり、計算によって求められている。
図2に、結晶方位によるCaF2 の真性複屈折の大きさの分布を示す。CaF2 結晶の軸[001]、[100]に対する光の進行方向nの角度θとφを図2(c)のように定義すると、真性複屈折は図2(a)、(b)のようになる。図2(a)の実線は、φを45°に保ったまま進行方向nの軸[001]に対する角度θを0°から90°の間で変化させた場合であり、図2(a)の点線は、φを0°に保ったまま進行方向nの軸[001]に対する角度θを0°から90°の間で変化させた場合であり、また、図2(b)の実線は、θを90°に保ったまま進行方向nの軸[100]に対する角度φを0°から90°の間で変化させた場合である。図2(a)、(b)から明らかなように、結晶方位[111]、[100]、[010]、[001]の方向では、真性複屈折は零になり、逆に、[110]、[011]、[101]の結晶方位の方向では、最大となることが分かる。
また、図3(a)、図4(a)に、CaF2 結晶の応力複屈折の方位依存性を示す。図3(a)は、図3(b)に示すように、結晶方位[001]、[111]、[110]を含む平面内に光の進行方向がある場合で、図3(c)に示すように、(100)面に垂直に圧力を加え、z軸方向に光を進ませ、格子点(1,0,0)と格子点(0,1,0)を通る軸(図3(c))の周りで結晶を回転させた場合の計算結果である。また、図4(a)は、図4(b)に示すように、結晶方位[100]、[101]、[001]を含む平面内に光の進行方向がある場合で、図4(c)に示すように、(100)面に垂直に圧力を加え、z軸方向に光を進ませ、y軸(結晶軸[010])を軸として結晶を回転させた場合の計算結果である。これらの図から分かるように、結晶方位[111]の方向において、応力複屈折が最小となり、その方向から[001]、[110]、[100]の方向に移るにつれてそれぞれピークとなっている。特に[001]軸方向は応力複屈折が最大となっていることが分かる。
以上のことから、真性複屈折、応力複屈折何れの影響も最小限に抑えるためには、CaF2 結晶内では(111)結晶面に垂直(CaF2 は立方格子であり、同じ指数の結晶面と方位は相互に垂直であるから、[111]の方向)に伝播するように光学素子を配置すると、応力複屈折の影響は最小になる。
ところで、CaF2 は[111]結晶方位に沿って結晶成長し、その劈開面は(111)面となる。そのため、CaF2 の光学素子は、(111)面の結晶から切り出して作成される。カットの際、何れかの結晶面に沿ってカットしないと、カット面の結晶構造は微視的に見ると段々になっており、また欠陥も多くなるため、表面粗さが悪くなる。表面粗さが悪い場合、レーザ照射により割れや結晶を構成するフッ素が抜ける欠陥が発生して、実際に例えばレーザチャンバのウィンドウとして使用することができない。そのため、結晶のカット面は結晶方位に合わせて切り出すのがよい。
以上のような前提で、次に本発明の基本原理を説明する。図1に、本発明によるCaF2 を用いたウィンドウ1の断面を示す。CaF2 の結晶方位に合わせて(110)面2、2’でカットする。このようなウィンドウ1においては、結晶内部でレーザ光が(111)面に垂直([111]の方向)に光軸を有するようにするため、結晶内の[110]軸に対して光軸のなす角度が35.26°になるように光を進行させる。これは、[111]軸と[110]軸のなす角度が35.26°であるからである。
いま、レーザがArFエキシマレーザである場合、結晶内での[110]軸に対する光軸の角度が35.26°になるようにするには、結晶外部がパージ用のN2 ガスで満たされているとして、ウィンドウ1の表面2にレーザ光3が入射する角度を60.1°にすればよい。これはスネルの法則により計算される。この入射角60.1°は、CaF2 のブリュースタ角(56.336°)に近く、このときのp偏光のフレネル反射率はわずか0.2%である。したがって、このようなウィンドウ1は、ArFエキシマレーザのブリュースタウィンドウとして使用できる。なお、レーザ光3がF2 レーザ光の場合は、64.1°(ブリュースタ角:57.3°)になり、同様にF2 レーザのブリュースタウィンドウとしても使用可能である。これが本発明の基本原理である。
図5に、図1のウィンドウ1を得るためのCaF2 の結晶格子に対するカット面((110)面)と、結晶内部でレーザ光が[111]の方向になるようにこのカット面にレーザ光を入射させる場合の入射面(カット面の法線N([110]軸と平行)と入射光軸とを含む平面)との関係と、その場合の入射角60.1°と屈折角35.26°を示す。
また、図6に、CaF2 結晶の劈開面((111)面)に対してウィンドウ1を得るためのカット面((110)面)の角度関係を図示する。[111]軸と[110]軸のなす角度が35.26°であるから、(110)面は(111)面に対して角度35.26°をなす面である。
このウィンドウ1をレーザチャンバに取り付けるときは、ウィンドウ1を構成するCaF2 結晶内でのレーザ光の光軸が[111]の方向になるように、ウィンドウ1の取り付け位置をその面内で回転調整しなければならない。図7(a)にその様子を示す。図7(b)は、入射角60.1°でレーザ光3を入射させながら、図7(a)に示すように、[111]軸の周りでウィンドウ1を回転させた場合の、真性複屈折の大きさの変化を示している。この図7(a)から明らかなように、1回転の中で2回(図では180°と0°)複屈折がゼロとなる。これは、ウィンドウ1内の屈折光がCaF2 結晶内の[111]の方向と、[111]の方向と等価な[11−1]の方向(マイナス符号“−”は、本来数字の上に付される。)とに合ったときである。このため、ウィンドウ1をレーザチャンバに取り付けるときは、ウィンドウ1を面((110)面)内で回転させて複屈折が最小となる(透過後のp偏光強度が最大となる)位置で取り付けることが必要である。
又は、ウィンドウ1を取り付ける前に、X線回折分析を行い、結晶方位を予め計測しておくようにしてもよい。ウィンドウ1の[111]軸方向の側面に印を付けておき、その印に従って取り付けるようにすると効率が良い。
以上、本発明の紫外線ガスレーザ用光学素子をウィンドウとして使用する場合について説明したが、これは、レーザ装置の他の部位で使用することもできる。その例を説明するために、図8に、2ステージレーザシステムの主として光学系の概略の構成と、その中での本発明による紫外線ガスレーザ用光学素子の配置例を示す。
2ステージレーザシステムは、例えば特許文献3に示されているように、発振用レーザ10とその発振用レーザ10から発振されたレーザ光(シード光)を入射させて増幅する増幅用レーザ20とからなるもので、特に狭帯域で40W以上の高出力が必要な露光用のArFエキシマレーザ装置やF2 レーザ装置に期待されているものである。発振用レーザ10にはレーザガスが封入されるレーザチャンバ11と、共振器を構成する狭帯域化モジュール14及び出力鏡としての部分反射ミラー15とが含まれ、さらに、図示していないレーザガス励起システムや制御系、さらには、冷却系、ガス交換システム等が含まれる。レーザチャンバ11には、前記のように、光軸上に2つのウィンドウ12と13が取り付けてある。また、狭帯域化モジュール14には、ビーム拡大光学系を構成する単数あるいは複数のビーム拡大プリズム16(図では2個)と、狭帯域化素子としてのグレーティング17(又はエタロン)が含まれる。増幅用レーザ20も、レーザガスが封入されるレーザチャンバ21と、共振器を構成する部分反射ミラー24、25とが含まれ、さらに、図示していないレーザガス励起システムや制御系、さらには、冷却系、ガス交換システム等が含まれる。レーザチャンバ21には、光軸上に2つのウィンドウ22と23が取り付けてある。なお、図8においては、発振用レーザ10から発振されたレーザ光は、ミラー18と19でそれぞれ反射されて増幅用レーザ20に入射するように構成されている。
そして、レーザチャンバ11、21に取り付けるウィンドウ12、13、22、23を本発明による紫外線ガスレーザ用光学素子で構成することが望ましいのは上記の通りであるが、発振用レーザ10の狭帯域化モジュール14内で使用されるビーム拡大プリズム16にも使用できる。また、発振用レーザ10の共振器を構成する部分反射ミラー15、増幅用レーザ20の部分反射ミラー24、25は、複屈折を最小にすべく、(111)面に沿ってカットして、CaF2 結晶内部を透過するレーザ光の光軸が(111)面に垂直となるようにすることが望ましい。また、増幅用レーザ20の部分反射ミラー24、25を取り外したMOPA(Master Oscillator Power Amplifier )システムに本発明を適用しても同様の効果がある。
次に、実施例1として、本発明の紫外線ガスレーザ用光学素子をチャンバウィンドウ12、13、22、23に適用する場合を説明する。
図9に、本発明の紫外線ガスレーザ用光学素子をチャンバウィンドウに適用する場合の断面図を示す。この図面は本質的に図1と同様であるが、図1のウィンドウ1は入射角が60.1°なので、正確にはブリュースタ角ではなく、レーザ光3は僅かのフレネル反射を受ける。このため、入射角θをその角度60.1°を中心に前後に振った場合、射出光4の複屈折によるp偏光純度の悪化によるp偏光成分の光強度の減少と、ウィンドウ1の表面2、2’でのフレネル反射によるp偏光成分の光強度の減少の2つを考慮すると、入射角θに対するp偏光純度(出力レーザ強度)の曲線が描ける。図10はその計算結果であり、露光機の偏光照明での必要な偏光純度の許容幅に従って、入射角の許容幅も決められる。以下に、p偏光純度の許容幅に対する入射角の許容幅を示す。以下の値は、ArFエキシマレーザ(波長193.368nm)に対する値を括弧外に、F2 レーザ(波長157.63nm)に対する値を括弧内にそれぞれ示す。
偏光純度99%以上:許容入射角幅55°〜58°(56°〜59°)
偏光純度95%以上:許容入射角幅52°〜60°(53°〜60°)
偏光純度90%以上:許容入射角幅49°〜62°(50°〜62°)
偏光純度80%以上:許容入射角幅44°〜64°(46°〜64°)
偏光純度70%以上:許容入射角幅38°〜65°(41°〜65°)
例えば、偏光純度70%以上あればよい場合は、ArFエキシマレーザの場合は、ウィンドウ1の入射角θの許容幅は38°〜65°であり、F2 レーザの場合は、41°〜65°である。これが、80%以上の場合は、それぞれ44°〜64°、46°〜64と若干狭くなるが、レーザチャンバ11、21のウィンドウ12、13、22、23としては、十分な許容角度誤差で取り付けることができる。
次に、本発明の紫外線ガスレーザ用光学素子をビーム拡大プリズムに適用する場合を説明する。
図11に、本発明を狭帯域化モジュール14内のビーム拡大プリズム16に適用する場合の断面図を示す。ビーム拡大プリズム16の頂角を36.26°にすることによって、プリズム斜面31は(110)面に、直角射出面32は(111)面になる。従来は、CaF2 結晶の面方位とは無関係な面を使用していたため、面31、32の表面粗さが悪く、レーザ照射により割れや結晶を構成するフッ素が抜ける欠陥が発生しがちであったが、図11のような面方位を選んで表面粗さを小さくなることによって、表面の光照射によるダメージが軽減され、光学素子の寿命が増加する。プリズム16内の透過光は、(111)面にに垂直に進むため、複屈折の影響が最小になる配置である。なお、(111)面はブリュースタ角ではないので、表面を反射防止(AR)コートを施しておくことが望ましい。
以上、本発明の紫外線ガスレーザ用光学素子及び紫外線ガスレーザ装置を実施例に基づいて説明したが、本発明はこれら実施例に限定されず種々の変形が可能である。
本発明によるCaF2 を用いたウィンドウの断面図である。 結晶方位によるCaF2 の真性複屈折の大きさの分布を示す図である。 CaF2 結晶の応力複屈折の方位依存性を示す図である。 CaF2 結晶の応力複屈折の方位依存性を示す図である。 図1のウィンドウを得るためのCaF2 の結晶格子に対するカット面と、結晶内部でレーザ光が[111]の方向になるようにレーザ光を入射させる場合の入射面との関係を示す図である。 CaF2 結晶の劈開面に対してウィンドウを得るためのカット面の角度関係を示す図である。 図1のウィンドウをレーザチャンバに取り付けるときの調整方法を説明するための図である。 2ステージレーザシステムの主として光学系の概略の構成とその中での本発明による紫外線ガスレーザ用光学素子の配置例を示す図である。 本発明の紫外線ガスレーザ用光学素子をチャンバウィンドウに適用する場合の断面図である。 ウィンドウへの入射角に対するp偏光純度(出力レーザ強度)の依存性を示す図である。 本発明を狭帯域化モジュール内のビーム拡大プリズムに適用する場合の断面図である。
符号の説明
1…ウィンドウ
2、2’…表面(カット面)
3…レーザ光
4…射出光
10…発振用レーザ
11…レーザチャンバ
12、13…ウィンドウ
14…狭帯域化モジュール
15…出力鏡(部分反射ミラー)
16…ビーム拡大プリズム
17…グレーティング
18、19…ミラー1
20…増幅用レーザ
21…レーザチャンバ
22、23…ウィンドウ
24、25…部分反射ミラー
31…プリズム斜面
32…直角射出面

Claims (6)

  1. 2つの平面を備えて紫外線がその1つの平面から入射し、他の平面から射出するフッ化カルシウム結晶からなる紫外線ガスレーザ用光学素子において、少なくとも一方の平面がフッ化カルシウム結晶の(110)結晶面に平行であることを特徴とする紫外線ガスレーザ用光学素子。
  2. 前記の2つの平面は互いに平行な平面であり、該2つの平面は結晶の(110)結晶面に平行であり、紫外線ガスレーザ用チャンバウィンドウとして用いられることを特徴とする請求項1記載の紫外線ガスレーザ用光学素子。
  3. 断面三角形をなすプリズムとして構成され、頂角を挟む一方の面が(110)結晶面に平行で、他方の面が(111)結晶面に平行であり、頂角が略35.26°になっていて、紫外線ガスレーザ用ビーム拡大プリズムとして用いられることを特徴とする請求項1記載の紫外線ガスレーザ用光学素子。
  4. レーザチャンバと、レーザチャンバの一方の側とその反対側に設置されて光共振器を構成する第1の光学素子及び第2の光学素子と、レーザチャンバ内部に封入されたレーザガスと、そのレーザガスを励起する手段と、励起されたレーザガスから発生する光がレーザチャンバ外部へ出射するためにレーザチャンバに設けられた2つのウィンドウとを有し、前記ウィンドウが前記光共振器の光軸上に沿って配置されている紫外線ガスレーザ装置において、前記各ウィンドウはフッ化カルシウム結晶を成形した互いに平行な2つの平面を有し、前記2つの平面が結晶の(110)結晶面に平行であり、かつ、前記2つの平面は前記光軸に対して38°〜65°の範囲の角度をなして前記レーザチャンバに設けられていることを特徴とする紫外線ガスレーザ装置。
  5. ArFエキシマレーザ装置として構成されていることを特徴とする請求項4記載の紫外線ガスレーザ装置。
  6. 2 レーザ装置として構成されていることを特徴とする請求項4記載の紫外線ガスレーザ装置。
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